ソフトバンク(☆8対2★)中日 =交流戦2回戦(2025.06.04)・みずほPayPayドーム福岡=
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中日
0000000022501
ソフトバンク
04001102X81103
勝利投手:前田 純(2勝1敗0S)
敗戦投手:三浦 瑞樹(2勝1敗0S)

本塁打
【中日】カリステ(1号・9回表ソロ)
【ソフトバンク】栗原 陵矢(3号・2回裏2ラン),野村 勇(5号・2回裏2ラン),佐藤 直樹(1号・8回裏2ラン)

  DAZN
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◆ソフトバンクは2回裏、栗原と野村が2ランを放ち、4点を先制する。その後は、6回に柳町の適時打、8回には佐藤直の2ランが飛び出し、着実に得点を重ねた。投げては、先発・前田純が8回2安打無失点10奪三振の快投で今季2勝目。敗れた中日は、投打ともに振るわなかった。

◆ソフトバンク前田純投手(25)が5回をノーヒットで投げ終えた。初回1死から四球を出すも、後続を2者連続空振り三振に抑えた。4-0の5回は先頭に死球も、後続を三飛、三直、一邪飛。5回ですでに自己最多の計6奪三振をマークしている。この日は25歳の誕生日を迎えた。バースデー白星に期待がかかる。

◆中日がソフトバンクに完敗し、借金5となった。先発三浦瑞樹投手(25)が古巣に打ち込まれた。2回に栗原に3号2ラン、野村に5号2ランと2被弾で4失点。5回には押し出しを含む4四球で1点を追加され、降板。4回1/3、7安打、5四球で5失点と制球に苦しんだ。リリーフ陣も失点を重ねた。打線はソフトバンク先発の前田純に6回1死まで無安打。上林誠知外野手(29)の右翼フェンス直撃の二塁打でノーヒットノーランを免れたが、8回2安打に抑え込まれた。9回、オルランド・カリステ内野手(33)の1号ソロなどで2点を返すも、反撃が遅すぎた。

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◆ソフトバンク野村勇内野手(28)が5号2ランを含む今季3度目の猛打賞と暴れた。2-0の2回1死二塁、中日三浦の外角直球を右翼スタンドまで運んだ。「自分のスイングをすることだけを考えました」。逆方向への1発に小久保監督は「僕の現役時代でもあんなホームランはなかった。スタンドまでいっていましたしね」と称賛。第3打席は右前打、第4打席も中前打で、再び打率を3割台に乗せた。▽ソフトバンク柳町(6回1死満塁での左前適時打など3試合連続マルチ安打)「いい展開にもっていきたいというなか、チャンスを生かして追加点を取ることができて良かったです」

◆中日井上一樹監督(53)が2回、マウンドで先発三浦瑞樹投手(25)に"公開説教"を行った。ソフトバンク栗原に3号2ラン、野村に5号2ランと2被弾で4失点。続く周東にも中前安打されると、ベンチを飛び出した。「我慢ならなくて、ちょっとマウンドに行ったけど、『もうちょっと頭で考えなさい』と。『防げることがあるでしょう。ソフトバンクさんを見てごらん、気持ちよく振ってるやないか』って」と試合後に明かしたが、マウンドでは厳しい口調だった。2回の5安打のうち、2発を含む4安打が直球を打たれていた。「コーン、コーン、ストレートいかれてる。そういうところが、『ちょっと考えなさいよ』と。何か根拠あるのかなとオレは思った」と、配球面に苦言を呈した。三浦は「厳しく言われました」と反省。後続を打ち取り、3、4回と「0」を並べた。5回に押し出しを含む4四球で5点目を与えると、再びマウンドに来た井上監督が、三浦と一緒にベンチに戻りながら「(2回に)カツ入れにいったあと0、0で抑えてるんだから偶然じゃないと思うよ。そこでハッと思った部分があったなら反省しないと。次、じゃあお前でいこうという気にさせてくれ」と伝えたことも明かした。▽中日上林(6回1死でソフトバンク前田純からチーム初安打の右翼フェンス直撃二塁打)「泳いで詰まった。打った瞬間(本塁打なら)12球団制覇だと思ったんですけど」

