1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 8 | 1 | 0 |
中日 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 |
勝利投手:湯浅 京己(1勝0敗0S) (セーブ:岩崎 優(0勝2敗12S)) 敗戦投手:藤嶋 健人(0勝2敗0S) |

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◆阪神は両軍無得点で迎えた延長11回表、近本の適時打が飛び出し、試合の均衡を破る。なおも1死二三塁の場面で、森下が2点適時二塁打を放ち、リードを広げた。投げては、3番手・湯浅が3年ぶりの白星をマーク。敗れた中日は、打線が再三の好機を生かせなかった。
◆阪神森下翔太外野手(24)が、1軍本隊とともに球場入りした。荷物を持って歩きながら、足をかばうような様子もなかった。この日の試合前練習では冒頭のウオーミングアップから参加し、左膝にサポーターをつけながら他の選手たちとともに守備や打撃の練習を行っていた。フリー打撃では、フェンス直撃など左右に力強い打球を飛ばした。3番右翼でスタメンに名を連ねた。森下は前日22日の巨人戦(甲子園)の8回に打席で自打球が左膝の内側を直撃。しばらくうずくまった後にプレーを再開したが、直後の守備からベンチに下がっていた。22日の試合後は「(23日の出場は)わからないです。あしたになってみないとわからない。(症状は)まあ、もろもろです」と話していた。
◆阪神佐藤輝明外野手(26)が試合前練習で右翼守備に就いた。一部選手がフリー打撃を行う中で右翼に立った。今季ここまで全試合右翼スタメンの森下翔太外野手(24)が、前日22日巨人戦(甲子園)の8回の打席で自打球を左膝の内側に直撃させ、直後の守備から交代。この日は本隊とともに足をかばうような様子もなく球場入りし、練習も冒頭から参加していた。
◆阪神森下翔太外野手(24)が根性のスタメン出場で、さっそく結果を出した。定位置の「3番右翼」で先発。初回1死二塁で、涌井秀章(38)の初球の緩いカーブに対し、痛めている左膝で壁を作り、踏ん張りながら右中間に飛球を打ち上げた。タッチアップには十分な距離まで飛ばし、三塁に走者を進めた。また初回の右翼守備では樋口正修内野手(26)のフェンス際の飛球に、フェンスにくっつくようにして、軽くジャンプしながら好捕。元気なところを見せた。前日22日の巨人戦(甲子園)の8回、自打球が左膝の内側を直撃。しばらくうずくまった後にプレーを再開したが、守備にはつかず交代。「(23日の出場は)分からないです」と厳しい表情で話していた。この日、名古屋に移動して試合前練習ではウオーミングアップ、フリー打撃、シートノックまでこなしていた。
◆阪神木浪聖也内野手(30)が2試合ぶりのスタメンで安打をマークした。先発出場した試合では7試合連続安打となった。「6番遊撃」でラインアップに戻り、5回の第2打席で左前に鮮やかにはじき返した。前日22日は高寺望夢内野手(22)に遊撃を譲ったが、高寺はフル出場で4打数無安打だった。
◆阪神バッテリーが、中日の作戦を見事に封じた。0-0の5回1死一、三塁で打者山本泰寛内野手(31)の打席。1ボールからの2球目、山本はバントの構えをした。三塁走者が事前にスタートを切らない「セーフティースクイズ」とみられたが、投球が高く浮いたため山本はバットを引いた。だが、三塁走者のオルランド・カリステ内野手(33)がスタートを急いだか、大きく飛び出していた。捕手の坂本誠志郎(31)はその動きにすぐ気付き、好送球でアウトにした。この回は先頭からの連打で無死一、三塁とされたが、大ピンチを無失点で脱した。
◆阪神打線は中日涌井秀章投手(38)の前にチャンスらしいチャンスを作れず終盤に入った。初回、2回5回と先頭が安打で出たが、そのあとが続けなかった。敵地に「六甲おろし」が流れた7回の攻撃も頼みのクリーンアップが3者凡退した。左膝を痛めながら強行出場の森下翔太外野手(24)は低めの変化球に粘れず、空振り三振。佐藤輝明内野手(26)は初球をとらえたが、涌井に好捕された。2回に左前打を放っている大山悠輔内野手(30)は外に逃げるスライダーにバットが空を切り、3球三振に倒れた。
◆阪神村上頌樹投手(26)の連続無四死球が40イニングで止まった。0-0で迎えた6回2死三塁、初回に中前打を放っている中日3番上林誠知外野手(29)を迎えたが申告敬遠。4月18日広島戦(甲子園)の2回以来、今月初の四球となった。その後4番ジェイソン・ボスラー外野手(31)を中飛抑えて無失点に抑えた。
