楽天(☆2対1★)西武 =リーグ戦6回戦(2025.05.22)・楽天モバイルパーク宮城=
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西武
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楽天
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勝利投手:西口 直人(2勝0敗0S)
敗戦投手:ウィンゲンター(0勝2敗0S)
  DAZN
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◆楽天がサヨナラ勝利。楽天は1点を追う7回裏、渡邊佳の適時二塁打で同点とする。そのまま迎えた9回には、1死三塁から宗山が犠飛を放ち、試合を決めた。投げては、4番手・西口が今季2勝目。敗れた西武は、3番手・ウィンゲンターが踏ん張りきれなかった。

◆楽天浅村栄斗内野手(34)が、2試合ぶりにスタメン復帰した。「6番一塁」で出場する。平成生まれ初の通算2000安打まで残り2本に迫るが、前回の20日西武戦(きたぎんボールパーク)を欠場。歴代4位&パ・リーグ記録の連続試合出場が「1346」で途切れた。三木監督は「球団、GMも含めて総合的に判断をした」と話していた。この日から本拠地4連戦。浅村は20日の試合後に「1本打たないと2本目はない。しっかり1本打てるように」と強調。仕切り直して大記録に挑む。

◆平成生まれ初の通算2000安打まで残り2本に迫る楽天浅村栄斗内野手(34)が、2試合ぶりにスタメン復帰し「6番一塁」で出場した。0-0の2回2死走者なしの第1打席では、西武武内の初球143キロ直球を強振。右翼ファウルゾーンへの打球を放ったが、右翼手長谷川がスライディングしながら好捕。わずか1球で打ち取られた。1点を追う5回1死走者なしの第2打席では、武内の初球ツーシームを見逃し。2球目ボールとなった外角ツーシームを見極め、3球目高めに決まったチェンジアップを見逃してカウント1-2と追い込まれた。4球目、低めのチェンジアップをなんとかファウルにしたが、5球目145キロのインハイ直球に空振り三振。これで15打席連続の無安打となった。前打者渡辺佳の右前適時打で同点に追いついた直後の7回2死二塁の第3打席。変化球のボール球を見送ると、カウント2-0から申告敬遠で勝負を避けられた。一塁へ向かう途中で、浅村の劇的打を待ち望んでいた本拠地の楽天ファンはブーイング。場内のボルテージは一気に高まったが、後続が倒れて勝ち越しとはならなかった。同点の9回無死一塁の第4打席では、2球目ボールで一走が二盗を決めて一打サヨナラの好機を拡大。なおもカウント1-1から西武ウインゲンターの3球目138キロスライダーを捉えたが、またも第1打席で好捕した右翼手長谷川の好守に阻まれ右飛に倒れた。その間に二走がタッチアップし三進。次打者宗山の中犠飛でチームは劇的サヨナラ勝ち。17打席連続無安打となったが、サヨナラにつなぐ打撃で勝利に貢献した。前回の20日西武戦(きたぎんボールパーク)を欠場。歴代4位&パ・リーグ記録の連続試合出場が「1346」で途切れた。三木監督は「球団、GMも含めて総合的に判断をした」と話していた。浅村は同日の試合後に「1本打たないと2本目はない。しっかり1本打てるように」と話していた。

◆楽天スペンサー・ハワード投手(28)が、来日2度目の先発で力投した。最速153キロの直球を軸に4回までは無失点に抑えたが、5回に均衡を破られた。1死から西武長谷川に右中間への二塁打を打たれると、なおも2死三塁で児玉に先制適時打を運ばれた。6回は2死一、三塁のピンチを背負ったが、最後は外崎を二ゴロに仕留めた。6回97球、6安打1失点で降板。試合はつくるも、2勝目はならなかった。ハワードは「セーフティーバントのケアをした結果、間を抜かれてしまうことや、チームとしてなかなか得点を取ることが難しいことはあると思う。それも『試合』というものだからね。そういったいろんな状況があることが試合というものだけど、自分のベストは尽くせたと思うよ」と振り返った。

◆楽天が今季3度目のサヨナラ勝ちで連敗を3で止め、借金を4に減らした。0-1の7回1死、3番村林が左前打で出塁。2死後に5番渡辺佳が西武武内の直球を右越えに運び、同点二塁打を放った。9回にウィンゲンターを攻略し、サヨナラ勝ちを決めた。投げては先発ハワードが来日2度目の先発で6回6安打1失点とゲームメーク。藤平、加治屋、西口らリリーフ陣も力投した。

