1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 12 | 0 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 |
勝利投手:北山 亘基(5勝2敗0S) 敗戦投手:山﨑 伊織(6勝2敗0S) 本塁打 |

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◆日本ハムは2回表、上川畑の適時二塁打で1点を先制する。続く3回には、マルティネスと万波の適時打などで3点を加え、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・北山が9回1安打1失点の快投で今季5勝目。敗れた巨人は、最終回に大城卓のソロが飛び出すも、反撃は及ばなかった。
◆巨人-日本ハム戦は、防御率1・08の巨人山崎伊織と同1・17の日本ハム北山亘基と、ともに防御率1点台が先発する。今季の両投手は走者を置いての被打率が1割台で、特に得点圏の場面では山崎が43打数4安打の被打率9分3厘、北山も42打数5安打の被打率1割1分9厘と、ともにピンチに動じない投球で防御率1点台をキープ。今日の試合は投手戦となりそうだが、両軍の打線がチャンスで相手先発を攻略できるか。
◆巨人阿部慎之助監督(46)が、日本ハム新庄剛志監督(53)と"極秘"のプレゼント交換を繰り広げた。3連戦初戦の17日は阿部監督から差し入れをし、18日は新庄監督がメンバー表交換時にお返しに紙袋を手渡した。紙袋の中身について阿部監督は「秘密、秘密」。新庄監督も「内緒。それは言えない」と口を閉ざした。注目が集まっているグリーンの紙袋はブランドロゴや店名の印字はなく「宣伝がないように文字が書いていない袋に入れてお渡ししました」(新庄監督)という徹底ぶり。受け取った阿部監督は、思わず笑みをこぼした。阿部監督から差し入れをした初戦は、日本ハムに4被弾で力負け。新庄監督からお返しがあった2戦目は4犠打で逆転勝ちし、星を五分に戻した。カード勝ち越しをかけた3戦目に向け「厳しい状況が続いてますけど、毎日全員で勝とうと思ってやってる。連敗が止まってほっとせずに、明日勝ち越すとことだけ考えて頑張りたいなと思います」と連勝を狙う。
◆巨人山崎伊織投手(26)は、強力打線に対しても自分のピッチングを貫く。19日の日本ハム戦(東京ドーム)に先発。前日18日は、東京ドームでキャッチボールなどで汗を流した右腕は「相手打線というよりは自分のピッチングをしっかりとしたいと思います」と力を込めた。今季はここまで安定感が光る。11試合に登板し6勝1敗、防御率1・08。好調の要因については「しっかりといい1週間が過ごせていますし、いい調整ができている」と明かした。直近2試合の登板はいずれも110球を超える熱投。「正直ちょっとこの2試合球数が多かったので、最初の方はあんまりリカバリーできてない時があった」と振り返りつつも「なんとかこの1週間で(状態を)戻せたかなと思います」と万全の状態で臨む。
◆巨人中山礼都内野手(23)が「2番三塁」で5月31日中日戦(バンテリンドーム)以来となる、三塁でのスタメン出場となった。今季はここまで39試合に出場して打率2割4分7厘、5打点の成績を残している。前日三塁でスタメン出場した坂本勇人内野手(36)はベンチスタートとなった。先発は山崎伊織投手(26)が務める。今季はここまで11試合に登板して6勝1敗、防御率1・08。登板前日の18日は、東京ドームでキャッチボールなどで汗を流し「相手打線というよりは自分のピッチングをしっかりとしたい」と意気込んでいた。
◆日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が1カ月半ぶりにスタメンを外れた。ベンチスタートは5月5日オリックス戦(京セラドーム大阪)以来。前日18日の巨人戦は「2番三塁」でスタメン出場し、中飛、右飛、右飛、左飛と、4打席いずれもフライを打ち上げ、凡退していた。
◆日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が7日DeNA戦(横浜)以来のベンチスタートとなった。レイエスは前日18日巨人戦で3安打放つも、試合後新庄剛志監督(53)が「もうそろそろ休ませないとね。爆弾が爆発してしまうから。元々かかとが良くないので。かかとっていうのは急に来るものなんで」と話していた。
◆お笑いコンビ「ナイツ」の塙宣之(47)と土屋伸之(46)がファーストピッチを務めた。コンビ名にちなんで2人とも背番号「712」の橙魂ユニホーム姿で登場。塙が投手、土屋が捕手を務めた。塙は試合前に「運動神経が悪いと言われてますけど、今日はそれを払拭しに来ました」と話していたが、その宣言通りノーバウンド投球を披露。スタンドからの歓声に両手を掲げて応えた。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が、メンバー表交換で巨人の阿部慎之助監督(46)と、いつも通りにハイタッチした。カード初戦の17日は恒例のハイタッチ、前日18日は「差し入れをもらっていたので」と、お返しのお土産を渡していた。流れ的に言うと、2戦目の贈り物を1戦目、3戦目のハイタッチで挟む"サンドイッチ式"メンバー表交換となった。
