1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヤクルト | 0 | 0 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 7 | 0 | 2 |
西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 |
勝利投手:アビラ(1勝2敗0S) (セーブ:石山 泰稚(0勝1敗11S)) 敗戦投手:菅井 信也(4勝3敗0S) 本塁打 |

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◆ヤクルトが連敗を7で止めた。ヤクルトは3回表、伊藤のプロ初本塁打となるソロとサンタナの適時二塁打で2点を先制する。続く4回には澤井のソロが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・アビラが7回2安打1失点の力投で来日初勝利。敗れた西武は、先発・菅井が試合をつくれず、打線も沈黙した。
◆ヤクルトがやっと「2点の呪縛」を解き放った。5月18日DeNA戦からプロ野球ワースト記録となる14試合連続連続の2得点以下が続いていた。15試合ぶりに「3点目の壁」を突破した。3回先頭、2年目の伊藤琉偉内野手(22)がプロ初本塁打を決めて、先制に成功した。さらに2死一塁からドミンゴ・サンタナ外野手(32)が左翼フェンス直撃の適時二塁打で続いた。4回2死では沢井廉外野手(25)が右翼に1号ソロを放って、"待望"の3点目を奪った。歴史的な貧打にあえぎ、5月18日DeNA戦からチームは1勝12敗1分けと大苦戦が続く。借金19で迎えた一戦。奪った3点目が勝利につながり、連敗も7でストップできるか。
◆ヤクルト伊藤琉偉内野手(22)がプロ初アーチを決めた。3回先頭、西武菅井の初球の137キロ直球を捉え、左翼席に運んだ。「初球から思い切って仕掛けることができました。先制できて良かったです」と振り返った。23年ドラフト5位で独立リーグのBC・新潟(現オイシックス)から入団した2年目。4月20日巨人戦ではプロ2安打目でサヨナラ打を放った若武者が試合を動かした。チームは5月18日DeNA戦からプロ野球ワースト記録となる14試合連続2得点以下という負の連鎖の中で迎えた一戦だった。この伊藤の1発が流れを呼び込んだ。さらに3回は2死一塁からサンタナの左翼フェンス直撃の二塁打。4回は2死から沢井のソロが飛び出し、15試合ぶりの3点目を奪った。
◆ヤクルトがやっと「2点の呪縛」を解き放った。2-0の4回2死、沢井廉外野手(25)が西武菅井の直球を大きなフォロースルーで捉えた。打球は燕党が待つ右翼席に届いた。チームにとって、実に15試合ぶりの3点目。一振りで決めた沢井は「力まず打つことができました。追加点を取れてよかったです」。ベンチで破顔した高津監督にハイタッチで出迎えられた。5月18日DeNA戦から4日西武戦までプロ野球ワースト記録を更新する14試合連続となる2得点以下が続いていた。その14試合で14通りの打順を組み、得点圏打率1割5分7厘と決定打に欠いていた。3点目の壁を打破する先陣を切ったのは2年目の若武者だった。3回先頭、伊藤がプロ初本塁打となる1号先制ソロ。さらに3回は2死一塁からサンタナが左翼フェンス直撃の適時二塁打で続いた。苦しむ中、長打で不名誉な記録に終止符を打った。
◆ヤクルトがやっと「2点の呪縛」を解き放ち、連敗を7でストップした。2-0の4回2死、沢井廉外野手(25)が西武菅井の直球を大きなフォロースルーで捉えた。打球は燕党が待つ右翼席に届いた。チームにとって、実に15試合ぶりの3点目。一振りで決めた沢井は「力まず打つことができました。追加点を取れてよかったです」。ベンチで破顔した高津監督にハイタッチで迎えられた。5月18日DeNA戦から4日西武戦までプロ野球ワースト記録を更新する14試合連続となる2得点以下が続いていた。その14試合で14通りの打順を組み、得点圏打率1割5分7厘と決定打に欠いていた。3点目の壁を打破する先陣を切ったのは2年目の若武者だった。3回先頭、9番の伊藤琉偉内野手(22)がプロ初本塁打となる1号先制ソロを決めた。さらに3回は2死一塁からドミンゴ・サンタナ外野手(32)が左翼フェンス直撃の適時二塁打で続いた。苦しむ中、長打で不名誉な記録に終止符を打った。