1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 8 | 0 | 0 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | X | 4 | 9 | 0 | 0 |
勝利投手:E.ラミレス(1勝0敗0S) (セーブ:平良 海馬(1勝1敗14S)) 敗戦投手:桐敷 拓馬(1勝1敗1S) |

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◆西武が逆転勝利。西武は2点を追う8回裏、ネビンと源田の適時打で試合を振り出しに戻す。なおも1死満塁から山村の適時打などで2点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、2番手のE.ラミレスが来日初勝利。敗れた阪神は、3番手・桐敷が踏ん張りきれなかった。
◆阪神は富田蓮投手(23)と中継ぎ要員で椎葉剛投手(23)が合流した。椎葉は5月22日に入団2年目で初昇格したが、登板機会のないまま同28日に抹消されていた。その後、2軍で中継ぎとして4試合無失点と好調をキープしていた。
◆阪神は富田蓮投手(23)と椎葉剛投手(24)が出場選手登録された。ともに中継ぎ要員。前川右京外野手(22)は昇格しなかった。打撃不振のため5月22日から2軍再調整。先週はウエスタン・リーグ5試合で19打数12安打と大当たり。パ・リーグ本拠地で戦う今週6試合のDH候補に挙がってもおかしくない状況だった。
◆阪神が隅田撃ちで今季2度目の5連勝を狙う。現在、佐藤輝明内野手(26)が両リーグトップの45打点を挙げ、森下翔太外野手(24)が44打点で2位と激しいデッドヒート。佐藤輝はルーキーイヤーで1試合3発をマークした敵地で2試合連発、森下は3試合連発となるか。相手先発は、現在リーグトップの防御率1・04を誇る隅田知一郎投手(25)。阪神先発の才木浩人投手(26)は現在23回1/3連続無失点中で、西武は昨年8回1死まで無安打投球を続けたお得意様。ハイレベルな投げ合いとなりそうだ。またDHにはラモン・ヘルナンデス内野手(29)が入り、熊谷敬宥内野手(29)は「9番三塁」で今季3度目の先発となった。
◆阪神近本光司外野手(30)が初回に三盗を決めた。先頭で左前打。中野の犠打で二塁に進むと、続く森下の初球カーブで完全にフォームを盗み、捕手が投げることもできない三盗を決めた。4回にも二盗を成功させ、リーグ単独トップの15盗塁。「結果的にセーフになればいいので」と振り返った。7日オリックス戦では1試合3安打で球団日本人最速となる通算1000安打を達成。同日から3試合連続安打で通算安打を1002安打に伸ばした。
◆阪神熊谷敬宥内野手(29)が2回に先制打を放った。この日は「9番三塁」で2試合ぶり今季3度目のスタメン。0-0の2回2死一、二塁、カウント2-1から西武隅田の4球目150キロ直球を右前に運んだ。直後に今季4個目の盗塁も決めた。8日オリックス戦(甲子園)では5年ぶりの遊撃スタメンで奮闘。2点リードの8回2死一、二塁から左前適時打で3シーズンぶりの打点も挙げていた。
◆阪神ラモン・ヘルナンデス内野手(29=メキシカンリーグ)が3回に貴重なタイムリーを放った。「6番DH」で先発出場。1点リードの3回2死三塁の第2打席、西武隅田の123キロチェンジアップを右中間最深部へ運んだ。大飛球で二塁を陥れ、ベース上では天に向かって感謝のポーズを披露した。前回DH先発した5日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で初回1死満塁で右前適時打を放ち、来日14試合目、34打席目での来日初打点を挙げていた。
◆西武隅田知一郎投手(25)と古賀悠斗捕手(25)のバッテリーが、阪神に4回までに4盗塁され、4イニング連続で盗塁を許し、「足攻」で揺さぶられた。1回1死二塁から阪神近本に三盗。2回2死一、三塁では一塁走者の熊谷に二盗、3回1死一塁では佐藤輝に二盗され、4回2死一塁では近本に二盗を許した。隅田は2回2死一、三塁から熊谷に先制の右前適時打を浴び、3回2死三塁ではヘルナンデスに適時二塁打を浴び、4回までに2点を先行された。
◆元西武監督の伊東勤氏(62)が、足攻めに苦しむ西武隅田知一郎投手(25)の「クセ」を分析した。伊東氏はラジオ「文化放送 ライオンズナイター」で解説。隅田は初回から盗塁を幾度となく仕掛けられ、7回までに5度の盗塁を企画された。そのうち4度を決められ、7回まで2失点。伊東氏は「(阪神は)完全にフォームが分かっている。ここから見ていてもね、ホームに投げそうな時の違いがわかるくらいだから、走者は完全に頭に入っていますね」と解説した。具体的な箇所についても言及し、「単純に言うとグラブですよね。グラブの動きが(違う)」と分析した。阪神は1回に近本が三盗、2回に熊谷が二盗、3回に佐藤輝が二盗、4回に近本がこの日2度目の二盗に成功した。対戦相手は異なるが、西武は7日の広島戦(マツダスタジアム)でも、今井達也投手(27)が4度盗塁を企画され、3度の成功を許すなどで5失点を喫した。
