1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 9 | 0 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 2 | 9 | 1 | 0 |
勝利投手:赤星 優志(5勝5敗0S) (セーブ:マルティネス(1勝0敗23S)) 敗戦投手:髙橋 光成(2勝4敗0S) |

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◆巨人は1点を追う4回裏、増田陸の犠飛で同点とする。そのまま迎えた6回には、2死二塁から小林の適時打が飛び出し、勝ち越しに成功した。投げては、先発・赤星が6回1失点8奪三振の好投で今季5勝目。敗れた西武は、打線が再三の好機を生かしきれなかった。
◆巨人は交流戦最終カードで過去5年(20年を除く)は負け越しが1度しかない西武3連戦に臨む。24年は2勝1敗、23年は3連勝、22年は1勝2敗、21年は1勝2分け、19年は2勝1敗と好データが並ぶ。一方で今季ここまでの交流戦を9勝6敗で2位タイにつける西武に対し、巨人は4勝9敗と苦戦を強いられている。19日の日本ハム戦では北山に9回1死までノーヒットノーラン投球をされた。大城卓三捕手(32)のソロ弾でなんとか一矢報いるも完敗を喫し、二岡智宏ヘッドコーチは「こちらも反省しなきゃいけないところはあると思います。ただ、全部が悪い当たりではなかったと思いますし、そういうところは若い選手も多いので、こういう経験もして、こういう投手に対してってところはもっと勉強して、こちらも良いアドバイスができるようにってところもあると思いますんで、その辺だったかなと思います」と話した。昨季の同カードは予告先発として発表されている高橋光成投手を4回途中、8安打、3得点で攻略してKOしている。西武3連戦は好材料はそろっている。阿部慎之助監督(46)は「最後にね、何とかか意地を見せてくれたんで今日はそれでいいです。チームとして(明日に)つないでほしいですしね」と敗戦の中での1発を次戦につないでいく。
◆巨人赤星優志投手(25)がリベンジに燃える。20日西武戦(東京ドーム)に先発。前回登板の13日オリックス戦(京セラドーム大阪)は7回6失点(自責5)と悔しい結果に終わっただけに「前回ちょっとやられているので、なんとかリベンジできるように頑張ります」と意気込んだ。この1週間で自分の投球を見つめ直した。今季はここまで12試合に登板して4勝5敗、防御率2・20。「今シーズン良かった時は思い切ってゾーンに投げられてた」と振り返る。「前回は細かいところを狙いすぎていたので。そこをもう1回見つめ直して、投げたいと思います」と話した。西武と対戦したのは22年の交流戦が最後で、直近2年間は対戦がなかった。相手打線のラインアップも当時とは大きく変わっているが「こっちもランナーを出してからなんとか粘れるように。まずはランナーを出さないことを意識しながら投げていきたい」と見据えた。
◆巨人のスタメンが発表され、小林誠司捕手(36)が8番に座り、今季初めてスタメンマスクを被ることになった。ここまで出場は2試合で、ともに代打だった。18日の日本ハム戦(東京ドーム)では1-1の7回に代打で犠打を決めて勝利を引き寄せた。スタメン発表に先駆けてドームでアナウンスされたバッテリー紹介では、小林の名前が告げられると客席から大きな歓声が起きた。先発赤星優志投手(25)とともに、カード初戦を白星で飾りたい。
◆7月20日に香川・丸亀で開催される「レクザム フレッシュオールスターゲーム2025」の出場選手が20日、発表された。西武からは篠原響投手(18)村田怜音内野手(23)仲三河優太外野手(22)の3人が選出された。高卒ルーキー右腕の篠原は「驚きの気持ちの方が大きいです。周りは先輩ばかりですが、遠慮せず一番目立ちたいと思います」と、右打ちスラッガーの村田は「試合では1本打って自信にして、今後1軍で活躍できるように頑張ります」と、左打ちスラッガーの仲三河は「初めて対戦する投手が多いですが、直球をホームランにしたいです」と、それぞれ意気込みをコメントした。
