オリックス(☆2対1★)ロッテ =リーグ戦5回戦(2025.05.20)・京セラドーム大阪=
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ロッテ
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ORIX
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勝利投手:マチャド(2勝2敗7S)
敗戦投手:菊地 吏玖(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】若月 健矢(3号・9回裏ソロ)

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◆オリックスが劇的なサヨナラ勝利。オリックスは3回裏、森の適時打で1点を先制する。その後同点とされるも、9回には若月のソロが飛び出し、試合を決めた。投げては、先発・九里が8回1失点の快投。2番手・マチャドは今季2勝目を挙げた。敗れたロッテは、打線が沈黙した。

◆オリックス太田椋内野手(24)が20日、ロッテ5回戦(京セラドーム大阪)でベンチ入りメンバーを外れた。太田は18日の西武9回戦(ベルーナドーム)で、右手首付近に死球を受け、試合後、埼玉・所沢市内の病院へ直行。19日にも大阪市内の病院で受診し、右手首の打撲と診断された。出場選手登録の抹消こそなかったが、この日の試合前練習ではグラウンドに姿を見せなかった。太田は18日までは全試合に出場し、リーグトップの打率3割2分3厘をマークしている。

◆オリックスは九里亜蓮投手(33)が先発。対ロッテ戦は広島時代の22年交流戦以来3年ぶり。通算6試合で0勝3敗とパ・リーグ球団で唯一白星がない。ここまで全試合に出場していた太田椋内野手(24)がベンチ入りメンバーを外れた。18日の西武9回戦(ベルーナドーム)で右手首付近に死球を受け、右手首打撲と診断された。出場選手登録の抹消はなかった。また、2番左翼でスタメン出場の西川龍馬外野手(30)は試合成立で通算1000試合出場となる。

◆オリックス西川龍馬外野手(30)が20日、ロッテ5回戦で通算1000試合出場を達成した。初出場は広島時代の16年3月26日DeNA戦(マツダスタジアム)。5回終了後、1000試合達成を記念したボードを掲げ、スタンドから拍手が送られた。

◆オリックス先発の九里亜蓮投手(33)がゲームを作った。初回、先頭藤原に内野安打を許したものの、2回から凡打の山を築いた。対ロッテ戦は広島時代の22年交流戦以来3年ぶり。通算6試合で0勝3敗と、パ・リーグ球団で唯一白星がないチームだったが、過去のデータはこの日の久里には全く当てはまらない。制球、テンポ、いずれも完璧。「匠の技」でアウトを重ねていった。九里の好投にこたえ、3回に森友哉捕手(29)が先制の中前適時打を放った。18日の試合で右手首に死球を受けた太田椋内野手(24)がこの日、ベンチ入りメンバーを外れた。打率でリーグトッフに立つ太田の不在をみんなでカバーした。九里は7回、同点打を浴びたが、踏ん張り、8回1失点で降板した。接戦を制してチームはロッテ戦今季負けなしの5連勝を飾った。

◆ロッテはサヨナラ負けを喫し、オリックスに5連敗となった。1-1で迎えた9回。4番手でマウンドに上がった菊地吏玖投手(24)が先頭打者の若月に左翼席へのサヨナラ弾を被弾した。先発の石川柊太投手(33)は6回1失点と好投。「所々苦しい場面もありましたけど、野手が良いプレーで守ってくれたり、(捕手の佐藤)都志也と話をしながら打者に攻めることができたので最低限の仕事はできたのかなと思います」と振り返った。

◆オリックス太田椋内野手(24)が20日のロッテ5回戦(京セラドーム大阪)を欠場した。同戦のベンチ入りメンバーを外れた。試合後、岸田護監督(44)は「大きな怪我につながっていないのでね、痛み次第と言いますか。状態を見ながらになると思います。今日は様子を見ました。また明日、どうなるかは分からないですけど」と語った。太田は18日西武9回戦(ベルーナドーム)で、右手首付近に死球を受け、19日に大阪市内の病院で右手首の打撲と診断された。この日、出場選手登録の抹消はされなかった。

