広島(★0対4☆)楽天 =交流戦1回戦(2025.06.20)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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楽天
0001002014900
広島
0000000000710
勝利投手:早川 隆久(2勝5敗0S)
敗戦投手:森下 暢仁(5勝6敗0S)
  DAZN
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◆楽天が7連勝。楽天は4回表、ゴンザレスの適時打で1点を先制する。そのまま迎えた7回に太田の適時打で2点を加えると、9回には宗山の犠飛でリードを広げた。投げては、先発・早川が8回途中無失点の好投で今季2勝目。敗れた広島は、打線がつながりを欠いた。

◆プレーボール直後の判定を巡って審判団が何度も協議し、場内が騒然となった。1回無死一塁から小深田の打球は右翼前方へのライナーとなり、前進した末包がグラブを伸ばしてダイレクトキャッチしたと思われたが、一塁審判はフェアとジャッジ。だが、飛び出していた一走村林は右飛と判断して懸命に帰塁。一塁モンテロはベースを踏んだ上で一走にもタッチした。一度は打者走者の小深田がアウトと判定されるも、新井監督が一塁上の判定を巡ってリクエストを要求。リプレー検証の結果、打者走者の小深田ではなく、一走の村林がアウトとなった。だが、再び新井監督が説明を求めると、グラウンド上で審判団が集まり、協議。場内にリクエストの回数には含めない旨の説明を行うと、今度は楽天三木監督が説明を求めた。ダイレクトキャッチかどうかの検証は行われなかった。

◆広島が今季10度目のゼロ封負けを喫した。連敗で交流戦7勝9敗となり、2試合を残して2年連続交流戦勝ち越しがなくなった。打線は楽天早川の前に好機をつくりながらも、得点を奪えなかった。中盤6回まで走者を出せなかったのは3回の1度のみ。4度得点圏に走者を進めながら、あと1本が出なかった。8回1死二塁で早川が降板も、2番手加治屋の前に小園、モンテロが倒れた。先発森下暢仁(27)は援護がない中、我慢の投球を続けるも、交流戦3戦3勝はならなかった。3回まで2安打無失点。4回にゴンザレスの中前適時打で先制を許すも、6回まで最少失点でしのいだ。だが、7回に2安打などで2死満塁とし、8番太田に右前適時打を浴びて2点を追加された。7回3失点も、今季6敗目。チームはリーグ順位で4位に転落となった。

◆広島が今季10度目のゼロ封負けを喫し、2年連続交流戦勝ち越しがなくなった。打線は楽天早川の前に好機をつくりながらも、得点を奪えなかった。中盤6回まで走者を出せなかったのは3回の1度のみ。4度得点圏に走者を進めながら、あと1本が出なかった。8回1死二塁で早川が降板も、2番手加治屋の前に小園、モンテロが倒れた。先発森下は7回3失点も6敗目。チームは4位に転落となった。

◆広島が今季10度目のゼロ封負けを喫し、2年連続の交流戦勝ち越しは消滅した。毎回のように走者は出したが、得点圏に4度も走者を進めながら、あと1本が出なかった。新井貴浩監督は「走者を背負ってから、よりいいところに投げられていた」と相手を褒めた。3点を追う8回1死二塁で早川が降板も、2番手加治屋の前に小園、モンテロが凡退。連敗を喫し、リーグ順位も4位に転落となった。▽広島森下(7回3失点も6敗目)「粘れなかった。しっかり反省して、次勝てたらと思います」

◆楽天早川隆久投手(26)が、約1カ月ぶりの1軍マウンドを勝利で飾った。広島戦に先発。走者を背負ってもテンポを乱すことなく、丁寧に粘り強い投球を続けた。今季最長の7回1/3を投げ、6安打無失点で、4月4日ロッテ戦以来の今季2勝目。「最初はちょっとふわついてはいましたけど、その後は自分らしい投球ができたかなという風に思います」と、ほっとした表情を見せた。コンディション不良で、5月23日の日本ハム戦を最後に離脱。ファームで状態を整えて帰ってきた。「万全な状態で野球できる喜びをかみしめながらマウンドに立つことができました」。思い切り腕を振れる現状と仲間の援護に感謝しながらの101球だった。2年連続で開幕投手を任されたエースは「先発陣は自分たちの仕事を全うして、チームの勝利に貢献できればと思うので、これからも頑張っていきたい」と力強く結んだ。

