1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 4 | 10 | 0 | 0 |
楽天 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 12 | 0 | 0 |
勝利投手:杉山 一樹(1勝2敗1S) (セーブ:オスナ(3勝1敗8S)) 敗戦投手:鈴木 翔天(0勝2敗4S) |

![]() |
![]() |
![]() |
◆ソフトバンクは1点を追う2回表、川瀬の適時打で同点とする。その後勝ち越しを許すも、8回に川瀬の押し出し四球などで3点を挙げ、逆転に成功した。投げては、3番手・杉山が今季初勝利。敗れた楽天は、打線が相手を上回る12安打を放つも、2得点とつながりを欠いた。
◆ソフトバンク今宮健太内野手(33)が30日、仙台入りし、チームに合流した。右前腕屈筋群の筋挫傷のため、1日に登録抹消。リハビリ組と2軍で調整を続けていた。前日29日は2軍広島戦(タマスタ筑後)に出場。右肘の不安も解消され、31日に出場登録予定。約1カ月ぶりの1軍復帰に「1軍に上がるからにはしっかり結果を出したい」と話した。小久保監督も「彼(今宮)が入ることで内野は締まりますよ」と内野の要の戦列復帰に期待を寄せた。
◆ソフトバンク近藤健介外野手(31)が、自打球で周囲を騒然とさせた。「3番右翼」で先発出場。初回1死一塁の第1打席だった。カウント1-1で楽天岸の内角スライダーを強振。打球が右足に直撃し、苦悶(くもん)の表情を浮かべ、1度ベンチ裏へ下がった。しばらくして打席に戻り、空振り三振に倒れた。近藤は開幕1軍スタートも、4月2日に腰を手術。その後はリハビリ組で調整し、復帰過程で右太もも裏に違和感を訴えたが、万全な状態で27日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)から1軍に復帰した。
◆約3週間ぶりに登板した楽天岸孝之投手(40)が力投した。2回1死二、三塁からソフトバンク嶺井の投ゴロに素早く反応し、本塁に送球。クロスプレーになったが、三塁走者栗原をタッチアウトに仕留めた。なおも2死一、三塁で川瀬に同点打を許したが、最少失点でしのいだ。毎回安打を許し3者凡退は1度もなかったが、5回96球、8安打1失点でまとめた。同点で降板となり、稲尾和久(西鉄)、平松政次(大洋)のレジェンド2人に並ぶ先発166勝目はならなかった。
◆ソフトバンクの大関友久投手(27)が5回8安打1失点で降板した。苦しみながらも、耐えた。1-1の5回。先頭打者に四球を与えるなど、2死一、二塁のピンチを招いた。それでも、最後は楽天伊藤を中飛に打ち取った。この日3者凡退は1度もなく、毎回走者を背負っての投球。8安打に3四球と、4イニングで得点圏に走者を置くも、最少失点で踏みとどまった。要所を締めた内容に「1失点で粘ることができた点は良かった」と振り返り「もう1イニング、2イニング任せてもらうには、もっといい投球内容にしていかないといけない」と反省も忘れなかった。
◆楽天がソフトバンクに逆転負けし、2連勝を逃した。1-1の7回に先頭の浅村栄斗内野手(34)が左越え二塁打を放ってチャンスメーク。続くマイケル・フランコ内野手(32)、村林一輝内野手(27)は凡退したが、2死からこの日1軍昇格した伊藤裕季也内野手(28)が杉山のフォークを捉え、左越えに勝ち越しの適時三塁打を決めた。しかし、8回に暗転した。鈴木翔天投手(28)が無死一、三塁から併殺崩れの間に同点とされ、連続無失点試合が17でストップ。イニング途中から登板した西垣雅矢投手(25)が押し出し四球と暴投で2点を失った。7回裏の楽天の攻撃中に雨脚が強まり、26分間の試合中断があった。
◆ソフトバンクが長時間ゲームを制し、再び貯金生活に突入した。1-2の8回に無死一、三塁と好機を演出し、柳町達外野手(28)の二ゴロ間に同点に追いついた。なおも2死満塁となり、9番川瀬晃内野手(27)が押し出し四球を選んで勝ち越し。さらに1点を追加し、この回3点を奪った。1-1で迎えた7回には3番手で登板した杉山一樹投手(27)が1失点。1点を追うビハインドの展開となったが、終盤に逆転勝ち。一時は雨脚が強まり、26分間の試合中断があるなど4時間超えの一戦で楽天に競り勝った。
◆ソフトバンクが逆転勝ちし、再び貯金生活へと突入した。2-2の8回2死満塁から川瀬晃内野手(27)が勝ち越しの押し出し四球を選んだ。不調に苦しむ栗原陵矢内野手(28)は計2安打を放ち、7番山川穂高内野手(33)も2回1死一塁から5試合連続安打となる左翼二塁打をマークした。栗原、山川と小久保裕紀監督(53)が優勝のキーマンに挙げる2人が、復調の気配を見せた。ソフトバンクが、ロングゲームを制して再び貯金1とした。仙台で雨に降られ、26分間の中断もあった。それでも粘って8回に3点を挙げて逆転勝ち。試合後、小久保監督は疲労感もあっただろうが、開口一番「勝ちゃあ、いいでしょ」と笑顔で言った。先発大関が初回に1点を先行された。開幕から先発ローテーションを守り抜く左腕だが、調子はよくない。5回を投げ毎回走者を出す苦しい投球だったが、失点は初回の1点のみ。小久保監督も「調子はよくなかったと思うけども、走者を背負いながらもゲームを壊さなかった。普通なら5点くらい取られてもおかしくないが、ローテの役割は果たしている」と責めることはなかった。