◆阪神才木浩人投手(26)が6回1死満塁のピンチをしのぎ、連続無失点を29回1/3に伸ばした。2-0の6回、先頭の西川に中前打を打たれ、滝沢にも右前に運ばれて無死一、二塁。この試合で初めて西武打線に連打を許し、犠打で1死二、三塁と走者を進められた。4番ケビンを申告敬遠で歩かせ、1死満塁で打席に代打・中村剛を迎えた。中村剛は歴代最多22本の満塁弾を誇る「満塁男」。球史に残る記録を更新し続ける強打者を、153キロの快速球で空振り三振に仕留めた。続く源田の右前への飛球は二塁の中野がランニングキャッチした。6回を4安打無失点と好投し、7回から及川と交代。「ストレートで押せたことと、スライダーを有効的に使えたことがよかったと思います。今日は湿度がすごかったので、少しペース配分も考えながら投げました。最後のピンチもなんとか0点で粘れて、自分の仕事はできたかなと思います」と振り返った。
◆「ミスター満塁男」の西武中村剛也内野手(40)が、6回1死満塁で代打で起用されたが、空振り三振に終わった。後続の源田も、阪神中野に二飛を好捕され、先発の才木を攻略する絶好のチャンスを逃した。中村剛はプロ野球歴代トップの22本の満塁本塁打をマーク。2位は巨人王貞治の15本で、西武にとってはとっておきの代打だった。
◆阪神桐敷拓馬投手(25)が西武打線につかまり、試合をひっくり返された。2-0の8回、3番手でマウンドへ。勝利の方程式の一員だが、先頭の西川、滝沢に連打を許して無死一、二塁。送りバントを狙った牧野の打球を素早く処理し、二塁走者の西川を三塁でアウトにした。だがネビンに右前への適時二塁打を浴び、リードは1点となった。代打の外崎は3ボールから申告敬遠で歩かせ、1死満塁。ここで源田に同点打を打たれ、先発の才木の6勝目が消えた。さらに山村に勝ち越し打を打たれ、2-3に。打者7人に対し5安打を浴びて降板した。桐敷の1試合4失点は、救援転向後は最多。失点自体が今年の4月15日ヤクルト戦で1点を失って以来。自責は同3日DeNA戦の1点以来だった。
◆阪神が終盤に逆転負けを喫し、連勝が4でストップした。黒星は4日の日本ハム戦(エスコンフィールド)以来。交流戦3カード目で初めて初戦で敗れた。2点リードで迎えた8回、3番手の桐敷拓馬投手(25)が西川、滝沢に連打を浴びると、1死一、二塁からネビンに右翼へ適時二塁打を浴び1点差。平沼を申告敬遠で歩かせ満塁とすると、続く源田に同点の左前適時打を献上。さらに山村に連続適時打を許し、この回一気に逆転を許した。桐敷が失点したのは4月15日ヤクルト戦(松山)以来。なおも1死満塁で登板した4番手漆原も左犠飛を浴び、さらにリードを広げられた。終始、試合の主導権を握ったのは阪神だった。2回1死からラモン・ヘルナンデス内野手(29)が中前打を放ち出塁。2死から梅野隆太郎捕手(33)が中前打を放ち一、三塁と好機を広げると、熊谷敬宥内野手(29)が直球をうまく右前に運び先制に成功した。さらに続く3回1死から佐藤輝明内野手(26)が四球を選び二盗を決めると、2死三塁からヘルナンデスが中越え適時二塁打を放ち2点目を追加した。先発の才木浩人投手(26)は6回4安打無失点の好投で、連続無失点イニングを29回1/3まで伸ばした。6回には1死満塁のピンチを招くも、代打中村剛を153キロ直球で空振り三振。続く源田は二飛に打ち取り、切り抜けた。しかし、自慢のリリーフ陣がこの日はリードを守り切ることができなかった。
◆西武がセ・リーグ首位の阪神に逆転勝ちし、連敗を4で止めた。2点を追いかける8回1死一、二塁から、ネビンの右翼への適時二塁打で1点を返し、なおも1死満塁から源田の左前適時打で同点。さらに、1死満塁から山村が右前へ勝ち越しの適時打を放った。先発隅田は、要所を締める投球で7回2失点と粘投。2点ビハインドの8回に登板し、1回を無失点に抑えたラミレスが、来日初勝利を挙げた。
◆阪神及川雅貴投手(24)が3試合連続となる14ホールド目を挙げた。2-0の7回に2番手で登板し、3人で西武打線の攻撃を片付けた。「やるべきことをやった結果、ゴロになったりの打ち取り方ができた。野手の方が助けてくれました」と周囲に感謝した。
◆西武がセ・リーグ首位の阪神に逆転勝ちし、連敗を4で止めた。2点を追う8回1死一、二塁からネビンの右適時二塁打で1点を返し、なおも1死満塁から源田の適時打で同点。さらに1死満塁で山村が決勝打を放った。集中打での逆転劇に、西口監督は「見てて気持ち良かったです」と笑顔。今季初打点が決勝打で本拠地初のお立ち台に上がった山村は「思い切りいくだけだと思ったので思い切り振った」と汗をぬぐった。つなぎの意識が逆転劇を呼んだ。26歳の誕生日だった1番西川は2安打、2番滝沢は3安打1四球で全打席出塁。4点を奪った8回の猛攻もこのコンビの連打から始まった。2点差をひっくり返し、西口監督は「今シーズン初めてじゃないですかね。こういう戦い方もできるってことで選手も自信をつけていってくれたらいいですし、最後まであきらめなかった結果、勝ちにつながったのは非常に大きいです」と評価した。
