ロッテ(★1対6☆)西武 =リーグ戦9回戦(2025.05.24)・ZOZOマリンスタジアム=
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西武
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ロッテ
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勝利投手:今井 達也(5勝1敗0S)
敗戦投手:サモンズ(1勝1敗0S)

本塁打
【西武】西川 愛也(3号・1回表ソロ),ネビン(4号・1回表2ラン),長谷川 信哉(2号・3回表ソロ),長谷川 信哉(3号・8回表2ラン)

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◆一発攻勢を見せた西武が快勝。西武は初回、西川の先頭打者本塁打とネビンの2ランで3点を先制する。その後は長谷川が3回表にソロ、8回に2ランを放ち、リードを広げた。投げては、先発・今井が8回1失点の快投で今季5勝目。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆西武のスタメンが発表され、前日の試合で8回に左足首をひねって途中交代した渡部聖弥外野手(22)はベンチを外れた。4月23日以来24試合ぶりにスタメンも外れた。この日、球団から、左足首捻挫と診断されたと発表があった。前日には球団のルーキーとしては19年ぶりの1試合2本塁打をマークしたばかりだった。先発はエース今井達也投手(27)。5勝目をかけてマウンドに上がる。

◆5勝目をかけて先発した西武エース今井達也投手(27)が自己最速の160キロをマークした。初回に2死一、三塁のピンチを背負って迎えた5番ソトへの初球。160キロの剛速球で空振りを奪った。今季は6回までに失点したケースはなく、得点圏でも得点圏28打数無安打に抑えていた。この日はいきなりの1回に、1死一塁からロッテ池田にヒットエンドランを仕掛けられてピンチを招いたが、一気にギアを上げた。最後はソトを変化球で空振り三振として無失点に抑えた。

◆西武タイラー・ネビン内野手(27)が届いたばかりの「魚雷(トルピード)バット」で快音を響かせた。1回1死一塁からロッテ・サモンズの124キロ内角のスライダーを捉えて左翼席ギリギリに放り込む4号2ラン。前日にメーカーから届いたばかりの新相棒。ベンチに戻ると、バットの手元に近いインパクトした部分を指さしながら笑顔をみせ、「コンパクトに振り抜いた結果、良い形で打球が飛んでいってくれてよかった」と喜んだ。チームはこの回、先頭打者の西川愛也外野手(25)が右翼席に運ぶ3号ソロを放ち、1イニング2本塁打は今季初となった。中軸を担ってきた渡部聖弥外野手(22)が前日の試合で左足首を捻挫してベンチ外となった試合。渡部聖以外がホームラン打ったのは9試合ぶりとなった。

◆西武のエース今井達也投手(27)が開幕から続けてきた得点圏無安打記録が31打席で終わった。4回1死からロッテ安田に右翼越えの二塁打を浴びた。続くソトは空振り三振も、7番山本に初球の159キロ直球を強振され、左中間を破る適時二塁打となって失点した。今井はここまで4失点していたが、失点内容は3月28日日本ハム戦でソロ本塁打2本の2点、4月18日ソフトバンク戦で走者三塁から内野ゴロの1点、5月17日オリックス戦で満塁から犠飛の1点。得点圏に走者を置いた場面では28打数0安打に抑えていた。この日は初回に1死一、三塁のピンチを背負ったが、自己最速の160キロをマークするなど、2者連続三振で切り抜けていた。また今季は6回まで失点なしを続けていたが、山本の適時打が初の6回以内での失点となった。

◆ロッテは西武に敗れて連勝が2でストップし、借金は再び2桁に突入した。投手陣が打ち込まれた。本拠地初勝利を目指してマウンドに上がった先発ブライアン・サモンズ投手(30)は初回、先頭西川に来日初被弾となる右越えソロ。さらにネビンにも左越え2ランを浴びて3点を献上。4回にも長谷川に左越えソロを許して追加点を与えた。制球に苦しみ5回7安打4失点で降板し「最終的には思ったところに投げられた。序盤の失点が良くなかった」とコメントした。8回には4番手で登板した沢田圭佑投手(31)が長谷川にこの日2本目となる左越え2ランを浴びてリードを広げられた。打線は4回に、防御率リーグトップの西武先発今井から2死二塁の好機をつくると、山本大斗外野手(22)が154キロ直球を捉え、左中間を破る適時二塁打を放って1点を返したが、5回以降は得点を奪えなかった。吉井理人監督(60)は先発サモンズについて「見たままだと思う。カウントが不利になっていた。バッターも何を狙うかわかりやすかった」とコメント。また、適時二塁打を放った山本については「スコアリングポジションでの真っすぐを1発で打てたんで、かなりレベルが上がっていると思う」と評価した。

