日本ハム(☆4対1★)ロッテ =リーグ戦8回戦(2025.05.30)・エスコンフィールド北海道=
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ロッテ
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日本ハム
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勝利投手:達 孝太(2勝0敗0S)
(セーブ:田中 正義(0勝1敗9S))
敗戦投手:小島 和哉(2勝4敗0S)

本塁打
【ロッテ】山本 大斗(3号・8回表ソロ)
【日本ハム】レイエス(10号・6回裏2ラン),万波 中正(10号・8回裏ソロ)

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◆日本ハムは0-0で迎えた5回裏、無死二塁から清宮幸が適時打を放ち、先制に成功する。続く6回には、レイエスの2ランが飛び出し、リードを広げた。投げては、先発・達が7回途中無失点8奪三振の好投で今季2勝目。敗れたロッテは、打線が振るわなかった。

◆日本ハム伊藤大海投手(27)がトルピードバット(魚雷バット)で4本の柵越えを放った。試合前練習で交流戦へ向けた打撃練習を敢行。打撃にも定評があるエース右腕は左打ち。バントもしっかり練習しながら24スイングし、右翼方向へホームランを4本放った。「楽しいです...」と話しながらも「年々、振れなくなってきています、バットが...」と苦笑い。理由は「目で見たものと自分がスイングをかけたのに、全然ギャップがありすぎる」とのことだった。そんな打撃勘を補ってくれるかもしれないのが、今季話題となっているトルピードバット。「今日は魚雷でしか、打ってないです。魚雷が出たタイミングで発注をかけていました」と、ちゃっかり準備していたニューアイテムで、柵越えを連発していた。魚雷バットの印象は「魚雷、いいです(笑い)。なんか僕らのスイングレベル、ピッチャーのような振れないバッターが、ボール見えてから振ってもまだ間に合うぐらいの感じ」と好感触だった。試そうと思ったきっかけは「もしかしたら僕らみたいに(ボールが)速すぎて追いつけなくてファウルになっちゃう(打者なら魚雷バットの方が)もしかしたら合うかな、みたいな感じで試してみたら良さそうだった。速い球を打ってないから分からないですけど」と6月3日から始まる交流戦でも使用を示唆した。それでも、今季の打撃の目標は「まだバントを決めたことない。バントをしっかり一発で決めたい」と自らに求められている役割を理解して回答。バントも魚雷バットを使用するかとの問いには「なんか、ネクスト(バッターズ・サークル)にマスコット(バット)を含めてバットを2本持っていけるらしくて。マスコットを外してもらって、魚雷と普通のバットを持っていこうかなと(笑い)。ランナーがいたら、普通のバットで(笑い)」と想定していた。ちなみに伊藤の他に古林睿煬、細野、金村も打撃練習を行った。台湾時代にほぼ打撃の経験がない古林睿煬はバスター打法で鋭い打球を連発。高校通算8本塁打の金村は柵越えこそなかったが、大きな当たりを連発。細野は柵越えを放つなど、パワーのある打撃を披露した。

◆乃木坂46の金川紗耶(23)、小川彩(17)、長嶋凛桜(18)がファーストピッチに登場した。それぞれ上半身はユニホームを着用し、ミニスカート姿でグラウンドへ。札幌ドーム時代にもファーストピッチの経験がある金川は、メンバー2人に「気持ちも球も奥のほうに投げましょう」とアドバイス。長嶋は「練習した成果が出せたら。ノーバン目指して頑張ります」と意気込んで臨んだ。3人同時に投球すると、ボールはバックネットまで飛んでいったり、コロコロ転がったり...それぞれが"大暴投"。小川は「自分の球が...どう投げたか理解できてない。少し力みすぎてしまった」と悔しがった。金川は「このような機会をいただき本当にありがとうございます。7月に北海道でライブを開催させていただきます。ぜひ足を運んでくれたらうれしいです」とPRしていた。試合中には「きつねダンス」を披露する予定となっている。

