1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
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巨人 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 | 12 | 2 | 1 |
阪神 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 1 | 1 |
勝利投手:船迫 大雅(1勝2敗0S) (セーブ:マルティネス(1勝0敗16S)) 敗戦投手:ネルソン(0勝1敗0S) 本塁打 |

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◆巨人が延長戦を制した。巨人は1-2で迎えた7回表に、ヘルナンデスのソロで同点とする。そのまま迎えた延長11回には、門脇の適時三塁打で勝ち越しに成功した。投げては、6番手・船迫が今季初勝利。敗れた阪神は、11回に2死満塁の好機をつくるも、あと1本が出なかった。
◆巨人山崎伊織投手は鬼門の甲子園球場で勝利できるか。阪神戦は通算12試合に登板して4勝4敗の防御率2・70を残すが、そのうち甲子園球場では6試合で0勝3敗の防御率3・86。対戦したセ・リーグ5球団の本拠地の中で最も黒星が多い苦手球場となっている。また、甲子園球場の阪神戦は援護に恵まれない試合が多く、先発登板時の味方打線は33イニング攻撃して4得点だけ。9イニング換算の1試合の平均援護点が1・1点しかない。
◆阪神ドラフト3位木下里都投手(24)、椎葉剛投手(23)、岩貞祐太投手(33)、島田海吏外野手(29)の4選手が試合前から1軍に合流した。出場選手に登録されれば、ルーキー木下と2年目椎葉にとっては初めての1軍昇格。プロ初登板への期待も高まる。木下はファーム19試合で防御率3・38。椎葉は17試合に登板し、防御率2・82をマークしていた。代わってこの日、富田蓮投手(23)と前川右京外野手(22)がファームに合流していた。
◆阪神が開幕から4カード連続での巨人戦勝ち越しに臨む。昨年9月1日、甲子園から巨人戦14試合連続安打中で、20日から2試合連続3安打と当たっている大山悠輔内野手(30)のバットにも注目だ。先発ジョン・デュプランティエ投手(30)も巨人戦初勝利での来日2勝目に挑む。
◆3連戦最終戦のスタメンが発表され、巨人は2日連続で"新切り込み隊長"の増田陸を1番に起用した。3年ぶりに1番を任された前日21日には、1回の先頭打者で左前打でチームに勢いをもたらし、2安打で役目を全うした。前夜は先制の適時打を放ち、さらにヘッドスライディングでの生還で追加点も挙げた浅野翔吾は8番中堅で2試合連続スタメンとなった。先発は山崎伊織。阪神戦は通算12試合に登板して4勝4敗の防御率2・70も、甲子園球場では6試合で0勝3敗の防御率3・86と苦戦している。また先発登板時の味方打線は33イニング攻撃して4得点だけ。9イニング換算の1試合の平均援護点が1・1点しかない。打線の奮起に勝利はかかっている。
◆パナソニック株式会社協賛の「パナソニックエコナイター」として開催され、CMに出演中の女優の山田杏奈(24)が始球式を行った。まとめ髪で、パナソニックの「87(パナ)」の背番号が付いたタテジマのユニホームでマウンドへ。ワンバウンドでストライク投球を見せると、場内からは大きな拍手が起こった。山田も大きな笑顔を見せていた。
◆パナソニック株式会社協賛の「パナソニックエコナイター」として開催され、CMに出演中の俳優山田杏奈(24)が始球式を行った。まとめ髪で、パナソニックの「87(パナ)」の背番号が付いたタテジマのユニホームでマウンドへ。ワンバウンドながら捕手の構えたゾーンに投球。場内からは大きな拍手が起こった。山田も大きな笑顔を見せていた。「やっぱり立つとすごく緊張しますね。皆さんの熱気もそうですし。すごくありがたい経験をさせてもらっているなと思いますね」と振り返った。甲子園での投球は自身3回目。毎回自己採点を付けており、1回目の22年は「60点」。昨季の2回目は「75点」を付けていた。「(今回は)60点。下がっちゃってますね(笑い)。いやー。またリベンジしたい」と次回のチャンスへ意気込んだ。
◆阪神佐藤輝明内野手(26)があわや接触というプレーを冷静に回避した。2回の先頭で一、二塁間に打球を放った。一塁ベースカバーに走った巨人山崎伊織投手(26)がタイミングが合わず、ベース上で転倒するような格好になった。走路をふさがれた佐藤輝だったが、ボールがこぼれていたこともあり、落ち着いてスピードを落とし、ぶつからないようにベースを通過。記録は内野安打になった。このカードでは6日、阪神中野拓夢内野手(28)と一塁手の巨人岡本和真内野手(28)がベース上で激しく交錯。岡本が左肘靱帯(じんたい)損傷の大けがを負った。
◆阪神大山悠輔内野手(30)に今季初めて甲子園にアーチをかけた。2回無死一塁から逆転の2号2ランを放った。1ボールから山崎伊織(26)が投げた外角寄り135キロのカットボールをどんぴしゃりのタイミングでとらえた。左翼フェンスをゆうゆうと超える飛距離123メートル、打球速度171キロの一撃となった。4月23日のDeNA戦(横浜)以来の本塁打。20日、21日と2試合連続の3安打と調子を上げていた。
◆阪神島田海吏外野手(29)が機転を利かせたプレーで拍手をもらった。2回1死一、二塁のピンチ。左翼を守る島田の近くに白いビニール袋が飛来し、ゆっくりとファウルエリアに流れていった。タイミングをはかっていた島田は、ボール交換でタイムがかかったタイミングで袋をとりにいき、すぐに定位置に戻った。
◆阪神高寺望夢内野手(22)が甲子園で躍動した。遊撃でのスタメンはプロ2度目だが、甲子園では初めて。6回2死、浅野翔吾外野手(20)の二遊間へのヒット性の当たりに素早く反応し、ぎりぎりで押さえると、1回転して一塁にスムーズな送球。余裕をもってアウトにした。内野はどこでも守れ、春のキャンプからは人生初の外野にも挑戦しているが、慣れ親しんだ本職で生き生きとプレーした。ちなみに、上田西(長野)では新型コロナで春夏の甲子園大会が中止になった世代。入寮時には「甲子園の土」が入ったキーホルダーを持参した。
◆阪神及川雅貴投手(24)が痛恨の1発を浴びた。2-1で迎えた7回、先発デュプランティエに代わってマウンドへ。先頭の代打ヘルナンデスに、カウント2-2からカットボールを捉えられ、左中間へ同点ソロ本塁打を許した。及川はこの試合前まで、今季19試合の登板で自責わずか1。安定感ある投球でブルペンを支えてきたが、今季初黒星を喫した15日DeNA戦(横浜)以来の失点となった。