◆西武は先制しながら、逆転負けを喫した。先発左腕の武内夏暉投手(23)は抜群の切れ味で6回までわずか64球で、被安打2と文句なしの投球。しかし7回に2安打で同点にされると、8回にも2死一、二塁を作り、ここで武内は降板した。その後2死満塁のピンチは2番手甲斐野が何とか抑えたものの、9回に3番手ウィンゲンターが楽天宗山にサヨナラ犠飛を許した。先頭打者を出塁させ、その後盗塁を許してからのサヨナラ負け。西口文也監督(52)は「先頭打者をしっかり打ち取れば、そこまで気をつかうことはないんでね」と同じパターンで2試合連続ピンチを作ってしまった助っ人右腕について言及した。西武は5回に児玉亮涼内野手(26)がしぶとく先制適時打を放ったものの、それ以外のイニングではチャンスを生かすことができなかった。

◆楽天は、黄金ルーキー宗山塁内野手(22)のプロ初サヨナラ打となる犠飛で連敗を「3」でストップした。同点の9回先頭で渡辺佳が左前打で出塁。代走小郷が二盗を決めて、無死二塁から通算2000安打まで「2」に迫った浅村の右飛で小郷がタッチアップして三進。1死三塁で打席を迎えた宗山は、西武ウィンゲンタ-に2球で追い込まれるも、3球目140キロスライダーを捉えた。中堅へ犠飛には十分の打球を放ち、三塁から小郷が生還した。宗山はお立ち台で「(渡辺)佳明さんがヒットで出てくれて、小郷さんが走って、(浅村)ひでさんがチャンスをつくってくれて。一番打席に立ちやすい楽な場面で回してもらった。あの状況をつくってくださった方々が本当にすばらしいなと思いますし、冷静に打席に立とうと思えました」と第一声で先輩たちに感謝を述べた。人生初のウオータ-シャワーを浴び「先輩方が走ってきているのが見えたので、そこで覚悟しました」と笑顔で振り返った。

◆西武はサヨナラ負けしたものの、先発武内夏暉投手(23)は8回途中1失点と好投した。特に6回まではわずか64球で被安打2の危なげない投球。前回の今季初登板から下半身の使い方を改善。「どの球種もうまく扱えて自分の流れ、いいリズムで投げれました」と振り返った。西口監督も「ストライクゾーンの中で勝負できてたし、はっきり分かるボール球も少なかった」と合格点を付けていた。

◆楽天のドラフト1位ルーキー宗山塁内野手(22)が、プロ初のサヨナラ打で熱戦に終止符を打った。同点の9回1死三塁、西武の長身右腕ウィンゲンターから、中堅へ勝ち越しの犠牲フライ。殊勲打に、チームメートから手荒い祝福を受けた。新人のサヨナラ打は今年の麦谷(オリックス)と西川(ロッテ)がいるが、楽天では12年岡島(2度)19年の辰己、渡辺佳に次ぎ4人、5度目。今年の3人はすべてパ・リーグの新人だ。同一リーグの新人3人がサヨナラ打を記録するのは、23年のセ・リーグ(阪神森下、中日村松、巨人門脇)以来で、パ・リーグでは57年(毎日平井と衆樹、近鉄伊香)以来68年ぶり。

◆最後はルーキーが宗山塁 プロ初サヨナラ打となる犠牲フライでサヨナラ!ルーキーの一打で連敗ストップ!?プロ野球 (2025/5/22)??楽天×西武??live on DAZN#オレをみろ#RakutenEagles pic.twitter.com/Sny6nLPuTx

◆楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が、プロ初のサヨナラ打で歓喜のウオーターシャワーを浴びた。同点の9回1死三塁、2ストライクから西武ウィンゲンターのスライダーを捉え、中犠飛に。「ヘルメットも結構びしゃびしゃになっちゃったんですけど、水持ってみんなが走ってくるのを見て、もうこれはしょうがないなと思って。でもうれしかった」。9回の打率は15打数6安打の打率4割。今回は安打ではなかったが、勝負強さを発揮した。お立ち台に1人で上がるのは初めての経験だった。「1番最初が岸さんと浅村さんとだったので、すごいいい経験でしたけど、今回は1人で球場全体のファンの方の声援を独り占めしたような感じで、すごいいい時間でした」。3連敗を止めたヒーローはその瞬間をかみしめた。オールスターファン投票の中間発表では、2位のオリックス紅林を抑えて遊撃部門で1位の得票数を獲得した。「もし自分が選んでもらえたら、素晴らしい経験になる舞台だと思ってますし、楽しむような感じが強いかなと思うんですけど、意見交換のいい場かなと思う。これから目の前の試合を頑張るだけなので、その結果、あそこに行けたらなという思いはあります」。夢舞台にたどり着くためにもチームで輝きを放つ。【山田愛斗】新人のサヨナラ打は今年の麦谷(オリックス)と西川(ロッテ)がいるが、楽天では12年岡島(2度)19年の辰己、渡辺佳に次ぎ4人、5度目。今年の3人はすべてパ・リーグの新人だ。同一リーグの新人3人がサヨナラ打を記録するのは、23年のセ・リーグ(阪神森下、中日村松、巨人門脇)以来で、パ・リーグでは57年(毎日平井と衆樹、近鉄伊香)以来68年ぶり。