◆大幅に打線を入れ替えた「新庄スペシャル」打線の日本ハムが、3試合連続で先制点を奪った。2回2死から7番石井一成内野手(31)がヘッドスライディングで一塁内野安打をもぎ取って出塁。続く8番上川畑大悟内野手(28)が右翼線へ適時二塁打。試合前まで防御率1・08の巨人山崎伊織投手(26)に対して、2死から下位打線の連打で得点を奪った。2試合連続で先制打を放った上川畑は「気合いでいきました。ピンさん(石井)のヘッドスライディングで気持ちが高まりました。ナイスランです」と話した。新庄剛志監督(53)が17、18日の巨人戦からガラッと変えた打線が機能した。この日は18日まで1番から4番で起用した水谷瞬外野手(24)、清宮幸太郎内野手(26)、フランミル・レイエス外野手(29)、野村佑希内野手(24)がベンチスタート。1、2番は五十幡亮汰外野手(26)、矢沢宏太外野手(24)の俊足コンビを起用。3番一塁で右前腕の故障から17日に1軍復帰したアリエル・マルティネス捕手(29)、4番三塁で郡司裕也捕手(27)、5番捕手で田宮裕涼捕手(25)と、捕手登録トリオでクリーンアップを形成した。その俊足コンビと"捕手クリーンアップ"が3回に連動した。まずは先頭の五十幡が一塁内野安打で出塁。さらに3年連続2桁盗塁となる今季10個目の盗塁(二盗)に成功。矢沢が右前打で続いて無死一、三塁とチャンスを広げた。そして、試合前まで巨人先発の山崎に対して通算2打数2安打の打率10割で1回の第1打席でも安打を放っていたマルティネスが左前適時打を放って2点目。郡司が四球を選んで無死満塁。田宮は浅い中飛だったが、三塁走者の矢沢はタッチアップ。中堅オコエのバックホームが矢沢に当たるミス(記録は失策)もあって3点目のホームを踏んだ。さらに6番万波中正外野手(25)にも左前適時打が生まれて3回までに4点を奪った。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が仕掛けた「偽装重盗」は巨人甲斐拓也捕手(32)の「偽投」に阻止された。4点リードの4回2死一、三塁、打者郡司のカウント2-2からの5球目だった。一塁走者のマルティネスがディレードスチールのスタートを切った。甲斐は二塁へ送球する"フリ"をして、三塁走者の矢沢へ目を向けた。矢沢は本塁へスタートしかけており、甲斐は二塁への偽投から三塁へ送球。三本間で挟まれた矢沢はアウトとなった。同様の作戦は1週間前の12日ヤクルト戦(エスコンフィールド)で成功させていた「新庄スペシャル」だったが、昨季までソフトバンクに所属した甲斐には冷静に対応された。
◆5貫がきれいに横一線のスタート。外枠のマグロとコハダがややリードか。中央のタマゴも追走。中盤に差しかかり、エビとアナゴが後れる。先頭集団のマグロ、コハダ、タマゴは終盤にかけて大接戦の展開。ゴール直前で差したコハダが米粒差で1着。2着はマグロ、3着は半貫差でタマゴ、3貫差で4着エビ、5着アナゴの順で入線した。コハダは今カード2勝目を挙げた。通算成績はアナゴが12勝、エビ6勝(白エビ1勝を含む)、マグロ6勝、タマゴ4勝、コハダ3勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆巨人泉口友汰内野手(26)が四球を選んでチーム初出塁を決めた。4点ビハインドの7回2死。フルカウントから日本ハム先発北山の外角に外れた直球を冷静に見極め四球を選んだ。この日のチーム初出塁にスタンドも沸いた。だが、続く吉川尚輝内野手(30)は右飛に倒れた。北山亘基に無安打投球を許したたまま7回の攻撃を終えた。
◆巨人が日本ハムに完敗を喫し、一夜にして借金1に逆戻りとなった。先発山崎伊織投手(26)は5回5回10安打4失点(自責3)で降板した。2回に上川畑の適時二塁打で先制点を献上。3回には無死一、三塁からマルティネスの左前適時打で追加点を許すと、なおも続くピンチで犠飛と適時打でこの回3失点を喫した。降板後には「序盤に大量失点してゲームを作れず申し訳ないです」とコメントした。打線も日本ハム戦先発の北山の前に沈黙した。7回には2死から泉口友汰内野手(26)が四球をもぎ取り、チーム初出塁。最終9回に大城がチーム初安打となる本塁打を放って一矢報いたものの、その後封じられた。
◆日本ハム北山亘基投手(26)が巨人大城卓にノーヒットノーランを阻止されたが、9回1安打1失点で今季2度目の完投勝利。5勝目を挙げた。9回1死まで無安打無得点投球を続けてきたが、大城卓に139キロのフォークを右翼席へ運ばれた。北山は思わず苦笑いを浮かべたが、その後も続投してしっかり最後まで投げ切った。史上91人目(103度目)、球団では22年ポンセ以来3年ぶり7人目、交流戦では24年の広島大瀬良以来5度目、巨人相手では02年中日川上憲伸以来23年ぶりの快挙は逃したが、ヒーローインタビューでは「ファンの皆さんの声援がすごい届いていたので、なんとか達成したかったんですけど、最後、大城選手がナイスバッティングをされて、すごく悔しいです」と話した。この日は最速155キロの直球を軸にフォーク、カットボールなどを交えて淡々とアウトを重ねた。7回2死で泉口に四球を与えてパーフェクト投球は途切れたが、最後まで集中力は切れなかった。この日の北山は、帽子のつばを少し曲げて試合に臨んだ。きっかけは18日の試合前練習中に新庄監督と話していた時だ。北山によると「(新庄監督は)帽子のつばがストレートキャップが嫌いらしくて。『ラッパーみたいで嫌なんだよね』って。それで、ちょっと曲げられたんですけど。もともと帽子自体の形がストレートキャップ用の形なので難しいですけど、明日はちょっと曲げてから行こうかな」という経緯だった。視界も「横は狭まるけど、前はめちゃ広がる」と話していた北山が大記録達成も"視界良好"な投球を見せたが、あとわずかで届かなかった。