◆阪神ジョン・デュプランティエ投手(30)が来日最多99球を投じ、6回6安打1失点と好投した。2回先頭キャベッジから連打からの1死一、二塁のピンチに巨人泉口の右翼線適時二塁打で1失点。2回裏に大山悠輔内野手(30)の2号逆転2ランで援護を受けると、3回に大きなヤマ場を迎えた。先頭増田陸に先頭四球を与えると、続く門脇の送りバントがファウルに切れそうになりながら一塁線上に止まるアンラッキー。3番吉川に四球を与えて無死満塁を背負った。そこから助っ人右腕のギアは最大値に。キャベッジ、甲斐を154キロ直球で空振り三振に打ち取ると、中山も変化球で空振り三振と3者連続三振で、マウンド上で叫び声を上げた。6回まで毎回9個の奪三振を積み上げ、来日初年度の奪三振数は44に。規定投球回に未到達ながら、リーグ3位につける虎のドクターKぶりを見せつけた。1点リードの場面で7回からバトンを渡した2番手及川が代打ヘルナンデスに同点ソロ本塁打を被弾。5月3日ヤクルト戦(甲子園)以来となる来日2勝目の権利は消滅した。
◆阪神坂本誠志郎捕手(31)がさりげない超ファインプレーを見せた。同点に追いつかれた7回、なおも2死満塁のピンチで中山の打席だった。1ボール2ストライクと追い込んだ後、及川の132キロスライダーは、バットが空を切ったように見えた。ドッと沸いた甲子園だったが、主審はファウルの判定。しかし直後に捕手坂本がボールを手に取り、主審に対してボールを見せてアピール。確認の後に一時ファウルとなったジャッジが覆り、空振り三振で3アウトとなった。ストライク、ボールの判定はリクエスト検証のできないプレー。冷静なアピールプレーで、終盤の大ピンチを救った。
◆阪神の新外国人ラモン・ヘルナンデス内野手(29)が出場選手登録され、来日2打席目でNPB初安打をマークした。2-2の8回、代打で久しぶりの打席を迎えると大歓声が上がった。愛称「モーチョ」を連呼する応援歌に背中を押されながら、左腕石川達也(27)に対した。粘って7球目の147球の直球をたたき、三遊間をきれいに割った。代走が出され、ベンチに戻るとナインにもみくちゃにされた。キャンプから長打力、対応力のある打撃、内外野を守れる守備力など、実戦でアピールを続けたが、開幕後は1打席に立っただけで2軍調整へ。5月に入ってようやく本来の調子を取り戻し、2カ月近く遅れての「再デビュー」となった。その最初の打席で結果を出した。この日は午後1時から尼崎市のSGLでウエスタン・リーグ、オリックス戦に「4番DH」で出場。2打席凡退だった。3回の打席終了後に、約7キロ離れた甲子園に向かった。メジャー経験はなく、この3年はメキシカン・リーグで活躍。昨年は82試合で打率3割1分3厘、22本塁打、71打点の好成績を残している。
◆巨人泉口友汰内野手(25)が一心不乱に振り抜いた。2回1死一、二塁、阪神先発のデュプランティエの145キロカットボールをはじき返した。先制の右翼線への適時二塁打を「先制点がほしいところで、ランナーをかえせて良かったです」と興奮気味に振り返った。チームにとっても貴重な先制打は泉口自身にとっても待望の一打だった。長いトンネルで苦しんだ。16日の中日戦以来の15打席ぶりの安打で、適時打は7日の阪神戦以来だった。「毎日必死です。弱気になっちゃいけないと。正直、きついっすよ」。開幕2軍も4月9日のDeNA戦からスタメンに定着。同13日の広島戦からは1番に抜てきされた。結果を残し続けることの難しさを痛感させられた。4月は3割1分3厘と好調をキープするも、5月に入ってからは試合前時点で2割1分5厘と低迷。前日21日はスタメンから外れ、この日は打順を7番に落とした中での一打だった。遊撃の守備では4回無死二、三塁で大山の遊ゴロを本塁への好送球で追加点を阻止。大阪桐蔭時代に夢を追いかけた聖地・甲子園で我武者羅にプレーした。マウンドでは山崎が甲子園の"魔物"と戦った。今季はここまで7試合に先発し、5勝1敗、防御率1・17と好投を続ける。一方で甲子園ではプロ入り後、6試合で0勝3敗、防御率3・86と白星が遠い。「マツダと甲子園は勝ってない。今年中にそれを終わらせられるように、今年はやっぱり過去3年と違う自分でいたいと思うので、今年こそ勝てるように頑張りたいと思います」と気合十分だった。人事は尽くした。4回に佐藤輝の投手強襲の打球が左足付近をかすめるもなりふり構わず続投。7回に代打を送られ、6回2安打2失点(自責1)の好投を披露した。【為田聡史】
◆阪神佐藤輝明内野手(26)が「爆肩」で観衆を驚かせた。8回1死、浅野翔吾外野手(20)の三塁線への打球に腕をいっぱいに伸ばしてつかんだ。勢いあまってファウルエリアに大きくはみ出したが、そこから足を踏ん張り、思い切り腕を振って、一塁に地をはうようなスローイング。会心のプレーでアウトにしてみせると、グラブをたたいて喜んだ。メジャーばりのプレーに、SNSでは「和製アレナドが降臨」「マチャド、アレナドみたいな守備がNPBで」と興奮の声が相次いだ。
◆阪神は22日、今季の主催公式戦入場者数が100万人に達したことを発表した。今季の。この日までの入場人員は24試合で100万3305人で(甲子園21試合=89万4798人、地方3試合=10万8507人)。過去最速は04年5月21日、20試合で103万1000人、実数発表後の最速は19年5月18日、23試合で100万7001人だ。
◆森下翔太外野手(24)が負傷交代した。2-2の8回無死満塁の大チャンス。代わったばかりの4番手田中瑛斗(25)からのシュートを振りにいき、打球はガードがない左膝の内側を直撃。もんどり打って倒れた。負傷交代かと思われたが、しばらく時間をおいてプレー続行したが、三ゴロ併殺に倒れた。この回、勝ち越しできなかった。次の守備からベンチに下がると、場内がざわついた。
◆阪神がこれ以上ない大チャンスを逸した。2-2の8回無死満塁でクリーンアップに回ってきたが、3番の森下翔太外野手(24)が三-捕-一の併殺に倒れた。森下はこの打席で左膝に自打球を当てながら、痛みに耐えてプレー続行。トップスピードで走れていなかった。続く佐藤輝明内野手(26)は申告敬遠で2死満塁。2回に一時逆転の2ランを放っていた大山悠輔内野手(30)が打席に入ったが、4番手田中瑛斗(25)のスライダーにバットが回り、ファンの大きなため息を誘った。
◆巨人山崎伊織投手(26)が"魔物"に阻まれた。6回2安打2失点で好投するも味方の援護が及ばず、甲子園での初勝利を逃した。味方打線が2回に先制するも、直後に大山に2ランを許した。4回に阪神佐藤輝の打球が左膝付近をかすめるも続投。「点を取ってもらった後、すぐに本塁打で逆転をされてしまったところが反省。そのあとは守備にも助けられなんとか粘れました」と役割は果たした。プロ入り後、甲子園では7試合で0勝3敗といまだ白星がない。
