1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 9 | 1 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | X | 4 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:有原 航平(3勝5敗0S) 敗戦投手:涌井 秀章(2勝2敗0S) |

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◆ソフトバンクは2回裏、山川の犠飛で先制に成功する。続く3回に柳町の適時打などで2点を加えると、4回には周東が適時打を放ち、試合を優位に進めた。投げては、先発・有原が7回無失点の力投で今季3勝目。敗れた中日は、打線が9安打で無得点とつながりを欠いた。
◆中日が交流戦初戦でソフトバンクに完敗した。借金は4となった。先発涌井秀章投手(38)が4回0/3、89球、8安打、4四球、4失点でKOされた。毎回、先頭打者を出す苦しい投球だった。勝利投手なら交流戦通算27勝で2位タイになったが、次回にお預けとなった。打線は7回1死一、二塁から村松開人内野手(24)が右越えの安打を放つが、二塁走者の高橋周平内野手(31)が三塁でストップ。一塁をオーバーランしていた村松が挟まれ、その間に高橋も飛び出すが、三本間に挟まれアウト。ソフトバンク有原から初めての連打だったが、痛い走塁ミスとなった。
◆ソフトバンクの1番周東佑京外野手(29)が打線をけん引した。今季2度目の猛打賞に加え、2四球で5打席連続出塁。「(1試合で)塁に5回も出ることはないので疲れました」とお立ち台で苦笑い。4回は4点目の右前適時打。直球を狙い打ち「思い切ってスイングすることができた」と納得の表情。昨年の交流戦は打率2割2分2厘に終わったが、今年は最高のスタートを切った。
◆ソフトバンク小久保裕紀監督(53)が4番近藤の継続を明言した。試合後に「近藤を4番でいこうと昨日自分の中で決めた。しばらくは近藤4番でオーダーを組もうと考えています」と語った。近藤は1日の楽天戦から4番に座っている。小久保政権では山川、中村に続く3人目の4番打者だ。「僕があまり動かしたくないタイプなので。(中村)晃に戻して、近藤に戻してとするよりは、(山川)穂高の復調までは近藤でいこうと」と説明した。この日は2回、先頭の4番近藤の右前打から無死満塁の絶好機が生まれ、山川の決勝犠飛につながった。近藤の前後打者は日替わりとなりそうだが、最大のポイントゲッターがどっしりと打順のど真ん中に座る。
◆ソフトバンク先発有原航平投手(32)が3勝目を挙げた。立ち上がりから制球が定まらず、3者凡退は3回の1イニングだけ。それでも7安打を許しながら7回を無失点。「常にランナーを背負いながらの苦しい投球だったが、粘り強く投げることができたと思います」。これで交流戦も通算10勝目。チームとともに「6月反攻」に向け、気持ちを新たにした。
◆中日は相手を上回る9安打を放ちながら今季12度目の完封負けで借金4となった。7回1死一、二塁で村松は右越えの大きな当たりを放ったが、二塁走者の高橋周がタッチアップ狙いで二塁に戻ったためスタートが遅れ、挟まれてアウトに。井上監督は打者走者の村松、一塁走者の板山も含め「プロ野球選手である以上、やっぱり恥ずかしい。あんなプレーしていたら勝てませんわ」と苦言を呈した。
◆中日井上一樹監督(53)が7回の走塁ミスに「プロ野球選手として恥ずかしい。あんなプレーやってたら勝てませんわ」と怒りを隠さなかった。7回1死一、二塁から村松開人内野手(24)が右越えの安打を放つが、二塁走者の高橋周平内野手(31)が三塁でストップ。一塁をオーバーランしていた村松が挟まれ、その間に高橋も飛び出すが、三塁と本塁の間に挟まれアウトとなった。「プロ野球選手である以上、今、ちょっとミーティングでも言ったんだけども、それはやっぱり恥ずかしい。『ワンアウトでしょ』っていう。1死の場面でね、二塁(走者)の高橋がタッチアップに入ろうとして、で、一塁走者板山は、それよりも、もうほんとに詰めてた。そして打った村松はもう感触的に確実にツーベースだっていうふうに思ってたんだけどね」と状況を説明。「でも、そこの中で、じゃあみんな何が確認が足らなかったか。『アウトカウント』なのか、『1死だったらハーフウエー』なのか。