中日(☆3対2★)ロッテ =交流戦1回戦(2025.06.06)・バンテリンドーム=
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ロッテ
0100010002700
中日
20000100X3600
勝利投手:大野 雄大(2勝2敗0S)
(セーブ:松山 晋也(0勝0敗21S))
敗戦投手:坂本 光士郎(1勝1敗0S)
  DAZN
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◆中日は初回、ボスラーの適時打などで2点を先制する。その後は同点を許すも、6回裏には代打・ブライトの適時打が飛び出し、再びリードを奪った。投げては、先発・大野が6回2失点の好投で今季2勝目。敗れたロッテは、2番手・坂本が踏ん張りきれなかった。

◆試合前に両チームが黙とうを行い、スタンドの観客とともに、89歳で3日に死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄氏を悼んだ。場内アナウンスでは「名古屋の地では」と94年10月8日の「国民的行事 10・8決戦」の説明が行われ、ビジョンには長嶋氏の若い頃から最近のものまで写真が登場した。「球団の垣根を越えて、感謝と敬意の念をこめて」と、ミスタープロ野球との別れを惜しんだ。

◆中日井上一樹監督(53)がホームスチールの奇襲に出た。代打ブライト健太外野手(26)の右前勝ち越し適時打で1点リードし、球場内が盛り上がる中、2死一、三塁、打者石伊雄太捕手(24)が打席に。一塁走者ブライトが飛び出してわざと転倒。その間に三塁走者山本泰寛内野手(31)が本塁へ突入したが、ロッテバッテリーに冷静に対処されタッチアウトとなった。

◆中日がロッテを振り切り連敗を3で止めた。初回に内野ゴロとジェイソン・ボスラー外野手(31)の適時打で2点を先制。6回にロッテに同点に追いつかれたが、その裏2死一、二塁から代打ブライト健太外野手(26)が右前へ勝ち越しの適時打。「なんとか大野さんに勝ちをつけたいという思いで打席に入って1本出てよかった」。先発大野雄大投手(36)は6回6安打3四死球も2失点。「6回2死からの(藤岡への)四球が失点につながったので、そこが今日の反省点です」と話したが、前カードのソフトバンク3連戦は先発が序盤に失点を重ねて流れを持ち込めなかった中、ベテラン左腕がしっかりと試合をつくり今季2勝目。チームの借金は5となった。

◆同点の6回に中日代打ブライト健太外野手(26)が決勝の適時打を放った。2死一、二塁。左腕坂本の147キロ直球を振りまけず右前へ運んだ。代打での打率は3割6分8厘とまさに切り札だ。前夜、荷物を出すのを忘れてベッドへ。キャリーケース、野球用具入れ、リュックと大量の荷物をかかえて博多から新幹線で名古屋へ移動した。「恥ずかしかったです。(駅のホームで)目立ったと思う」と照れ笑い。チームは連敗を3で止め、借金5とした。

◆中日井上一樹監督(53)が6回にホームスチールの奇襲を仕掛けた。代打ブライト健太外野手(26)の右前勝ち越し適時打で1点リードし、球場内が盛り上がる中、2死一、三塁、打者石伊雄太捕手(24)が打席に。一塁走者ブライトが飛び出してわざと転倒。その間に三塁走者山本泰寛内野手(31)が本塁へ突入したが、ロッテバッテリーに冷静に対処されタッチアウトとなった。井上監督は「(球場が)ざわついているからってことじゃなく、ほかにもいろいろな作戦はあるけれど、そういった形でちょっといきたいなと思っただけです」と説明し「でも、向こうの投手が冷静だったなっていうところで、負けたっていうこと」と、相手の坂本、寺地のバッテリーをほめた。一塁で転倒し誘いだそうとしたブライトは「ピッチャーがひっかからなかったので、僕の演技力不足だなと思います」と反省していた。