◆阪神が今季5度目の延長戦で敗れ、今季の巨人戦で開幕から4カード目で初の負け越しとなった。2-2で迎えた延長11回、この回から登板したニック・ネルソン投手(29)が先頭の笹原に内野安打で出塁を許すと、暴投もからみ2死二塁から、門脇に右翼へ決勝の適時三塁打を浴びた。一時は逆転に成功した。1点先制された直後の2回、佐藤輝が敵失で出塁。無死一塁で、大山悠輔内野手(30)が巨人山崎の外角寄り135キロのカットボールを捉え、左翼へ逆転2ランを放った。今季の甲子園1号は4月23日DeNA戦(横浜)以来のアーチとなった。しかし、2-1で迎えた7回、先発ジョン・デュプランティエ投手(30)に代わって登板した及川雅貴投手(24)が、先頭の代打ヘルナンデスにカットボールを捉えられ、左中間へ同点ソロ本塁打を被弾。一時は同点に追いつかれた。2-2のまま迎えた8回、先頭の代打ヘルナンデスが初出場&初安打で出塁すると、近本の四球と犠打野選で無死満塁と絶好のチャンス。しかし森下が三ゴロ併殺、佐藤輝の申告敬遠の後に大山が空振り三振に倒れチャンスはついえた。今季の巨人戦は12試合を終えて、8勝4敗と大きく勝ち越す形だが、今カードは初の負け越し。試合前には桐敷拓馬投手(25)が左上肢の筋疲労で出場選手登録を抹消されるなど、大量10人の入れ替えを行ったが、チーム一丸での白星とはならなかった。
◆巨人阿部慎之助監督(46)が監督通算100勝(80敗8分け)に到達した。首位を走る阪神に今季初のカード勝ち越しを決めた。1点を追う7回に好投する山崎に代打ヘルナンデスを送ると、起死回生の2号同点ソロ。采配が的中した。今季は岡本、丸ら主力がけがで長期離脱。ベテランの坂本、長野も調子が上がらず2軍再調整を強いられている中、若手を積極的に起用してきた。順位はBクラス4位も貯金2。「まずは5割。とにかく5割という部分を意識して」と常々口にする。就任1年目の昨季は4年年ぶりのリーグ制覇に導いた。
◆巨人が終盤の大ピンチを切り抜けて2連勝を飾り、今季の阪神戦3カード目で初の勝ち越しを決めた。2試合ぶりのスタメンとなった7番泉口友汰内野手が2回1死一、二塁から右翼線へ先制の適時二塁打。1点を追う7回には代打ヘルナンデス外野手が左翼席へ2号ソロを放って同点とした。先発山崎伊織投手が6回2安打2失点(自責1)と粘りをみせ、勝負を分けたのは8回。無死満塁のマウンドに上がったのは田中瑛斗投手。絶体絶命の危機に迎えたのは巨人戦で絶好調の森下。日本ハムから現役ドラフトで加入した右腕は、首脳陣からの称賛されるシュートを思い切って内角に投げ込み続けた。150キロ超えの連投に、強引に引っ張った当たりは三塁門脇誠内野手が捕球して本塁封殺。さらに一塁に送ってダブルプレーで2アウト。佐藤輝は申告敬遠年、続く大山にも強気のカットボールで追い詰めて空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。試合は2-2の同点で迎えた延長11回、門脇の適時三塁打で勝ち越し。敵地で、阿部監督の監督通算100勝(80敗8分け)にもなる貴重な白星を積み上げた。
◆虎のドクターKが真骨頂を見せた。阪神ジョン・デュプランティエ投手(30)が来日最多99球を投じ、6回6安打1失点と好投した。2回先頭キャベッジから連打からの1死一、二塁のピンチに巨人泉口の右翼線適時二塁打で1失点。直後に大山の2号逆転2ランで援護を受けると、3回に最大の見せ場がやってきた。先頭増田陸に先頭四球を与えると、続く門脇の送りバントが一塁線上に止まるアンラッキー。3番吉川に四球を与えて無死満塁を背負うと、助っ人右腕のギアを最大に押し込んだ。キャベッジ、甲斐を154キロ直球で連続空振り三振、中山にはこの日最速の156キロのストレートを交えながら、最後はカーブでバットに空を切らせた。スタンドに見せつけた奪三振ショー。右腕は雄たけびを上げ、虎党からの大歓声のシャワーを全身に浴びた。「もっといい投球がしたかったね。カウント不利にしたところを相手打線に狙われて球数が多くなってしまった。今日も坂本の配球、ブロッキングに助けてもらって、信頼して投げていくことができた。坂本に感謝してるよ」。6回の壁を破ることはできなかったが、毎回9個の三振を奪い、奪三振数はチームトップの44に積み上がった。規定投球回に未到達ながら、リーグ3位。7回からバトンを渡した及川が、代打ヘルナンデスに同点ソロアーチを被弾し、5月3日ヤクルト戦(甲子園)以来の来日2勝目はお預けに。先発ローテの一角を守る、虎の快速奪三振右腕の快進撃は歩みを止めることはない。【伊東大介】
◆巨人泉口友汰内野手(26)が挽回の一打を放った。2回1死一、二塁、阪神先発デュプランティエの145キロカットボールをはじき返した。一塁手の右を抜く右翼線への適時二塁打に「先制点がほしいところで、ランナーをかえせて良かった」と高揚した。チームにとっても貴重な先制打は、泉口自身にとっても待望の一打だった。長いトンネルで苦しんだ。16日の中日戦以来の15打席ぶりの安打で、適時打は7日の阪神戦以来だった。「毎日必死です。弱気になっちゃいけないと。正直、きついっすよ」。開幕2軍も4月9日DeNA戦からスタメンに定着。同13日の広島戦からは1番に抜てきされた。結果を残し続けることの難しさを痛感させられた。4月は打率3割1分3厘と好調をキープするも、5月は試合前時点で2割1分5厘と低迷。前日21日はスタメンから外れ、この日は打順を7番に落とした中での一打だった。遊撃の守備では、4回無死一、三塁で大山の遊ゴロを本塁への好返球で相手の追加点を阻止した。大阪桐蔭時代に夢を追いかけた聖地・甲子園。17年春に優勝し、同夏には3回戦サヨナラ負け。史上初(当時)の2度目の春夏連覇を逃し、歓喜も厳しさも知った場所。いまはプロとして立つ舞台で、ただがむしゃらにプレーした。【為田聡史】
◆阪神が今季5度目の延長戦で敗れ、今季の巨人戦で開幕から4カード目で初の負け越しとなった。2-2で迎えた延長11回、この回から登板したニック・ネルソン投手(29)が2死二塁から、門脇に右翼へ決勝の適時三塁打を献上。阪神藤川球児監督(44)は「まだ新戦力と言いますかね、(登板)2試合目ですからね、そのあたりは、結果はどっちに出るか分からないですからね」と冷静に振り返った。また、阪神森下翔太外野手(24)は、2-2の8回裏無死満塁の打席で自打球が左膝内側を直撃。プレーを続行して、三ゴロ併殺に倒れたが、9回表守備から交代。大事を取っての交代かと問われた指揮官は「そうですね。自打球ですからね。明日になってみないと分からないですね」と話した。試合前には桐敷拓馬投手(25)が左上肢の筋疲労で出場選手登録を抹消されるなど、大量10人の入れ替えを実施。「短い期間で戻ってこられるようにという対策ですから。長く現役やってると、そういう選手が必ず出てくるし、桐敷は、自分のことを考えてやればいいと思うんですけどね」と長いシーズンを見据えての措置とした。
