DeNA(★5対6☆)中日 =リーグ戦10回戦(2025.05.21)・横浜スタジアム=
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中日
01120010161002
DeNA
00000320051130
勝利投手:マルテ(1勝2敗1S)
(セーブ:松山 晋也(0勝0敗16S))
敗戦投手:入江 大生(1勝1敗8S)

本塁打
【中日】板山 祐太郎(2号・2回表ソロ),田中 幹也(1号・9回表ソロ)

  DAZN
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◆中日が接戦を制した。中日は2点リードの4回表、岡林と田中の適時打で追加点を挙げる。その後5-5となって迎えた9回には田中のソロが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、4番手・マルテが来日初勝利。敗れたDeNAは、打線が終盤に追いつく粘りを見せるも及ばなかった。

◆大阪発の5人組ロックバンド「Novelbright」が試合前に美声で球場を魅了した。ボーカルの竹中雄大(29)が背番号777のユニホーム姿で登場。ギータ~兼キーボードの沖聡次郎(30)とともに人気の楽曲「ツキミソウ」を熱唱した。直後にはセレモニアルピッチに登場。打者の三森、捕手の山本に対してノーバウンド投球を披露した。この3連戦は「BLUE☆LIGHT SERIES 2025 Supported by nojima」として行われ、前日の初戦はmiwa、22日の同戦は石井竜也が来場して、ライブを行う予定となっている。

◆DeNAタイラー・オースティン内野手(33)が、一塁塁審の市川と交錯するアクシデントがあった。2点を追う3回1死二塁、中日宇佐見の一塁線のファウルボールに一塁・オースティンがボールを追いかけていく。しかし、ファウルをコールしようとしていた一塁塁審と激突してともに転倒。ヒヤッとする場面だったが、すぐに起き上がってハグを交わした。

◆DeNAトレバー・バウアー投手(34)が、肩を落としてうなだれた。3点ビハインドの4回2死一、二塁、中日田中に右前へのポテンヒットを浴び、二塁走者の投手三浦が間一髪、本塁に生還。グラウンドで座り込んで悔しそうな表情を浮かべた。自ら広げたピンチが失点につながった。1死二塁から投手三浦に痛恨の四球。一、二塁から岡林に右前適時打を浴び、直後の田中の適時打で4失点目を献上した。2回には1死から板山に先制ソロを被弾。3回にも2死三塁からボスラーに適時二塁打を浴びて失点を重ねた。それでも5、6回は3者凡退、6回には3者連続三振とリズムを作った。中4日で92球を投げ、6回7安打4失点の8奪三振。6回の打席で代打九鬼が送られて、マウンドを降りた。前回登板の16日ヤクルト戦(神宮)でも6回6失点と打ち込まれた。2試合連続でクオリティースタート(6回以上自責3以内)を逃す結果となり「味方が点を取り、このまま逆転してチームが勝ってくれることを祈っている」と願った。すると打線が6、7回と猛攻で5得点を挙げ、バウアーの黒星は消えた。前日20日には「ここ3週間弱ほど、(アレルギー症状のような)体調が続いている。今日練習終わった後に医者に診てもらおうと。明日のパフォーマンスに関してはこの状態のこともあるので、なかなか難しい環境があるとは思うんですけど、その中でも自分のベストを尽くしたい」と不安な胸中を吐露しながらも、病院へ行って最善の準備で臨むことを明かしていた。

◆中日打線がDeNA先発バウアーから4点を奪い、6回でマウンドから下ろした。2回1死、板山裕太郎内野手(31)が初球147キロ直球を右翼席へ先制の2号ソロ。「甘い球が来たら積極的に打ちにいこうと思っていた。最高の形になった」。3月29日開幕2戦目でのバウアーとの前回対戦で3打数2安打。好相性を買われ、今季初めて外野を守る「6番左翼」のスタメン起用で期待に応えた。3回にはジェイソン・ボスラー外野手(31)が右翼フェンス直撃の適時二塁打。「ホームランにはならなかったけど感触はよかったよ」。4回には岡林勇希外野手(23)、田中幹也内野手(24)の連続適時打も飛び出した。

