広島(★1対2☆)DeNA =リーグ戦10回戦(2025.05.23)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
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DeNA
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広島
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勝利投手:ジャクソン(4勝1敗0S)
(セーブ:入江 大生(1勝1敗9S))
敗戦投手:森下 暢仁(3勝4敗0S)
  DAZN
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◆DeNAが接戦を制した。DeNAは4回表、オースティンの適時打で先制する。続く5回には、2死一塁から牧が適時二塁打を放ち、リードを広げた。投げては、先発・ジャクソンが7回途中4安打1失点の好投で今季4勝目。敗れた広島は、打線が振るわなかった。

◆DeNAが、22日の中日戦(横浜)に4-0で快勝し、カード勝ち越しを決めた。チームは8カード連続でカード負け越しがなく、好調をキープする。今日23日からは、鬼門のマツダスタジアムで広島との3連戦を迎える。今季は4月4~6日の3連戦で3タテを喫した。マツダスタジアムでは、24年は4勝9敗、23年は5勝7敗1分け、22年は3勝9敗と苦戦を強いられるが、鬼門突破でさらに勢いに乗るか。

◆広島とDeNAの、マスコットによる豪華コラボが実現した。広島のマスコットのスラィリーに加えて、DeNAのマスコットのDB・スターマンが広島に遠征した。仲良さそうにわちゃわちゃしながら、ともにマツダスタジアムを盛り上げた。

◆DeNAが今季マツダスタジアムで初勝利を収めた。直近4試合連続2ケタ安打と好調を維持する打線が広島先発の森下から先制点をもぎ取った。4回、牧の二塁打からチャンスを作って、オースティンが遊撃へ適時内野安打。「納得できないスイングと打球でしたが、チームとして先制点を取れたことは良かったです」と喜んだ。5回2死一塁からは牧が適時二塁打。「あの打球でクワさん(桑原)がホームまでかえってくれたおかげですね!」と2点リードした。先発ジャクソンは3回まで完全投球を披露。6回終了時点で散発2安打に封じるも、7回に無死満塁のピンチを招いて降板した。それでも2番手伊勢がモンテロを二ゴロ併殺打に打ち取った。この間に1点を失うも、続く佐々木を三振に仕留め、好リリーフでリードを守り抜いた。8回はウィック、9回は入江が無失点に抑え、今季3連敗中の鬼門マツダスタジアムで今季初白星を挙げた。チームはこの日も10安打を放ち、5試合連続2ケタ安打となった。

◆広島森下暢仁投手(27)が6回2失点で4敗目を喫した。3回まで1安打も、4回1死三塁から遊撃への適時内野安打で先制を許した。1死満塁は切り抜けたものの、5回2死走者なしから連続単長打に味方の拙い守備も重なり失点。4月18日阪神戦の3勝目から登板5試合白星がなく「毎回同じことをしている。走者を出して、ほぼほぼ点を取られている。粘れていない。簡単に点を与え過ぎ」と肩を落とした。チームも3位転落となった。

◆3試合ぶりにDeNAの先発マスクをかぶった山本が、立て続けに快音を響かせた。二回の第1打席で中前打を放つと、四回の第2打席では三遊間を破った。ともに森下から初球打ち。「与えられたところで結果を出すだけ」と気合を入れており、出場3試合連続安打と状態は上向きだ。正捕手に定着した7年目の昨季は自己最多の108試合に出場し、・291を記録した勝負強い打撃と堅実な守備でベストナインとゴールデン・グラブ賞に輝いた。さらなる飛躍を期す今季は、進境著しい3年目の松尾と競い合っている。松尾はバウアーの女房役を託され、持ち前の打力を生かしてアピール。5月の月間打率は試合前時点で・560(25打数14安打)と当たりに当たっており、バウアー以外の投手ともバッテリーを組み、先発出場の機会を増やしている。前夜は2年目の石田裕とコンビを組み、息の合ったリードで1安打の9回完封勝利をお膳立てした。三浦監督は山本に与える影響について「(刺激に)なっていないわけがない」と相乗効果の期待を口にする。「(松尾に)出番を与えてしまったのは事実。チームが勝ちたいと思っているときに初めから(先発に)名前を連ねられるように」と山本。ホープの壁となり、扇の要に君臨する。(鈴木智紘)

◆広島がDeNAに惜敗し、3位に後退した。先発した森下暢仁投手(27)が6回を投げ、2失点で今季4敗目を喫した。森下は三回まで無失点投球を見せたが、四回の先頭の牧に左翼線二塁打を浴び、その後、1死三塁からオースティンの適時内野安打で先取点を奪われた。五回にも2死一塁から牧に左翼線へ適時二塁打を打たれ、リードを広げられた。打線は相手先発のジャクソンに三回まで無安打に封じられた。七回に無死満塁の好機を作るが、モンテロ(前ロッキーズ)は二ゴロ併殺打。その間に1点を返すが、追加点は奪えなかった。