◆巨人門脇誠内野手(24)が値千金の決勝打を放った。延長11回2死二塁、阪神ネルソンから右越え適時三塁打をマーク。「しっかり自分のスイングができるところを打ちに行くと。シンプルに」と待望の勝ち越し打で勝負を決めた。2軍再調整も試行錯誤を重ねてきた。「いろんなことを試したりとか、バットを寝かしたり、立てたりとか」と苦悩の日々を晴らす一打は痛快だった。
◆途中交代となった阪神森下翔太外野手(24)が試合後、患部の状態について言及した。「(明日の出場は)分からないです。明日になってみないと分からない。(症状は)まあ、もろもろです」。2-2の8回無死満塁の打席で、自打球が左膝の内側を直撃した。しばらくうずくまった後にプレーを再開したが、三ゴロ併殺で凡退。直後の守備から、ベンチに下がっていた。
◆首位阪神が4時間18分の激闘で競り負けて連敗、開幕4カード目で初の巨人負け越しを喫した。2-2の延長11回2死二塁で、6番手ネルソンが門脇に決勝の適打を浴びた。セットアッパー桐敷拓馬投手(25)が、左上肢の筋疲労で出場選手登録を抹消された緊急事態で救援陣が踏ん張れず。好機であと1本が出なかった打線も3番森下翔太外野手(24)が自打球で負傷交代し、23日の出場は不透明。2位広島が0・5差、3位DeNAも1差に接近と踏ん張りどころを迎えた。左翼への打球が伸びる浜風は吹いていなかった。それでも大山の打球は、すぐに本塁打と確信できる力強さがあった。高い角度で飛び出し、123メートル先の左翼スタンドへ。約1カ月ぶり、一時逆転とする2号2ラン。甲子園の大歓声を聞きながらのベース1周は今季初めてだった。「デュープ(デュプランティエ)が投げる日になかなか得点できていなかったので」と振り返った。1点を先制された直後の鮮やかな一振りだったが、久しぶりの本塁打にも「そこじゃないので。ほかで打てなかったので。しっかり反省してまた明日頑張ります」と口元を引き締めた。バットは従来のモデルに戻っている。4月25日からチーム内で初めて話題沸騰のトルピード(魚雷型)バットを手にした。15試合も続けたのち、16日から元に戻した。「魚雷」で本塁打は出なかったが自分に合わなかったわけではない。「選択肢が広がった」と収穫ととらえている。「メリットとデメリットがあると分かった。使い分けをしてもいいと思う。自分の感覚も大事にしながら考えたいですね」。長いシーズンを戦うための引き出し、さらなる打撃探究へ、新型バットとの出合いは無駄にしない。練習では通常バットを並行して使った。スムーズに元に戻せる準備も抜かりなく進めていた。クラブハウスに引き揚げる大山に当然、笑顔はなかった。3時間以上前の本塁打の余韻など、とっくに消えている。4回の無死一、三塁では遊ゴロ。2-2の8回2死満塁では空振り三振に倒れた。自分のバットで試合を決めなければいけない場面だった。一塁守備でも7回に大量失点につながりかねないミスがあった。悔しさばかりが募った。今回の巨人3連戦は3安打、3安打に本塁打と大当たり。自打球で交代した森下の状態が心配されるが、大山に当たりが戻ってきたのは大きい。【柏原誠】
◆これが生きる道だ! 巨人田中瑛斗投手(25)が、確信と覚悟の詰まった10球で窮地を救った。2-2と同点の8回無死満塁。4番手でマウンドに上がった。「声援は自分への応援と思おう」。阪神ファンの大歓声に気持ちを最高潮に高めた。相対するのは森下。「ベストの球を投げ続けるしかなかった」と迷うことなくシュートを選んだ。「(阿部)監督の助言が、僕の生きる道を広げてくれた」。日本ハムから現役ドラフトで加入し、臨んだオープン戦。指揮官に「シュートを武器にしろ。良い球だ」と絶賛された。得意ではあったが、確信が生まれた。死球でも押し出しの場面で、内角に150キロ超えを続けた。甲斐も「強さがあるまま動いている」と要求し続け、6球連続。最後は149キロで三ゴロ併殺に仕留めた。佐藤輝は申告敬遠で、続く大山にも3球連続シュート。最後はスライダーで空振り三振とし、「最高の結果」とほえた。新天地で日々進化を感じている。チームが練習で取り入れる風船を使ったメニューに、「胸郭が広がる感覚がいい」と笑顔を見せたこともある。何より、この日通算100勝目となった阿部監督のひと言が、この日の快投につながった。「えいと(8)」の生きる道は「∞(無限大)」に広がる。【阿部健吾】
◆阪神の4番佐藤輝明内野手(26)が足で好機を演出した。1点を追う延長11回、巨人は守護神マルティネスを投入。その先頭で149キロのスプリットを捉え、2試合連続マルチ安打になる右前打で出塁。続く大山の場面で二盗を決めた(大山は三振)。「チャンスがあるかなと思って、狙っていきました」。近本、中野に次ぐチーム3位の5盗塁で、打棒以外での貢献も目立った。
◆首位阪神が4時間18分の激闘で競り負けて連敗、開幕4カード目で初の巨人戦負け越しを喫した。2-2の延長11回2死二塁で、6番手ネルソンが門脇に決勝の適打を浴びた。セットアッパー桐敷拓馬投手(25)が、左上肢の筋疲労で出場選手登録を抹消された緊急事態で救援陣が踏ん張れず。好機であと1本が出なかった打線も3番森下翔太外野手(24)が自打球で負傷交代し、23日の出場は不透明。2位広島が0・5差、3位DeNAも1差に接近と踏ん張りどころを迎えた。巨人の最強守護神マルティネスを打ち崩すまで、あと1歩。藤川監督は「勝負ですからね、はい」と潔く負けを認めた。1点を追う11回裏、先頭佐藤輝が右前打で出塁。2死二塁まで追い込まれるも代打渡辺、豊田がつないで2死満塁。反撃ムードは最高に高まったが、梅野が二ゴロに倒れた。2回の大山の一時逆転2ラン以降、再三の好機をつくったが、あと1本が出なかった。2-2で迎えたその直前、延長11回に6番手ネルソンがつかまった。笹原を内野安打で出塁させ、暴投もからんで2死二塁。門脇の打球は右翼植田の頭上を越えて、痛恨の決勝適時三塁打を献上。「まだ新戦力といいますかね。(登板)2試合目ですからね、そのあたりは、結果はどっちに出るか分からないですからね」。指揮官は責めることなく、結果を受け止めた。8回無死満塁では、森下の自打球が左膝内側を直撃。シュート攻めで三ゴロ併殺に倒れたが、9回表守備から大事をとって交代した。指揮官は「自打球ですからね。明日になってみないと分からないですね」と話し、森下も23日以降の出場について「分からないです。明日になってみないと分からない」と話すにとどめた。3番の離脱となっては一大事。状態が心配されるが、軽症を祈るしかない。チーム一丸で乗り越えなければいけない局面かもしれない。この日の試合前、ここまで18試合に登板した昨季の最優秀救援左腕桐敷が、左上肢の筋疲労のため出場選手登録を抹消。さらに前川、富田ら計5人が2軍合流となり、ルーキー木下、岩貞、ヘルナンデスら5人が1軍に昇格。藤川政権では最多となる大量10人の入れ替えを敢行した。藤川監督は桐敷について、先を見据えての措置と説明。「短い期間で戻ってこれるようにという対策ですから」。長いシーズンを見据えて、全員でカバーすることがチーム力強化にもつながる。「シーズンは長いですからそれを打ち破っていける個人の力、チームの力を日々悔しい中から見つめていけばいい」。開幕から巨人戦4カード目で初の負け越しを喫したが、目先の結果よりもセットアッパーの回復を最優先させた。首位固めウイークといきたいところだったが、引き分けた2位広島が0・5差、勝った3位DeNAも1差に迫ってきた。どんな危機も一丸で乗り越える。ひとつの踏ん張りどころだ。【磯綾乃】