2点差とされた直後の5回は1死二塁からホセ・オスナ内野手(32)が右前適時打を放った。投げては先発の新外国人ペドロ・アビラ投手(28)が7回2安打1失点の好投で来日初勝利をマークした。救援陣がリードを守り切って、借金を18に減らした。高津臣吾監督(56)は「いいゲームでしたね。アビラがよく投げたし、打つ方も先制して、その後、追加点を取れたのがよかった。も8番(沢井)、9番(伊藤)が1発というのは想像していなかったけど、特に伊藤の1発は想像してなかったけど、初球からスイングしていく大事さ、積極性はみんな見習った方がいい。向かっていく強い気持ちは非常に大事」と笑顔で振り返った。
◆西武の連勝が3でストップし、同一カード3連勝も逃した。この日は先発左腕の菅井信也投手(21)が1、2回こそヤクルト打線のタイミングをずらしていたものの、3回の初球が甘く入り、ヤクルトの9番伊藤にプロ初本塁打を許すと、その後も失点。さらに4回2死でもカウント2-0からヤクルト沢井に今季1号ソロを浴びた。14試合連続2得点以下のプロ野球ワースト記録を作っていたヤクルト打線に捉えられると、5回にも先頭打者に四球を与え、結果的に4失点目につながった。打線はヤクルト・アビラに対して打者2巡目まで内野ゴロを量産。3巡目は差し込まれてのフライを量産。4回に四球を機に暴投で1点を返したものの、全体的に淡泊に終わった。西武は6日から広島3連戦(マツダスタジアム)へ向かう。
◆西武の連勝が3でストップした。パ・リーグAクラスで健闘しているものの、選手層はまだ薄い。3点を追う5回2死一塁、8番左翼の蛭間拓哉外野手(24)が高めボール球を空振りし、カウントを悪くする。最後はどん詰まりの遊ゴロ。ヤクルトへの追い上げムードが消えた。この蛭間の凡退時点で、ある数字が「1割」を切った。ここ9試合での左翼手スタメン選手の打率だ。ルーキーながら打率3割3分1厘を誇る渡部聖弥外野手(22)が左足首捻挫で登録抹消中で、復帰までこの日を入れてあと最低4試合はかかる。この渡部聖が離脱した5月24日以降に蛭間、平沼、平沢の3人がスタメン出場し、誰も結果を残せず、平沢はすでに登録抹消になった。西口文也監督(52)は「代役のレフトの選手たちがなかなか結果が出ないが」という質問に対し「なかなかじゃなくてね、全く結果が出てこないっていうね。ほんっとに。いい姿を見せてほしいところではあるんですけどね、ってところですね。悩みどころですね」と吐露した。本来ここを埋められる岸が故障離脱中で、支配下登録されたモンテルも打撃はまだまだ。この日スタメンの蛭間はもともと守備に課題があり、この日も4回、左翼フェンス直撃の打球にジャンピングキャッチを試みるも、クッションボールが跳ね、一塁走者を生還させてしまった。西口監督は「いるメンバーで頑張るだけ」と話すが、代役勢が9試合で打率9分4厘(32打数3安打)、出塁率1割4分7厘では打線が分断される。こうなるとルーキーの復帰後、"先輩"たちの立場は苦しくなる。渡部聖の経過は順調とみられ、10日の阪神戦(ベルーナドーム)から合流できそうだが、西口監督は「延びるようだったら、また考えますってとこですね」と話した。最終的にAクラスをつかむには、まだ課題もある。【金子真仁】
◆西武の佐々木健投手(29)が支配下復帰後、初めて1軍マウンドに上がった。3点リードされた6回に2番手として登板。ブルペンからマウンドへ向かう時には西武ファンから大きな拍手が送られた。「ずっとあそこに立つことをひたすらイメージしてリハビリしていたので。無事に戻ってこられて良かったです」と感謝を口にした。フルカウントから四球を許し、犠打で1死二塁。中堅へのライナーで二塁走者が飛び出し、結果的には打者3人で終えた。最速は150キロだったものの「まだまだ全然、求めているような内容じゃなかったので」とし「ここからはもっと投球内容のほうに集中して、もうちょっといい内容で投げられるようにしたいです」と前を見据えた。
◆ヤクルトの新外国人ペドロ・アビラ投手(28)が来日初勝利をマークした。来日3試合目の先発で7回2安打1失点。ツーシームを有効的に駆使し、西武打線の芯を外した。「すごく幸せ。連敗を止められてすごくうれしい。(勝利球は)奥さんにプレゼントしたい」。お立ち台では、お笑い芸人なかやまきんに君のギャグ「パワー」に加え、「きゅんです」ポーズも決めて大喜びだった。