◆ソフトバンク前田純投手が、25歳の誕生日に今季2勝目を挙げた。自身最長の8回を2安打無失点。自己最多10奪三振をマークし、チームに今季最多の貯金2をもたらした。試合後のお立ち台では「最高で~~す!」と何度も叫び、喜びをあらわにした。危なげなかった。6回1死まで無安打投球。この日の最速143キロ直球を軸に、100キロ台の緩いカーブも交えて的を絞らせない。要所でチェンジアップもさえ、三塁すら踏ませない。高低差を意識した配球も効果的で、これまた自己最多120球の力投を演じた。「自分の持ち味を出せた」。かつての同僚で、しのぎを削ってきた中日三浦との投げ合いも制した。今季から青色のグラブを右手にはめている。「原点はアニメメジャーなので」。小学2年で野球を始めた。きっかけは、あの不朽の名作野球漫画「MAJOR」。青のグラブは主人公、茂野吾郎の高校時代と同じ色だ。「小学生の頃も青の『茂野吾郎モデル』のグラブを使ってました。今年は初心に立ち返るって意味でも」。本家同様左投げだが、160キロを超える剛速球はない。それでも、スピンの効いた真っすぐと緩急で抑える。スタイルは違っても、22年の育成10位から1歩ずつはい上がってきた。そんな姿は、逆境を乗り越える茂野吾郎とも重なる。師匠も、見守っていた。オフの長崎自主トレで師事した和田氏がテレビ解説で球場を訪れていた。交流戦通算27勝を誇るレジェンド左腕を前に、前田純が交流戦初勝利を手にしたが慢心はない。「次は(完封を目指して)頑張ります」とさらなる進化を誓った。【佐藤究】

◆ソフトバンクは川瀬晃内野手が2番・遊撃で3戦ぶりに先発。渡辺陸捕手が8番・捕手で2戦ぶりにスタメン出場する。渡辺は今季8度目のスタメンマスクで、25歳のバースデイ先発となる前田純投手を導けるか。

◆ソフトバンク・近藤健介外野手が七回の守備で美技を見せた。1死走者なしでブライトの右中間への飛球を中堅の周東とそれぞれ追いかけ、近藤が左腕をいっぱいに伸ばして好捕。走り込んだ勢いで前方に転がったがうまく受け身を取ってファインプレーを完成させ、先発の前田純を盛り立てた。前日3日にも七回のピンチでタイムリーを阻むファインプレーで好投の有原を支え、周東も「もうおっさんなんであんまりハッスルしないでいただきたいです。でも、体の状態が良さそうですね」と感心していた。4月2日に腰椎の椎間板ヘルニアの摘出術を受けたが、手術明けを感じさせないスピードあふれるプレーを示した。

◆ソフトバンクの前田純が自己最長の8回を2安打無失点で2勝目。10奪三振も最多と好投した。打線は二回に栗原と野村の2ランで4点。6―0の八回には佐藤直が2季ぶりのアーチとなる2ラン。中日は九回に2点を返すのがやっと。

◆ソフトバンクが交流戦2連勝でカード勝ち越しを決め、今季最多の貯金2とした。二回に無死一塁から栗原陵矢内野手が右越えに先制2ランを放つと、さらに1死二塁から野村勇内野手にも右越え2ランが出て4-0とした。五回には1死満塁から押し出し四球で1点を加え、六回にも柳町達外野手の左前適時打で追加点を奪って6-0。八回には代打・佐藤直樹外野手が今季1号となる左中間への2ランを放った。先発・前田純投手が8回2安打無失点と好投して今季2勝目を挙げた。

◆ソフトバンクの栗原が5月7日の西武戦以来、約1カ月ぶりとなる3号2ランを放った。0―0の二回無死一塁から内角の直球を振り抜き「少し詰まったが、押し込むことができた」と右翼ホームランテラス席まで運んだ。五回1死満塁の第3打席では四球を選び、追加点をもたらした。今季は中軸としての役割を期待されながら、打率1割台と不振に苦しむ。同じ左の好打者で、5月27日に1軍復帰した近藤に助言を求め「野球人生でやったことがないスイング。全く違うものに変えている」と試行錯誤する。久々の一発に「今やっていることができた。続けていこうと思う」と手応えを口にした。

◆ソフトバンク・前田純が、25歳のバースデー登板を8回2安打無失点の快投で飾った。「自分の持ち味をうまく発揮できた。高めの球をボール球じゃなくストライクゾーンに投げられていたのでよかった」高めの球でバットに空を切らせて自己最多の10奪三振。六回1死から上林に右越え二塁打を許すまでは無安打投球で、小久保監督も「いつもよりホップ成分が多い感じで、高めで全員に反応させていた」とたたえた。2023年に育成ドラフト10位で入団。昨季支配下登録されて初勝利を挙げ、3年目の今季はさらなる飛躍を狙う。昨季まで同じ育成出身としてファームで「切磋琢磨(せっさたくま)してきた」という中日・三浦との投げ合いを制し、ひと皮むけた姿をみせた。(上阪正人)

