1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
楽天 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | X | 5 | 6 | 0 | 1 |
勝利投手:戸郷 翔征(2勝4敗0S) 敗戦投手:藤井 聖(2勝3敗0S) 本塁打 |

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◆投打のかみ合った巨人が快勝。巨人は4回裏、岸田の適時打で1点を先制する。そのまま迎えた8回には岸田のグランドスラムが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・戸郷が7回3安打無失点の力投で今季2勝目。敗れた楽天は先発・藤井が好投するも、打線が振るわなかった。
◆巨人丸佳浩外野手(36)が今季初めて4番でスタメン出場する。丸は開幕前に右太ももを負傷したが、5月27日に1軍登録された。ここまでは打率1割6分7厘だが、前日7日の楽天戦(東京ドーム)では6回2死に代打で登場すると、楽天藤平から右中間への今季1号ソロを放った。先発は戸郷翔征投手(25)が務める。登板前日はキャッチボールなどで調整。今季の交流戦初登板となり「あまり対戦するチームではないので。(交流戦は)オールスターだったり、侍で会った選手にあいさつできる楽しみもありますし。投げている中で気付かされる部分もあるので、本当にいい交流戦になれば」と意気込んでいた。
◆巨人増田陸内野手(24)が、左膝付近への自打球で倒れ込んだが、立ち上がり、気合の全力疾走で併殺を阻止した。0-0で迎えた2回無死一塁、カウント2-1から左膝付近に自打球が直撃し、打席で倒れ込んだ。苦悶(くもん)の表情を浮かべ、トレーナーも駆けつけたが、少し時間を空けた後、再び打席に立った。5球目で三ゴロに凡退したが、痛みも残る中で全力疾走し、一塁は間一髪のタイミングでセーフ。次打者のキャベッジ、岸田が凡退し、得点には結びつかなかったが、気持ちの入った全力プレーだった。
◆アナゴが驚異的な差しで2連勝を飾った。巨人の公式マスコットガール「ヴィーナス」と楽天の公式チアチーム「東北ゴールデンエンジェルス」からエントリーされた5人がレースに臨んだ。スタートはエビがロケットスタートを決めた。約1貫差で他の4貫が横一線。エビがそのまま逃げ切るかと思われたが、アナゴが驚異的な追い上げを見せた。中盤でエビの横に並ぶと、終盤にかけてエビとアナゴのデッドヒート。最後は末脚が切れたアナゴが1着でゴールした。2着は米粒差でエビ、3着は2貫差でコハダ、4着マグロ、5着タマゴの順で入線した。通算成績はアナゴが12勝、エビ6勝(白エビ1勝を含む)、マグロ5勝、タマゴ4勝、コハダ1勝となっている。すしレース 3回終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの計5体。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。
◆楽天辰己涼介外野手(28)が、スーパーキャッチで失点を阻止した。1点ビハインドの6回2死一、三塁、巨人キャベッジの中堅へのライナーにチャージをかけ、ダイビングキャッチ。投手の藤井はグラブをたたきながら、感謝した。打ったキャベッジは、打球の行方を見ながら一塁ベースに向かったが、辰己の捕球を確認するとヘルメットを脱ぎ、思わず座り込んだ。
◆巨人戸郷翔征投手(25)が今季最長の7回を投げて119球3安打無失点の熱投を見せた。1回は2死から3番浅村に四球を与えるも、4番フランコを遊ゴロに打ち取り、無失点の立ち上がり。2回以降も最速150キロの直球と変化球を低めに集め、スコアボードに0を並べた。登板最終回の7回には2死から小郷に四球を与えたが、最後は代打・阿部を147キロ外角低め直球で見逃し三振に仕留めた。この日は、3日に89歳で死去した長嶋茂雄終身名誉監督の告別式が執り行われた。登板前日には「本当に偉大な方でしたし、何度も球場に足を運んでいただいて話したりもしたのでね。本当に僕らとしてはすごい悲しい訃報でした。長嶋さんのためにしっかりやれることをやりたいなと思います」と意気込んでいたエースが、特別な日に今季ベストピッチで応えた。