◆乃木坂46の金川紗耶(23)、小川彩(17)、長嶋凛桜(18)が「きつねダンス」を披露した。2回表終了時に、きつね耳としっぽをつけてファイターズガールとともに登場。振り付けも完璧でスタンドに笑顔を振りまいた。SNS上では「乃木坂きつねダンス破壊力ヤバっ!」、「きつねダンスでメッチャ可愛い子いたなと思ったら乃木坂らしく。そりゃ可愛いわ!」、「きつねダンスのあーや、めっちゃ可愛い めっちゃ小柄で、まさに小動物」などと盛り上がった。

◆日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が、リーグ最速で10号に到達した。自身は来日から2年連続の2桁本塁打。1点リードの6回1死一塁で、ロッテ小島の直球を中堅スタンドまで運んだ。「すごく集中していた打席でした。小島投手は良いピッチャーで今日は苦戦していましたが、今までの対戦でボールはよく見えていた。大事な場面で大きな仕事をすることができてよかったです」と振り返った。来日1年目の昨季は出場63試合目となった8月12日西武戦(エスコンフィールド)で10号に到達したが、今季は出場45試合目での到達となった。ちなみに昨年同時期はファームで再調整中で2本塁打にとどまっていた。今季は3、4月で3本塁打を放ち、5月は7本目。快調に本塁打数を積み重ねている。

◆とらえた瞬間の衝撃音??レイエスがアーチストらしく10号ホームランそして歓喜のドラミング?プロ野球 (2025/5/30)??日本ハム×ロッテ??Live on DAZN #オレをみろ#lovefighters pic.twitter.com/SEg6BJjIvG

◆日本ハム万波中正外野手(25)が、10日楽天戦(エスコンフィールド)以来、出場14試合ぶりの本塁打を放ち、4年連続2桁本塁打に到達した。出場13試合のブランクは今季最長。22年に出場47試合目の6月3日阪神戦(甲子園)で、初めて10号に到達。23年は同49試合目の5月30日ヤクルト戦(エスコンフィールド)、24年は同77試合目の7月12日ソフトバンク戦(同)で10本塁打に到達しており、同48試合目での到達は自身2番目の速さでの到達となる。

◆ロッテは少ないチャンスをものにできず、借金は「12」にふくらんだ。6回先頭、日本ハム先発の達から山本大斗外野手(22)が左翼フェンス直撃の二塁打を放ち無死二塁。だが、後続の友杉篤輝内野手(24)が犠打を決められず、空振り三振。藤原恭大外野手(25)も空振り三振、藤岡裕大内野手(31)は一ゴロと、チャンスをつぶした。7回にも2死一、三塁のチャンスをつくったが、今季初スタメンの愛斗外野手(28)が空振り三振に倒れた。8回に山本が3号ソロを放って完封負けを免れるのが精いっぱいだった。先発の小島和哉投手(28)は84球を投げ6回3失点と粘りの投球を見せた。5回に無死二塁から清宮幸の中前適時打で先制を許したが、その後は好守備に、も助けられて併殺にし、最少失点でしのいだ。だが、6回にレイエスに10号2ランを浴び、突き放された。

◆日本ハムが交流戦前最後のカードとなるロッテ3連戦初戦を取った。先発の達孝太投手(21)が自己最多114球を投げ、6回2/3を5安打無失点で今季2勝目。「何とか無失点で終えられてよかったです。攻撃陣が先制してくれて、楽に投げられました。ただ変化球が思ったところに決まらなかったので、しっかりコントロールできるように、次に向けて準備していきます」と振り返った。打線は5回に清宮幸太郎内野手(26)の中前適時打で先制すると、さらに6回1死一塁でフランミル・レイエス外野手(29)が、リーグ最速となる10号本塁打を中堅スタンドへ。「すごく集中していた打席でした。小島投手は良いピッチャーで今日は苦戦していましたが、今までの対戦でボールはよく見えていた。大事な場面で大きな仕事をすることができてよかったです」。8回には万波中正外野手(25)も4年連続2桁本塁打となる10号ソロを放った。投打がかみ合い、首位をキープした新庄剛志監督(53)は球団を通じて「バッティングコーチ、ピッチングコーチ、選手に聞いてちょうだい」というコメントを発信した。