◆阪神森下翔太外野手(24)が左膝負傷の影響を感じさせない豪打を見せた。定位置の「3番右翼」で先発。0-0のまま迎えた9回2死の第4打席で、中日の守護神・松山普也(24)の155キロをジャストミート。打った瞬間は本塁打かと思われる当たりだったが、左翼フェンスに当たって二塁打になった。惜しくも点にはつながらなかったが、左翼席の虎党はこの日一番の歓声を上げた。前日22日の巨人戦(甲子園)の8回、自打球が左膝の内側を直撃。しばらくうずくまった後にプレーを再開したが、守備にはつかず交代。「(23日の出場は)分からないです」と厳しい表情で話していた。当然、完治はしていないはずだが、ランニングキャッチや、フェンス際で軽くジャンプしての捕球など、守備面でも影響を見せないプレーが相次いだ。
◆阪神村上頌樹投手(26)が、7回6安打1四死球5奪三振無失点の好投でマウンドを降りた。勝利投手の権利は得られなかった。4回までは1安打を浴びた初回以外、3度の3者凡退と好投。5回以降はピンチの連続だった。5回は無死一、三塁として中日7番宇佐見を遊飛に打ちとって1死一、三塁。8番山本が2球目にバントの構えを見せるも投球が高く浮いてバットを引いた。「セーフティースクイズ」とみられたが、捕手の坂本誠志郎(31)が好判断で好送球。飛び出していた三塁走者をアウトにし、山本は二飛に抑えた。6回は1死から岡林に右中間への三塁打を浴びるも、代打田中を空振り三振。上林を申告敬遠で連続無四死球は40イニングで途切れたが、続くボスラーを中飛に打ちとった。7回も1死一、二塁としたが、山本を一ゴロで2死二、三塁。代打ブライトに対してギアを上げ、カウント3-2から最後の110球目でこの日最速となる150キロ直球を投じてバットを折っての一ゴロに抑えた。村上は降板後に「しっかり低めにボールを集めることでなんとか粘りながら投げていくことができました。もう少し3者凡退などで攻撃にいいリズムが生まれるような投球ができたらよかったです。勝ち越しを信じて応援します」とコメントした。
◆阪神石井大智投手(27)が今季2度目のイニングまたぎで0のバトンをつないだ。8回から先発村上に代わって登板。3者凡退に抑えると、9回もマウンドへ。先頭ボスラーにフェンス直撃二塁打を浴びてサヨナラ負けの危機に陥ったが、冷静にピンチを脱した。「なんとか自分のできることをやろうというところで。0(点)で帰ってこれたのでよかった」。開幕2戦目の広島戦以来となる回またぎをしっかりこなし、胸をなで下ろした。
◆阪神が延長戦の末に中日を下し連敗を止め、首位を堅守した。試合は、今月2試合連続完封勝利を挙げた先発村上頌樹投手(26)と、中日先発ベテラン涌井との投手戦の様相を見せた。両先発とも7回まで無失点。阪神は0-0の5回表1死一、三塁のピンチでは中日山本が1ボールからの2球目にスクイズの構え。球が高めでバットを引いたが、三走カリステが大きく飛び出していたのを察知した捕手の坂本誠志郎(31)が好送球でアウトにした。山本も打ち取り、好守が村上を盛り上げた。22日巨人戦(甲子園)で自打球を左膝に当て、出場が不安視された森下翔太外野手(24)は定位置3番右翼でスタメン出場。また豊田寛外野手(28)を7番左翼で今季初のスタメン起用していた。阪神は前回4月29日からの中日3連戦(バンテリンドーム)で3連戦3連敗を喫したが、敵地での連敗も止めた。
◆阪神湯浅京己投手(25)が、国指定難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」から復帰後初勝利を挙げた。0-0の延長10回に登板して1回無失点。直後の11回に味方打線が3点を入れて勝利投手となった。レギュラーシーズンでは22年8月30日広島戦以来997日ぶりの白星となった。ポストシーズンでは23年11月2日のオリックスとの日本シリーズ第5戦でも勝ち投手となっている。
◆中日が再三の好機を逃し、延長戦を落とした。最後は0-0の11回表、5番手の藤嶋健人投手(27)が3失点と崩れた。借金は今季ワーストの5に膨らんだ。先発涌井秀章投手(38)と阪神先発村上との白熱した投手戦は譲らず、お互い7回を無失点に抑えた。涌井は初回に2死三塁のピンチも4番佐藤輝を中飛に打ち取ると、その後は7回まで2度と三塁を踏ませず。7回を83球で3安打無失点の好投だった。打線は何度も村上を追い詰めたが、あと1本が出なかった。5回1死一、三塁では山本泰寛内野手(31)が初球、セーフティーバントの構えからボール球を見逃すと、飛び出した三塁走者オルランド・カリステ内野手(33)が戻れずタッチアウト。6回は2死一、三塁で4番ジェイソン・ボスラー外野手(31)が中飛に倒れるなど、好機を生かせなかった。
