1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 1 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 7 | 12 | 0 | 0 |
DeNA | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 | 9 | 0 | 2 |
勝利投手:山﨑 福也(3勝2敗0S) (セーブ:田中 正義(0勝1敗11S)) 敗戦投手:大貫 晋一(1勝3敗0S) 本塁打 |

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◆日本ハムは初回、郡司の適時打で先制する。続く2回表に水谷と五十幡の適時打で2点を追加すると、4回にも五十幡と清宮幸の適時打が飛び出すなど、序盤から試合を優位に進めた。投げては、先発・山崎福也が8回途中4失点で今季3勝目。敗れたDeNAは、先発・大貫が振るわなかった。
◆日本ハム五十幡亮汰外野手(26)が通算100安打と2年ぶり通算5度目の1試合3安打をマークした。1回はDeNA先発の大貫から中前打を放ち、通算99安打目。2回は2死一、二塁で右越え適時三塁打を放ち、通算100安打に到達した。「僕は出塁することが役割ですが、チャンスで打席が回ることもある。つなぐ意識でしたが、最高の結果になりました」と振り返った。さらに4回2死一、二塁では、マウンドに上がったばかりの2番手堀岡から左前適時打を放った。「投手が代わった直後でしたが、積極的にいこうと思っていました。それがいい結果につながりました」とコメント。これで4回までに1試合3安打をマーク。五十幡にとっては23年8月11日ソフトバンク戦(ペイペイドーム)以来で自身最多タイだ。1回の中前打の後には先制点につながる二盗も決めて、盗塁は今季9個目となり、3年連続2桁盗塁にも王手をかけた。
◆日本ハム先発の山崎福也投手(32)が交流戦5年連続安打を放ち、07~11年杉内(ソフトバンク)が持つパ・リーグ投手の最長記録に並んだ。「6番投手」でスタメン出場。直前で5番万波が申告敬遠されて回ってきた7回1死満塁の場面で、DeNA坂本から右前へ2点適時打を放った。6日に「達成したいですね」と意気込んでいた左腕が、坂本の決め球である130キロのスプリットチェンジを見事に捉え、一塁上でガッツポーズを決めた。ベンチで見守った新庄監督も笑みがあふれた。試合前のスタメン発表では「6番投手」の場内アナウンスがされると、両チームのファンから「お~!」と、どよめきが起きていた。5回までの3打席は凡退していたが、最高の場面での適時打に球場も騒然となった。打撃が得意な山崎の交流戦の通算打撃成績は28打数7安打、2打点の打率2割5分を誇る。昨年5月30日阪神戦(甲子園)でも「6番投手」に入って4回に決勝打を放ち、投げては7回無失点で6勝目を挙げていた。
◆DeNAが横浜スタジアムでの史上最多動員を2日連続で更新した。大観衆が集まった土曜日のデーゲーム。前日6日の同戦を30人上回る3万3890人が集まった。前日には今季の開幕戦となった3月28日の中日戦の3万3840人を20人上回り、プロ野球興行における1日の最多動員を更新していた。交流戦の盛り上がりとともに、ハマスタも大きな盛り上がりを見せた。
◆日本ハムが快勝し、04年の北海道移転後、通算1500勝に王手をかけた。打線は1回に4番郡司の中前適時打で先制。2回は1番水谷の右前適時打、五十幡の適時三塁打で2点を追加。4回には五十幡の左前適時打、清宮幸の右前適時打でさらに2点を追加と、効果的に得点を重ねた。「6番投手」で出場した先発山崎は7回1死満塁で右前へ2点適時打。交流戦5年連続安打となり、07~11年杉内(ソフトバンク)が持つパ・リーグ投手の最長記録に並んだ。投げても序盤からテンポのいい投球で凡打の山を築いた。4回に筒香に2号ソロを浴びてもリズムを乱されることなく好投。8回は度会に4号3ランを献上したが、自ら積み上げたリードにも助けられた。山崎は打撃で4打数1安打2打点、投球は7回2/3、7安打4失点と"投打二刀流"の活躍で今季3勝目。降板時にはマウンドにやってきた新庄監督から肩をポンポンとたたかれ、拍手も送られた。チームは連敗を2で止めて、貯金を8に戻した。これで本拠地を東京から北海道へ移転した04年以降の通算成績は3020試合で1499勝1429敗92分けとなり、節目の1500勝まであと1勝となった。