◆日本ハム北山亘基投手(26)が巨人大城卓にノーヒットノーランを阻止されたが、9回1安打1失点で今季2度目の完投勝利。5勝目を挙げた。9回1死まで無安打無得点投球を続けてきたが、大城卓に139キロのフォークを右翼席へ運ばれた。北山は思わず苦笑いを浮かべたが、その後も続投してしっかり最後まで投げ切った。史上91人目(103度目)、球団では22年ポンセ以来3年ぶり7人目、交流戦では24年の広島大瀬良以来5度目、巨人相手では02年中日川上憲伸以来23年ぶりの快挙は逃したが、ヒーローインタビューでは「ファンの皆さんの声援がすごい届いていたので、なんとか達成したかったんですけど、最後、大城選手がナイスバッティングをされて、すごく悔しいです」と話した。この日は最速155キロの直球を軸にフォーク、カットボールなどを交えて淡々とアウトを重ねた。7回2死で泉口に四球を与えてパーフェクト投球は途切れたが、最後まで集中力は切れなかった。この日の北山は、帽子のつばを少し曲げて試合に臨んだ。きっかけは18日の試合前練習中に新庄監督と話していた時だ。北山によると「(新庄監督は)帽子のつばがストレートキャップが嫌いらしくて。『ラッパーみたいで嫌なんだよね』って。それで、ちょっと曲げられたんですけど。もともと帽子自体の形がストレートキャップ用の形なので難しいですけど、明日はちょっと曲げてから行こうかな」という経緯だった。視界も「横は狭まるけど、前はめちゃ広がる」と話していた北山が大記録達成も"視界良好"な投球を見せたが、あとわずかで届かなかった。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)は北山亘基投手(26)が、あと2死まで迫ったノーヒットノーランを逃した投球を自分のことのように悔しがった。試合後に取材応対した冒頭で「オーマイガッシュ。緊張したわ(笑い)。1つまた、目標ができたんじゃないんですか。あー、行ってほしかったね。あー、悔しい」と話した。
◆巨人が9回1死まで日本ハム北山亘基にノーヒットノーラン投球を許して完敗した。18日に連敗を4で止めるも連勝には届かず、再び借金生活となった。阿部慎之助監督は「こちら側からの指示の仕方も悪かったんだなと思って反省してます」と責任を背負った。ここまでの交流戦は4勝9敗1分けで、4試合を残し負け越しも決まった。
◆日本ハム北山亘基投手(26)は9回1死から大城卓にソロ本塁打を打たれ、ノーヒットノーランを逃した。だが、後続は抑え、1安打1失点で5勝目を挙げた。北山が9回1死から大城卓に本塁打を浴びるまで無安打投球を見せた。日本ハムで9回に初安打を許してノーヒットノーランを逃したのは、09年7月10日ロッテ戦で9回2死から打たれた多田野以来、16年ぶり。結局、北山は1安打で1失点の完投勝利。巨人戦でノーヒットノーラン達成は02年8月1日川上(中日)を最後に誕生しておらず、巨人戦で1安打完投勝利も06年6月8日斉藤和(ソフトバンク=完封)以来、19年ぶりだった。
◆巨人坂本勇人内野手(36)が東京ドーム通算1000試合出場を果たした。0-4の8回1死走者なし、代打で左飛だった。東京ドーム通算1000試合出場 坂本(巨人)が達成。1019試合の阿部(現監督)に次いで2人目。ちなみに、かつて本拠地とした後楽園球場では、王1339試合、長嶋1073試合、柴田1011試合の3人が記録。他球場で現役では、ベルーナドームでの栗山1106試合、中村剛1019試合の西武2選手がいる。
◆巨人山崎伊織投手(26)が5回4失点(自責3)で2敗目を喫した。2回に上川畑の適時二塁打で先制を許すと、続く3回には3失点。「序盤に大量失点してゲームを作れず申し訳ないです」と肩を落とした。10被安打は今季ワースト。相手は前日までと上位打線を総入れ替えしてくるなど、奇策もあったが「そういうチームなので。またしっかりと調整して、来週頑張りたいと思います」と切り替えた。
◆巨人大城卓三捕手(32)が意地の1発を放った。9回1死から日本ハム北山の139キロフォークをすくい上げ、右翼席に飛び込む3号ソロを放ち「追い込まれていたんですけど、何とか食らいついてという感じでした」。土壇場でノーヒットノーランを阻止する一打に「(北山が)素晴らしいピッチングをしていたんですけど、最後1本出て良かったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
◆あと2人-。日本ハム北山亘基投手(26)が「日本生命セ・パ交流戦」巨人戦の9回1死でソロ本塁打を浴び、惜しくもノーヒットノーランを逃した。ドラフト8位入団で、新庄剛志監督(53)が就任した22年に新人ながら開幕投手を務めた現体制の象徴的投手。快記録こそ逃したが、昨季セ・リーグ覇者を相手に、9回1安打1失点の快投で5勝目を挙げ、成長ぶりと存在感をアピールした。指揮官の愛がこもったキャップをかぶった北山が、快記録達成にあと2人まで迫った。9回1死、巨人大城卓に右越えソロを浴びノーヒットノーラン消滅。「すごく悔しいです。達成できなかったというのは、まだ勝負弱いということ」。ベンチ最前列に乗りだし見守っていた新庄監督は「オーマイガッシュ。緊張したぁ。いってほしかったねえ」と自分のことのように悔しがった。