◆楽天藤井聖投手(28)が、6回4安打1失点と好投したが、今季3勝目は逃した。随所に藤井らしさを発揮した。両コーナーを厳しく突きながら、巨人打線に的を絞らせず。内角へのクロスファイアで、リチャード内野手(25)のバットを2度へし折った。4回に岸田に先制の右前適時打を浴びたが、中堅辰己の好捕、右翼小郷の三塁への送球による補殺など味方の好守にも助けられながら、6回を最少失点に抑えた。藤井は「岸田選手のところですね。追い込んでから簡単に打たれてしまったその1球が反省ですね」とコメントした。
◆3日に亡くなった長嶋茂雄さんの告別式が行われた日に、巨人が2連勝で、交流戦初のカード勝ち越しを決めた。先発した戸郷翔征投手(25)は今季最長の7回119球を投げて3安打無失点の熱投を見せた。1回は2死から3番浅村に四球を与えるも、4番フランコを遊ゴロに打ち取り、無失点の立ち上がり。2回以降も最速150キロの直球と変化球を低めに集め、スコアボードに0を並べた。戸郷の後を受けた中川皓太投手(31)、田中瑛斗投手(25)も気迫の投球で、リードを守り切った。エースの好投に女房役が応えた。4回2死一、二塁で岸田行倫捕手(28)が楽天先発の藤井から右前適時打を放った。先制の一打に「何とか戸郷を援護してあげたかった。先制できて良かったです」とコメントした。さらに岸田は、8回2死満塁のチャンスで打席に立つと楽天藤平の150キロ直球を左翼席まで運ぶ満塁弾を放ち、全5打点の大活躍で勝利に貢献した。7日の長嶋さんの通夜には阿部慎之助監督、丸佳浩外野手、岡本和真内野手らコーチを含めて13人が参列していた。
◆巨人阿部慎之助監督(46)が、3日に亡くなった長嶋茂雄終身名誉監督へ、この秋に優勝を報告することを誓った。この日、楽天に5-0で完勝。阿部監督は「いい報告をね、優勝したいなと思いますので、とにかく僕たちは1日1日勝っていくしかありませんので」と決意を込めた。7日の楽天戦後には、通夜にも参列した。「三奈さんがごあいさつしてくれて、遺影がすごい笑顔で、それがすごい印象的で、三奈さんも『ぜひ笑顔で一緒に写真を撮ってください』とおっしゃっていたいだて、すごく優しい顔をされてたなと思って、感謝だけ述べて、お別れできました」と話した。7日に長嶋さんの棺を乗せた車は、午後3時13分から24分にかけて東京ドーム周辺(黄色いビル前→水道橋交差点、壱岐坂下交差点→東京ドーム前)を通り、同4時3分に斎場に到着。その直後に増田陸、丸が2者連続本塁打を放った。阿部監督は「そういう話も、ゾクッときちゃったけど。打ったのは本人たちだけどね、長嶋さんが打たせてくれたっていうのもあると思います」とかみしめるように話した。
◆巨人岸田行倫捕手(28)が、決勝打を含む全5打点の活躍で、チームを勝利に導いた。4回2死一、二塁、楽天藤井から右前へ先制の適時打。1点リードの8回2死満塁では、2号満塁本塁打を放った。阿部慎之助監督(46)は「スカッとしました、久しぶりに。(岸田の満塁弾は)思わず、手をあげてしまった」と笑顔で話した。7回無失点で2勝目を挙げた戸郷については「完璧な投球でしたし、今日は真っすぐのキレもベンチから見てて良かったので、素晴らしかったです」と評価。楽天に2勝1敗で勝ち越し「勝ち越せたことがすごく大きいですし、素晴らしい試合でした」と話した。
◆巨人岸田行倫捕手(28)が全5打点をたたき出し、攻守で勝利をけん引した。4回2死一、二塁で藤井から先制適時打を放つと、8回2死満塁では藤平の初球を左翼席へ。「(岡本)和真って、いつもこんな感じなんや」と初満塁弾におどけた。捕手としては先発戸郷に「打たれるのは怖い。怖いけど、そこを何とか勇気もって」と進言。持ち味のフォークに自信を持たせ、2勝目をともに勝ち取った。
◆「長嶋さんが打たせてくれたのかなって」。5年ぶりに4番に座った巨人丸佳浩外野手(36)が、前日の不思議な力を振り返った。7日は増田陸に続く2者連続弾で今季1号を放ったが、その直前に長嶋さんの棺を乗せた車が東京ドームを周回していた。試合後の通夜にも、現役選手では岡本と2人で参加。参列者の顔触れなどに、「特別な存在とあらためて思った」と実感したという。「長嶋さんみたいになるのは難しいですが、1人でも多くのファンの方に覚えてもらえる選手になりたい」。誓いをさっそく体現するように、1725日ぶりの4番で今季初のマルチ安打。開幕前に右太ももを負傷して離脱した分も、チームの勝利に貢献していくのはこれから。「歴史のある球団。恥じないようなプレーをするのは当然。それをさらに下の世代に伝えていかなきゃいけない」と力を込めた。
