オリックス(★0対4☆)DeNA =交流戦2回戦(2025.06.11)・京セラドーム大阪=
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 123456789
DeNA
0010000124610
ORIX
0000000000500
勝利投手:ジャクソン(6勝2敗0S)
敗戦投手:田嶋 大樹(3勝3敗0S)
  DAZN
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◆DeNAは3回表、山本の適時二塁打で1点を先制する。その後8回には桑原の適時三塁打、9回には宮崎の適時二塁打が飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・ジャクソンが7回無失点の力投で今季6勝目。敗れたオリックスは、打線が散発の5安打無得点と沈黙した。

◆昨年のKEIRINグランプリを制した古性(こしょう)優作選手(34=大阪)が始球式に登板した。この日は協賛試合の「岸和田けいりんナイター」。競輪のユニホーム姿で見事なノーバウンド投球を披露した。2年前の6月の阪神-ロッテ戦(甲子園)の始球式でもノーバウンド投球。「甲子園のときが緊張したんですけど、今回、審判さんも競輪ファンと言って結構話しかけてくれて、かなり緊張感は和らいだなと思います」と笑顔を見せた。大阪・関西万博協賛G1「第76回高松宮記念杯」とガールズケイリンのG1「第3回パールカップ」が17日に岸和田けいりんで開幕する。大舞台が迫っており、「これからあと1週間もないんで、しっかり集中して。本業に生かせるように頑張ります」と緊張感も漂わせた。この日はつかの間の休息に充てる予定。「普段も自転車の練習ばかりでなかなかその他のスポーツを見る機会があまりない。今日は時間が許す限り楽しんで帰りたい」と声を弾ませた。

◆オリックスがDeNAのアンドレ・ジャクソン投手(29)に封じられ、完封負けした。前半は毎回のように走者を出しながら、得点につなげることができず。2回2死一、三塁の好機も無得点に終わった。先発の田嶋大樹投手(28)も負けず劣らずの好投を見せたが、3回に四球がらみで先制を許し、それが決勝点になった。DeNA戦は通算3戦3勝の田嶋だったが、この日は味方打線の援護を得られなかった。

◆オリックスが今季8度目の完封負けで、3位に順位を下げた。DeNAジャクソンに要所を締められ、今季初の中6日で先発した田嶋大樹(28)の好投に報いることができず。過去対DeNAは3戦3勝の左腕は8回途中まで3安打2失点と、ジャクソンに引けを取らない力投を見せた。岸田監督は「田嶋がいい投球をしていたのでね。申し訳なかったなと思いますけど」と援護のなさを悔やんだ。首位・日本ハムとのゲーム差は今季最大の3・5に開いた。

◆オリックスが今季8度目の完封負けで、サヨナラ勝ちの西武と入れ替わりで3位に落ちた。首位・日本ハムとのゲーム差は今季最大タイの3・5に開いた。相手先発のアンドレ・ジャクソン投手(29)に要所を締められた。再三塁上に走者を送るも、得点につなげることができず。2回2死一、三塁の好機も逃し、今季初めて中6日で先発した田嶋大樹投手(28)の好投に報いることができなかった。対DeNAは過去3戦3勝と好相性を誇る田嶋は、8回途中まで3安打2失点。ジャクソンに負けず劣らずの力投を見せた。「バックのよい守備にたくさん助けていただいて、なんとか粘り強くゲームを作ることはできたと思います」と、右翼の杉本裕太郎外野手(34)や中堅の杉沢龍外野手(25)らの好捕に感謝した。岸田護監督(44)は「田嶋がいい投球をしていたのでね。申し訳なかったなと思いますけど」と、援護のなさを悔やんだ。

◆競輪の古性優作(34)=大阪=が11日、オリックス―DeNA(京セラ)で始球式を務めた。ノーバウンド投球でスタンドを盛り上げ「投げた瞬間はワンバウンドしたと思った。(京セラは)競輪場よりもパーティー感もあって、いいですね」と笑顔をみせた。同戦は岸和田競輪場が冠スポンサーとして協賛。6月17日~22日に開催する「第76回高松宮記念杯競輪GⅠ・第3回パールカップGⅠ」のPRを目的として実施された。試合前には吉田りんご(24)=大阪、元競輪選手の白井美早子さん(37)が贈呈式を行った。

◆DeNAに先取点をもたらしたのは、大阪市出身の山本のバットだった。三回に先頭の松尾が四球を選んだ後の打席で、1ボールからの2球目にヒットエンドランを仕掛けた。内寄りの速球を捉えた打球は、左中間を破る適時二塁打に。幼少期によく観戦に訪れた京セラドーム大阪で快音を響かせ「バットを素直に出すことができた」と笑みを浮かべた。進境著しい3年目の松尾はバウアーらの女房役を務め、着実に出場機会を増やしている。5月は月間打率・429(35打数15安打)をマーク。この日のように敵地での交流戦では、打力を買われてDHでも起用されている。正捕手の山本が「出番を与えてしまったのは事実」と悔しさをにじませれば、松尾は「これから自分が強くなって超えたいと思っている」と闘志を燃やす。一方、35歳の戸柱も「おじさんもまだまだ負けないぞという姿を見せられれば」と黙っていない。三浦監督は山本と松尾のリードについて「(山本)祐大の方が全然上」と評価しつつ「(松尾)汐恩も1軍でマスクをかぶりながら勉強して成長している。バッティングがいいだけでマスクをかぶるわけではない」と強調する。捕手陣が繰り広げるハイレベルな争い。山本は1-0の五回に二盗を阻み、守備でも安定感を見せた。(鈴木智紘)