◆中日の代打の切り札ブライト健太外野手(26)が同点の6回に登場し、決勝打となる右前適時打を放った。6回に先発大野雄大投手(36)が同点に追いつかれたが、その裏2死一、二塁でロッテ左腕坂本の外角147キロを逆らわず右へ運んだ。それまで内角を攻められていたが「強く振れた結果。(内角は)あまり意識せず甘い球を待っていた」。この日は博多から名古屋への移動ゲーム。前日、宿舎で野球用具などの荷物を球団のトラックに預けるのを忘れ寝てしまった。「朝起きて...パニックです。キャリーケースと野球のでかいバッグとグラブケースとリュック」と、大荷物を抱え新幹線で移動してきた。「恥ずかしかったですね。(出し忘れは)さすがに初めて。(駅のホームでも)目立ったと思う。(新幹線の荷棚を占領し)申し訳なかった」と平謝りだった。お立ち台にはルーキー時代から世話になる大野雄大投手(36)と2人であがった。「大野さんが投げている時に打ててよかった」と喜んだ。大野からは「お前は亀だからしっかり地道に1個ずつ積み上げてやっていけばいいんじゃない」と言われ支えとなった。代打での打率は3割6分8厘と勝負強さを今季は発揮している。

◆中日井上一樹監督(53)が大野雄大投手(36)の2勝目をベンチでアシストした。3回まで毎回の4安打で1失点、54球を費やしていた。3回終了後に大野と直接話した。井上監督は「簡単に言うと捕手は若い石伊がかぶっている、そしてベテランの大野がっていうところで呼吸が合わない、間が延びている、首を振る、それで投げたい球も投げられないというもしストレスがあるなら、『お前から投げたい球を逆サイン出せ』という話をして。そこで投げる、投げないという迷いがあったりするんであれば、もちろん迷いがないように投げろ(と話した)」と明かした。ルーキー石伊雄太捕手(24)は大野とのバッテリーは4月10日広島戦以来2度目。井上監督は石伊にもアドバイスを送っていた。「石伊に関しては、大ベテランだからといって『大野さんが言うようにっていう形で全部うのみにすんな』と。お前はリードするのに根拠があるんだろと。根拠があるならそのサインを何回でも出せって。『それで来い』ってくらいのものをお前は捕手としてやれっていう話をちょっとした。簡単に言うとリズムがあまり良くなかったのでね。そのへんは変えないとだめだよってことは言いました」交流戦に入り先発投手が3試合連続で序盤で大量失点していたが、井上監督が間に入ったこともあり、大野石伊のバッテリーで6回2失点と試合をつくり、交流戦初勝利につなげた。

◆中日の守護神松山晋也投手(24)が、リーグ単独トップの21セーブ目をマークした。1点リードの9回に登板。友杉を右飛に仕留めると代打石川慎はこの日最速156キロ外角直球で見逃し三振、藤原は高め直球で空振り三振。3者凡退で締めた。「(8回の清水)達也さんが6球で終わったので刺激になりました」球宴のファン投票でこの日の中間発表はセ抑え部門で19万3092票を集め1位。2位の巨人マルティネスにわずか624票差だ。「うれしいです。まだ19万票しか入ってないので、1億人のドラゴンズファンのみなさんは1億票、松山に入れてほしいなと思います」と冗談を交えながらも投票をアピール。「球宴に出る機会があればファンを楽しませるようなプレーをたくさんしたい」と、マルティネスとの投票トップ争いも大きな励みとなっている。

◆中日がロッテに競り勝ち連敗を3で止めた。同点の6回2死一、二塁で代打ブライト健太外野手(26)が右前へ決勝の右前適時打を放った。

◆中日が交流戦初白星で連敗を3でストップ。2―2の六回に代打ブライトが勝ち越し適時打を放った。大野は6回2失点と粘って今季2勝目。松山が21セーブ目を挙げた。ロッテは交流戦初黒星。同点とした直後の六回に坂本が崩れた。

◆ロッテの先発、小島は立ち上がりを悔いた。一回、先頭の岡林に粘られて11球目を右前に運ばれると、そこから2長短打などで2失点。その後は点を与えなかっただけに「後手に回ったような形になってしまった。余分な2点目を与えてしまった」と振り返った。3年連続の開幕投手を務めたエース。この試合で10試合目の先発となったが、2勝にとどまる。吉井監督は「真っすぐの精度も球威も、まだ全然、小島のボールになってない」と指摘。「早く調子を上げてほしい」と奮起を促した。