1-1で迎えた7回に3番手杉山が2死二塁から伊藤に適時三塁打。その直後に雨脚が強まり中断。12試合ぶりの自責点となった杉山だが、再開直後の2死三塁のピンチは中島を空振り三振に仕留めて追加点は許さなかった。勝ち越しを許したものの、緩んだマウンドでも集中力を切らさなかったセットアッパーの投球。冷たいはずの雨も「恵みの雨」となった。直後の8回。先頭近藤の四球をきっかけに3得点。試合をひっくり返した。交流戦前の最終カード。何としても上昇機運に乗って「セ界戦」に乗り込みたい。豪快な打撃戦には持ち込めなかったが、復調を期待する山川と栗原のバットに光明もあった。山川は2回の第1打席に左翼線二塁打。5試合連続安打を放つと、栗原は7日の西武戦(ベルーナドーム)以来、16試合ぶりのマルチ安打。「栗原は横から見ていても(打席の)間合いがよかった」と小久保監督もうなずいた。31日には今宮もチーム復帰。チーム再浮上へ、みちのくで鷹は勢いに乗る。【佐竹英治】
◆楽天はリリーフ陣が踏ん張りきれなかった。この日1軍昇格した伊藤が勝ち越しの適時三塁打を放った直後の8回。鈴木翔が先頭に四球を与えると無死一、三塁から併殺崩れの間に同点とされ、後を受けた西垣も押し出し四球と暴投で2点を失った。三木監督は「(鈴木翔の)あそこのフォアボールが先頭、特に大きかったと思うけど、今後もチームのためにしっかりマウンドに上がって投げてもらいたい」と話した。
◆ソフトバンク近藤健介外野手(31)が自打球を受け、小久保裕紀監督(53)が試合後に状況を説明した。「場所がふくらはぎなので。本人が『いきたいです』と言ったので。本来は2回の守備で代えようと思っていたけど。明日になってみないと分からないです」と明かした。近藤は、「3番右翼」で先発出場。0-0の初回1死一塁の第1打席だった。カウント1-1から楽天岸が投じた内角スライダーを強振。打球が右足に直撃し、苦悶(くもん)の表情を浮かべ、治療で1度ベンチ裏へ下がったが、プレーを続行した。この日は2安打を放ち、8回に代走を送られた。近藤は開幕1軍スタートも、4月2日に腰を手術。その後はリハビリ組で調整し、復帰過程で右太もも裏に違和感を訴えたが、万全な状態で27日の日本ハム戦(みずほペイペイドーム)から1軍復帰していた。チームは逆転勝ちし、4時間17分のロングゲームを制した。貯金を再び1とし、首位日本ハムと3ゲーム差をキープした。
◆ソフトバンクが逆転勝ち。1―2の八回に柳町の内野ゴロの間に追い付き、さらに川瀬の押し出し四球などで2点を追加した。楽天は同点の七回に伊藤が適時三塁打を放ったが、八回に鈴木翔と西垣が計5四球と乱れて逃げ切り失敗。
◆楽天は逆転負け。七回に2-1と勝ち越した直後、26分間の雨天中断を挟んだ。スタンドは勝利を期待するムードに包まれたが、再開した八回に中継ぎ陣が四球で崩れて3失点。試合後は後味の悪さが残った。三木監督は「逃げ切りたかった。よかった選手もいたし、これを糧にしてほしい選手もいる。しっかり切り替えてやってもらいたい」と振り返った。とはいえ、好材料はあった。この日、1軍昇格した伊藤が「6番・一塁」で先発出場。3打数無安打で迎えた七回、2死二塁から左翼へ勝ち越しの三塁打。雨の中、三塁ベース上で涙を流した。伊藤は「チャンスで打てなかった。何とかしようという思いで打席に入った」。一回1死満塁の打席は遊ゴロ併殺打。五回は前打者の村林が故意四球を受けた直後に中飛。屈辱をはね返した。(広岡浩二)

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
27 | 20 | 2 | 0.574 (↑0.009) | - (-) |
94 | 170 (+4) | 133 (+1) | 47 (+2) | 25 (-) |
0.229 (-) | 2.290 (↑0.02) |
2 (-) |
ORIX |
24 | 20 | 3 | 0.545 (-) | 1.5 (↓0.5) |
96 | 165 (-) | 170 (-) | 33 (-) | 23 (-) |
0.265 (-) | 3.330 (-) |
3 (-) |
西武 |
26 | 22 | 0 | 0.542 (-) | 1.5 (↓0.5) |
95 | 141 (-) | 125 (-) | 23 (-) | 33 (-) |
0.239 (-) | 2.450 (-) |
4 (-) |
ソフトバンク |
24 | 23 | 2 | 0.511 (↑0.011) | 3 (-) |
94 | 176 (+4) | 156 (+2) | 30 (-) | 34 (+2) |
0.245 (↑0.001) | 2.760 (↑0.01) |
5 (-) |
楽天 |
22 | 26 | 1 | 0.458 (↓0.01) | 5.5 (↓1) |
94 | 131 (+2) | 152 (+4) | 19 (-) | 53 (-) |
0.236 (↑0.002) | 2.970 (↓0.03) |
6 (-) |
ロッテ |
17 | 29 | 0 | 0.370 (↓0.008) | 9.5 (↓1) |
97 | 120 (+1) | 167 (+4) | 25 (+1) | 16 (-) |
0.214 (-) | 3.380 (↓0.02) |
コメント