◆西武の高橋光成投手(28)がうれしいプロ初ヒットを放った。2回2死二塁で打席へ。巨人赤星のカーブを三遊間へ転がすと、懸命に一塁へ走り、両手を広げながらベースを駆け抜けた。遊撃内野安打となる「セーフ」のジャッジに、今度は両手を挙げた。記念球は西武ベンチへ戻された。西武ひと筋の高橋はこれまで17打席に立ち、安打はなく、11三振。「当たることを祈って」と打席へのイメージを膨らませていたが、プロ18打席目にしてうれしい初ヒットになり、その後1番西川が適時内野安打を放った。
◆すしレースに"超大物"が参戦した。エントリーしたキッズの中に体重190キロの大男が紛れ込んだ。エビは練馬区出身のお笑いコンビ・ママタルトの大鶴肥満(33)。スタートラインに並ぶとひときわ、デカい。カウントダウン後、5貫一斉にスタート。好スタートを切ったアナゴとは対照的に、エビは出遅れた。大外のコハダとマグロが先頭を引っ張るアナゴを追う。エビも中盤までは猛追体制でタマゴは最後尾。終盤に差しかかりスタミナ切れで失速。アナゴが逃げ切って1着。2着コハダ、3着マグロ、4着エビ、5着タマゴ。通算成績はアナゴが13勝、エビ6勝(白エビ1勝を含む)、マグロ6勝、タマゴ4勝、コハダ3勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆巨人小林誠司捕手(36)がほえた。1点リードの7回無死一、二塁のピンチの場面だった。カウント1-1から打者滝沢はバントの構え。小林は腰を浮かせた。2番手中川の136キロフォークで空振りを奪い、強肩を発動して二塁にけん制。慌てて戻ろうとして二塁走者の児玉は三塁進塁に切り替えるも、捕-遊-三で盗塁死。小林は雄たけびを上げながらガッツポーズ。ベテラン捕手の好判断で1死一塁とし、滝沢を見逃し三振に仕留めた。小林は今季初のスタメンマスクに攻守で応えた。同点の6回2死二塁では中前に落とすポテンヒットで今季初安打&初打点。ムードメーカーがこん身の適時打でベンチもスタンドも大いに盛り上げた。
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◆巨人が小林誠司捕手(36)の攻守にわたる活躍で交流戦で初めてカード初戦を制し、勝敗を5分に戻した。8番で今季初めてスタメンマスクをかぶると、1-1の6回に西武先発高橋から中前打。出場3試合目での今季初安打が初適時打となり、勝ち越し点をマークした。頼れるベテランが頼もしい仕事をみせた。守っては先発赤星優志投手(25)の6回1失点の好投を引き出し、試合を引き締めた。
◆交流戦3カード連続勝ち越し中の西武が、巨人との初戦を落とした。他球場の結果次第では、西武の交流戦Vが消滅する可能性もある。1-1の6回、粘ってきた先発の高橋光成投手(28)が2死後、巨人オコエに二塁打を許すと、直後の小林にポテンヒットを許し、勝ち越された。7回には代打セデーニョ、西川の連打で無死一、二塁とするも、2番滝沢のバント空振りで二塁走者児玉(セデーニョの代走)が帰塁できず、タッチアウト(記録は盗塁死)。その後、結局得点を挙げることができなかった。西武は19日のDeNA戦(横浜)を勝利したものの、攻撃では同様の走塁死を2つ記録している(ともにけん制死)。
◆交流戦3カード連続勝ち越し中の西武が、巨人との初戦に敗れた。1-2の点差以上に痛い負け方。チャンスの場面も含め5番外崎が3三振し、7回2死満塁の一打逆転の好機でも田中瑛のシュートにバットを粉砕されての遊ゴロ。西口監督も「もう4打席目は何とかしてくれるかなーって淡い期待は抱いてたんだけどね。本人も東京ドーム相性いいって言ってたんでね。はぁ」とため息をついた。前夜19日DeNA戦で走塁ミスが2つあり、この夜も。7回無死一、二塁。滝沢がバントを空振りし、二塁走者の児玉が飛び出してアウト(記録は盗塁死)。「そういう失敗をしているようじゃチャンスはものにできない」と指揮官も嘆くところだ。先発高橋も6回に2死走者なしから連打で決勝点を奪われ、交流戦は21年から12連敗となった。10試合連続で日本ハムと同じ星取りだったが、11試合目にして"根負け"した形に。どう耐えるか、西武の真価が問われる。
◆巨人阿部慎之助監督(46)が小林スタメンプランを数日前から温めていたことを明かした。攻守で大活躍を見せたベテラン捕手に「一昨日か、それぐらいかな。ライオンズ戦は(スタメンで)行くと決めていたので」と小林本人にも事前に伝えた。決勝打はスタンドも割れんばかりの大歓声で沸き「盛り上がったね。当たりはどうあれ勝利打点だからね。たまにスタメンで出て、こうやってできる。素晴らしいな、頼もしいなと思って見てました」と絶賛した。▽巨人赤星(6回7安打1失点で5勝目)「前回まではちょっとコース狙ったりとかっていうのがあったんですけど、思い切ってストライクゾーンめがけて投げた結果かなと思います」