◆名バイプレーヤーの肩書は返上だ。阪神熊谷敬宥内野手(29)がまた「打」で見せた。「9番三塁」で今季3度目のスタメン。2回2死一、三塁から好左腕・隅田の直球を右前にはじき返す先制打。「1球に集中した結果。みんなで作ったチャンスだし、どんな形でもいいので走者をかえしたかった。気合で打ちました」。端正なマスクだが、"気合"の2文字にハートの熱さをかいま見せた。近年は守備・走塁で活躍する"控え"に定着していたが、今年はひと味違う。これが3度目のスタメン。7日のオリックス戦(甲子園)は5年ぶりに「遊撃」で先発出場し、2安打2得点。打点は3年ぶり、マルチ安打は7年ぶりだった。ホームでは全体練習が始まる何時間も前に球場入りし、入念なルーティンをこなす。「もう常に準備して、出たらどこでも守れるようにアピールして。しっかりやっていきたい」。1球に勝負をかけてきただけに痛恨のミスを許せない。4回無死一塁で2度のバント失敗から三振でチャンスをつぶし「バント失敗したので意味がない。流れが悪くなった。あれがすべて」と猛省した。今の阪神では唯一の立大出身。3日に亡くなった長嶋茂雄さんの後輩だ。熊谷は主将だった4年時の17年、全日本大学選手権で59年ぶりの日本一になった。決勝戦は長嶋さんも観戦した。「神宮に足を運んでくださった。それが一番いい思い出」。悲しい知らせと時を同じくして、キャリアの新たな局面を迎えている。【柏原誠】熊谷敬宥(くまがい・たかひろ)1995年(平7)11月10日、仙台市生まれ。仙台育英で3年春夏に甲子園出場。立大では2年春からリーグ戦に出場し、4年時に主将。春は同校の59年ぶり大学日本一に貢献。17年ドラフト3位で阪神入団。18年5月19日中日戦で初出場。22年6月26日中日戦でサヨナラ安打。今季推定年俸1900万円。175センチ、68キロ。右投げ右打ち。
◆阪神佐藤輝は逆転負けにも前を向いた。この日は3試合ぶりの無安打だが、3回1死から四球を選び、二盗を決めて2点目のホームを踏んだ。「また頭を整理して明日に臨みたいです」と切り替えた。右翼守備では8回1死一、二塁でネビンのライナーにスライディングキャッチを試みたが、後逸して適時二塁打に。ただ、筒井外野守備走塁コーチは「待って捕っても二塁打になるところ。同じ二、三塁になるなら待つより攻めての二塁打の方がいい。あの判断は間違っていない」と責めなかった。
◆才木よ、すまん...。首位阪神が「日本生命セ・パ交流戦」の敵地西武戦でまさかの逆転負けを喫し、5連勝を逃した。先発の才木浩人投手(26)は6回無失点で連続無失点を29回1/3に伸ばしたが、2点リードの8回裏に3番手の桐敷拓馬投手(25)がまさかの4失点。今季初めて8回以降に逆転を許し、チームの連勝は4で止まった。交流戦3カード目で初めて初戦黒星を喫した。勝利へ、あと2イニングだった。8回、3番手桐敷が先頭西川、滝沢に連打を浴び、一気に西武打線につかまった。ネビン、源田、山村に3本の適時打を許し、あっという間に試合をひっくり返された。4番手漆原も犠飛を打たれ、桐敷は結局4失点。自慢のブルペン陣が今季初めて8回以降のリードを守り切れず、藤川監督は「西武もホームに戻ってきて、終盤のたたみかけを止められなかった感じがしますね」と相手の粘りを認めるしかなかった。頼れる右腕がゼロでつないでいた。先発才木は6回4安打無失点の好投。序盤から直球で押し込み、スライダーでタイミングを外し、攻略の糸口を与えなかった。6回に連打から1死満塁のピンチを招いたが、大声援を送る西武ファンに囲まれながら冷静だった。打席では歴代最多22本の満塁本塁打を誇る代打中村剛がバットを構えていた。「すごく盛り上がっていましたし、そういう選手ですから、逆にこっちが抑えれば流れを持ってこられるのかなという思いもありました」初球からスライダーを決めて見逃しを奪うと、カウント1-2から最後は153キロ直球を低めに決めて空振り三振。「ちゃんと三振できれたのはすごく良かった」。納得の1球で流れを断ち切ると、続く源田も直球で二飛に打ち取った。この日の投球で連続無失点を29回1/3まで伸ばした。「最後ピンチでしたけど、ああやってゼロで行けているというのはすごくいいことだと思う。しっかり継続してやっていこうかなと思います」。今季6勝目こそあと1歩でつかめなかったが、指揮官の信頼はもちろん揺るがない。「十分な仕事でまた次にコンディション良く甲子園に帰ってやってくれれば」とねぎらった。この日は右腕の熱投に応えられなかったが、次は無失点リレーで白星を守り抜く。【磯綾乃】阪神が8回に4失点で逆転負け。阪神の逆転負けは今季9度目だが、7回終了時にリードしていた試合で逆転負けしたのは今季初。強力な救援陣を擁し、これまで7回終了時にリードしていれば28勝1分けと無類の強さを誇っていた。桐敷が救援で負け投手になったのは24年8月22日ヤクルト戦以来2度目。このときは同点から9回に勝ち越し点を奪われたもので、逆転されて負け投手になったのは初めて。
◆阪神の新助っ人ヘルナンデスが来日2打点目をマークした。4試合ぶりに「6番DH」で先発出場。1点リードの3回2死三塁、西武隅田の123キロチェンジアップを右中間最深部へ運んだ。「結果を出すために常にやっている。負けたことで満足はしていない。明日(11日)勝てるように、貢献できるように頑張りたい」。前回初めてDH先発した5日の日本ハム戦(エスコンフィールド)で初回に右前適時打を放ち、来日初打点を挙げていた。
