1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソフトバンク | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 8 | 0 | 2 |
日本ハム | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 1 | 1 |
勝利投手:オスナ(2勝1敗7S) (セーブ:大山 凌(1勝1敗1S)) 敗戦投手:池田 隆英(0勝2敗0S) 本塁打 |

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◆ソフトバンクは2-2で迎えた5回表、周東が適時打を放ち、勝ち越しに成功する。その後同点とされるも、延長11回に柳町のソロが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、6番手・オスナが今季2勝目。敗れた日本ハムは、打線が7回以降無安打と振るわなかった。
◆日本ハム古林睿煬投手(24)が自身3連勝を目指して22日ソフトバンク戦(エスコンフィールド)に先発する。11日楽天戦(同)で100球未満の完封勝利「マダックス」を達成してから中10日で臨む一戦に、「全体的にしっかりコントロールできるように調整したのと、試合でどんな状況が発生してもしっかり対応できるようにしてきました」と準備万全。再び本拠地で快投を見せる。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)が、インスタグラムで支配下登録された「台湾の至宝」こと孫易磊(スン・イーレイ)投手(20)へ期待を込めた。球団はこの日、育成2年目の最速157キロ右腕の孫との支配下選手契約を発表。背番号は196から96となった。エスコンフィールドで会見が行われ、新庄監督は「(先発予定の)グーリン(孫と同じ台湾出身の古林睿煬)が8回まで投げて、9回をイーレイが抑えて。そのウイニングボールを受け取って、ヒーローインタビューの場所で両親に渡してもらえたらいいなというビジョンは、すごくあります。ただ! グーリンがノーヒットノーランをしていた場合だけは...明日投げてもらいます(笑い)」と明かしていた。新庄監督は、孫の幼少期からのプレー映像がまとめられた動画を投稿。「本日わずか20歳でとてつもない努力を重ね自分の力で支配下登録を勝ち取り、今日 即エスコンフィールドのマウンドに立ち豪快なフォームでバッターを打ち取る姿を皆さん 観ていてください 台湾のsuperstarグーリン 台湾の希望の星イーレイ のリレーで勝利を掴みにいきます! 乞うご期待」とつづり、先発の古林睿煬投手(24)と孫のリレーを予告し「台湾の至宝」へ期待した。
◆ソフトバンク野村勇内野手(28)が初球先頭打者本塁打を放った。「1番遊撃」でスタメン出場。第1打席で日本ハム古林睿煬の147キロ直球を左中間スタンドに運んだ。野村は13日西武戦以来8試合ぶりの4号。前回登板で100球未満の完封勝利「マダックス」を達成した古林睿煬の立ち上がりを見事に仕留めた。「とにかく積極的に思い切ってスイングをと打席に入りました。その結果がホームランといい形につながってくれました。先頭バッターとしていい試合の入りができて良かったです。勝ちに結びつけられるように頑張っていきます」とコメントした。
◆日本ハムのフランミル・レイエス外野手(29)が2点を追う2回1死、リーグトップの万波中正外野手(25)に並ぶ9号ソロを放った。ソフトバンク先発の前田純の初球138キロの直球を捉え、右中間スタンドへ運んだ。自身6試合ぶりの1発で1点差としたレイエスは「ここ最近は消極的なバッティングが続いていて、チームメートから『もっと積極的なバッターだろ』と言われたので、今日は甘い球を逃さないと決めていました。まだまだここから!」とコメントした。これで日本ハムは43試合目で12球団最多のチーム43本塁打。18日ロッテ戦から今季最長の3試合連続本塁打なしだったが、超優良助っ人大砲のアーチで止めた。
◆日本ハム五十幡亮汰外野手(26)とソフトバンク藤井皓哉投手(28)が繰り広げた「15球対決」に、場内から大きな拍手が送られた。日本ハムが同点に追い付いた直後の6回2死満塁。五十幡が打席で驚異の粘りを見せた。フルカウントからの6球目から9球連続でファウルを打った。藤井も五十幡に対して初球からストレートを続け、大きな制球ミスもなく投げ続けた。白熱の勝負は、1球ごとに両軍ファンのボルテージも上昇。決着は15球目。藤井が134キロのフォークを投じ、五十幡のバットは空を切った。日本ハムハムファンからはため息、ソフトバンクファンは大歓声があがったが、次第に球場全体から拍手も湧き起こった。互いに1歩も引かない勝負に、エスコンフィールドに詰めかけた観衆が酔いしれた。