◆巨人戸郷翔征投手(25)が今季ベストピッチを披露した。先発で今季最長7回を投げて119球3安打無失点。長嶋さんの告別式が執り行われた日に好投し「身体(の調子)が悪い中、球場に足を何度も運んでいただいて、僕らにエールをたくさんくださった。そんな方が亡くなって、すごく悲しい。でも勝つことが一番の喜びだと思うので、それを見せられて良かった」と安堵(あんど)した。不思議な経験をした。3日前に自宅で過去の投球映像を眺めていた。「寝る直前に去年投げていたフォークを思い出して」。まるで天から降ってきたかのように去年の感覚がよみがえり「それが(試合で)ハマってくれたので良かったです」と笑みを浮かべた。ようやく本来の姿になってきた。今季は開幕から6試合勝ち星がなく、2軍落ちも経験。昨季まで3年連続で12勝を挙げた右腕が、いい時の感覚を取り戻せば無双状態に突入する。この日も150キロ超えの速球とフォークを中心とした変化球を低めに集め「今年の中で一番良かったんじゃないかな」と手応えを示した。それでも、まだ2勝目。逆襲を誓うエースは「交流戦すごく大事ですし、まだまだジャイアンツの力はこんなもんじゃない」。戸郷自身もまだまだこんなもんじゃない。【水谷京裕】
◆この秋、長嶋さんに優勝の報告を-。巨人は「日本生命セ・パ交流戦」の楽天戦に快勝し、2連勝。3日に亡くなった長嶋茂雄終身名誉監督の通夜と告別式の日に白星をささげて、交流戦最下位を脱出した。エース戸郷翔征投手(25)が7回無失点で2勝目。岸田行倫捕手(28)が2号満塁本塁打を含む全5打点を挙げた。阿部慎之助監督(46)は「いい報告をね、優勝してしたいなと思います」と力強く誓った。「ミスター」が愛した巨人が、長嶋さんの告別式の日に快勝した。エース戸郷が快投し、女房役の岸田が満塁本塁打を含む5打点。ファンを魅了し、熱狂させた「長嶋野球」を後輩たちが、本拠地東京ドームで体現した。阿部監督は「勝ち越せたことがすごく大きいですし、素晴らしい試合でした」と投打がかみ合った白星を評価した。阿部監督に「ミスター」の魂が宿ったかのようだった。1点リードの8回2死満塁、岸田が楽天藤平の初球をフルスイング。打球が左翼席に飛び込んだ瞬間、指揮官は「思わず、手を上げてしまった」。ベンチでも表情豊かに指揮した長嶋監督のように感情をあらわにし「いや、もうスカッとしました、久しぶりに」と笑った。7日の楽天戦後、ウイニングボールとともに長嶋さんの通夜に参列し、感謝の思いを伝えた。寂しさが込み上げるとともに「慎之助、大丈夫、今日は勝つよ」と長嶋さんから掛けられ「何度も救われた」言葉が頭を駆け巡った。そして、心の中で"約束"した。「これからもずっと巨人のことを心配して、気にかけてくださると思います。安心して見ていただけるような強い巨人になるようチーム一丸となり、精いっぱい頑張ります」亡くなってもなお、「ミスター」の力を感じた。7日、長嶋さんのひつぎを乗せた車は東京ドーム周辺を通った後に斎場に到着。その直後に2本のソロで先制した。「ゾクッときちゃった。打ったのは本人たちだけど、長嶋さんが打たせてくれたっていうのもある」とかみしめるように話した。試合後のテレビインタビュー。阿部監督は長嶋さんを思いながら、力強く誓って、会見を締めた。「いい報告をね、優勝してしたいなと思いますので、とにかく僕たちは1日1日勝っていくしかありません」。長嶋さんから受け継いだ魂とともに、永久不滅の巨人軍を強くする。【久保賢吾】長嶋茂雄さん6月3日死去から7日通夜、8日告別式まで/時系列アラカルト
◆楽天西垣雅矢投手(25)が、巨人戦に2番手で登板し、1回無失点と好リリーフした。1点ビハインドの7回に登板。先頭で報徳学園の先輩でもある巨人岸田行倫捕手(28)を迎え、フルカウントからフォークで見逃し三振に抑えた。次打者のリチャードは三ゴロ、代打の門脇には四球を許したが、打率リーグトップの泉口は二飛に抑えた。西垣は報徳学園、早大を経て、21年ドラフト6位で楽天に入団。プロ4年目の今季は23試合に登板し、3勝0敗、1・71と安定した投球を続ける。
◆巨人・岸田行倫捕手(28)が八回2死満塁から左越え2号満塁弾を放った。四回には先制右前適時打を放っており、計5打点を挙げた。