◆西武がセ・リーグ首位の阪神に逆転勝ちし、連敗を4で止めた。2点を追いかける8回1死一、二塁から、ネビンの適時二塁打で1点を返し、なおも1死満塁から源田の左前適時打で同点。さらに、1死満塁から山村が右前へ勝ち越しの適時打を放った。交流戦は12球団で唯一本塁打がない。7試合消化時点で0本塁打となり、交流戦の球団ワースト記録に並んだが、つなぎの意識が逆転劇を呼んだ。4点を奪った8回の攻撃に、西口監督は「見てて気持ち良かったです。みんなが何とかつなぐという意識が、ああいうふうにつながったんじゃないかなと思います」と評価した。西武西川(誕生日に2安打し、チームも勝利)「(8回は)塁に出るっていう思いしかなかった。(逆転勝ちで)最高のプレゼントをもらった」西武ラミレス(来日初勝利)「いい結果になって良かったです。(勝利球は)息子にあげたいなと思っています」
◆阪神桐敷が昨年8月22日ヤクルト戦以来の敗戦投手となった。2-0の8回に3番手で登板。先頭の西川、滝沢の連打からピンチを招き、ネビンの右前適時二塁打で1点差に迫られた。さらに源田に同点打、山村に勝ち越し打を許した。1試合4失点は救援登板に限れば自己ワースト。「ネビン選手のところで(フォークを)落としきれなかった。またやり返せるようにしっかり反省して切り替えて頑張りたいです」と懸命に前を向いた。
◆西武がセ・リーグ首位の阪神に逆転勝ちし、連敗を4で止めた。2点を追う8回1死一、二塁からネビンの適時二塁打で1点を返し、なおも1死満塁から源田の適時打で同点。さらに1死満塁で山村が決勝打を放った。集中打での逆転劇に、西口監督は「見てて気持ち良かったです」と笑顔。今季初打点が決勝打で本拠地初のお立ち台に上がった山村は「思い切りいくだけだと思ったので思い切り振った」と汗をぬぐった。交流戦に入り、12球団で唯一本塁打がない。交流戦7試合消化時点で0本塁打の球団ワースト記録に並んだが、つなぎの意識が逆転劇を呼んだ。26歳の誕生日だった1番西川は2安打、2番滝沢は3安打1四球で全打席出塁。4点を奪った8回の猛攻もこのコンビの連打から始まった。逆転勝ちは今季4度目で2点差以上は初。西口監督は「こういう戦い方もできるってことで選手も自信をつけていってくれたらいいし、最後まであきらめなかった結果、勝ちにつながったのは非常に大きい」と評価した。
◆ヒップホップアーティストの「AK-69」が、西武-阪神戦で始球式を務めた。阪神近本光司外野手(30)が打席に立ち、ノーバウンド投球でスタンドから拍手を浴びた。「AK-69」の歌は、多くのプロ野球選手が登場曲で使用。西武では水上由伸投手(26)が「IRON HORSE」を使用する。この日の一戦は「EGAODO MATCH 2025」として開催された。
◆阪神の富田蓮投手(23)と椎葉剛投手(23)が1軍に合流した。富田は4月5日の巨人戦(東京ドーム)で先発初勝利を挙げるなど、今季5試合に登板して1勝0敗、防御率3・32。5月22日に降格後、ウエスタンではリリーフとして5試合に登板していた。椎葉は5月22日にプロ初昇格を果たすも、登板機会がなく28日に登録抹消。ウエスタン21試合で1勝1敗、防御率2・33。プロ初登板を目指す。9日には石黒佑弥投手(23)、岡留英貴投手(25)が登録を抹消されていた。
◆公示が発表され、阪神の富田蓮投手(23)と椎葉剛投手(23)が出場選手登録をされた。9日には石黒と岡留が登録を抹消されており、中継ぎ強化のための登録となる。ウエスタンでは富田は5月22日の抹消から5試合に登板していた。5月22日にプロ初昇格を果たすも、登板機会のない椎葉は今季ウエスタンは21試合で1勝1敗、防御率2・33。プロ初登板が期待される。
◆阪神は23回?連続無失点中の才木浩人投手(26)が先発する。自身3連勝中の右腕が、チームを交流戦独走に導く。好調の打線の軸を担う佐藤輝明内野手(26)は「4番・右翼」で先発。本塁打、打点でトップを走る大砲が、2021年に1試合3発を記録したベルーナドームで、今年も力を見せつける。
◆11日の2回戦で先発する阪神・伊藤将司投手(29)はキャッチボールなどで調整した。4月3日のDeNA戦(京セラ)で救援登板し2/3回を無失点。今季初先発で、昨年7月6日のDeNA戦(甲子園)以来の白星を狙う。西武打線については「積極的に振ってくると思うので、低めに丁寧に投げられたら」と警戒。「自分にとっては明日がスタートなんで。しっかりチームに貢献できたらいいなと思います」。伊藤将がベルーナドームで再出発する。
◆阪神は二回、熊谷敬宥内野手(29)の適時打で先制に成功した。2本の安打で2死一、三塁とチャンスを作ると、「9番・三塁」でスタメン起用の熊谷が、直球を右前へとはじき返した。今季2打点目となるタイムリーは、西武の先発・隅田に17イニングぶりに失点を浴びせる一打に。パ・リーグの勝利数、防御率2冠の左腕から先手を取った。
◆阪神はラモン・ヘルナンデス内野手(29)の適時二塁打で追加点を奪った。1―0とリードで迎えた三回。佐藤輝が四球で出塁して盗塁と進塁打で2死三塁とすると、ヘルナンデスが変化球を仕留めた。中堅の頭を越えて、フェンスに到達する二塁打で走者が生還。先制点につながった第1打席の中前と併せて2打数2安打とし、期待の助っ人がバットで引っ張ている。
◆阪神・才木浩人投手(26)が先発し、2-0の六回に招いた大ピンチを切り抜けた。先頭・西川と滝沢に連打を許すと犠打を決められ、4番・ネビン(前アスレチックス)は3ボールから申告敬遠で勝負を避けて1死満塁。ここで代打・中村剛の登場に、ムードは西武側に傾いた。しかし、満塁に強いベテランを153キロで空振り三振に仕留めると、続く源田は詰まらせ、二塁・中野の背走キャッチにも助けられて無失点。才木は仲間の好守に手を掲げてグラブをたたき、感謝した。
