1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
巨人 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 |
中日 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | X | 4 | 12 | 1 | 1 |
勝利投手:清水 達也(4勝0敗0S) (セーブ:松山 晋也(0勝0敗20S)) 敗戦投手:大勢(5勝1敗0S) 本塁打 |

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◆中日は1点を先制された直後の1回裏、2死から岡林のソロが飛び出し、すぐさま同点とする。そのまま迎えた8回には、カリステの適時打などで3点を挙げ、勝ち越しに成功した。投げては、2番手・清水が今季4勝目。敗れた巨人は、4番手・大勢が誤算だった。
◆巨人が1日、交流戦前最後となる中日戦に臨む。チームは現在、4カード連続でカード負け越しがなく、さらなる更新の期待がかかる。中日とは今季10試合対戦し、7勝3敗。大きく勝ち越す中、守護神のマルティネスが6セーブをマークする。その一方で3敗は、相手守護神の松山が全試合でセーブを挙げるように、このカードは接戦が多いことを物語る。この日は巨人先発は戸郷で、中日先発は松葉。好投手同士の投げ合いで僅差の展開が予想される。
◆巨人エリエ・ヘルナンデス外野手(30)が「5番中堅」でスタメンに名を連ねた。代わって丸佳浩外野手(36)が外れた。また、リチャード内野手(25)が「8番三塁」で出場する。5月18日中日戦(東京ドーム)では5回に代打で登場すると、松葉から一時逆転となる3ランを放った。先発マウンドには戸郷翔征投手(25)が上がる。前回登板の5月25日ヤクルト戦(東京ドーム)では6回7安打2失点(自責1)で今季初勝利。登板前日はキャッチボールなどで調整し「この1週間は(前回)1個勝ったので全然気持ちも違いましたし。これからはチームのために連勝を伸ばしていければ一番ですし、多く貯金をつくれれば」と意気込んでいた。
◆巨人戸郷翔征投手(25)が6回途中1失点で降板した。最速は150キロ。9安打を浴びながらも要所を締める投球で試合をつくった。「捕手の要求通りの僕がいくところっていうのはできたと思います。ピンチでのボールはすごく良いものがたくさんあった。それまでの段階のボールをもうちょっと意識しながらって事が1番」と課題を見定めた。2度の満塁危機を乗り切った。1回は2死から3番岡林に右翼席に飛び込む本塁打を浴びると、続くカリステ、ボスラーにも連打を浴びた。一、三塁となったところで杉内投手チーフコーチがマウンドへ。間を取った戸郷は、6番石川昂に四球を与えて塁が埋まった所で、村松を一ゴロに打ち取って最少失点で切り抜けた。4回には1死満塁のピンチを招くも、2番板山を空振り三振、3番岡林を中飛に抑えた。登板最終回の6回は、先頭の村松に左翼へのポテンヒットで出塁を許すと、1死から松葉に犠打を決められ2死二塁。ここで阿部慎之助監督(46)から交代を告げられた。2番手としてマウンドに上がった中川皓太投手(31)が代打・ブライトを空振り三振に仕留めた。戸郷は前回登板の5月25日ヤクルト戦(東京ドーム)で6回7安打2失点(自責1)で今季初勝利を挙げた。2連勝といきたかったが「チームにも良い流れで渡せなかったので申し訳ない。次またしっかり頑張りたい」と次戦へ向かう。
◆中日が巨人に連勝し今季初めて2カード連続で勝ち越した。同点の8回2死満塁、4番オルランド・カリステ内野手(33)の打席の1ボール2ストライクからの4球目に巨人大勢の暴投で勝ち越し。なおも二、三塁からカリステが中前へ2点適時打を放ち、大勢をKOした。初回に1点先制されたが、その裏に岡林勇希外野手(23)が2年ぶりの本塁打となる1号ソロで同点に追いついた。先発の松葉貴大投手(34)は7回、101球で3安打1失点と好投した。「状態は良かったと思います。石伊との初めてのバッテリーでしたが、ゲーム中も会話をして、しっかりゲームを作れてよかったです」と初コンビのドラフト4位石伊雄太捕手(24)のリードをほめた。チームは借金3で交流戦に入る。
