広島(☆5対2★)西武 =交流戦2回戦(2025.06.07)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
西武
0000000022810
広島
10100120X5801
勝利投手:床田 寛樹(6勝4敗0S)
敗戦投手:今井 達也(5勝2敗0S)

本塁打
【広島】坂倉 将吾(2号・6回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 広島戦チケット予約 西武戦チケット予約
◆広島は初回、モンテロの適時二塁打で1点を先制する。その後2-0となって迎えた6回裏には坂倉のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・床田が9回2失点の完投で今季6勝目。敗れた西武は、先発・今井が振るわず、打線も8回まで無得点とつながりを欠いた。

◆新人の佐々木泰内野手(22)が出場選手登録抹消されることが決まった。スタメン出場した前日6日の西武戦後に病院で検査を受けた結果、「右第一肋骨(ろっこつ)の疲労骨折」と診断された。試合前練習後、新井貴浩監督は「検査に行ってそれが見つかった。こればっかりはしょうがない」と説明した。佐々木はオープン戦中に左太もも裏の肉離れで離脱も、5月20日に初昇格を果たした。前日6日まで13試合に出場し、打率2割5厘の成績を残していた。代わって田中が今季初めて1軍登録される。今季ウエスタン・リーグ34試合で打率3割3厘、1本塁打、10打点、5盗塁。新井監督は「広輔はずっと結果を出しているし、頑張っている。もちろん、自分も映像も見ながらチェックしていたし、ファームからも強い推薦もあった。日頃の練習もすごくしっかりやって、若手の見本となるような姿勢でやってくれているとずっと聞いていた」と期待を口にした。

◆広島が効率良く得点を重ね、連勝で西武戦の3年連続勝ち越しを決めた。打順を入れ替えた打線が1回から機能した。1回2死一塁から開幕3戦目以来、4番に復帰したモンテロが右中間フェンス直撃の適時二塁打で先制。3回は1死一、二塁から二走小園が三盗を決めた直後、再びモンテロが中堅に打ち上げた飛球が犠飛となった。6回は1死から坂倉が右翼席へ2号ソロを放ち、7回1死二塁からは野間が左中間を破る適時三塁打などでリードを広げた。西武今井にとっては今季ワーストとなる1試合5失点。3回、7回はいずれも盗塁を絡めた得点と、機動力で試合前まで防御率0点台だった右腕を揺さぶった。戦前からロースコアの展開が予想された中、先発床田は4回まで1安打の滑り出し。5回1死一、三塁を切り抜け、8回まで無失点投球。9回に失点して今季4度目の完封こそ逃したが、6勝目を手にした。

◆西武今井達也投手は7回を5失点で2敗目となり、自身の連勝が5で止まった。広島打者に粘られ、さらに足を絡めた攻撃に苦しんだ。3回は小園の三盗からの犠飛でしぶとく1点を奪われた。3失点以上は今季初めて。開幕から続けてきた安定感を発揮できなかった。「湿度が高かった。得意ではない(気候の)中で、四球がなかったのは良かった」と前向きに語った。

◆広島新井貴浩監督(48)の采配がズバリはまった。モンテロを開幕3戦目以来69日ぶりに4番起用した新打線が、防御率0点台だった西武今井を攻略した。機動力を絡めながら、先制打を含む2打点の新4番が打線のけん引役となった。試合前まで1試合最多2失点の右腕から5得点。連勝で7カードぶりの勝ち越しを決めた。4番に復帰した助っ人は1回、2死一塁から155キロ直球にやや詰まりながらも右中間フェンス直撃の先制二塁打を放った。3回1死一、三塁からは外角スライダーをバットの先で拾い、犠飛を決めた。今季3回まで失点のなかった右腕から序盤だけで2得点。持ち前のパワーと勝負強さを発揮し「本当にいい投手。すごく大きなことができた。もちろん、打点は4番の仕事」と、指揮官の起用に応える働きに胸を張った。立ち上がりから積極的に仕掛けた足技も効果的だった。1回に二盗失敗の小園は3回1死一、二塁から三盗を決め、モンテロの犠飛を呼んだ。この回、ファビアンも来日初盗塁をマーク。6回には坂倉の2号ソロが飛び出し、7回は矢野の二盗から野間の三塁打などでリードを広げた。新井監督は「どんどん勇気を持って行ってくれと伝えていた。選手みんなナイストライだった」とたたえた。前日まで44試合連続4番の末包は打順を6番に下げるも、連続安打を伸ばして意地を見せた。攻撃のバリエーションと厚みが出てきた広島打線が、マツダスタジアム通算600勝を快勝で飾った。【前原淳】

