ソフトバンク(☆2対1★)楽天 =リーグ戦9回戦(2025.05.18)・みずほPayPayドーム福岡=
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楽天
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ソフトバンク
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勝利投手:藤井 皓哉(2勝1敗0S)
敗戦投手:今野 龍太(1勝1敗0S)
  DAZN
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◆ソフトバンクがサヨナラ勝利。ソフトバンクは5回裏、山川の犠飛で先制に成功する。その後同点とされるも、延長12回には、1死満塁から牧原大が適時打を放ち、試合を決めた。投げては、5番手・藤井が今季2勝目。敗れた楽天は、打線が相手を上回る6安打を放つも、つながりを欠いた。

◆人気アイドルグループでKis-My-Ft2の宮田俊哉(36)が始球式を行った。今カードは「ピンクフルデー」と銘打たれた人気のイベント試合で、ピンクを基調とした特別ユニホーム姿で登場。ワインドアップから捕手の嶺井博希(33)に投げ込み、ノーバウンド投球だった。大役を終え、「緊張していたんですけど、会場のみなさんが温かい空気を作ってくださって、うまくできたなと思います。ちゃんとノーバウンドで届いてひと安心です」と声を弾ませた。

◆巨人からトレードで加入した秋広優人内野手(22)が移籍後初の長打を放った。4試合連続「6番左翼」でスタメン出場。0-0で迎えた5回1死の第2打席、右中間を破る二塁打をマークした。カウント2-2から楽天ヤフーレの外角直球を仕留めた。その後は捕逸で三塁へ進塁。続く7番山川穂高内野手(33)の中犠飛で先制のホームを踏んだ。15日の西武戦(みずほペイペイドーム)で移籍後初安打となる中前打、16日の楽天戦では4回に内野安打と2戦連続で安打を放つも、長打は出ていなかった。23年には自己最多121試合に出場し、打率2割7分3厘、10本塁打、41打点を記録。パンチ力が持ち味で、球団は未来の大砲候補として大きな期待を寄せている。

◆腰の張りで一時戦線離脱していた楽天ミゲル・ヤフーレ投手(27)が、1軍復帰登板で快投した。ソフトバンク戦に先発。7回97球、3安打1失点(自責0)で、勝ち負けはつかなかった。「しっかり内容も良かったですし、バッターと勝負するところは勝負できて、いい内容で終えられたので、すごい良かった」と、うなずいた。初回、ソフトバンク先頭の佐藤直を遊ゴロ、川瀬を二ゴロ、栗原を投ゴロに抑えて3者凡退。その後もテンポ良く投球し、ゴロアウトを重ねた。0-0の5回1死から秋広に右中間を破られ二塁打とされると、捕逸で三塁に進まれ、続く山川に先制犠飛を許した。それでも最少失点で粘った。チームはサヨナラ負けを喫したが、先発の役目は果たした。「ストライクが多く取れるところが自分のいいところだと思うので、それを今日の試合でできて良かった。(捕手)太田もすごい自分の意図を理解してくれて、サイン交換もスムーズにできたのもすごい大きかった」と振り返った。ヤクルトから移籍してきた新助っ人は、今季初登板となった4月5日ロッテ戦(ZOZOマリン)で腰の張りを訴え、2回を投げ終えたところで緊急降板。この日が2度目の1軍マウンドだった。

◆楽天が延長12回でサヨナラ負けを喫し、2カード連続の勝ち越しはならなかった。1点を追う9回。先頭宗山塁内野手(22)がソフトバンク守護神オスナの初球、151キロ直球を右中間に運んで三塁打を放った。さらに無死二、三塁とチャンスを広げると、3番辰己涼介外野手(28)がチェンジアップを捉えて同点打を右前に運んだ。なおも2死二、三塁の場面では浅村栄斗内野手(34)が空振り三振に倒れ、勝ち越しはならず。延長12回にソフトバンクにサヨナラを決められた。腰の張りで一時戦線離脱していたミゲル・ヤフーレ投手(27)が、1軍復帰登板で好投。テンポのいい投球で打たせて取った。5回1死から山川に先制犠飛を浴びたが、7回3安打1失点(自責0)でまとめた。2000安打まで残り2本の浅村は5打数無安打で3試合連続の無安打。記録達成は20日西武戦(盛岡)以降に持ち越しとなった。

