◆楽天荘司康誠投手（24）が2連勝を狙う。悪天候が予想されるが、31日ソフトバンク戦（楽天モバイルパーク）で先発予定。前回登板の24日日本ハム戦は6回5安打1失点で約1年ぶりの勝利を挙げた。「1年間、ローテーションを守ってやることの方が大事なんで、結構すぐに切り替えて次のことを考えてました」。白星の余韻に浸ることなく、次戦を見据えた。昨年9月の右肘手術を経て復活の1勝を飾った一戦は、浅村の通算2000安打達成試合でもあった。「逆に、なんか僕の試合で達成してくれた方がいいなって思ってたんで。投げる前は（笑い）。始まったらちょっとやばいなと思ったんですけど、花を添えられたんで良かったですね」と振り返った。この1週間はカーブの精度を意識し調整してきた。「前回、バランスはすごくよく投げられたんで、もう少しカーブをね、効果的に使ったらもっと楽になるだろうなとは思ってたんで、カーブをしっかり確認というか、なるべく精度高く安定して投げられるようにっていうのは意識してました」。150キロ台を連発する直球とのコンビネーションでソフトバンク打線をねじ伏せる。【山田愛斗】

◆楽天－ソフトバンク11回戦は雨天中止となった。5月は3度目の中止で、今月の戦績は9勝13敗1分けで終えた。先発予定だった荘司康誠投手（24）はスライド登板せず、6月1日の同戦は藤井聖投手（28）がマウンドに上がる。また、前日30日の同戦で5回1失点だった岸孝之投手（40）と中継ぎの津留崎大成投手（27）が出場選手登録を抹消された。

◆ソフトバンク松本晴投手（24）が、6月1日の敵地楽天戦で今季2度目の先発マウンドに上がる。31日の同戦は雨天中止。先発予定だった上沢直之投手（31）はスライド登板せず、当初の予定通りに出番が回ってきた左腕は「ばっちりです。自分のパフォーマンスを出したいと思います」と力を込めた。松本晴は開幕を中継ぎでスタートさせ、12試合で計16回1／3を無失点の好投。21日の敵地、日本ハム戦では先発転向し、5回を投げ1失点の安定感を見せていた。「今回はそれよりも長くっていうのはもちろんあります。しっかりとゾーン内に攻めてテンポ良くやっていきたい」と意気込んだ。

◆5月31日の楽天－ソフトバンク戦は雨天中止。ソフトバンクの天候で中止となった翌試合結果を調べると、23年は5戦5勝と無敗を誇るも、最近2年は24年5月14日楽天戦●1－4、25年4月15日楽天戦●1－2、同年5月25日オリックス戦●5－13と3戦3敗。24年の小久保監督就任後は中止の翌試合で勝利したことが一度もないが、今日は勝てるか。

◆ソフトバンクの今宮が約1カ月ぶりに戦列に戻る。当初予定していたこの日の復帰戦は雨で流れたが、室内練習場で体を動かし「しっかり仕事ができるように」と6月1日の楽天戦に向けて明るく話した。4月30日に右肘付近に投球を受け、けがで離脱していた。チームはここまで34失策と守備のほころびが目立つ。昨季ベストナインに選ばれた33歳のベテラン遊撃手は「野球においてディフェンスの軸はすごく大事。防げたミスは何個かあったので、周りに声をかけながら締められるように」と自身の役割を強調した。