◆ヤクルトがやっと「2点の呪縛」を解き放った。連続2得点以下のプロ野球ワースト記録を14試合で止め、連敗も7でストップした。4ー1の快勝に、高津臣吾監督(56)は「大松(打撃コーチ)が泣いていたよ。冗談だけど。まだほっとしたばかりだけど、今日ぐらいはゆっくり休みたいね」と安堵(あんど)の笑顔だった。「3点目の壁」を突破したのは8番沢井の1発だった。2-0の4回2死、右越えの1号ソロを決めた。実にチームにとって、15試合ぶりの3点目。沢井は「チーム内でも3点以上を取ろうと士気高くやっていた。力感なく振れた」と持ち味の長打力を発揮した。5月18日DeNA戦から4日西武戦まで14試合連続の2得点以下と歴史的な貧打にあえいでいた。その14試合で14通りの打順を組むも、得点圏打率1割5分7厘と決定打に欠いていた。その中で"待望"の3点目だけでなく、先制点も9番伊藤のプロ初本塁打だった。高津監督は「8番、9番の1発は想像していなかったが、向かっていく強い気持ちは常に大事」と1発の力で負の連鎖を止めた。まだ借金は18と苦しい戦いは続く。巻き返しの糸口を探りながら、少しずつ減らしていく。【上田悠太】
◆ヤクルト2年目の伊藤琉偉内野手(22)がプロ初アーチを放った。3回先頭、西武菅井の137キロ直球を捉え、左翼席に運んだ。先制弾でチーム15試合ぶり3得点以上の先陣を切った。3日西武戦ではサヨナラの適時失策を犯していただけに「何とか取り返したいという気持ちだった。打った瞬間は、ボールがどこに飛んだか分からなかったが、いい結果になってよかった」と振り返った。
◆「9番・遊撃」で先発出場したプロ2年目のヤクルト・伊藤琉偉(りゅうい)内野手(22)がプロ初本塁打となる1号ソロを放った。「初球から思い切って仕掛けることができた。先制できて良かった」0-0の三回先頭。西武先発左腕・菅井が投じた初球の直球を完璧に捉え、左翼席までかっ飛ばした。通算20打席目での待望のプロ初アーチに、ベンチで出迎えた高津臣吾監督(56)も思わず破顔した。22歳の右打者が、今季4度目となるスタメン起用に一振りで応えた。
◆ヤクルト・澤井廉外野手(24)が、チームに15試合ぶりの3点目をもたらす今季1号ソロを放った。2-0で迎えた四回2死。カウント2-0から左腕の菅井が投じた直球を一閃。大きな放物線を描いた打球は、右翼席に着弾した。3日の西武戦(ベルーナ)ではプロ初の4番に抜擢されるなど、長打力が魅力の左打者がプロ野球ワースト記録を更新する14試合連続2得点以下と〝3点の壁〟に苦しむチームの〝呪縛〟を豪快な一打で解いた。
◆西武の新助っ人タイラー・ネビン内野手(28)が「4番・一塁」でヤクルト戦に出場。第1打席はスライダーをひっかけて三ゴロに倒れた。前日4日の同カードでは一回に先制打、七回にも適時打をマーク。今季2度目の3安打で打点をリーグトップに並ぶ28に伸ばし「自分の仕事に集中して打席に入れている。この状態を続けていきたい」とうなずいた。米カリフォルニア州サンディエゴ出身で、米大リーグのエンゼルス前監督のフィル氏を父に持つ。昨季はアスレチックスで87試合に出場して7本塁打、20打点。来日1年目の今季は西川とともに全試合に先発し、攻守で存在感を示している。4月下旬から4番に座ると得点圏打率・364(4日現在)と勝負強さを発揮し、好調のチームを支えている。異国でのプレーで慣れないことも多い中、真摯(しんし)に野球に取り組む姿勢は首脳陣から評価されく、チームメートからの信頼も厚い。「ベースにランナーがいればそれを返すことが仕事」とネビン。いまやチームに必要不可欠な存在だ。(石井孝尚)
◆つかんだチャンスをものにする。5月31日に今季初めて出場選手登録されたヤクルト・丸山翔大投手(26)は、1軍合流を果たした同30日に「チャンスをいただいたので、しっかり結果を出せるように。試合に向けて準備して、いいパフォーマンスを出せるように頑張ります」と宣言していた。ここまで中継ぎとして2試合、2回?を投げ、防御率3・38。1軍の舞台で結果を残すべく奮闘している。育成出身5年目の丸山翔は昨季、リリーフで27試合に登板し、1勝5ホールドで防御率0・57。さらなる飛躍を目指す今季へ、2年連続で田口に弟子入りしてハワイで実施した自主トレーニングでは、194センチの体格を生かすため増量に励んだ。昨季終了時点で88キロだった体重は現在96キロ。一時はさらに重かった。「キャンプの最初はすごくボールがよかったけど、疲れてくると体が動かないのが顕著に出た。一気に増やし過ぎてなじむのに時間がかかった」。今季初めは苦しい時間を過ごしたが、もがく中で守護神の石山から紹介してもらったピラティスが、状態を上げていくきっかけになった。「思っている以上に可動域がなくなっていたことに気づいた。そこが柔らかくなったら自分のしたい動きができると思った」。今季が始まってから月に1度は施設に通ってトレーニング。教わったことは日々の練習でも取り入れている。背番号68が結果で示し、ブルペンの一角に定着する。(武田千怜)