◆阪神先発村上頌樹投手(26)は最後にギアを上げた。3イニング連続でピンチを招いた0-0の7回2死二、三塁。中日代打ブライトに対してカウント3-2から最後の110球目でこの日最速の150キロ直球を投じた。バットを折っての一ゴロで無失点。表情を変えず投球内容をかみしめるようにマウンドを降りた。「しっかり低めにボールを集めることでなんとか粘りながら投げていくことができた。もう少し3者凡退などで攻撃にいいリズムが生まれるような投球ができたらよかった」7回6安打1四球5奪三振無失点の好投。初回に上林の中前打と盗塁で2死二塁となるもボスラーを空振り三振。2回から4回までは3者凡退で序盤は快投した。5、6、7回はいずれも三塁に走者を置くも粘って無失点で切り抜けた。この日は6回の上林への申告敬遠のみの1四死球。4月18日広島戦以来の今月初の四球で連続無四死球は40イニングでとまったが、他は四死球がなかった。5月は4試合に先発し、2完封を含む2勝0敗で防御率0・56。直近2試合は勝ち負けがついていないが、圧倒的な成績を残している。8回から石井が2番手として今季2度目の回またぎで2回無失点。10回は湯浅が、11回は岩崎が抑えて完封リレーを完成させた。湯浅は22年8月30日広島戦以来997日ぶりで、国指定難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」から復帰後初の勝利投手となった。前夜も延長11回まで4時間18分の死闘で7人が登板した投手陣。前戦は敗れたが、この日は先発と救援陣が一致団結して勝利を引き寄せた。【塚本光】
◆中日が延長11回で阪神に競り負け、借金は今季初めて5まで膨れ上がった。打線は再三のチャンスを生かせず2戦連続、今季11度目の完封負け。5回1死一、三塁では山本泰寛内野手(31)が初球、セーフティースクイズの構えからボール球を見逃すと、飛び出した三塁走者オルランド・カリステ内野手(33)が戻れずタッチアウト。痛恨のミスも響き、最後は0-0の延長11回に5番手藤嶋が3失点した。
◆阪神岩崎優投手(33)が10球で締めた。3点リードがついた11回に登板。先頭カリステを直球で中飛に仕留めると、続く高橋周を二ゴロ。代打鵜飼は2球で右飛に抑え、危なげなく3者凡退で締めた。「みんなの力で勝ててすごく大きかったと思うので、あと2試合頑張ります」。今季4戦目で初めて、バンテリンドームでの勝利を呼び込んだ。
◆中日オルランド・カリステ内野手(33)が5回の走塁ミスを悔やんだ5回1死一、三塁では山本泰寛内野手(31)が初球、セーフティースクイズの構えからボール球を見送ると、飛び出した三塁走者オルランド・カリステ内野手(33)が戻れず、捕手の送球でタッチアウトになった。カリステは「サインが出ていたが、しっかり動くことができずアウトになってしまった」と反省した。9回無死二塁での打席では2度送りバントを試みたがファウルとなり、結局は空振り三振。「あそこのバントはやらなければいけない場面。しっかり決めることができなかった」と悔しそうに話した。
◆阪神近本光司外野手(30)が値千金の決勝打を放った。0-0のまま迎えた延長11回。1死二塁で中日藤嶋のスプリットをとらえた。左中間にはずむ左前適時打でベンチを歓喜に包んだ。初回先頭で中前打を放ち、チャンスメークしたが後続が凡退。2回以降は打線はベテラン涌井のペースにはまり、重苦しい展開が続いていた。「本当、ワンチャンスをものにしないとと思っていた。何とか後ろにつなぎたかった。しんどい試合が続いているので、今日勝つと負けるでは全然違う。勝ってよかった」と会心だった。通算1000安打にも残り11本とした。▽阪神藤川監督(2試合連続の延長戦で連敗ストップ)「総力戦で耐えながら、この1勝は非常に大きいと思います。リリーフ陣全員、投手陣全員で勝ちを拾ってきたんで。湯浅も素晴らしいですけど、つないできての結果ですから」▽阪神村上(先発で7回無失点)「点を取られなかったので、こういうふうに最後までつながって勝てた。ピンチをしのげてよかった」▽阪神森下(11回に2点適時打)「1点と3点では違うのでよかった。クリーンアップで開幕から出ているので、最後までやり切ると心に置いている。昨日はチャンスで打てず、自分のせいで負けたと思っている。今日は何とかと。いい形で修正できたと思います。(自打球を当てた左膝は)ケアしながら。試合に出たら全力でやるのが当たり前。全力でできなければ試合に出ません。できる確信があったので出ました。(出場は)大丈夫です、とずっと言っていました」
