1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ハム | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | 0 |
ソフトバンク | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1X | 2 | 11 | 1 | 0 |
勝利投手:オスナ(3勝1敗7S) 敗戦投手:柳川 大晟(0勝1敗0S) |

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◆ソフトバンクが劇的なサヨナラ勝利。ソフトバンクは1点を追う7回裏、野村の適時打で同点とする。そのまま迎えた9回には、2死二塁から周東の適時打が飛び出し、試合を決めた。投げては、2番手・オスナが今季3勝目。敗れた日本ハムは、打線が振るわなかった。
◆日本ハム加藤貴之がソフトバンク戦に今季初登板。ソフトバンク戦は通算7勝12敗で、敵地のみずほペイペイドームでは2勝6敗、防御率4・55。パ・リーグ本拠地球場の中で防御率4点台は同球場だけだ。ただし、今回は打率4割、4本塁打、13打点と苦手にしている柳田が不在。天敵がいない間に、みずほペイペイドームで21年4月27日以来4年ぶりの白星を狙う。
◆腰の手術から1軍に復帰したソフトバンク近藤健介外野手(31)が2試合連続「3番右翼」で先発出場。復帰戦となった前日27日の同戦では計2安打を放ち、万全ぶりを示した。先発は今季ここまで5勝(0敗)をマークするリバン・モイネロ投手(29)がマウンドに上がる。
◆人気シンガー・ソングライターの川崎鷹也(30)が、ソフトバンク-日本ハム10回戦の試合前にライブを行った。代表曲「魔法の絨毯」と「またね、ヒーロー」の計2曲を熱唱し、スタンドを盛り上げた。「緊張しましたね。でも、お客さんたちの温かい声援だったりとか、表情を見て安心して歌うことができました」。この日はドームの屋根が開く「ルーフオープンデー」の一戦でもあり「風が気持ち良かった。楽しく歌うことができました」と笑顔だった。名前には「鷹」の文字があり「生を受けた瞬間から私はホークスにゆかりがあると。勝手にですけど、私が一方的に思わせていただいて。(プロ野球の)試合で歌えたらいいなと夢には思っていたんですけど、まさかかなえる日が来ると思ってなかったです」と充実感を漂わせた。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が母校の後輩の始球式を、温かく見守った。この日の始球式は、新庄監督の出身中でもある福岡・長丘中野球部の投手が務めた。後輩の投球が終わると、ベンチ前に立ち、優しいまなざしでみつめながら、拍手していた。新庄監督は同中野球部出身。SNSでは「もろ新庄監督の後輩やん」「長丘中の新庄さん」などのコメントが寄せられていた。スコア速報
◆日本ハム松本剛外野手(31)がファインプレーでチームを救った。「2番左翼」でスタメン出場。2回2死一、二塁とピンチの場面で美守を見せた。ソフトバンク海野が放った左翼へのライナー性の打球に好反応。素早い1歩目から迷いなく前進し、最後は身をかがめながら打球を好捕し、キャッチ後は体を横回転させた。一瞬の判断を誤れば、安打になってもおかしくなかった打球をしっかり捕球した松本剛の好守にX(旧ツイッター)では「松本剛がうまかった、しゃーない」「松本剛守備うんま」「完全にヒットやと思ったのに」「まつごー、さすごー、松本剛!」など両チームファンから絶賛の声が相次いだ。
◆日本ハムが今季3度目のサヨナラ負けを喫し、大きな連勝を逃した。4回に清宮幸太郎内野手(26)が中前へ2試合連続となる先制打。投げては中17日で先発した加藤貴之投手(32)が6回途中まで無失点と快投。中盤まで1-0でリードしたが、7回に3番手の池田隆英投手(30)が同点打を浴びた。9回は6番手の柳川大晟投手(21)が周東にサヨナラ打を浴びた。今カードはソフトバンクが先発ローテを再編し、初戦に有原、この日はモイネロと、ダブルエースを投入してきた2連戦。初戦は5-2で勝利し、この日も勝てれば大きな連勝になったが、昨季王者に意地を見せられた。これでソフトバンクとのゲーム差は、今カードが始まる前と同じ「3」に逆戻り。単独首位は変わらないが、戦力が戻りつつあるソフトバンクとの差をつけることはできなかった。
◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が値千金の一打を放った。1-1の同点で迎えた9回2死二塁からサヨナラ打。1ボールからの2球目、日本ハム柳川のフォークを仕留め、打球は相手右翼手の頭上を越えていった。チームはカード負け越しを阻止し、勝率5割とした。