で、打った村松も、うーん、打感の感覚では分かるんだろうけど、『前が詰まっているよ、いないよ』っていうことが確認できていたかとか。それはそれぞれ原因があるからね」と、3人それぞれに反省すべき部分があると話した。「でも、あれは1個1個すべて説明はすれど、オレらもガキの頃から野球をやってるわけだから『あんなプレーやってたんでは、そらあ、あんた勝てませんわ』っていう話ですよっていうところの感じかな。今日は」とあきれたような表情だった。公式戦では2年に1度しか戦わないみずほペイペイドームでの試合にも「普段しょっちゅうしょっちゅうやるグラウンドで、ないとはいえ、ナゴヤドームの感覚で、いや、でも『追い方を見て』っていう」と頭を完全に越える打球だったのではと苦言を呈した。「確かにちょっと右翼手の近藤が、なんか、ちょっと捕れそうな雰囲気を醸し出すのっていうようなものは確かにうまかったんで、でも、『そこで慌てる必要ないでしょ』っていうところだった」と、相手の近藤のフェイクを褒めたが、痛い痛い走塁ミスで、ソフトバンクを上回る9安打を放ちながらの今季12度目の完封負けとなった。中日高橋周「(村松)開人にも申し訳ないし、チームにも。2度とやらないようにやっていきたい。普通にハーフウエーでやれば、なんてことないプレーだった」スコア速報
◆「日本生命セ・パ交流戦」で、ソフトバンクが3年連続白星発進だ。序盤から快音を重ねて8安打4得点。投げてはエース有原が7回無失点で本拠地での今季初勝利を挙げるなど、投打ががっちりかみあった。貯金は今季最多タイ1。19年以来6年ぶりの「交流戦優勝」に向け、幸先の良いスタートを切った。この日、長嶋茂雄氏が亡くなった。「戦後、プロ野球を国民的人気スポーツに押し上げていただいた代表的、象徴的な方。非常に残念です」と、小久保裕紀監督(53)は哀悼の意を表した。最後に会ったのは現役だった04~06年の巨人時代。プロ1年目には金言も授かった。「プロでやっていけるのか自信が持てない時に『長嶋さんはどうでしたか?』と質問をさせてもらった。長嶋さんはプロ入り前からこういうプレーをすればファンに喜んでもらえるとイメージできていたとおっしゃられた。非常に学ばせてもらった」。指揮官は常日頃から「ファンあってのプロ野球」と繰り返す。「その根底を一番、体現されていた方。そこの遺志は引き継ぎながら」と長嶋魂継承を誓う。1番周東は全5打席出塁し、4番近藤は2回の先制の口火を切る右前打。ポイントゲッター山川は2回無死満塁で決勝犠飛を放った。役者がそれぞれ仕事をやり遂げ、ファンに笑顔を届けた。小久保監督は「まずはカード勝ち越しを目指している。明日(4日)が大事になってくる」とうなずいた。【只松憲】ソフトバンク柳町(3回1死一、二塁で中前適時打など2試合連続のマルチ安打)「去年よりもいいコンタクトができていると思いますし、選球眼のところもよく(球を)見切れている」
◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が交流戦MVP争いから離脱した? この日は3安打1打点2四球で全5打席出塁。取材で「気は早いですけど、これを続ければMVPも見えてくるのでは」と質問を受けると「いやいやいや...もうどうせ近藤さんなんで。ふたを開けてみればね。もう分かってるんで。うちのチームで誰がなるかって言ったら近藤、栗原、山川の誰かなんでしょって感じでいるので。僕はもう1試合1試合いい仕事ができれば」と冗談交じりに語った。全打席出塁は、1番を打つリードオフマンとして最高の仕事だ。自身も「最高です。今日以上の仕事はないんじゃないかと思います」とうなずいた。周東は終始ご機嫌で「あとはホームラン5本打つか、ぐらいですよね。まぁそれは無理なので(笑い)。今日は満点に近いのかなと思います」と振り返った。
◆中日が、ソフトバンクを上回る9安打を放ちながら今季12度目の完封負けで借金4とした。先発涌井秀章投手(38)が5回持たずに8安打4四球4失点で今季2敗目。7回1死一、二塁での走塁ミスも響いた。