◆ソフトバンクが延長12回サヨナラ勝ちで5カード連続の勝ち越しを決め、4月14日以来となる勝率5割復帰に成功した。0-0で迎えた5回1死、トレードで加入した6番秋広優人内野手(22)が移籍後初長打となる二塁打でチャンスメーク。楽天のヤフーレが投じた外角直球を仕留め、右中間を破った。その後は捕逸で三塁へ進塁。続く7番山川穂高内野手(33)が先制の中犠飛を放った。投げては先発の上沢直之投手(31)が8回無失点と好投。1点リードの9回に守護神のロベルト・オスナ投手(30)が同点に追いつかれたが、延長12回裏1死満塁、牧原大成内野手(32)が右翼へサヨナラ打を決めた。チームは最大7あった借金を完済。20日からは首位を走る日本ハムとの敵地3連戦に臨む。

◆楽天浅村栄斗内野手(34)は3試合連続無安打で、平成生まれ初の通算2000安打は残り2本のままで足踏みとなった。同点の9回2死二、三塁で空振り三振に倒れるなど、ソフトバンク投手陣に5打数無安打と封じられた。「頑張らないとなと思う。また切り替えてやりたい」。15日ロッテ戦(東京ドーム)の7回に左前適時打を放ってからは13打席連続無安打と苦しむ。記録達成は20日西武戦(盛岡)以降に持ち越しとなった。

◆楽天が終盤に追いつく意地は見せたが、サヨナラ負けで借金は4に膨らんだ。1-1の延長12回1死満塁、7番手西垣がソフトバンク牧原大に右前適時打を許した。1点を追う9回に宗山の三塁打を起点に辰己が同点打を放ったが、後続の村林、浅村が凡退。勝ち越しはならなかった。三木肇監督(48)は「あそこは一気にいきたかった」と悔やんだ。2連敗で2カード連続の勝ち越しを逃した。

◆楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が、気迫のヘッドスライディングで味方を鼓舞した。ソフトバンク戦に「1番遊撃」でスタメン出場。1点を追う9回無死走者なし、守護神オスナの初球、外角151キロ直球を右中間に運び、俊足を飛ばしてヘッドスライディングで三塁に到達した。「(三塁に)投げてくるかどうかわからない状況だったので、間一髪になるなら頭から行った方がセーフになるかなと」。この三塁打を起点に辰己の同点打を呼び込んだ。1球目を狙い打ちした。「抑えのピッチャーなので、そんなに何球も打てる球は来ない。本当に打てる球を一発でっていうところは、特に終盤にかけてそういうピッチャーに対して必要なことなので、そういった意味で1球で捉えられて良かった」と振り返った。チームトップの今季38安打を放っている宗山。この日の一打も含め、約3分の1にあたる12安打を最終打席でマークし、勝負強さを発揮している。「もうとにかくその打席でできることをやるだけなので。特に終盤、大事な場面でより集中力が増してるのかなと思います」と分析。チームはサヨナラ負けで2連敗も、期待のルーキーが意地を見せた。【山田愛斗】

◆ソフトバンク先発の上沢直之投手(31)が白星は取り逃したが、8回0封の好投を披露した。117球を投げて被安打2。「しっかり(捕手の)嶺井さんと話し合い、ゲームプラン通りに投げることができたと思います」。3回には自らのエラーもあって1死一、三塁のピンチを招いたが、2番中島の投前スクイズをグラブトスで本塁封殺し、失点を防いだ。「なんとか無失点で抑えることができた。いい投球ができてよかった」。4勝目はお預けとなったが、投球内容には納得顔だった。(関連記事)ソフトバンクニュース一覧

◆ソフトバンクにトレードで加入した秋広優人内野手(22)が移籍後初めて長打を放った。5回1死から右中間を破る二塁打。楽天ヤフーレの外角147キロ直球を捉えた。「追い込まれていたので、コンタクトを意識した」と振り返った。その後、捕逸で三塁まで進塁。続く7番山川の中犠飛で先制のホームを踏んだ。これまた移籍後初の得点で、4試合連続の「6番左翼」起用に応えた。

◆両チームのスタメン発表がされた。ソフトバンクは勝利すれば5カード連続の勝ち越しで、最大借金7から4月14日以来の勝率5割復帰となる。トレード加入したソフトバンク秋広優人内野手(22)は、4試合連続で「6番左翼」で先発出場となった。