◆阪神・才木浩人投手(26)が先発し、6回4安打無失点だった。序盤から変化球も多く織り交ぜながらの投球で西武打線と勝負し、一回2死二塁のピンチを断つと、二回からの3イニングは2点の援護点ももらいながら無安打投球。五回1死二塁のピンチでは下位打線2人を打ち取って小さくガッツポーズを作り、この日最大のピンチだった六回1死満塁でも代打・中村剛と源田と経験豊富な2人を封じてみせた。パ・リーグ最多タイとなる6勝を挙げている西武・隅田との投げ合いでしっかりと結果を残し、めっぽう強い交流戦の通算防御率は0・79から0・71に上昇。連続イニング無失点も29回?とし、今季6勝目の権利を手にして終盤戦をリリーフ陣に託した。
◆阪神・才木浩人投手(26)が先発し、6回4安打無失点だった。序盤から変化球も多く織り交ぜながらの投球で西武打線と勝負し、一回2死二塁のピンチを断つと、二回からの3イニングは2点の援護点ももらいながら無安打投球。五回1死二塁のピンチでは下位打線2人を打ち取って小さくガッツポーズを作り、この日最大のピンチだった六回1死満塁でも代打・中村剛と源田と経験豊富な2人を封じてみせた。パ・リーグ最多タイとなる6勝を挙げている西武・隅田との投げ合いでしっかりと結果を残し、めっぽう強い交流戦の通算防御率は0・79から0・71に上昇。連続イニング無失点も29回?とし、今季6勝目の権利を手にして終盤戦をリリーフ陣に託した。「ストレートで押せたことと、スライダーを有効的に使えたことがよかったと思います。今日は湿度が凄かったので、少しペース配分も考えながら投げました。最後(六回)のピンチもなんとかゼロ点で粘れて、自分の仕事はできたかな、と思います」とコメントした。
◆阪神が八回に逆転を許した。3番手で登板した桐敷拓馬投手(25)が4失点を喫した。2-0の八回、先頭の西川に中前打、続く滝沢に右前打を許して無死一、二塁とピンチを背負った。3番・牧野は犠打失敗に仕留めたが、4番・ネビン(前アスレチック)に二塁打を浴びて1点差。代打・外崎を申告敬遠で歩かせ、1死満塁から源田に同点の左前打を許した。さらに続く山村に勝ち越し適時打を浴びて降板。後を継いだ漆原が長谷川に犠飛を許した。桐敷は昨年8月22日のヤクルト戦(京セラ)で3失点して以来の複数失点を喫した。
◆阪神は逆転負けを喫し、カード初戦を落とした。二回に熊谷敬宥内野手(29)の適時打で先制。三回にはラモン・ヘルナンデス内野手(29)=前メキシカンリーグ=の適時二塁打で2-0とリードを奪うも、そこから追加点は奪えなかった。投げては先発の才木浩人投手(26)は6回無失点と力投。六回には1死満塁のピンチを迎えたが、中村、源田を打ち取って無失点を29回?連続に伸ばした。しかし八回、3番手の桐敷拓馬投手(25)が1死一、二塁とピンチを招くと、ネビンに適時二塁打を浴びて1点差。さらに満塁から源田、山村に連続適時打を浴びて逆転を許した。代わった漆原大晟投手(28)も犠飛を浴びて2-4。逆転負けを喫した阪神の連勝は4でストップとなった。
◆西武が連敗を4で止めた。0―2の八回にネビンの適時二塁打、源田、山村の連続適時打など4得点で逆転した。2番手のラミレスが来日初勝利。平良が14セーブ目。阪神は連勝が4でストップ。才木が好投したが、桐敷がつかまった。
◆八回途中降板後、ベンチで顔を覆う阪神・桐敷拓馬=ベルーナドーム(撮影・松永渉平)
◆阪神がまさかの逆転負け。連勝は「4」で止まった。2点リードの八回に登板した桐敷拓馬投手(25)が1死一、二塁の窮地を招き、タイラー・ネビン外野手(28)の右翼へのライナー性の当たりを佐藤輝明内野手(26)が捕球できずに適時二塁打となり、1点差。さらに連打を浴びて逆転を許した。桐敷は2024年8月22日ヤクルト戦(京セラ)以来の黒星。6勝目を逃した才木浩人投手(26)は6回ゼロ封で29回?連続無失点とした。攻撃は熊谷敬宥内野手(29)とラモン・ヘルナンデス内野手(29)の適時打で2点を先取。一回に近本光司外野手(30)が三盗、二回に熊谷、三回は佐藤輝、四回にも近本が二盗を決め、4スチールを奪ったが、四回以降は無得点だった。
◆近鉄、西武で主砲として465本塁打&2452安打をマークし、西武コーチ時代には清原和博らを育てたサンケイスポーツ専属評論家・土井正博氏(81)が6回無失点の阪神・才木浩人投手(26)を降板させた藤川球児監督(44)の采配に言及した。代えなくていい才木を代えて、代えなければいけない桐敷を代えなかった。継投に大きな疑問が残る試合だった。才木は六回を投げ終えた時点で94球。100球前後で継投に入るのが現代の常識かもしれない。が、この日の才木は、六回に連打からピンチを迎えたが、球自体は勢いがあった。火曜日に投げるエースは、長いイニングを投げてもらいたい。西武打線も、才木の球にしっかり対応できている打者はいなかった。もし私が西武ベンチにいて、この交代をみたら「ラッキー」と思う。西武の選手も同じ思いだっただろう。逆に八回の桐敷は思うように制球できていなかった。同点にされた時点で代えるべき。西武には平良という力のある守護神もいるのだから。ズルズル投げさせた印象だ。西武先発・隅田に対して、阪神は足を絡めたいい攻めを展開した。ただし、四回からカーブをうまく使って立ち直った。さすがの修正力だ。だから追加点は望めない。2-0、もしくは2-1で逃げ切る采配が必要だった。そう考えると、この継投は惜しまれる。後味が悪い敗戦だ。