◆阪神は延長11回の末に敗れた。1点を追う最後の攻撃は巨人の守護神ライデル・マルティネス(28)から2死満塁まで攻めたが、3連続代打となった梅野隆太郎捕手(33)が二ゴロに倒れてゲームセットを迎えた。残っていた野手は栄枝裕貴捕手(27)だけ。まさに総力戦だった。もし同点になっていたら、延長12回表の守備はどうなっていただろうか。梅野はそのまま捕手へ。外野は両翼がベンチに下がったため、遊撃で先発していた高寺望夢(22)が左翼に移り、代打で出た豊田寛(28)が右翼か。遊撃には中野拓夢(28)が久しぶりに二塁から回ることが濃厚。二塁は代打で出た渡辺諒(30)が守ることができる。キャンプから藤川球児監督(44)は選手に複数ポジションを練習させてきた。そのおかげで、今回も無理なく、シフトを組める可能性があった。
◆今季5勝1敗と好調の巨人・山崎伊織投手(26)が22日の阪神戦に先発する。5年目の右腕だが、甲子園球場では未勝利。「過去3年と違う自分でいたい。今年こそ勝てるように」と力を込めた。この日「マイナビオールスターゲーム2025」のファン投票第1回中間発表が行われ、先発投手部門で1位を獲得。「(中継投手部門1位の)大勢に『僕の方が投票数が多いです』って言われました」と笑ったが、「応援したいと思える選手になれるように」と語った。
◆23日の中日戦(バンテリンドーム)に先発する村上頌樹投手(26)はキャッチボール、ダッシュなどで調整。「(3連戦の)初戦を取れれば雰囲気的にもいいと思うので。大事な試合だと思うのでしっかりと投げたい」と熱く語った。4月29日からのバンテリンドームでは3連敗を喫した。苦手意識を持たないようにするためにも早く敵地での今季初勝利がほしい。チームトップの6勝を挙げている右腕は「板さん(板山)、泰(山本)さんと(調子が)いい。打線がつながらないように、回の先頭を(出塁させないことを)意識したい」と、かつて阪神に在籍した元同僚を警戒した。
◆両軍のスターティングメンバーが発表された。阪神は「6番・遊撃」で高寺望夢内野手(22)が先発。また、この日1軍昇格した島田海吏外野手(29)が「8番・左翼」でスタメン出場する。島田は「結果がすべて。もう結果しかないと思うので、(1軍に)上げてもらったからには力になれるように、しっかりと結果で示せるように頑張りたいと思います」と気合を入れて試合に臨む。
◆阪神のジョン・デュプランティエ投手(30)=前ドジャース3A=が先発し、二回に先制点を献上した。一回は上位打線3人を12球で退けたが、二回に難所が待っていた。先頭の4番・キャベッジ(前パイレーツ)は打ち取った打球ながらも遊撃内野安打となり、続く甲斐には左前へはじき返された。中山が試みた送りバントは捕邪飛で阻止したが、泉口には145キロの変化球をとらえられ、打球は一塁線を突破。走者一人が生還し、先制点を刻まれた。右腕は3日のヤクルト戦(甲子園)で来日初勝利を挙げるなど好投を続けており、直近の登板2試合は無失点投球。失点は4月26日(同)の四回以来、自身14イニングぶりだった。
◆阪神・大山悠輔内野手(30)が「5番・一塁」で出場。二回に逆転2ランを放った。「打ったのはカットボール。デュープ(デュプランティエ)が投げる日になかなか得点できていなかったので、先制された直後に逆転することができて良かったです」1点を先制された直後の攻撃だった。先頭の佐藤輝が敵失で出塁すると、大山が打席へ。3、4月の月間MVPに輝いた巨人・山崎を相手に、1ボールから外角の135キロを一閃した。完璧にとらえた打球は甲高い快音とともに舞い上がり、そのまま左翼席に着弾。試合の主導権を取り返し、先発のデュプランティエ(前ドジャース3A)を助けるアーチで、球場を一瞬にしてお祭り騒ぎにした。大山にとって本塁打は4月23日のDeNA戦(横浜)以来、23試合ぶりという久々の今季第2号。今カードは20、21日と2試合連続で3安打猛打賞と大当たりの主砲が、カード勝ち越しに向けて第1打席から結果を残した。
◆阪神のジョン・デュプランティエ投手(30)=前ドジャース3A=が三回に招いたピンチを切り抜けた。二回に先制点を許すも、大山の逆転2ランで試合をひっくり返してもらった直後の投球だった。先頭の増田陸に四球を与えると、門脇のセーフティーバントは一塁線を割ることなく内側で止まって内野安打に。さらに吉川には死球を与えて無死満塁と大ピンチを迎えた。しかし、ここからがデュープの真骨頂。4番・キャベッジ(全パイレーツ)、続く甲斐を続けて154キロでバットの空を切らせると、最後は中山に134キロの変化球で空振らせ、3者連続三振斬り。試合前時点で11・67と驚異の奪三振率を誇る男が力を発揮し、雄たけびをあげながらベンチへ戻っていった。
◆巨人のエリエ・ヘルナンデス外野手(30)が1-2の七回無死で代打で登場し、左越え同点2号ソロを放った。七回から登板した阪神・及川の代り端をとらえ、左翼席へ放り込んだ。試合前時点で打率・200と苦しんでいた助っ人の一発。4月9日のDeNA戦(横浜)以来の本塁打、同18日のヤクルト戦(神宮)以来の打点となった。
◆阪神先発のジョン・デュプランティエ投手(30)=前ドジャース3A=は6回6安打1失点と好投した。立ち上がりから序盤は制球がばらつき、二回にキャベッジ、甲斐に連打されるなどして招いた1死一、二塁から泉口に先制の適時二塁打を許した。しかしその後は後続を断った。2-1と味方打線が逆転した後の三回は四死球と内野安打で無死満塁を招いたが、キャベッジを154㌔直球で空振り三振に仕留めると、続く甲斐、中山も空振り三振に斬って無失点で切り抜けた。四回以降の3イニングは制球が安定し、3イニング連続でゼロを並べた。6回99球を投げて被安打6、9奪三振、1四球の1失点。七回からは及川にマウンドを譲った。その及川が先頭の代打・ヘルナンデスに左越えに同点ソロを被弾しデュプランティエの2勝目はお預けとなったが、ゲームメイクできる安定感が光った。
