1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 7 | 1 | 1 |
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 3 | 0 | X | 6 | 10 | 0 | 0 |
勝利投手:宮城 大弥(3勝0敗0S) 敗戦投手:西野 勇士(0勝4敗0S) 本塁打 |

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◆オリックスは1-1で迎えた6回裏、杉本の犠飛と野口の適時打で2点を勝ち越す。続く7回には廣岡と杉本の適時打などで3点を挙げ、相手を突き放した。投げては、先発・宮城が8回1失点の快投で今季3勝目。敗れたロッテは、打線が再三の好機を生かせなかった。
◆(株)サンリオの人気キャラクター、ハローキティが京セラドーム大阪に来場し、特別ギフトを贈呈した。来場は、アンドレス・マチャド投手(32)がサンリオキャラクターのマイメロディのフェイス形トートバッグを「みんなで楽しく、より良いシーズンを送るために」と、投手陣用バッグにしたことがきっかけ。サンリオから「感謝の気持ちを伝えたい」との申し出があり、ハローキティの来場が決まった。ロッテ6回戦が始まる前に、グラウンドにハローキティが登場。ハローキティのカチューシャをつけたマチャドに、ハローキティのフェイス形トートバッグとぬいぐるみを贈った。マチャドはふわふわのぬいぐるみを抱きしめて大喜び。「ハローキティは私も小さい頃から知っていて、ベネズエラでもとても人気なキャラクターです。ハローキティに会えるなんて思いもしなかったし、本当に驚きました。特に妻にこのことを話すと、感激していました。今日、この日のために家族も少し早めにドームに来てくれました。投手陣はみんな仲良しの"家族"です。みんなが楽しい気持ちになれるようにと、サンリオのマイメロディのフェイス形トートバッグを用意しました。みんな、とても気に入ってくれています。それをきっかけに、こうしてハローキティにも会えて、素晴らしくハッピーなできごとになりました。キティバッグもマイメロバッグもみんなで大切に使おうと思います! ハローキティ、本当にありがとう!!」と熱いハローキティ愛を明かし、仲良く記念撮影にもおさまった。
◆オリックスが競り勝ち、ロッテとの対戦成績を6連勝とした。5回2死満塁で広岡大志内野手(28)が左前に弾む先制打を放ち、1点を先制。6回に先発の宮城大弥投手(23)がロッテ藤原恭大外野手(25)に同点ソロを浴びたが、その裏に先頭・森友哉捕手(29)の二塁打から1死二、三塁とし、杉本裕太郎外野手(34)が決勝の犠飛を放った。野口智哉内野手(25)も左翼線への適時二塁打を放って、リードを2点に広げた。宮城は4月13日楽天戦以来の3勝目。オリックスは連勝を3に伸ばした。
◆ロッテは2連敗で借金は「11」にふくらみ、オリックス戦は昨年から7連敗となった。先発の西野勇士投手(34)は粘りの投球で試合を作るも、5回に広岡に先制打を許した。藤原恭大外野手(25)のソロで同点に追いついた直後の6回にも2点を奪われ、5回2/3を6安打3失点で降板。今季初勝利とはならなかった。
◆オリックス宮城大弥投手(23)が自身100試合目の登板を通算45勝目で飾った。藤原に一時同点となるソロを浴びるも、ロッテ打線を8回6安打1失点に抑え、4月13日以来の今季3勝目。チームを3連勝に導き、昨年から続く対ロッテの連勝を球団21年ぶりの7に伸ばした。3回1死満塁からは藤岡、藤原を連続空振り三振。5回2死二塁、7回2死一、二塁も無失点でしのいだ。1発を浴びても適時打は許さず。「ピンチでも焦らず落ち着いた投球ができたのでよかった。(調子は)そこまで良くはなかったですけど、いろんな球種と若月さんの配球のおかげで勝てたかな」と振り返った。この日、サンリオの人気キャラクター、ハローキティが本拠地を来訪。マチャドが同社キャラクター「マイメロディ」のフェイス型トートバッグを気に入り、投手陣用バッグにしたことが結んだ縁だが、かつては「マイメロディ」といえば宮城だった。以前はリュック型を共用し、最年少の投手が運搬を担当。赤いリュックを背負ってグラウンド入りし、プロ1年目から毎年途切れることなく勝ち星を積み重ね、エースナンバーを背負う今がある。「いつも粘ってよく投げている。勝ちがついて本当によかった」。岸田監督の声にも安堵(あんど)感がにじんだ。【堀まどか】オリックス広岡(先制、ダメ押しの2安打2打点)「チームが勝てるように、しっかり貢献できるようにっていう気持ちでずっとやっているんで、これからだと思います」
◆22日の7回戦に中10日で先発するオリックス・田嶋大樹投手(28)がキャッチボールなどで調整した。4月30日のロッテ戦(京セラ)では自身3年ぶりの完封勝利を挙げたが、「完封したけど、それはもうその日で忘れて。次の日からまた新たな気持ちで、次にどうするかということを考えて。結果ではなく過程をしっかり大事にしている」と足元を見つめた。試行錯誤を続ける投球フォームについては「ゴールはないと思うので、その日のベストを尽くせるように。自分のやってる仕事に対して自信と誇りを持ってマウンドに上がれれば」と話した。