◆広島県出身で楽天・ドラフト1位の宗山塁内野手(22)=明大=が広島との交流戦(マツダスタジアム)で故郷に帰ってきた。「ここが一番初めのスタート地点といっても過言ではないぐらい、昔から知っているところ」試合には「6番・遊撃」で先発出場。0-0の二回2死走者なし。1打席目を迎える際に、敵地ながら温かい拍手に包まれた。結果は森下の前に一ゴロに倒れた。同スタジアムでのプレーは「数試合あります」と振り返り、広陵高2年夏の広島大会以来、6年ぶりに足を踏み入れた。「一番はみている子供たちのためにプレーする。自分はこういう選手になりたい、とプロ野球をみてそう思ったから」と熱っぽく語った。生涯忘れることのない思い出は2009年10月10日、緒方孝市外野手の引退試合。当時6歳の宗山少年は三塁側後方席から熱視線を送った。「球場全体が一人の選手を応援していた。今でもその雰囲気を鮮明に覚えている。見ることができて本当によかった」。くしくもこの日、緒方氏がテレビ解説で訪れた。宗山は五回、第2打席で二ゴロに倒れた。奮闘中の大物ルーキーは、応援に駆け付けた家族、親戚、親友らの前ではつらつとプレーした。

◆広島は打線が好機を生かせず、今季10度目の零封負けとなった。先発した森下暢仁投手(27)は7回を投げ、3失点で今季6敗目を喫した。森下は四回、2死二塁からゴンザレス(前パドレス)に中前適時打を浴び、先取点を奪われた。七回にも2死満塁のピンチで太田に右前へ2点打を浴びた。打線は楽天先発・早川から得点圏に走者を置きながらもあと一本が出なかった。チームは連敗で5月3日以来の借金1となった。

◆楽天が1分けを挟む7連勝で勝率を5割に戻した。早川が緩急巧みに7回?を無失点で4月4日以来の白星となる2勝目。四回にゴンザレスが先制打、七回に太田が2点打を放った。拙攻の広島は10度目の零敗で勝率5割を切った。

◆先発した森下暢仁投手(27)は7回を投げ、3失点で今季6敗目を喫した。

◆広島は楽天・早川を打ち崩せず、今季10度目の零封負け。連敗で4位に後退し、5月3日以来の借金生活に突入した。「相手がよかったね。走者を背負ったときは、よりいいところに投げられていたな、という印象です」新井貴浩監督(48)は早川の投球に脱帽するしかなかった。得点圏に6度走者を進めるが、本塁が遠い。0-1の四回2死一、三塁では菊池が空振り三振。六回1死二塁でも坂倉が中飛、末包は二ゴロに打ち取られた。昨年6月14日の一戦(楽天モバ)でも延長十回まで無失点と好投された相手に、またも苦杯をなめさせられた。先発した森下は早川との投げ合いで7回を3失点と粘りの投球を見せたが、今季6敗目。指揮官は右腕の投球に「粘って投げていた」と及第点を与えつつ「(金曜日は)相手もエースが来るし、それも含めて成長してもらいたいと思っているし、まだまだできると思っている」と期待を寄せた。チームとして、相手エースを撃ち、投げ勝つ強さが求められている。(西垣戸理大)

◆広島県出身の楽天D1位・宗山塁内野手(22)=明大=が広陵高2年時以来となる思い出の地でプレー。「広島ファンから声援や拍手をいただきうれしかった。地元に帰ってきたという感じがした」と目尻を下げた。3-0の九回に貴重な追加点となる右犠飛を放った。「相手からしても嫌な1点だと思うので打ててよかった」と振り返った。