登板前日の練習中、新庄監督は北山のキャップのつばを少し折り曲げた。理由は、平らなつばに「ラッパーみたいで嫌なんだよね」。この日、いつもよりちょっとだけ折り曲げ臨んだ北山は、期待に応え快投。「(曲げてもらい)ストライクゾーンが広く見えたかもしれないです」。指揮官は「曲がってたねえ。でも、もうちょっと曲げてたら多分、ノーヒットノーランいけてた」と上機嫌だ。それを聞いた北山は「次はもうちょっと曲げてみます」と"微調整"を誓った。大きな記録こそ逃したが、指揮官にも北山にとっても、大きな進化を感じた1勝だった。22年3月25日ソフトバンク戦で、新任の新庄監督はドラフト8位入団の北山を開幕投手に指名した。結果は2回2安打3四球無失点。決して満足いく内容ではなかったが、3年がたち、ノーヒットノーラン目前まで投げられる投手に成長した。指揮官は「俺の見る目があった(笑い)。ファームのブルペンで3球見て『1軍に来なさい』と言った意味が分かってくれるかな。でも成長するスピードが、かなり早いね」と驚いた。7回2死までは完全投球も新庄監督は「完全じゃなくて良かった。それは何年後かでいいでしょ。1つまた目標ができたんじゃないですか」。北山は「もっと相手を飲み込んでいけるような選手に」。残り2アウトの教訓を、さらなる進化につなげる。【永野高輔】北山が9回1死から大城卓に本塁打を浴びるまで無安打投球を見せた。日本ハムで9回に初安打を許してノーヒットノーランを逃したのは、09年7月10日ロッテ戦で9回2死から打たれた多田野以来、16年ぶり。結局、北山は1安打で1失点の完投勝利。巨人戦でノーヒットノーラン達成は02年8月1日川上(中日)を最後に誕生しておらず、巨人戦で1安打完投勝利も06年6月8日斉藤和(ソフトバンク=完封)以来、19年ぶりだった。
◆あと2人-。日本ハム北山亘基投手(26)が「日本生命セ・パ交流戦」巨人戦の9回1死でソロ本塁打を浴び、惜しくもノーヒットノーランを逃した。ドラフト8位入団で、新庄剛志監督(53)が就任した22年に新人ながら開幕投手を務めた現体制の象徴的投手。快記録こそ逃したが、昨季セ・リーグ覇者を相手に、9回1安打1失点の快投で5勝目を挙げ、成長ぶりと存在感をアピールした。新庄監督は前夜のスタメンから6人を入れ替えた打線の躍動に「『上機嫌』って書いておいて」と喜んだ。清宮幸、レイエス、野村らをベンチスタートで休養させながら、1、2番は五十幡、矢沢の俊足コンビを抜てき。そして、クリーンアップはマルティネス、郡司、田宮という強打の捕手トリオを並べて3回までに全員が躍動して4得点。防御率1点台の巨人山崎を早々に攻略した。これが新庄監督が就任以来ずっと追求してきた"層の厚さ"だ。「この4年間、1チームで勝てるチームを2チームつくりたかった。誰を送り出しても戦力でしょ」。今カードの最初の2試合は長打力重視のオーダーで、この日は「(巨人)山崎くんがやっぱいい投手なんで、守備を固めながら、小技を含め、北山くんだったんで、2点勝負」と見て、走って打って得点を重ねる2チーム目の打線で快勝。「誰がつくったんだろうね、これを」。新庄監督は本当に上機嫌だった。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が際どいジョークを交えながら、東京ドームのマウンドと相性がいい北山亘基投手(26)の投球を振り返った。7回2死までパーフェクト、9回1死までノーヒットノーランの快投を続けて今季5勝目を挙げた北山は、2年前にも東京ドームで行われた巨人戦で7回8安打3失点で勝利投手となっている。この日も大記録まであと1歩に迫り、大城卓に唯一の安打となる右越え本塁打を浴びる直前の108球目で154キロをマークした北山の投球に「東京ドーム、めちゃくちゃ合うんですよ、北山くんは。すごかったね。だって最終回、154? ねぇ、びっくりですよ。真っすぐ、めちゃくちゃ良くなかったですか。真っすぐだけでいいっていう感じでしたよね。ほんと『1、2の...』で打てないぐらいのタイミング。『1、2』ぐらいで打たないとバッターは対応できないっていうぐらいのボール投げてたんで。跳びはねてましたしね」とまくしたてたあとに「もうFAだと巨人でしょうね(笑い)」。もちろんジョークだが、北山と東京ドームのマウンドの相性の良さを"新庄節"で表現していた。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が仕掛けたのは「偽装重盗」じゃなかった!? 試合後に新庄監督は4回に試みた作戦について言及した。「僕の描いた作戦と(一塁走者のマルティネスが)違う動きをしてしまった。でも、外国人にはちょっと難しい」と振り返った。言及した場面は4点リードの4回2死一、三塁。打者郡司のカウント2-2からの5球目だった。一塁走者のマルティネスがディレードスチールのスタート。巨人甲斐拓也捕手(32)は二塁へ送球する"フリ"をする「偽投」をし、三塁走者の矢沢へ目を向けた。矢沢は本塁へスタートしかけており、甲斐は二塁への偽投から三塁へ送球。三本間で挟まれた矢沢はアウトとなった。同様の作戦は1週間前の12日ヤクルト戦(エスコンフィールド)で成功させていた「新庄スペシャル」だったが、昨季までソフトバンクに所属した甲斐には冷静に対応された形になっていた。新庄監督は、思い描いていた動きについては「それはちょっと言えない」と言及を避けたが、続けて「言えないんですけど、全く違う動きなったんで。外国人のファースト(ランナー)の時は、やめます」と今後への教訓としていた。
