ソフトバンク(0対0)巨人 =交流戦3回戦(2025.06.12)・みずほPayPayドーム福岡=
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巨人
0000000000000400
ソフトバンク
0000000000000600
勝利投手:-
敗戦投手:-
  DAZN
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◆ソフトバンクの先発・大関は9回3安打無失点の快投を披露。対する巨人の先発・山崎も無四球で8イニングを無失点に抑える好投を見せた。両先発の降板後はソフトバンクが3投手、巨人は5投手の継投で無失点リレーを展開。息詰まる投手戦は0-0のまま、規定により引き分けに終わった。

◆ソフトバンク大関友久投手(26)が6回に初安打を許した。5回までパーフェクト投球。1回先頭、泉口の見逃し三振から打者15人連続アウトを奪った。球数も5回終了時点で55球。ノーヒットノーランや完全試合も視界に入ったが、6回先頭で増田陸に右前打を浴びた。大関は交流戦に限ると斉藤和(現3軍監督)の8連勝、大隣の6連勝、バンデンハークの5連勝に続く球団史上4人目となる無傷の5連勝中。21年6月4日の阪神戦で初登板し、通算9試合で5勝0敗、防御率1・94を誇っている。前日11日は巨人戦初勝利に向けて「自分の投球ができるか。ケガで離脱している人がいるが、それでも(巨人は)強力な打線。集中して自分の投球をすることが大事だと思う」と気持ちを引き締めていた。

◆ソフトバンク大関友久投手(27)が9回3安打無失点も援護点がなく、今季5勝目を逃した。5回までパーフェクト投球。6回先頭で増田陸に初安打を献上したが好投は続いた。0-0のまま7回、8回はいずれも得点圏に走者を背負いながら無失点。今季最多111球の熱投だった。しかし、打線が巨人先発の山崎伊織投手(26)に苦戦。8回は1死二塁の好機をつくったが、得点圏打率5割超の代打周東が三ゴロ、野村は空振り三振で無得点に終わった。試合は0-0のまま延長戦に突入した。

◆巨人は今季2度目の引き分けとし、1勝1敗1分けで今カードを終えた。引き分けは4月8日のDeNA戦(横浜)以来だった。先発山崎伊織投手(26)が今季最多120球で8回4安打無失点。際立つ制球力で凡打、三振の山を築いた。ソフトバンク先発大関も9回を投げきって3安打無失点。ハイレベルな投手戦で、継投策も実り、0-0で試合を終えた。巨人打線は5回まで無安打に抑えられた。7回1死から途中出場のキャベッジが初の長打となる二塁打を放ったが、後続が打ち取られた。

◆ソフトバンクが「日本生命セ・パ交流戦」で単独首位に躍り出た。巨人戦を引き分け、5勝3敗1分け。12球団最多9度目の"優勝"に向けて上々の折り返しとなった。先発の大関友久投手(27)が9回3安打無失点の力投。今季最多111球の熱投でチームを鼓舞した。10回以降の2番手杉山、3番手藤井、4番手オスナも無失点リレー。打線の援護はなかったが、0-0で黒星を回避した。前夜の時点ではソフトバンクも含め5チームが首位で並んでいたが、残りの4チームはこの日敗戦した。

◆巨人山崎伊織投手(26)が今季最多120球で8回まで無失点を続け、2戦連続の力投を披露した。長打は初回に柳町に浴びた二塁打のみ。高速フォーク、カットボールを軸に7奪三振、散発4安打に抑え、「何とか責任を果たせたのではないかと思う」と後続にマウンドを託した。前回5日ロッテ戦(ZOZOマリン)も9回3安打1失点。「あんな状態いい時は少ないので。仮にもし悪かったとしても粘り強く投げたい」との本人の予想を裏切り、絶好調続きでタカ打線を手玉に取った。ソフトバンク先発大関との高次元の投手戦に、阿部監督も「もう完璧じゃないですか」とたたえた。今季は開幕から36イニング連続無失点のセ・リーグ記録を樹立した。5月の月間防御率は3・09、2勝1敗でペースは落ちたかに見えたが、交流戦で好投を並べ勢いを取り戻した。

