ロッテ(☆5対4★)広島 =交流戦3回戦(2025.06.12)・ZOZOマリンスタジアム=
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広島
0100030004600
ロッテ
10030010X51102
勝利投手:高野 脩汰(2勝0敗0S)
(セーブ:中森 俊介(1勝2敗1S))
敗戦投手:森浦 大輔(1勝2敗0S)

本塁打
【ロッテ】池田 来翔(3号・1回裏ソロ),ソト(7号・4回裏2ラン)

  DAZN
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◆ロッテが接戦を制した。ロッテは1-1で迎えた4回裏、ソトの2ランと友杉の犠飛で3点を挙げ、リードを奪う。その後同点とされるも、7回に寺地が適時打を放ち、再び勝ち越しに成功した。投げては、2番手・高野脩が今季2勝目。敗れた広島は、4番手・森浦が誤算だった。

◆ロッテ池田来翔内野手(25)が、先制本塁打を放った。「3番一塁」で先発出場。0-0の初回。2死走者なしから広島先発アドゥワの133キロスライダーを捉えた打球は左翼スタンドへ一直線。5月22日のオリックス戦(京セラドーム)以来となる今季3号で、延長12回の末に敗れた前日の嫌なムードを吹き飛ばした。「打ったのはスライダーです。塁に出ることを考えていたので、結果的にいい形になってくれて良かったです」と振り返った。池田は今季、4月25日に1軍に昇格してからこの日の試合前まで28試合に出場し、25安打7打点。9試合連続安打と好調を維持している。

◆ロッテのネフタリ・ソト内野手(36)が勝ち越し本塁打を放った。1-1の4回、無死から山本が三塁強襲の安打で二塁に到達。無死二塁のフルカウントからソトが振り抜いた打球は高く上がり、そのまま右翼スタンドに入り勝ち越しの2ラン本塁打となった。5月18日の日本ハム戦(ZOZOマリン)以来の7号で勢いをつけ「打ったのはストレート。自分が打ったことというよりはチームが勝っていることがうれしいです。それが一番大事です」と振り返った。試合前まで打率1割8分2厘だと今季は苦しんでいるが、復調の兆しを見せた。

◆新井采配ズバリ。今季初スタメンの広島大盛穂外野手(28)が、中盤までに3打点と打線のけん引役を担っている。前日途中出場から適時打を放ち、この日の今季初スタメンを勝ち取った。第1打席は1点を追う2回。1死一、三塁から一塁正面の当たりは俊足を生かして併殺を免れ、同点に追いついた。8日西武戦の今季1号から出場3試合連続打点となった。3点ビハインドとなった6回2死満塁での第3打席は初球がロッテ種市の暴投となり、それぞれ走者が進塁。1点を返し、なお2死二、三塁から仕切り直し。ロッテ種市の3球目、浮いた変化球を捉えてライナーで二塁手左を抜いた。2人の走者を迎え入れ、再び大盛のバットで同点に追いついた。

◆ロッテ先発の種市篤暉投手(26)は6回6安打4失点で降板した。制球が定まらなかった。1点リードの2回に四球2つと内野ゴロで同点にされる。3点リードの6回には2死から暴投で1点をかえされ、直後に中前2点適時打を浴び、またも同点に追いつかれてしまった。「たくさん援護してもらったにもかかわらず、フォアボールも多かったですし、独りよがりのピッチングになってしまったかなと思います。リードを保つことができず悔しいです」とコメントした。

◆ロッテは接戦を制し、カード勝ち越しを決めた。序盤から快音が響いた。初回に池田のソロで先制。4回にはソトが2ランを放ち、突き放した。その後、追いつかれたが、7回無死三塁で寺地が投手強襲の安打を放ち、その間に三走・藤原が好走塁で本塁に突っ込んだ。判定はセーフで貴重な勝ち越し打となった。吉井監督は「余裕でセーフと思ったんですけど、意外にギリギリだったんで、ちょっとびっくりしました」と振り返った。先発の種市は制球が定まらず6回6安打4失点。「たくさん援護してもらったにもかかわらず、フォアボールも多かったですし、独りよがりのピッチングになってしまったかなと思います。リードを保つことができず悔しいです」とコメントした。中継ぎ陣が奮闘した。高野脩が7回から登板し2イニングを無失点。吉井監督は「特殊な投球フォームなので、なかなかアジャストはできないだろうなと思って出している。昨日はホールドシチュエーションで構えてしまった感じがあった。今日はもう2回目だったんで自分のピッチングしてくれて、ナイスピッチングでした」とたたえた。9回は中森が3者凡退で締めプロ初セーブを挙げ、「9回3人で終われたことでホッとしてる気持ちはありました」と振り返った。吉井監督は「中森はどんな場面でもしっかり自分の力を出せるピッチャーなので、プロ初セーブは全然驚かないです」と若手右腕の今後の投球にも期待した。【動画】タイミングはアウト!ロッテ藤原恭大、タッチをかいくぐり鮮やか勝ち越しホームイン