◆巨人が小林誠司捕手(36)の攻守にわたる活躍で交流戦で初めてカード初戦を制し、勝敗を五分に戻した。8番で今季初のスタメンマスクをかぶると、6回に西武先発高橋からの今季初安打が決勝の適時打。先発赤星優志投手(25)の6回1失点での5勝目にも貢献した。プロ12年目、侍ジャパンでも活躍したベテランが存在感を放った。打った直後に漏れた声は「あ~」だった。小林は顔をしかめた。「遊撃は源田選手。捕られるだろうな」。1-1の6回2死、二塁からオコエが三塁を回った。ドームの全方位から、願うような声がボールの行方に集まった。「きれいなヒットはなかなか打てない。気持ちと、皆さんの応援が打たせてくれました」。背走の源田を含め、西武の3人の野手の真ん中へ芸術的なポテンヒット。「落ちた瞬間うれしかったです!」と一塁上で両拳を振った。「気持ち」は実際にあるのでは-。そう思わせる、人一倍大きな声援が今季の小林には注がれる。この日は試合前のバッテリー紹介で初スタメンが告知されると、まだ半数ほどの客席から、満員並みの応援が起きた。交代で今季初出場となった13日オリックス戦では、5回からの登場に敵地京セラドーム大阪が沸騰した。「本当に力になります」と感謝は尽きない。そのオリックス戦で赤星と組んで3回無失点。阿部監督がこの日の先発を決めた。5月24日に1軍昇格後、ついに勝ち取ったスタメンマスクで、再び赤星の好投を引き出した。1点リードした7回無死一、二塁では、強肩を発動して二塁にけん制。慌てて戻ろうとした二塁走者の児玉は三塁進塁に切り替えるも盗塁死。雄たけびを上げてガッツポーズした。「日頃からいろいろな状況を想定して準備している」。常に自分が試合に出ている感覚、イメージを持ち、試合を終えた投手と会話できる機会を探す。「今やったら話してくれるかなとか。すごく大事だと思う」。仲間が少しでもいいプレーをできるため、勝利のための献身は変わらない。甲斐の加入で正捕手争いは激しいが、「拓也ともいろんな話をしながら、捕手としてはより強くなったと思ってる」と歓迎する。「もっと投手陣とかみ合ってチームとして強くなっていけば、もっともっと勝っていける」。気持ちを込め、支えていく。【阿部健吾】▽巨人赤星(6回7安打1失点で5勝目)「前回まではちょっとコース狙ったりとかっていうのがあったんですけど、思い切ってストライクゾーンめがけて投げた結果かなと思います」
◆巨人が、西武に競り勝ち、勝率を再び5割に戻した。同点の6回2死二塁、今季初スタメンだった小林誠司捕手(36)が勝ち越しの適時打を放ち、1点のリードを投手陣が守った。この日は、他のセ・リーグ5球団が敗れ、リーグで唯一の白星。"ひとり勝ち"で首位阪神との差を4ゲームとし、2位DeNAに0・5差に迫った。今季は6日に楽天、10日に中日、14日にヤクルト、18日に楽天、19日に阪神が"ひとり勝ち"に成功した。今季の交流戦の通算成績は、パ・リーグが57勝、セ・リーグが36勝でパが21勝上回る(2引き分け)。
◆巨人・小林誠司捕手(36)が「8番・捕手」で今季初めて先発起用された。レギュラーシーズンの先発起用は菅野(現オリオールズ)が先発した昨年9月28日の広島戦(マツダ)以来265日ぶり。赤星をリードする。
◆巨人は『炭谷カンパニー』の東京支社グッズを発売した。西武・炭谷が2019年から21年途中まで在籍した際、球団公式SNS内で『社長』と呼ばれる炭谷を中心とした仲良しグループの呼び名として定着。炭谷の西武入団後もグッズ販売などで活動が続き、複数球団に〝支社〟を展開。『東京支社執行役員』の肩書を持つ増田大は「すべて炭谷社長のお人柄です」と敬意を表した。
◆今季初先発した巨人・小林誠司捕手(36)が勝ち越し適時打を放った。1-1の六回2死二塁。初球の変化球をスイングし、打球は遊撃と中堅のちょうど間に落ちるポテンヒット。今季6打席目で初安打を放ち、塁上でガッツポーズを見せた。