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
310 0.750
(↓0.25)
-
(-)
1422
(+2)
9
(+3)
4
(-)
3
(+1)
0.302
(↓0.006)
2.230
(↓0.23)
1
(2↑)
DeNA
310 0.750
(↑0.083)
0
(↓1)
1414
(+2)
7
(+1)
1
(-)
2
(+1)
0.242
(↑0.012)
1.540
(↑0.19)
1
(2↑)
阪神
310 0.750
(↑0.083)
0
(↓1)
1413
(+1)
6
(-)
5
(-)
3
(-)
0.195
(↓0.019)
1.500
(↑0.58)
4
(2↓)
ロッテ
210 0.667
(↓0.333)
0.5
(-)
159
(+2)
7
(+3)
3
(-)
1
(+1)
0.175
(↑0.016
2.330
(↓0.44)
5
(2↑)
楽天
220 0.500
(↑0.167)
1
(↑1)
148
(+2)
12
(-)
2
(+1)
0
(-)
0.227
(↑0.015)
2.500
(↑0.83)
5
(2↑)
ヤクルト
220 0.500
(↑0.167)
1
(↑1)
149
(+3)
8
(+2)
4
(+2)
2
(-)
0.211
(↓0.014)
1.690
(↓0.04)
5
(2↑)
広島
220 0.500
(↑0.167)
1
(↑1)
1412
(+3)
14
(+2)
0
(-)
6
(+3)
0.279
(↓0.009)
3.440
(↑0.88)
5
(2↓)
ORIX
220 0.500
(↓0.167)
1
(-)
1412
(-)
10
(+1)
1
(-)
3
(+1)
0.252
(↓0.039)
1.730
(↑0.27)
5
(2↓)
西武
220 0.500
(↓0.167)
1
(-)
148
(+2)
9
(+3)
0
(-)
4
(+2)
0.192
(↑0.013)
1.700
(↓0.15)
10
(3↓)
日本ハム
130 0.250
(↓0.083)
2
(-)
147
(+1)
14
(+2)
2
(-)
3
(+1)
0.209
(↑0.005)
3.340
(↑0.33)
10
(1↑)
中日
130 0.250
(↑0.25)
2
(↑1)
149
(+3)
22
(+2)
1
(-)
4
(-)
0.227
(↓0.001)
6.000
(↑1.5)
12
(1↓)
巨人
030 0.000
(-)
2.5
(-)
154
(-)
9
(+2)
1
(-)
2
(-)
0.165
(↓0.017)
3.040
(↑0.53)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
33212 0.611
(↑0.007)
-
(-)
87191
(+1)
127
(-)
32
(-)
45
(-)
0.239
(↓0.002)
2.050
(↑0.04)
2
(-)
DeNA
29223 0.569
(↑0.009)
2.5
(-)
89183
(+2)
137
(+1)
26
(-)
29
(+1)
0.239
(↑0.001)
2.270
(↑0.02)
3
(1↑)
広島
26252 0.510
(↑0.01)
5.5
(-)
90162
(+3)
148
(+2)
21
(-)
21
(+3)
0.241
(-)
2.500
(↑0.03)
4
(1↓)
巨人
28271 0.509
(↓0.01)
5.5
(↓1)
87166
(-)
172
(+2)
38
(-)
25
(-)
0.239
(↓0.002)
2.730
(↑0.01)
5
(-)
中日
24292 0.453
(↑0.011)
8.5
(-)
88128
(+3)
174
(+2)
24
(-)
30
(-)
0.217
(-)
2.970
(↑0.02)
6
(-)
ヤクルト
16332 0.327
(↑0.014)
14.5
(-)
92129
(+3)
206
(+2)
23
(+2)
17
(-)
0.219
(↓0.001)
3.510
(↑0.04)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
30232 0.566
(↓0.011)
-
(-)
88182
(+1)
150
(+2)
50
(-)
29
(+1)
0.227
(-)
2.300
(-)
2
(-)
ORIX
27233 0.540
(↓0.011)
1.5
(-)
90182
(-)
185
(+1)
36
(-)
27
(+1)
0.261
(↓0.003)
3.140
(↑0.05)
3
(-)
西武
29250 0.537
(↓0.01)
1.5
(-)
89154
(+2)
139
(+3)
24
(-)
39
(+2)
0.235
(-)
2.380
(-)
4
(-)
ソフトバンク
27252 0.519
(↓0.01)
2.5
(-)
89198
(+2)
168
(+3)
34
(-)
37
(+1)
0.248
(↑0.001)
2.730
(-)
5
(-)
楽天
25281 0.472
(↑0.01)
5
(↑1)
89142
(+2)
164
(-)
21
(+1)
54
(-)
0.236
(↑0.001)
2.880
(↑0.05)
6
(-)
ロッテ
19320 0.373
(↓0.007)
10
(-)
92132
(+2)
179
(+3)
28
(-)
17
(+1)
0.211
(-)
3.290
(-)