◆ヒリヒリする対戦藤井皓哉VS五十幡亮汰10球連続ファールも15球目で藤井が三振に斬る!?プロ野球 (2025/5/22)??ソフトバンク×日本ハム??live on DAZN#オレをみろ#sbhawks#lovefighters pic.twitter.com/wRmnrLC9FK
◆支配下登録されたばかりの孫易磊(スン・イーレイ)投手(20)が即1軍登録され、2回1安打無失点で、プロ初登板初ホールドの鮮烈デビューを飾った。同点の9回。いきなりしびれる場面で登場した。先頭緒方に投じた初球の直球は150キロを計測し、見逃しのストライク。2球目133キロ変化球であっという間に追い込むと、カウント0-2から4球目136キロスライダーで三ゴロ。続く強打者山川には、初球スプリットで空振りを奪い、山川のヘルメットが落ちた。2球目のスライダーは大きく外れたが、カウント1-1から151キロ直球で押し込み、中飛に打ち取った。渡辺にはボール先行でカウント3-0としたが、5球目151キロ直球で二飛に仕留め、危なげなく3人をわずか12球で打ち取った。延長に入った10回も続投。先頭の牧原大に内野安打を許したが、後続を抑え、得点を与えなかった。この日の先発は同じ台湾出身の古林睿煬(グーリン・ルェヤン)投手(24)。6回3失点でゲームメークした。柳川、宮西、河野と無失点リレーでつないだ。最速157キロを誇る"台湾の至宝"こと孫易磊は、この日に支配下契約を結び、背番号は196から96へ変更。試合前にエスコンフィールドで会見が行われ、「任された仕事をしっかりやりたい。先輩に中継ぎの投げ方をよく聞きたい」と意気込んでいた。新庄監督は「(チームに)先発がすごく多いので、中継ぎの経験をさせて、ゆくゆくは球界トップの先発になってもらえたらうれしい」と起用法を明かしていた。今季はイースタン・リーグで7試合登板(5先発)、2勝0敗、防御率1・35。5日のヤクルト戦(鎌ケ谷)では先発で6回無安打無失点と好投し、継投でのノーヒットノーラン達成の一員となるなど、結果を残していた。
◆ソフトバンク先発の前田純投手(24)は2勝目を手にすることができなかった。1点リードの6回1死から四球と安打で一、二塁とし95球で交代。2番手藤井が満塁から押し出しで同点とされてしまった。「先に点を取ってもらったのに、粘ることができなかった。でも自滅したわけではなく、攻めていった結果なので、しっかりと反省して次につなげていかないといけない」。今季初黒星を喫した敵地エスコンフィールドで雪辱を誓ったが、お預けとなった。
◆ソフトバンクが日本ハムに競り勝ち貯金生活に戻った。3-3の延長11回1死、柳町達外野手(28)が決勝の3号ソロ。日本ハムの6番手、池田の148キロストレートを右翼ブルペンに運んだ。7試合連続「5番右翼」のスタメン起用に応える1発。チームは6カード連続、さらに5月の月間勝ち越しを決めて首位に2・5ゲーム差と接近。昨季のパ・リーグ王者に勢いが出てきた。エスコンフィールドがどよめいた。柳町の打球は美しい弧を描き、日本ハムの右翼ブルペンエリアに着弾した。マウンドの池田はがっくり。三塁側ベンチはお祭り騒ぎだ。3-3の延長11回1死、背番号32の3号ソロで試合が決着した。初回、1番起用の野村が初球先頭打者本塁打を放った。ホームランで始まり、ホームランで終わった。柳町は7試合連続で「5番右翼」スタメン。クリーンアップを打つ男として最高の仕事を果たした。「本当にピッチャーも頑張っていたので、なんとか点をという思いがホームランにつながったかなと思います」。フラッシュライトを浴びながら、柳町はいつもの爽やか笑顔を見せた。今カード前、小久保監督は「日本ハムに独走されるのはイヤ」と話した。敵地3連戦は最低でも勝ち越しを決めたい重要な3日間だった。初戦は川瀬のプロ1号で白星。2戦目は9回サヨナラ負けを喫したが、前夜の屈辱を引きずることはなかった。2勝1敗で勝ち越し、首位日本ハムには2・5ゲーム差と接近。小久保監督は「強いなと思います。正直に。強いです」と新庄ハムとの戦いを振り返った。決勝アーチのヒーローも「まだまだ追い上げていかなければいけないチーム。この勝ち越しを機に挽回していきたいと思います」と力強く誓った。故障者が続出しながらソフトバンクはV字回復をたどる。これで6カード連続の勝ち越し。5月は13勝6敗とし、残り6試合を残して月間勝ち越しを決めた。腰の手術で離脱している近藤は23日の2軍阪神戦で実戦復帰する。主力が戻るまでに優勝争いが狙える位置にいたいのが本音だ。再び貯金「1」とした小久保ホークスが、上昇気流に乗ってきた。【只松憲】