◆12球団屈指の捕手陣を誇る巨人は小林、大城卓、甲斐、岸田がベンチ入りしている。全員が野球日本代表「侍ジャパン」経験者という豪華ぶり。捕手4人が同時にメンバー入りするのは珍しいが、それぞれが個性を出している。最年長36歳の小林は、「8番・捕手」でこの日が今季初先発。昨季は同学年の菅野(現オリオールズ)の登板日に毎試合先発していた。豊富な経験を生かし、捕手陣を支えている。大城卓は強打を武器に2023年まで正捕手として活躍。19日の日本ハム戦(東京ドーム)では、ノーヒットノーラン(無安打無得点)投球を続けていた北山から九回1死、右越えソロを放った。途中出場で結果を出した選手会長は「コンパクトになんとか食らいついた」と意地を見せた。試合前時点ではチーム最多49試合で先発マスクをかぶっているのが、昨オフにソフトバンクから加入した甲斐。開幕直後は打率3割をキープするなど、打撃でも貢献していた。岸田はリード面で助っ人左腕のグリフィンから厚い信頼を得ており、出場機会を増やしている。開幕当初はベンチを温める時間が長かったが、「悔しい気持ちはあるが、そこで何もしなかったら結局一緒。与えられた場面で自分の仕事ができるように」と常に準備を怠らなかった。日頃のミーティングで情報共有などを行っている捕手陣。それぞれの色を出し、一枚岩となってチームを勝利に導く。小林は今季初先発に奮起した。1-1の六回2死二塁で中前に勝ち越しの適時打を放った。今季初安打が貴重な一打になった。
◆2019年6月4日のヤクルト戦で勝利投手となったのを最後に、交流戦11連敗中の西武・高橋光成投手(28)が、憧れの巨人相手に連敗ストップに挑んだ。「子供の頃、ジャイアンツファンだったので。楽しみというか、うれしいです。ファンクラブにも入会していました」群馬県の実家からたびたび東京ドームを訪れ、川相昌弘が世界記録となる512個目の送りバントを決めた2003年8月20日の巨人-横浜(現DeNA)も観戦したという。なかでもファンだったのは阿部慎之助と高橋由伸。特に阿部慎之助は実家に名前入りの応援タオルを飾るほどに好きだった。プロ2年目の2016年6月8日の巨人戦(西武プリンスドーム)では、その憧れの人と初対戦し、3安打を許した。通算100度目の猛打賞を達成した阿部は試合後、報道陣に「いいピッチャーだと思うよ。『FA(フリーエージェント)をとったら、巨人に来い』って書いておいてよ」と話したものだった。くしくも、その高橋は今年5月11日に国内FA権の取得条件を満たした。高橋はその2016年6月8日、さらに昨年5月31日(ベルーナ)の巨人戦でも敗戦投手。初めてとなる東京ドームでの巨人戦で三度目の正直となるか。一回はわずか10球で三者凡退と最高の立ち上がりをみせた。さらに打撃でも、二回2死二塁で遊撃内野安打。プロ11年目、通算18打席目の初安打に、一塁ベース上で両腕を高々と掲げた。この自身の初安打でチャンスを広げ、西川の適時打で先制点。しかし、四回に増田の犠飛で同点、六回には小林の適時打で逆転された。七回に代打を送られ、2死満塁の好機を作ったが無得点に終わった。ここで逆転していれば勝利投手の権利が発生していたが...。高橋は結局、6回9安打2失点で今季3勝目ならず。交流戦11連敗に終止符は打てなかった。
◆巨人は逆転勝ちを収めた。阿部慎之助監督(46)は小林誠司捕手(36)を「8番」で今季めて先発起用。小林の決勝打を放つ活躍に「盛り上がったね。盛り上がるでしょうね。だけど、当たりはどうあれ、こういう勝利打点だから。たまにスタメンで出てこうやってできるんだからね。素晴らしいな、頼もしいなと思って見ていましたよ」と目を細めた。数日前にこの日のスタメン起用を決断したという。坂本、丸らベテランを起用しながら戦う指揮官は「(故障中の岡本)和真の穴は、誰にも埋められないんだけど、いるメンバーでなんとかしのいで、今日みたいなね。勝つなら2対1! これしかない!」と力を込めて語り、会見場を後にした。
◆巨人は今季初先発の小林誠司捕手(36)が六回に勝ち越し打を放ちチームを勝利に導いた。先発の赤星優志投手(25)は6回1失点の好投で5勝目(5敗)を挙げた。以下、小林のヒーローインタビュー。--ファンから大声援「本当に自分の力になりますし、感謝してます。ありがとうございます」--今季初のスタメンマスク「まず最初には、チーム勝つためにできることをしっかりやるっていうことと、常日頃からしっかり準備をしながら、甲斐選手が入りましたけど、しっかりコミュニケーションも一緒にとって、キャッチャー陣みんな頑張ってますので、変わらぬご声援よろしくお願いします」--開幕は2軍スタート「2軍にいても気持ちは変わらないですし、2軍でも頑張ってる選手たくさんいる。ジャイアンツは1つになって8月、9月必ず優勝争いに飛び込んでいくので、また明日勝てるように頑張りたいなと思います」--今季初安打が決勝打「今年ヒットを打てるのかなと思ってたんですけど、今日打ててよかったです」--明日以降の試合に向けて「明日も変わらずしっかり準備して、チームが勝つためにみんな一緒に頑張ってるので、皆さんのご声援もこれからもよろしくお願いします」