◆阪神がまさかの逆転負け。連勝は「4」で止まった。2点リードの八回に登板した桐敷拓馬投手(25)が1死一、二塁の窮地を招き、タイラー・ネビン外野手(28)の右翼へのライナー性の当たりを佐藤輝明内野手(26)が捕球できずに適時二塁打となり、1点差。さらに連打を浴びて逆転を許した。桐敷は2024年8月22日ヤクルト戦(京セラ)以来の黒星。6勝目を逃した才木浩人投手(26)は6回ゼロ封で29回?連続無失点とした。攻撃は熊谷敬宥内野手(29)とラモン・ヘルナンデス内野手(29)の適時打で2点を先取。一回に近本光司外野手(30)が三盗、二回に熊谷、三回は佐藤輝、四回にも近本が二盗を決め、4スチールを奪ったが、四回以降は無得点だった。
◆阪神がまさかの逆転負け。連勝は「4」で止まった。2点リードの八回に登板した桐敷拓馬投手(25)が1死一、二塁の窮地を招いた。佐藤輝明内野手(26)はタイラー・ネビン外野手(28)の右翼へのライナー性の当たりにチャージをかけたものの、捕球できずに適時二塁打となり、1点差。さらに連打を浴びて逆転を許した 佐藤輝は試合後「頭を整理して、あしたに臨みたい」と残した。筒井壮外野守備兼走塁チーフコーチ(50)は「この球場の特性を考えたら、待ってもツーベースで二、三塁。もしかしたら捕れる確率というところで、あの選択でいい」と判断を尊重した。
◆2―0の七回に2番手として登板した阪神・及川雅貴投手(24)は三者凡退で14ホールド目を記録した。「きょうは野手の皆さんに助けられた登板だったので、『ありがとうございます』という感じ。やるべきことをやっての結果で打ち取り方はできている中で、野手のみんなが助けてくれたということは良かった」。5試合連続無失点で防御率は0・71と、安定した投球でブルペンを支える。
◆パ・リーグ2冠左腕を攻略した阪神選手は佐藤輝明内野手(26)でも森下翔太外野手(24)でもない。「9番・三塁」熊谷敬宥内野手(29)だ。先制タイムリーで口火を切った。「みんなでつないで作ったチャンスでしたし、どんな形でもいいのでランナーを返したいと思っていたので、気合で打ちました。チームとしても先制することができてよかったです」先発・隅田知一郎投手(25)は試合前時点で6勝、防御率1・04で2冠。14回?連続無失点中と、パ・リーグを代表する好投手を相手に虎打線は束になって立ち向かった。二回2死一塁から梅野のランエンドヒットが決まり、一、三塁。ここで打席には「9番・三塁」で2試合ぶりにスタメンの背番号4。2ボールからもフォークを仕留めにいくも、バットは空を切ったが、自分で決めようと強気の姿勢を見せた。「一球に集中した結果がつながった」。次の150キロ直球を右前にはじき返し、出場2試合連続となる適時打。それでも「バント失敗しているので、意味ないですね」。第2打席の四回無死一塁でバント2度失敗から空振り三振となった打席を悔やんだ。今季は2月の春季キャンプ終盤で下肢を痛めて開幕2軍スタート。4月下旬に1軍昇格し、守備固めや代走要員として起用されてきたが、交流戦からスタメンの機会も増え、打率・368と藤川監督の起用に応えている。ビジター6連戦の1試合が消化したばかり。DH制もまだまだ続く。「常に準備して、出たらどこでも守れるようにアピールして、しっかりやっていきたいなと思います」。入団から8年目を迎えた29歳が、一瞬一瞬の勝負に燃えている。(渡辺洋次)
◆阪神・近本光司外野手(30)は一回に左前打で出塁すると、犠打で進塁し、1死二塁から森下翔太外野手(24)の打席の初球に今季初の三盗を決めた。「しっかり走れたんで良かったと思います。結果的にセーフになればいいです」。さらに四回には四球で出塁し、この日2個目の盗塁。リーグトップの15盗塁をマークし、塁上でも存在感を示している。
◆阪神・中野拓夢内野手(28)の好守が才木浩人投手(26)を救った。2-0の六回2死満塁。源田が打ち損じた打球が右翼線へふわりと上がったが、見事に背走キャッチを決めた。「打った瞬間(捕りに行くのが右翼手ではなく)自分かなっていうふうに思った」と振り返ると「ドームですし、風がなく、ボールがあまり落ちてこないというのも頭に入っていたんで。ああいうプレーが非常に大きいかなと思います」と難しいプレーを淡々と語った。
◆「6番・DH」の阪神ラモン・ヘルナンデス内野手(29)が隅田知一郎投手(25)から2安打と気を吐いた。二回に出場3試合ぶりの安打となる中前打を放つと、1―0の三回2死三塁では変化球を捉えて右中間へ適時二塁打。来日2打点目を挙げ「ゾーンにきた球を強く打ち返すというプランを持って臨んだ。チームに貢献することができてうれしいし、みんなが喜んでくれてうれしいよ」とうなずいた。