◆巨人リチャード内野手(25)が2軍再調整となることが12日、決まった。同日のソフトバンク戦後、阿部監督は「自分が打つ打たないじゃなくてボーンヘッドはやっぱり許されない」と説明。6回無死一塁で初球にエンドランのサインを見落とし、一走増田陸が盗塁死となった。「チームがどうしたら勝てるかっていうね。そうやって切り替えて考えて野球やってみてくれと話した」と試合後に直接本人にも伝えた。リチャードに代わって育成の三塚琉生外野手(21)を支配下登録し、13日からのオリックス3連戦(京セラドーム大阪)で1軍昇格させる。三塚はこの日のイースタン・リーグ日本ハム戦(Gタウン)で4号ソロを放つなど猛アピール。指揮官は「ヤングジャイアンツで行く」と明言した。また、左足の違和感で3回裏の守備からベンチに下がった若林楽人外野手(27)については、13日の様子をみて最終判断する見込み。2軍から鈴木大和外野手(26)を呼び寄せて待機させる。

◆ソフトバンクが「日本生命セ・パ交流戦」で単独首位に躍り出た。巨人戦に先発した大関友久投手(27)が9回111球の熱投で3安打無失点の快投。勝利こそ逃したが、5回終了まで完全投球を披露し、0-0の延長12回ドローに導いた。交流戦は5勝3敗1分けの貯金2で折り返し。残り3カードで12球団最多9度目の勝率1位フィニッシュへ突き進む。大関の左腕がうなった。1回先頭、泉口の見逃し三振から打者15人連続アウト。前日に11安打7得点の巨人打線から凡打の山を築いた。「過剰な意識はありませんでしたが、ランナーが出ていないことは分かっていました」。6回、増田陸に初安打を浴びたが冷静さを貫いた。5回完全投球を含む9回3安打無失点。「すごくいい投球ができたと思います」。自身も納得する今季最多111球の熱投だ。「最近自分が取り組んでいたフォームがしっかり狙い通りにハマってくれたと思います」。投球フォームは3~4週間前から微修正を繰り返してきた。「ボールの数値は結果。自分が理想とする投球を目指してフォームを作った」。大関の力投に2番手以降の杉山、藤井、オスナも応えて無失点リレー。負けていれば痛恨のパ・リーグ「ひとり負け」だったが、投手陣の奮闘が延長12回ドローに導いた。交流戦は前半3カードを終えて5勝3敗1分け。この日で単独首位に躍り出た。小久保監督は大関に「素晴らしかった。今年一番のピッチング。しっかり軸として回ってくれている」と最大級の賛辞を送った。残り3カードで12球団最多9度目の勝率1位フィニッシュを狙う。最も"優勝"に近い位置にいるが、指揮官は「まだ半分しか終わってないので」と冷静に話した。13日からは本拠地でDeNA3連戦。昨年の日本シリーズで日本一を明け渡した宿敵だ。初戦の先発はモイネロ。前回8回18奪三振の左腕エースが、大関の快投に続いてみせる。【只松憲】

◆巨人が、12日のソフトバンク戦で引き分け、1勝1敗1分けでカードを終えた。4月8日のDeNA戦(横浜)以来、今季2度目の引き分けだった。12日は西武が、セ・リーグ首位の阪神に3連勝を飾るなど、パ・リーグが5勝。巨人がソフトバンクと引き分け、4日以来となる今季2度目のセ・リーグ全敗を阻止した。今季の交流戦の通算成績は、パ・リーグが26勝、セ・リーグが26勝でタイとなり、引き分けが1。12日のその他の試合結果西武4-1阪神楽天4-0中日日本ハム6-1ヤクルトオリックス4-2DeNAロッテ5-4広島

◆打撃絶好調の巨人・岸田行倫捕手(28)が、チームを盛り上げている。11日のソフトバンク戦(みずほペイペイ)でプロ初の4安打3打点をたたき出すと、塁上からベンチに向かってポーズをとった。「最近(小林)誠司さんとかがやり始めて、『やろう!』みたいな感じで流れでやっています。たまに間違えるんですよ、足の向きとか(笑)」チーム内で流行しているのが米大リーグ、ドジャースの大谷も行っていた「キケポーズ(ヒップロック)」。両手と片足を上げ、腰をひねって上半身を傾けるものだ。ポーズといえば、リーグ優勝を果たした昨季も巨人ナインの間でさまざまなセレブレーションが披露された。阿部監督がミーティングで「ワイワイやろう」と鼓舞した言葉受け、長野の呼び掛けで浸透したのが「Y」の形を両手でつくる「ワイワイポーズ」。岡本が中心の「ナンバーワンポーズ」や小林の「天照大御神(あまてらすおおみかみ)ポーズ」など、各ポーズがチームに一体感をもたらした。盛り上げに一役買っている岸田は、試合前時点で打率・281と存在感が日に日に増している。甲斐の加入によりシーズン開幕直後こそ出番が少なかったが、リード面で助っ人左腕のグリフィンから信頼を寄せられるなど、出場機会を増やしている。(原田優介)