◆あと2人-。日本ハム北山亘基投手(26)が「日本生命セ・パ交流戦」巨人戦の9回1死でソロ本塁打を浴び、惜しくもノーヒットノーランを逃した。ドラフト8位入団で、新庄剛志監督(53)が就任した22年に新人ながら開幕投手を務めた現体制の象徴的投手。快記録こそ逃したが、昨季セ・リーグ覇者を相手に、9回1安打1失点の快投で5勝目を挙げ、成長ぶりと存在感をアピールした。知識が豊富な勉強家で、とことん追究できる北山の愛称は「教授」。今季は睡眠を"研究"している。「ちゃんと寝て、心も体も元気な状態だと練習の内容もよくなる。そこは最近、しっかりやっています」。運動量や心拍変動を測れる機器を利用。「それを見て必要な睡眠時間が出るんで、それを参考に。『10時間ぐらい寝てください』みたいな時もある」と参考にしているという。最近は寝る前にブルーライトをカットするメガネを装着する。「そういうのも結構、入眠に関わってくるんで」。枕は使用していない。「立ち姿勢に近い寝方をしたいんで、やるとしても首にバスタオルを巻いて首のカーブのところに置くぐらいです」。全てはマウンドで、いいパフォーマンスをするために逆算して行う準備だ。この日はあと2死で逃した大記録も、何事も追究できる「教授」なら、いつか大きな成果として残せるはずだ。【日本ハム担当=木下大輔】
◆日本ハムが投打で巨人を圧倒して3カード連続の勝ち越しを決めた。先発した北山亘基投手(26)が9回1死まで無安打無得点投球を続ける快投で5勝目。打線は前夜からスタメンを6人も入れ替える大胆な陣容で臨み、防御率1点台の巨人山崎から3回までに4得点を奪った。これで交流戦は9勝6敗となり、勝率5割以上が確定。優勝の可能性も残しながら、20日からは最終カードとなる中日3連戦(バンテリンドーム)に臨む。
◆日本ハムのドラフト1位ルーキーの柴田獅子(れお)投手(19)、同5位ルーキーの山県秀内野手(23)、2年目の宮崎一樹外野手(23)が20日、「プロ野球フレッシュオールスターゲーム2025」(7月20日、レクザムボールパーク丸亀)の出場予定選手として日本野球機構(NPB)から発表された。3選手はそれぞれ球団を通じてコメントを発表した。柴田「フレッシュオールスターに選出していただきとても光栄です。ファンの方々に楽しんでいただけるように頑張ります。応援よろしくお願いします」山県「フレッシュオールスターに選出いただき、とても光栄です。元気にハツラツとプレーする姿を見せられたらと思います。貴重な機会なので、他チームの選手たちから色々学びたいです」宮崎「フレッシュオールスターのメンバーに選出され、大変嬉しく思います。ホームランを狙っていきます。いや、ホームランしか狙いません。フレッシュらしく生き生きと楽しくプレーしたいです」
◆巨人は19日の日本ハム戦に山崎伊織投手(26)が先発する。今季はセ・リーグ記録を塗り替える開幕から36イニング連続無失点をマークするなど、チームトップの6勝(1敗)、防御率1・08と抜群の安定感を誇る右腕。18日は試合前の練習で調整した。交流戦も2試合計17回を1失点に抑える好投を見せており「良い登板が続いているので、しっかりと続けたらいい」と静かに闘志を燃やした。(東京ドーム)
◆ルーキーイヤーにしてチームにとって欠かせない存在になりつつある。主に二遊間を守る日本ハムのドラフト5位・山県秀内野手(23)=早大=は、ここまで37試合の出場で打率・214、1本塁打、4打点をマーク(18日時点)。4月15日の1軍初昇格以降、好守で存在感を放っている。「1軍の舞台でこんなに早くいろいろなシチュエーションを経験させていただけるのは想像できていなかった」自身も驚くスピード感で経験を積んでいる。山県の最大の武器は堅実かつ華麗な守備。そのアクロバティックな守りとピアノが得意なことから人気野球漫画「ドカベン」のキャラクター、殿馬一人になぞらえ〝リアル殿馬〟と評される。順調にみえるプロ生活のスタートだが、本人は「ミスの原因はわかるんですけど、うまく守れている要因がまだわからない。そういう意味ではまだまだです」と冷静に足元を見つめた。打撃も着実に力を付けている。「バランスの良い食事」とシーズン中も欠かさない週4回のウエートトレーニングで大学時代、75キロだった体重は80キロに増量。4日の阪神戦(エスコン)では小学校高学年以来となるプロ初本塁打を放ち「少しずつ力は付いてきた」とうなずいた。「自分ができることをしっかりやっていきたい」。がむしゃらに白球を追いかけ、チームの勝利に貢献する。(加藤次郎)
◆日本ハムは0―0の二回、2死から先制点を奪った。「8番・遊撃」で先発出場の上川畑大悟内野手(28)が2死一塁で右翼線への適時二塁打を放った。「気合でいきました」2死から7番・石井が一塁への内野安打。ヘッドスライディングで執念の出塁を見せた。上川畑が左打席に立ち、巨人先発右腕、山崎の初球、150キロの直球を一閃。鋭いライナーで右翼線を破り「ピンさん(石井)のヘッドスライディングで気持ちが高まりました。ナイスランです」と振り返った。
