1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
西武 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 11 | 1 | 0 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1X | 3 | 9 | 0 | 1 |
勝利投手:古田島 成龍(2勝1敗0S) 敗戦投手:山田 陽翔(1勝1敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスがサヨナラ勝利。オリックスは0-0で迎えた5回裏、西川の適時二塁打で2点を先制する。その後同点とされるも、延長11回に野口がソロを放ち、試合を決めた。投げては、6番手・古田島が今季2勝目。敗れた西武は、5番手・山田が痛恨の一発を浴びた。
◆オリックスは「『神戸シリーズ2025~がんばろうKOBE30th~』supported by THE KOBE CRUISE」としてブルーウェーブ時代の95年復刻ユニホームを着用し、ほっともっと神戸で西武戦を行う。95年の阪神・淡路大震災から30年のシーズン。この日はOBの星野伸之氏(59)が来場し、試合前にはトークショーとメモリアルピッチ行う。球場内では写真展「忘れない1995」も開催。星野氏は当時について「当然ファンがあってのプロ野球だと思うんですけど、あの年ほど感じたことはない。被災された方が盛り上がってくれるからこそ、頑張んなきゃというのがあった」と振り返った。
◆オリックスOBのイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)がサプライズでビデオメッセージに登場した。この日は「『神戸シリーズ2025~がんばろうKOBE30th~』supported by THE KOBE CRUISE」の初日。阪神・淡路大震災から30年のシーズンで、ナインはブルーウェーブ時代の95年復刻ユニホームを着用した。試合前の大型ビジョンにサプライズでイチロー氏が映し出されると、どよめきが起きた。
◆西武外崎修汰内野手(31)が意地の同点打を打った。2点を追う7回2死満塁で代打で登場。オリックス宮城にカウント2-2と追い込まれながら、内角寄り150キロ直球をしっかりはじき返し、遊撃手の頭を越した。同点2点適時打に、一塁上で右手を突き上げた。今季から三塁手にコンバートした外崎は、今季ここまで7失策。27日の楽天戦(前橋)でも逆転負けにつながる落球を喫するなど、苦しんでいた。この日の試合前には鳥越裕介ヘッドコーチ(53)がマンツーマンで足運びなどを指導。外崎も鳥越ヘッドの呼びかけに対し「大丈夫です!! 元気です!!」と叫ぶなど、閉塞(へいそく)感打破に燃えている中での一打になった。
◆2位オリックスは今季5度目のサヨナラ勝ちで、3位西武とのゲーム差を1に広げた。2-2同点の11回、野口智哉内野手(25)が西武5番手山田から左越えに劇的なソロを放った。サヨナラ打はプロ4年目で初めて。ヒーローインタビューで「最高です! 試合に出た時は期待に応えたいという思いでやっています」と胸を張った。打線は0-0の5回。2死から2者連続四球で一、二塁とし、2番西川龍馬外野手(30)が西武今井の2球目、高めのスライダーを左中間へ2点適時打を放った。2点の援護をもらった先発の宮城大弥投手(23)は6回まで4安打無失点、8奪三振の快投。90キロ台のスローカーブから150キロ超えの直球まで緩急を自在に操った。だが、7回に突如つかまった。セデーニョと古賀悠に連打を浴び、四球で2死満塁。代打外崎に中前に2点適時打を許し、同点とされた。8回からはルイス・ペルドモ投手(32)、9回アンドレス・マチャド投手(32)と無失点でつなぎ、延長戦に持ち込んだ。この日は「神戸シリーズ2025~がんばろうKOBE30th~」の初戦。95年の阪神・淡路大震災から30年のシーズンで、ナインはブルーウェーブ時代の95年復刻ユニホームを着用した。試合前にはイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)のビデオメッセージも放映され、5回終了後には花火も打ち上げられた。神戸の夜空を、劇的な勝利で飾った。
