1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
広島 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 | 13 | 1 | 0 |
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | 2 | 1X | 8 | 13 | 1 | 2 |
勝利投手:柳川 大晟(1勝1敗0S) 敗戦投手:栗林 良吏(1勝1敗8S) 本塁打 |

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◆日本ハムがサヨナラ勝ち。日本ハムは2点を追う9回裏、2死二三塁からレイエスの適時打が飛び出し、土壇場で同点とする。続く延長10回には、田宮がソロを放ち、試合を決めた。投げては、6番手・柳川が今季初勝利。敗れた広島は、一時7-0とリードするも、痛い逆転負けを喫した。
◆日本ハムは球団公式Xで「ルーフオープン情報」として「本日6/15(日)の試合は、開閉式屋根を閉めて行います」と発表した。この日の北海道・北広島は曇り空でやや肌寒い気候。「ファーストルーフオープンゲーム」と銘打っていた14日広島戦に続いて、天候など総合的に判断し、屋根を閉めて行うこととなった。今後は8月31日まで、当日の天候状況により屋根を開けるか判断する。次回のエスコンフィールドでの主催試合となる7月4日楽天戦まで"そらびらき"はお預けとなった。
◆広島は森翔平投手(27)が先発する。前回8日西武戦(マツダスタジアム)ではプロ初完封で自己最多タイの4勝目をマーク。プロ入り最多の129球の熱投だった。好調・日本ハム打線を相手に5勝目を目指す。前日14日、野手9人全員が毎回の15三振を喫した打線はこの日もオーダーを変更した。「1番中堅」には、13日に2号ソロを放った大盛穂外野手(28)。「2番三塁」には、同日3安打猛打賞だったベテラン田中広輔内野手(35)を据えた。また、3試合連続で指名打者には坂倉将吾捕手(27)。この日は6番での起用となった。
◆広島が集中打で一挙6点を奪った。1-0で迎えた6回無死二塁。追加点がほしい場面で、エレフリス・モンテロ内野手(26)が適時二塁打を放った。さらに小園海斗内野手(25)の中前打で無死一、三塁とし、坂倉将吾捕手(27)が右中間に2点タイムリー二塁打。続く末包昇大外野手(29)も左翼線に適時二塁打を放った。これだけでは終わらない。さらに猛攻は続いた。この回、石原貴規捕手(27)、サンドロ・ファビアン外野手(27)もタイムリー。打者11人の猛攻。8安打を集中し、6点を奪うビッグイニングとなった。スコア速報
◆日本ハムが6回、今季ワーストタイの1イニング6失点を喫した。5回まで1失点だった先発金村尚真投手(24)が、6回先頭の3番ファビアンに二塁打、4番モンテロに適時二塁打、5番小園に中前打と3連打を浴びてKOとなった。2番手の堀瑞輝投手(27)も広島打線の勢いを止められなかった。6番坂倉に2点適時二塁打、7番末包に適時二塁打、8番矢野に犠打を決められ、9番石原に適時打を浴びた。3番手の斎藤友貴哉投手(30)も1番大盛に安打、2番田中は一ゴロに抑えるも2死一、三塁から、この回2度目の打席となった3番ファビアンに適時打を浴びた。最後は4番モンテロから空振り三振を奪って長い攻撃が終了した。3投手を注ぎ込んだ6回は8安打を許して一挙6失点。1イニング6失点は5月10日楽天戦(エスコンフィールド)の4回に続き、今季ワーストタイとなった。
◆日本ハム野村佑希内野手(24)がアクシデントに襲われた。9回1死、広島大盛が二ゴロを放つと、捕球した奈良間の送球がそれ、野村が捕球しようとするも、走り込んできた大盛と交錯し、のけぞるように倒れ、後頭部を打った。左のスパイクが脱げるほどの衝撃で、トレーナーを含む4人のスタッフが駆けつけたが、大事には至らずに、野村は引き続きプレーを続けた。