◆自身3連勝を狙った日本ハム古林睿煬投手(24)は、6回6安打3失点(自責2)で勝敗はつかなかった。初回の初球、野村に先頭打者本塁打を浴びたが、2回以降は立て直して9奪三振。それでも2与四球の内容に「ストライク先行の投球ができず、四球を出してしまったことが悔やまれます。三振も前半に偏っていて、中盤以降も続けられたらもっといい投球ができると思います」と反省した。
◆今季初の2番センターで先発出場したソフトバンク周東佑京内野手(29)が2安打1打点、1盗塁と活躍した。初回、野村の先頭弾の直後に右前打。すかさず二盗を決めた。5回2死一、二塁の場面でも右前に一時勝ち越しとなる右前適時打。「1番打者の勇(野村)がつないでくれたチャンスを絶対に生かそうと思いました。勝ち越すことができて良かった」。右腓骨(ひこつ)骨折のため約1カ月の離脱。20日の日本ハム初戦からチーム復帰。この2戦は無安打に終わっていただけに、復調アピールとなった。
◆1番ショートで先発出場したソフトバンク野村勇内野手(28)がいきなり1発を放った。初回の先頭打席で初球を左中間スタンドに運ぶ4号先制ソロ。「とにかく積極的に思い切ってスイングをと、打席に入った。ホームランといい形につながってくれました」。自身初のプレーボールアーチに笑顔でダイヤモンドを周回した。5回の第3打席も右前打を放ちマルチ安打。4試合ぶりの「先発1番」復帰にしっかりバットを応えてみせた。
◆日本ハム新庄剛志監督(53)がソフトバンク藤井皓哉投手(28)の投球を絶賛した。同点に追い付いた直後の6回2死満塁のシーン。五十幡亮汰外野手(26)が6球目から9球連続でファウルを打つなど粘る中で、藤井も初球から14球連続ストレートで応戦。最後は134キロのフォークを投じ、五十幡のバットに空を切らせた。新庄監督は試合後に、そのシーンを振り返って「五十幡くんも、よくあんだけ15球か、粘ったんですけど、藤井くんもすごいですよね。あんなにストライク入るもんなんだって、感心して見てましたけどね。もうフォーク来るだろ、フォーク来るだろと思ったら、なかなか来ず。いい勝負でした」と敵ながら称賛した。
◆日本ハムの2年目右腕・孫易磊(スン・イーレイ)投手(20)が、デビュー戦で2回を1安打無失点に抑え、初ホールドをマークした。支配下契約が発表された日に、同点の9回から登板。故郷・台湾から家族も応援に駆けつけた中、最速152キロの速球とキレのある変化球を武器に、強力ソフトバンク打線を封じた。チームは延長11回に池田が決勝弾を浴び、7カードぶりの負け越しとなった。「台湾の至宝」が、エスコンフィールドの空気を変えた。同点の9回、支配下登録されたばかりの孫易磊がマウンドへ。初球、150キロの速球でストライクを奪うと、3球目にはこの日最速の152キロをマーク。緒方、山川、渡辺を3者凡退に斬った。「思ったよりは緊張せずに、落ち着いて投げられたかなと思います」。続く10回も続投し、2回1安打無失点。初登板で初ホールドを手にした。9回を終えてベンチに戻ると、同じ台湾出身の古林睿煬から、次のイニングへ向けたアドバイスをもらった。中村のボテボテの打球が内野安打となり走者は背負ったが、最後は栗原をスプリットで一ゴロに仕留めた。「振らせたいボールは全部振ってもらったのでよかった」。手応えをつかむ23球になった。「みなさん、こんにちは。私は日本ハムファイターズ、背番号96番の孫易磊です。これからよろしくお願いします」。試合前に行われた支配下登録発表の会見では、冒頭に流ちょうな日本語で自己紹介した。来日2年目、すでにチームメートとは日本語でコミュニケーションを取る。台湾でもアニメが放送されていた人気ボクシング漫画「はじめの一歩」が大好き。「(主人公・一歩の)苦しいときに踏ん張れるところが好きです」と言うが、同点の9回から2イニングを抑えた姿は、チームの窮地を救うまさにヒーロー。「メンタルには自信があります」の言葉通り、堂々とマウンドに立ち続けた。降板後にチームは敗れたが、首位を走る日本ハムに、またひとり頼もしい戦力が加わった。新庄監督も「いい度胸してますよね。しっかり抑えてくれました」。スタンドで両手を振った家族だけではなく、本拠地ファンも快投に酔いしれた。