1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 11 | 0 | 1 |
ヤクルト | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:- 敗戦投手:- 本塁打 |

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◆ヤクルトは3-3で迎えた5回裏、2死三塁から内山が適時打を放ち、勝ち越しに成功する。対する楽天は1点を追う7回、ゴンザレスの犠飛で試合を振り出しに戻した。その後は延長戦に突入するも、両軍の救援陣が得点を許さず、4時間半を超える熱戦は規定により引き分けに終わった。
◆ヤクルト高梨裕稔投手(34)が投打で存在感を示した。先制点を与え、2回までに3四死球と立ち上がりに苦しんだが、バットで取り返した。1点を追う3回、元同僚の楽天ヤフーレから中前打を放ち今季初安打をマーク。後続がつないで三進すると、オスナの中犠飛で同点のホームを踏んだ。前日には「チームを勢いづけたい」と話しており、内角を突く強気の投球で5回3失点とゲームをつくった。
◆楽天の新助っ人ゴンザレスが、神宮の夜空にアーチをかけた。1-3の5回2死一塁、3ボールからヤクルト高梨の直球に迷わずスイングをかけた。左中間席に飛び込む2号2ランに「100%ストレートに絞って打ちにいった結果、一発で仕留めることができて良かったよ」。初回には中前打を放っており、今季3度目のマルチ安打とした。ゴンザレスは5月に加入。今月10日の中日戦でデビューすると、12日同戦では来日初安打&初本塁打をマークした。これまでは指名打者での出場が続いていたが、来日7試合目で初めて左翼の守備に就いた。初の守備機会となった5回2死二塁では、山田の左飛を危なげなく捕球した。楽天には新たな助っ人としてメジャー通算95本塁打のボイトが加入することが決まっているが、ひと足先に来日した強打者が存在感を示している。
◆ヤクルトのドラフト3位荘司宏太投手(25)は、デビューからの球団新人無失点記録が13試合目で途切れた。1点リードの7回、3番手で登板。先頭村林を二内野安打で出塁させると、次打者小深田にセーフティーバントを許して無死一、二塁とピンチを拡大。続く浅村にストレートの四球を与え、無死満塁からゴンザレスの中犠飛で同点に追いつかれた。13試合目で初の失点となった。セガサミーから24年ドラフト3位で入団した即戦力左腕は、3月29日巨人戦(東京ドーム)でデビュー。コンディション不良のため5月9日に出場登録を抹消されたが、14日ロッテ戦(ZOZOマリン)から再昇格していた。
◆4連勝中の楽天は、3試合連続で4時間超えの延長戦を戦い、セ・リーグ最下位のヤクルトと引き分けた。2回に村林一輝内野手(27)の犠飛で先制。3回にミゲル・ヤフーレ投手(27)がつかまり、オスナの犠飛と内山の2点適時二塁打で逆転を許した。5回2死一塁からオスカー・ゴンザレス外野手(27)の2号2ランで追いつき、1点追う7回無死満塁でゴンザレスの犠飛で再び同点とした。以降は9回、延長10、11回と得点圏に走者を進めたが、ものにできなかった。
◆楽天の新助っ人ゴンザレスが、2安打3打点と気を吐いた。2点を追う5回2死一塁、3ボールから左中間席に飛び込む2号2ラン。初回に中前打、7回には犠飛もマークし「自分としてはチャンスをものにできてすごい満足しています」。左翼守備にも初めて就き「守備につくのは嫌じゃないし、守備からいいリズムを作れている」と、うなずいた。チームは3試合連続延長戦の末に引き分けた。
◆ヤクルトは楽天との4時間34分に及ぶ延長戦で引き分けに終わった。2度勝ち越したが7回に追いつかれ、計7人の中継ぎを注ぎ込みなんとか持ちこたえた。高津監督は「今年一番びっくりした。ちょっと理解に苦しむ1発」と先発高梨がゴンザレスに浴びた、3ボールから4球目真ん中高めシュートを仕留められた5回の同点2ランの配球を指摘。「4番に対する1球じゃないと...。ちょっと勉強が必要かなと思います」と厳しい表情で振り返った。
◆死球を受けた楽天中島大輔外野手(24)が、大事をとって途中交代したことを明かした。2回の第1打席で右肘付近に死球を受け、治療後にプレーを続行した。2回、3回と守備にも就いたが、4回に打席が回ってきたところで代打を送られた。中島は「大丈夫かなと思って出たんですけど、トレーナーさんと相談して大事をとろうとなり、途中交代になりました」と説明。「強行突破しようと思えば、全然できたと思うんですけど、一応念のためにという感じですね」と話した。痛みはあるというが、18日以降の出場については「腫れがどうなるかわからないですけど、できそうなんでという感じですね。明日は行けそうな気はしてます」と力を込めた。
◆ヤクルトは、楽天との4時間34分に及ぶ延長戦は引き分けに終わった。2度勝ち越したが7回に追いつかれ、計7人の中継ぎを注ぎ込みなんとか持ちこたえた。高津臣吾監督(56)は「今年一番びっくりした。ちょっと理解に苦しむ1発」と先発高梨がゴンザレスに浴びた、3ボールから4球目真ん中高めシュートを仕留められた5回の同点2ランの配球を指摘。「4番に対する1球じゃないと...。ちょっと勉強が必要かなと思います」と厳しい表情で振り返った。ドラフト3位ルーキー荘司宏太投手(25)のデビューからの球団新人無失点記録は「12」でストップした。