◆日本ハム山県秀内野手(23)が放った内野安打性の打球は、広島の矢野雅哉内野手(26)の超スーパープレーに阻まれた。山県は9回先頭で三遊間の一番深いところへゴロを放った。その打球を矢野はグラブではなく、右手でベアハンドキャッチ。そのまま一塁へ送球し、ヘッドスライディングした山県はアウトとなった。新庄剛志監督(53)もリクエストを要求したが、判定は覆らず。三遊間で"素手キャッチ"し、スローイングを行ってアウトにする職人技に、場内も騒然となった。
◆広島は1-0の6回無死二塁、エレフリス・モンテロ内野手(26)の適時二塁打で1点を追加した。さらに小園海斗内野手(25)の中前打で無死一、三塁とし、坂倉将吾捕手(27)が右中間に2点タイムリー二塁打。続く末包昇大外野手(29)も左翼線に適時二塁打。5連打で4点を奪った。この回、石原貴規捕手(27)、サンドロ・ファビアン外野手(27)のタイムリーもあり、打者11人の猛攻。8安打集中で6点を奪うビッグイニングとなった。先発森翔平投手(27)は立ち上がりから丁寧な投球。7回まで1失点だったが、8回に打ち込まれて降板。リリーフ陣に託したが、9回、まさかの展開になった。4番手のテイラー・ハーン投手(30)が2死からレイエスに中前2点適時打を浴び、7-7の同点。試合は延長戦に突入した。延長10回栗林良吏投手(28)が日本ハム田宮裕涼に本塁打を浴び、サヨナラ負けとなった。
◆日本ハムが今季5度目のサヨナラ勝ちを、劇的な1発で決めた。7-7の延長10回無死、途中出場の田宮佑涼捕手(25)が広島栗林から右中間にサヨナラ弾を放った。6回表までは0-7と劣勢ムードだったが、6回裏に1点、8回に4点、9回に2点を返し追い付き、劇的な大逆転勝利につなげた。試合後の新庄剛志監督(53)は「あー、しびれたねぇ。(今カードから1軍へ)上がってきてくれた選手が全員打ったでしょ。ホッとしたね。あの中島くんフォアボール、その前のヒットも。田宮くんの内野安打も、今日もサヨナラホームランでしょ。宮崎くんも1本出てくれたしねぇ。6回の6点で、あちゃ~ってなったけどね。いやぁ、よく選手が追いついてくれて、最後決めてくれましたね。スタンドを見ても、そんなに帰ってなかったんですよ。なんかうれしいなと思って。何か期待してくれてるファンのみんなが残ってくれてたっていうのが、今日のサヨナラホームランにつながってくれましたね」と喜んだ。
◆日本ハムが今季5度目のサヨナラ勝ちを、劇的なアーチで決めた。7-7の延長10回無死、途中出場の田宮佑涼捕手(25)が広島栗林から右中間にサヨナラ弾を放った。6回表までは0-7と劣勢ムードだっただけに、劇的な大逆転勝利となった。日本ハムは0-7から逆転サヨナラ勝ち。日本ハムの7点差以上の逆転勝ちは08年4月8日楽天戦(0-7→8-7)以来17年ぶり5度目。また、交流戦での7点差逆転勝ちは、10年6月2日中日戦のオリックス(0-7→10-7)に次いで2度目の最大得点差での逆転勝ちとなった。
◆日本ハムが最大7点差をひっくり返して、今季5度目のサヨナラ勝ちを収めた。7-7の延長10回無死、途中出場の田宮佑涼捕手(25)が広島栗林から右中間へサヨナラ弾を放った。6回表までは0-7と劣勢ムードだったが、6回に1点、8回に4点、9回に2点を返し追い付き、劇的な大逆転勝利。日本ハムの7点差以上の逆転勝ちは08年4月8日楽天戦(0-7→8-7)以来17年ぶり5度目となった。
◆カード最終戦となった試合終了後に、エスコンフィールドの大型ビジョンには球場スタッフ一同から広島ファンへのメッセージが映し出された。
◆広島が7-0から大逆転を許し、延長サヨナラ負けを喫した。中盤までは広島ペースだった。1-0の6回、打者11人の猛攻。8安打集中で6点を奪うビッグイニングで主導権を握った。しかし、終盤、まさかの展開に。8回に4点を失うと、7-5の9回2死からテイラー・ハーン投手(30)がレイエスに中前2点適時打を許し、同点に追いつかれた。さらに延長10回、栗林良吏投手(28)が田宮に本塁打を浴び、今季5度目となるサヨナラ負けを喫した。