◆中日先発の涌井秀章投手(38)が阪神先発村上と白熱した投手戦を演じた。お互い7回を無失点に抑えた。涌井は初回に2死三塁のピンチも4番佐藤輝を中飛に打ち取ると、その後は7回まで2度と三塁を踏ませなかった。「クリーンアップに仕事をさせなかったことが点数につながらなかった。阪神とやる時は1、2番を出さずに3、4、5番はシンプルにヒットOKでやると、こういう試合になると思う」7回はクリーンアップと対決も森下を空振り三振、佐藤輝を投ゴロ、大山を空振り三振と3者凡退に仕留めた。「1発がある3人なので慎重に。あそこをしっかり投げ切れた」。この日許した3安打のうちクリーンアップは大山の1本のみ。7回を無四球、83球で投げ切った。
◆阪神が2夜連続の延長戦の末、連敗を止め、首位を堅守した。延長11回に中日5番手藤嶋から先頭の代打糸原健斗内野手(32)の中前打を皮切りに、1死二塁から近本光司外野手(30)の中前適時打で勝ち越し。さらに二、三塁に広がった好機に森下翔太外野手(24)がダメ押しに2点二塁打を放ち試合を決めた。森下は22日巨人戦(甲子園)で自打球を左膝に当て、出場が不安視されたがスタメン出場しマルチ安打。投手陣も7回無失点の村上のバトン受けたリリーフが無失点リレー。10回に3番手登板した湯浅京己投手(25)が、1回無失点の好投で、国指定難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」から復帰後初勝利を挙げた。レギュラーシーズンでは22年8月30日広島戦以来997日ぶりの白星。阪神は前回4月29日からの中日3連戦(バンテリンドーム)で3連戦3連敗を喫したが、敵地での連敗も止めた。
◆阪神が森下翔太外野手(24)のド根性タイムリーで首位を守った。前日22日の巨人戦で左膝に自打球を当て、敵地中日戦の欠場が心配されたが、痛みをこらえてフル出場。0-0で進んだ延長11回、近本の勝ち越し打に続き、左翼線へ勝利を決定づける2点適時二塁打を運んだ。9回にもあと少しで本塁打の一撃を放ちマルチ二塁打の大奮闘。負ければDeNAに首位を明け渡していた一戦で、不死身の3番が窮地を救った。痛む左膝にぐっと力を込めた。森下がド根性の2点二塁打で、勝利を導いた。0-0のまま迎えた延長11回。近本の中前打で待望の1点をもぎ取り、なおも続く1死二、三塁。カウント1-2から中日5番手藤嶋の144キロを迷いなく引っ張り、左翼線を抜いた。トドメの2点を刻んだ。「チャンスだったし、1点と3点では違うのでよかったです」。24時間前の厳しい顔とは打って変わって、24歳は目尻を下げた。22日の巨人戦の8回裏に自打球を左膝に当てて悶絶。めったなことではベンチに下がらない男が、9回表の守備から交代。骨に異常がないことは確認されたが、膝の内側にもろに当たったため、不安視された。名古屋に移動したこの日は他の選手の動きなどから見て、スタメン落ちが濃厚とみられた。だが、本人にその気はみじんもなかった。「試合に出たら、全力でやるのが当たり前。全力でできなければ試合に出ません。できる確信があったので出ました。(出場は)大丈夫です、と自分からずっと言っていました」。首脳陣やトレーナーの心配をよそに終始一貫。患部を入念にケアして、いつもの「3番右翼」に名を連ねた。膝の傷みとともに「心」が痛かった。前日自打球を受けた8回の打席。痛みをこらえながらバットを握ったが、無死一、三塁の好機で三ゴロ併殺打に倒れた。「昨日は自分のせいで負けたので、今日は何とかと思っていた」。まさに主軸の意地。9回2死では守護神・松山の155キロを左翼フェンスにぶち当てる二塁打。そして続けて延長11回の2点二塁打。手負いであろうと、球場の空気、試合の流れを変えられる唯一無二のスラッガーと証明した。2日連続の延長戦。投手が必死に踏ん張りながら、打線が応えられないもどかしい展開だった。藤川監督も「昨日、おとといも展開は近いものがあった。総力戦で耐えながら。この1勝は非常に大きい」とねぎらう執念星。DeNAが先に勝っていたため、負ければ首位を譲っていた。今季3戦全敗で鬼門になりかけていたバンテリンドームで初勝利。タフな森下の姿に引っ張られ、一丸勝利をつかんだ。【柏原誠】
◆阪神糸原健斗内野手(32)が均衡を破る足がかりを作った。11回先頭で代打起用されると、カウント2-2から中日藤嶋の直球を中前にはじき返して出塁。代走植田を送られてお役御免となったが、近本の中前打で植田が決勝のホームを踏んだ。「四球でも何でもいいので、出塁することだけを考えて打席に入りました。僕が出れば上位打線に回るので、つながってよかったです」。しぶとい働きで期待に応えた。