◆DeNAがパ・リーグ首位の日本ハム打線に打ち込まれた。終盤には追い上げを見せるも、わずかに及ばず。2日連続で史上最多動員を更新し、集まった3万3890人の大観衆を前に、白星とはならなかった。先発の大貫が序盤からいきなりリードを許した。1回1死、五十幡に中前打を浴びると、1死一、二塁から郡司に先制の中前適時打を浴びた。2回には2死二塁から水谷、五十幡に連続タイムリーを浴びてさらに2失点。4回には2死一、二塁のピンチを招いてマウンドを2番手の堀岡に譲った。堀岡は五十幡、清宮幸に連続タイムリーを打たれ、リードを5点に広げられた。大貫は4回途中5安打5失点とふるわず。「序盤から苦しい展開になってしまい、なかなかチームに流れを持ってくることができませんでした。早いイニングで交代してしまってリリーフやチームに申し訳ないです。この後もチームのために応援します」とコメントした。反撃ののろしは背番号25のバットから。5点を追う4回1死、筒香が好投を続けていた山崎のカットボールを捉えた。高く舞い上がった打球は右翼席へ飛び込んだ。4月17日巨人戦(東京ドーム)以来、今季本拠地初アーチとなる約1カ月半ぶりの2号ソロで反撃ムードを醸し出し、「自分のスイングをしようと思い、打席に入りました。風にも乗って良い結果になったと思います。この後も良い流れを作っていきたいです!」と振り返った。7回には1死満塁から坂本が打撃に定評のある投手の山崎に2点適時打を浴び、リードを6点に広げられるも、DeNA打線は粘りを見せた。完投ペースで投げ続ける山崎を捉えた。8回先頭、代打蝦名に桑原が続き、度会が右翼ポール際へ特大の4号3ラン。さらに2死から筒香が2番手池田から左中間フェンス直撃の二塁打を放った。今季初の猛打賞とし、戸柱も右前打でチャンスメーク。3点差で2死一、三塁とホームランで同点の場面で代打宮崎が打席へ入った。3球連続ボールとなるも、そこから見逃し三振に倒れた。9回は田中に封じられた。筒香が古巣復帰後は本塁打を放った試合で、日本シリーズも合わせて9戦全勝中だったが、10試合目で初黒星を喫し、"不敗神話"は途切れた。
◆日本ハムが快勝し、04年の北海道移転後、通算1500勝に王手をかけた。「6番投手」で出場した先発山崎が7回1死満塁で右前へ2点適時打。直前に万波が申告敬遠され、回ってきた絶好機で交流戦5年連続安打をマークした。投げても7回2/3、7安打4失点と"投打二刀流"の活躍で今季3勝目を挙げた。
◆DeNA三浦大輔監督(51)が、日本ハム先発の山崎福也投手(32)に許した適時打を受け止めた。7回1死満塁、「6番投手」の山崎に坂本の決め球スプリットチェンジを拾われた。右前への2点適時打で点差を6点に広げられた。8回に度会の4号3ランで3点差に迫るも、そのまま敗戦。ボディーブローのように山崎の適時打が効いた。直前にはパスボールで1死二、三塁となり、万波を申告敬遠で勝負を避け、3打席連続で凡退していた山崎との勝負を選んでいた。指揮官は「打撃がいい投手とは頭に入っていた中で、勝負してやられてしまいました。勝負したなかではそういうことも起こりうるということです」と警戒していた山崎からの一打を振り返った。