◆広島床田寛樹投手が9回8安打2失点で6勝目を挙げた。4回まで1安打の滑り出しも「ストライクは入っていたけど、甘かった」と落ち着いていた。5回1死一、三塁を切り抜け、8回までゼロ行進。9回に先頭からの3連打で2点を失い完封こそ逃したものの、最後まで1人で投げ抜いた。昨季完投ゼロから今季は早くも5完投。「いいペースで今年は投げられているのかな」と笑顔を見せた。

◆広島が効率良く得点を重ね、連勝で西武戦の3年連続勝ち越しを決めた。打順を入れ替えた打線は1回2死一塁、4番に復帰したモンテロが右中間フェンス直撃の適時二塁打で先制。3回は1死一、二塁から再びモンテロが中堅に犠飛を打ち上げて加点した。6回1死からは坂倉が右翼席へ2号ソロ。7回1死二塁から野間の左中間三塁打などで2点を追加した。3回、7回はいずれも盗塁を絡めた得点と、機動力を絡めて西武今井を攻略した。先発床田は9回に2失点して今季4度目の完封こそ逃したものの、完投で6勝目を手にした。

◆西武の武内夏暉投手(23)が4回1/3を9安打、7失点(自責6)でKOされた。4回1/3は自己最短、7失点は自己ワーストとなった。初回、2死からファビアンに先制ソロを許すと、4回には2死から矢野に2ランを被弾。5回には無死二、三塁からファビアンに左中間真っ二つの2点適時打を許した。なおも1死一、三塁を招くと交代を告げられ、エマニュエル・ラミレス投手(30)に継投。だがラミレスも広島打線の勢いを止められず、3連打でさらに2失点を喫し、0-7とリードを広げられた。武内は今年1月の自主トレで左肘を痛めて開幕2軍スタート。5月14日ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)で1軍復帰。試合前時点で3試合に先発し、1勝1敗、防御率3・38の成績を残していた。

◆広島が連勝でカード勝ち越しを決めた。先発した床田寛樹投手(30)は9回を投げ、2失点で今季6勝目となった。床田は序盤から打たせて取る投球でテンポよく投げ込み、好投した。打線は一回に2死一塁からモンテロ(前ロッキーズ)が右中間へフェンス直撃の先制二塁打。3月30日の阪神戦(マツダ)以来となる「4番・一塁」で出場した新助っ人が即結果で応え、三回1死一、三塁でもモンテロが中犠飛を放ち、1点追加した。六回には坂倉が右翼へソロ、七回にも1死二塁から左中間へ適時三塁打を放ち、その後は相手の野選も絡んで5点目を奪った。

◆先発した床田寛樹投手(30)は9回を2失点と今季5度目の完投で6勝目をマークした。

◆4番に復帰した広島の新助っ人、モンテロ(前ロッキーズ)が先発の今井から1安打2打点をマーク。両リーグトップの防御率0・83を誇っていた獅子のエースを攻略した。「本当にいい投手。だから先制点を取って、2点目を取る、すごく大きなことができた」初対戦の今井に対して1打席目から対応。一回2死一塁で155キロ直球を捉え、右中間フェンス直撃の先制二塁打だ。三回には1死一、三塁で中犠飛。3月30日の阪神戦(マツダ)以来、出場20試合ぶりの4番で存在感を示した。前日6日にはレジェンドから金言を授かった。カープアカデミー出身で広島に2年間在籍し、その後はヤンキースなどで日米通算2097安打、412本塁打と大活躍したアルフォンソ・ソリアーノ氏(49)が突如来場。モンテロとファビアン(前レンジャーズ傘下)は同じドミニカ共和国出身の大先輩から「日本の野球は厳しくてしんどいけど、あきらめないで。毎日同じ気持ちで、調子いいときでも、悪いときでも頑張ってほしい」と助言をもらった。チームは2009年開場のマツダスタジアム通算600勝目を記録。歴代のOBの思いも力に、白星を重ねていく。(西垣戸理大)