◆日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が、値千金の同点2点適時打を放った。2点を追う9回2死二、三塁、フルカウウントから広島ハーンの外角へのスライダーをバットの先で捉え、中前にポトリと落とした。8回無死満塁では右犠飛を放つなど、4安打3打点の荒稼ぎ。「犠飛を打った後、谷内コーチに『もう1回大事な場面で回ってくるから準備しておいて』と言われて、集中して打席に臨めた」と感謝した。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が、劇的なサヨナラ勝ちをインスタグラムで喜んだ。この日は6回表までは0-7と劣勢ムードだったが、6回裏に1点、8回に4点、9回に2点を返し追い付き、延長10回に田宮裕涼捕手(25)のサヨナラ本塁打で勝利した。新庄監督はインスタグラムで「何がこうなってどうなってそうなって7点差をひっくり返したのか もう~わかりゃん~ 皆んな 凄い 有難う 誇りに思います!」と選手をたたえた。試合後の新庄監督は「あー、しびれたねぇ。(今カードから1軍へ)上がってきてくれた選手が全員打ったでしょ。ホッとしたね。あの中島くんフォアボール、その前のヒットも。田宮くんの内野安打も、今日もサヨナラホームランでしょ。宮崎くんも1本出てくれたしねぇ。6回の6点で、あちゃ~ってなったけどね。いやぁ、よく選手が追いついてくれて、最後決めてくれましたね。スタンドを見ても、そんなに帰ってなかったんですよ。なんかうれしいなと思って。何か期待してくれてるファンのみんなが残ってくれてたっていうのが、今日のサヨナラホームランにつながってくれましたね」と喜んだ。
◆日本ハム柳川大晟投手(21)が好救援で今季初勝利を挙げた。延長10回に登板し、3者連続三振で劇的勝利への流れをつくった。14日広島戦でも7回に3者連続三振を奪っていた右腕は「三振を毎回取れればいいなと思っている。狙って取れたんでよかった」と笑顔。好調さを買われて首脳陣からは「今日から9回(クローザー起用)とかあるよって言われていた」という高卒4年目右腕の存在感が増してきた。
◆サヨナラ弾を放った日本ハム田宮裕涼捕手(25)が、インスタグラムで俳優や歌手の中島健人(31)からの祝福を喜んだ。田宮は8回の守備から途中出場すると、直後の8回2死一塁から三塁への内野安打。10回には広島栗林から右翼席へ2号サヨナラ本塁打を放った。これにまずは中島が「ゆあちぃぃぃ! さよならホームラン! かっこよかった!」と投稿。田宮は中島のファンであることを公言しており、中島の投稿に「ありがとうございます」と絵文字を添えて反応した。中島は5月16日オリックス戦(エスコンフィールド)で、ファーストピッチに登場。田宮が捕手役を務め、ガッチリとハグを交わした。同戦で出場がなかった田宮は試合後「最高な日になりました! 一生忘れません! 次はプレーしてるところを見てもらえるように、ゆあち頑張ります」とつづっていた。
◆大地が揺れた田宮裕涼 サヨナラホームラン7?点ビハインドからの大逆転勝利#オレをみろ 「DAZN BASEBALL」月々2,300円 (年間プラン・月々払い)年間契約の初月無料登録はこちら?https://t.co/xuxqErhJa9?プロ野球(2025/6/15)??日本ハム×広島??Live on DAZN#lovefighters pic.twitter.com/xxRANpTxxm
◆日本ハム宮崎一樹外野手(23)が8回2死一、二塁で左翼線へ適時二塁打を放ち、プロ初打点を挙げた。今季初のスタメン出場。5回無死一塁のチャンスでは1度も振ることなく3球三振し、7回無死二塁でも三振に倒れ「ボスが最後にチャンスをくれているんだと思って、思い切っていかないと後悔すると思った」。新庄監督は「カチンと来ましたけど、もう1回チャンスをあげるから打ってみろと。うれしかったですねえ」と喜んだ。守備では外野3ポジションを守り、勝利に貢献した。