◆豪快なスイングが持ち味のルーキーが、1軍の舞台に帰ってきた。D3位・荒巻悠内野手(22)=上武大=が約2カ月ぶりに昇格。ベンチスタートとなったが、試合前練習では痛烈な打球をかっとばした。プロ1年目の今季は、春季キャンプを新人でただ一人1軍で完走。オープン戦で結果が出ずに2軍へ降格したが、4月15日に初昇格。15日のDeNA戦(東京ドーム)の七回に代打でプロ初出場を果たした。18日のヤクルト戦(神宮)では「6番・一塁」で初スタメンに抜てき。七回の第3打席でヤクルト・小川から、鋭いライナーの右前打でプロ初安打をマーク。「やっと出てほっとした。舞い上がらず、心は熱く、頭は冷静にやっていました」と話していた。思わぬアクシデントに見舞われた。同29日の2軍戦で三塁守備の際に右手中指を負傷。「右手第3指末節骨骨折」と診断され、故障班に合流した。利き手は使えなかったが、左手一本でのティー打撃や送球無しのノックなどで感覚を鈍らせないよう取り組んだ。同時期にリハビリに励んでいた、主砲の岡本と言葉を交わす姿もあった。4番の離脱により、チームは得点力不足の現状。少ないチャンスからバットで結果を出し、1軍定着を狙う。(原田優介)
◆日本ハム打線が三回、巨人先発右腕、山崎から一挙3点を奪った。まずは「3番・一塁」で先発出場のアリエル・マルティネス捕手(29)が無死一、三塁で左前適時打を放った。「三塁ランナーを返すことだけを考えて打席に入りました」1ストライクから149キロのシュートを左前へはじき返し「しっかりボールを見て捉えることができました」と胸を張った。その後、無死満塁では5番・田宮が中犠飛。「矢沢のおかげです」と生還した三走・矢沢に感謝した。勢いは止まらず、なおも1死二、三塁で続く万波が左前適時打。「いいチャンスが回ってきたので、思い切っていきました」と振り返った。
◆巨人・山崎伊織投手(26)が先発し、5回4失点で降板した。被安打10は今季ワースト。二回2死一塁から上川畑に右翼線へ適時三塁打を浴び、先制点を献上。三回には3連打で1点を失い、さらに犠飛と適時打で計3失点を喫した。試合前時点でチームトップの6勝、リーグトップの防御率1.08と抜群の安定感を見せていた右腕だが、パ・リーグ首位を走る強力打線に捕まった。
◆日本ハムの先発、北山亘基投手(26)は八回を終えて無安打無得点投球。このまま9回を投げ切り、無安打無得点を達成すると2024年6月7日のロッテ戦(マツダ)以来、史上91人目(103度目)の偉業達成となる。六回まで走者をひとりも出さない完全投球を披露していたが、七回2死で3番・泉口に対して四球を与え、大記録はお預けとなった。スタンド席からは歓声と悲鳴が入り乱れた。
◆巨人・坂本勇人内野手(36)が東京ドーム1000試合出場を達成した。阿部慎之助監督(46)に次ぐ2人目の快挙となった。坂本はこの日ベンチスタート。0-4の八回1死から代打で登場。無安打投球を続けていた北山の前に、左飛に倒れた。
◆巨人は日本ハム先発の北山に対し九回1死で大城卓がソロを放つまで四球の走者1人しか出せず。あわや無安打無得点試合(ノーヒットノーラン)を許す1安打での敗戦に阿部慎之助監督(46)は「最後ね、なんとか意地を見せてくれたんで、今日はそれでいいです。こちら側の指示の仕方も悪かったんだなと思って反省しています」とコメントした。主砲の岡本を故障による長期離脱で欠く打線は8日の楽天戦を最後にこの日まで本塁打が出ず、7試合連続3得点以下と苦戦が続いている。
◆巨人・大城卓三捕手(32)が六回の守備からマスクを被り、九回1死で右翼席へチーム初安打となるソロを放ち「追い込まれていたけど、何とか食らいついた。色んな球種を頭に入れながら、何とか一本、出塁する、粘っこくという気持ちでコンパクトにいった結果」と語った。チームが日本ハム先発の北山に対し、九回1死まで四球の走者1人しか出せず。あわや球団23年ぶりとなるノーヒットノーランを許すところだった。2軍降格も経験した男が一振りで阻止し「(北山は)素晴らしい投球をしていたけど、最後、一本出てよかった」とうなずいた。
◆巨人・山崎伊織投手(26)が今季自己ワーストの10安打を浴び、5回4失点で2敗目を喫した。二回2死一塁から上川畑に先制の適時三塁打を浴び、三回は3連打と犠飛などで3失点。「連打、連打で打たれた」と振り返った。次回登板へ「しっかりと調整して、次は食い止められるように頑張りたい」と前を向いた。
◆10日の1軍復帰後初のベンチスタートとなった巨人・坂本勇人内野手(36)が、0―4の八回に代打で出場。左飛に倒れたが、東京ドーム通算1000試合出場を達成した。この日はプロ1年目の2007年に小腸がんのため47歳で亡くなった母・輝美さんの命日。阿部監督(1019試合)に次ぐ2人目の快挙を成し遂げた19年目のベテランは「一試合でも多く出られるように頑張ります」と語った。
◆日本ハム・上川畑大悟内野手(28)が二回に先制打を放った。石井が一塁への内野安打を放ち、気迫のヘッドスライディングで出塁。2死一塁で左打席に立つと山崎が投じた初球、150キロの直球を振り抜いた。右翼線へ適時二塁打を放ち「ピンさん(石井)のヘッドスライディングで気持ちが高まった。気持ちで打った」と振り返った。
◆〝あと2人〟で食い止めた。九回1死、巨人・大城卓三捕手(32)がチーム初安打となる3号ソロ。日本ハム・北山の無安打無得点試合達成を打ち砕き「素晴らしい投球をしていたけど最後、一本出てよかった。何とか一本、出塁する、粘っこくという気持ちでコンパクトにいった結果」とうなずいた。巨人が無安打無得点を許せば2002年の川上憲伸(中日)以来、23年ぶりの屈辱だった。本拠地のファンも固唾をのんで見守る中、大城卓は「追い込まれていたけど、何とか食らいついた」とカウント1―2から低めの変化球を右翼席へ運んだ。2度のベストナインに輝いた大城卓だが、今季はソフトバンクからフリーエージェント(FA)権を行使し巨人に移籍した甲斐が開幕から正捕手を務め、出番が減少。5月には23打席連続無安打など打撃不振で2軍降格も味わった男が、その甲斐に代わり六回からマスクをかぶった試合で意地の一発を放った。1安打での敗戦に「こちらの指示の仕方も悪かった」と反省の弁を語った阿部監督は、大城卓の一打に「最後に何とか意地を見せてくれたので、きょうはそれでいい。チームとして(明日に)つなげてほしい」と希望を見いだした。(浜浦日向)
