1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 2 | 1 | 0 | 9 | 12 | 0 | 2 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 1 |
勝利投手:横山 陸人(1勝1敗0S) 敗戦投手:田嶋 大樹(2勝2敗0S) 本塁打 |

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◆ロッテは両軍無得点で迎えた5回表、茶谷が適時二塁打を放ち、1点を先制する。続く6回には、池田の3ランが飛び出すなど一挙5点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・横山が5回無失点の好投で今季初勝利。敗れたオリックスは、投打ともに振るわなかった。
◆Bリーグ「大阪エヴェッサ」の牧隼利(まき・はやと=27)が特別始球式に登板した。188センチの長身から投げ下ろし、ワンバウンドでキャッチャーミットに収まった。「バスケで緊迫した場面でフリースローとかありますけど、それに似たような感覚で。でももっと緊張しました」と胸をなで下ろした。2年前の日本シリーズは京セラドーム大阪で観戦したという。今回の投球は「70点ぐらい」と悔しさをにじませた。同チームの本拠地・おおきにアリーナ舞洲と、オリックス2軍施設の杉本商事BSはお隣。「大阪は野球に、サッカー、バレーボールもある。スポーツがすごく熱のある街だと思うので、そこでバスケットも続きたい。今、夢洲に万博がありますけど、舞洲にはバスケがあると言われるように頑張りたい」と力を込めた。
◆先発に転向した横山陸人投手(23)が5回2安打無失点と好投し、勝ち投手の権利を得てマウンドを降りた。ファームで2試合先発で調整し、この日のマウンドに臨んだ。初回から制球良くオリックス打線を打ち取った。66球を投げきった横山は「今自分のできるピッチングはできたのかなと思います。けどまだまだできなかったことや課題もたくさん見つけたので、まずは0で抑えることができて良かったなと思います」と振り返った。打線は池田来翔内野手(25)が3ランを放つなど、6回までに6点の援護をした。
◆ロッテが快勝で連敗を2でストップし、オリックスに今季初勝利した。前回完封負けを喫した田嶋をKOした。初回、3回、4回と走者を出すも得点を奪えなかったが、中盤に攻め立てた。5回2死から寺地隆成捕手(19)が右前打で出塁。直後の茶谷健太内野手(27)が左翼フェンス直撃の24年9月22日以来の適時打で先制。「つないでいこうという気持ちでいったことがああいう結果になってくれたと思います。しっかり振りぬくことができました」と振り返った。6回にも2死からチャンスが訪れた。連続四球で2死一、二塁。池田来翔内野手(25)が今季1号の3ランで一気に突き放した。勢いは止まらず茶谷の2打席連続適時打で5-0とすると、7回には池田の2打席連続弾が飛び出した。先発起用の横山陸人投手(23)は5回2安打無失点と好投し、先発として初勝利。「今自分のできるピッチングはできたのかなと思います。けどまだまだできなかったことや課題もたくさん見つけたので、まずは0で抑えることができて良かったなと思います」と振り返った。
◆オリックスは開幕から6連勝中だったロッテ戦で今季初黒星を喫した。先発の田嶋は0-1の6回、2死から2者連続四球を許し、6番池田に高めの直球を左翼へ3ラン。6回途中7安打4四球、6失点で2敗目。岸田監督は「だいぶ慎重になった。(投手陣が)リズム乗れているような感じはなかった」。中継ぎ陣も勢いを止められず、大敗。昨季から続いた同戦の連勝は7で止まった。24日からは熊本でソフトバンク戦を迎える。