◆新庄日本ハムがミラクル大逆転劇だ!! 「日本生命セ・パ交流戦」の広島戦で、6回表までは0-7のワンサイドゲーム。6回裏に1点、8回に4点、9回は2死走者なしから2点を返して同点に追いつくと、延長10回に途中出場の田宮裕涼捕手(25)が人生初のサヨナラ弾を放って、ケリをつけた。日本ハムの7点差以上の逆転勝ちは08年4月8日楽天戦以来17年ぶり。4年ぶりの広島戦カード勝ち越しで、貯金を今季最多の11に伸ばした。新庄ハムが、瀕死(ひんし)の状態から奇跡的な追い上げで、勝利をつかんだ。決めたのは13日に1軍昇格したばかりの田宮だ。8回の守備から出場し、9回に2点差を追い付いた直後の延長10回、先頭で打席に入った。「ベンチの雰囲気は『まだいけるぞ』みたいな感じだった」。心地よい高揚感の中、カウント3-1から広島栗林の151キロのストレートをフルスイング。打球はぐんぐん伸び、右中間スタンドに吸い込まれた。新庄監督は「しびれたねぇ。6回の6点であちゃ~ってなったけどね。よく選手が追いついて、最後決めてくれましたね」と喜んだ。指揮官の眼力が呼んだ白星でもあった。5点を追う8回1死一、三塁、野村の中犠飛で4点差。田宮の内野安打で2死一、二塁とチャンスを広げ、続く宮崎が左翼線へ適時二塁打でプロ初打点を挙げ、3点差に詰め寄った。2死二、三塁から相手ミスで2点差にすると、9回2死の崖っぷちでは、ベテラン中島が2ストライクと追い込まれながら四球で出塁。劇的勝利への流れをつくった。野村、田宮、宮崎、中島は、指揮官が今カード初戦の13日に1軍に上げた4人だった。野村は2軍で打率5割と結果を残していたが田宮に関して新庄監督は「タイミングをゆっくり取って、左肩が出て来ずに、インパクトをしてからの大きさが出てきた。ファームで結果出してなかろうが、上げるタイミングだなって」。中島、宮崎についても「ずっと見てますから。タイミングを計って計って。ファームの監督、コーチも多分(昇格させる青写真は)描いてなかったと思うんですけど、僕には、なんか今だなと」。新庄剛志の「第六感」が、ミラクルへの布石となった機を見た入れ替えがバッチリはまり、監督就任後初の広島戦カード勝ち越し。「(選手)層は厚くしたいです。常にその気持ちはある。出る選手はチャンスだし、レギュラーを取れるかもしれない」。競争心をあおりながら力を蓄え、9年ぶりリーグ制覇を、たぐり寄せる。【永野高輔】▽日本ハム野村(5点を追う8回1死一、三塁で犠飛)「ゲッツーはないように、最悪外野に飛ばせればと思っていた。こういう試合を勝ちきれたのは大きい」▽日本ハム中島(9回2死走者なしから9球粘って四球を選んで出塁)「集中していたのとアドレナリンも出ていた。なんとか食らいついていけて、ああいう形で塁に出れたのは良かった」▽日本ハム宮崎(8回に適時二塁打を放ってプロ初打点)「代打も考えられる大事な場面で送り出してくれた。ボスも最後にチャンスをくれているんだと思って、思い切っていかないと後悔すると思った」
◆日本ハムが「日本生命セ・パ交流戦」の広島戦(エスコンフィールド)で"中島の9球"から奇跡的な大逆転サヨナラ勝利を挙げた。2点を追う9回2死の場面で途中出場の中島卓也内野手(34)の四球から同点に追い付き、延長10回に田宮がサヨナラ本塁打。土壇場で生え抜き最年長野手が粘り腰を発揮し、最大7点差をひっくり返してミラクル勝利を収めたチームは、今季最多の貯金11とした。中島は、とにかく食らい付いた。2点ビハインドの9回2死無走者。左腕ハーンとの対戦だった。「いやぁ、球が速かったのと2ストライク目の空振りも合ってなかったので、ちょっとやばいなと思った」。初球は153キロ直球を見逃し、2球目は同じく153キロ直球に空振り。あっという間に追い込まれたが、ここからが中島の真骨頂。まずは3球目のボール球、155キロ直球を冷静に見逃した。「なんとか1回ボールを挟んで、簡単に終わりたくないなと。なんとか粘ろうというか、食らいついていこうと思った」。4球目のボール球、155キロのツーシームも冷静に見逃した。5球目の153キロのツーシームはファウルで、6球目の155キロ直球は再びボール球を見極めた。「カウント3-2になってから、フォアボールで出られたらと意識した」。フルカウントから、7球目の151キロのツーシーム、8球目の152キロのツーシームもファウル。1球ごとに場内のボルテージも上がっていった驚異の粘り腰。「ボールも意外と見えてた。集中してたのと、アドレナリンも出てたので」。そして、9球目。外角低めへ外れた138キロのスライダーをしっかりと見送った。四球。思わず天を見上げたハーンは気持ちを立て直せなかった。「追い込まれてから、ああいう打席ができたのは良かった」。7回の守備から途中出場して中堅、二塁、三塁とポジションを変えながら、8回にも左前打で大逆転の機運を高めていた中島。新庄監督も「中島くんのフォアボール。あれは大きかったね」と絶賛した。13日に今季初昇格したばかりだが、しっかりと仕事を果たせるのは生え抜き野手最年長ならでは。中島 今日の勝ち方なんて結構ミラクルだと思うけど、昔からファイターズは"最後まで諦めない"っていうチーム方針がある。やっぱこういう試合をできるだけ多くした方がチームのためになる。本当に、すごい勝ち方だと思う。「野球は9回2死から」を体現した"中島の9球"。背番号9の存在感の大きさが際立つ、ミラクル大逆転劇だった。【木下大輔】