◆阪神・及川雅貴投手(24)が2―1の七回に登板するも、同点に追いつかれた。先発のデュプランティエ(前ドジャース3A)が6回まで99球を投げて6安打9奪三振1失点と粘投。虎ベンチは七回から継投策に入り、まず登板したのが試合前までで防御率0・47の及川だった。しかし、先頭の代打・ヘルナンデスとの勝負は2球で追い込みながらもカウント2―2からの140キロを完ぺきにとらえられ、打球は左翼フェンスの向こうへ。ひと振りで同点に追いつかれ、デュプランティエの勝利投手の権利も消滅し、スタンドの虎党からは悲鳴が上がった。開幕から快投を続けてきた左腕だが、15日のDeNA戦(横浜)の八回に決勝打を浴び、開幕からの連続イニング自責ゼロは「18」でストップ。仕切り直しとなる21日の巨人戦(甲子園)では2奪三振などで1回パーフェクトと好投していたが、悔しい2試合ぶりの失点となった。ただ、その後に背負った2死満塁の大ピンチでは中山を空振り三振に仕留め、何とか切り抜けた。
◆阪神は今季の公式戦入場者数100万人を突破したことを発表した。今季の主催試合24試合目となったこの日の巨人戦には4万2619人が来場。これで甲子園での21試合に89万4798人、4月の京セラでの3連戦には10万8507人が来場し、100万3305人となった。過去最速は20試合で103万1000人となった2004年(5月21日)で、入場者数の実数発表を開始した05年以降では、23試合で100万7001人となった19年(5月18日)だった。
◆この日1軍に昇格した阪神の新外国人ラモン・ヘルナンデス内野手(29)=前メキシカンリーグ=が、八回先頭で代打で登場。来日初安打となる左前打を放った。「代打、ヘルナンデス」の場内アナウンスがされるとスタンドが沸き、打席のヘルナンデスへ「モーチョ、モーチョ!」の大声援が送られた中、フルカウントから巨人・石川の低め直球を引っ張った打球が鋭く三遊間を破った。この日の日中にはウエスタン・オリックス戦(SGL)に4番・DHで出場。「親子ゲーム」をこなし、見事に結果を出した。
◆この日最大のチャンスを作るも、中軸が封じ込まれた。2-2の同点の八回、巨人の3番手・石川を攻め立てる。まずは先頭でこの日昇格したばかりのヘルナンデスが来日初安打となる左前打で出塁すると、近本は四球、中野は犠打野選で無死満塁と絶好のチャンスを作った。しかし巨人はここで田中瑛にスイッチ。阪神は森下が打席に立ったが、執拗な内角攻めで詰まらされ、三ゴロホームゲッツーに。佐藤輝が申告敬遠で勝負を避けられ、大山が三振を喫して無得点に終わった。さらに森下はこの打席で自打球を受けて打席にうずくまる様子もあり、直後の守備から途中交代となった。
◆巨人・田中瑛斗投手(25)が絶体絶命の危機で光った。同点の八回、救援左腕の石川が無死満塁のピンチを招き、4番手として起用された。昨年の現役ドラフトで日本ハムから加入した右腕は3番・森下を得意球のシュートで三ゴロ併殺に仕留め、4番・佐藤輝を申告敬遠して迎えた満塁の場面で大山を空振り三振に斬った。田中瑛は1日の広島戦(東京ドーム)でも九回無死満塁で起用されて無失点で切り抜け、延長戦のサヨナラ勝ちを呼び込んだ。
◆阪神は延長戦の末に競り負け2連敗。巨人戦では今季初のカード負け越しとなった。2-2の延長十一回、6番手ニック・ネルソン投手(29)=前フィリーズ3A=が2死二塁から門脇にライトオーバーの適時三塁打を浴びて勝ち越しを許した。その裏の攻撃で巨人守護神マルティネスから先頭の佐藤輝明内野手(26)が右前打、代打・豊田寛外野手(28)が遊撃内野安打を放って2死満塁としたが、代打・梅野隆太郎捕手(33)がニゴロに倒れた。先発したジョン・デュプランティエ投手(30)=前ドジャース3A=は二回に泉口に適時二塁打を許し先制されたが、その後は安定した投球で6回6安打1失点。0-1の二回に大山悠輔内野手(30)に逆転2ランが出て2-1としたが、七回に登板した2番手・及川雅貴投手(24)が先頭の代打・ヘルナンデスに左越え同点ソロを浴びて試合を振り出しに戻され、以降は膠着状態が続いて延長戦に突入していた。
◆八回、自打球が左膝付近に当たり悶絶する阪神・森下翔太=甲子園球場(撮影・水島啓輔)
◆阪神が延長戦で敗れ、2004年以来の巨人戦開幕4カード連続勝ち越しを逃した。ニック・ネルソン投手(29)が十一回、安打と暴投などで2死二塁の窮地を招き、門脇誠内野手(24)に右中間三塁打を許した。その裏の2死満塁では代打梅野隆太郎捕手(33)が二ゴロに倒れた。大山悠輔内野手(30)の二回の2号2ランは4月23日DeNA戦(横浜)以来、93打席ぶり本塁打。七回に登板した及川雅貴投手(24)が代打エリエ・ヘルナンデス外野手(30)に同点ソロを浴びた。無得点に終わった八回無死満塁で森下翔太外野手(24)が三ゴロ併殺に倒れた打席で左膝付近に自打球を当て、九回の守備から退いた。この日の観衆4万2619人で主催24試合(京セラ含む)で100万人を突破(100万3305人)した。
◆チームの勝利に結びつける一発とはならなかった。まさかの競り負けに笑顔はない。だが、少しホッとしたはずだ。先制された直後の二回、阪神・大山悠輔内野手(30)が逆転2ラン。4月23日のDeNA戦(横浜)で今季初アーチを放って以来、自身23試合ぶり、今季の甲子園1号だった。「デュープ(デュプランティエ)が投げる日になかなか得点ができてなかったので、先制された直後に逆転することができてよかった」1点を先制された直後の二回、先頭の佐藤輝が一失で出塁。山崎の外角高めのカットボールをとらえると、打球は放物線を描くように左翼席に突き刺さった。これで巨人戦での連続試合安打は昨年9月1日(甲子園)から15試合となった。開幕から森下、佐藤輝が奮闘している中でカヤの外。打撃練習でも打球が上がらない。午前中には室内練習場で打ち込んだ。10日の中日戦(甲子園)からは4試合連続無安打。打率も・230まで急降下したが、ここにきて上り調子だ。1点差で敗れた前夜は4点を先行された直後の四回、大山の左前適時打で口火をきった。六回にも適時打、八回には2試合連続の猛打賞となる安打。2日連続、今季2度目の猛打賞を放つと、この日は待望の一発だ。だが、一発よりも虎党から大きな拍手で迎えられた3度の打席で快音を響かせなかったことが悔しかった。まずは2-1の四回。森下が四球。続く佐藤輝が中前打を放って無死一、三塁とおぜん立てをしてもらった打席で外角低めのカットボールをひっかけて遊ゴロ。スタートを切った三走・森下は本塁で憤死。後続も倒れて追加点を奪えなかった。八回には2死二、三塁から4番佐藤輝は申告敬遠で歩かされて満塁の好機。4番手・田中瑛が投じた外角低めのボール気味のスライダーにバットは止まらず、空振り三振に。延長十一回、先頭の佐藤輝が右前打。ここでチャンスを広げられず、バットは空を切った。大山は1カ月ぶりの一発について「そこじゃないので。もっと他のところなので。また、反省して頑張ります」と多くは語らなかった。自打球を左足に当てた森下が23日からの中日戦で万全の状態で出られるかは不透明。これからは大山が打線を引っ張る。(三木建次)