◆オリックスは昨季9月11日(京セラドーム大阪)以来、8試合ぶりにロッテ戦黒星を喫した。先発の田嶋大樹投手(28)が痛恨の1発を許した。0-1の6回。2死から2者連続四球を許し、6番池田に7球目、高めの145キロ直球を左翼へ3ラン。6回途中7安打4四球、6失点で降板した。岸田護監督(44)は「ちょっと慎重になった部分が見えた」とコメント。さらに、中継ぎ陣も踏ん張れず、計3失点。1-9と大敗した。打線は中川圭太内野手(29)が7回に放った4号ソロの1得点のみ。通算1000安打に王手をかける西川龍馬外野手(30)は4打数無安打。前日21日に続き、足踏みとなった。指揮官は「僕はちょっと経験したことないところなんでね。心の中まではわからないですけどね。必ず出るでしょうから、何も心配はしてないです」と信頼は変わらない。24日は熊本、25日には鹿児島でソフトバンク2連戦。指揮官は「地方球場で、また何が起こるかわからない。最後まで諦めずにまたやっていきます」と前を向いた。
◆ロッテ横山陸人投手(23)が5回無失点の好投で、先発起用に応えた。テンポ良くアウトを重ねオリックス打線を2安打に封じた。6年目での先発初勝利に「リリーフになると力みすぎてコントロールがばらけてしまうんですけど、今日は8割ぐらいの感じでしっかり自分のボールが投げられて良かった」と安堵(あんど)の表情。「守備の方に助けてもらって良いピッチングができた」と野手陣に感謝した。
◆ロッテが快勝で連敗を2でストップさせ、昨年からのオリックス戦の連敗も7で止めた。5回に茶谷が24年9月22日以来の適時打で先制。6回には池田が3ランを放つなど一挙5得点と突き放した。「カウントが3-2だったのでコンパクトに強く振ることだけを考えてました。打つことができて良かったです」と振り返った。池田は7回にも2打席連続弾を放つなど2安打5打点と大暴れだった。
◆ロッテ池田来翔内野手(25)が2本塁打5打点の活躍でチームの勝利に貢献した。6回2死一、二塁から、マリーンズファンの待つレフトスタンドへ3ラン本塁打。「カウントが3-2だったのでコンパクトに強く振ることだけを考えてました。打つことができて良かったです」と振り返った。7回にもプロ初の2打席連続本塁打。まるで前の打席のリプレーのような左翼への2ランを放ち、計5打点と大暴れした。笑顔でナインとハイタッチをした。苦しいとき、必ず隣には一緒に頑張るライバルの姿があった。同い年、同じ内野手の安田尚憲だ。春季キャンプではともに宮崎・都城でのB班スタート。全体練習後、池田は必ずサブロー2軍監督とみっちり打撃練習。毎日、隣には福浦1軍・2軍統括打撃コーディネーターのもとでバットを振り続ける安田の姿があった。4月17日、ファーム楽天戦でそろって失策を記録。試合後、西日に照らされながら2人で納得のいくまで、約1時間のノックを受けた。練習後、泥にまみれたユニホーム姿でそろってグラウンドから出てきた。池田は「彼も同じポジションですし、2人では同じポジションだから、みたいな話はします。仲はいいですけど、どっちかが試合に出られないから。一応僕らの中でも同じポジションっていうのは多分思ってる」と胸の内を明かした。この日はともに先発出場し、安田も4出塁含む2安打1打点の活躍。ロッテの99年世代2人で計4安打6打点と輝きを放った。7回には、先頭の安田が四球で出塁した。2死一塁から池田が2ランを放ちダイヤモンドを1周すると、先にホームに戻った安田が笑顔で待ち構えていた。つらい練習を乗り越えてきた友と笑顔でハイタッチし、喜びを分かち合った。これからも切磋琢磨(せっさたくま)しながら、チームをけん引していく。【星夏穂】