◆巨人が中日に2連敗を喫し、交流戦前最後の3連戦は4カードぶりの負け越しに沈んだ。同点の8回に登板した大勢投手(25)が2死満塁からまさかのワイルドピッチで決勝点を献上した。さらに、カリステに2点適時打を浴びてて今季初黒星。チームは28勝24敗で貯金4となり、DeNAに2位の座を譲る3位に転落した。阿部慎之助監督(46)は「一生懸命やったからしょうがない。その前に点取れなかったんだから」と勝負を分けた8回を振り返った。先発戸郷翔征投手(25)は9安打を浴びながらも、6回途中1失点と試合をつくった。1点を先制してもらった直後の1点。2死から3番岡林に右翼席に飛び込む本塁打を浴び「先制してもらったあとすぐにホームランを打たれてしまった事が大きな反省点です」と振り返った。それでも、2回以降は要所を締めて得点を与えず。6回2死一、二塁のピンチを招いたところで降板となったが、指揮官も「なんとか粘って。頑張ってくれた。次につながる」と期待した。打線は1回に1死二塁から泉口友汰内野手(26)が右中間を破る二塁打を放ち、幸先よく先制に成功した。だが、2回以降は中日投手陣の前に沈黙し、得点を奪うことができなかった。同監督は「僅差のゲームずっと続いてる。投手もしんどい時期に来ると思う。そこをなんとか野手が奮起しないとダメなんじゃないかな。そこだけだと思いますよ」と見定めた。
◆中日が巨人に連勝し今季初めて2カード連続で勝ち越した。同点の8回2死満塁、4番オルランド・カリステ内野手(33)の打席の1ボール2ストライクからの4球目に巨人大勢の暴投で勝ち越し。なおも二、三塁からカリステが中前へ2点適時打を放ちた。井上一樹監督(53)は「大きかった。何が起こるか分からない中で、あそこで打つ、打たないではまた展開も変わってきた。もちろん(暴投で)いただいた1点も大きかったですけど、オルランドの中前適時打は大きかった」と追加点の1打をほめた。7回無死一塁では、井上監督は4番カリステに送りバントを命じたが決めきれず、結局見逃し三振。「(送りバントの)指示をしましたよ。1点取りたかったのでね。でもダメだこりゃと思って、『打て』に切り替えた。その後、取り返すチャンスじゃないけども打ってくれたんで。『それでおじゃんじゃねえぞ』ってことは、今からロッカー帰ってから怒っておきますよ。それで『やったぜみたいな顔すんな。ちゃんと仕事はしろよ!』って。そういう細かいところができないと、交流戦ではなかなか厳しいので」と、ヒーローになった助っ人にも、バント失敗はしっかり反省を促す。
◆中日松山晋也投手(24)が9回を無失点で締め20セーブ目を挙げた。チーム51試合目での20セーブ到達は5月30日の巨人マルティネスに並ぶ史上最速タイ。ただマルティネスはチーム28勝のうち20セーブ、松山は23勝のうち20セーブと依存率が高い。井上一樹監督(53)は「これも常々言っていますけども、松山を出さずに勝つというのが一番いいんですけどね。あいつは意気に感じて『何連投でもしますよ』ぐらいの感じで投げるので助かってはいますけどね。ただ20セーブを挙げるには早すぎるかなと思いますけどね。でもこちらの心配材料は、登板過多となって...と、いうところは目を光らせたい」と、頼り切っている現状に感謝した。松山の抑えとしての資質を問われると「『負けん気の強さ』と『俺しかおらんやろ! 』という。それから『ナヨっとしない』というところでしょうね。あと『目力』でしょう」と、あの大きな目を見開いて投げる姿をあげた。
◆巨人大勢投手(25)が挽回を誓った。同点の8回から登板。安打と2四球で2死満塁のピンチを招くと、暴投の間に決勝点を献上した。さらにカリステに中前への2点適時打を許し今季初黒星。「悔しい投球なんですけど、(3日から)交流戦も始まりますし、まだまだ試合はあるので。しっかり反省して、これからはもっとチームの勝利に貢献できるようなピッチングができるように」と前を向いた。
◆中日が同点の8回に巨人大勢から3点を奪い連勝した。2カード連続勝ち越しは今季初。借金3で交流戦へ入る。
◆巨人戸郷翔征投手(25)が6回途中9安打1失点の粘投も、今季2勝目はならなかった。初回2死から岡林に右翼への同点本塁打を浴び「いいところにいったボールではありましたけど、それを打たれるということは球威だったり、質が悪いんだろうなと」と分析。追加点こそ許さなかったが、5回以外は毎回安打を浴びるなど苦しい投球で「あれだけヒットを打たれればしんどいですし、チームにもいい流れを渡せなかった」と反省した。