◆広島サンドロ・ファビアン外野手(27)が、15日の日本ハム戦で3安打猛打賞をマークし、打率を3割5厘に上げ、中日岡林勇希内野手(23)を抜き、リーグトップに浮上した。中日岡林は、15日の西武戦で4打数無安打で、打率3割で2位となり、巨人泉口友汰内野手(26)が、打率2割9分9厘で3位につける。11日終了時点では巨人泉口がトップで、12日終了時点では広島ファビアンがトップに浮上し、13日終了時点で中日岡林がリーグトップに立つなど、3選手で激しい争いを繰り広げる。パ・リーグでは、ソフトバンク柳町達外野手(28)が、打率3割4分9厘の高打率でリーグトップをキープする。
◆日本ハムが、7点差をはね返し、セ・リーグ3位の広島から大逆転勝利を飾った。7回終了時点で6点リードされたが、8回に4点を返し、9回に同点に追いつくと、延長10回に田宮裕涼捕手(25)のサヨナラアーチで劇的勝利を決めた。この日は、パ・リーグが全勝した。1日6試合で同一リーグ6球団の全勝は8日のセ・リーグ以来、通算11度目でパは7度目。今季は4日のパ、8日のセに次いで3度目になり、同一シーズン3度は史上最多を更新した。今季の交流戦の通算成績は、パ・リーグが41勝、セ・リーグが29勝でパが12勝上回る(1引き分け)。交流戦首位はソフトバンクで、上位6チームをパが占める(6位タイに広島、中日)。15日のその他の試合結果西武1-0中日オリックス8-3巨人楽天3-2阪神ソフトバンク4-3DeNAロッテ5-4ヤクルト
◆日本ハム・水谷瞬外野手(24)が1番打者として6試合連続でスタメン出場。0―7の六回、反撃の3号ソロを放った。0―0の一回、左翼守備で先制点につながる失策を犯していた右打者は「自分のミスの1点は取り返しましたが、初回からチームに迷惑をかけて、金村にも申し訳ない気持ちです」と振り返った。カウント1―1から広島先発左腕、森の139キロの直球を一閃。センターバックスクリーンへ運び「ここから、まだまだ取り返していきます」と前を向いた。
◆日本ハムの先発、金村尚真投手(24)は5回0/3を投げて6安打4失点KO。リードを許した状態でマウンドを降りた。「先発の仕事を全うできず、チームに迷惑をかけてしまい悔しいです」一回1死で3番・ファビアンに左中間二塁打。左翼手・水谷の失策も絡み一走・田中が生還し、先制を許した。二―五回は無失点投球で立ち直ったが、グラウンド整備後の六回につかまった。3番・ファビアン、4番・モンテロのドミニカンコンビに連続二塁打を浴び、失点。続く小園に猛打賞(1試合3安打以上)となる中前打を打たれた。6番・坂倉を迎えた場面で2番手、堀にマウンドを譲り「間が空いた後の六回への入りが甘くなってしまったと思います。中継ぎ陣の方々に負担をかけて申し訳ないです」と肩を落とした。
◆日本ハムがサヨナラ勝ちした。5―7の九回2死無走者から好機をつくってレイエスの2点打で追い付き、延長十回に途中出場の田宮が本塁打を放った。広島は六回に6点を挙げて一時は7点リードを奪ったが、投手陣が崩れた。