◆近未来のエースが、堂々たる投球を見せた。日本ハム達孝太投手(21)がロッテ戦(エスコンフィールド)で自己最多114球を投げ、6回2/3、5安打無失点で今季2勝目を挙げた。得意のフォークも要所で威力を発揮して8奪三振。ニュースター候補の躍動で単独首位のチームは貯金を再び7とした。近未来のエースの快投に、もう誰も驚かなくなった。今季3度目の先発となった達は当たり前のように初回からスコアボードにゼロを並べていった。3連戦初戦の先発は4年目で初めてとなったが、「意識してなかったです、そんな」と笑い飛ばした。NPBではエース級が投げることが多いカード頭だが、メジャー志向の21歳は「そうなんですか、へぇ~」。変なプレッシャーはなかった。変な遠慮もない。今季は35歳の伏見とバッテリーを組んでいる。学年では13個上の大先輩からのサインにも臆せず首を振る。「バッテリーミーティングで山田コーチが『全然(伏見)寅威のサインに首振っていいからね』みたいな話をされるんですけど、寅威さんが『いや、こいつ平気で首振るんで』っていう掛け合いが毎回あります(笑い)」。自分を信じ切れるところが達の魅力でもある。18日にも対戦したロッテ打線に、自信を持って投げていたフォークは不調だった。でも、崩れなかった。「落ち方的によくなかったけど、悪いなりに投げるところだけ意識して」と試合の要所でもしっかりと投げ切れた。先制点をもらった直後の6回に無死二塁のピンチを背負ったが、友杉をフォークで空振り三振。藤原には初球でフォークをストライクゾーンに落としてから150キロ直球で見逃し三振。「自分でもあそこはギアを上げて三振を取りにいって取れたんで、よかった」と笑顔で振り返った。前回対戦ではフォークが「45%ぐらいあった」。偏った数字でも7回無失点と好投できたのは「自分的には簡単なんで」とフォークを意図的に投げ分けられるから。「フォークは見逃されたら四球の確率が上がるので、ちゃんとゾーンに投げとかないと」。精度を欠いても、大事な意識はぶれないからこそ好投が続いている。7回1死一、二塁でポランコを二ゴロに抑えたフォークで自己最多の114球に達して降板。「久々に疲れました」と苦笑いも、思い直して「『行けた』って書いといてください」とニヤリ。お立ち台では次回登板へ向けて「初完封してみたいっすね」と豪語した。再び投げ抹消されて次の登板機会を待つことになりそうだが、今度は最後まで力強くボールを握って投げ切る。【木下大輔】▽日本ハム加藤投手コーチ(2勝目の達に)「テンポよく、四球なく、変化球でストライクが取れて、先頭打者を打ち取って、クイックもしっかりする。やるべきことがしっかりできて、非常に内容が良かった」

◆チームメイトについていく逆方向にこの打球万波中正がレイエスに並ぶ10号ホームラン?プロ野球 (2025/5/30)??日本ハム×ロッテ??Live on DAZN #オレをみろ#lovefighters pic.twitter.com/tP6VjdpQBK