◆日本ハムが今季3度目のサヨナラ負けを喫し、大きな連勝を逃した。4回に清宮幸太郎内野手(26)が中前へ2試合連続となる先制打。先発加藤貴之投手(32)は6回途中まで無失点と快投も7回に池田隆英投手(30)が同点打を浴び、9回は柳川大晟投手(21)が周東にサヨナラ打を打たれた。
◆日本ハム清宮幸太郎内野手(26)が25日の誕生日から3戦連続の安打を放った。4回1死満塁、モイネロから中前適時打。「みんなが作ってくれたチャンスだったので、どんな形でもランナーをかえしたいと思って打席に入りました」。普段は清宮幸に辛口な新庄監督も、「なかなかモイネロくんは引っ張ることができない。センター中心を考えての、いいヒットでした」と珍しく? 褒めていた。
◆日本ハムは今季3度目のサヨナラ負けも、先発ローテーションを組み替え有原、モイネロを当ててきたソフトバンクを相手に1勝1敗。首位を守り、新庄剛志監督(53)は「下を向くことはない」と前向きだ。30日からは本拠地エスコンフィールドに戻り、交流戦前最後のカードとなるロッテ3連戦に臨む。敗れても、新庄監督は昨季王者と競り合っての1勝1敗に、大きな価値を感じていた。9回2死二塁で、6番手柳川が周東にサヨナラ二塁打を浴びた。「しょうがない。あの場面で打てる周東くんがよかったと思います」。敵の勝負強さに脱帽した。昨季最多勝の有原、昨季最優秀防御率のモイネロと真っ向勝負。27日の初戦は終盤の"連チャン"セーフティースクイズで攻略。この日もモイネロから先制点を奪った。指揮官は「勝ったり負けたりだから。でも、いいピッチャーが来ても、いい戦いをしてる。下を向くことはないです」と捉えた。昨季は交流戦前時点で首位ソフトバンクに4・5ゲーム差をつけられ、交流戦が終わるとその差は9まで開いた。「交流戦は分からないから、交流戦までに独走したい」。2位西武とは0・5差に詰まったが、ソフトバンクには3ゲーム差をつけて首位にいる。「圧倒的にやられてないし。エース級のピッチャーからは、なんか知らんけど、いい戦いをしてね」。貯金は6。本拠地でのロッテ3連戦で、さらに白星を上積みし、勢いよく交流戦に入っていく。【永野高輔】
◆中17日で登板した日本ハム加藤貴之投手(32)が、5回2/3を7安打無失点と好投した。近藤から2三振を奪うなど、5奪三振はいずれも見逃しと"精密機械"ぶりを発揮。5回無死一塁では海野のバントを好フィールディングで二塁に送球して走者を刺し、崩れなかった。「久しぶりでも思ったところには投げられた。いい意味でコントロールできた」と手応えを口にした。
◆日本ハム伏見寅威捕手(35)が「ちょっと謎な感じ」と苦笑いの"抜てき"に応えた。今季最上位となる「6番捕手」でスタメン。その下には「7番三塁」で清宮幸の名前があった。試合前の食堂で「幸太郎の前を打つ日が来るとは...」と思わずつぶやいたシーンも見ていた新庄監督は、加藤貴と今季初めてバッテリーを組ませた意図を問われて「打つと思ったから」と即答。伏見は2試合連続の2安打を放った。試合後も不思議がっていた。「幸太郎より前に僕がいるって、ないと思うんです」。その通り、日本ハム在籍3年目で初めてのことだった。「記念すべき...」という日に、4回は清宮幸の先制打をお膳立てする左前打を放つなどチーム唯一の複数安打。「調子いいなとは感じない」と話すが、5月は37打数13安打で打率3割5分1厘。「その打席ごとを必死にやってる感じです」という経験豊富な扇の要の存在感は、日増しに大きくなっている。
◆ソフトバンク先発モイネロが1点を失ったものの今季自身最長となる8回115球を投げ勝利に貢献した。4回に先頭四球をきっかけに味方のエラーもあって先制を許した。ハム打線には「爆発力があるから集中しないといけない」と警戒心を強めていただけに、5回以降は1安打投球。「1点は取られてしまいましたが、全体的にはいい投球ができたと思う。チームの勝ちに貢献できてよかったし、うれしいね」と笑顔だった。
◆ソフトバンクの2番野村勇(28)が貴重な同点打を放った。1点を追う7回2死三塁の場面。甘く入った日本ハム池田のカットボールを左前にはじき返した。「前の打席の大チャンスでゲッツー。このまま終わるわけにはいかないと、気合を入れ直しました。その思いがタイムリーになってくれました」。5回1死満塁の好機に遊ゴロ併殺打に倒れていただけに雪辱の一打にホッとした表情だった。