◆今季途中にソフトバンクからトレードで巨人に加入したリチャード内野手(25)が、古巣との試合に「8番・三塁」で先発出場。2打数無安打に終わり、2打席目終了後に交代が告げられた。打率は1割を下回り、・095となった。

◆投手戦の末に延長十二回で引き分けた。ソフトバンクは大関が9回3安打無失点、巨人は山崎が8回4安打無失点と両先発が好投した。救援陣も互いに譲らなかった。ソフトバンクは延長十二回1死二塁のサヨナラ機を生かせなかった。

◆巨人は今季2度目の引き分け。阿部慎之助監督(46)は試合後、リチャード内野手(25)の2軍降格を明言した。六回無死一塁でエンドランのサインが出たにも関わらず、リチャードが見逃して盗塁死。このプレーに指揮官は「ボーンヘッドはやっぱり許されないよ。チームが勝つために、こっちも度胸を据えてサインを出している。お前が打つ打たないじゃねえよ。そこの考えを変えて野球をやってみてくれってお願いした」と厳しく言及した。代わって、13日に育成の三塚琉生(るい)内野手(21)を支配下登録し、即1軍に合流させることを明かした。

◆巨人・若林楽人外野手(27)が「2番・左翼」で出場も、1打席に立ったのみで三回の守備で退いた。阿部監督は試合後「ちょっと脚(左)の状態があまり良くなかったみたい」と説明。13日の出場は状態を見て判断するとし、9日に支配下登録された鈴木大和外野手(26)を念のため1軍に合流させることを明かした。

◆巨人は今季2度目の引き分け。阿部慎之助監督(46)は試合後、サインミスを犯したリチャード内野手(25)の2軍降格を明言した。六回無死一塁でエンドランのサインが出たにも関わらず、リチャードが投球を見逃し、盗塁死に終わった。リチャードは試合後「(作戦は)チームのことなので言えないですけど、下(2軍)でまた打てるように頑張ります」と語った。5月にソフトバンクからトレードで加入し2本塁打を放つも、打率・095と低迷。「今、野球やっていても打てる気はしなかったので、2軍に行ってそれを探せるっていうのが一つ、ポジティブに考えるならそうなる。1軍で出ながら探していても迷惑なので、これだっていうのが今はなかったので、つかめるようにしたい」と決意した。

◆結果ではない。勝つための姿勢に、厳しさを見せた。巨人・阿部慎之助監督(46)は延長十二回引き分けに終わった試合後、サインミスを犯したリチャード内野手(25)の即2軍降格を明言した。「ボーンヘッドはやっぱり許されない。チームが勝つために、こっちも度胸を据えてサインを出している。自分が打つ打たないよりも、チームがどうしたら勝てるか。そこを考えを変えて野球をやってみてくれってお願いした」問題のプレーは六回。先頭の増田陸がチーム初安打で出塁し、続くリチャードの1球目にエンドランのサインが出たが、低めの投球を見逃し。盗塁失敗で好機を逸した。両先発投手が好投し1点が重い展開となっただけに、痛恨のミスだった。リチャードは5月にソフトバンクからトレードで加入し2本塁打を放つも、打率・095と低迷した。代わって13日に育成の三塚琉生(るい)内野手(21)が支配下登録され、即1軍合流が決定。左脚のコンディション不良で途中交代した若林の有事に備え、9日に支配下登録された鈴木大和外野手(26)も1軍に初合流する。指揮官は「ヤングジャイアンツでいく」と宣言した。セ・リーグ5球団が敗れる中、意地のドローで広島と替わり3位に浮上。阿部監督は「この試合は勝ちに等しいと思って明日からやりたい」と13日からのオリックス3連戦(京セラ)へ気持ちを切り替えた。(浜浦日向)