◆阪神湯浅京己投手(25)が、国指定難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」からの復帰後初勝利を挙げた。0-0で迎えた延長10回に登板。2死一、二塁のピンチを招いたが、加藤を見逃し三振に仕留め、両手をたたいてマウンドを降りた。1回0封直後の11回の勝ち越しを呼び、レギュラーシーズンでは22年8月30日広島戦以来、997日ぶりの白星をつかんだ。「(村上)頌樹さんがすごくいいピッチングしていた。いい流れでつなげるようにしようと、ブルペンでも話していた。だから自分もつなげられるようにと」チームの窮地を救った。前日22日は今季18試合に登板し、防御率0・53のセットアッパー桐敷が、左上肢の筋疲労で出場選手登録を抹消。ブルペンの緊急事態の中、2試合連続延長の激闘に突入した。2試合とも10回を任された湯浅はしっかり0封。桐敷の穴を埋めるアツアツ投球で、村上以下4投手による今季7度目の0封勝ちに一役買い、首位陥落も阻止した。試合後のベンチでは、ウイニングボールをつかんだ森下から記念の1球を渡された。重要な場面での登板も増え、1軍復帰後は10試合連続無失点。防御率0・00の安定感で勝利の方程式の一角に戻ってきた。23年WBCで世界一に輝いた22年の最優秀中継ぎ右腕が、闘病やリハビリを乗り越え、完全復活を証明中だ。藤川監督は「リリーフ陣全員、投手陣全員で勝ちを拾った。湯浅も素晴らしいですけど、つないできての結果ですから」とたたえた。昨年の最優秀中継ぎ左腕桐敷が抜けてもこの男がいる。虎の新0魔神が、鉄壁の防波堤になる。【塚本光】
◆両軍のスターティングメンバーが発表された。前日に自打球が左膝下に直撃し、途中交代した森下翔太外野手(24)が「3番・右翼」で先発。「4番・三塁」で先発する佐藤輝明内野手(26)は中日先発の涌井とは対戦打率・500(14打数7安打)、6打点、2本塁打と好相性を誇っている。豊田寛外野手(28)は「7番・左翼」で昨年7月17日の巨人戦(東京ドーム)以来のスタメン出場となる。先発は村上頌樹投手(26)。今季は中日戦に2試合登板して2勝、防御率1・93。前回対戦の10日(甲子園)にはマダックス(100球未満で完封勝利)を達成した。
◆阪神の先発・村上頌樹投手(26)は、絶対絶命のピンチを無失点に切り抜け、五回までスコアボードにゼロを刻んだ。一回2死から上林に安打を許すも、以降は四回まで1人の走者も許さない投球を続けていた村上。0-0で迎えた五回、先頭のカリステに左翼フェンス直撃の二塁打を浴びて得点圏に走者を背負い、続く高橋周の中前打で無死一、三塁のピンチを招いた。それでも宇佐見を遊飛に仕留めると、続く山本のセーフティースクイズの構えに三走・カリステが飛び出し、すぐさま坂本が三塁送球してタッチアウト。最後は山本を二飛に抑えて、無失点に切り抜けた。阪神打線は中日先発・涌井の前に沈黙。一、二、五回に先頭が安打で出塁するも、得点にはつながらず。好投を続けるエースを援護したい。
◆阪神・村上頌樹投手(26)が、またしてもピンチを無失点で切り抜けた。0-0の六回、1死から岡林に右中間への三塁打を浴び、2イニング連続で先制されそうなピンチを背負った。それでも、続く代打・田中をチェンジアップで空振り三振に斬ると、上林を申告敬遠で歩かせて2死一、三塁から、4番・ボスラーを中飛に仕留めた。村上は六回まで4安打無失点。4月18日の広島戦(甲子園)から続いていた連続無四死球は、上林への申告敬遠で40イニングでストップしたが、高い制球力で中日打線を抑え込んでいる。
◆先発した阪神・村上頌樹投手(26)は7回6安打無失点、110球の熱投でマウンドを降りた。序盤は高い制球力で四回まで1安打と中日打線を圧倒。五~七回に3イニング連続で三塁に走者を背負ったが、粘りの投球で本塁を踏ませなかった。八回に代打・ヘルナンデスが送られ降板し勝利投手の権利は得られなかったが、防御率は1・87から1・67に良化。村上が虎のエースの輝きを放っている。
◆阪神が延長戦を制して連敗を止めた。0-0で迎えた延長十一回、1死二塁から近本光司内野手が中前に先制打を放ち先制。続く中野拓夢内野手の安打などで二、三塁とチャンスを広げると、森下翔太外野手が左へ適時二塁打を放ちリードを広げた。最後は岩崎優投手が3人で終わらせ試合を締めた。ヒーローの近本は「長い試合でしたけど勝ってよかったです。いい高さのボールが来てたので、しっかり内から(バットが)出せたんですけど、結果的にヒットになってよかったです」と勝利を喜んだ。