◆パ・リーグ2冠左腕を攻略したのは佐藤輝でも森下でもない。9番・熊谷だ。先制タイムリーで口火を切った。「みんなでつないで作ったチャンスでしたし、どんな形でもいいのでランナーを返したいと思っていたので、気合で打ちました。チームとしても先制することができてよかったです」相手先発・隅田は試合前時点で6勝、防御率1・04で2冠。14回?連続無失点中と、パ・リーグを代表する好投手を相手に虎打線は束になって立ち向かった。二回2死一塁から梅野のランエンドヒットが決まり、一、三塁。ここで打席には「9番・三塁」で2試合ぶりにスタメンの背番号4。2ボールからのフォークを仕留めにいくも、バットは空を切ったが、自分で決めようと強気の姿勢を見せた。「一球に集中した結果がつながった」。次の150キロ直球を右前にはじき返し、出場2試合連続となる適時打。それでも「バント失敗しているので、意味ないですね」。第2打席の四回無死一塁でバント2度失敗から空振り三振となった打席を悔やんだ。今季は2月の春季キャンプ終盤で下肢を痛めて開幕2軍スタート。4月下旬に1軍昇格し、守備固めや代走要員として起用されてきたが、交流戦からスタメンの機会も増え、打率・368と藤川監督の起用に応えている。ビジター6連戦の1試合が消化したばかり。DH制もまだまだ続く。「常に準備して、出たらどこでも守れるようにアピールして、しっかりやっていきたいなと思います」。入団から8年目を迎えた29歳が、一瞬一瞬の勝負に燃えている。(渡辺洋次)
◆阪神は西武戦に2-4で逆転負けを喫した。2-0の八回に桐敷拓馬投手(25)が4失点。絶対的セットアッパーが誤算で連勝は4で止まったが、藤川球児監督(44)は「こういう日もある」と揺るがない信頼を口にした。この日、セ・リーグで勝利したのは5位の中日のみで、上位のゲーム差は変わらず。仕切り直して独走態勢を築いていく。勝利の瞬間へ順調に進んでいた虎に、まさかの落とし穴が待っていた。2-0の八回、ここまで安定感を示してきた桐敷がマウンドに上がるも大暗転。レオの猛威に屈したセットアッパーは必死に前を向いた。「マウンドでの結果が全て。また次にやり返せるように、しっかりと反省をして、切り替えて頑張りたい」二、三回での2得点を先発・才木が6回零封で守ると、七回からは〝お家芸〟の継投策を発動。まずは及川が1回無失点と役目を果たし、八回にバトンを受けたのが桐敷だった。だが、先頭・西川から連打を食らう。牧野の犠打は三塁封殺で阻止したものの、打席には4番・ネビン(前アスレチックス)。2球で追い込むも4球目に投じた「落としきれなかった」というフォークを見逃してくれなかった。右翼へはじき返される適時二塁打で2―1。狂った歯車は簡単には戻らない。1死満塁で源田に三遊間を破られて同点とされると、今季打点なしだった山村にもしぶとく一、二塁間を抜かれた。代わった漆原も犠飛を許し、桐敷は4失点。チームは今季初めて八回以降に試合をひっくり返され、連勝は4で止まった。
◆トラとライオンは、どっちが強いのか? 何十年も前から、この両チームが対戦するたび、「ネコ科最強はどっち?」という原稿を書いて(書かされて?)きた。子供の頃に読んだ動物図鑑には「トラが強い」と書いてあった記憶はある。が、10日の夜はライオンが強かった。舞台はベルーナドーム。40年前、阪神が日本シリーズに勝利して、初めて日本一になったのが西武球場(現ベルーナ)だった。ことし2月にこの世を去った吉田義男監督が指揮を執り、バース、掛布、岡田がいた。オールドファンは「西武球場」といえば、宙に舞うヨッサンを思い出す。体が180度ひっくり返っての胴上げは爆笑を誘ったもの。最近の虎党なら、やっぱり4年前の佐藤輝の衝撃3発だろう。あんなもの、見せられたら、誰だってサトテルファンになってしまう。阪神戦ではないが、1989年、西武vs近鉄ダブルヘッダーで最強助っ人ブライアントが放った4打数連続本塁打は忘れられない。当時の西武を支えた名捕手・伊東勤から聞いたことがある。「人生でオーラを感じたのは2度だけ。一度は長嶋茂雄さんがグラウンドに来たとき。もう一回は、あの日のブライアント。絶対に抑えられない空気感があった」数えきれない修羅場をくぐり抜けたレジェンドの言葉は重みがある。球場内の壁には西武がリーグ優勝した年のエンブレムがズラッと並ぶ。18度もパを制している。悔しいけれど、2リーグ分立後6度優勝の阪神を圧倒的に上回っている。盟主と呼ぶにふさわしいチームなのだ。歴史が詰まったベルーナに初めてやってきたトラ番・中屋友那は、全く違う感動を持って、未踏の地に踏み入れた。
◆阪神負けた~! 悔しいけど、プロ野球〝残酷あるある〟にはまっちまった~!!二回、6番・ヘルナンデスのヒットから始まって梅野がセンター前でつなぎ、9番熊谷のタイムリーで先制! 続く三回にもヘルナンデスのツーベースで追加点! よっしゃァ! 普段、静かなる下位打線の活躍で有利に試合が運んどるやんか。フフフ、後は上位の打者が1点でもあげてくれればこの試合いただきー、だったのに...。何ですかね? プロ野球って序盤の下位打線の頑張りでそのまま勝つって少ないんだよねェ...(伏兵の終盤の一振りで勝利は良くあるのに...)。だから、四回以降追加点を奪えない上位打線にイヤ~な予感がしていたら、それがものの見事に的中!! よって本日の戦犯は下位打線が頑張ったのにダメ押せなかった上位打線なのだ!! そして6回94球4安打無失点の先発才木、もう1回はいけたんとちゃいまっか~藤川監督?『継投の藤川』が持ち味で、それがここまでうまくいってるのを重々承知しながらあえて言いますが、あと1回投げる先発陣にしておかないと、シーズン後半にシワ寄せがきそうで不安なんですけど~!