◆ヤクルトが連敗を7で止めた。三回に伊藤のプロ初本塁打、サンタナの適時二塁打で2点を先制。四回に沢井のソロ、五回にはオスナの適時打で加点した。アビラは7回1失点で来日初勝利。西武は連勝が3で止まった。
◆ヤクルト・ 伊藤琉偉が左越えにプロ1号を放ちガッツポーズ =ベルーナドーム(撮影・尾崎修二)
◆ヤクルトが連敗を7で止めた。澤井廉外野手(24)が、チームに15試合ぶりの3点目をもたらす今季1号ソロ。ヤクルトの新助っ人右腕、ペドロ・アビラ投手(28)=前ガーディアンズ=は、7回1失点で来日初勝利を手にした。
◆ヤクルトは15試合ぶりに3得点以上を挙げ、連敗を7でストップ。5月27日ぶりの白星に高津臣吾監督(56)は「アビラがよく投げたし、打つ方も先制して、その後も休まずに追加点を取れたのは非常に大きかった。いいゲームでした」と白い歯をこぼした。プロ野球ワースト記録となる14試合連続で2得点以下と得点圏力不足に苦しんでいた打線だったが、この日は下位打線が奮起。9番に入った伊藤のプロ初本塁打で先制すると、2点リードの四回には8番の沢井が3点目となる1号ソロを放った。負の連鎖に終止符を打った伏兵たちに指揮官は「8、9番の一発は想像していなかった。ああやって初球からスイングしていく大事さ、積極性は見習った方がいい。強い気持ちで(打席に)立つとかは非常に大事だなと感じた」とうれしそうだった。
◆ヤクルトの新外国人、ペドロ・アビラ投手(28)=前ガーディアンズ=が今季3度目の先発で7回2安打1失点と好投し、来日初勝利をマーク。三度目の正直で白星をつかみ取り「思っていたよりここまでくるのに長かった。この瞬間に立つことができてすごく幸せ」と破顔一笑した。150キロ超の直球とスライダーなどの変化球を操り、西武打線を翻弄。四回2死三塁で自身の暴投で1点こそ献上したが、ストライク先行の投球で凡打の山を築いた。連敗脱出の立役者となった助っ人右腕に高津監督は「このくらいの力は持っている。よく投げた」と目を細めた。初のお立ち台ではお笑いタレント、なかやまきんに君のギャグ「パワー」、昨年韓国旅行に行った際に覚えた指でハートマークを作る「キュンポーズ」、頭の上でハートを作るファンサービス3連発を披露した。おちゃめな一面を持つ助っ人は「今日は一日喜びに浸りたい」と上機嫌のまま帰路に就いた。(樋口航)
◆ヤクルトは5日、「日本生命セ・パ交流戦」の西武最終戦(ベルーナ)に4-1で快勝し、連敗を7で止めた。「9番・遊撃」で出場した2年目の伊藤琉偉(りゅうい)内野手(22)が三回にプロ1号となる先制ソロを放って口火を切ると、2-0の四回には「8番・右翼」で出場した3年目の沢井廉外野手(25)が今季1号ソロ。若燕の一発攻勢で、プロ野球ワースト記録の14試合連続2得点以下だった打線が〝3点の壁〟を突き破り、交流戦初白星を挙げた。将来を明るく照らす2人の若燕が、呪縛を解いた。前日までプロ野球ワースト記録の14試合連続2得点以下だったヤクルトが〝3点の壁〟を破り、連敗を7でストップ。8、9番の活躍が交流戦初白星を呼び込み、高津監督は饒舌に振り返った。「(チーフ打撃コーチの)大松が泣いていたよ。冗談だけど(笑)。8、9番の一発は想像していなかった。特に伊藤の一発はね。初球からスイングしていく大事さは皆も見習った方がいい」突破口を開いたのは2年目の伊藤だ。三回先頭でプロ1号となる先制ソロを放ち、「一昨日(3日)の試合は最後、自分の連係ミスで負けてしまった。何とか取り返したいという気持ちで試合に臨んだので、いい結果が出てよかった」と安堵(あんど)した。