◆ソフトバンク周東佑京内野手(29)が値千金の一打を放ち、チームを勝率5割復帰に導いた。1-1の9回2死二塁。日本ハム柳川のフォークを捉え、右越えサヨナラ二塁打を放った。昨シーズンから対日本ハムに本拠地8連敗中も、選手会長の一打でストップ。球団としては2リーグ制以降、通算400度目のサヨナラ勝利。一夜で借金を完済し、首位を走る新庄ハムに3ゲーム差に迫った。鷹党の大歓声とともに、打球が一直線に伸びていく。周東は劇的な一打を決め、二塁ベース付近で被っていたヘルメットを高く放り投げた。駆け寄った仲間の歓喜の輪に飛び込み、思わず破顔した。「自分で決めると、終わらせる気持ちで。ファンの方の後押しのおかげで(打球が)ひと伸びしてくれた」。お立ち台。興奮する4万人超えの観衆に頭を下げた。狙い球を絞り、ひと振りで決めた。1-1の9回2死二塁、カウント1ボールからの2球目。「狙い通りの球を打てた」。日本ハム柳川の真ん中低めフォークを捉えた。前進守備の右翼手の頭上を越え、自身通算5本目のサヨナラ打で決着をつけた。球団としては2リーグ制以降、通算400度目のサヨナラ勝利だ。打席に入る前、中堅方向の電光掲示板に目を向けた。映っていたのは「得点圏打率4割3分5厘」だった。「ほんとうに自分の得点圏打率を見て、気持ち良くなって打席にいった。今年はめちゃくちゃチャンスで打てている」。1点を追う7回1死二塁では一ゴロも、最終盤で数字通りの勝負強さを示した。今季は4月29日に「右腓骨(ひこつ)骨折」で離脱。リハビリ組で調整を続け、復帰は20日の日本ハム戦からだった。ここまでシーズン打率3割3分、1本塁打、15打点、8盗塁。やっぱり選手会長の存在は、頼もしい。対日本ハムには昨季から本拠地8連敗中だったが、今季5戦目でようやく白星を手にした。借金を完済し、新庄ハムに3ゲーム差と迫った。「勝てて良かったでしょ。引き分けで終わらなくて良かった」。自らのバットで決め、大きな1勝をかみしめた。【佐藤究】
◆ソフトバンクがサヨナラ勝ちで勝率を5割に戻した。0―1の七回に野村の適時打で追い付き、九回に周東が右越え二塁打で試合を決めた。モイネロは8回1失点と好投し、オスナが3勝目。日本ハムは継投が決まらずに競り負けた。
◆10日以来のマウンドとなった日本ハムの加藤貴は、昨季4戦3敗、防御率4・79と苦手にしていたソフトバンク相手に好投した。7安打を浴びながらも要所を締め、5回?を無失点。継投が決まらずに、自身3勝目とはならなかったが「思ったところに投げられた」と手応えを口にした。昨季は2本塁打を含む7打数4安打と苦戦した近藤を無安打に封じたのも収穫だ。相手打線のキーマンから見逃し三振も二つ奪い「そこは(伏見)寅威さんのおかげ。良かった」と感謝した。
◆ソフトバンクのモイネロは今季最長の8回を投げ、5安打1失点と粘りを見せた。一回はいきなり先頭打者に二塁打を浴びて1死三塁のピンチを招いたが、中軸を打ち取り「あそこをゼロにできたのは大きい」と満足げだった。集中力を高めたという七、八回は「中継ぎのような感覚で力を入れて投げた」と、直球は150キロ超をマーク。疲れを感じさせず、安打すら許さない。自身に6勝目は付かなかったが「勝ちにつながった。チームが勝てばいい」と笑った。
◆日本ハムは昨季から続いていた敵地でのソフトバンク戦の連勝が8で止まった。救援陣が踏ん張れず、サヨナラ負けで接戦を落としたが、新庄監督は「仕方ない。勝ったり、負けたりだから」と冷静に受け止めた。1―0の七回2死三塁で3番手の池田が野村に同点打を許し、九回2死二塁からは6番手の柳川が周東にサヨナラ打を浴びた。監督は「こういう場面で打てる周東君が良かった」と相手をたたえた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
26 | 20 | 2 | 0.565 (↓0.013) | - (-) |
95 | 166 (+1) | 132 (+2) | 45 (-) | 25 (-) |
0.229 (-) | 2.310 (↑0.01) |
2 (-) |
西武 |
26 | 21 | 0 | 0.553 (↑0.01) | 0.5 (↓1) |
96 | 138 (+6) | 119 (-) | 23 (-) | 33 (-) |
0.239 (↑0.001) | 2.370 (↑0.05) |
3 (-) |
ORIX |
24 | 20 | 3 | 0.545 (↑0.01) | 1 (↑1) |
96 | 165 (+2) | 170 (+1) | 33 (-) | 23 (+1) |
0.265 (↑0.002) | 3.330 (↑0.05) |
4 (-) |
ソフトバンク |
23 | 23 | 2 | 0.500 (↑0.011) | 3 (↑1) |
95 | 172 (+2) | 154 (+1) | 30 (-) | 32 (-) |
0.244 (↑0.002) | 2.770 (↑0.06) |
5 (-) |
楽天 |
21 | 25 | 1 | 0.457 (↓0.01) | 5 (-) |
96 | 123 (-) | 145 (+6) | 18 (-) | 52 (-) |
0.233 (↓0.002) | 2.940 (↓0.05) |
6 (-) |
ロッテ |
17 | 28 | 0 | 0.378 (↓0.008) | 8.5 (-) |
98 | 119 (+1) | 163 (+2) | 24 (-) | 16 (+2) |
0.214 (-) | 3.360 (↑0.03) |
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