◆オリックス、阪神で通算176勝を挙げ、引退後も両チームでコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家の星野伸之氏(59)が延長戦で白星を挙げた阪神について言及した。得点機の数では中日が圧倒的に多い試合だっただけに、しのいで勝ったこの1勝は大きい。一番明るい材料として挙げたいのは、湯浅の復活。延長十回に登板して、自らの悪送球などでピンチを招いたが、投げている球はセットアッパーや抑えを任されていた3年前に近づいている。いいコースから変化するスライダーとフォークボールの見極めを、打者が全くできていないように映った。この投球内容なら、勝利の方程式の一角を任せられる。なぜ湯浅の話をしたかといえば、桐敷が抹消された中で、この日は石井にイニングまたぎをさせた。これ自体は悪くないが、一番怖いのは、桐敷が戻った際に、石井が疲れ切ってしまうこと。湯浅という経験がある1枚が加わることで、その不安は一気に解消できる。もう1カ所、ポイントに挙げたいのは六回2死三塁からの申告敬遠。無四球が続いていた村上だったが、あえてベンチが決断したことは評価したい。その指示に村上も応えて後続を断った。しかも勝利につながった。ベンチが機能し、投手陣が踏ん張る。中身のある勝利だ。(本紙専属評論家)
◆阪神が2戦連続の延長戦を制し、首位を堅持。十一回、代打糸原健斗内野手(32)の中前打と梅野隆太郎捕手(33)の犠打で1死二塁とし、近本光司外野手(30)の中前打で均衡を破った。さらに1死二、三塁から森下翔太外野手(24)の左翼線二塁打で2点を追加した。十回のピンチを脱した湯浅京己投手(25)が2022年8月3日広島戦(甲子園)以来の勝利。岩崎優投手(33)が12セーブ目。村上頌樹投手(26)は再三の窮地をしのいで7回無失点。チームは今季7度目の完封勝利で延長戦3勝2敗2分。バンテリン開幕4戦目で初白星を挙げた。広島に勝利して2位に浮上したDeNAとは1差。
◆中日の涌井が今季最長の7回を投げ、3安打無得点に抑えた。切れ味の鋭いスライダーを軸に緩急を駆使して阪神打線を翻弄。七回は森下から空振り三振を奪い、好調の佐藤輝を投ゴロ、大山を空振り三振と、三者凡退に仕留めた。来月には39歳を迎えるベテラン。今季は開幕1軍を逃したが、2軍で徹底的に走り込んだ。下半身を強化したことで本来の力強さを取り戻した。4月29日の初登板以来、4試合続けて6回以上を投げて3失点以下。 この日の力投は報われなかったが「次は勝たせられるように頑張りたい。安定した投球ができればいい」と前向きに話した。
◆午後9時半を回り、ようやく試合が動き出した。均衡を破ったのは阪神・近本光司外野手(30)だ。願いを込めた打球が左中間のちょうど真ん中に落ちる。ようやく出た先制タイムリー。今季ワーストの19イニング連続無得点にピリオドを打った。「延長ばかり続いていたので、何とか早く帰りたいなと。皆さんも早く帰りたいだろうなと思って、必死に打ちました」中日のベテラン・涌井の多彩な変化球を捉えられず、虎のエース・村上と譲らない投手戦。中盤は防戦一方で得点の気配さえもしない中、チャンスは延長十一回に訪れた。先頭の代打・糸原が中前打、梅野が犠打を決め、1死二塁で打席に近本。カウント2―1から藤嶋のスプリットを捉え、代走で出場していた植田が生還。3連敗は避けたい、どうしても欲しかった先制点に、阪神ベンチも、名古屋に詰めかけた虎党も大盛り上がりだ。入団7年目で989本の安打を毎年安定して積み上げてきたヒットメーカー。不調のときでも「それはメンタルの状態が悪いのか、自分の状態が悪いのかのどっちかに分けてます。状態が良くてもヒットにならない時ってどうしてもメンタルの状態が悪くなるんですよ」と、自身への冷静な分析が結果につながっている。メンタル面が悪いときは練習時間を短くし、できる限り野球から離れたことを考え、とにかくメンタルを安定させる。状態が悪くても、ヒットが出ているときにも自分を俯瞰してみることを忘れない。「メンタルは安定しているんですよ。でも実際、状態が悪いから続かない。そういったときは野球のことをしっかり意識して、いつもよりも練習時間を長くする。体も疲れてくるんですけど、メンタルがいいからその疲労感はあんまりない」。日々の積み重ねで節目の1000安打まであと11本と迫った。「しんどい試合が続いているんで、きょう勝つのと負けるのでは全然違うので、勝ててよかったです」苦しい戦いを制して勝利に導いた背番号5。虎のリードオフマンが優勝への勢いを加速させる。(渡辺洋次)
◆痛みに耐えてよく打った!! 阪神は中日に3―0で勝利し、連敗を2で止めて首位の座をキープ。延長十一回、森下翔太外野手(24)が試合を決める2点二塁打を放った。前日22日の巨人戦では左膝下に自打球を当てて途中交代。万全の状態ではない中でも2安打と気を吐き、負の連鎖を断ち切った。頼もしさが増すばかりの主砲がいれば、藤川虎は大丈夫だ。虎も、若き主砲もこの程度では屈しない。前日に自打球を受け途中交代していた森下がフル出場。どっしりと構えたバットから快音を響かせ、延長十一回の粘り勝ちに導いた。「試合に出たら全力でやるのが当たり前。全力でできなかったら試合に出ていない。全力で(プレー)できる確信があったので、きょうは出ました」22日の巨人戦(甲子園)の八回に自打球が左膝下に直撃。あまりの激痛にその場でうずくまった。