【本間翼】孫易磊(すん・いーれい)2005年2月10日、台北市生まれ。中学時代にポニーリーグワールドシリーズで優勝。穀保高級家事商業職業学校から中国文化大へ進学。23年9月29日に日本ハムと育成で4年契約を結んだ。同年9月のU18W杯、12月のアジア選手権、25年2月のWBC予選で台湾代表入り。183センチ、93キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸は600万円。兄の孫易伸は台湾・台鋼の外野手。▽日本ハム加藤投手コーチ(デビュー戦で2回無失点の孫易磊に)「もう十分です。あんな展開で2イニング投げられるんですから。度胸もありますし、抑えるだけのボールの質も持っている。(まずは中継ぎで)いろいろ勉強してもらいたい」
◆日本ハム新庄監督は感心した。「いい度胸してますよね」。この日、支配下登録されて背番号96となった"台湾の至宝"こと孫易磊(スン・イーレイ)を同点の9回に投入。台湾プロ野球を経験せずに入団した最速157キロ右腕は、しびれる場面でのプロ初登板でも「思ったよりは緊張せずに落ち着いて投げられた」。9回は山川を直球で押し込むなど3者凡退。延長10回も続投して2回無失点。デビュー戦で初ホールドもマークした。試合前の会見で孫易磊は「メンタルにすごく自信があります」と話していた。台湾から両親や親戚も駆けつけた中で、有言実行のメモリアルマウンドに新庄監督も「会見では足がちょっと震えてましたけど、マウンドでは大丈夫でしたね」と笑顔。延長戦にもつれた試合は落として7カードぶりの負け越しも「いいゲームでしたよ。負けはしましたけど」。ブルペン強化の"新戦力"に確かな手応えを得たのが収穫だった。
◆ソフトバンクが延長戦を制し、6カード連続で勝ち越した。3―3の十一回に柳町が3号ソロを放った。6番手のオスナが2勝目、大山はプロ初セーブを挙げた。日本ハムは六回に追い付いたが、6番手の池田が痛恨の一発を浴びた。
◆育成選手からこの日支配下登録された日本ハムの孫易磊が、華々しいデビューを飾った。3―3の九回から2回を投げ、1安打無失点と堂々たる投球を見せた。150キロ超の速球で押し込んだ台湾出身右腕は「最初は緊張したが、途中からはいつものテンポで投げることができた」と充実した表情を浮かべた。延長十回に1死二塁としても、周東と栗原を続けて打ち取って力強くガッツポーズ。新庄監督は「しっかり抑えてくれた。いい度胸をしている」と評価した。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
24 | 18 | 1 | 0.571 (↓0.014) | - (-) |
100 | 157 (+3) | 125 (+4) | 43 (+1) | 19 (-) |
0.233 (↓0.002) | 2.430 (-) |
2 (-) |
西武 |
23 | 19 | 0 | 0.548 (↓0.013) | 1 (-) |
101 | 114 (+1) | 106 (+2) | 15 (-) | 33 (-) |
0.234 (-) | 2.360 (↑0.01) |
3 (-) |
ORIX |
22 | 19 | 3 | 0.537 (↓0.013) | 1.5 (-) |
99 | 146 (+1) | 158 (+9) | 31 (+1) | 22 (-) |
0.262 (↓0.003) | 3.300 (↓0.13) |
4 (-) |
ソフトバンク |
22 | 21 | 2 | 0.512 (↑0.012) | 2.5 (↑1) |
98 | 163 (+4) | 135 (+3) | 28 (+2) | 31 (+1) |
0.243 (-) | 2.610 (-) |
5 (-) |
楽天 |
19 | 23 | 0 | 0.452 (↑0.013) | 5 (↑1) |
101 | 117 (+2) | 135 (+1) | 18 (-) | 47 (+2) |
0.236 (-) | 3.100 (↑0.05) |
6 (-) |
ロッテ |
15 | 25 | 0 | 0.375 (↑0.016) | 8 (↑1) |
103 | 102 (+9) | 140 (+1) | 22 (+2) | 13 (-) |
0.206 (↑0.003) | 3.200 (↑0.06) |
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