◆サヨナラ男だ。もう「たまたま」じゃない。オリックス若月健矢捕手の打球は左翼席上段へ。1-1の9回裏無死で飛び出した今季3号サヨナラ弾に、スタンドもチームメートも大興奮。ヒーローは喜びの輪に包まれた。「たまたまっすよ。興奮しましたね。スカパー! サヨナラ賞みたいなのが、月間であるじゃないですか。(3、4月度は)郡司選手に取られて...。臨時収入がなくなったので、次は選ばれるように頑張ります」言葉も弾んだ。チームのサヨナラ勝ちは今季4度目。3月28日楽天との開幕戦も、4月18日日本ハム戦も若月が決めた。そしてこの日の特大弾。4度のうち3度が若月。サヨナラ男であることは疑いようがない。岸田監督も「終盤になればなるほど、怖いバッターに変わっていく。本当に素晴らしい活躍」とたたえた。「いやらしいバッターになりたい」という若月のド派手な1発で、ロッテ戦は5連勝。劇的勝利で再び上昇気流に乗る。?オリックス九里(8回2安打1失点)「0点で粘り切れればよかったのですが、同点に追いつかれてしまったことが悔しいです。四球から失点につながってしまったところは反省し、また次にしっかり投げられるようにしたいです」

◆両軍のオーダーとベンチ入りメンバーが発表された。オリックス・太田椋内野手(24)はベンチ入りメンバーから外れ、欠場する。太田は18日の西武戦(ベルーナ)の九回に右手に死球を受けて途中交代。試合後には所沢市内の病院へ直行し検査。19日にも大阪市内の病院を受診し、右手首の打撲との診断されたと球団が発表した。この日の練習には姿を見せておらず、静養したとみられる。太田は開幕から好調を維持し、3、4月は打率.411、4本塁打、19打点と活躍。3、4月度の「大樹生命月間MVP」を初受賞するなど打線をけん引していた。欠場する太田に代わってこの日昇格した西野が「9番・二塁」で出場する。

◆キャスターやラジオパーソナリティーなど幅広く活躍中のタレント、小島まゆみ(29)が特別始球式に登場した。ワインドアップから投じた1球は、大きく外れてスリーバウンドした。「自分のイメージの中では100キロ超えのボールを投げる予定だった。(マウンドに立って)お客さんからの大きな拍手が聞こえるんだなと実感して、すごく夢のような時間でした」と笑顔で振り返った。オリックスファンの小島は関東のビジターゲームを中心に月に一度は球場で観戦していることを明かし、「チームは2021年くらいの勢いがあるし、ベンチもすごく活気がある。このまま好調をキープして、またもう一度、夢(優勝)を見たいです」とエールを送った。

◆オリックス・西川龍馬外野手(30)が通算1000試合出場を達成した。五回が終了し、試合が成立したことでアナウンスされ、一塁線付近で記念ボードを掲げた。三回の第2打席では2死一塁で右前打を放って好機を広げて森の先制打につなげた。さらに五回には1死で低めの球にうまくバットを合わせて左前打。マルチ安打で通算998安打とし、1000本安打達成まであと2とした。

◆オリックスは今季4度目のサヨナラ勝利。若月が自身今季3度目のサヨナラ打となるソロ本塁打で試合を決めた。三回に森が先制打。七回に先発の九里が同点打を浴びたが、女房役の若月が勝負強さを見せた。

◆ロッテの石川柊は6回1失点の好投が報われず、白星をつかめなかった。悔やまれるのは先制点を許した三回。テンポよく2死を取りながら、広岡に四球を与え、西川、森に連打を浴びて失点。「あそこは(無失点で)投げきりたかった」と悔いた。直近の2試合は精彩を欠いていただけに、1失点で踏ん張ったのは好材料だ。この試合からプレートを踏む位置を三塁側から一塁側に変え「内野ゴロが増えたりとか、いいところもあった」と手応えを語る。大きな期待を受けてソフトバンクから加入しただけに、7試合目となる次回で移籍後初勝利を挙げたいところだ。

◆オリックスの九里は落ちる変化球を武器に8回2安打1失点と好投した。七回は二つの四球をきっかけに同点とされたことには「先に点を取ってもらったのに反省しないと」と引き締めた。バッテリーを組んだ若月のサヨナラ本塁打には「頼もしい。チームが勝てて良かった」と感謝した。

◆ロッテはオリックス戦でサヨナラ負け。今季の対戦成績は開幕から5戦全敗となった。同点の九回に4番手で登板した菊地吏玖投手(24)が先頭の若月に甘い直球を左翼席上段まで運ばれた。吉井監督は「初球がボールになって。やっぱり四球は駄目だという気持ちがあったのかな」と指摘した。ソフトバンクから加入した先発・石川柊太は6回1失点と好投したが、またも今季初勝利はお預けとなった。両リーグワーストのチーム打率.203の打線は七回の1点のみ。石川柊の登板時は31イニング目で初得点と援護できていない。21日の相手先発は難敵の宮城。敗れれば今季最多の借金11となる。指揮官は「点を取らないと始まらない。宮城はいい投手ですが、何とか点を取るようにやっていきたい」と声を絞り出した。(片岡将)