打席に立ち続けたが、田中瑛の前に無死満塁で併殺打。直後の守備からベンチに下がった。試合後には23日の出場について「わからない」と言葉少なだったが、一夜明けた試合前練習ではダッシュなど軽快に動き、フリー打撃では痛烈な打球を広角に打ち返した。大丈夫―。痛みがある中でも、試合では普段通りの輝きを放った。まずは九回2死で守護神・松山の初球155キロ直球を完璧に捉え、左翼フェンス上部に直撃する二塁打。あと少しで本塁打という打球に、塁上で両膝に手をついて悔しがった。後続が倒れ得点にはつながらなかったが、力強いスイングで劣勢だった流れを変えた。そして、近本の適時打で先制した延長十一回。1死二、三塁から藤嶋の高め直球を引っ張り込んで左翼線へ2点二塁打。「まずは勝つことにつながりますし、自分としてもチャンスで打てなかったので。1点と3点では全然違うと思うので、良かったなと思います」。三塁側を黄色く染めた阪神ファンからの歓声が、手負いの体に染みた。
◆阪神・岩崎が3点を奪った直後の十一回に登板し、打者3人をピシャリと抑えて締めた。通算100セーブを達成した17日の広島戦(甲子園)以来となる今季12セーブは通算101セーブ目。クローザーは「みんなの力で勝てて、すごく大きかったと思う。(このカード)あと2試合、頑張ります」と満面の笑みを浮かべた。
◆先発した阪神・村上は絶体絶命のピンチをしのいで7回を6安打無失点。打線の援護に恵まれず、今季7勝目はお預けとなったが、チームの勝利に貢献したことに納得の表情だった。「ピンチになってもしっかり丁寧に低めに投げられた。よかったと思います」五回は先頭のカリステに左翼フェンス直撃の二塁打から無死一、三塁とされたが、無失点に切り抜けた。六回も1死から岡林に右中間を破る三塁打。41イニングぶりの四球となる申告敬遠で上林を歩かせたが、得点を与えなかった。これで5試合連続のハイクオリティースタート(先発して7回以上を投げて自責点2点以下)。安定感抜群の右腕は「少し三者凡退などで攻撃にいいリズムが生まれるような投球ができれば」と反省も忘れなかった。(三木建次)
◆阪神・石井が0-0の八回から登板し、今季2度目のイニングまたぎで2回を無失点で切り抜けた。「何とか自分のできることをやろうと。ゼロで帰ってこられたのでよかった」。八回は三者凡退に抑えたが、九回、先頭のボスラーに右翼フェンス直撃の二塁打。その後、2死一、二塁とされたが、山本を二ゴロに打ち取り、サヨナラ負けのピンチを防いだ。
◆延長十一回、先頭で代打出場の阪神・糸原が決勝の口火を切った。「四球でもなんでもいいので、出塁することだけを考えて打席に入りました」。5番手・藤嶋の高め直球をしぶとく中前へ。「僕が出れば上位打線に回るので、つながって良かったです」。今季は全て代打出場で打率・238(21打数5安打)。虎のいぶし銀がチームの勝利に貢献した。
◆チームを鼓舞するように熱く腕を振った。紡がれてきたゼロをつなぎ、巡ってきた勝利投手。997日ぶりの今季1勝目に阪神・湯浅は?を緩めた。「何とかゼロに抑えていい流れを持ってこられたのでよかったです。名古屋も久しぶりですけど、どこで勝ってもうれしい」0-0のまま試合は延長戦へ。十回のマウンドを託された。先頭の板山はスライダーで空振り三振。岡林を中飛に仕留める。田中は内野安打と自身の悪送球で2死二塁のピンチを背負ったが、動じなかった。上林を申告敬遠し、最後は加藤匠を見逃し三振。「よっしゃ」と声を上げ、さっそうとベンチへと引き揚げた。国指定の難病「胸椎黄色靱帯(じんたい)骨化症」から4月29日にバンテリンドームで復活登板を果たし、そこからこれで10試合連続の無失点となった。「一試合一試合自分の任された場面でやるべきことをやるだけなので継続したい」。その快投に応えるように、直後に打線が奮起し、レギュラーシーズンでは2022年8月30日の広島戦(甲子園)以来、997日ぶりの勝利。名古屋の地がまた特別な場所となった。「(中日の)福さんとも話しましたけど、『今になっても(症状が)ある』って話はしていた。いろいろ聞けたのは自分にとってプラスでした」2軍調整中、同じ難病で苦しんだ先輩に症状について連絡することもあった。その福も見守る中つかんだ今季初勝利。湯浅の歩く道は、病気で苦しむすべての人に活力を与えていく。ウイニングボールは「渡されたからとりあえず持ってます」と照れくさそうにバックにしまった。投手陣全員で並べた11個のゼロ。湯浅は力を込めた。「(村上)頌樹さんもいい投球をしてくれて、(石井)大智さんも耐えてくれて。みんなで勝ててよかったです」997日ぶりの1勝は格別。この勝利が、最強投手陣の結束をより強固なものにしていく。(原田遼太郎)