◆昨季交流戦MVPの日本ハム水谷瞬外野手(24)が、今季の交流戦初打点を挙げた。DeNA戦(横浜)に2試合続けて「1番左翼」で出場し、1点リードの2回2死二塁で、内角の142キロツーシームを右前に運んだ。「序盤で何点あってもいいと思いますし、2アウトからしぶとくつないだチャンスだったので、何とか1本打てるように食らいつきました」と納得の一打だった。マウンドにいたのは、プロ初本塁打を放ったときの相手・大貫だった。昨年6月2日、エスコンフィールドの左中間席に飛び込むメモリアル弾。実はその前の打席の打球も、オーバーフェンスを示す青ラインを越えてグラウンドに戻ったが、審判を含めて視認できずに二塁打になっていた。当時「打ち直した方がかっこいい。話のネタにはなったので良かった」と笑っていた水谷だが、"幻の1試合2発"を浴びせた好相性をこの日も示して見せた。4割3分8厘の交流戦歴代最高打率を残してから約1年。新庄監督は「彼が乗ってきてくれたらね、去年を思い出す。ああいう1本の、あの1点はでかかったですね」。再びトップギアに上がることを期待した。
◆DeNAは3万3890人と2日連続で史上最多動員を更新したハマスタで、白星を届けられなかった。大貫が4回途中5安打5失点と序盤からビハインドを背負った。筒香の2号ソロと度会の4号3ランで3点差まで追い上げるも反撃及ばず。7回1死満塁では、3番手坂本が投手の日本ハム山崎に2点適時打を許したが、三浦監督は「勝負した中ではそういうことも起こりうる」と思いやった。
◆DeNA筒香の"不敗神話"が途切れた。4回1死、日本ハム山崎から約1カ月半ぶり、今季本拠地初アーチとなる2号ソロで反撃した。8回には池田の147キロの低め直球を左中間フェンス直撃の二塁打として今季初の猛打賞を達成。昨季から本塁打を放った試合は9連勝中だったが、10戦目でストップ。それでも三浦監督は筒香について「明るい材料かなと思います」と期待を込めた。
◆日本ハムの4番郡司裕也捕手(27)が決勝打を放った。1回1死一、二塁で先制の中前適時打。「4番の顔つきが、できていたと思います」とユーモアたっぷりのコメント通り、頼もしい一打でDeNA先発大貫の出ばなをくじいた。開幕4番の野村が故障離脱後、7試合で郡司を4番起用する新庄監督も「初回の郡司くんのあのヒットは、うれしかったですね」と勝負強さに感謝していた。
◆日本ハム山崎福也投手(32)が期待通りに"投打二刀流"の活躍でチームの連敗を2で止めた。「日本生命セ・パ交流戦」のDeNA戦(横浜)に「6番投手」で先発し、7回に右前2点適時打。交流戦5年連続安打でパ・リーグ投手の最長記録に並び、投げては8回途中7安打4失点で3勝目を挙げた。球団は04年の北海道移転後、通算1500勝に王手をかけた。山崎は「打ってやりたい」と燃えていた。7回1死満塁。目の前で万波が申告敬遠された。打席へ向かいながら、ふと思い出したのは2年前。「オリックスの最後の年も、申告敬遠をされて安打を打って打点も稼いでる。その感じと似てるなって」。23年6月16日ヤクルト戦も同様に打席が巡った2回に中前適時打。いいイメージを持ってバットを振ると、右前へ2点適時打となった。追い込まれながらも、うまくバットで拾ったのは通称"スプリットチェンジ"。スプリットの握りで投げるチェンジアップで、対戦したDeNA坂本の決め球だ。「初球にチェンジアップが来て、ある程度その軌道はわかった。最後、ちょっと浮いてくれたのがよかった。低かったら当たってなかった」と話したが、これで交流戦5年連続安打。07~11年杉内(ソフトバンク)が持つパ投手の最長記録に並んだ。自分でたたき出した2得点は大きかった。6点リードで迎えた8回は度会に4号3ランを浴びた。「あれがなかったら1点差ですもんね。ヒヤヒヤだったので、自分で打点を稼いでよかった」。8回2死まで投げて降板する際には、マウンドにやってきた新庄監督から「(完投)惜しかったなぁ。でも、ナイスバッティング」と声をかけられ、笑顔で引き揚げた。期待通りに投打で躍動した山崎に、指揮官は「6番に置いた意味お分かり? 1本じゃ足りんわ。2本欲しかったね...打点5」と、あえてハッパを掛けた。開幕前はDHや代打起用も見据えて打撃練習をさせた"好打者"なら、もっと打てるはずだからだ。山崎もすぐに次戦の"投打二刀流"を見据えた。チーム事情で8日にも"投げ抹消"の見込みだが、再登録可能な18日以降は「東京ドーム、ナゴヤドーム(巨人戦、中日戦)がある。どっちかで投げると思うので...長打、打ちたいですね。長打を打てるように練習します」。次も投げて打って勝利に貢献する。【木下大輔】