◆巨人が2連勝。戸郷翔征投手(25)が7回3安打無失点で2勝目を挙げ、岸田行倫捕手(28)が満塁弾を含む5打点と爆発した。7日夜に長嶋茂雄さんの通夜に参列した阿部慎之助監督(46)はその様子について「遺影がすごい笑顔だったのがすごく印象的で、三奈さんにも『ぜひ笑顔で一緒に写真撮ってください』っておっしゃっていただいて。すごく優しい顔をされていた。感謝を述べてお別れもできました」と明かした。7日に長嶋氏の棺を乗せた車が午後3時13分から24分の間に楽天戦が行われていた東京ドームを周回。その直後に増田陸の決勝弾、丸の今季初本塁打の2者連続アーチが飛び出した。指揮官は「その話もゾクッと来ちゃった。打ったのは本人たちだけど、長嶋さんが打たせてあげたというのもあると思います」と目を細めた。
◆巨人は先発の戸郷翔征投手(25)が7回無失点の好投で2勝目(4敗)を挙げた。打線は岸田行倫捕手(28)が四回に先制打を放つと、八回には試合を決定づける2号満塁弾を放った。以下、戸郷のヒーローインタビュー。--ピッチングを振り返り「最近内容が良くなかったので、久しぶりに三振(8奪三振)もたくさん取れて、ちょっとホッとしました]--フォークボールを強化した「3日前ぐらいの寝る直前に、去年投げたフォークを思い出して、それがすごいハマってくれたんで、良かったです」--今季最長の七回のマウンド「今まで中継ぎの方が助けてくれたので、なんとか七回をゼロに抑えて後ろにつなぎたいなっていう気持ちで、最後、完璧なボール(阿部を三振)がいったんで良かったです」--岸田選手も素晴らしいバッティング「今日は岸田さんのおかげで勝てたと思うので、ありがとうございます」--長嶋茂雄さんの訃報を受け「体が悪い中、球場に何度も足を運んでいただいて、たくさんのエールをくださった。そんな方が亡くなって、すごい悲しいですし、でも勝つことが一番の喜びだと思うので、それを見せれて良かったなと思います」--今後、どんなシーズンにしたい「この交流戦はすごい大事ですし、まだまだジャイアンツの力はこんなもんじゃないと思うので、頑張りたいと思います」
◆楽天は2試合連続の零敗で、交流戦は2カード連続の負け越しとなった。打線は戸郷の前に七回まで3安打。先発の藤井は6回1失点と粘っただけに、三木監督は「野球は点を取らないと勝てない」と悩ましげだった。救援陣では藤平が2試合連続で本塁打を浴びた。監督は「良くない。今のままでは駄目だと思う」と話した。
◆巨人・丸佳浩外野手(36)が4番に座り、3打数2安打。六回に二塁打を放った。7日の楽天戦では長嶋氏の棺を乗せた車が午後3時13分から24分の間に楽天戦が行われていた東京ドームを周回。その直後に今季初本塁打を放った左打者は「長嶋さんが打たせてくれたのかなと思います」と話した。同日夜には通夜に参列。「参列されていた皆さんもすごい方ばかりで、その中でも特別な存在だと改めて思いました。そういう方にご指導いただいたことは宝物だなと思います」と感謝した。
◆楽天は交流戦連覇を目指す中、開幕から2カード連続の負け越し。巨人には2試合連続の零敗を喫した。三木監督は「昨日のグリフィン、今日の戸郷投手といいピッチャーで、(攻略は)簡単ではないけど、そうは言ってられない。点を取らんと野球は勝てんからね」。その上で、指揮官は「選手たちに引き続き頑張ってもらえるように、僕もしっかりしなきゃ駄目だなと思います」と続けた。
◆巨人は8日、楽天最終戦(東京ドーム)に5-0で勝ち、2連勝を飾った。7日夜に長嶋茂雄さんの通夜に参列した阿部慎之助監督(45)は、カード2戦目が行われた同日に長嶋さんのひつぎが東京ドーム周辺を周回した直後に2者連続本塁打が出て勝利した偶然に「ゾクッときた。長嶋さんが打たせてくれた」と振り返った。長嶋さんとのお別れに白星を添えた。戸郷の7回無失点の好投、岸田の満塁本塁打などで勝利を飾った阿部監督は試合後、7日のデーゲーム後に参列した通夜を振り返った。「遺影がすごい笑顔だったのが印象的で、三奈さんにも『ぜひ笑顔で一緒に写真を撮ってください』とおっしゃっていただいた。(長嶋さんは)すごく優しい顔をされていた。感謝を述べてお別れもできました」長嶋さんの監督最終年となった2001年にドラフト1位で入団し、1年目から127試合に起用された『最後の教え子』。監督に就任した昨季からは「お会いするといつも『慎之助、大丈夫、今日は勝つよ』と前向きな言葉をかけてくださり、その言葉に何度も救われてきました」と感謝は尽きない。