広島(★0対2☆)ソフトバンク =交流戦1回戦(2025.06.17)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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ソフトバンク
2000000002301
広島
0000000000200
勝利投手:有原 航平(4勝5敗0S)
(セーブ:杉山 一樹(1勝2敗3S))
敗戦投手:玉村 昇悟(3勝6敗0S)

本塁打
【ソフトバンク】近藤 健介(2号・1回表2ラン)

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◆ソフトバンクが4連勝。ソフトバンクは初回、近藤の2ランが飛び出し、先制に成功する。投げては、先発・有原が7回1安打無失点の力投。その後は藤井と杉山の継投で完封リレーを展開し、有原は今季4勝目をマークした。敗れた広島は、打線が2安打無得点と沈黙した。

◆ソフトバンク近藤健介外野手にアクシデント? が起こった。1回2死二塁の第1打席。玉村から左翼2ランを放ったが、一塁ベースを過ぎたあたりで足を引きずる素振りを見せた。近藤は苦悶(くもん)の表情を浮かべながらダイヤモンドを一周。ベンチでは小久保監督が渋い表情を浮かべていたその後ベンチ裏に向かったが、数分後にグラウンドに姿を見せて右翼守備についた。近藤はこの1発が通算99本塁打目。節目の100号に王手をかけた。詳細は不明だが球団を通じて「打ったのは真っすぐです。先制のチャンスを絶対に生かそうと打席に入りました。自分のイメージ通りのバッティングができたと思います。ホームランといい形で先制することができて良かったです」とコメントした。

◆ソフトバンク有原航平投手(32)が6回1死まで無安打投球を披露した。1回から2者連続三振の好スタート。3四球を出しながら広島打線に安打を許さなかった。力強い直球にツーシーム、フォーク、チェンジアップを織り交ぜて抜群の安定感。しかし6回、大盛に中前打を浴びてノーヒットノーランの快挙とはならなかった。有原は広島県出身。マツダスタジアムは18年以来7年ぶり2度目の登板で先発としては初だ。故郷凱旋(がいせん)に登板前日は「マウンドも確認して自分のできることをしっかりやりたい」と意気込んでいた。

◆ソフトバンクが4連勝を飾った。05年に始まった交流戦は通算260勝160敗(19分け)。この日の勝利で節目の貯金「100」に到達した。0-0の1回2死二塁で近藤健介外野手(31)が2戦連発の2号2ラン。玉村の直球を左翼スタンドまで運び、早速試合を動かした。先発の有原航平投手(32)は6回1死まで無安打投球でゲームメーク。投打がかみあい、交流戦単独首位をキープした。また、交流戦の広島戦は直近10試合で9勝1敗の好成績。お得意様相手に18日にもカード勝ち越しを狙う。

◆広島が今季最少タイの2安打でゼロ封負けを喫した。3連敗で勝率5割となった。先発玉村は立ち上がりに許した被弾があまりにも痛かった。1回2死二塁から近藤に浮いた直球を捉えられ、左翼席に運ばれた。2回以降は立ち直り、6回まで1安打投球。好調ソフトバンク打線に被弾による2失点に抑えたが、打線の援護に恵まれなかった。5回までソフトバンク有原に無安打の打線は6回、1死から大盛が中前打でチーム初安打をマークした。だが、その後2死一、二塁はモンテロが左翼へのライナーに倒れた。8回には再び大盛が左前打を放つも、後続は倒れてゼロ封負けとなった。交流戦は13試合を終えて6勝7敗となった。

◆故郷広島に錦を飾った。ソフトバンク先発の有原航平投手(32)が広島打線を7回1安打無失点。今季4勝目を挙げた。立ち上がりから快調だった。初回は大盛、田中を連続三振。きっちり3人で切ると、5回まで無安打投球。「被安打も少なかったし、何とか0点を抑えられたのがよかった。今日はチェンジアップ、フォークの落ち球がよかった」。6回1死から大盛に初安打となる中前打を許して2死一、二塁のピンチを招いたが、4番モンテロを左飛に仕留めた。7回も危なげなく3者凡退。103球の快投だった。故郷広島ではプロ初先発。セ球団で唯一、勝ち星がなかった広島からうれしい白星をゲットした。日本ハム時代の18年のリリーフ登板以来、7年ぶりのマツダスタジアムで"セ界制覇"を達成。12球団からの白星へ、残すは古巣日本ハムだけとして王手をかけた。「とにかく地元で勝てるようにという気持ちで投げた。(広島では)あまり投げる機会もないし、本当に勝ててよかった」。記念のウイニングボールを受け取ると、笑顔でポケットにしまった。