◆西武・高橋光成投手(28)は9安打を浴びながらも6回2失点と粘ったが今季4敗目。交流戦は2019年6月4日のヤクルト戦で勝利投手となったのを最後に、実に12連敗となった。「納得まではいかないが、ゲームを作ることはできた。ヒットは打たれたが、その中でもイニングの最少失点で抑えることができたのでよかった。ボール自体も球威はあったが、甘く入ってしまう場面については次回までに修正したい」巨人は憧れのチームだった。幼少期からの大ファンで、ファンクラブにも入会。群馬県の実家からたびたび東京ドームを訪れ、川相昌弘が世界記録となる512個目の送りバントを決めた2003年8月20日の巨人-横浜(現DeNA)戦も観戦したという。なかでもファンだったのは現監督の阿部慎之助だった。しかし、これで対巨人戦も3戦全敗となった。打撃でも見せ場は作った。二回2死二塁で遊撃内野安打。プロ11年目、通算18打席目の初安打に、一塁ベース上で両腕を高々と掲げた。一、三塁とチャンスを広げ、次打者・西川の二塁内野安打で先制点がもたらされた。悔やまれるのは1-1の六回。2死無走者からオコエ、小林に初球を連打されて、勝ち越し点を許した。西口監督も「やっぱりオコエ。それまで2打席連続で三振を取っててね、3打席目ってところの初球の入り。甘くなって打たれているので、気持ち的に油断があったかなというふうには多少見えた」と評した。これでチームも東京ドームでの巨人戦は、2018年6月8日に勝利したのを最後に、2分けを挟んで7連敗。通算でも8勝22敗2分けとなった。(東山貴実)
◆「5番・三塁」で先発出場した西武・外崎修汰内野手(32)が3三振を含む4打数無安打の大ブレーキとなった。3打席連続三振で迎えた1点を追う七回2死満塁の大チャンス。巨人・田中瑛のシュートにバットをへし折られて遊ゴロに終わった、西口監督は「もう4打席目は何とかしてくれるかなってね、淡い期待は抱いてたんだけどね...。本人もね、(試合前は)『東京ドームは相性がいい』って言ってたんでね」と渋面を作った。同選手は、オンラインカジノ賭博容疑で埼玉県警に書類送検されていたことが19日に明らかになっていた。
◆攻守でスタンドからの歓声を独り占めした。巨人・小林誠司捕手(36)が今季初先発し、今季6打席目で初安打。六回に値千金の決勝打を放ち、両手でガッツポーズをつくった。「ショートが源田選手だったので、捕られるだろうなと思って走っていた。落ちた瞬間、うれしかったです。気持ちと、皆さんの応援が打たせててくれました」捉えた打球ではなかったが、遊撃手と中堅手の間に落ち、二塁走者を生還させた。直後の七回無死一、二塁の守備では飛び出した二塁走者を牽制で刺した。瞬時の判断でチームを救い「あのケースは狙っているし、見せ場だと思う。いろんな状況を想定した練習の成果が出てよかった」と胸を張った。準備を怠らなかった。昨季は同学年の菅野智之(現オリオールズ)の女房役として登板日は毎試合マスクをかぶったが、今季は5月24日に1軍昇格して以降、先発出場機会がなかった。ベンチから戦況を見つめる時間が長い分、「自分だったらこうしたかなとか、常に自分が試合に出ている感覚で」とイメージを膨らませた。試合後は、その日に登板した投手と会話を重ねた。「今だったら話してくれるかなという時間を見つけて、『あのとき、どうだった?』とか。そういう会話はすごく大事」。日頃の積み重ねがグラウンドで生きた。ベテランに先発マスクを託した阿部監督は「たまにスタメンで出て、こうやってできる。素晴らしいし、頼もしい」と賛辞を惜しまなかった。チームは勝率5割復帰。若手、ベテランとチーム一丸で、残り3戦となった交流戦を勝ち切る。(原田優介)
◆巨人・赤星優志投手(25)が6回1失点、8奪三振で自己最多タイの5勝目を挙げた。前回登板では四回までに6失点したが、捕手が小林に代わった後に好投したこともあり、この日は小林とバッテリーを組んだ。3週間ぶりに白星をつかんだ右腕は「1年目のときから、いろいろと声を掛けてくださった。実際に組んでみて、やっぱり楽しいというか、感覚は良かった。思いきって投げることができました」と感謝した。