◆ロッテは少ないチャンスをものにできず、借金は今季最多「12」に膨らんだ。6回先頭、日本ハム先発の達から山本大斗外野手(22)が左翼フェンス直撃の二塁打を放ち無死二塁。だが、後続の友杉篤輝内野手(24)が送りバントを決められず、最後は空振り三振。藤原恭大外野手(25)も空振り三振、藤岡裕大内野手(31)は一ゴロと、得点できなかった。吉井理人監督(60)は「友杉は作戦にからむ選手なんでああいうところをしっかり決めていかないと。しっかりバントも練習してもらいます」と話した。7回にも2死一、三塁のチャンスをつくったが、今季初スタメンの愛斗外野手(28)が空振り三振に倒れた。8回に山本が3号ソロを放って完封負けを免れるのが精いっぱいだった。先発の小島和哉投手(28)は84球を投げ6回3失点と粘りの投球を見せた。5回に無死二塁から清宮幸の中前適時打で先制を許したが、その後は好守備にも助けられて併殺にし、最少失点でしのいだ。だが、6回にレイエスに10号2ランを浴び、突き放された。指揮官は「小島は頑張ってたんすけど、回の頭でカウント不利になって、ツーベース打たれたのもスリーワンから。フォアボールもありましたし、ちょっとエースとしたら、ゲームの展開見たらしっかり投げてほしかった」と振り返った。▽ロッテ小島(6回3失点で今季4敗目)「やっぱり相手ピッチャーも良い投球してたので、僕が先に先制点を与えてしまいましたし、中盤もダメ押しに取られちゃったんで、僕の責任かなと思います」▽ロッテ寺地(猛打賞で打率は3割)「そこに関しては特に気にすることなく、1日1日を大切に、徐々に伸ばしていければ」

◆日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が先制&決勝打を放った。5回無死二塁で、小島の135キロフォークを中前にはじき返した。前を打つ伏見が左翼線二塁打で出塁した直後だっただけに「(伏見)寅威さんの激走を見て、気合が入りました。二塁(打)もホーム(生還)もナイスランでした」と先輩をたたえていた。

◆日本ハム玉井大翔投手(32)が好救援で4ホールド目を挙げた。7回2死一、三塁の場面で登板。ロッテ愛斗に対して初球から3球連続で内角にシュートを投げ込み、最後は外角スライダーで空振り三振。達から「ありがとうございます」と感謝された見事な火消しで勝利へのバトンをつないだ。徐々に勝負どころでの起用も増えてきた右腕は「どこでも行けるのは強み。もっと自分の強みを前面に出していけたら」と話した。

◆近未来のエースが、堂々たる投球を見せた。日本ハム達孝太投手(21)が自己最多114球を投げ、6回2/3、5安打無失点で今季2勝目を挙げた。得意のフォークも要所で威力を発揮して8奪三振。ニュースター候補の躍動で単独首位のチームは貯金を再び7とした。

◆近未来のエースが、堂々たる投球を見せた。日本ハム達孝太投手(21)がロッテ戦(エスコンフィールド)で自己最多114球を投げ、6回2/3、5安打無失点で今季2勝目を挙げた。得意のフォークも要所で威力を発揮して8奪三振。ニュースター候補の躍動で単独首位のチームは貯金を再び7とした。日本ハム達は登板3日前にボールだけでなく、すしも握っていた。この日の先発に備え2軍施設のある千葉・鎌ケ谷から26日に北海道入り。27日はエスコンフィールドで先発陣の残留練習に参加後、札幌市内にある合宿所へ戻ると細野とともに隣接する大型ショッピングモールのアリオへ。「最近、自炊してるんで」。食品売り場で「マグロ、サーモン、タコ、イカとか。あとすし酢」を購入した。ご飯は弁当チェーン店の「ほっともっと」で調達して酢飯を準備。柵で買ってきたマグロなどをすしネタに合う薄さに切って"大将"の達が握った数は約30貫。"お客"の細野に振る舞いながら自らも舌鼓を打った。チームが遠征中は合宿所で食事が出ないため外食する選手が多いが、達は「ちょっと1回やってみたいなと思って」とニヤリ。何事にも臆せず挑戦できる近未来のエース候補は、勝負のカギもしっかり"握って"2勝目を挙げた。【日本ハム担当=木下大輔】