◆日本ハム五十幡亮汰外野手(26)が新庄監督プロデュースの新打法で2年ぶりの1試合3安打をマークした。「積極的にいこうと思っていたので良かった」。1回はDeNA大貫の137キロカットボールの軌道に合わせてバットを出し、中前打。2、4回も同様の意識で右越え適時三塁打、左前適時打と続けた。約1カ月前から指揮官の指導で、フライが上がりやすい上からたたくスイングをやめた。取り組むのは「(投球の)ラインにしっかり(バットを)入れて打とうっていう打撃」。バットを肩に担ぐように構えるのも、目指す打撃の形を体現しやすいからだ。新庄監督からはインスタグラムのDMで、参考資料がたくさん送られている。ドジャースのフリーマンや金慧成、ソフトバンク柳町に阪神近本ら、投球の軌道にバットを入れるタイプの打者の映像。それを見ながらイメージも膨らませ、地道に打撃練習を繰り返してきただけに「少しずついい方向にいってるかな」と手応えを感じた。球界でも随一の俊足をもつからこそ、出塁率を高めていきたい。新庄監督も「僕が彼に伝えている打撃フォームとは、ちょっと違うんですけど...」と、まだ改善の余地があると見ている。それでも方向性は間違いない。「上からたたいてフライを上げる打撃から(目指すは)フリーマン(の打撃)でいっての一、二塁間にスピンがかかって抜けていくゴロ。五十幡くんが(塁)に出たら(相手も)嫌でしょうね」と期待する。五十幡も指揮官に同調した。「最後の2打席はボール球に少し手を出してしまった。もっと突き詰めてやっていけたら」。継続は力なり。類いまれな足を生かす打撃を追求して、もっと勝利に貢献していく。【木下大輔】
◆日本ハム清宮幸太郎内野手が2試合連続で適時打を放った。4回2死一、二塁で右前適時打。チーム5点目となった一打に「みんなの流れに乗って打てました」と笑顔を見せた。1回は好機を広げる四球を選び、7回は1死無走者から山崎の2点適時打につながる二塁打を放って、7試合ぶりの複数安打もマーク。12安打7得点の攻撃陣をけん引した。
◆日本ハム山崎福也投手(32)が交流戦5年連続安打を放ち、07~11年杉内(ソフトバンク)が持つパ・リーグ投手の最長記録に並んだ。「6番投手」でスタメン出場。直前で5番万波が申告敬遠されて回ってきた7回1死満塁の場面で、DeNA坂本から右前へ2点適時打を放った。先発投手としては4回に筒香に2号ソロを浴びてもリズムを乱されることなく好投。8回は度会に4号3ランを献上したが、自ら2点を追加した大量リードにも助けられた。打撃で4打数1安打2打点、投球は7回2/3、7安打4失点と"投打二刀流"の活躍で今季3勝目を挙げた。
◆DeNAが、パ・リーグ首位の日本ハム打線に打ち込まれ、黒星を喫した。終盤には追い上げを見せるも、わずかに及ばず。2日連続で史上最多動員を更新し、集まった3万3890人の大観衆を前に、白星とはならなかった。先発大貫が誤算だった。4回途中5失点でKOされ、リリーフ陣も追加点を奪われ、7点を奪われた。筒香がソロ、度会が3ランを放ったが、反撃はそこまで。筒香は古巣復帰後は本塁打を放った試合で、日本シリーズも合わせて9戦全勝中だったが、10試合目で初黒星を喫し、"不敗神話"が途切れた。7日の試合では、首位阪神がオリックスに、3位広島が西武に快勝。セ・リーグのAクラスでは唯一の黒星を喫し、阪神との差は3・5ゲームに開き、3位広島との差が2ゲームに縮まった。今季の交流戦の通算成績は、パが14勝、セが15勝でセ・リーグが1勝上回った。7日のその他の試合結果ヤクルト1-8ソフトバンク巨人2-0楽天中日4-3ロッテ阪神8-2オリックス広島5-2西武