<交流戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
200 1.000
(-)
-
(-)
1612
(+8)
2
(+2)
3
(+3)
2
(+2)
0.322
(↑0.026
1.000
(↓1)
1
(-)
西武
200 1.000
(-)
0
(-)
165
(+4)
2
(+2)
0
(-)
2
(+1)
0.224
(↑0.081)
0.450
(↓0.45)
3
(-)
ロッテ
100 1.000
(↑1)
0.5
(↓0.5)
175
(+5)
3
(+3)
2
(+2)
0
(-)
0.200
(↑0.2)
3.000
(↓3)
4
(2↑)
楽天
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
166
(+3)
7
(+1)
1
(+1)
0
(-)
0.265
(↑0.03)
3.000
(↑2)
4
(3↓)
DeNA
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
167
(+1)
6
(+3)
1
(-)
1
(-)
0.227
(↓0.038)
2.650
(↓0.65)
4
(3↓)
広島
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
166
(+1)
8
(+6)
0
(-)
0
(-)
0.278
(↓0.097)
4.240
(↓2.24)
4
(2↑)
ORIX
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
168
(+6)
6
(+1)
1
(-)
1
(+1)
0.296
(↑0.09)
2.000
(↑1)
4
(2↑)
日本ハム
110 0.500
(↑0.5)
1
(-)
165
(+5)
5
(+4)
2
(+2)
2
(+1)
0.239
(↑0.114)
2.500
(↓1.5)
4
(3↓)
阪神
110 0.500
(↓0.5)
1
(↓1)
165
(+4)
5
(+5)
4
(+3)
3
(-)
0.197
(↑0.009)
2.650
(↓2.65)
10
(-)
巨人
010 0.000
(-)
1.5
(↓0.5)
173
(+3)
5
(+5)
0
(-)
1
(+1)
0.219
(↑0.219)
5.630
(↓5.63)
10
(4↓)
ヤクルト
020 0.000
(-)
2
(↓1)
162
(+2)
5
(+4)
0
(-)
1
(-)
0.222
(↑0.011)
1.960
(↓1.96)
10
(4↓)
中日
020 0.000
(-)
2
(↓1)
162
(+2)
12
(+8)
1
(+1)
2
(+1)
0.212
(↓0.053)
6.750
(↓2.25)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
31212 0.596
(↓0.012)
-
(-)
89183
(+4)
126
(+5)
31
(+3)
45
(-)
0.241
(-)
2.110
(↓0.06)
2
(-)
DeNA
27223 0.551
(↓0.012)
2.5
(-)
91176
(+1)
136
(+3)
26
(-)
28
(-)
0.238
(↓0.001)
2.340
(↓0.02)
3
(-)
巨人
28251 0.528
(↓0.01)
3.5
(-)
89165
(+3)
168
(+5)
37
(-)
24
(+1)
0.242
(↓0.001)
2.760
(↓0.05)
4
(-)
広島
25242 0.510
(↓0.011)
4.5
(-)
92156
(+1)
142
(+6)
21
(-)
15
(-)
0.240
(↓0.002)
2.490
(↓0.07)
5
(-)
中日
23282 0.451
(↓0.009)
7.5
(-)
90121
(+2)
164
(+8)
24
(+1)
28
(+1)
0.216
(↓0.002)
2.890
(↓0.11)
6
(-)
ヤクルト
14332 0.298
(↓0.006)
14.5
(-)
94122
(+2)
203
(+4)
19
(-)
16
(-)
0.220
(-)
3.600
(↓0.01)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
30212 0.588
(↑0.008)
-
(-)
90180
(+5)
141
(+4)
50
(+2)
28
(+1)
0.229
(↑0.002)
2.230
(↓0.03)
2
(-)
西武
29230 0.558
(↑0.009)
1.5
(-)
91151
(+4)
132
(+2)
24
(-)
37
(+1)
0.237
(↑0.001)
2.350
(↑0.03)
3
(-)
ORIX
26223 0.542
(↑0.01)
2.5
(-)
92178
(+6)
181
(+1)
36
(-)
25
(+1)
0.263
(↑0.002)
3.210
(↑0.04)
4
(-)
ソフトバンク
26242 0.520
(↑0.01)
3.5
(-)
91188
(+8)
161
(+2)
33
(+3)
36
(+2)
0.247
(↑0.002
2.700
(↑0.02)
5
(-)
楽天
24271 0.471
(↑0.011)
6
(-)
91140
(+3)
159
(+1)
20
(+1)
54
(-)
0.237
(↑0.001)
2.910
(↑0.04)
6
(-)
ロッテ
18310 0.367
(↑0.013)
11
(-)
94128
(+5)
175
(+3)
27
(+2)
16
(-)
0.213
(-)
3.350
(-)