◆「2番・左翼」で出場した西川が史上538人目となるNPB通算1000試合出場を達成した。試合成立となった五回終了後にアナウンスされ、記念ボードを掲げた。バットでは今季4度目の3安打猛打賞を記録し、通算1000本安打まで1とした。節目を迎えた西川に岸田監督は「努力の証し。毎試合しっかり準備してきた結果だと思う。すばらしい」とたたえた。

◆ひと振りで決めた。高い弧を描いた白球は5階席で弾む。オリックス・若月が今季3度目のサヨナラ打となる3号ソロ。5月初の連勝に導いたヒーローはウオーターシャワーを浴び、ナインにもみくちゃにされた。「上位(打線)につながるバッティングをしようと思った結果が、いい結果につながった」終盤になるほどに見る者に期待を抱かせる何かがある。1―1で迎えた九回、4番手・菊地の直球を一閃した。打った瞬間、スタンドインを確信する会心の当たりに「興奮した」とはにかんだ。チームは今季4度目のサヨナラ勝利で、若月は早くも3度目の劇打。「本当にたまたまですよ」と笑いつつも気掛かりなことが一つあった。3、4月度の「スカパー!サヨナラ賞」は郡司(日本ハム)が受賞し「臨時収入(賞金30万円)がなくなったので、次は選ばれるように」とボソリ。正真正銘のサヨナラ男になると改めて決意した。攻守でチームを支える若月の一日は早い。ホームでのデーゲームは午前7時過ぎに球場入り。ナイターゲームでは試合開始8時間以上前から準備が始まる。「自宅では集中してできないタイプ」と、対戦相手のデータなどの予習などを行い、試合に備えるのが日常だ。この日の練習中には川島打撃コーチから「原点に返ろう」と助言され、好調だった開幕当初の打撃を意識したことが結果にもつながった。「(捕手の)僕からしても、下位打線に当たれば飛ぶような打者がいるのは嫌。そんないやらしいバッターになりたい」一発がある恐怖の8番打者の存在感が際立つ。3位からの再浮上には勝負強い若月の力が必要だ。(織原祥平)?オリックス・若月が「8番・捕手」で先発し、九回にサヨナラ本塁打。サヨナラ安打は3月28日の楽天戦(九回=二塁打、9番・捕手で先発)、4月18日の日本ハム戦(九回=二塁打、8番・捕手で先発))に次いで今季自身3本目(通算6本目)。オリックスの選手のシーズン3本のサヨナラ安打は昨年の紅林弘太郎以来。?捕手で出場した試合でシーズン3本のサヨナラ安打をマークしたのは、19年の広島・会沢翼以来6年ぶり。パでは01年の近鉄・北川博敏、18年の西武・森友哉が3本記録しているが、代打のみの出場があり、3本全て捕手で出場した試合で打ったのは、63年の南海・野村克也以来62年ぶり。

◆九里は8回2安打1失点と好投した。七回に2四球をきっかけに同点とされ「反省しないと」と引き締めた。広島時代はロッテに6試合で0勝3敗と苦戦していたが「(相性は)考えていなかった」と淡々と振り返った。バッテリーを組んだ若月のサヨナラ弾には「僕がトイレに行こうかなと思っていたら打ったので、急いで(ベンチに)戻った。頼もしいですね」と笑顔だった。

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
23171 0.575
(↓0.015)
-
(-)
102152
(+2)
120
(+5)
42
(-)
19
(-)
0.236
(-)
2.460
(↓0.04)
2
(-)
西武
23180 0.561
(↑0.011)
0.5
(↓1)
102113
(+1)
104
(-)
15
(-)
33
(-)
0.234
(↓0.003)
2.370
(↑0.06)
3
(-)
ORIX
21183 0.538
(↑0.012)
1.5
(↑1)
101139
(+2)
148
(+1)
30
(+1)
21
(+1)
0.264
(↑0.001
3.220
(↑0.05)
4
(-)
ソフトバンク
21202 0.512
(↑0.012)
2.5
(↑1)
100158
(+5)
130
(+2)
26
(+1)
30
(-)
0.246
(-)
2.620
(↑0.01)
5
(-)
楽天
18230 0.439
(↓0.011)
5.5
(-)
102115
(-)
134
(+1)
18
(-)
45
(+2)
0.236
(↓0.001)
3.150
(↑0.05)
6
(-)
ロッテ
14240 0.368
(↓0.01)
8
(-)
10592
(+1)
133
(+2)
19
(-)
13
(-)
0.203
(↓0.003)
3.170
(↑0.03)