◆西武が延長戦の末にサヨナラ負けし、連敗で貯金は「3」となった。2-2の延長11回2死、山田陽翔投手(21)がオリックス野口にサヨナラ本塁打を打たれた。プロ3年目の山田は今季、1軍デビュー戦から15試合連続で無失点を続けてきたものの、初失点となった。この日は今井達也投手(27)とオリックス宮城のハイレベルな投げ合いに。今井が5回に連続四球でピンチを作り、オリックス西川に先制2点適時二塁打を許した。苦しい展開にも7回、代打で登場した外崎修汰内野手(31)の2点適時打で同点に追いついていた。延長10回表には1死一、三塁の、延長11回表には2死満塁の勝ち越しチャンスをそれぞれ作ったものの、後続が凡退した。
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◆西武今井達也投手(27)がオリックス宮城大弥投手(23)とパ最高峰の投手戦を繰り広げた。試合前時点で防御率はリーグ1位の0・65。宮城も1・86。「チーム全体で楽しくやっているし、先頭に立ってもっと引っ張っていきたい」と意気込みオリックス打線に挑んだ。宮城に呼応するように、今井もピンチで最速157キロまでギアを上げる。5回に連続四球を機に2失点。「先制点を与えたくない気持ちから厳しいコースに投げようとして、結果的に四球になってしまいました。もっと大胆に行きたかった」と悔やんだが、7回121球を投げ抜いた。これまでは今井が土曜、すでに6勝の隅田が日曜で週末最強ローテを組んだが、隅田は交流戦から火曜の先発へ。西口監督は「今井はずっと土曜。それだけの投手という信頼があるからこそ今井は変えない」と言う。そのエースに白星を付けられずの延長11回サヨナラ負けは痛い。
◆2位オリックスは今季5度目のサヨナラ勝ちで、3位西武とのゲーム差を1に広げた。2-2同点の11回、野口智哉内野手(25)が西武5番手山田から左越えに劇的な今季第1号となるソロを放った。オリックスが31日の西武10回戦(ほっともっと神戸)で出場した野手9人全員が三振を記録。全員三振は22年4月17日の日本ハム以来23度目で、オリックスでは14年9月19日以来4度目。全員三振を喫した試合で勝利は前記22年日本ハム以来5度目だが、サヨナラ勝ちしたのは今回のオリックスが初めて。
◆敗れはしたものの、西武の外崎修汰内野手(31)が意地を見せた。スタメンを外れたこの日、7回2死満塁で代打で登場。「チャンスだったので集中して行きました」。オリックス宮城に2-2とされたものの、5球目を見事にショートの頭を越すライナーに。左前打で2人の走者が生還し、同点適時打。「うまいこと打てましたね」。一塁上で右手を突き上げた。延長10回には先頭で打席に立ち、セーフティーバントを2度敢行(いずれも三塁側へのファウルに)。「延長で先頭出たらけっこうチャンスになると思ったので。サードもそこまで前にいなくてあんまり警戒してないのかなって」。持ち前の強打ではなく、泥くさいプレーで出塁を目指し、結果的に安打にもなった。三塁にコンバートした今季、チーム最多の7失策をしている。27日の楽天戦(前橋)でも外崎の落球が逆転負けにつながった。この日も鳥越ヘッドコーチとマンツーマンで足の動きに取り組んでいた。チームを引っ張らなければいけない中堅の立場として悔しさにあふれる。「必死には常にやってますけど、今までやってる必死よりも、もっともっと必死に、チームが勝つためにいろいろ自分の役割を考えてやっていかないと」まずは打撃面でこの夜、それが結果に出た。「結果にもつながって、もっともっと必死にと考える、いいきっかけになったと思います」と前を向いた。【金子真仁】