◆日本ハムの主軸2人がそろって2桁本塁打に到達した。フランミル・レイエス外野手(29)が6回、リーグ最速となる10号2ランを中堅へ運ぶと、万波中正外野手(25)は8回に右翼へ10号ソロ。本塁打王争いで刺激しあう2人の1発で、交流戦前最後のカードとなるロッテ3連戦の初戦を完勝した。2つの大きな体がひとつに重なった。8回、万波が4年連続となる10号本塁打を放つと、1時間ほど前に2年連続でその壁を突破していたレイエスとベンチで抱き合った。万波は「一番近いところにすごい刺激的な存在がいてくれるのは僕個人としても、チームとしてもいいこと」と喜んだ。リーグ最速で10号に到達したのはレイエスだった。6回1死一塁、小島の高め直球をバックスクリーン左まで運んだ。お立ち台では「ホントニ、チョットオコッテイテ」。4回1死三塁の前の打席は、空振り三振で好機をつぶしていた。イニング間のスイングルームではスパイクからサンダルに履き替え、頭を切り替えるためにクラブハウス内を歩くのがルーティン。心を静めつつ、「怒りをすべてボールに乗せる」と、闘志は燃やしてやり返した。ライバルの1発をネクスト・バッタースボックスで見ていた万波も"怒っていた"。「最速10号、マジで打ちたかったな...」。悔しさが込み上げたが、8回1死、菊地に直球2球で追い込まれながらファウルで粘り、11球目を右翼ブルペンへたたき込んだ。「集中力を切らさずに打席にいられた証拠」と納得した。刺激し合い、お互いを高めあう。開幕当初から「ホームラン王争いの会話はしていた」(レイエス)。5月6日オリックス戦で万波が7号を放った時点では、5本のレイエスとは2本差がついていた。気落ちすることも多いレイエスに対し、万波は「モーレはだいぶ繊細なので。元気出してもらう意味でも挑発的な言葉を投げかけてます」。ちゃかすようにリードしていることをアピールする万波と「8月までに見てろよ」と応じるレイエス。22日のソフトバンク戦で9本で並び、この日はそろって10号へ。チーム内でデッドヒートが続いている。打点と合わせ2部門でリーグトップに立ったレイエスは「(万波との争いを)楽しんでいる。それが結果に出ているのかなと思います」。万波も「最終的には1番を取りたい」。2人のキング争いが激しさを増すほど、チームはリーグ制覇に近づいていく。【本間翼】日本ハムは6回にレイエス、8回に万波がそろって今季10号。同日に2人以上がリーグ10号一番乗りは、23年5月30日パ・リーグの万波(日本ハム)と浅村(楽天)以来。同一チームの2人がそろってリーグ最速10号は、07年5月2日オリックスのローズとラロッカに次いで18年ぶり2度目。この時は山崎武(楽天)も2桁に乗せ、3人が同日の到達だった。

◆日本ハム・伊藤大海投手(27)が30日、6月3日開幕の交流戦に向けて、「魚雷(トルピード)バット」を手に打撃練習。4本の柵越えを放った。「魚雷、いいっス。僕ら投手のスイングレベル、振れないバッターがボールが見えてから振ってもまだ間に合う感じ。振り遅れて大丈夫という感じはあった。(金村)尚真も使って『よかった』と言っていたんで、(投手陣)みんなでシェアしたい」投手が魚雷バットを使用するのは異例だが、4月11日にNPBでも「魚雷バット」が使用可能となり、「もしかしたら、僕らみたいに(投球が)速すぎて(バットが)追いつけなくてファウルになっちゃう打者には合うのかな。試してみたい」と即発注したという。5年目の伊藤の通算打撃成績は18打数2安打1打点。伊藤の登板はここまで火曜日に固定されており、今季の交流戦で打席に立つのは6月17日の巨人戦(東京ドーム)1試合となりそうだ。伊藤は「本番では(驚異の飛距離を実現する軟式用バットのビヨンドマックス)レガシーで」とジョークを飛ばす一方で、「(プロに入って)まだバントを決めていないので、しっかり決めたい。ランナーがいたら、普通のバットで」と真顔で話した。(東山貴実)