◆中日・井上一樹監督(53)が、試合前に報道陣に対応し、肺炎のため亡くなった長嶋茂雄さんとの思い出を語った。井上監督の心に大切にしまっていたのは現役時代の2003年に受賞した社会貢献活動者を表彰する「ゴールデンスピリット賞」授与式での長嶋さんとのやりとりだ。選考委員の長嶋さんが壇上でのスピーチを褒めてくれたことがうれしかったという。記念写真も撮影し「『井上君!』というふうにいろいろしゃべってくれた。すごくオーラがある方でした」としんみりと話した。「交流戦に入るが、日本球界がこうやって盛り上がってお客さんがいっぱい入ってくれるという形を毎日続けられるのは、長嶋さんが礎をしっかり作ってくれていたからと思います。今まで築き上げてくれたものを引き継ぐ僕らの役目がある。野球界をさらに盛り上げられるように精進したい」と感謝の思いを表した。
◆ソフトバンクは1日の楽天戦(楽天モバイル)から2試合連続の4番・右翼で近藤健介外野手(31)がスタメン出場する。有原航平投手(32)が交流戦の開幕マウンドを託される。小久保裕紀監督(53)は「ホークスの火曜日、週の頭に投げる一番手の投手。きょうはやってくれると期待したい」とエースを送り出す。
◆ソフトバンクの周東が4月22日のオリックス戦以来、今季2度目の1試合3安打をマークした。一、三回は中前に運び、3―0の四回は1死一、三塁で右前に適時打を放った。六、八回も四球と全5打席で出塁し「満点に近い」と喜んだ。今季は開幕から19試合連続安打をマーク。涌井との対戦では「ずっと同じやられ方をしていた」とリベンジを果たし「自分の成長が感じられた」と白い歯を見せた。快足のリードオフマンがバットでもチームをけん引した。
◆ソフトバンクが交流戦初戦を無失点勝利で飾った。今季成績を25勝24敗2分けとし、今季最多タイの貯金1とした。二回に無死満塁から山川穂高内野手(33)の中犠飛で先制。三回には柳町達外野手(28)の中前適時打と中村晃外野手(35)の中犠飛で2点を加え、四回にも周東佑京外野手(29)の右前適時打で4ー0とリードを広げた。先発・有原航平投手(32)が7回7安打無失点と好投。八回は杉山一樹投手(27)、九回は藤井皓哉投手(28)が投げてつなぎ、中日打線に得点を許さなかった。有原は今季3勝目(5敗)を挙げた。

<交流戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ソフトバンク |
1 | 0 | 0 | 1.000 | - | 17 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0.296 | 0.000 |
1 | DeNA |
1 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 17 | 6 | 3 | 1 | 1 | 0.265 | 2.000 |
1 | 広島 |
1 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 17 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0.375 | 2.000 |
1 | 阪神 |
1 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 17 | 1 | 0 | 1 | 3 | 0.188 | 0.000 |
1 | 西武 |
1 | 0 | 0 | 1.000 | 0 | 17 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0.143 | 0.000 |
6 | 楽天 |
0 | 1 | 0 | 0.000 | 1 | 17 | 3 | 6 | 0 | 0 | 0.235 | 5.000 |
6 | ヤクルト |
0 | 1 | 0 | 0.000 | 1 | 17 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0.211 | 0.000 |
6 | ORIX |
0 | 1 | 0 | 0.000 | 1 | 17 | 2 | 5 | 1 | 0 | 0.206 | 3.000 |
6 | 日本ハム |
0 | 1 | 0 | 0.000 | 1 | 17 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0.125 | 1.000 |
6 | 中日 |
0 | 1 | 0 | 0.000 | 1 | 17 | 0 | 4 | 0 | 1 | 0.265 | 4.500 |
- | 巨人 |