◆痛烈な打球が、前進守備を敷いていた右翼手の頭上を越えた。巨人・門脇誠内野手(24)が2-2の延長十一回2死二塁から決勝の適時三塁打。「打つと決めて、強い気持ちでとにかく必死にいきました」と胸を張った。チームは七回に追いつき、延長に突入。右腕ネルソンのチェンジアップを完璧に捉え、打球がフェンスへ到達する間に快足を飛ばして三塁へ。大盛り上がりのベンチに向かってガッツポーズで応えた。3年目の今季は打撃が振るわず、5月上旬にはプロ入り後初の2軍降格を経験。泉口の台頭で出場機会は減少したが「(定位置は)絶対に誰にも譲らないという思いを持ち続けていた」と心に炎を燃やし続けた。東京ドームでの試合後はベンチ裏の打撃スペースへ向かい「練習しないと発見もないですし、何も変われない。納得するまでやります」とひたすらバットを振り込んだ。3安打と結果を残し「なかなか打てない日々が続きましたが、諦めずにやるべきことを続けていたことがよかった」とうなずいた。2夜連続で4時間超えの熱戦を制した阿部監督は、就任2年目で通算100勝目を飾った。「俺が100勝したわけじゃない。選手が頑張って、それをサポートしてくれている人がいて、その数字になった。(門脇は)チームを救ってくれた一打だった」と感謝。節目の勝利に貢献した門脇は「時には厳しく、優しく、すごく心の強い方。自分も負けず必死についていきたい」と決意を新たにした。(原田優介)
◆巨人が逆転勝ちでカード勝ち越しを決めた。監督通算100勝目となった阿部慎之助監督(46)は「俺が100勝したわけじゃないからな。選手が頑張って、いろんなサポートをしてくれる人たちがいて、そういう数字にたまたまなっただけ」と周囲に感謝した。延長十一回に決勝の適時三塁打を放った門脇を「チームを救ってくれた」とたたえた。特に絶賛したのは八回無死満塁で登板して無失点で切り抜けた田中瑛。同点の八回、石川が招いた無死満塁で4番手として起用された右腕は、森下を三ゴロ併殺、佐藤輝を申告敬遠して迎えた満塁の場面で大山を空振り三振に斬った。指揮官は「素晴らしいの一言。精神的な強さを買って、ああいうポジションを任せている。(持ち球のシュートは)相手からしたら脅威だと思うし、ああいう素晴らしいボールがあるからあそこで出している。よく頑張ってくれた」とほめちぎった。カード2勝1敗と勝ち越し、「本当に大きい1勝だった。この甲子園で勝ち越した。すごく今後にいい影響が出る3連戦だったんじゃないかな」と振り返った。
◆現役時代は南海、西武に所属し、引退後は西武、ダイエー、阪神の3球団でヘッドコーチを務めたサンケイスポーツ専属評論家・黒田正宏氏(77)は負傷交代した阪神・森下翔太(24)への難敵の出現について言及した。森下の状態は心配だ。打球がまともに左膝を直撃しているから、一夜明けての状態にもよるが、離脱の可能性もある。ここまで大きな故障者なしで来た阪神にとっては、今季最初の正念場といってもいい。正直言って、森下の代わりをすぐにできる選手はいない。しかも、前川を2軍に降格させた直後だ。高寺の外野起用に加えて、ヘルナンデス、島田、豊田らの頑張りに期待するしかない。あくまで森下に、万が一のときの話だが。森下は、離脱が避けられたとしても新たな難敵の出現だ。巨人はシュートが武器の田中瑛を、あえて森下にぶつけてきている。最初の対戦(4月26日)は遊撃内野安打を放ったが、2度目(5月7日)はシュートに詰まらされ、遊ゴロ併殺打。3度目(21日)は遊ゴロ。この夜は三ゴロ併殺打。シュートが沈んだり、浮いたり。少し詰まると内野ゴロ。満塁でも、ストライクかボールか、微妙なコースを投げ切る制球力を持っている。この先もここ一番での対決は必ず来る。TG決戦の勝敗を分ける存在になるだろう。
◆21日の来日初登板から連投となった阪神ニック・ネルソン投手(29)=前フィリーズ3A=が今季初黒星を喫した。2―2の延長十一回に登板したが、先頭の代打・笹原に内野安打で出塁を許す。さらに暴投で二塁に走者を進めると、2死となって門脇に浮いた変化球をとらえられ、右中間への適時三塁打。打たれた瞬間には大きく頭を抱えた。「感じは悪くなかった。状態は悪くないと思っているので、自分の仕事をしっかりできれば」と振り返った。
◆阪神・佐藤輝明内野手(26)は2安打と気を吐き、最後まで巨人に食らいついた。四回には好機を広げる中前打で6試合連続安打とすると、追い込まれた十二回も先頭で守護神マルティネスから右前打。直後には二盗も成功させ「先頭だったので、出塁できてよかった。(盗塁は)チャンスがあるかなと思って、狙っていました」。勝利にはつながらなかったが、「しっかりコンディションを整えながら、また頑張りたい」と中日戦を見据えた。
◆巨人・阿部監督が監督通算100勝(80敗8分け)を達成した。巨人の監督で188試合以内に100勝に到達したのは、1938年春の藤本定義の151試合、46年の中島治康の157試合、2003年の原辰徳の167試合、51年の水原茂の177試合、82年の藤田元司の180試合、48年の三原修の184試合、62年の川上哲治の187試合に次ぐ歴代8位。85年の王貞治の195試合、76年の長嶋茂雄の221試合を抜いた。
◆先発のジョン・デュプランティエ投手(30)=前ドジャース3A=は6回6安打1失点と粘投した。「もっといい投球がしたかったね。カウントを不利にしたところを相手打線に狙われて球数が多くなってしまった」。ピンチは多く招いたが、三回無死満塁での圧巻の3者連続三振など9奪三振と持ち味を発揮した。来日2勝目は逃したが、試合を作った。
◆1軍昇格した阪神新外国人のラモン・ヘルナンデス内野手(29)=前メキシカンリーグ=に来日初安打が飛び出した。八回に代打で登場して左前打を放った。「下(2軍)でいろんな方々に支えていただいて打撃コーチも含めてアドバイスをいただいて、こういう機会があったのでうれしい」フルカウントから石川の低め直球を引っ張った打球が鋭く三遊間を抜けた。デーゲームのウエスタン・リーグ、オリックス戦(SGL)に「4番・DH」で出場。2打席に立って代打を送られ、試合途中で甲子園へ移動するスケジュールとなったが「いつでも準備はしていた」と何食わぬ顔だ。開幕1軍も打撃の調子が上がらず1打席に立っただけで2軍へ。そこから地道に調整を続けてきた。平田2軍監督は「彼はいろいろなコーチらのアドバイスを(聞いている)。非常に素直なんでね」と話す。ハングリー精神旺盛に活躍のチャンスをうかがってきた。ようやく得たチャンスで結果を出し、ここからチームに貢献する。(上阪正人)