◆ロッテ・横山陸人投手(23)は22日のオリックス戦(京セラ)に先発する。昨季43試合に登板し、防御率1・71と安定感を示したリリーフエースの先発転向は吉井理人監督(60)の発案だった。4月29日のオリックス戦(京セラ)でサヨナラ負けを喫し、翌日に2軍落ち。それ以来の1軍登板となるが、違うのは出番が試合終盤ではなく先発のマウンドという点だ。横山は「とにかく自分のできることをやって試合に臨むだけだと思うので、変に気負わず自分の流れで自分のボールがしっかり投げられればいい」と強調する。当初、ファームでの再調整は先発転向が前提ではなかったというが、建山投手コーチは「吉井監督がそういう(先発転向の)構想を持っていて、いいですねという形で(賛成した)」と説明した。「能力が高いピッチャーなので。真っすぐも速いし、曲がり球も何種類かあるし、落ちるボールも投げる。リリーフをやっていると、右のインコースがどうしても少なくなっちゃう。先発すると『意外にしっかり投げて、投げられるやん』みたいな感じもある」と、今季防御率3・52と本調子ではない横山が持ち場を変えることで投球の幅を広げてくれることを期待している。また、建山コーチは右肘の張りで出場選手登録を抹消中の種市に関して「試合に行ける状態。来週に投げますよ」と明言した。(片岡将)
◆Bリーグ大阪エヴェッサの牧隼利(27)が特別始球式に登場。きれいなフォームで投じたボールはワンバウンドしたものの、キャッチャーミットに収まった。「緊迫した場面でのフリースローと似たような感覚でしたけど、それよりもっと緊張しました」と振り返った。埼玉県出身の牧は2024-25シーズンから大阪エヴェッサに所属し、2024年の日本代表候補にも選出されたポイントカードとシューティングガードをこなす実力派。「B.LEAGUEモテ男NO.1決定戦2025」で2位にランクインするなど、女性ファンからの人気も高い選手だ。野球は未経験で「こんなに硬いボールは怖くて、小さい頃もやらなかった」と明かした。オリックスと同様に大阪に本拠地を構えるプロバスケットボールチームの一員として「野球、サッカーなどスポーツに熱があるこの地で、バスケットも続きたい。夢洲には万博がありますけど、舞洲にはバスケがあると言わせられるように頑張りたい」と言葉に力を込めた。
◆ロッテ・横山陸人投手(23)が中継ぎから先発に転向して初のマウンドに立った。「中継ぎの時と一緒のような感じで、しっかり試合に入っていきたい。とにかく長いイニングを投げられれば」と意気込んで臨んだ今季初の先発マウンド。初っぱなから150キロ台の速球で押しまくり、一回は三者凡退と上々の立ち上がり。二回には先頭の頓宮に初安打を許し、捕逸と四球などで2死二、三塁のピンチを背負ったが、若月を捕邪飛に打ち取って切り抜けた。横山は四回までわずか47球と効率的な投球で無失点に抑えた。「いい中継ぎはいい先発になれる」との持論がある吉井監督肝いりの先発転向。「横山のピッチングをしてくれたらそれでいい」と送り出した指揮官の期待に応えるべく懸命に腕を振った。すると五回、打線がようやく相手先発の田嶋をつかまえた。2死から寺地が右前打。続く茶谷の左越え二塁打で待望の1点を先制した。横山は五回を三者凡退に切り抜け、5回を2安打無失点と先発投手の役割を堂々と果たした。
◆ロッテ・茶谷健太内野手(27)が「9番・遊撃」で先発出場。0-0の五回2死一塁から、左越えに先制の適時二塁打を放った。「打ったのはカットボールです。繋いでいこうという気持ちでいったことがああいう結果になってくれたと思います。しっかり振りぬくことができました」。チームは2連敗中で借金は今季ワーストの「11」と苦しい戦いが続く中、21日の試合もスタメンで2安打マークのいぶし銀がムードを盛り上げた。
◆オリックスは投手陣が崩れて完敗。開幕から続いていたロッテ戦の連勝が6で止まった。先発の田嶋は五回に池田に3ランを被弾。連打で一、二塁とされて2番手・川瀬が登板したが連打を浴び2点を失い6点差とされた。その後も救援陣が踏ん張れず、3点を献上した。打線は七回の中川のソロによる1点のみ。NPB通算1000安打まであと1安打としていた西川は4打数無安打に終わり、2試合連続で足踏みとなった。
◆ロッテが9得点で快勝。五回に茶谷の適時二塁打で先制。六回は池田の2季ぶりの本塁打となる3ランなどで5点を奪ってリードを広げた。池田は七回にも2ラン。横山は5回を無失点で今季初勝利。オリックスの連勝は3で止まった。