◆先発した広島・床田はテンポ良く打たせて取る投球で2失点にまとめ、今季5度目の完投で6勝目をマークした。九回に2点を奪われて同4度目の完封を逃し「最後以外は良かったと思う。点は取られてしまったので、一つ一つ(アウトを)取っていこうと思ってやりました」と苦笑いした。一人で投げ切った左腕を新井監督は「いつもブルペンも助けてくれている。きょうも素晴らしい投球」と絶賛した。(マツダ)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
410 0.800
(↑0.05)
-
(-)
1330
(+8)
10
(+1)
4
(-)
4
(+1)
0.311
(↑0.009)
1.990
(↑0.24)
1
(-)
阪神
410 0.800
(↑0.05)
0
(-)
1321
(+8)
8
(+2)
7
(+2)
3
(-)
0.215
(↑0.02)
1.600
(↓0.1)
3
(2↓)
DeNA
320 0.600
(↓0.15)
1
(↓1)
1318
(+4)
14
(+7)
3
(+2)
2
(-)
0.244
(↑0.002)
2.660
(↓1.12)
3
(2↑)
広島
320 0.600
(↑0.1)
1
(-)
1317
(+5)
16
(+2)
1
(+1)
9
(+3)
0.273
(↓0.006)
3.140
(↑0.3)
5
(1↓)
ロッテ
220 0.500
(↓0.167)
1.5
(↓1)
1412
(+3)
11
(+4)
3
(-)
3
(+2)
0.173
(↓0.002)
2.780
(↓0.45)
6
(1↓)
楽天
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
138
(-)
14
(+2)
2
(-)
1
(+1)
0.220
(↓0.007)
2.450
(↑0.05)
6
(1↓)
ヤクルト
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
1310
(+1)
16
(+8)
5
(+1)
2
(-)
0.206
(↓0.005)
2.910
(↓1.22)
6
(1↓)
ORIX
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
1314
(+2)
18
(+8)
2
(+1)
3
(-)
0.259
(↑0.007)
3.050
(↓1.32)
6
(4↑)
日本ハム
230 0.400
(↑0.15)
2
(-)
1314
(+7)
18
(+4)
2
(-)
4
(+1)
0.232
(↑0.023)
3.480
(↓0.14)
6
(4↑)
中日
230 0.400
(↑0.15)
2
(-)
1313
(+4)
25
(+3)
2
(+1)
7
(+3)
0.228
(↑0.001)
5.360
(↑0.64)
6
(1↓)
西武
230 0.400
(↓0.1)
2
(↓1)
1310
(+2)
14
(+5)
0
(-)
4
(-)
0.204
(↑0.012
2.400
(↓0.7)
12
(-)
巨人
130 0.250
(↑0.25)
2.5
(-)
146
(+2)
9
(-)
3
(+2)
3
(+1)
0.172
(↑0.007)
2.270
(↑0.77)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
34212 0.618
(↑0.007)
-
(-)
86199
(+8)
129
(+2)
34
(+2)
45
(-)
0.240
(↑0.001)
2.050
(-)
2
(-)
DeNA
29233 0.558
(↓0.011)
3.5
(↓1)
88187
(+4)
144
(+7)
28
(+2)
29
(-)
0.239
(-)
2.350
(↓0.08)
3
(-)
広島
27252 0.519
(↑0.009)
5.5
(-)
89167
(+5)
150
(+2)
22
(+1)
24
(+3)
0.242
(↑0.001
2.490
(↑0.01)
4
(-)
巨人
29271 0.518
(↑0.009)
5.5
(-)
86168
(+2)
172
(-)
40
(+2)
26
(+1)
0.238
(↓0.001)
2.680
(↑0.05)
5
(-)
中日
25292 0.463
(↑0.01)
8.5
(-)
87132
(+4)
177
(+3)
25
(+1)
33
(+3)
0.218
(↑0.001)
2.970
(-)
6
(-)
ヤクルト
16342 0.320
(↓0.007)
15.5
(↓1)
91130
(+1)
214
(+8)
24
(+1)
17
(-)
0.219
(-)
3.600
(↓0.09)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
31232 0.574
(↑0.008)
-
(-)
87189
(+7)
154
(+4)
50
(-)
30
(+1)
0.229
(↑0.002)
2.330
(↓0.03)
2
(-)
ORIX
27243 0.529
(↓0.011)
2.5
(↓1)
89184
(+2)
193
(+8)
37
(+1)
27
(-)
0.262
(↑0.001)
3.240
(↓0.1)
3
(1↑)
ソフトバンク
28252 0.528
(↑0.009)
2.5
(-)
88206
(+8)
169
(+1)
34
(-)
38
(+1)
0.250
(↑0.002)
2.700
(↑0.03)
4
(1↓)
西武
29260 0.527
(↓0.01)
2.5
(↓1)
88156
(+2)
144
(+5)
24
(-)
39
(-)
0.235
(-)
2.430
(↓0.05)
5
(-)
楽天
25291 0.463
(↓0.009)
6
(↓1)
88142
(-)
166
(+2)
21
(-)
55
(+1)
0.235
(↓0.001)
2.870
(↑0.01)
6
(-)
ロッテ
19330 0.365
(↓0.008)
11
(↓1)
91135
(+3)
183
(+4)
28
(-)
19
(+2)
0.210
(↓0.001)
3.310
(↓0.02)