◆巨人・小林誠司捕手(36)が今季初先発し、今季6打席目で初安打。六回に値千金の決勝打を放った。【番記者のちょっといい話】巨人・小林は春季キャンプから5月24日の初昇格まで2軍生活が続いたが、決して腐らない姿勢は「声出し番長」の仕事ぶりにも表れていた。2軍戦では出番がない日もベンチから大きく、よく通る声で味方を鼓舞する。クスっと笑える〝ヤジ〟も得意技。楽天・山田遥楓(はるか)の打席では「バッター、(配球の)ヤマ張るかー?!」とダジャレを連呼して両軍ナインをニヤつかせた。2軍では全体練習前に一足早くグラウンドでストレッチを始め、試合のイニング間には若手が務める外野手のキャッチボール相手を買って出る。「どんな立場でいようと、腐らず練習はたくさんする男」という阿部監督の言葉はチーム全員の総意だ。野手の間に落ちたラッキーな決勝打は、日頃の行いが引き寄せたのだと思う。(巨人担当キャップ・谷川直之)

<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
11 | 4 | 1 | 0.733 (↑0.019) | - (-) |
2 | 76 (+2) | 38 (+1) | 10 (-) | 10 (-) |
0.268 (↓0.005) | 2.280 (↑0.1) |
2 (-) |
ORIX |
10 | 6 | 0 | 0.625 (↑0.025) | 1.5 (-) |
2 | 62 (+10) | 57 (+8) | 6 (+2) | 8 (-) |
0.264 (↑0.006) | 3.300 (↓0.22) |
2 (-) |
日本ハム |
10 | 6 | 0 | 0.625 (↑0.025) | 1.5 (-) |
2 | 60 (+1) | 44 (-) | 14 (-) | 10 (+2) |
0.266 (↓0.007) | 2.570 (↑0.18) |
4 (1↑) |
楽天 |
9 | 6 | 1 | 0.600 (↑0.029) | 2 (-) |
2 | 46 (+4) | 45 (-) | 6 (-) | 10 (+1) |
0.251 (↑0.002) | 2.110 (↑0.14) |
5 (3↓) |
西武 |
9 | 7 | 0 | 0.563 (↓0.037) | 2.5 (↓1) |
2 | 33 (+1) | 39 (+2) | 3 (-) | 9 (+1) |
0.232 (↑0.002) | 2.220 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
8 | 7 | 0 | 0.533 (↑0.033) | 3 (-) |
3 | 45 (+6) | 50 (+1) | 9 (+1) | 12 (+1) |
0.225 (↑0.007) | 3.340 (↑0.17) |
7 (-) |
広島 |
7 | 9 | 0 | 0.438 (↓0.029) | 4.5 (↓1) |
2 | 61 (-) | 70 (+4) | 7 (-) | 16 (+1) |
0.260 (↓0.003) | 4.180 (↑0.08) |
7 (-) |
阪神 |
7 | 9 | 0 | 0.438 (↓0.029) | 4.5 (↓1) |
2 | 54 (+1) | 37 (+2) | 12 (-) | 17 (+1) |
0.250 (↑0.003) | 2.180 (↑0.03) |
7 (-) |
中日 |
7 | 9 | 0 | 0.438 (↓0.029) | 4.5 (↓1) |
2 | 40 (-) | 54 (+1) | 7 (-) | 17 (-) |
0.231 (↓0.005) | 3.370 (↑0.16) |
10 (-) |
DeNA |
6 | 10 | 0 | 0.375 (↓0.025) | 5.5 (↓1) |
2 | 39 (+1) | 49 (+6) | 8 (-) | 7 (-) |
0.197 (↓0.009) | 3.040 (↓0.2) |
11 (-) |
巨人 |
5 | 9 | 1 | 0.357 (↑0.049) | 5.5 (-) |
3 | 33 (+2) | 44 (+1) | 5 (-) | 7 (-) |