◆オリックスは投手陣が崩れて9失点の完敗。NPB通算1000安打に王手をかけていた西川龍馬外野手(30)は4打数無安打に終わり、本拠地・京セラドームで達成ならなかったが、岸田護監督(44)は「(投手出身の)僕は経験したことないところ。心の中まではちょっとわからないけど、必ず出るでしょうから。別に何も心配はしていない」と語った。先発の田嶋は六回途中6失点。中継ぎ陣も失点し、攻撃に流れを作ることができず、「(打線も)ちょっとリズムに乗れているような感じはなかった」と淡々と振り返った。24日は熊本でソフトバンク戦に臨む。「地方球場は何が起こるかわからない。最後まで諦めずにまたやっていきます」と切り替えた。
◆ライトがレフトへ豪快弾を連発だ! ロッテ・池田来翔(らいと)内野手(25)が2本塁打5打点の活躍。今季6戦全敗だったオリックスに7試合目で土を付けた。「毎回、ラストチャンスと思って打席に立っています」。出番に飢えた男が奮起した。1-0の六回2死一、二塁の場面で打席に立つとカウント3-2から田嶋の直球を完璧に捉え、左越えに今季1号の3ラン。七回は2死一塁で左越えに2号2ラン。プロ4年目で通算2本塁打の25歳が2発の大暴れだった。「受け身になってしまうことがあるので、よりピッチャーに入っていくため」とフリー打撃では投手寄りの位置に立ったり、歩きながら打ったりしている。日々の創意工夫が実戦で生きた。(片岡将)
◆ロッテ・横山陸人投手(23)が中継ぎから先発に転向し、5回2安打無失点の好投で今季初白星をマークした。立ち上がりから150キロ超の速球を制球良く投げ込み、安定感あふれる投球。「リリーフになると力みすぎて、コントロールがばらけてしまうんですけど、今日は8割くらいの気持ちで自分のボールが投げられた」と胸を張った。今季のオリックス戦に7試合目で初勝利。先発ローテーションの枠に空きがなく、今後は2軍で先発調整を続ける予定。吉井監督は「未知の領域だったと思うが頑張ってくれた」と称えた。

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
24 | 18 | 1 | 0.571 (↓0.014) | - (-) |
100 | 157 (+3) | 125 (+4) | 43 (+1) | 19 (-) |
0.233 (↓0.002) | 2.430 (-) |
2 (-) |
西武 |
23 | 19 | 0 | 0.548 (↓0.013) | 1 (-) |
101 | 114 (+1) | 106 (+2) | 15 (-) | 33 (-) |
0.234 (-) | 2.360 (↑0.01) |
3 (-) |
ORIX |
22 | 19 | 3 | 0.537 (↓0.013) | 1.5 (-) |
99 | 146 (+1) | 158 (+9) | 31 (+1) | 22 (-) |
0.262 (↓0.003) | 3.300 (↓0.13) |
4 (-) |
ソフトバンク |
22 | 21 | 2 | 0.512 (↑0.012) | 2.5 (↑1) |
98 | 163 (+4) | 135 (+3) | 28 (+2) | 31 (+1) |
0.243 (-) | 2.610 (-) |
5 (-) |
楽天 |
19 | 23 | 0 | 0.452 (↑0.013) | 5 (↑1) |
101 | 117 (+2) | 135 (+1) | 18 (-) | 47 (+2) |
0.236 (-) | 3.100 (↑0.05) |
6 (-) |
ロッテ |
15 | 25 | 0 | 0.375 (↑0.016) | 8 (↑1) |
103 | 102 (+9) | 140 (+1) | 22 (+2) | 13 (-) |
0.206 (↑0.003) | 3.200 (↑0.06) |
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