◆ヤクルト・伊藤の三回のプロ初本塁打は、初球ストレート。外角要求の球がやや甘くきたとはいえ、しっかり振り切って、左翼席まで運んだ。あのパンチ力は楽しみだ。西武先発の菅井は一回、二回に、速球をコーナーに決めて奪った三振が3つあった。そこで、真っすぐのタイミングを頭に描いていたはず。打席に入るまでの準備ができていた、ということ。ファースト・スイングで仕留めたことも、評価できる。菅井のリズムを崩す価値ある一発だった。沢井の四回の右中間本塁打も、カウント2-0からのストレート。2死無走者で、四球を出したくない投手心理を見透かしたかのよう。もともと豪快なスイングで長打力が売り物。ベンチの期待に応えた。3得点以上は15試合ぶり。そうしたマイナスの記録などは今後、語られなくなる。打線から妙なリキみも消えるはずだ。来日初勝利の先発・アビラも、攻撃にリズムを与えた。荒れ球は影を潜め、速球を軸にストライクゾーンで勝負できたため、テンポもよかった。西武打線も「初見」で「データ不足」という戸惑いがあっただろう。次回の相手も「初見」。四球に気を付ければ、結果は出せると思う。(サンケイスポーツ専属評論家)

<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
ソフトバンク |
3 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
15 | 20 (+8) | 6 (+4) | 4 (+1) | 2 (-) |
0.308 (↓0.014) | 2.000 (↓1) |
2 (1↑) |
ロッテ |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | 0.5 (-) |
16 | 7 (+2) | 4 (+1) | 3 (+1) | 0 (-) |
0.159 (↓0.041) | 1.890 (↑1.11) |
3 (1↑) |
DeNA |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 1 (-) |
15 | 12 (+5) | 6 (-) | 1 (-) | 1 (-) |
0.230 (↑0.003) | 1.730 (↑0.92) |
3 (1↑) |
ORIX |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 1 (-) |
15 | 12 (+4) | 9 (+3) | 1 (-) | 2 (+1) |
0.291 (↓0.005) | 2.000 (-) |
3 (1↑) |
阪神 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↑0.167) | 1 (-) |
15 | 12 (+7) | 6 (+1) | 5 (+1) | 3 (-) |
0.214 (↑0.017) | 2.080 (↑0.57) |
3 (2↓) |
西武 |
2 | 1 | 0 | 0.667 (↓0.333) | 1 (↓1) |
15 | 6 (+1) | 6 (+4) | 0 (-) | 2 (-) |
0.179 (↓0.045) | 1.550 (↓1.1) |
7 (3↓) |
楽天 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 2 (↓1) |
15 | 6 (-) | 12 (+5) | 1 (-) | 0 (-) |
0.212 (↓0.053) | 3.330 (↓0.33) |
7 (3↑) |
ヤクルト |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↑0.333) | 2 (-) |
15 | 6 (+4) | 6 (+1) | 2 (+2) | 2 (+1) |
0.225 (↑0.003) | 1.650 (↑0.31) |
7 (3↓) |
広島 |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 2 (↓1) |
15 | 9 (+3) | 12 (+4) | 0 (-) | 3 (+3) |
0.288 (↑0.01) | 4.320 (↓0.08) |
7 (3↓) |
日本ハム |
1 | 2 | 0 | 0.333 (↓0.167) | 2 (↓1) |
15 | 6 (+1) | 12 (+7) | 2 (-) | 2 (-) |
0.204 (↓0.035) | 3.670 (↓1.17) |
11 (1↓) |
巨人 |
0 | 2 | 0 | 0.000 (-) | 2.5 (↓1) |