◆完全復活の足音が聞こえる。DeNA筒香嘉智外野手(33)がバックスクリーンに2試合連続アーチをたたき込んだ。2回先頭、今季、ビジター3試合連続完封の日本ハム金村を捉えた。カウント1-1からの3球目、内角高め146キロ直球をかち上げ、バックスクリーンまで豪快に運んだ。「まずは先制点を取って主導権を握りたかったので、チームを勢いづける良いホームランになりました! この後も追加点を取って(石田)裕太郎を楽にしていきたいです」と振り返った。前日の同戦では左腕・山崎のカットボールを右翼席へ、この日は直球を捉えて豪快な一打を放ってみせた。この時点で3日に1軍復帰後は17打数8安打でその内長打6本と圧倒的な数字を見せつけている。
◆投打で活躍が期待される日本ハムの先発、山崎福也投手(32)が「6番・投手」で先発出場する。打撃が得意な左腕は前日6日の試合前練習を終え「打席に立ったら、しっかりと良い結果を残せるようにと思っています」と意気込みを語っていた。前夜に一塁でスタメン出場したレイエスはベンチスタートで、この試合では一塁に清宮幸が入った。
◆「4番・三塁」で先発出場の日本ハム・郡司裕也捕手(27)が0―0の一回1死一、二塁で先制nの中前適時打を放った。「4番の顔つきができていたと思います」カウント1―2から大貫の142キロツーシームを捉え、鋭い打球で二遊間を破った。その後、2死二、三塁では「6番・投手」で先発出場の山崎が左打席に立った。得意の打撃に注目が集まったが、遊飛に倒れ、追加点とはならなかった。
◆総合格闘家の堀口恭司(34)が始球式に臨み、ノーバウンドのストライク投球を披露した。客席を埋めた観衆の熱視線を浴び「格闘技とはまた違った雰囲気だった。マウンドにいる自分一人に目線が集中するので、すごいなと」と実感を込めた。「本当に世界一を目指している。チャンピオンベルトを巻けるように頑張っていきたいと改めて思った」と決意を新たにした。
◆日本ハム打線が3―0の四回、2点を追加した。「2番・中堅」で先発出場の五十幡亮汰外野手(26)が2死一、二塁でこの日3安打目となる左前適時打を放った。「投手が代わった直後でしたが、積極的にいこうと思っていました」DeNAの2番手右腕、堀岡の代わり鼻を捉えた。初球147キロの直球を左前へはじき返した。なおも2死一、三塁で3番・清宮が適時打。139キロのフォークを右前へ運び「みんなの流れに乗って打てました」と振り返った。
◆DeNA・筒香嘉智外野手(33)が、5点を追う四回に2号ソロを放った。4月17日以来、約1カ月半ぶりの一発。甘く入った山崎のカットボールを右中間席に運んだ。打撃不振で5月1日に出場選手登録を外れ、交流戦が開幕した3日に1軍に復帰した。戦列復帰後の状態は上々で「自分のスイングをしようと思い打席に入った。風にも乗ってよい結果になった」と冷静に語った。
◆投手ながら6番でスタメン出場した日本ハム・山崎福也投手(32)が5―1の七回1死満塁で右前2点打を放った。これで2021年から5年連続安打とし、元ソフトバンクで杉内俊哉氏(44)が持つパ・リーグ投手の最長記録に並んだ。カウント1―2からDeNA左腕、坂本の130キロのチェンジアップを捉えた。しぶとく右前へ運び、一塁ベース上で両手を突き上げて喜んだ。
◆日本ハムの山崎が投打で奮闘した。7回2/3を投げて4失点で3勝目、打っては七回に2点適時打を放った。打線は序盤から活発で、郡司や水谷、五十幡らが適時打を重ね、小刻みに加点した。DeNAは大貫が四回途中でKOされた。
◆日本ハム・五十幡亮汰外野手が3安打2打点、1盗塁の活躍で打線を引っ張った。一回に中前打、二回に自慢の快足を生かした右越え適時三塁打を放ち、四回には左前適時打をマーク。「積極的にいこうと思っていた。その結果、よかった」と声を張った。1試合3安打は2023年の8月11日のソフトバンク戦以来。背番号50の左打者は「素直にすごくうれしいです」と喜んだ。