◆エース今井達也投手(27)が5勝目を挙げ、西武が連敗を「2」で止めた。初回に1死一、三塁といきなりのピンチを迎えた場面で、一気にギアを上げた。自己記録を更新する160キロの速球もまじえながら、2者連続空振り三振で切り抜けた。4回1死二塁からロッテ山本に左中間を破る適時二塁打を浴びた。開幕から続けてきた得点圏無安打記録が31打席で終わったが、8回まで103球を投げ抜き、5安打1失点で勝利を引き寄せた。チームは2位に浮上。前日の試合で中軸を担ってきたルーキー渡部聖弥外野手(22)が左足首捻挫のケガを負い、この日はベンチ外。新鋭を欠いた打線だったが、初回に西川愛也外野手(25)が右翼席に運ぶ3号ソロ、さらにタイラー・ネビン外野手(27)が4号2ラン。今季初の1イニング2発でリードを奪うと、長谷川信哉外野手(23)が3回に2号ソロ、8回に3号2ランと固め打ち。1試合4発は23年7月17日の日ハム戦(ベルーナドーム)以来2季ぶりとなった。

◆西武は負傷離脱の続く暗雲を一掃するような1発攻勢だった。初回、先頭打者の西川の3号ソロを皮切りに、ネビンの4号2ランで流れを加速させた。23歳の長谷川信哉外野手が3回に2号ソロ、8回にも3号2ランをはなち「1試合2本は打ったことなかった。すごく思い出に残る試合」と声を弾ませた。滝沢、渡部聖と主力にけがが続く苦境も、23年7月17日の日ハム戦(ベルーナドーム)以来の1試合4発で勝ちきった。

◆西武渡部聖弥外野手(22)が24日、ロッテ9回戦(ZOZOマリン)で24試合ぶりにスタメンを外れた。球団のルーキーでは19年ぶりに1試合2本塁打をマークした前日の試合で、8回に左足首をひねって途中交代。球団はこの日、左足首捻挫と診断されたと発表した。ベンチ外となったが、西口監督は「そこまで長引きそうじゃない。明日は出ない」と説明。26日までは安静、27日の前橋への遠征は残留させ、出場に関しては28日以降の動きを見て決めることになる。

◆西武のエース今井達也投手(27)が、自己最速を更新する160キロをまじえた力投で8回1失点で5勝目(1敗)を挙げ、連敗を2で止めた。3点のリードをもらった1回が勝負の分かれ目だった。「相手も初回に点を取るチャンスがあったら、取り切れないとしんどくなる」。1死一、三塁で「何とかゼロで終わりたかった」とギアを上げた。4番安田に150キロ後半の直球を4球続けて空振り三振を奪うと、5番ソトへの初球だった。剛速球にバットが空を切る。球場表示は「160」。球団の日本人投手では平良や甲斐野に並ぶ最速タイ、自己記録の1球だった。最後はフォークで空振り三振に仕留め、ロッテ打線を「しんどく」させた。「(状態は)全然良くないです」。最速の高揚感は皆無だった。疲労感に「万全ではない時にどれだけパフォーマンスできるか」を模索し続ける。「今年は割と感覚が良くない中で、何とか試合を作れている」という。球速アップの理由を「力の抜き方がうまくなった」と説いた。投げ方だけではない。体調面で力が出にくい時こそ、勝負を読みきってみせた。4回に山本に二塁打を浴び、今季初めて適時打を許した。開幕から続いていた得点圏無安打記録も31打数で止まったが「試合に勝てるゲーム作りが僕らの仕事」と先発の役目を全うした。昨季は4勝21敗の対ロッテ。「去年の分までやり返してやろうという気持ち。まだまだ勝てるように」。この言葉だけは力を込めた。【阿部健吾】