<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (1↑) |
ソフトバンク |
5 | 2 | 0 | 0.714 (↑0.047) | - (↓1) |
11 | 37 (+5) | 16 (+2) | 5 (-) | 5 (-) |
0.306 (↑0.011) | 2.170 (↑0.02) |
1 (-) |
阪神 |
5 | 2 | 0 | 0.714 (↓0.119) | 0 (-) |
11 | 31 (+2) | 13 (+4) | 9 (-) | 7 (+4) |
0.229 (↑0.002) | 1.740 (↓0.41) |
3 (1↓) |
DeNA |
4 | 3 | 0 | 0.571 (↓0.096) | 1 (-) |
11 | 23 (-) | 20 (+2) | 6 (-) | 3 (-) |
0.234 (↓0.016) | 2.760 (↑0.07) |
3 (1↓) |
広島 |
4 | 3 | 0 | 0.571 (↓0.096) | 1 (-) |
11 | 28 (+1) | 22 (+6) | 4 (-) | 10 (-) |
0.266 (↓0.03) | 3.150 (↓0.55) |
3 (2↑) |
中日 |
4 | 3 | 0 | 0.571 (↑0.071) | 1 (↑1) |
11 | 19 (+3) | 26 (+1) | 3 (-) | 9 (+1) |
0.233 (-) | 3.900 (↑0.51) |
6 (1↑) |
ロッテ |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↑0.1) | 1.5 (↑1) |
12 | 18 (+6) | 15 (+1) | 3 (-) | 3 (-) |
0.219 (↑0.029) | 2.560 (↑0.33) |
7 (2↓) |
ヤクルト |
3 | 4 | 0 | 0.429 (↓0.071) | 2 (-) |
11 | 15 (+1) | 21 (+3) | 6 (-) | 3 (+1) |
0.197 (↓0.009) | 2.840 (↓0.07) |
7 (2↑) |
ORIX |
3 | 4 | 0 | 0.429 (↑0.096) | 2 (↑1) |
11 | 17 (+2) | 26 (-) | 3 (+1) | 4 (+1) |
0.237 (↓0.009) | 3.380 (↑0.58) |
7 (2↑) |
日本ハム |
3 | 4 | 0 | 0.429 (↑0.096) | 2 (↑1) |
11 | 21 (+3) | 24 (+1) | 4 (-) | 4 (-) |
0.235 (↑0.006) | 3.320 (↑0.39) |
7 (2↑) |
西武 |
3 | 4 | 0 | 0.429 (↑0.096) | 2 (↑1) |
11 | 14 (+4) | 26 (+2) | 0 (-) | 5 (+1) |
0.218 (↑0.012) | 3.340 (↑0.23) |
11 (4↓) |
巨人 |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↓0.067) | 2.5 (-) |
12 | 13 (+2) | 14 (+5) | 4 (-) | 4 (+1) |
0.204 (↑0.025) | 2.390 (↓0.58) |
12 (3↓) |
楽天 |
2 | 5 | 0 | 0.286 (↓0.047) | 3 (-) |
11 | 9 (+1) | 22 (+3) | 3 (+1) | 1 (-) |
0.201 (↓0.008) | 2.660 (↑0.28) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
35 | 22 | 2 | 0.614 (↓0.011) | - (-) |
84 | 209 (+2) | 134 (+4) | 36 (-) | 49 (+4) |
0.241 (-) | 2.050 (↓0.04) |
2 (-) |
DeNA |
30 | 24 | 3 | 0.556 (↓0.01) | 3.5 (-) |
86 | 192 (-) | 150 (+2) | 31 (-) | 30 (-) |
0.238 (↓0.002) | 2.380 (-) |
3 (-) |
広島 |
28 | 26 | 2 | 0.519 (↓0.009) | 5.5 (-) |
87 | 178 (+1) | 156 (+6) | 25 (-) | 25 (-) |
0.242 (↓0.003) | 2.510 (↓0.07) |
4 (-) |
巨人 |
30 | 28 | 1 | 0.517 (↓0.009) | 5.5 (-) |
84 | 175 (+2) | 177 (+5) | 41 (-) | 27 (+1) |
0.239 (↑0.001) | 2.680 (↓0.05) |
5 (-) |
中日 |
27 | 29 | 2 | 0.482 (↑0.009) | 7.5 (↑1) |
85 | 138 (+3) | 178 (+1) | 26 (-) | 35 (+1) |
0.219 (↑0.001) | 2.880 (↑0.04) |
6 (-) |
ヤクルト |
17 | 35 | 2 | 0.327 (↓0.006) | 15.5 (-) |
89 | 135 (+1) | 219 (+3) | 25 (-) | 18 (+1) |
0.217 (↓0.002) | 3.570 (-) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
32 | 24 | 2 | 0.571 (↑0.007) | - (-) |
85 | 196 (+3) | 160 (+1) | 52 (-) | 30 (-) |
0.229 (-) | 2.350 (↑0.02) |
2 (-) |
ORIX |
28 | 25 | 3 | 0.528 (↑0.009) | 2.5 (-) |
87 | 187 (+2) | 201 (-) | 38 (+1) | 28 (+1) |
0.259 (↓0.001) | 3.270 (↑0.06) |
3 (-) |
ソフトバンク |
29 | 26 | 2 | 0.527 (↑0.009) | 2.5 (-) |
86 | 213 (+5) | 175 (+2) | 35 (-) | 39 (-) |
0.252 (↑0.003) | 2.700 (↑0.01) |
4 (-) |
西武 |
30 | 27 | 0 | 0.526 (↑0.008) | 2.5 (-) |
86 | 160 (+4) | 156 (+2) | 24 (-) | 40 (+1) |
0.236 (↑0.001) | 2.550 (↑0.01) |
5 (-) |
楽天 |
25 | 31 | 1 | 0.446 (↓0.009) | 7 (↓1) |
86 | 143 (+1) | 174 (+3) | 22 (+1) | 55 (-) |
0.232 (↓0.002) | 2.880 (↑0.03) |
6 (-) |
ロッテ |
20 | 34 | 0 | 0.370 (↑0.012) | 11 (-) |
89 | 141 (+6) | 187 (+1) | 28 (-) | 19 (-) |
0.214 (↑0.003) | 3.270 (↑0.04) |
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