◆連投となった阪神・及川雅貴投手(24)が痛恨の被弾で同点を許した。2―1の七回に2番手として登板。先頭の代打・ヘルナンデスに変化球を左翼席へ運ばれ、肩を落とした。「勝ちを消してしまったのは申し訳ない」。その後1死二、三塁のピンチは2三振で脱したが、リーグトップタイの今季20登板目で初めて被本塁打を許した。
◆イタッ、イタッ、イタタ...。阪神は巨人に延長十一回の末、2-3で敗れ、2連敗。伝統の一戦は開幕4カード目にして負け越しとなった。森下翔太外野手(24)は八回に自打球を左膝下に受け、無死満塁で併殺打。その後、交代。23日の中日戦(バンテリンドーム)の出場は不透明となった。桐敷拓馬投手(25)が「左上肢の筋疲労」で出場選手登録を外れるなど、計10選手の1、2軍入れ替えを敢行。12球団最速で観客動員100万人を達成した日に暗雲が垂れ込めた。森下が崩れ落ちた。ベンチからコーチ、トレーナーがあわてて駆け寄る。まさかの事態となった。足に力が入らない。座り込む。気力で打席を完了させたが、直後の守備からベンチに消えた。「膝下ぐらいです。(23日の出場については)わからないです」巨人戦は延長十一回の末、競り負け。森下は自力で階段を上り、クラブハウスへと戻っていったが、トーンは低かった。2―2の八回。安打に四球、相手の野選で生まれた無死満塁で出番がやってきた。しかし、シュートを武器とする田中瑛に対し、カウント1―2から内角球を狙ったが、打球は左膝下を直撃。あまりの激痛に倒れ込んだ。再び打席に立ったが、5-2-3とわたる痛恨の三ゴロ併殺打-。一塁に向けて懸命に走ったが、本来のスピードとはほど遠かった。直後の守備で右翼に入ったのは熊谷。森下はグラウンドから退いた。藤川監督は23日の中日戦以降の出場について「自打球ですからね。明日になってみなければわからないですね」と表情を曇らせた。一夜明け、患部も腫れるだろう。バンテリンドームで練習してから判断するのか。骨に影響しているのかは分からない。長期離脱だけは避けたい。「(状態は)自分はわからないです」と森下。今季は打率・298、7本塁打、29打点と打線をけん引。守備の際にフェンスに激突してもグラウンドに立ち続けた。この日、チームは「左上肢の筋疲労」で救援陣の要である桐敷の出場選手登録を抹消した。打線の核まで失えば大打撃になる。
◆2-2の延長十一回にマウンドに上がったネルソン。先頭の伏兵、笹原にヒットを許すわ、暴投で二塁に進めるわ、揚げ句の果てに決して強打者ではない門脇に決勝のタイムリースリーベースを打たれるって...。何しとんねん!!そもそも、クローザーを期待して獲得したのに、この役立たずぶりはなんやー!! 外国人投手って寒い日本の気候に出遅れる事はあるけど、気温が上昇してきているこの時期には汗をかき、体の切れが出てきて相手打者をキリキリまいさせるもんやろー!!え、ネルソンに厳し過ぎ? う~ん、それはあるかも...。二回、大山の逆転2ランでリードしたのに、四回無死一、三塁、八回無死満塁でともに一点も入らなきゃ八つ当たりもしたくなるよー!問題はネルソン以上に、最近は6番打者以降がほとんど打てないことが浮きぼりになってきたことなのだ(代打も含め)!! 何事もスピードが求められる時代なので、余力のある投手陣をぶら下げて野手をトレードで...。ありだと思うのだ!!
◆トラ番キャップ・須藤佳裕が尋ねてきた。「5人が2軍に降格して、5人が昇格してきました。こんな大人数、記憶にあります?」すぐには思い出せない。たぶん、歴史的大量入れ替えであることは間違いない。「5対5ですからねぇ。談話を集めるだけでも大変ですよ」須藤の驚きあきれる声に思い出した事実がった。5対5の入れ替えは記憶にないけれど、5対4のトレードならよく知っていた。1990年暮れ。阪神から池田親興、大野久、渡真利克則、岩切英司がダイエーに移籍し、ダイエーから藤本修二、西川佳明、吉田博之、右田雅彦、近田豊年が阪神にやってきた。合計9人は当時の日本のトレード史上最多、と騒がれた。前のシーズンに首位と36ゲーム差最下位に沈んだ阪神と、40ゲーム差最下位のどん底ダイエー。果てしなく弱いチームが刷新に動いた。ダイエー監督・田淵幸一&阪神監督・中村勝広。タテジマの先輩と後輩の友情トレとも形容された。ただし、阪神から移籍した池田が守護神として活躍し、大野が盗塁王を獲得。タイトルホルダーが誕生しては、結果は明白。阪神が損をしたトレードとして語り継がれている。そんな話を、キャップ須藤は興味深そうに聞いてくれたが、今回は〝味方同士〟の入れ替えだ。絶対に1軍が得をしなければならない。「ずっと言っていましたよね。そろそろヘルナンデスが昇格してきそうですよ、と。ようやく、です」キャップの最近のイチ押しが、今季、支配下枠の野手で、ただ一人の新助っ人。しかも、いきなり代打で登場して、来日初安打を左前へ。さすがだ。

<セ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
阪神 |
23 | 18 | 2 | 0.561 (↓0.014) | - (-) |
100 | 148 (+2) | 108 (+3) | 24 (+1) | 37 (+2) |
0.248 (↓0.002) | 2.260 (↓0.01) |
2 (-) |
広島 |
22 | 18 | 2 | 0.550 (-) | 0.5 (↓0.5) |
101 | 141 (+2) | 112 (+2) | 21 (-) | 14 (-) |
0.247 (↓0.001) | 2.370 (↑0.03) |
3 (-) |
DeNA |
21 | 18 | 3 | 0.538 (↑0.012) | 1 (↑1) |
101 | 148 (+4) | 117 (-) | 19 (-) | 25 (+1) |
0.236 (↑0.002) | 2.540 (↑0.07) |
4 (-) |
巨人 |
23 | 21 | 1 | 0.523 (↑0.011) | 1.5 (↑1) |
98 | 136 (+3) | 147 (+2) | 33 (+1) | 18 (-) |
0.242 (↑0.001) | 2.870 (↑0.05) |
5 (-) |
中日 |
18 | 22 | 2 | 0.450 (↓0.012) | 4.5 (-) |
101 | 93 (-) | 130 (+4) | 19 (-) | 22 (+1) |
0.209 (↓0.004) | 2.940 (↓0.03) |
6 (-) |
ヤクルト |
13 | 23 | 2 | 0.361 (-) | 7.5 (↑0.5) |
105 | 107 (+2) | 159 (+2) | 17 (-) | 10 (-) |
0.223 (↓0.002) | 3.610 (↑0.08) |
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