◆DeNA松尾汐恩捕手(20)が試合内外で躍動? した。2回裏終了時イベント「サガミ presents ズッバーン!NICE PITCHING」に「しおんくん」が初登場した。これまでは谷繁元信氏(54=日刊スポーツ評論家)をモチーフとしたビッグサイズの「たにしげるくん」のキャッチャーミットをめがけてファンがボールを投げ込んでいたが、前日の同戦から選手バージョンにモデルチェンジ。21日の山本に続いて、この日スタメン出場した松尾をモチーフとした「しおんくん」が登場し、球場からは歓声が上がった。Xでは、「しおんくんおもろすぎる」「ゆうだいくんよりにてなーい」「その日のキャッチャーに合わせて変えていく感じ?」などの反響があった。

◆中日がDeNAに競り勝ち、借金を3とした。同点の9回1死、田中幹也内野手(24)が勝ち越しの1号ソロ。DeNA入江の152キロ高め直球を左翼ポール際へたたき込んだ。打線は2回1死、板山裕太郎内野手(31)が初球147キロ直球を右翼席へ先制2号ソロを放つなど、DeNA先発バウアーから4回までに7安打で4得点。だが、5回まで無失点だった先発三浦瑞樹投手(25)が6回につかまり1点差に。7回に味方が1点を追加したが、その裏に清水達也投手(25)が3安打1四球で2点を奪われ同点となっていた。▽中日マルテ(8回に登板し1イニング無失点で来日初勝利)「こういう形で勝ててよかった。ウイニングボールは思い出なので、大切に取っておきたい」▽中日三浦(先発で6回途中3失点)「連打はしょうがないが、その後のオースティン(2点適時二塁打)が甘くなった。あそこを抑えられれば。ちょっとずつ自分の投球もよくなってきている」

◆DeNAは3試合連続2桁安打をマークしたが、土壇場で決勝弾を浴びて連勝は2でストップした。先発バウアーは6回7安打4失点。2回に中日板山に右越えソロを浴びて先制点を許した。3回にはボスラーの右翼フェンス直撃の適時二塁打。4回も岡林と田中の連打などで2失点。5回2死からイニングを挟んで4者連続三振を奪って意地を見せたが、今季4度目のクオリティースタート(6回以上、自責3以下)はならなかった。打線は中日先発三浦の前に、5回まで散発3安打。それでも0-4の6回、オースティンの2点適時二塁打と松尾の中前適時打を含めた4連打3得点で1点差に迫った。7回に2番手宮城がセーフティースクイズを許して3-5とされたが、その裏に牧の中犠飛と佐野の右適時打で同点に追いついた。しかし9回。4番手の入江が中日田中に今季1号ソロを浴び、力尽きた。三浦大輔監督(51)は「リードされていた中で選手たちが食らいついた結果。追いつくまではいったけど、ひっくり返せなかった」と話した。

◆DeNA入江大生投手(26)が打球直撃のアクシデントに見舞われた。同点の9回に4番手として登板。1死から中日田中に内角高め152キロの直球を左翼席に運ばれ、勝ち越しソロを浴びた。直後、上林の強烈な当たりがライナーで体を直撃。はじいた打球を自ら拾ってグラブトスでアウトにするも、内野陣が心配そうにマウンドに集まった。一塁・オースティンはベンチからトレーナーを呼び寄せ、ベンチ裏で治療。数分後に走ってマウンドに姿を見せた。続くボスラーには四球を与えるも、カリステを一邪飛に仕留めた。

◆DeNAトレバー・バウアー投手(34)が、前日に発熱の症状に見舞われたと明かした。中4日で92球を投げ、6回7安打4失点の8奪三振。勝敗はつかずも試合後に取材に対応した。バウアーは「昨晩は発熱で寝ることができなかった。とはいえ、それを理由に欠場するわけにはいかないので、頑張って今日は登板させていただきました」と体調不良のまま、先発マウンドに上がっていたことを明かした。さらに前日には3週間ほど悩まされていたアレルギー症状で病院を受診。急性副鼻腔(びくう)炎と診断され、薬も処方された。バウアーは「しっかりと処方された薬を服薬してコンディションを整えて試合に臨みたい」と意気込んでいた。この日は2回、1死から板山に先制ソロを被弾。3回にも2死三塁からボスラーに適時二塁打を浴びて失点を重ねた。3点ビハインドの4回2死一、二塁には、中日田中に右前へのポテンヒットを浴び、二塁走者の投手三浦が間一髪、本塁に生還。グラウンドで座り込んで悔しそうな表情を浮かべた。自ら広げたピンチが失点につながった。1死二塁から投手三浦に痛恨の四球。一、二塁から岡林に右前適時打を浴び、直後の田中の適時打で4失点目を献上していた。それでも5、6回は3者凡退、6回には3者連続三振とリズムを作るも、6回の打席で代打九鬼が送られて、マウンドを降りた。前回登板の16日ヤクルト戦(神宮)でも6回6失点と打ち込まれた。2試合連続でクオリティースタート(6回以上自責3以内)を逃す結果となり「味方が点を取り、このまま逆転してチームが勝ってくれることを祈っている」と願っていた。すると打線が6、7回と猛攻で5得点を挙げ、バウアーの黒星は消えた。