◆2位オリックスは今季5度目のサヨナラ勝ちで、3位西武とのゲーム差を1に広げた。2-2同点の11回、野口智哉内野手(25)が西武5番手山田から左越えに劇的なソロを放った。自身初となるサヨナラ本塁打。野口はお立ち台で喜びを語った。-今シーズン第1号、自身初となるサヨナラ本塁打「いやもう最高っす」-延長11回2死走者なしの場面だった「まあ、前の打席のチャンスで打てなかったんで、ほんとなんとか取り返そうと思って。はい、打席入りました」-本塁打狙い「いや、狙っては...」-打球はスタンドへ飛び込んだ「まあ本当に落ちるボールやったと思うんですけど、まあうまく拾えたんで、長打にはなるかなと思いながら走ってました」-今季はサヨナラ勝ちが多い「そうですね。やっぱみんな勝負強いんで。はい。そういうところがサヨナラ勝ちが多い要因やと思います」-チームの打撃陣の力をどう感じている「そうですね。本当に刺激もらってます」-5回終了時には神戸の夜空に花火が上がった。ご覧になっていた?「いや、試合集中してたんで見てないっす」-野口選手自身が大きな花火を打ち上げてくれた「はい、最高です」-今日は3万4000人を超える観客が来場。95年当時のオリックスブルーウェーブのユニホームについては?「いや、逆にどうっすか?」-皆さん、似合っていますよね?「あ、ありがとうございます」-ファンにメッセージを「なかなか出番が少なくて悔しいこともあるんですけど、出た時はもう皆さんの期待に応えたいという思いで練習してるんで、はい。また熱い応援よろしくお願いします」
◆95年のリーグ優勝に貢献したOBのイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)がサプライズでビデオメッセージを寄せた。試合前の大型ビジョンに登場。「今でも神戸は特別な場所です。(震災を)体験していない世代に伝えていくのは極めて難しいことですが、我々がやっていかなくてはいけない使命です」と力を込めた。西川の打席ではイチロー氏のオリックス時代の応援歌が流れた。OBの176勝左腕、星野伸之氏(59)がメモリアルピッチを行い「(95年は)被災された方が盛り上がってくれて、頑張らないとという思いがあった」と振り返った。
◆白球が高々と上がると、神戸のオリ党は総立ちとなった。延長11回2死。オリックス野口智哉内野手(25)が、プロデビューからの15試合連続無失点だった西武山田の2球目、外角への137キロ変化球を捉えた。打球はぐんぐん伸び、左翼席へ飛び込んだ。今季1号は、プロ4年目で初のサヨナラ打。お立ち台では「最高です」と満面の笑みを浮かべた野口は、大歓声を耳にしながら、かみしめた。「声援で入ったのかなと思いました。僕が神戸の方々に声援をもらった立場」阪神・淡路大震災から「がんばろうKOBE」を合言葉に、優勝まで突き進んだ95年から30年。今季初めての神戸での一戦で、ブルーウェーブ時代の復刻ユニホームを着用した。袖に当時と同じ「がんばろうKOBE」のロゴを装着。5回終了後には花火が打ち上げられ、7回の攻撃前にはブルーウェーブのイメージソング「リトル・ネプチューン」も復活した。負けられない一戦での劇的勝利に、岸田監督は「ブルーウェーブのユニホームを着させてもらって。楽しみにしている方がいっぱいいる中で、こういう勝ち方ができてよかった」とたたえた。野口にとって、この球場は関大時代の21年に本塁打を放った思い入れのある球場だった。「大学時代の何倍も緊張するんですけど、懐かしい」。試合中の花火は「試合に集中してたんで見てないっす」と苦笑いしたバファローズジュニア出身の生粋のオリ戦士が、伝説のユニホームをまとい、神戸の夜空を劇的アーチで彩った。【村松万里子】
◆オリックスOBでサンケイスポーツ専属評論家を務める星野伸之氏(59)が試合前のメモリアルイベントに出演した。神戸で主催される西武2連戦は「『神戸シリーズ2025~がんばろうKOBE 30th~』 supported by THE KOBE CRUISE」として開催。今年は阪神淡路大震災から30年の節目。球場内では1995年当時の写真展示も行われ、星野氏は震災発生当時は四国で自主トレ中で「家族の命がまず大事だった。ほとんど練習はしていなくて、どうやって(シーズンに向けて)体を作っていったのかもあまり覚えていない」と振り返った。自宅の食器棚が倒れるなど被害もあったなかで、シーズンを戦い、チームは「オリックス」と名称が変わってから初めてリーグ優勝を果たした。「ファンがあってのプロ野球。あの年ほど(ファンの存在の大きさを)感じたことはない。神戸のファンの方が盛り上がってくれたからこそ、頑張んなきゃというの(思い)があった」としみじみと語った。星野氏は球場前のステージでトークショーにも出演。試合開始直前にはメモリアルピッチ(特別始球式)にも登場する。