◆西武・西川愛也外野手(25)が今季3号となる初回先頭打者アーチをマーク。カウント0-1からロッテ左腕・サモンズの真っすぐを捉えた打球は風に乗って、右翼ラッキーゾーンに吸い込まれた。5月7日以来となる一発に西川は「先頭打者としてチームに勢いをつけられる一本が打ててうれしいです」とコメントした。

◆西武が一発攻勢で快勝した。一回に西川愛也外野手のソロ、ネビン外野手の2ランで先制。長谷川信哉外野手が三回にソロ、八回に2ランを放って効果的に加点した。先発の今井達也投手は球威があり8回1失点の好投でリーグトップに並ぶ5勝目(1敗)を挙げた。

◆西武のエース・今井に八回まで山本の適時二塁打で挙げた1点のみに封じられ、連勝は2でストップした。先発のサモンズ(前タイガース)は一回に先頭打者弾を浴びるなど3本塁打を許し、5回4失点で初黒星。投打に力負けの格好で吉井監督は今井について「ランナーなしと、スコアリングポジションに行ったときで真っすぐが全然違う」とギアチェンジに脱帽した。

◆気迫の投球にスタンドがどよめいた。西武・今井達也投手(27)が自己最速160キロをマークするなど、8回5安打1失点の好投でリーグトップタイの5勝目。チームの連敗ストップ、2位再浮上に貢献した。「何とか試合に勝てるゲームづくりをするのが僕らの仕事。(一回は)なんとかゼロで終わりたかったので、それが結果的によかった」3点の援護を受けた直後の一回。1死一、三塁のピンチでギアを上げた。4番安田に初球から3球続けて159キロを連発。全4球ストレート勝負で空振り三振に仕留めると、続くソトに投じた初球、空振りを奪った高め直球が自己最速160キロを計測。3球続けて直球で押し、最後はフォークボールでバットに空を切らせてゼロで切り抜けた。「(状態は)よくなかった」と振り返ったが、エースとして堂々のピッチング。7つの三振を奪い、リーグトップの三振数を71に積み上げた。この日、2000安打を達成した楽天・浅村とは、今井が1軍デビューした2018年に西武でともにプレー。祝福に花を贈ることを明かし「(今は敵なので)本塁打だけはやめて下さいという感じ」と笑った。(石井孝尚)

◆西武・長谷川信哉外野手が自身初の1試合2本塁打を含む3安打3打点の活躍。三回に左腕・サモンズの真っすぐを捉え、左中間席へ2号ソロ。八回には沢田から3号2ランを放ち「すごく思い出に残る試合になった」。チームは2年ぶりとなる1試合4発で全打点を挙げて快勝。西口監督は「らしくない点の取り方。明日はなんとかつないでタイムリーでも点数を取れれば」と笑った。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
25191 0.568
(↓0.013)
-
(-)
98159
(+1)
127
(+2)
44
(-)
22
(+2)
0.232
(-)
2.370
(-)
2
(1↑)
西武
24200 0.545
(↑0.01)
1
(↑1)
99123
(+6)
116
(+1)
21
(+4)
33
(-)
0.235
(-)
2.490
(↑0.03)
3
(1↓)
ORIX
22193 0.537
(-)
1.5
(↑0.5)
99146
(-)
158
(-)
31
(-)
22
(-)
0.262
(-)
3.300
(-)
4
(-)
ソフトバンク
22212 0.512
(-)
2.5
(↑0.5)
98163
(-)
135
(-)
28
(-)
31
(-)
0.243
(-)
2.610
(-)
5
(-)
楽天
20240 0.455
(↑0.013)
5
(↑1)
99119
(+2)
137
(+1)
18
(-)
48
(+1)
0.236
(↑0.001)
3.000
(↑0.05)
6
(-)
ロッテ
16260 0.381
(↓0.009)
8
(-)
101112
(+1)
149
(+6)
24
(-)
13
(-)
0.211
(↓0.001)
3.260
(↓0.07)