◆日本ハムがサヨナラ勝ちした。5―7の九回2死無走者から好機をつくってレイエスの2点打で追い付き、延長十回に途中出場の田宮が本塁打を放った。広島は六回に6点を挙げて一時は7点リードを奪ったが、投手陣が崩れた。日本ハムのデータは以下のとおり。?日本ハムは延長十回に田宮の本塁打でサヨナラ勝ち。六回表終了時点で付けられた最大7点差(0-7)を逆転勝利。日本ハムの7点ビハインドからの逆転勝ちは、2008年4月8日の楽天戦(二回表0-7→最終8-7、札幌ドーム)以来17年ぶり。交流戦での7点差逆転勝利は最大差で、10年6月2日のオリックス(八回表終了0-7→最終10-7、対中日、スカイマーク)以来15年ぶり2度目。?日本ハムのサヨナラ本塁打は4月11日の郡司裕也(0-0の十二回=代打2ラン、対西武)、6月1日のレイエス(0-0の九回=ソロ、対ロッテ)に次いで今季3本目。シーズン3本は14年以来11年ぶり。?15日の交流戦はパ・リーグの6球団が全て勝利。交流戦で同一リーグが6試合に全勝したのは、6月4日のパ、同8日のセに次いで今季3度目で、パは2度目。同一シーズンに3度記録したのは、06年の2度を上回る最多回数。同一リーグがシーズン2度は、06年のパ(5月12日と6月7日)以来19年ぶり2度目。?この日、日本ハム、ロッテ、楽天がサヨナラ勝ち。交流戦で1日に3カードがサヨナラ試合だったのは最多タイで、昨年5月31日(オ2-1ヤ、楽5-3ヤ、ロ5-4神)以来、通算4度目。
◆最大7点差をひっくり返した!! 日本ハムは8―7で今季5度目のサヨナラ勝ちを収めた。六回表終了時点で7点のリードを許したが、終盤に反撃。途中出場の田宮裕涼捕手(25)が延長十回に2号ソロを放ち、終止符を打った。パ・リーグ首位のチームは2カード連続のカード勝ち越しを決め、貯金を今季最多の11に伸ばした。本拠地のエスコンフィールド北海道が、本当に揺れた。7-7の延長十回。田宮がプロ7年目で初のサヨナラ本塁打を右翼席に運び、3万3191人の観衆を熱狂の渦に包んだ。「カウントが有利になって、しっかり真っすぐを打てた結果が本塁打になった。僕の力でスタンドに届くか分からなかったので、届いてくれて良かった」栗林が投じた151キロの直球を捉えた一発に声を弾ませた。六回表終了時点で「0-7」。だが梅雨のない北海道での一戦で、打線が湿ることはなかった。水谷が六回にソロ本塁打を放って反撃ののろしを上げ、八回に2点差に迫る。九回はレイエスが試合を振り出しに戻す2点タイムリー。そして田宮が3時間42分の熱戦に終止符を打った。巧みなバットコントロールと強肩が魅力の田宮は昨季、自己最多の109試合に出場した。正捕手定着を狙った今季は開幕から打撃不振で、5月は打率・080(25打数2安打)。同19日に出場選手登録を外れた。新庄監督に「打撃にしなりを感じない」と指摘されており、その要因を「力んでいた」と分析。「柔らかくバットを使う」と表現するように、力感を抑えたスイングを意識して練習に取り組んだ。今月13日に再昇格し、最初の打席で二ゴロに倒れて以降は3打席連続安打。本来のシュアな打撃を1軍の舞台でも発揮し「ファームでやってきたことがしっかりできた」とうなずいた。田宮と同じく13日に昇格した34歳の中島は5―7の九回2死走者なしで粘って四球を選び、同点劇につなげた。「粘る打撃じゃなくてヒットを狙ってほしい」と、中島に対する要望を口にしていた新庄監督は「あれ、却下。(今後も四球を)選んでください。大きかった」とニッコリ。中島、田宮はともに途中出場で「田宮君が決めたというところは、層の厚さがある」と目を細めた。7点差をひっくり返しての勝利は、交流戦では2010年のオリックスに並ぶ最大差。チームの貯金は今季最多の11に。今年のファイターズは、ひと味もふた味も違う。(加藤次郎)?日本ハムは延長十回に田宮の本塁打でサヨナラ勝ち。六回表終了時点で付けられた最大7点差(0-7)を逆転勝利。日本ハムの7点ビハインドからの逆転勝ちは、2008年4月8日の楽天戦(二回表0-7→最終8-7、札幌ドーム)以来17年ぶり。交流戦での7点差逆転勝利は最大差で、10年6月2日のオリックス(八回表終了0-7→最終10-7、対中日、スカイマーク)以来15年ぶり2度目。?日本ハムのサヨナラ本塁打は4月11日の郡司裕也(0-0の十二回=代打2ラン、対西武)、6月1日のレイエス(0-0の九回=ソロ、対ロッテ)に次いで今季3本目。シーズン3本は14年以来11年ぶり。?15日の交流戦はパ・リーグの6球団が全て勝利。交流戦で同一リーグが6試合に全勝したのは、6月4日のパ、同8日のセに次いで今季3度目で、パは2度目。同一シーズンに3度記録したのは、06年の2度を上回る最多回数。同一リーグがシーズン2度は、06年のパ(5月12日と6月7日)以来19年ぶり2度目。