◆オリックスは今季8度目の零封負けを喫した。打線は二回に杉本の二塁打と敵失で2死一、三塁の好機を作るも無得点。三回以降も先発・ジャクソンから得点を奪えず、八回までゼロ行進が続いた。九回も好機を迎えながらも無得点で終わった。先発の田嶋は七回2死二塁で降板し、2番手・山岡が中越えの適時三塁打を許して2点目を献上した。田嶋は八回途中2失点で3敗目。九回に登板した新加入の岩崎も2失点して突き放された。首位の日本ハムが勝利したことで、ゲーム差は今季最大の3・5に開いた。

◆オリックス・岸田護監督(44)はD4位・山中(三菱重工East)を「2番・一塁」で起用するなど1番から左打者3人を並べた打線でDeNA先発のジャクソンの攻略を目指したが、5安打無得点に終わった。八回途中2失点と好投した田嶋を援護できず、「相性とかも含めて、(打線の組み換えを)やりましたけど、点が取れなかったですね。田嶋がいい投球をしていたのでね。申し訳なかった」と語った。交流戦は3勝5敗と苦しんでいるが、「考え込まなくていい。当然、打てない日もあるし、(ジャクソンは)いい投手なんでね。最後(九回)の攻めも惜しいところも見せてくれた。また切り替えてやるしかない」と前を向いた。

◆本日のヒーローのDeNA・山本祐大=京セラドーム大阪(撮影・水島啓輔)

◆先発で7回?を3安打2失点で3敗目を喫したオリックス・田嶋 「バックの良い守備にたくさん助けてもらって、粘り強くゲームを作ることはできた」

◆DeNA・ジャクソンが抜群の安定感で6勝目を挙げた。7回を散発4安打に抑えて無失点。芯で捉えられた当たりはほとんどなく、田嶋との投げ合いを制した。防御率はリーグ3位の1・40となり「相手に球種を絞らせないために初回から緩急を使い、プラン通りの投球ができた」とうなずいた。三浦監督は「ジャクソンらしい強いボールも出ていた」と評価した。(京セラ)