◆DeNA・筒香嘉智外野手が四回に2号ソロを放った。4月17日以来、約1カ月半ぶりの一発。甘く入った山崎のカットボールを右中間席に運び「風にも乗って、いい結果になった」と謙虚に振り返った。打撃不振で5月1日に出場選手登録を外れ、交流戦が開幕した3日に1軍復帰。八回には左中間フェンス直撃の二塁打を放つなど今季初の3安打で復調を印象付け、三浦監督は「明るい材料」と評価した。
◆二刀流で存在感を放った。日本ハム・山崎福也投手(32)が「6番・投手」で先発出場し、5―1の七回に駄目押しの2点打。元ソフトバンクの杉内俊哉氏(現巨人投手チーフコーチ)が持つパ・リーグ投手最長の5年連続安打に並んだ。「すごく(記録を)意識していました」5番・万波が申告敬遠され、1死満塁。カウント1―2から左腕・坂本が投じたチェンジアップをバットの先で拾って右前へ運んだ。「最後の最後で安打が出てよかった」。敵地・横浜スタジアム史上最多となる3万3890人の観衆の注目を浴び、一塁ベース上で両手を突き上げた。抜かりのない準備が好結果を呼んだ。投手でありながら、昨秋のキャンプではフリー打撃に参加し、今春の沖縄・名護キャンプでも1クールに1度のペースで打撃練習を敢行。得意の打撃を生かすため、黙々とバットを振り込んだ。地道な鍛錬が結実し「2月、3月で練習する時間があったので、その成果が出た」とうなずいた。本業の投球では7回?を投げて7安打4失点で3勝目を挙げ、チームの連敗をストップ。昨季の阪神戦(甲子園)でも山崎を6番に据えた新庄監督は「1本じゃ足りんわ。2本で打点5(ほしかった)。6番に置いた意味おわかり?(笑)」とユーモアを交えて高い要求を突きつけた。一端、1軍登録を抹消され、次回もセ・リーグ本拠地で登板予定の山崎は「長打を打てるように練習しておきます」と意欲的に語った。(加藤次郎)
◆DeNA・度会隆輝外野手が山崎から意地の一発を放った。1-7の八回に内寄りの速球をバットに乗せ、右翼席に運ぶ4号3ラン。敗色濃厚の空気を変え「打点をつけてやろうと強い気持ちで打席に入った」と汗を拭った。2試合連続で2番に入り、3安打の固め打ち。三浦監督は終盤の反撃に「追いつくことはできなかったけど粘りは見せられた」と語った。
◆日本ハムの山崎が投打で奮闘した。7回?を投げて4失点で3勝目、打っては七回に2点適時打を放った。打線は序盤から活発で、郡司や水谷、五十幡らが適時打を重ね、小刻みに加点した。DeNAは大貫が四回途中でKOされた。?日本ハム・山崎が「6番・投手」で先発し、七回に2点適時打。交流戦ではオリックス在籍時の2021年から5年連続で安打(1→1→2→1→1)をマーク。パ・リーグの投手が交流戦で5年連続で安打を放ったのは、07-11年のソフトバンク・杉内俊哉(1→1→1→1→1)と並ぶ最多記録。杉内は巨人移籍後を合わせると8年連続で安打を打っている。?交流戦で打点を挙げたのは、23年から3年連続(1→1→2)。投手が交流戦で3年続けて打点を記録したのは、09-11年のソフトバンク・杉内(1→1→3)と並ぶ最多記録。
◆DeNAは終盤の追い上げが及ばず、敗戦を喫した。手痛かったのは1-5の七回。打力を買われて6番で出場した相手先発の山崎に2点打を許した。試合前に「要注意」と警戒していた三浦大輔監督(51)は「勝負した結果やられてしまった。そういうことも起こり得る」と淡々と振り返った。六回から回またぎした3番手の坂本が1死から二塁打と四球を許し、捕逸で二、三塁とされると、5番の万波を申告敬遠。満塁策で山崎との対戦を選んだが、カウント1-2からチェンジアップを右前に運ばれた。先発の大貫は本来の制球とはいかず、四回途中5失点。早い回から継投を強いられ、救援陣に負荷がかかった。打線は横浜スタジアム史上最多となる観衆3万3890人の前で意地を見せただけに、反撃を迎えるまでの失点が悔やまれた。三浦監督は「途中の失点が最後に響いた部分があった。リリーフがゲームを立て直せるように」と注文を付け、「(声援に)結果で応えられなかったが、明日につなげたい」と前を向いた。(鈴木智紘)