◆神の左手タイミングはアウトしかし藤原恭大がタッチをかいくぐった勝ち越しのホームイン#オレをみろ 「DAZN BASEBALL」月々2,300円 (年間プラン・月々払い)年間契約の初月無料登録はこちら?https://t.co/9KourDUY3K?プロ野球(2025/6/12)??ロッテ×広島??Live on DAZN#chibalotte pic.twitter.com/m8dacxXZ55

◆広島が3点差を追いつきながら、守備のミスから勝ち越しを許した。連勝を逃し、2カードぶりの負け越しとなった。先発アドゥワは4回まで毎回安打を許し、4失点で降板となった。打線は3点を追う6回に暴投と今季初スタメンの大盛の2点打で同点に追いついた。だが、7回に先頭藤原の打球をスライディングキャッチしようとした秋山がグラブにも体にも当てられずに三塁打とすると、続く寺地の投安打で勝ち越しを許した。決勝点の場面も、クロスプレーのタイミングはアウトだったが、捕手坂倉のタッチを三走にかわされたものだった。

◆広島は3点差を追いつきながら守備のミスから連勝を逃した。同点の7回。先頭藤原のライナー性の打球を前進した左翼秋山がスライディングキャッチを試みるも、グラブにも体にも当てることができずに三塁打とした。続く寺地の当たりは投手森浦をはじいて、小園が本塁へ送球。タイミングはアウトも、捕手坂倉のタッチが三走にかわされた。防げた失点だっただけに、新井監督は「勝ちパターンを出してああいう風に負けたのは、同じ1敗でもめちゃめちゃ悔しい」と厳しい表情を見せた。▽広島島内(球団3人目の100ホールド達成)「節目だと思うので素直にうれしいです。通過点だと思うので、まだまだ重ねていきたい」▽広島アドゥワ(4回4失点で降板)「結果がすべて。ソトの(4回勝ち越し)本塁打は一塁も空いていたのだから、歩かせても良かった。本塁打は一番打たれちゃいけなかった」▽広島大盛(今季初スタメンで2点適時打含む3打点)「何とか食らいついて、ノーステップで事を起こすことだけを考えて必死に行きました」▽広島秋山(7回にスライディングキャッチを試みるも後逸して三塁打に)「捕らなきゃいけなかったし、最低限、触らなきゃいけなかった。(敗戦投手の)森浦には申し訳なかった」

◆"イケメンヘッドスライディング"で、ロッテ藤原恭大外野手(25)が勝利のホームインを果たした。7回無死三塁。寺地の打球は投手のグラブに当たり、捕球した二塁手がすかさず本塁へ送球した。三走藤原は頭から滑り込んだ。タイミング的にはアウトだと思われたが「反射的にかわしました」。瞬時の判断で左腕を上げた。捕手のタッチを華麗に避けると、ベースにタッチした。判定はセーフ。「タッチアップ以外は抜けてからゴーだった。(三塁ベースコーチ)大塚さんにストップって言われたんですけど、気持ち持っていっちゃったんで、反省してます」と苦笑いだったが、好判断でカード勝ち越しに導いた。神の左手で貴重な1点をもぎとった藤原は、ホームイン直後、激走した上に、ヘッドスライディングしたとは思えないほど整った顔でベンチに戻っていった。試合後、勝負を分けた好走塁にも「次の塁を狙う意識で、これからもやっていきたい」とクールに話した。藤原が活躍した際にファンが使う「イケメンベースボール」。交流戦でも、イケメンすぎるプレーでファンをとりこにしていく。【星夏穂】