◆巨人・山崎伊織投手(26)が8回4安打無失点の好投。120球の熱投で勝ち星こそつかなかったが、「ピッチャー全員でゼロに抑えて、引き分けに持っていけた」とうなずいた。チームトップの6勝、防御率1・08と抜群の安定感で投手陣を支える右腕。「やることは変わらない。辛抱強く頑張っていきたい」と次回登板を見据えた。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
531 0.625
(-)
-
(-)
940
(-)
23
(-)
5
(-)
5
(-)
0.276
(↓0.018)
2.380
(↑0.4)
2
(1↓)
DeNA
540 0.556
(↓0.069)
0.5
(↑0.5)
929
(+2)
24
(+4)
6
(-)
3
(-)
0.222
(↓0.007)
2.620
(↓0.21)
2
(1↓)
広島
540 0.556
(↓0.069)
0.5
(↑0.5)
938
(+4)
29
(+5)
4
(-)
12
(-)
0.269
(↓0.009)
3.040
(↓0.29)
2
(4↑)
日本ハム
540 0.556
(↑0.056)
0.5
(↓0.5)
935
(+6)
27
(+1)
5
(-)
4
(-)
0.258
(↑0.004)
2.800
(↑0.35)
2
(1↓)
阪神
540 0.556
(↓0.069)
0.5
(↑0.5)
934
(+1)
20
(+4)
11
(+1)
7
(-)
0.220
(↓0.003)
2.060
(↓0.15)
2
(1↓)
中日
540 0.556
(↓0.069)
0.5
(↑0.5)
927
(-)
35
(+4)
5
(-)
13
(+2)
0.242
(↓0.009)
3.970
(↓0.06)
2
(4↑)
西武
540 0.556
(↑0.056)
0.5
(↓0.5)
921
(+4)
29
(+1)
0
(-)
7
(+2)
0.221
(↑0.002)
2.930
(↑0.24)
8
(-)
ロッテ
440 0.500
(↑0.071)
1
(↑0.5)
1025
(+5)
25
(+4)
5
(+2)
8
(+2)
0.224
(↑0.017)
3.050
(↓0.13)
9
(1↑)
ORIX
450 0.444
(↑0.069)
1.5
(↑0.5)
921
(+4)
32
(+2)
3
(-)
6
(+2)
0.234
(↑0.005)
3.290
(↑0.16)
10
(2↓)
巨人
341 0.429
(-)
1.5
(-)
1020
(-)
17
(-)
4
(-)
4
(-)
0.204
(↓0.017)
2.080
(↑0.4)
11
(1↑)
楽天
360 0.333
(↑0.083)
2.5
(↑0.5)
918
(+4)
30
(-)
5
(+2)
4
(+1)
0.228
(↑0.007)
2.620
(↑0.34)
11
(1↓)
ヤクルト
360 0.333
(↓0.042)
2.5
(↓0.5)
918
(+1)
35
(+6)
6
(-)
4
(+1)
0.202
(↓0.004)
3.740
(↓0.33)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
35242 0.593
(↓0.01)
-
(-)
82212
(+1)
141
(+4)
38
(+1)
49
(-)
0.239
(↓0.001)
2.080
(↓0.02)
2
(-)
DeNA
31253 0.554
(↓0.01)
2.5
(-)
84198
(+2)
154
(+4)
31
(-)
30
(-)
0.236
(↓0.001)
2.370
(↓0.03)
3
(1↑)
巨人
31282 0.525
(-)
4
(↑0.5)
82182
(-)
180
(-)
41
(-)
27
(-)
0.238
(↓0.002)
2.630
(↑0.05)
4
(1↓)
広島
29272 0.518
(↓0.009)
4.5
(-)
85188
(+4)
163
(+5)
25
(-)
27
(-)
0.243
(↓0.001)
2.520
(↓0.05)
5
(-)
中日
28302 0.483
(↓0.008)
6.5
(-)
83146
(-)
187
(+4)
28
(-)
39
(+2)
0.220
(↓0.001)
2.930
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
17372 0.315
(↓0.006)
15.5
(-)
87138
(+1)
233
(+6)
25
(-)
19
(+1)
0.217
(↓0.001)
3.690
(↓0.05)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
34242 0.586
(↑0.007)
-
(-)
83210
(+6)
163
(+1)
53
(-)
30
(-)
0.233
(↑0.001)
2.300
(↑0.04)
2
(-)
西武
32270 0.542
(↑0.008)
2.5
(-)
84167
(+4)
159
(+1)
24
(-)
42
(+2)
0.236
(-)
2.510
(↑0.03)
3
(-)
ORIX
29263 0.527
(↑0.008)
3.5
(-)
85191
(+4)
207
(+2)
38
(-)
30
(+2)
0.258
(-)
3.260
(↑0.03)
4
(-)
ソフトバンク
29273 0.518
(-)
4
(↓0.5)
84216
(-)
182
(-)
35
(-)
39
(-)
0.249
(↓0.002)
2.710
(↑0.06)
5
(-)
楽天
26321 0.448
(↑0.009)
8
(-)
84152
(+4)
182
(-)
24
(+2)
58
(+1)
0.235
(↑0.001)
2.860
(↑0.05)
6
(-)
ロッテ
21350 0.375
(↑0.011)
12
(-)
87148
(+5)
197
(+4)
30
(+2)
24
(+2)
0.215
(↑0.002)
3.310
(↓0.01)