◆DeNAは11日、オリックス2回戦(京セラ)に4-0で快勝した。山本祐大捕手(26)が打っては三回に決勝の適時二塁打を放ち、守っては3投手による完封リレーをリード。地元の大阪で正捕手として躍動した。チームは今季8連敗中だった水曜日に初勝利を挙げ、5球団が並ぶ交流戦の1位に浮上した。幼少期に客席から羨望のまなざしを向けたグラウンドで、山本が攻守に輝きを放った。京セラドーム大阪の目と鼻の先に実家があり、母と妹が観戦に訪れていた。殊勲の26歳は「ここで野球をやれて、ヒーローになれて幸せ」と誇らしげに語った。三回に先頭の松尾が四球を選んだ後の打席で、1ボールからの2球目にヒットエンドランを仕掛けた。田嶋の内寄りの速球を鋭い軸回転で捉え、左中間を破る先制の適時二塁打。零封負けを喫した前夜の鬱憤を晴らし、勝利への道筋をつけた。守っては3投手を完封リレーに導いた。7回を散発4安打に抑えたジャクソンは球威ある直球にチェンジアップで緩急をつけ、スライダーやカットボールを織り交ぜるリードで的を絞らせなかった。発奮材料がある。20歳の松尾はバウアーらの女房役を務め、着実に出場機会を増やしている。5月は月間打率・429(35打数15安打)。敵地での交流戦では打力を買われてDHで起用され、この日は山本の前の7番に入った。松尾が「これから自分が強くなって超えたいと思っている」と闘志を燃やせば、山本も「刺激はある。負けないぞって気持ち。与えられたポジションで出ている限りは勝てるように」と対抗心をむき出しにした。開幕から勝利がなかった水曜日に初白星を挙げたチームは、阪神、ソフトバンクなどと並び交流戦の1位に浮上した。三浦監督は勝利の立役者となった山本に「よく打ってくれた。(守備では)相手の反応を見ながら、うまく攻めていた」と賛辞を贈った。山本の妹は横浜スタジアムにも足を運び「ガッツポーズがダサい」と辛口の評価を与えるという。「尊敬される姿を見せられたんじゃないか」。扇の要を担う兄は、誰の目にも頼もしく映ったはずだ。(鈴木智紘)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
530 0.625
(↓0.089)
-
(-)
1040
(+3)
23
(+7)
5
(-)
5
(-)
0.294
(↓0.012)
2.780
(↓0.61)
1
(2↑)
DeNA
530 0.625
(↑0.054)
0
(↓1)
1027
(+4)
20
(-)
6
(-)
3
(-)
0.229
(↓0.005)
2.410
(↑0.35)
1
(2↑)
広島
530 0.625
(↑0.054)
0
(↓1)
1034
(+6)
24
(+2)
4
(-)
12
(+2)
0.278
(↑0.012)
2.750
(↑0.4)
1
(-)
阪神
530 0.625
(↓0.089)
0
(-)
1033
(+2)
16
(+3)
10
(+1)
7
(-)
0.223
(↓0.006)
1.910
(↓0.17)
1
(2↑)
中日
530 0.625
(↑0.054)
0
(↓1)
1027
(+8)
31
(+5)
5
(+2)
11
(+2)
0.251
(↑0.018)
3.910
(↓0.01)
6
(1↑)
日本ハム
440 0.500
(↑0.071)
1
(↑1)
1029
(+8)
26
(+2)
5
(+1)
4
(-)
0.254
(↑0.019)
3.150
(↑0.17)
6
(1↑)
西武
440 0.500
(↑0.071)
1
(↑1)
1017
(+3)
28
(+2)
0
(-)
5
(-)
0.219
(↑0.001)
3.170
(↑0.17)
8
(3↑)
巨人
340 0.429
(↑0.096)
1.5
(↑1)
1120
(+7)
17
(+3)
4
(-)
4
(-)
0.221
(↑0.017)
2.480
(↓0.09)
8
(2↓)
ロッテ
340 0.429
(↓0.071)
1.5
(-)
1120
(+2)
21
(+6)
3
(-)
6
(+3)
0.207
(↓0.012)
2.920
(↓0.36)
10
(3↓)
ヤクルト
350 0.375
(↓0.054)
2
(-)
1017
(+2)
29
(+8)
6
(-)
3
(-)
0.206
(↑0.009)
3.410
(↓0.57)
10
(3↓)
ORIX
350 0.375
(↓0.054)
2
(-)
1017
(-)
30
(+4)
3
(-)
4
(-)
0.229
(↓0.008)
3.450
(↓0.07)
12
(-)
楽天
260 0.250
(↓0.036)
3
(-)
1014
(+5)
30
(+8)
3
(-)
3
(+2)
0.221
(↑0.02)
2.960
(↓0.3)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
35232 0.603
(↓0.011)
-
(-)
83211
(+2)
137
(+3)
37
(+1)
49
(-)
0.240
(↓0.001)
2.060
(↓0.01)
2
(-)
DeNA
31243 0.564
(↑0.008)
2.5
(↑1)
85196
(+4)
150
(-)
31
(-)
30
(-)
0.237
(↓0.001)
2.340
(↑0.04)
3
(-)
広島
29262 0.527
(↑0.008)
4.5
(↑1)
86184
(+6)
158
(+2)
25
(-)
27
(+2)
0.244
(↑0.002)
2.470
(↑0.04)
4
(-)
巨人
31281 0.525
(↑0.008)
4.5
(↑1)
83182
(+7)
180
(+3)
41
(-)
27
(-)
0.240
(↑0.001)
2.680
(-)
5
(-)
中日
28292 0.491
(↑0.009)
6.5
(↑1)
84146
(+8)
183
(+5)
28
(+2)
37
(+2)
0.221
(↑0.002)
2.900
(↓0.02)
6
(-)
ヤクルト
17362 0.321
(↓0.006)
15.5
(-)
88137
(+2)
227
(+8)
25
(-)
18
(-)
0.218
(↑0.001)
3.640
(↓0.07)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
33242 0.579
(↑0.008)
-
(-)
84204
(+8)
162
(+2)
53
(+1)
30
(-)
0.232
(↑0.003)
2.340
(↑0.01)
2
(2↑)
西武
31270 0.534
(↑0.008)
2.5
(-)
85163
(+3)
158
(+2)
24
(-)
40
(-)
0.236
(-)
2.540
(↑0.01)
3
(1↓)
ORIX
28263 0.519
(↓0.009)
3.5
(↓1)
86187
(-)
205
(+4)
38
(-)
28
(-)
0.258
(↓0.001)
3.290
(↓0.02)
4
(1↓)
ソフトバンク
29272 0.518
(↓0.009)
3.5
(↓1)
85216
(+3)
182
(+7)
35
(-)
39
(-)
0.251
(↓0.001)
2.770
(↓0.07)
5
(-)
楽天
25321 0.439
(↓0.007)
8
(↓1)
85148
(+5)
182
(+8)
22
(-)
57
(+2)
0.234
(↑0.002)
2.910
(↓0.03)
6
(-)
ロッテ
20350 0.364
(↓0.006)
12
(↓1)
88143
(+2)
193
(+6)
28
(-)
22
(+3)
0.213
(↓0.001)
3.300
(↓0.03)