◆「小さな大巨人」襲名!? 中日田中幹也内野手(24)が値千金の決勝1号ソロを決めた。同点の9回、序盤の4点リードを追いつかれる嫌な流れを一振りで断ち切った。DeNA入江の内角152キロをひっぱたいた打球は竜党の待つ左翼席へ。「人生で一番の打球。自分でもびっくり。真っすぐ1本で1、2、3でいきました」。2ボール1ストライクからの4球目。「めちゃ速いから泳ぐくらいで」。変化球を頭から捨て、直球だけを待った。借金3で踏みとどまり、井上監督は「オレもあれは予測してなかった。小さな大巨人、田中幹也さまさま」と大絶賛だ。どうしても打ちたかった。2点リードの7回1死一塁から戸柱の一、二塁間の打球に飛びつき、一塁ではなく間に合わない二塁へ送球。「僕の判断ミス」。その後に同点とされただけに、自分のバットで取り返したかった。3月1日の2軍教育リーグで左手有鉤(ゆうこう)骨を骨折。今月6日にようやく1軍昇格した。井上監督は「遅れてきた中で外すことが考えづらいくらいやってくれている」と目を細める。10試合で打率3割6分1厘。2軍では村松、福永も実戦復帰しているが、帰ってきても簡単にはポジションを渡さない。【石橋隆雄】

◆中日がDeNAに競り勝ち、借金を3とした。同点の9回に田中幹也内野手(24)が左翼へ決勝1号ソロ。井上一樹監督(53)は「小さな巨人、田中幹也さまさま」と大絶賛した。

◆DeNAのトレバー・バウアー投手(34)が中4日で先発し、制球が甘くなったところを痛打されて6回7安打4失点だった。0-2の四回は2死二塁から投手の三浦に四球を許し、岡林と田中に連続適時打を浴び、しゃがみ込んで首を垂れた。その後は立て直し、五、六回は立て続けに三者凡退に斬った。前回16日のヤクルト戦は6回を投げて7安打を許し、今季ワーストの6失点と崩れていた。雪辱を期した登板だったが、3勝目はならなかった。

◆最強助っ人が悩ましい時間を過ごしている。DeNA・バウアー投手(34)が中4日で先発するも6回7安打4失点で降板。六回2死から打線が4連打で3点を挙げて猛追し、「味方が点を取り、このまま逆転してチームが勝ってくれることを祈っている」と語った。左翼から右翼方向に強い風が吹く中、序盤から制球が甘かった。二回に板山に右越えの先制ソロを被弾。三回には2本のフェンス直撃二塁打でさらに1点を失うと、四回には右翼方向に3安打を許して2失点。膝をかがめ、うなだれた。前回16日のヤクルト戦(神宮)は6回6失点で降板した。「結果はともかく内容自体は悪くない」と自己評価しながらも、「私を除けば、皆さん本当にいいピッチングをしている」と自虐的な発言も飛び出していた。12球団でも屈指の先発陣は、エース東の5勝を筆頭に、ケイが4勝、ジャクソンが3勝。中でもケイは20日時点で防御率トップの1・10で、ジャクソンも同3位の1・24と抜群の安定感を誇る。2人に加え、中継ぎのウィックも存在感を示す。三浦監督は、来日2年目で飛躍する助っ人陣の活躍に、「うちだけじゃないかもしれない」とした上で、「日本の文化に慣れる興味を持つこと。環境がやはり向こうとは絶対に違う。ローテーション、試合間隔、移動も違う。でも、比較的外国人選手には横浜は住みやすいと聞きます」と説明した。バウアーはここまで2勝。直近3週間、寝不足や風邪などのコンディション不良に悩まされている。2年ぶりに過ごす日本生活への適応も今後のカギを握る。(阿部慎)