◆最大7点差をひっくり返した!! 日本ハムは今季5度目のサヨナラ勝ちを収めた。六回表終了時点で7点のリードを許したが、終盤に反撃。途中出場の田宮裕涼捕手(25)が延長十回に3号ソロを放ち、終止符を打った。打線ではレイエスの活躍が見逃せない。4安打3打点。5―7の九回2死二、三塁で同点とする2点打をマーク。詰まりながらも中前へ運び「チームの勝利に貢献する一打を残せたのは、今でも信じられない」と興奮気味に振り返った。打率は・279に上昇し「素直に打ち返すことを意識している」と好調の要因を語った。

<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
8 | 3 | 1 | 0.727 (↑0.027) | - (-) |
6 | 52 (+4) | 27 (+3) | 7 (+1) | 8 (+1) |
0.267 (↓0.002) | 2.120 (↓0.08) |
2 (-) |
ORIX |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↑0.038) | 1.5 (-) |
6 | 38 (+8) | 39 (+3) | 4 (+1) | 7 (+1) |
0.251 (↑0.012) | 2.990 (-) |
2 (-) |
日本ハム |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↑0.038) | 1.5 (-) |
6 | 50 (+8) | 40 (+7) | 11 (+2) | 6 (+1) |
0.275 (↑0.007) | 3.070 (↓0.23) |
2 (-) |
西武 |
7 | 5 | 0 | 0.583 (↑0.038) | 1.5 (-) |
6 | 25 (+1) | 32 (-) | 1 (-) | 8 (-) |
0.230 (↓0.004) | 2.420 (↑0.22) |
5 (2↑) |
ロッテ |
6 | 5 | 0 | 0.545 (↑0.045) | 2 (-) |
7 | 35 (+5) | 38 (+4) | 8 (+2) | 10 (+1) |
0.218 (↑0.003) | 3.400 (↓0.06) |
6 (2↑) |
楽天 |
6 | 6 | 0 | 0.500 (↑0.045) | 2.5 (-) |
6 | 29 (+3) | 38 (+2) | 5 (-) | 7 (-) |
0.245 (↓0.001) | 2.450 (↑0.21) |
6 (4↓) |
広島 |
6 | 6 | 0 | 0.500 (↓0.045) | 2.5 (↓1) |
6 | 51 (+7) | 44 (+8) | 5 (-) | 14 (+1) |
0.267 (↑0.005) | 3.480 (↓0.33) |
6 (4↓) |
中日 |
6 | 6 | 0 | 0.500 (↓0.045) | 2.5 (↓1) |
6 | 30 (-) | 39 (+1) | 6 (-) | 16 (+2) |
0.232 (↓0.008) | 3.320 (↑0.19) |
9 (1↓) |
DeNA |
5 | 7 | 0 | 0.417 (↓0.038) | 3.5 (↓1) |
6 | 33 (+3) | 36 (+4) | 7 (-) | 6 (+1) |
0.212 (↑0.005) | 2.970 (↓0.13) |
9 (1↓) |
阪神 |
5 | 7 | 0 | 0.417 (↓0.038) | 3.5 (↓1) |
6 | 42 (+2) | 31 (+3) | 11 (-) | 10 (-) |
0.238 (↓0.003) | 2.420 (↑0.01) |
11 (-) |
ヤクルト |
4 | 8 | 0 | 0.333 (↓0.031) | 4.5 (↓1) |
6 | 31 (+4) | 45 (+5) | 9 (+1) | 6 (+1) |
0.213 (↑0.005) | 3.670 (↓0.13) |
12 (-) |
巨人 |
3 | 7 | 1 | 0.300 (↓0.033) | 4.5 (↓1) |