◆オリックスはエース・宮城の好投で3連勝を飾った。ロッテに対しては2004年(8連勝)以来の開幕6連勝となった。1-1の六回に杉本の犠飛と野口の適時打で2点を勝ち越し。七回には広岡がこの日2本目となるタイムリーなどでリードを5点に広げた。今季20度目の2桁安打となる10安打と打線が奮起した。先発の宮城は8回6安打1失点の好投で3勝目を挙げた。登板5試合ぶりの白星で、ここまで全8試合でクオリティスタート(先発して6回以上を投げて自責3以内)をクリアしている。チームはこれで5月初のカード勝ち越し(3連戦のみ)に成功した。
◆ロッテは1点しか奪えず完敗し、負け越しは今季最多の11に膨らんだ。深刻なのは打線の低調さ。チーム打率は2割3厘で12球団で最も低い。今季11度の零敗こそ免れたが、この試合でも藤原の1号ソロによる1点のみに終わった。「最近の得点力不足が投手陣にもちょっと影響している」と吉井監督。失点できないプレッシャーが投手陣の負担になるという悪循環に陥っている。
◆ロッテは先発の西野勇士投手(34)が六回途中3失点でKOされ、4敗目(0勝)。七回に3番手で今季初登板した西村天裕投手(32)も3失点した。打線も藤原恭大外野手(25)のソロによる1点のみ。借金は2018年以来7年ぶりとなる11に膨らみ、最下位に沈む。吉井監督は「得点力不足という状況で、普段と違うことをやってもうまくいくわけがない。選手は自分のできることをしっかりやってくれたら。作戦はこっちの責任」と責めを負った。
◆右肘の張りで17日に出場選手登録を外れたロッテ・種市篤暉投手(26)について、建山投手コーチは「試合にいける状態。来週に投げますよ」と明言した。種市は20日はチームに帯同してキャッチボールなどで調整。吉井監督は同日にセカンドオピニオンを受けることを明かしていたが軽症だったもようで、早期復帰の見込みとなった。
◆得点圏に走者を背負うと別次元の投手と化す。オリックス・宮城が、チームの今季4度目の3連勝に貢献。再三の危機をしのぎ、エースの意地とプライドを見せた。「ピンチでも焦らず落ち着いた投球ができたので最少失点で抑えられたのかな」三回に二塁打と四死球で満塁とされたが、藤岡、藤原を空振り三振。五、七回のピンチも緩急を駆使して、しのいだ。8回1失点の好投で、4月13日の楽天戦(楽天モバイルパーク)以来の白星となる3勝目を挙げ、自身のロッテ戦の連敗を4で止めた。今季は全8試合でクオリティスタート(先発で6回以上を投げて自責3以下)をクリアしながらも勝利が遠く、もがいていた。「少し気負いすぎた部分とか、点をあげたくないという気持ちから空回りしていた」と分析。久々の勝利が勢いづく良薬となりそうだ。睡眠もパフォーマンスにつながる重要な練習。ストレスや睡眠の質、体調が数値化できるスマートリングを身につけ、自己管理を徹底する。「寝られるときにしっかり寝たい派。一つの目安として使っている」。宮城の理想の睡眠の時間は6時間半から8時間半。「とりあえず結果を取りたい」と、日常生活でもヒントを探している。チームはロッテに2004年以来となる開幕6戦全勝。試合がなかった2位・西武との差を0・5ゲームに縮めた。通算100登板(すべて先発)を勝利で飾った宮城は「実感は全くないけど、積み重ねて長く野球ができれば」と笑顔。頼もしいエースの未来は明るい。(織原祥平)

<パ・リーグ順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (-) |
日本ハム |
24 | 17 | 1 | 0.585 (↑0.01) | - (-) |
101 | 154 (+2) | 121 (+1) | 42 (-) | 19 (-) |
0.235 (↓0.001) | 2.430 (↑0.03) |
2 (-) |
西武 |
23 | 18 | 0 | 0.561 (-) | 1 (↓0.5) |
102 | 113 (-) | 104 (-) | 15 (-) | 33 (-) |
0.234 (-) | 2.370 (-) |
3 (-) |
ORIX |
22 | 18 | 3 | 0.550 (↑0.012) | 1.5 (-) |
100 | 145 (+6) | 149 (+1) | 30 (-) | 22 (+1) |
0.265 (↑0.001) | 3.170 (↑0.05) |
4 (-) |
ソフトバンク |
21 | 21 | 2 | 0.500 (↓0.012) | 3.5 (↓1) |
99 | 159 (+1) | 132 (+2) | 26 (-) | 30 (-) |
0.243 (↓0.003) | 2.610 (↑0.01) |
5 (-) |
楽天 |
18 | 23 | 0 | 0.439 (-) | 6 (↓0.5) |
102 | 115 (-) | 134 (-) | 18 (-) | 45 (-) |
0.236 (-) | 3.150 (-) |
6 (-) |
ロッテ |
14 | 25 | 0 | 0.359 (↓0.009) | 9 (↓1) |
104 | 93 (+1) | 139 (+6) | 20 (+1) | 13 (-) |
0.203 (-) | 3.260 (↓0.09) |
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