◆楽天の新外国人ゴンザレスが五回、中堅左に2号2ランを放って試合を振り出しに戻した。12日の中日戦以来、4試合ぶりの一発。3ボールからの4球目をたたき「100%ストレートに絞って打ちに行った結果、ひとふりで仕留めることができた」と胸を張った。一回の1打席目は中前打。チームメートから「ゴンちゃん」の愛称で親しまれ、ラーメンなど日本食にも積極的にトライしている。(神宮)
◆延長十二回で引き分け。楽天は3―4の七回、前の打席で2ランのゴンザレスの犠飛で追い付いた。以降は好機を生かせなかった。ヤクルトの内山は三回に2点二塁打、五回は適時打をマーク。十二回は好機であとひと押しを欠いた。
◆5回、左適時打を放つヤクルト・内山壮真=神宮球場(撮影・長尾みなみ)
◆「5番・右翼」で先発出場したヤクルト・内山壮真捕手(22)が2安打3打点。2試合連続で3打点を挙げる勝負強さで存在感を示した。「甘い球を一球で仕留められているのでそこがいいかなと思う」1-1とした三回2死一、三塁で元同僚のヤフーレから中越えに2点二塁打をマーク。同点とされた五回2死三塁でも一時勝ち越しの左前適時打を放った。本職の捕手に加え、内外野を守れる万能選手が打線を引っ張った。この日は「松山DAY」として開催。チームにとって、愛媛・松山市は秋季キャンプを行う〝第二の故郷〟だ。チームは4時間34分の死闘の末に今季3度目の引き分けた。高津監督は内山に「思い切りよく振り抜く姿はチームに非常に参考になる」と評価した。「これからもっと打てるように頑張ります」と内山。主砲・村上ら主力を欠く中、22歳が得点力不足に苦しむチームの救世主となる。(樋口航)
◆ヤクルトでは同僚。ともに2軍監督としても戦っている高津、三木両監督。意地の張り合いともいえるドロー劇には、ある種の感慨を覚えた。その中で目についたのは、ヤクルトの5番・内山だ。三回に左中間2点二塁打、五回に三遊間タイムリー。どちらもヤフーレの150キロ近いツーシームを引っ張った。もともと速い球には強い。ここにきて固定して起用されていることで、試合前の準備から打席での意識や狙い方まで安定し、しっかりと臨めていることは間違いない。村上、塩見、長岡らを欠く今の打線では、サンタナとオスナは徹底的にマークされる。この日もそうだが、明らかに勝負を避けられて四球...というケースが多い。それだけに、うしろを任される内山の打棒は、相手チームの警戒網を引き裂く上できわめて重要。もちろん、伊藤や武岡らも刺激を受けて、ますます乗っていければ、相乗効果で打線も大いに活性化される。その意味でも、内山がどこまで好調を継続できるか注目したい。(サンケイスポーツ専属評論家)

<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
9 | 3 | 1 | 0.750 (↑0.023) | - (-) |
5 | 54 (+2) | 27 (-) | 8 (+1) | 10 (+2) |
0.255 (↓0.012) | 1.960 (↑0.16) |
2 (-) |
ORIX |
8 | 5 | 0 | 0.615 (↑0.032) | 1.5 (-) |
5 | 43 (+5) | 42 (+3) | 4 (-) | 8 (+1) |
0.256 (↑0.005) | 2.990 (-) |
2 (-) |
日本ハム |
8 | 5 | 0 | 0.615 (↑0.032) | 1.5 (-) |
5 | 54 (+4) | 41 (+1) | 14 (+3) | 6 (-) |
0.274 (↓0.001) | 2.910 (↑0.16) |
2 (-) |
西武 |
8 | 5 | 0 | 0.615 (↑0.032) | 1.5 (-) |
5 | 28 (+3) | 32 (-) | 1 (-) | 8 (-) |
0.232 (↑0.002) | 2.230 (↑0.19) |
5 (-) |
ロッテ |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↑0.038) | 2 (-) |
6 | 38 (+3) | 39 (+1) | 8 (-) | 11 (+1) |
0.216 (↓0.002) | 3.200 (↑0.2) |
6 (-) |
楽天 |
6 | 6 | 1 | 0.500 (-) | 3 (↓0.5) |
5 | 33 (+4) | 42 (+4) | 6 (+1) | 7 (-) |
0.247 (↑0.002) | 2.510 (↓0.06) |
7 (1↓) |
広島 |
6 | 7 | 0 | 0.462 (↓0.038) | 3.5 (↓1) |
5 | 51 (-) | 46 (+2) | 5 (-) | 14 (-) |
0.255 (↓0.012) | 3.370 (↑0.11) |
7 (1↓) |
中日 |
6 | 7 | 0 | 0.462 (↓0.038) | 3.5 (↓1) |
5 | 33 (+3) | 44 (+5) | 6 (-) | 16 (-) |