◆【里崎智也】打力あるも...ロッテ寺地隆成と広島坂倉将...[6月12日21:30]【ソフトバンク】長嶋さん逝去後初観戦の王貞治会長、...[6月13日05:00]「菊池病」から完全復活した近大・野間翔一郎、観察眼...[6月8日11:02]【田村藤夫】現役引退を決めた元日本ハム投手柿木蓮さ...[1月15日05:00]【データ】与四球率0個台が史上最多3人 一方でノー...[10月11日18:01]【虎になれ】いっちょ呼ぶか前川右京 流れ変えたい3...[6月13日06:00]【内匠宏幸】顧問就任の岡田彰布が言った「好きにやれ...[11月28日17:00]史上最強ビジター戦闘服なるか 阪神マニアの夢[5月27日06:00]近大2年生主務は佐藤輝明以来のドラフト会議まで大忙...[6月9日17:44]上尾→千葉→飯能→横浜 ゴールデンウィーク野球観戦記[5月9日10:17]PR

◆広島サンドロ・ファビアン外野手(27)が、12日のロッテ戦でマルチ安打をマークし、打率を3割2厘に上げ、巨人泉口友汰内野手(26)を抜き、リーグトップに浮上した。パ・リーグでは、ソフトバンク柳町達外野手(28)が打率3割5分7厘でリーグトップをキープする。セ・リーグの3割超えは広島ファビアンのみで、パ・リーグはソフトバンク柳町、オリックス太田椋内野手(24)、楽天村林一輝内野手(27)、杉本裕太郎外野手(34)の4選手が3割を超える。

◆広島は一度は3点差を追いつくも惜敗し、2カードぶりの負け越しとなった。先発したアドゥワ誠投手(26)が4回を投げ4失点。勝敗は付かなかった。アドゥワは一回2死から池田に左翼席へ先制ソロを浴びた。1-1の四回には無死二塁からソトに勝ち越し2ランを浴び、その後も1失点。リードを広げられた。打線は1点を追う二回に1死一、三塁とし、大盛の一ゴロの間に同点とした。六回には2死満塁の好機を作り、相手の暴投や大盛の2点打などで追いついた。しかし、七回に先頭、藤原の左翼への飛球を秋山が捕球できずに後逸(記録は三塁打)。ピンチを招き、1点を勝ち越された。

◆広島は一度は3点差を追いつくも惜敗し、2カードぶりの負け越しとなった。

◆ロッテが競り合いを制し、カード勝ち越しを決めた。4-4の八回に藤原恭大外野手(25)が左翼手が後逸するラッキーな三塁打で出塁すると、次打者の寺地が投手のグラブを弾く安打。三塁コーチの制止を振り切り、本塁に頭から突入した藤原は、捕手の坂倉のタッチをかいくぐった。まさに「神の左手」で勝ち越しの生還。勝利の立役者は「アウトだと思ったんで、反射的にかわしました。気持ちで行っちゃったんで、反省していけたら」と神妙に語った。