◆延長十一回、阪神が勝利した瞬間、俺の中の虎たちが一斉に歓喜の雄たけびを上げた!!「がまん大会勝利、サイコー!!」「2試合連続で、延長で負けていたら地獄だったのに助かったー!」「近本、決勝タイムリーありがとう!!」「先発の村上、五回無死一、三塁、六回1死三塁、七回1死一、二塁のピンチで無失点。よく耐えた! あんたは『おしん』や!!(若い人は知らねーか)」「猛虎打線、村上に点を取ったれやー!」「鬼門ナゴヤでの勝ちはデカイ!」「森下、ダメ押しタイムリー2ベース、おおきに!!」「おっと、その前に前日の自打球で出場を心配したけど、出てきてくれて安心したよ~」「石井はイニングまたぎ、あんたはエライ!!」「湯浅、十回のピンチも無失点投球。ありがたや~」「岩崎、101回目のプロポーズじゃなかった! 101回目のセーブすてき!!」「糸原は十一回無死から代打でヒット!」「続く梅野が初球で決めた、プロフェッショナルなバントに拍手!!」「3つの申告敬遠で相手を封じた名采配、しびれたでェ!!」「明日は大竹で連勝頼んまっせェ!!」う~ん、今宵は朝まで夢の中でも六甲颪(ろっこうおろし)が鳴り響きそうなのだ。
◆ナイターを見る暇があったかどうか? 熱烈虎党の大の里も、喜んでくれたかな? 優勝、横綱昇進決定的、そして阪神勝利。おめでとうございます。朝から、トラ番たちは「森下は大丈夫か?」と心配しながらも、職業柄「もしもの時はどんな布陣になるんだろうか?」と、要チェックポイントを胸に刻んでの名古屋入りだった。タイミングも、あまりよろしくなかった。前川、楠本と外野手を降格させたばかり。やり繰りは難しそう。まして、ゴールデンウイークの前回対決で3連敗したバンテリンドーム。昔は名古屋が鬼門だったが、森下不在でそんな過去の亡霊をよみがえらせたくはない...。やがて、チーム練習がスタート。サブキャップ・原田遼太郎率いるサンスポ取材陣も、小さな動きも見逃すまいと熱視線だ。「新外国人で初安打を放ったばかりのヘルナンデスがサードのポジションに入って、(佐藤)輝さんがライトでノックを受けていたんです。なるほど、緊急事態の場合はこの布陣なのかと眺めていました。でも、森下選手の動きは思ったより普通で。打撃練習も、守備練習も、走る姿も。大丈夫そうだなと推測していました」これは最年少トラ番・萩原翔の感想。記者であると同時に、根っからの虎党だから、森下の無事を心から祈っていたことが、言葉の端々から伝わってくる。「森下選手の出場はうれしいんですが、個人的には輝さんにサードでゴールデングラブ賞を取ってもらいたいんですよ。安定感が増して、十分に可能性がありますよ」ファンというものは、いろんな理由で選手を眺めているもの。守備に不安があったサトテルも、そんな期待をされるレベルになってきているようだ。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
24 | 18 | 2 | 0.571 (↑0.01) | - (-) |
99 | 151 (+3) | 108 (-) | 24 (-) | 38 (+1) |
0.247 (↓0.001) | 2.200 (↑0.06) |
2 (1↑) |
DeNA |
22 | 18 | 3 | 0.550 (↑0.012) | 1 (-) |
100 | 150 (+2) | 118 (+1) | 19 (-) | 25 (-) |
0.237 (↑0.001) | 2.510 (↑0.03) |
3 (1↓) |
広島 |
22 | 19 | 2 | 0.537 (↓0.013) | 1.5 (↓1) |
100 | 142 (+1) | 114 (+2) | 21 (-) | 14 (-) |
0.244 (↓0.003) | 2.360 (↑0.01) |
4 (-) |
巨人 |
24 | 21 | 1 | 0.533 (↑0.01) | 1.5 (-) |
97 | 141 (+5) | 147 (-) | 33 (-) | 19 (+1) |
0.243 (↑0.001) | 2.810 (↑0.06) |
5 (-) |
中日 |
18 | 23 | 2 | 0.439 (↓0.011) | 5.5 (↓1) |
100 | 93 (-) | 133 (+3) | 19 (-) | 23 (+1) |
0.209 (-) | 2.930 (↑0.01) |
6 (-) |
ヤクルト |
13 | 24 | 2 | 0.351 (↓0.01) | 8.5 (↓1) |
104 | 107 (-) | 164 (+5) | 17 (-) | 10 (-) |
0.223 (-) | 3.660 (↓0.05) |
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