通夜が営まれた7日の第2戦も、長嶋さんに救われていた。長嶋さんのひつぎを乗せた車が午後3時13分から同24分の間に楽天戦が行われていた東京ドーム周辺を周回。試合は0-0の膠着(こうちゃく)状態だったが、同55分に増田陸、丸の2者連続本塁打で先制。そのまま2-0で勝利し、連敗を5で止めた。指揮官は「その話もゾクッと来ちゃった。打ったのは本人たちだけど、長嶋さんが打たせてあげたというのもあると思います」と振り返った。チームは4カードぶりの勝ち越しを決め、3位・広島にゲーム差なしの4位につける。阿部監督は「優勝していい報告をしたい。とにかく僕たちは一日一日、勝っていくしかない」と誓った。(谷川直之)

<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
5 | 1 | 0 | 0.833 (↑0.033) | - (-) |
12 | 29 (+8) | 9 (+1) | 9 (+2) | 3 (-) |
0.227 (↑0.012) | 1.330 (↑0.27) |
2 (1↓) |
ソフトバンク |
4 | 2 | 0 | 0.667 (↓0.133) | 1 (↓1) |
12 | 32 (+2) | 14 (+4) | 5 (+1) | 5 (+1) |
0.295 (↓0.016) | 2.190 (↓0.2) |
2 (1↑) |
DeNA |
4 | 2 | 0 | 0.667 (↑0.067) | 1 (-) |
12 | 23 (+5) | 18 (+4) | 6 (+3) | 3 (+1) |
0.250 (↑0.006) | 2.830 (↓0.17) |
2 (1↑) |
広島 |
4 | 2 | 0 | 0.667 (↑0.067) | 1 (-) |
12 | 27 (+10) | 16 (-) | 4 (+3) | 10 (+1) |
0.296 (↑0.023) | 2.600 (↑0.54) |
5 (1↑) |
ヤクルト |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↑0.1) | 2 (-) |
12 | 14 (+4) | 18 (+2) | 6 (+1) | 2 (-) |
0.206 (-) | 2.770 (↑0.14) |
5 (1↑) |
中日 |
3 | 3 | 0 | 0.500 (↑0.1) | 2 (-) |
12 | 16 (+3) | 25 (-) | 3 (+1) | 8 (+1) |
0.233 (↑0.005) | 4.410 (↑0.95) |
7 (5↑) |
巨人 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↑0.15) | 2.5 (-) |
13 | 11 (+5) | 9 (-) | 4 (+1) | 3 (-) |
0.179 (↑0.007) | 1.810 (↑0.46) |
7 (2↓) |
ロッテ |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↓0.1) | 2.5 (↓1) |
13 | 12 (-) | 14 (+3) | 3 (-) | 3 (-) |
0.190 (↑0.017) | 2.890 (↓0.11) |
9 (3↓) |
楽天 |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↓0.067) | 3 (↓1) |
12 | 8 (-) | 19 (+5) | 2 (-) | 1 (-) |
0.209 (↓0.011) | 2.940 (↓0.49) |
9 (3↓) |
ORIX |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↓0.067) | 3 (↓1) |
12 | 15 (+1) | 26 (+8) | 2 (-) | 3 (-) |
0.246 (↓0.013) | 3.960 (↓0.91) |
9 (3↓) |
日本ハム |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↓0.067) | 3 (↓1) |