◆2試合ぶりにスタメン復帰した楽天浅村栄斗内野手(34)が、サヨナラ勝ちを演出した。9回無死二塁で右翼へ痛烈な打球を飛ばした。右飛となったものの、二塁走者の小郷がタッチアップで三塁へ進塁。「最低でもランナーを進めたかったんで、ヒットにはならなかったけど、最低限の仕事はできたかなって」と振り返った。20日西武戦で連続試合出場が歴代4位の「1346」で途切れ、心機一転臨んだ一戦だった。結果は3打数無安打1四球。2000安打まで残り2本のままだが、らしさあふれる打球で勝利に貢献した。

◆楽天渡辺佳明内野手(28)が、明大の"根性野球"で培った打棒でチームを勝利に導いた。「5番左翼」でスタメン出場し、4打数2安打1打点と活躍。1点を追う7回2死一塁、カウント1-1から西武武内の直球を右越えに運んだ。一塁走者の村林が激走し、一気に生還。適時二塁打となり試合を振り出しに戻した。「大学の4年間の根性野球が生きてるんじゃないですか」と笑った。9回先頭では左前打をマーク。代走小郷を送られたが、サヨナラ勝ちを呼び込んだ。1死三塁から明大の後輩・宗山がサヨナラ犠飛を放ち、連敗が3でストップした。「(宗山は)すごいっすね。あんなプレッシャーかかる場面で、しかもルーキーで、警戒もされてるし。なかなか今日、結果出てなかったですけど、ああいうところで切り替えていけるのはやっぱすごいなと思います」と、たたえた。20日に島内が今季初昇格したことで、渡辺佳、阿部、宗山を含めた"明大カルテット"がそろい踏みした。「4人で活躍して、4人出たら(野手のスタメンの)半分は(明大OBが)出てるってことなんで、さらにみんなで頑張っていきたいなと思います」と力を込めた。今カードは7打数5安打の大当たりだ。規定打席に到達していないものの、打率は3割6厘まで上昇。内外野を守れるチーム屈指のユーティリティープレーヤーが、存在感を発揮している。

◆昨季10勝で新人王に輝いた西武・武内夏暉投手(23)が22日の楽天戦(楽天モバイルパーク)に先発する。左肘の故障で出遅れ、前回14日のソフトバンク戦で今季初登板。5回1失点で白星を挙げた。立ち上がりに無死満塁のピンチを招く場面があり「リズムがつかめなかった。初回を大事に先頭からしっかり入っていけるようにしたい」と表情を引き締めた。

◆楽天がサヨナラ勝ちし、連敗を3で止めた。0―1の七回に渡邊佳明内野手の適時二塁打で追い付き、九回1死三塁から宗山塁内野手の犠飛で勝負を決めた。

◆スタンドが、どよめきとため息に包まれた。楽天・浅村栄斗内野手(34)の1打席目。大飛球が右翼ファウル・ゾーンに上がると、西武・長谷川が足から滑り込んで好捕し、フェンスに体当たりした。0-0、二回2死走者なし。武内の初球、143キロの外角寄り低め直球に反応。15日のロッテ戦(東京ドーム)で左前打を最後に、この打席を終えた時点で14打席(3四球)ノーヒットとなった。20日の西武戦(きたぎんボールパーク)で出場機会がなく、歴代単独4位の連続試合出場が1346試合で途切れた。この日は「6番・一塁」で先発出場し、通算2000安打に残り2本で臨んだ。1点を追う五回1死走者なしの2打席目。同じく武内の前に空振り三振に倒れた。七回は敬遠、九回は右飛で3打数無安打。これで17打席ノーヒットに。試合は1-1の九回に宗山の中犠飛でサヨナラ勝ちしたが、浅村は「あと2本」のまま足踏みとなった。