<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
4 | 1 | 0 | 0.800 (↑0.05) | - (-) |
13 | 30 (+8) | 10 (+1) | 4 (-) | 4 (+1) |
0.311 (↑0.009) | 1.990 (↑0.24) |
1 (-) |
阪神 |
4 | 1 | 0 | 0.800 (↑0.05) | 0 (-) |
13 | 21 (+8) | 8 (+2) | 7 (+2) | 3 (-) |
0.215 (↑0.02) | 1.600 (↓0.1) |
3 (2↓) |
DeNA |
3 | 2 | 0 | 0.600 (↓0.15) | 1 (↓1) |
13 | 18 (+4) | 14 (+7) | 3 (+2) | 2 (-) |
0.244 (↑0.002) | 2.660 (↓1.12) |
3 (2↑) |
広島 |
3 | 2 | 0 | 0.600 (↑0.1) | 1 (-) |
13 | 17 (+5) | 16 (+2) | 1 (+1) | 9 (+3) |
0.273 (↓0.006) | 3.140 (↑0.3) |
5 (1↓) |
ロッテ |
2 | 2 | 0 | 0.500 (↓0.167) | 1.5 (↓1) |
14 | 12 (+3) | 11 (+4) | 3 (-) | 3 (+2) |
0.173 (↓0.002) | 2.780 (↓0.45) |
6 (1↓) |
楽天 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↓0.1) | 2 (↓1) |
13 | 8 (-) | 14 (+2) | 2 (-) | 1 (+1) |
0.220 (↓0.007) | 2.450 (↑0.05) |
6 (1↓) |
ヤクルト |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↓0.1) | 2 (↓1) |
13 | 10 (+1) | 16 (+8) | 5 (+1) | 2 (-) |
0.206 (↓0.005) | 2.910 (↓1.22) |
6 (1↓) |
ORIX |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↓0.1) | 2 (↓1) |
13 | 14 (+2) | 18 (+8) | 2 (+1) | 3 (-) |
0.259 (↑0.007) | 3.050 (↓1.32) |
6 (4↑) |
日本ハム |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↑0.15) | 2 (-) |
13 | 14 (+7) | 18 (+4) | 2 (-) | 4 (+1) |
0.232 (↑0.023) | 3.480 (↓0.14) |
6 (4↑) |
中日 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↑0.15) | 2 (-) |
13 | 13 (+4) | 25 (+3) | 2 (+1) | 7 (+3) |
0.228 (↑0.001) | 5.360 (↑0.64) |
6 (1↓) |
西武 |
2 | 3 | 0 | 0.400 (↓0.1) | 2 (↓1) |
13 | 10 (+2) | 14 (+5) | 0 (-) | 4 (-) |
0.204 (↑0.012) | 2.400 (↓0.7) |
12 (-) |
巨人 |
1 | 3 | 0 | 0.250 (↑0.25) | 2.5 (-) |
14 | 6 (+2) | 9 (-) | 3 (+2) | 3 (+1) |