◆日本ハム・北山亘基投手(26)が19日、巨人戦(東京ドーム)に先発登板。4―0の九回1死から大城卓三捕手(32)にソロ本塁打を打たれ、プロ野球史上91人目(103度目)の無安打無得点試合を逃したが、1安打1失点の完投で5勝目を挙げた。京産大硬式野球部の1学年後輩にあたるサンケイスポーツの阪神担当、中屋友那記者(24)が先輩の人柄などをつづった。巨人打線をねじ伏せる姿に、息をのんでくぎ付けになった。大学時代よりも大きくなってみえた背中が誇らしかった。ストイックで、かつ貪欲に学ぶ先輩だった。昨秋の日本代表「プレミア12」で再会。知識の豊富さから日本ハムでは〝教授〟として親しまれるが、「プロの世界にはすごい能力の選手もたくさんいるけど、そんな人たちに勝っていくために学べることは学ぶし、できることは何でもやる。そうやって戦っていくしかない」と語っていた。忘れられない出来事がある。京産大での練習中に北山さんから尋ねられた。「中屋、カットボールってどうやって投げてた?」。私は高校で投手をやめて野手に転向し、大学の公式戦での出場はわずか。そんな後輩からも吸収しようとしていた。2021年秋のドラフト会議では8位でようやく名前が呼ばれた。チームメートには涙ながらに「待たせてごめんな」と言葉をかけていたが、それからものすごい量の練習を重ねて開幕投手に。新庄監督の奇策ではなく、自力で勝ち取ったあの努力が、今につながっているはずだ。あと2人で逃した偉業だが、人事を尽くして試合に臨む北山さんには、またすぐにチャンスが来るような気がする。(中屋友那)
◆惜しい!! 日本ハム・北山亘基投手(26)が19日、巨人最終戦(東京ドーム)に先発登板し、1安打1失点の完投で5勝目を挙げた。4―0の九回1死から大城卓三捕手(32)にソロ本塁打を打たれ、プロ野球史上91人目(103度目)の無安打無得点試合を逃したが、力強い投球で相手打線を圧倒。チームを4-1の勝利、3カード連続の勝ち越しに導いた。九回1死、東京ドームに歓声と悲鳴が入り乱れた。無安打無得点投球を続けてきた北山が途中出場の大城卓にソロ本塁打を被弾。偉業達成とはならなかったが、1安打1失点の完投で5勝目を挙げた。「まずチームが勝ったので先発投手としての役割を果たせたというところと...。今日は悔しくて眠れないかもしれない」巨人戦では2002年の中日・川上憲伸以来、23年ぶりの記録を逃して複雑な心情を吐露したものの、一回から今季最速タイの155キロを出すなど巨人打線を圧倒。七回2死から泉口に四球を与えるまでは、一人も走者を許さなかった。七回あたりから記録を意識したという。「意識するなと言われても無理なくらい、すごい雰囲気でした」。緊張が高まる中でも「みんな顔が引きつっていた。特に山県は笑顔がなかった」とチームメートの様子にも目を配る冷静さがあった。

<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
10 | 4 | 1 | 0.714 (↑0.022) | - (-) |
3 | 74 (+16) | 37 (+2) | 10 (+2) | 10 (-) |
0.273 (↑0.01) | 2.380 (↑0.02) |
2 (-) |
ORIX |
9 | 6 | 0 | 0.600 (↑0.029) | 1.5 (-) |
3 | 52 (+6) | 49 (+1) | 4 (-) | 8 (-) |
0.258 (↑0.003) | 3.080 (↑0.15) |
2 (-) |
日本ハム |
9 | 6 | 0 | 0.600 (↑0.029) | 1.5 (-) |
3 | 59 (+4) | 44 (+1) | 14 (-) | 8 (+2) |
0.273 (↑0.005) | 2.750 (↑0.12) |
2 (-) |
西武 |
9 | 6 | 0 | 0.600 (↑0.029) | 1.5 (-) |
3 | 32 (+2) | 37 (+1) | 3 (+1) | 8 (-) |
0.230 (↑0.003) | 2.220 (↑0.08) |
5 (-) |
楽天 |
8 | 6 | 1 | 0.571 (↑0.033) | 2 (-) |
3 | 42 (+3) | 45 (+1) | 6 (-) | 9 (+1) |
0.249 (↑0.002) | 2.250 (↑0.09) |
6 (1↓) |
ロッテ |
7 | 7 | 0 | 0.500 (↓0.038) | 3 (↓1) |
4 | 39 (-) | 49 (+2) | 8 (-) | 11 (-) |
0.218 (↓0.005) | 3.510 (↑0.08) |
7 (-) |
広島 |
7 | 8 | 0 | 0.467 (↓0.033) | 3.5 (↓1) |
3 | 61 (+2) | 66 (+16) | 7 (+1) | 15 (-) |
0.263 (↓0.004) | 4.260 (↓0.85) |
7 (2↑) |
阪神 |