◆日本ハムが快勝した。五回に清宮幸の中前打で先制すると、六回はレイエスの2ラン、八回は万波のソロで加点した。先発の達は球威があり、6回?を無失点、8奪三振の好投で2勝目を手にした。ロッテは小島が踏ん張れなかった。

◆日本ハムが快勝。五回に清宮幸の中前打で先制すると、六回はレイエスの2ラン、八回は万波のソロで加点した。?日本ハムのレイエスと万波がともにリーグ最速の10号本塁打。2リーグ制(1950年)以降、同一球団の2選手が同日にリーグ最速の10号に到達したのは、2007年のオリックスのローズとラロッカ以来18年ぶり2度目。?チーム49試合目でのパ・リーグ10号一番乗りは、56年の西鉄・中西太の52試合に次ぐ、23年の日本ハム・万波と並ぶ2番目に遅い記録。

◆近未来エースは投げるたびに成長する。日本ハム・達孝太投手(21)が6回?を無失点、8奪三振で2勝目を手にした。「久々に疲れました」。自己最多の114球を投げた4年目右腕は大きく息をつきながらも、「1点でも取られると負ける可能性があるので、無失点で切り抜けられてよかった」と白い歯をこぼした。ハイライトは1点を先制した直後の六回。先頭に二塁打を許したものの、友杉をフォークボール、藤原を150キロの直球で連続三振。「自分でもギアを上げて、三振を取りにいって取れた」と胸を張った。奈良・天理高からドラフト1位で2022年入団時は194センチ、88キロだったが、今や体重は101キロ。今季年俸1050万円の中で、昨年12月には渡航費も含め約700万円の自腹で米アリゾナ州の動作解析施設「ドライブライン」の門をたたき、ピッチデザインに加えて体幹強化のトレーニングを繰り返した。漂う大物感。それを象徴したのが日本中が歓喜に沸いた2023年のWBC決勝。達はテレビ観戦することもなく、一人練習に汗を流した。「出ている人たちをすごいと思ったら、その時点で負け」。大谷翔平の言葉を借りるまでもなく、憧れるのをやめていたのだ。これで今季初登板となった今月4日の西武戦の三回から17回?連続無失点で防御率0・46。「次は初完封してみたいですね」と無邪気に笑った。(東山貴実)

◆日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が1点リードの六回1死一塁でリーグ一番乗りとなる10号本塁打を放った。お立ち台では、日本語で「本当にちょっと怒ってる」と第一声。四回1死三塁の先制機に三振に倒れたことで、「悔しくて、悔しくて。怒りを全てボールに乗せた」と振り返った。八回に万波も右越え10号で続き、助っ人は「チーム内でホームラン王争いができるなんてうれしいね」と声を弾ませた。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
27202 0.574
(↑0.009)
-
(-)
94170
(+4)
133
(+1)
47
(+2)
25
(-)
0.229
(-)
2.290
(↑0.02)
2
(-)
ORIX
24203 0.545
(-)
1.5
(↓0.5)
96165
(-)
170
(-)
33
(-)
23
(-)
0.265
(-)
3.330
(-)
3
(-)
西武
26220 0.542
(-)
1.5
(↓0.5)
95141
(-)
125
(-)
23
(-)
33
(-)
0.239
(-)
2.450
(-)
4
(-)
ソフトバンク
24232 0.511
(↑0.011)
3
(-)
94176
(+4)
156
(+2)
30
(-)
34
(+2)
0.245
(↑0.001)
2.760
(↑0.01)
5
(-)
楽天
22261 0.458
(↓0.01)
5.5
(↓1)
94131
(+2)
152
(+4)
19
(-)
53
(-)
0.236
(↑0.002)
2.970
(↓0.03)
6
(-)
ロッテ
17290 0.370
(↓0.008)
9.5
(↓1)
97120
(+1)
167
(+4)
25
(+1)
16
(-)
0.214
(-)
3.380
(↓0.02)