16 | 4 (+1) | 7 (+2) | 1 (+1) | 2 (+1) |
0.182 (↓0.037) | 3.570 (↑2.06) |
11 (1↓) |
中日 |
0 | 3 | 0 | 0.000 (-) | 3 (↓1) |
15 | 6 (+4) | 20 (+8) | 1 (-) | 4 (+2) |
0.228 (↑0.016) | 7.500 (↓0.75) |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
32 | 21 | 2 | 0.604 (↑0.008) | - (-) |
88 | 190 (+7) | 127 (+1) | 32 (+1) | 45 (-) |
0.241 (-) | 2.090 (↑0.02) |
2 (-) |
DeNA |
28 | 22 | 3 | 0.560 (↑0.009) | 2.5 (-) |
90 | 181 (+5) | 136 (-) | 26 (-) | 28 (-) |
0.238 (-) | 2.290 (↑0.05) |
3 (-) |
巨人 |
28 | 26 | 1 | 0.519 (↓0.009) | 4.5 (↓1) |
88 | 166 (+1) | 170 (+2) | 38 (+1) | 25 (+1) |
0.241 (↓0.001) | 2.740 (↑0.02) |
4 (-) |
広島 |
25 | 25 | 2 | 0.500 (↓0.01) | 5.5 (↓1) |
91 | 159 (+3) | 146 (+4) | 21 (-) | 18 (+3) |
0.241 (↑0.001) | 2.530 (↓0.04) |
5 (-) |
中日 |
23 | 29 | 2 | 0.442 (↓0.009) | 8.5 (↓1) |
89 | 125 (+4) | 172 (+8) | 24 (-) | 30 (+2) |
0.217 (↑0.001) | 2.990 (↓0.1) |
6 (-) |
ヤクルト |
15 | 33 | 2 | 0.313 (↑0.015) | 14.5 (-) |
93 | 126 (+4) | 204 (+1) | 21 (+2) | 17 (+1) |
0.220 (-) | 3.550 (↑0.05) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
30 | 22 | 2 | 0.577 (↓0.011) | - (-) |
89 | 181 (+1) | 148 (+7) | 50 (-) | 28 (-) |
0.227 (↓0.002) | 2.300 (↓0.07) |
2 (1↑) |
ORIX |
27 | 22 | 3 | 0.551 (↑0.009) | 1.5 (↑1) |
91 | 182 (+4) | 184 (+3) | 36 (-) | 26 (+1) |
0.264 (↑0.001) | 3.190 (↑0.02) |
3 (1↓) |
西武 |
29 | 24 | 0 | 0.547 (↓0.011) | 1.5 (-) |
90 | 152 (+1) | 136 (+4) | 24 (-) | 37 (-) |
0.235 (↓0.002) | 2.380 (↓0.03) |
4 (-) |
ソフトバンク |
27 | 24 | 2 | 0.529 (↑0.009) | 2.5 (↑1) |
90 | 196 (+8) | 165 (+4) | 34 (+1) | 36 (-) |
0.247 (-) | 2.730 (↓0.03) |
5 (-) |
楽天 |
24 | 28 | 1 | 0.462 (↓0.009) | 6 (-) |
90 | 140 (-) | 164 (+5) | 20 (-) | 54 (-) |
0.235 (↓0.002) | 2.930 (↓0.02) |
6 (-) |
ロッテ |
19 | 31 | 0 | 0.380 (↑0.013) | 10 (↑1) |
93 | 130 (+2) | 176 (+1) | 28 (+1) | 16 (-) |
0.211 (↓0.002) | 3.290 (↑0.06) |
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