◆オリックスは今季初の神戸での試合でブルーウェーブ時代の復刻ユニホームを着用した。阪神大震災から30年を迎え、袖に「がんばろうKOBE」のロゴ。始球式に登場したOBの星野伸之さんは、復興のシンボルとなった1995年のリーグ優勝を「被災された方が盛り上がってくれて、頑張らないとという思いがあった」と話した。球場では95年当時の状況を伝える写真展示「忘れない1995」が開催された。試合前はイチローさんがメッセージ動画を寄せ「今のオリックスファンにも当時の熱い思いが伝わり、神戸を支えてくれるとうれしい」と願った。
◆オリックス・西川龍馬外野手(30)が難敵から先制打を放った。「シンプルに来たボールに対して打つことを考えていましたし、いいところに打球が飛んでくれました。(宮城)大弥に援護点を取ることができてよかったです!」五回、2死から連続四球で一、二塁。ここで打席に立つと、試合前時点で防御率リーグトップの0・65を誇る今井から高めのスライダーを左中間にはじき返して2点を奪った。今季69回を投げて5失点(試合前時点)しかしていない相手エースから得点を挙げ、チームを勢いづけた。
◆オリックスは今季5度目のサヨナラ勝利で2位の座を守った。延長十一回に野口がプロ初のサヨナラ弾で今季初の神戸での主催試合を勝利で飾った。打線は五回に西川が先発の今井から先制の2点打を放ったが、六回以降は追加点を奪えなかった。先発の宮城は七回2死満塁で代打・外崎に同点打を浴びて7回2失点で降板。2-2で迎えた九回に安打と犠打で2死二塁の好機で空振り三振に倒れた野口が十一回2死走者なしから、野口が左翼に運び決着をつけた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
28 | 20 | 2 | 0.583 (↑0.009) | - (-) |
93 | 174 (+4) | 136 (+3) | 47 (-) | 26 (+1) |
0.230 (↑0.001) | 2.260 (↑0.03) |
2 (-) |
ORIX |
25 | 20 | 3 | 0.556 (↑0.011) | 1.5 (-) |
95 | 168 (+3) | 172 (+2) | 34 (+1) | 24 (+1) |
0.264 (↓0.001) | 3.290 (↑0.04) |
3 (-) |
西武 |
26 | 23 | 0 | 0.531 (↓0.011) | 2.5 (↓1) |
94 | 143 (+2) | 128 (+3) | 23 (-) | 34 (+1) |
0.240 (↑0.001) | 2.450 (-) |
4 (-) |
ソフトバンク |
24 | 23 | 2 | 0.511 (-) | 3.5 (↓0.5) |
94 | 176 (-) | 156 (-) | 30 (-) | 34 (-) |
0.245 (-) | 2.760 (-) |
5 (-) |
楽天 |
22 | 26 | 1 | 0.458 (-) | 6 (↓0.5) |
94 | 131 (-) | 152 (-) | 19 (-) | 53 (-) |
0.236 (-) | 2.970 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
17 | 30 | 0 | 0.362 (↓0.008) | 10.5 (↓1) |
96 | 123 (+3) | 171 (+4) | 25 (-) | 16 (-) |
0.213 (↓0.001) | 3.400 (↓0.02) |
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