◆巨人は5位中日に痛恨の2連敗。5カードぶりの負け越しで、DeNAと入れ替わり3位に転落した。1-1の八回に登板した大勢が、暴投で決勝点を献上するなど3失点で途中降板。阿部慎之助監督(46)は「その前にちゃんと点を取れないっていう、それの方がもっと原因があると思う。僅差のゲームがずっと続いているし、投手もやっぱりもうしんどい時期に来ると思う。そこをなんとか野手が奮起しないとダメなんじゃないかなって。そこだけだと思います」と4安打1得点の打線に言及した。
◆中日は0―1の一回に岡林の2季ぶり本塁打となるソロで追い付き、八回に暴投とカリステの2点適時打で3得点した。清水が4勝目、松山がリーグトップに並ぶ20セーブ目を挙げた。巨人は打線が振るわず3位に転落した。
◆巨人先発の戸郷翔征投手(25)は六回途中1失点で勝敗付かず(2勝目ならず)。一回に岡林に同点ソロを許したが、9安打を浴びながらもピンチで粘り、追加点は与えなかった。それでもチームを勝利に導けず「粘れた点は良かったが、あれだけ安打を打たれればしんどいし、チームにもいい流れを渡せなかった。次に向けて反省が残った試合」と悔しそうに振り返った。
◆巨人は中日に2連敗。5カードぶりの負け越しで3位に後退した。1-1の八回に4番手で登板した大勢投手(25)が、暴投で決勝点を献上するなど3失点で今季初黒星。「悔しい投球。チームに迷惑をかけている」と肩を落とした。今季はセットアッパーとして23試合に投げ5勝、16ホールド。「最近はピンチをつくることも多い」と感じていたほころびが結果に出た。杉内投手チーフコーチは「本来の投球じゃない。フォークがなかなかゾーン内に決まらないから、真っ直ぐ一本になっている」と指摘。右腕は「しっかり反省して、チームの勝利に貢献できる投球をやらないといけない」と雪辱を誓った。阿部監督は「その前にちゃんと点を取れない方がもっと原因がある。僅差の試合が続き、投手もしんどい時期にきている。何とか野手が奮起しないと駄目」と4安打1得点の打線に苦言を呈した。3日からは、昨季8勝9敗1分けで負け越した交流戦に突入。主砲の岡本を故障離脱で欠く中、総力戦でパ・リーグの猛者たちに挑む。(浜浦日向)

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
30 | 20 | 2 | 0.600 (↑0.008) | - (-) |
91 | 178 (+8) | 121 (-) | 27 (+2) | 42 (-) |
0.242 (-) | 2.090 (↑0.04) |
2 (1↑) |
DeNA |
26 | 21 | 3 | 0.553 (↑0.01) | 2.5 (-) |
93 | 169 (+3) | 130 (+2) | 25 (+1) | 27 (-) |
0.238 (↓0.001) | 2.320 (↑0.01) |
3 (1↓) |
巨人 |
28 | 24 | 1 | 0.538 (↓0.011) | 3 (↓1) |
90 | 162 (+1) | 163 (+4) | 37 (-) | 23 (-) |
0.243 (↓0.002) | 2.710 (↓0.03) |
4 (-) |
広島 |
24 | 23 | 2 | 0.511 (↓0.011) | 4.5 (↓1) |
94 | 150 (-) | 134 (+8) | 21 (-) | 15 (-) |
0.238 (↓0.003) | 2.430 (↓0.12) |
5 (-) |
中日 |
23 | 26 | 2 | 0.469 (↑0.011) | 6.5 (-) |
92 | 119 (+4) | 152 (+1) | 23 (+1) | 26 (-) |
0.217 (↑0.004) | 2.750 (↑0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
14 | 31 | 2 | 0.311 (↓0.007) | 13.5 (↓1) |
96 | 120 (+2) | 198 (+3) | 19 (+1) | 15 (-) |
0.220 (↓0.001) | 3.680 (-) |
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