0.236 (↑0.004) | 3.460 (↓0.14) |
9 (-) |
DeNA |
5 | 8 | 0 | 0.385 (↓0.032) | 4.5 (↓1) |
5 | 33 (-) | 39 (+3) | 7 (-) | 6 (-) |
0.203 (↓0.009) | 2.970 (-) |
9 (-) |
阪神 |
5 | 8 | 0 | 0.385 (↓0.032) | 4.5 (↓1) |
5 | 43 (+1) | 34 (+3) | 11 (-) | 11 (+1) |
0.234 (↓0.004) | 2.470 (↓0.05) |
11 (-) |
ヤクルト |
4 | 8 | 1 | 0.333 (-) | 5 (↓0.5) |
5 | 35 (+4) | 49 (+4) | 9 (-) | 9 (+3) |
0.214 (↑0.001) | 3.610 (↑0.06) |
12 (-) |
巨人 |
3 | 8 | 1 | 0.273 (↓0.027) | 5.5 (↓1) |
6 | 28 (+1) | 38 (+4) | 4 (-) | 7 (-) |
0.219 (-) | 2.970 (↓0.09) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
35 | 28 | 2 | 0.556 (↓0.009) | - (-) |
78 | 221 (+1) | 155 (+3) | 38 (-) | 53 (+1) |
0.240 (↓0.001) | 2.160 (↓0.01) |
2 (-) |
DeNA |
31 | 29 | 3 | 0.517 (↓0.008) | 2.5 (-) |
80 | 202 (-) | 169 (+3) | 32 (-) | 33 (-) |
0.231 (↓0.002) | 2.450 (↓0.01) |
3 (-) |
広島 |
30 | 30 | 2 | 0.500 (↓0.008) | 3.5 (-) |
81 | 201 (-) | 180 (+2) | 26 (-) | 29 (-) |
0.242 (↓0.002) | 2.620 (↑0.01) |
4 (-) |
巨人 |
31 | 32 | 2 | 0.492 (↓0.008) | 4 (-) |
78 | 190 (+1) | 201 (+4) | 41 (-) | 30 (-) |
0.238 (↓0.001) | 2.760 (↓0.02) |
5 (-) |
中日 |
29 | 33 | 2 | 0.468 (↓0.007) | 5.5 (-) |
79 | 152 (+3) | 196 (+5) | 29 (-) | 42 (-) |
0.221 (↑0.001) | 2.890 (↓0.04) |
6 (-) |
ヤクルト |
18 | 39 | 3 | 0.316 (-) | 14 (↑0.5) |
83 | 155 (+4) | 247 (+4) | 28 (-) | 24 (+3) |
0.219 (-) | 3.660 (↑0.02) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
37 | 25 | 2 | 0.597 (↑0.007) | - (-) |
79 | 229 (+4) | 177 (+1) | 62 (+3) | 32 (-) |
0.238 (↑0.001) | 2.360 (↑0.02) |
2 (-) |
ORIX |
33 | 26 | 3 | 0.559 (↑0.007) | 2.5 (-) |
81 | 213 (+5) | 217 (+3) | 39 (-) | 32 (+1) |
0.261 (↑0.001) | 3.200 (↑0.01) |
3 (-) |
西武 |
35 | 28 | 0 | 0.556 (↑0.008) | 2.5 (-) |
80 | 174 (+3) | 162 (-) | 25 (-) | 43 (-) |
0.237 (-) | 2.400 (↑0.03) |
4 (-) |
ソフトバンク |
33 | 27 | 3 | 0.550 (↑0.008) | 3 (-) |
80 | 230 (+2) | 186 (-) | 38 (+1) | 44 (+2) |
0.246 (↓0.002) | 2.600 (↑0.04) |
5 (-) |
楽天 |
29 | 32 | 2 | 0.475 (-) | 7.5 (↓0.5) |
80 | 167 (+4) | 194 (+4) | 25 (+1) | 61 (-) |
0.238 (-) | 2.820 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
24 | 36 | 0 | 0.400 (↑0.01) | 12 (-) |
83 | 161 (+3) | 211 (+1) | 33 (-) | 27 (+1) |
0.214 (-) | 3.320 (↑0.04) |
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