7 | 8 | 0 | 0.467 (↑0.038) | 3.5 (-) |
3 | 53 (+2) | 35 (-) | 12 (-) | 16 (+3) |
0.247 (↑0.001) | 2.210 (↑0.15) |
7 (-) |
中日 |
7 | 8 | 0 | 0.467 (↓0.033) | 3.5 (↓1) |
3 | 40 (+1) | 53 (+6) | 7 (-) | 17 (-) |
0.236 (↓0.004) | 3.530 (↓0.11) |
10 (1↓) |
DeNA |
6 | 9 | 0 | 0.400 (↓0.029) | 4.5 (↓1) |
3 | 38 (+1) | 43 (+2) | 8 (+1) | 7 (-) |
0.206 (-) | 2.840 (↑0.06) |
11 (-) |
巨人 |
4 | 9 | 1 | 0.308 (↓0.025) | 5.5 (↓1) |
4 | 31 (+1) | 43 (+4) | 5 (+1) | 7 (-) |
0.214 (↓0.012) | 2.830 (↓0.01) |
12 (-) |
ヤクルト |
4 | 10 | 1 | 0.286 (↓0.022) | 6 (↓1) |
3 | 38 (+1) | 58 (+3) | 9 (-) | 10 (-) |
0.214 (↓0.001) | 3.720 (↑0.06) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
37 | 28 | 2 | 0.569 (↑0.006) | - (-) |
76 | 231 (+2) | 156 (-) | 39 (-) | 58 (+3) |
0.243 (-) | 2.110 (↑0.03) |
2 (-) |
DeNA |
32 | 30 | 3 | 0.516 (↓0.009) | 3.5 (↓1) |
78 | 207 (+1) | 173 (+2) | 33 (+1) | 34 (-) |
0.231 (↓0.001) | 2.440 (↑0.01) |
3 (-) |
広島 |
31 | 31 | 2 | 0.500 (↓0.008) | 4.5 (↓1) |
79 | 211 (+2) | 200 (+16) | 28 (+1) | 30 (-) |
0.244 (↓0.001) | 2.850 (↓0.21) |
4 (-) |
巨人 |
32 | 33 | 2 | 0.492 (↓0.008) | 5 (↓1) |
76 | 193 (+1) | 206 (+4) | 42 (+1) | 30 (-) |
0.237 (↓0.003) | 2.740 (↓0.01) |
5 (-) |
中日 |
30 | 34 | 2 | 0.469 (↓0.007) | 6.5 (↓1) |
77 | 159 (+1) | 205 (+6) | 30 (-) | 43 (-) |
0.221 (↓0.001) | 2.920 (↓0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
18 | 41 | 3 | 0.305 (↓0.005) | 16 (↓1) |
81 | 158 (+1) | 256 (+3) | 28 (-) | 25 (-) |
0.219 (-) | 3.690 (↑0.01) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
38 | 26 | 2 | 0.594 (↑0.007) | - (-) |
77 | 234 (+4) | 180 (+1) | 62 (-) | 34 (+2) |
0.239 (↑0.002) | 2.340 (↑0.02) |
2 (-) |
ORIX |
34 | 27 | 3 | 0.557 (↑0.007) | 2.5 (-) |
79 | 222 (+6) | 224 (+1) | 39 (-) | 32 (-) |
0.261 (↑0.001) | 3.220 (↑0.03) |
3 (-) |
西武 |
36 | 29 | 0 | 0.554 (↑0.007) | 2.5 (-) |
78 | 178 (+2) | 167 (+1) | 27 (+1) | 43 (-) |
0.236 (-) | 2.390 (↑0.02) |
4 (-) |
ソフトバンク |
34 | 28 | 3 | 0.548 (↑0.007) | 3 (-) |
78 | 250 (+16) | 196 (+2) | 40 (+2) | 44 (-) |
0.251 (↑0.003) | 2.680 (↑0.01) |
5 (-) |
楽天 |
31 | 32 | 2 | 0.492 (↑0.008) | 6.5 (-) |
78 | 176 (+3) | 197 (+1) | 25 (-) | 63 (+1) |
0.239 (-) | 2.750 (↑0.03) |
6 (-) |
ロッテ |
24 | 38 | 0 | 0.387 (↓0.006) | 13 (↓1) |
81 | 162 (-) | 221 (+2) | 33 (-) | 27 (-) |
0.214 (↓0.001) | 3.390 (↑0.02) |
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