0 | 0 | 0 | 0.000 | 1 | 18 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.000 | 0.000 |
- | ロッテ |
0 | 0 | 0 | 0.000 | 1 | 18 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.000 | 0.000 |
<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
31 | 20 | 2 | 0.608 (↑0.008) | - (-) |
90 | 179 (+1) | 121 (-) | 28 (+1) | 45 (+3) |
0.241 (↓0.001) | 2.050 (↑0.04) |
2 (-) |
DeNA |
27 | 21 | 3 | 0.563 (↑0.01) | 2.5 (-) |
92 | 175 (+6) | 133 (+3) | 26 (+1) | 28 (+1) |
0.239 (↑0.001) | 2.320 (-) |
3 (-) |
巨人 |
28 | 24 | 1 | 0.538 (-) | 3.5 (↓0.5) |
90 | 162 (-) | 163 (-) | 37 (-) | 23 (-) |
0.243 (-) | 2.710 (-) |
4 (-) |
広島 |
25 | 23 | 2 | 0.521 (↑0.01) | 4.5 (-) |
93 | 155 (+5) | 136 (+2) | 21 (-) | 15 (-) |
0.242 (↑0.004) | 2.420 (↑0.01) |
5 (-) |
中日 |
23 | 27 | 2 | 0.460 (↓0.009) | 7.5 (↓1) |
91 | 119 (-) | 156 (+4) | 23 (-) | 27 (+1) |
0.218 (↑0.001) | 2.780 (↓0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
14 | 32 | 2 | 0.304 (↓0.007) | 14.5 (↓1) |
95 | 120 (-) | 199 (+1) | 19 (-) | 16 (+1) |
0.220 (-) | 3.590 (↑0.09) |
<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
29 | 21 | 2 | 0.580 (↓0.012) | - (-) |
91 | 175 (-) | 137 (+1) | 48 (-) | 27 (+1) |
0.227 (↓0.002) | 2.200 (↑0.02) |
2 (1↑) |
西武 |
28 | 23 | 0 | 0.549 (↑0.009) | 1.5 (↑1) |
92 | 147 (+1) | 130 (-) | 24 (-) | 36 (+1) |
0.236 (↓0.002) | 2.380 (↑0.06) |
3 (1↓) |
ORIX |
25 | 22 | 3 | 0.532 (↓0.011) | 2.5 (-) |
93 | 172 (+2) | 180 (+5) | 36 (+1) | 24 (-) |
0.261 (↓0.001) | 3.250 (↑0.01) |
4 (-) |
ソフトバンク |
25 | 24 | 2 | 0.510 (↑0.01) | 3.5 (↑1) |
92 | 180 (+4) | 159 (-) | 30 (-) | 34 (-) |
0.245 (↑0.001) | 2.720 (↑0.05) |
5 (-) |
楽天 |
23 | 27 | 1 | 0.460 (↓0.009) | 6 (-) |
92 | 137 (+3) | 158 (+6) | 19 (-) | 54 (-) |
0.236 (-) | 2.950 (↓0.04) |
6 (-) |
ロッテ |
17 | 31 | 0 | 0.354 (-) | 11 (↑0.5) |
95 | 123 (-) | 172 (-) | 25 (-) | 16 (-) |
0.213 (-) | 3.350 (-) |
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