◆西武の2年目左腕、武内夏暉投手(23)が先発した。一回は打たせて取るピッチングで難なく三者凡退に抑える上々の立ち上がりを見せた。1月の沖縄・石垣島での自主トレで左肘に違和感を発症し、左肘内側側副靱帯(じんたい)不全損傷と診断された。リハビリを経て、4月9日に2軍戦で実戦復帰。前回5月14日のソフトバンク戦で今季初登板し、5回1失点で白星を挙げた。立ち上がりに無死満塁のピンチを招く場面があり「リズムがつかめなかった。初回を大事に先頭からしっかり入っていけるようにしたい」とこの日に備えた。国学院大から3球団競合で入団した昨季は10勝(6敗)で新人王に輝いた。約3カ月に及んだリハビリ期間中は体力強化のためさまざまなウエートトレーニング方法を模索。「自分にあったものを確立できた。今後にむけてやってきたい」と収穫を口にした。好調2位のチームを支える投手陣は、この日までリーグトップの防御率2・37をマーク。圧巻の投球を続けている今井、隅田のリーグ屈指の先発陣に加えて武内が本来の力を発揮すれば、その厚みがさらに増す。同点の八回途中まで5安打1失点、8奪三振の好投。今季2勝目はならず。チームもサヨナラ負けしたものの、手応えたっぷりの武内のマウンドだった。

◆)楽天のドラフト1位・宗山塁内野手(22)=明大=がプロ初のサヨナラ打となる中犠飛を放った。?楽天は新人・宗山が九回に放ったプロ初のサヨナラ打となる決勝犠飛で勝利。新人選手がサヨナラ打をマークしたのは、4月29日のオリックス・麦谷祐介(単打)、5月18日のロッテ・西川史礁(二塁打)に次いで今季3人目。?楽天の新人選手のサヨナラ打は、2012年の岡島豪郎(9月8日など2度、ともに単打)、19年の辰己涼介(5月8日=二塁打)、同年の渡辺佳明(8月12日=二塁打)に次いで6年ぶり4人目(5度目)。サヨナラ犠飛は初。

◆楽天のドラフト1位・宗山塁内野手(22)=明大=がプロ初のサヨナラ打となる中犠飛を放った。祝福の水をかけられたルーキーは、周囲への感謝を口にした。「あの状況をつくってくださった方々が本当に素晴らしかった。とにかく自分は冷静に打席に立とうと思っていました」1-1の九回は、渡辺佳が左前打で出て二盗に成功。続く浅村の右飛で1死三塁となり、宗山が打席へ。身長201センチの右腕ウィンゲンターが投じた3球目、真ん中低めのスライダーを強振。三塁走者の小郷が余裕を持って生還した。宗山は打線が追い付いた七回、2死一、二塁の勝ち越し機で空振り三振。「引きずらない」と気持ちを切り替え、九回の犠飛につなげた。21日オールスターゲームの中間発表があり、遊撃手部門で1位に。「もし選んでもらえたら、素晴らしい経験になる舞台。楽しむ感じが強くて、意見交換にいい場かなと思う」と胸を膨らませた。チームの連敗は3でストップ。三木監督は「状況判断をした素晴らしい打撃だった」と宗山をたたえ、「本当に毎日が経験と財産になる。場数を踏むことで、さらに力がつく」と期待を寄せた。(広岡浩二)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
24181 0.571
(↓0.014)
-
(-)
100157
(+3)
125
(+4)
43
(+1)
19
(-)
0.233
(↓0.002)
2.430
(-)
2
(-)
西武
23190 0.548
(↓0.013)
1
(-)
101114
(+1)
106
(+2)
15
(-)
33
(-)
0.234
(-)
2.360
(↑0.01)
3
(-)
ORIX
22193 0.537
(↓0.013)
1.5
(-)
99146
(+1)
158
(+9)
31
(+1)
22
(-)
0.262
(↓0.003)
3.300
(↓0.13)
4
(-)
ソフトバンク
22212 0.512
(↑0.012)
2.5
(↑1)
98163
(+4)
135
(+3)
28
(+2)
31
(+1)
0.243
(-)
2.610
(-)
5
(-)
楽天
19230 0.452
(↑0.013)
5
(↑1)
101117
(+2)
135
(+1)
18
(-)
47
(+2)
0.236
(-)
3.100
(↑0.05)
6
(-)
ロッテ
15250 0.375
(↑0.016)
8
(↑1)
103102
(+9)
140
(+1)
22
(+2)
13
(-)
0.206
(↑0.003)
3.200
(↑0.06)