0.219 (↑0.005) | 2.710 (↑0.12) |
12 (-) |
ヤクルト |
4 | 11 | 1 | 0.267 (↓0.019) | 7 (↓1) |
2 | 46 (+8) | 68 (+10) | 9 (-) | 10 (-) |
0.225 (↑0.011) | 4.090 (↓0.37) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
37 | 29 | 2 | 0.561 (↓0.008) | - (-) |
75 | 232 (+1) | 158 (+2) | 39 (-) | 59 (+1) |
0.244 (↑0.001) | 2.110 (-) |
2 (-) |
DeNA |
32 | 31 | 3 | 0.508 (↓0.008) | 3.5 (-) |
77 | 208 (+1) | 179 (+6) | 33 (-) | 34 (-) |
0.229 (↓0.002) | 2.490 (↓0.05) |
3 (1↑) |
巨人 |
33 | 33 | 2 | 0.500 (↑0.008) | 4 (↑1) |
75 | 195 (+2) | 207 (+1) | 42 (-) | 30 (-) |
0.238 (↑0.001) | 2.710 (↑0.03) |
4 (1↓) |
広島 |
31 | 32 | 2 | 0.492 (↓0.008) | 4.5 (-) |
78 | 211 (-) | 204 (+4) | 28 (-) | 31 (+1) |
0.244 (-) | 2.850 (-) |
5 (-) |
中日 |
30 | 35 | 2 | 0.462 (↓0.007) | 6.5 (-) |
76 | 159 (-) | 206 (+1) | 30 (-) | 43 (-) |
0.220 (↓0.001) | 2.890 (↑0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
18 | 42 | 3 | 0.300 (↓0.005) | 16 (-) |
80 | 166 (+8) | 266 (+10) | 28 (-) | 25 (-) |
0.221 (↑0.002) | 3.780 (↓0.09) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
39 | 26 | 2 | 0.600 (↑0.006) | - (-) |
76 | 235 (+1) | 180 (-) | 62 (-) | 36 (+2) |
0.237 (↓0.002) | 2.300 (↑0.04) |
2 (-) |
ORIX |
35 | 27 | 3 | 0.565 (↑0.008) | 2.5 (-) |
78 | 232 (+10) | 232 (+8) | 41 (+2) | 32 (-) |
0.262 (↑0.001) | 3.270 (↓0.05) |
3 (1↑) |
ソフトバンク |
35 | 28 | 3 | 0.556 (↑0.008) | 3 (-) |
77 | 252 (+2) | 197 (+1) | 40 (-) | 44 (-) |
0.250 (↓0.001) | 2.650 (↑0.03) |
4 (1↓) |
西武 |
36 | 30 | 0 | 0.545 (↓0.009) | 3.5 (↓1) |
77 | 179 (+1) | 169 (+2) | 27 (-) | 44 (+1) |
0.237 (↑0.001) | 2.390 (-) |
5 (-) |
楽天 |
32 | 32 | 2 | 0.500 (↑0.008) | 6.5 (-) |
77 | 180 (+4) | 197 (-) | 25 (-) | 64 (+1) |
0.240 (↑0.001) | 2.710 (↑0.04) |
6 (-) |
ロッテ |
25 | 38 | 0 | 0.397 (↑0.01) | 13 (-) |
80 | 168 (+6) | 222 (+1) | 34 (+1) | 28 (+1) |
0.216 (↑0.002) | 3.350 (↑0.04) |
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