0.172 (↑0.007) | 2.270 (↑0.77) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
34 | 21 | 2 | 0.618 (↑0.007) | - (-) |
86 | 199 (+8) | 129 (+2) | 34 (+2) | 45 (-) |
0.240 (↑0.001) | 2.050 (-) |
2 (-) |
DeNA |
29 | 23 | 3 | 0.558 (↓0.011) | 3.5 (↓1) |
88 | 187 (+4) | 144 (+7) | 28 (+2) | 29 (-) |
0.239 (-) | 2.350 (↓0.08) |
3 (-) |
広島 |
27 | 25 | 2 | 0.519 (↑0.009) | 5.5 (-) |
89 | 167 (+5) | 150 (+2) | 22 (+1) | 24 (+3) |
0.242 (↑0.001) | 2.490 (↑0.01) |
4 (-) |
巨人 |
29 | 27 | 1 | 0.518 (↑0.009) | 5.5 (-) |
86 | 168 (+2) | 172 (-) | 40 (+2) | 26 (+1) |
0.238 (↓0.001) | 2.680 (↑0.05) |
5 (-) |
中日 |
25 | 29 | 2 | 0.463 (↑0.01) | 8.5 (-) |
87 | 132 (+4) | 177 (+3) | 25 (+1) | 33 (+3) |
0.218 (↑0.001) | 2.970 (-) |
6 (-) |
ヤクルト |
16 | 34 | 2 | 0.320 (↓0.007) | 15.5 (↓1) |
91 | 130 (+1) | 214 (+8) | 24 (+1) | 17 (-) |
0.219 (-) | 3.600 (↓0.09) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
31 | 23 | 2 | 0.574 (↑0.008) | - (-) |
87 | 189 (+7) | 154 (+4) | 50 (-) | 30 (+1) |
0.229 (↑0.002) | 2.330 (↓0.03) |
2 (-) |
ORIX |
27 | 24 | 3 | 0.529 (↓0.011) | 2.5 (↓1) |
89 | 184 (+2) | 193 (+8) | 37 (+1) | 27 (-) |
0.262 (↑0.001) | 3.240 (↓0.1) |
3 (1↑) |
ソフトバンク |
28 | 25 | 2 | 0.528 (↑0.009) | 2.5 (-) |
88 | 206 (+8) | 169 (+1) | 34 (-) | 38 (+1) |
0.250 (↑0.002) | 2.700 (↑0.03) |
4 (1↓) |
西武 |
29 | 26 | 0 | 0.527 (↓0.01) | 2.5 (↓1) |
88 | 156 (+2) | 144 (+5) | 24 (-) | 39 (-) |
0.235 (-) | 2.430 (↓0.05) |
5 (-) |
楽天 |
25 | 29 | 1 | 0.463 (↓0.009) | 6 (↓1) |
88 | 142 (-) | 166 (+2) | 21 (-) | 55 (+1) |
0.235 (↓0.001) | 2.870 (↑0.01) |
6 (-) |
ロッテ |
19 | 33 | 0 | 0.365 (↓0.008) | 11 (↓1) |
91 | 135 (+3) | 183 (+4) | 28 (-) | 19 (+2) |
0.210 (↓0.001) | 3.310 (↓0.02) |
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