◆前夜にソロを含む3安打の固め打ちを見せたオースティンが、4点を追う六回に反撃ののろしを上げる2点二塁打を放った。2死から牧と佐野が2連打で好機を演出した後の打席で、高めに浮いた直球を逃さず、左中間を破った。状態を上げてきた主砲は「うまく打つことができ、いい風に乗ってくれた」と振り返った。

◆中日が競り勝った。5―5の九回に田中の左翼席への1号ソロ本塁打で勝ち越した。4番手のマルテが来日初勝利を挙げ、松山が16セーブ目。DeNAは0―4から追い付く粘りを見せたが、入江が痛恨の一発を浴びた。

◆四回 田中幹也から右適時打を浴びたDeNA先発のバウアー=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)

◆先発のトレバー・バウアー投手(34)は6回4失点だった。打線が七回に5-5での同点に追いつき黒星はつかなかったが、試合後も呆然(ぼうぜん)とした表情。「いろんな考え、思いが錯綜(さくそう)としている。不運が続いた場面もあったが、自分がフラストレーションがたまってしまって、うまくコントロールできないまま、終わってしまった」と肩を落とした。約3週間、寝不足や風邪気味のような症状に悩まされてきた中、登板前日の20日に病院に行き、「急性副鼻腔炎」と診断された。「薬も処方してもらったが、昨晩も寝ることができなくて、発熱もあった」と前夜は4時間以下の睡眠。「とはいえ、それを理由に欠場をするわけにはいかないので、頑張って登板した」と説明した。今後に向けては「1軍から離れるというのは全く考えていない」とコメント。体調を整え、再びマウンドに上がる。

◆病を押しての登板だった。中4日の先発で6回4失点と苦しんだDeNAのトレバー・バウアー投手(34)が、副鼻腔炎の罹患(りかん)を明らかにした。「それを理由に欠場するわけにはいかないので頑張って登板した」と声を振り絞った。本来の制球とはいかず、一回から立て続けに走者を背負った。0-2の四回は2死二塁から投手の三浦を四球で歩かせ、岡林と田中に連続適時打を浴び、しゃがみ込んで首を垂れた。「いろいろ考え、思いが錯綜(さくそう)している。フラストレーションがたまってしまい、(感情を)うまくコントロールできないまま終わってしまった」と淡々と振り返った。数週間前から体調不良を訴えており、前日20日の調整後に向かった病院で診断を受けた。寝つきが悪い状態が続き、発熱があった前夜の睡眠は4時間以下だった。チームは1点差で競り負けたものの、劣勢をはね返した。打線の粘りを見た右腕は「1軍から離れるというのは全く考えていない。コンディションを整えて臨みたい」と次回の登板に意欲を示した。三浦監督は「(体調が)ひどかったら投げさせない」と予定通り起用した理由を説明し「我慢しながら投げていた。今後のことは分からない」と話すにとどめた。(鈴木智紘)

◆DeNAは抑えの入江が九回1死で伏兵・田中に勝ち越しソロを浴びた。内角高めの152キロを左翼スタンドに運ばれ、今季初黒星。「真っ直ぐがどうしても上ずってしまった。自分のミス」と肩を落とした。2024年5月の右肩手術から帰ってきた右腕は、13日の阪神戦でも1点リードの九回2死から同点弾を献上。一発の重みを味わっただけに、「同じ失敗はどうしてもしたくない」と奮起を誓った。

<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
阪神
23172 0.575
(↓0.015)
-
(-)
101146
(+4)
105
(+5)
23
(-)
35
(+1)
0.250
(↑0.001)
2.250
(↓0.06)
2
(-)
広島
22181 0.550
(-)
1
(↑0.5)
102139
(-)
110
(-)
21
(-)
14
(-)
0.248
(-)
2.400
(-)
3
(-)
DeNA
20183 0.526
(↓0.015)
2
(-)
102144
(+5)
117
(+6)
19
(-)
24
(+1)
0.234
(↑0.002
2.610
(↓0.06)
4
(-)
巨人
22211 0.512
(↑0.012)
2.5
(↑1)
99133
(+5)
145
(+4)
32
(-)
18
(-)
0.241
(↑0.002)
2.920
(↓0.02)
5
(-)
中日
18212 0.462
(↑0.015)
4.5
(↑1)
10293
(+6)
126
(+5)
19
(+2)
21
(+1)
0.213
(↑0.002
2.910
(↓0.05)
6
(-)
ヤクルト
13231 0.361
(-)
8
(↑0.5)
106105
(-)
157
(-)
17
(-)
10
(-)
0.225
(-)
3.690
(-)