◆広島は秋山の拙守が痛恨だった。4―4の七回、藤原の左翼への飛球に対し、スライディングしながら捕球を試みたが後逸。三塁打となり、続く寺地の内野安打で勝ち越された。「最低限でも(打球に)触らないと。申し訳ない」と責任を負った。37歳ベテランの本職は中堅手。この日は左翼での出場だったが「任された以上、できなければ出番はなくなっていく」と危機感を口にした。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
531 0.625
(-)
-
(-)
940
(-)
23
(-)
5
(-)
5
(-)
0.276
(↓0.018)
2.380
(↑0.4)
2
(1↓)
DeNA
540 0.556
(↓0.069)
0.5
(↑0.5)
929
(+2)
24
(+4)
6
(-)
3
(-)
0.222
(↓0.007)
2.620
(↓0.21)
2
(1↓)
広島
540 0.556
(↓0.069)
0.5
(↑0.5)
938
(+4)
29
(+5)
4
(-)
12
(-)
0.269
(↓0.009)
3.040
(↓0.29)
2
(4↑)
日本ハム
540 0.556
(↑0.056)
0.5
(↓0.5)
935
(+6)
27
(+1)
5
(-)
4
(-)
0.258
(↑0.004)
2.800
(↑0.35)
2
(1↓)
阪神
540 0.556
(↓0.069)
0.5
(↑0.5)
934
(+1)
20
(+4)
11
(+1)
7
(-)
0.220
(↓0.003)
2.060
(↓0.15)
2
(1↓)
中日
540 0.556
(↓0.069)
0.5
(↑0.5)
927
(-)
35
(+4)
5
(-)
13
(+2)
0.242
(↓0.009)
3.970
(↓0.06)
2
(4↑)
西武
540 0.556
(↑0.056)
0.5
(↓0.5)
921
(+4)
29
(+1)
0
(-)
7
(+2)
0.221
(↑0.002)
2.930
(↑0.24)
8
(-)
ロッテ
440 0.500
(↑0.071)
1
(↑0.5)
1025
(+5)
25
(+4)
5
(+2)
8
(+2)
0.224
(↑0.017
3.050
(↓0.13)
9
(1↑)
ORIX
450 0.444
(↑0.069)
1.5
(↑0.5)
921
(+4)
32
(+2)
3
(-)
6
(+2)
0.234
(↑0.005)
3.290
(↑0.16)
10
(2↓)
巨人
341 0.429
(-)
1.5
(-)
1020
(-)
17
(-)
4
(-)
4
(-)
0.204
(↓0.017)
2.080
(↑0.4)
11
(1↑)
楽天
360 0.333
(↑0.083)
2.5
(↑0.5)
918
(+4)
30
(-)
5
(+2)
4
(+1)
0.228
(↑0.007)
2.620
(↑0.34)
11
(1↓)
ヤクルト
360 0.333
(↓0.042)
2.5
(↓0.5)
918
(+1)
35
(+6)
6
(-)
4
(+1)
0.202
(↓0.004)
3.740
(↓0.33)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
35242 0.593
(↓0.01)
-
(-)
82212
(+1)
141
(+4)
38
(+1)
49
(-)
0.239
(↓0.001)
2.080
(↓0.02)
2
(-)
DeNA
31253 0.554
(↓0.01)
2.5
(-)
84198
(+2)
154
(+4)
31
(-)
30
(-)
0.236
(↓0.001)
2.370
(↓0.03)
3
(1↑)
巨人
31282 0.525
(-)
4
(↑0.5)
82182
(-)
180
(-)
41
(-)
27
(-)
0.238
(↓0.002)
2.630
(↑0.05)
4
(1↓)
広島
29272 0.518
(↓0.009)
4.5
(-)
85188
(+4)
163
(+5)
25
(-)
27
(-)
0.243
(↓0.001)
2.520
(↓0.05)
5
(-)
中日
28302 0.483
(↓0.008)
6.5
(-)
83146
(-)
187
(+4)
28
(-)
39
(+2)
0.220
(↓0.001)
2.930
(↓0.03)
6
(-)
ヤクルト
17372 0.315
(↓0.006)
15.5
(-)
87138
(+1)
233
(+6)
25
(-)
19
(+1)
0.217
(↓0.001)
3.690
(↓0.05)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
34242 0.586
(↑0.007)
-
(-)
83210
(+6)
163
(+1)
53
(-)
30
(-)
0.233
(↑0.001)
2.300
(↑0.04)
2
(-)
西武
32270 0.542
(↑0.008)
2.5
(-)
84167
(+4)
159
(+1)
24
(-)
42
(+2)
0.236
(-)
2.510
(↑0.03)
3
(-)
ORIX
29263 0.527
(↑0.008)
3.5
(-)
85191
(+4)
207
(+2)
38
(-)
30
(+2)
0.258
(-)
3.260
(↑0.03)
4
(-)
ソフトバンク
29273 0.518
(-)
4
(↓0.5)
84216
(-)
182
(-)
35
(-)
39
(-)
0.249
(↓0.002)
2.710
(↑0.06)
5
(-)
楽天
26321 0.448
(↑0.009)
8
(-)
84152
(+4)
182
(-)
24
(+2)
58
(+1)
0.235
(↑0.001)
2.860
(↑0.05)
6
(-)
ロッテ
21350 0.375
(↑0.011)
12
(-)
87148
(+5)
197
(+4)
30
(+2)
24
(+2)
0.215
(↑0.002
3.310
(↓0.01)