7 | 27 (+3) | 34 (+8) | 4 (-) | 7 (+2) |
0.219 (↑0.012) | 2.880 (↓0.53) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
35 | 27 | 2 | 0.565 (↓0.009) | - (-) |
79 | 220 (+2) | 152 (+3) | 38 (-) | 52 (-) |
0.241 (↓0.001) | 2.150 (↓0.01) |
2 (-) |
DeNA |
31 | 28 | 3 | 0.525 (↓0.009) | 2.5 (-) |
81 | 202 (+3) | 166 (+4) | 32 (-) | 33 (+1) |
0.233 (-) | 2.440 (↓0.03) |
3 (-) |
広島 |
30 | 29 | 2 | 0.508 (↓0.009) | 3.5 (-) |
82 | 201 (+7) | 178 (+8) | 26 (-) | 29 (+1) |
0.244 (↑0.001) | 2.630 (↓0.08) |
4 (-) |
巨人 |
31 | 31 | 2 | 0.500 (↓0.008) | 4 (-) |
79 | 189 (+3) | 197 (+8) | 41 (-) | 30 (+2) |
0.239 (↑0.002) | 2.740 (↓0.09) |
5 (-) |
中日 |
29 | 32 | 2 | 0.475 (↓0.008) | 5.5 (-) |
80 | 149 (-) | 191 (+1) | 29 (-) | 42 (+2) |
0.220 (↓0.001) | 2.850 (↑0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
18 | 39 | 2 | 0.316 (↓0.005) | 14.5 (-) |
84 | 151 (+4) | 243 (+5) | 28 (+1) | 21 (+1) |
0.219 (↑0.001) | 3.680 (↓0.03) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
36 | 25 | 2 | 0.590 (↑0.007) | - (-) |
80 | 225 (+8) | 176 (+7) | 59 (+2) | 32 (+1) |
0.237 (↑0.001) | 2.380 (↓0.05) |
2 (-) |
ORIX |
32 | 26 | 3 | 0.552 (↑0.008) | 2.5 (-) |
82 | 208 (+8) | 214 (+3) | 39 (+1) | 31 (+1) |
0.260 (↑0.002) | 3.210 (-) |
3 (-) |
西武 |
34 | 28 | 0 | 0.548 (↑0.007) | 2.5 (-) |
81 | 171 (+1) | 162 (-) | 25 (-) | 43 (-) |
0.237 (-) | 2.430 (↑0.04) |
4 (-) |
ソフトバンク |
32 | 27 | 3 | 0.542 (↑0.008) | 3 (-) |
81 | 228 (+4) | 186 (+3) | 37 (+1) | 42 (+1) |
0.248 (-) | 2.640 (-) |
5 (-) |
楽天 |
29 | 32 | 1 | 0.475 (↑0.008) | 7 (-) |
81 | 163 (+3) | 190 (+2) | 24 (-) | 61 (-) |
0.238 (-) | 2.820 (↑0.04) |
6 (-) |
ロッテ |
23 | 36 | 0 | 0.390 (↑0.011) | 12 (-) |
84 | 158 (+5) | 210 (+4) | 33 (+2) | 26 (+1) |
0.214 (-) | 3.360 (↓0.01) |
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