◆広島が今季最少タイの2安打でゼロ封負けを喫した。ソフトバンク先発有原の前に5回まで無安打だった打線は、6回1死から大盛がチーム初安打を放ち、8回にも2番手藤井から左前打を放った。孤軍奮闘も、あとが続かなかった。先発玉村は1回2死二塁から近藤に浮いた直球を捉えられ、先制2ランを左翼席に運ばれた。2回以降は立ち直り、その後は6回まで1安打投球も6敗目となった。3連敗で勝率5割。交流戦は13試合を終えて6勝7敗となった。

◆リーグ首位打者のソフトバンク柳町達外野手(28)が守備で貢献した。2-0の6回2死一、二塁。モンテロの左翼へのライナー性の打球に飛び込んで好捕。後ろに逸らしていれば同点の危機だったが、ファインプレーで完封勝利に導いた。バットは4打数無安打だったが、小久保監督は「柳町のプレーがポイント。ファンブルをしていたら同点になっていた。いいチャージでしたね」とヒーローに挙げた。

◆ソフトバンクが敵地で広島に快勝して4連勝、「日本生命セ・パ交流戦」で12球団断トツの通算貯金100に達した。0-0の1回に近藤健介外野手(31)が2戦連発となる先制決勝2号2ラン。自身の通算100号に王手をかけた"スミ2"が唯一の得点となったが、一塁ベースを踏んだ際に左足かかとを痛め、6回の守備から途中交代した。小久保裕紀監督(53)は18日の出場に厳しい見通しを示すなど、首位快走の交流戦で勝ち越しを決めても心から喜べない夜になった。着弾を確認した近藤が突然、表情を曇らせた。一塁ベースを踏んだ際に左足のかかとを負傷。15日のDeNA戦から同箇所に痛みがあったという。「昨日も結構痛かった。今日は何とか良くなってたので。それが悪化したって感じです」。何とかダイヤモンドを1周したが、笑顔はなかった。0-0の1回2死二塁、広島玉村の直球を逆方向へ流す芸術的な1発。結果的にこの2戦連発の2号2ランが決勝点になり、近藤自身も通算100本塁打に王手をかけた。だが喜びは一転、苦悶(くもん)の表情に。一旦ベンチ裏に下がって手当を受け、プレーを続行したが、6回裏から右翼守備を佐藤直に譲る形で途中交代を余儀なくされた。小久保監督は近藤について「(痛みを)我慢していた」と説明。5回までのプレーを続行したことについては「追加点が入るまではと思っていたんですけど」と苦しい胸の内を明かした。「18日以降の出場は厳しいか?」の質問には「かもしれないですね。炎症が引くまではね...」と厳しい表情だった。最終的には当日の判断になるが、頼れる4番が欠場の危機に立たされた。近藤は今年4月2日に腰を手術。リハビリを経て5月27日に1軍復帰したばかりった。山川と中村晃から4番を引き継ぎ、打率2割8分6厘、2本塁打、9打点と奮闘。昨季のMVPが本領を発揮し、交流戦首位快走に貢献してきた。試合後は多くを語らず、足を引きずるしぐさを見せながらチームバスに乗り込んだ。この日の勝利で、ソフトバンクの交流戦通算貯金が12球団断トツの100に到達。4連勝で交流戦の3年連続勝ち越しも決めた。それでも手放しでは喜べない広島の夜になった。近藤が再び離脱すれば打線の核を失う。大事に至らないことを願うばかりだ。【只松憲】

◆広島は今季9度目の零封負けを喫した。先発した玉村昇悟投手(24)は6回を投げ、2失点で今季6敗目を喫した。一回、2死二塁から近藤に先制2ランを浴びた。その後は尻上がりに調子を上げ、追加点は与えなかった。打線はソフトバンク先発の有原の前に五回まで無安打。六回に2死一、二塁の好機を作るが、モンテロ(前ロッキーズ)の放った左翼へのライナー性の打球は、相手の好守に合い、得点にはつながらなかった。

◆ソフトバンクが4連勝で勝ち越しを今季最多6に伸ばした。有原はコースと高低を丁寧に突いて7回を1安打無失点で4勝目。一回に近藤の2号2ランで先制して逃げ切った。広島は3連敗。6回2失点の玉村を援護できなかった。