◆エースが復活した! 楽天・早川隆久投手(26)が先発し、7回?を6安打無失点、8奪三振で2勝目を挙げた。「万全の状態で野球ができる喜びをかみしめながらマウンドに立てた。チームの流れもよく、いい意味でプレッシャーを感じながら投げられた」1軍では5月23日の日本ハム戦以来、約1カ月ぶりの登板。下半身のコンディション不良もあり、2軍では主に下半身の連動を見直し、時間を割いた。テンポよく、145キロ前後の直球でカウントを稼ぎ、決め球にも使った。計101球の力投で8奪三振。しかし、頭脳派はマウンドで「テンポを悪くするわけではないけど、打者に考える時間を与えてもいいのかな」と極めて冷静だった。2年連続で開幕投手を務めた左腕が、今季初勝利を挙げた4月4日のロッテ戦以降、白星から遠ざかっていた。「歯がゆさはなかった。でも、1軍は大声援で刺激も全然違う。そういう意味では勝てたことが本当によかった」と心地いい疲れに包まれた。左腕の活躍でチームは1分けを挟んで7連勝。三木監督は「粘りながらしっかりゲームを作ってくれた」とねぎらった。楽天は逆転での交流戦2連覇に向けて望みをつないだ。(広岡浩二)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1141 0.733
(↑0.019)
-
(-)
276
(+2)
38
(+1)
10
(-)
10
(-)
0.268
(↓0.005)
2.280
(↑0.1)
2
(-)
ORIX
1060 0.625
(↑0.025)
1.5
(-)
262
(+10)
57
(+8)
6
(+2)
8
(-)
0.264
(↑0.006)
3.300
(↓0.22)
2
(-)
日本ハム
1060 0.625
(↑0.025)
1.5
(-)
260
(+1)
44
(-)
14
(-)
10
(+2)
0.266
(↓0.007)
2.570
(↑0.18)
4
(1↑)
楽天
961 0.600
(↑0.029)
2
(-)
246
(+4)
45
(-)
6
(-)
10
(+1)
0.251
(↑0.002
2.110
(↑0.14)
5
(3↓)
西武
970 0.563
(↓0.037)
2.5
(↓1)
233
(+1)
39
(+2)
3
(-)
9
(+1)
0.232
(↑0.002)
2.220
(-)
6
(-)
ロッテ
870 0.533
(↑0.033)
3
(-)
345
(+6)
50
(+1)
9
(+1)
12
(+1)
0.225
(↑0.007)
3.340
(↑0.17)
7
(-)
広島
790 0.438
(↓0.029)
4.5
(↓1)
261
(-)
70
(+4)
7
(-)
16
(+1)
0.260
(↓0.003)
4.180
(↑0.08)
7
(-)
阪神
790 0.438
(↓0.029)
4.5
(↓1)
254
(+1)
37
(+2)
12
(-)
17
(+1)
0.250
(↑0.003)
2.180
(↑0.03)
7
(-)
中日
790 0.438
(↓0.029)
4.5
(↓1)
240
(-)
54
(+1)
7
(-)
17
(-)
0.231
(↓0.005)
3.370
(↑0.16)
10
(-)
DeNA
6100 0.375
(↓0.025)
5.5
(↓1)
239
(+1)
49
(+6)
8
(-)
7
(-)
0.197
(↓0.009)
3.040
(↓0.2)
11
(-)
巨人
591 0.357
(↑0.049)
5.5
(-)
333
(+2)
44
(+1)
5
(-)
7
(-)
0.219
(↑0.005)
2.710
(↑0.12)
12
(-)
ヤクルト
4111 0.267
(↓0.019)
7
(↓1)
246
(+8)
68
(+10)
9
(-)
10
(-)
0.225
(↑0.011)
4.090
(↓0.37)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
37292 0.561
(↓0.008)
-
(-)
75232
(+1)
158
(+2)
39
(-)
59
(+1)
0.244
(↑0.001)
2.110
(-)
2
(-)
DeNA
32313 0.508
(↓0.008)
3.5
(-)
77208
(+1)
179
(+6)
33
(-)
34
(-)
0.229
(↓0.002)
2.490
(↓0.05)
3
(1↑)
巨人
33332 0.500
(↑0.008)
4
(↑1)
75195
(+2)
207
(+1)
42
(-)
30
(-)
0.238
(↑0.001)
2.710
(↑0.03)
4
(1↓)
広島
31322 0.492
(↓0.008)
4.5
(-)
78211
(-)
204
(+4)
28
(-)
31
(+1)
0.244
(-)
2.850
(-)
5
(-)
中日
30352 0.462
(↓0.007)
6.5
(-)
76159
(-)
206
(+1)
30
(-)
43
(-)
0.220
(↓0.001)
2.890
(↑0.03)
6
(-)
ヤクルト
18423 0.300
(↓0.005)
16
(-)
80166
(+8)
266
(+10)
28
(-)
25
(-)
0.221
(↑0.002)
3.780
(↓0.09)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
39262 0.600
(↑0.006)
-
(-)
76235
(+1)
180
(-)
62
(-)
36
(+2)
0.237
(↓0.002)
2.300
(↑0.04)
2
(-)
ORIX
35273 0.565
(↑0.008)
2.5
(-)
78232
(+10)
232
(+8)
41
(+2)
32
(-)
0.262
(↑0.001)
3.270
(↓0.05)
3
(1↑)
ソフトバンク
35283 0.556
(↑0.008)
3
(-)
77252
(+2)
197
(+1)
40
(-)
44
(-)
0.250
(↓0.001)
2.650
(↑0.03)
4
(1↓)
西武
36300 0.545
(↓0.009)
3.5
(↓1)
77179
(+1)
169
(+2)
27
(-)
44
(+1)
0.237
(↑0.001)
2.390
(-)
5
(-)
楽天
32322 0.500
(↑0.008)
6.5
(-)
77180
(+4)
197
(-)
25
(-)
64
(+1)
0.240
(↑0.001
2.710
(↑0.04)
6
(-)
ロッテ
25380 0.397
(↑0.01)
13
(-)
80168
(+6)
222
(+1)
34
(+1)
28
(+1)
0.216
(↑0.002)
3.350
(↑0.04)