12 | 18 (+4) | 23 (+5) | 4 (+2) | 4 (-) |
0.229 (↓0.003) | 3.710 (↓0.23) |
9 (3↓) |
西武 |
2 | 4 | 0 | 0.333 (↓0.067) | 3 (↓1) |
12 | 10 (-) | 24 (+10) | 0 (-) | 4 (-) |
0.206 (↑0.002) | 3.570 (↓1.17) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
35 | 21 | 2 | 0.625 (↑0.007) | - (-) |
85 | 207 (+8) | 130 (+1) | 36 (+2) | 45 (-) |
0.241 (↑0.001) | 2.010 (↑0.04) |
2 (-) |
DeNA |
30 | 23 | 3 | 0.566 (↑0.008) | 3.5 (-) |
87 | 192 (+5) | 148 (+4) | 31 (+3) | 30 (+1) |
0.240 (↑0.001) | 2.380 (↓0.03) |
3 (-) |
広島 |
28 | 25 | 2 | 0.528 (↑0.009) | 5.5 (-) |
88 | 177 (+10) | 150 (-) | 25 (+3) | 25 (+1) |
0.245 (↑0.003) | 2.440 (↑0.05) |
4 (-) |
巨人 |
30 | 27 | 1 | 0.526 (↑0.008) | 5.5 (-) |
85 | 173 (+5) | 172 (-) | 41 (+1) | 26 (-) |
0.238 (-) | 2.630 (↑0.05) |
5 (-) |
中日 |
26 | 29 | 2 | 0.473 (↑0.01) | 8.5 (-) |
86 | 135 (+3) | 177 (-) | 26 (+1) | 34 (+1) |
0.218 (-) | 2.920 (↑0.05) |
6 (-) |
ヤクルト |
17 | 34 | 2 | 0.333 (↑0.013) | 15.5 (-) |
90 | 134 (+4) | 216 (+2) | 25 (+1) | 17 (-) |
0.219 (-) | 3.570 (↑0.03) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
31 | 24 | 2 | 0.564 (↓0.01) | - (-) |
86 | 193 (+4) | 159 (+5) | 52 (+2) | 30 (-) |
0.229 (-) | 2.370 (↓0.04) |
2 (-) |
ORIX |
27 | 25 | 3 | 0.519 (↓0.01) | 2.5 (-) |
88 | 185 (+1) | 201 (+8) | 37 (-) | 27 (-) |
0.260 (↓0.002) | 3.330 (↓0.09) |
3 (-) |
ソフトバンク |
28 | 26 | 2 | 0.519 (↓0.01) | 2.5 (-) |
87 | 208 (+2) | 173 (+4) | 35 (+1) | 39 (+1) |
0.249 (↓0.001) | 2.710 (↓0.01) |
4 (-) |
西武 |
29 | 27 | 0 | 0.518 (↓0.009) | 2.5 (-) |
87 | 156 (-) | 154 (+10) | 24 (-) | 39 (-) |
0.235 (-) | 2.560 (↓0.13) |
5 (-) |
楽天 |
25 | 30 | 1 | 0.455 (↓0.008) | 6 (-) |
87 | 142 (-) | 171 (+5) | 21 (-) | 55 (-) |
0.234 (↓0.001) | 2.910 (↓0.04) |
6 (-) |
ロッテ |
19 | 34 | 0 | 0.358 (↓0.007) | 11 (-) |
90 | 135 (-) | 186 (+3) | 28 (-) | 19 (-) |
0.211 (↑0.001) | 3.310 (-) |
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