◆広島は今季9度目の零封負け。先発した玉村昇悟投手(24)は6回を投げ、2失点で今季6敗目を喫した。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
931 0.750
(↑0.023)
-
(-)
554
(+2)
27
(-)
8
(+1)
10
(+2)
0.255
(↓0.012)
1.960
(↑0.16)
2
(-)
ORIX
850 0.615
(↑0.032)
1.5
(-)
543
(+5)
42
(+3)
4
(-)
8
(+1)
0.256
(↑0.005)
2.990
(-)
2
(-)
日本ハム
850 0.615
(↑0.032)
1.5
(-)
554
(+4)
41
(+1)
14
(+3)
6
(-)
0.274
(↓0.001)
2.910
(↑0.16)
2
(-)
西武
850 0.615
(↑0.032)
1.5
(-)
528
(+3)
32
(-)
1
(-)
8
(-)
0.232
(↑0.002)
2.230
(↑0.19)
5
(-)
ロッテ
750 0.583
(↑0.038)
2
(-)
638
(+3)
39
(+1)
8
(-)
11
(+1)
0.216
(↓0.002)
3.200
(↑0.2)
6
(-)
楽天
661 0.500
(-)
3
(↓0.5)
533
(+4)
42
(+4)
6
(+1)
7
(-)
0.247
(↑0.002)
2.510
(↓0.06)
7
(1↓)
広島
670 0.462
(↓0.038)
3.5
(↓1)
551
(-)
46
(+2)
5
(-)
14
(-)
0.255
(↓0.012)
3.370
(↑0.11)
7
(1↓)
中日
670 0.462
(↓0.038)
3.5
(↓1)
533
(+3)
44
(+5)
6
(-)
16
(-)
0.236
(↑0.004)
3.460
(↓0.14)
9
(-)
DeNA
580 0.385
(↓0.032)
4.5
(↓1)
533
(-)
39
(+3)
7
(-)
6
(-)
0.203
(↓0.009)
2.970
(-)
9
(-)
阪神
580 0.385
(↓0.032)
4.5
(↓1)
543
(+1)
34
(+3)
11
(-)
11
(+1)
0.234
(↓0.004)
2.470
(↓0.05)
11
(-)
ヤクルト
481 0.333
(-)
5
(↓0.5)
535
(+4)
49
(+4)
9
(-)
9
(+3)
0.214
(↑0.001)
3.610
(↑0.06)
12
(-)
巨人
381 0.273
(↓0.027)
5.5
(↓1)
628
(+1)
38
(+4)
4
(-)
7
(-)
0.219
(-)
2.970
(↓0.09)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
35282 0.556
(↓0.009)
-
(-)
78221
(+1)
155
(+3)
38
(-)
53
(+1)
0.240
(↓0.001)
2.160
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
31293 0.517
(↓0.008)
2.5
(-)
80202
(-)
169
(+3)
32
(-)
33
(-)
0.231
(↓0.002)
2.450
(↓0.01)
3
(-)
広島
30302 0.500
(↓0.008)
3.5
(-)
81201
(-)
180
(+2)
26
(-)
29
(-)
0.242
(↓0.002)
2.620
(↑0.01)
4
(-)
巨人
31322 0.492
(↓0.008)
4
(-)
78190
(+1)
201
(+4)
41
(-)
30
(-)
0.238
(↓0.001)
2.760
(↓0.02)
5
(-)
中日
29332 0.468
(↓0.007)
5.5
(-)
79152
(+3)
196
(+5)
29
(-)
42
(-)
0.221
(↑0.001)
2.890
(↓0.04)
6
(-)
ヤクルト
18393 0.316
(-)
14
(↑0.5)
83155
(+4)
247
(+4)
28
(-)
24
(+3)
0.219
(-)
3.660
(↑0.02)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
37252 0.597
(↑0.007)
-
(-)
79229
(+4)
177
(+1)
62
(+3)
32
(-)
0.238
(↑0.001)
2.360
(↑0.02)
2
(-)
ORIX
33263 0.559
(↑0.007)
2.5
(-)
81213
(+5)
217
(+3)
39
(-)
32
(+1)
0.261
(↑0.001)
3.200
(↑0.01)
3
(-)
西武
35280 0.556
(↑0.008)
2.5
(-)
80174
(+3)
162
(-)
25
(-)
43
(-)
0.237
(-)
2.400
(↑0.03)
4
(-)
ソフトバンク
33273 0.550
(↑0.008)
3
(-)
80230
(+2)
186
(-)
38
(+1)
44
(+2)
0.246
(↓0.002)
2.600
(↑0.04)
5
(-)
楽天
29322 0.475
(-)
7.5
(↓0.5)
80167
(+4)
194
(+4)
25
(+1)
61
(-)
0.238
(-)
2.820
(-)
6
(-)
ロッテ
24360 0.400
(↑0.01)
12
(-)
83161
(+3)
211
(+1)
33
(-)
27
(+1)
0.214
(-)
3.320
(↑0.04)