◆DeNAは四回にオースティンの内野安打で先制し、五回に牧の二塁打で加点。ジャクソンが6回0/3を1失点で4勝目。伊勢、ウィック、入江の継投で逃げ切った。広島は森下が6回2失点。打線は七回無死満塁で1点どまりだった。

◆広島がDeNAに惜敗し、3位に後退した。先発した森下暢仁投手(27)が6回を投げ、2失点で今季4敗目を喫した。

◆DeNA・伊勢大夢投手(27)が2-0の七回無死満塁で登板し、好救援を見せた。1人目のモンテロの二ゴロ併殺打の間に1点を失ったが、続く佐々木は直球で押して空振り三振に斬った。ヒーローインタビューを受けた右腕は「ちょっと緊張して手が震えていた」と振り返りつつ「いいゲームだった」と息をついた。三浦監督は「腹をくくり、しっかりと3つアウトを取ってくれた」とたたえた。(マツダ)

◆DeNA・牧秀悟内野手(27)が1-0の五回に貴重な適時二塁打を放った。2死から桑原が左前打を放った後の打席で、森下の内角直球を左翼線へ運び2打席連続の二塁打。相手の守備が乱れる間に一塁走者の桑原が生還した。8試合連続安打と好調な牧は「森下さんは、めちゃくちゃいいピッチャー。ギリギリ打てた感じ」と謙虚に喜びをかみしめた。(マツダ)

◆試合前練習。カメラを操作するDeNA・大貫晋一=マツダスタジアム(撮影・渋井君夫)

◆DeNAは23日、広島10回戦(マツダ)に2-1で競り勝ち、今季最多の貯金4として2位に浮上した。先発のアンドレ・ジャクソン投手(29)が、七回途中4安打1失点で4勝目。防御率1点台が3人そろう好調な先発ローテーションの一角を担う右腕が好投し、チームの勢いを加速させた。強力な先発ローテーションの一角を担うジャクソンが、チームメートの好投に導かれるように試合を組み立てた。2-0の七回に無死満塁を招いて伊勢の救援を仰いだが、最少失点で4勝目。「伊勢選手には何度も助けてもらっている。ディナーの借りができたと話した」と笑顔で語った。来日2年目で日本球界に適応した右腕は、150キロ超の直球に得意のチェンジアップや落差あるカーブを織り交ぜて緩急をつける。打者1巡目は一人の走者も許さず、森下との投げ合いで攻撃への流れを生み出し、三浦監督は「しっかりゲームをつくった。ナイスピッチング」とたたえた。2位に浮上したチームの原動力は先発陣だ。防御率はリーグトップのケイが1・10、ジャクソンが1・27、東が1・90と安定感が際立つ。前夜は石田裕が1安打で完封勝利。春季キャンプでその2年目の右腕からスライダーの投げ方を教わったジャクソンは「彼は本当に素晴らしいピッチングをした。先発陣みんなで切磋琢磨(せっさたくま)している」と相乗効果を口にした。同じ助っ人のバウアーとケイの投球にも感化されており「彼らはスーパーピッチャーなので負けないように」と誓う。バウアーにはフォームの助言を仰ぎ、ブルペン投球をチェックしてもらったこともあった。「一番のコーチ。ありがたい情報源」と感謝を示す。この日は勝ちパターンを担う伊勢、ウィック、入江が無失点でつなぎ、救援陣の態勢も整ってきた。強みの打線は5試合連続2桁安打と上り調子。「気温が上がってきて、ベイスターズの野球の時期だと感じる」。充実の汗を拭ったジャクソンの口ぶりは得意げだった。(鈴木智紘)

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
24182 0.571
(↑0.01)
-
(-)
99151
(+3)
108
(-)
24
(-)
38
(+1)
0.247
(↓0.001)
2.200
(↑0.06)
2
(1↑)
DeNA
22183 0.550
(↑0.012)
1
(-)
100150
(+2)
118
(+1)
19
(-)
25
(-)
0.237
(↑0.001
2.510
(↑0.03)
3
(1↓)
広島
22192 0.537
(↓0.013)
1.5
(↓1)
100142
(+1)
114
(+2)
21
(-)
14
(-)
0.244
(↓0.003)
2.360
(↑0.01)
4
(-)
巨人
24211 0.533
(↑0.01)
1.5
(-)
97141
(+5)
147
(-)
33
(-)
19
(+1)
0.243
(↑0.001)
2.810
(↑0.06)
5
(-)
中日
18232 0.439
(↓0.011)
5.5
(↓1)
10093
(-)
133
(+3)
19
(-)
23
(+1)
0.209
(-)
2.930
(↑0.01)
6
(-)
ヤクルト
13242 0.351
(↓0.01)
8.5
(↓1)
104107
(-)
164
(+5)
17
(-)
10
(-)
0.223
(-)
3.660
(↓0.05)