◆ソフトバンクが今季2度目のサヨナラ勝ちを決め、小久保監督がリリーフ陣に目を細めた。1点リードの9回にオスナが同点を許し、延長戦へ。10回を松本裕、11回は杉山、12回には藤井と勝ちパターン3投手が無失点リレーを演じ、劇的勝利を呼び込んだ。指揮官は「厳しいところでよく抑えてくれた。先発がゲームをつくり、中継ぎ陣がしっかり抑えていくのがパターンなので」とうなずいた。(関連記事)ソフトバンクニュース一覧

◆ソフトバンク牧原大成内野手(32)が劇的な一打を放ち、ナインを勝率5割復帰に導いた。1-1で迎えた延長12回1死満塁。楽天西垣のフォークを初球打ちし、値千金のサヨナラ打を右前に決めた。直近4試合は無安打も、ここぞの大一番で勝負強さを発揮した。ベテランの活躍でチームは5カード連続の勝ち越し。最大7あった借金も完済した。20日からは日本ハムとの敵地3連戦。今季初の貯金生活へ、今度は首位チームををたたく。右こぶしを力強く握り、突き上げた。牧原大は渡辺に抱きかかえられ、思わず感情を爆発させた。勢いよくベンチを飛び出してきた仲間も次々に駆けつける。もう、もみくちゃだ。手荒い祝福も、心地よい。4万人超えの鷹党も歓喜し、ピンク一色に染まったスタンドは揺れていた。4時間の熱戦にピリオドを打ち、ヒーローは素直に喜びを口にした。「(サヨナラ打は)自分が決められる試合なので、うれしかったですね」サヨナラか、ドローか、だった。同点のまま迎えた延長12回1死満塁。「思い切っていこうと。気持ちだけで」。腹をくくり、迷いはなかった。言葉通りの積極性で楽天西垣のフォークを初球打ち。引っ張ったライナー性の打球は内野前進守備を越え、右前にはずんだ。直近4試合はノーヒット。実に19打席ぶりの快音を勝負どころで響かせた。「打てない悔しさが爆発した感じでした」。グラウンドでは目頭を熱くした。今季は柳田、近藤、今宮ら主力が相次いで離脱した。プロ15年目の牧原大はベテランとして、チームを背負う立場として、より一層の自覚を持ってプレーする。守備の際には1軍経験の浅い若手に声をかける場面も増えた。「僕たちが若い時も、ミスした時に先輩方に声をかけてもらっていた。ライバルですけど、そういうところも大事にやっていきたい」。3回は二塁守備で一、二塁間を抜けそうな打球に横っ跳び。捕球から素早く一塁へ送球。2死一、二塁で先制点を阻止する好守だった。言葉だけではなく、ひたむきなプレーで引っ張る姿がある。背番号8が攻守で存在感を示し、チームは5カード連続で勝ち越しを決めた。最大7あった借金も完済し、4度目の正直で勝率5割復帰を果たした。20日から首位を走る日本ハムとの敵地3連戦。「僕らは必死に戦うだけ」。そうサラリと言う、ベテランの背中が頼もしい。【佐藤究】

◆ソフトバンクがサヨナラ勝ちしを収め、約1カ月ぶりに勝率を5割に戻した。0―1の九回に抑えのオスナ投手が追い付かれたが、延長十二回1死満塁のチャンスで牧原大成内野手が右前にサヨナラ打を放った。

◆楽天の浅村は5打席立って快音がなく、通算2000安打まで残り2本としてから3試合連続無安打となった。2三振に併殺打と精彩を欠き「頑張らないとな、と思う」と言葉を絞り出した。自己最長の35打席連続無安打となったのに続くブレーキ。20日は盛岡市で、22日からは本拠地、楽天モバイルパーク宮城で4連戦となる。苦しむ主砲は「また切り替えてやりたい」と先を見据えた。

◆ソフトバンクの上沢が8回2安打無失点とほぼ完璧な内容で試合をつくった。九回にオスナが同点打を許して白星はつかなかったが「やるべきことはできた。チームが勝ったので何でもいいかな」と冷静に話した。三回は四球と自らの失策などで1死一、三塁とされたが、冷静にスクイズに対処し、本塁で走者を刺した。七回1死一塁では浅村を注文通りに遊ゴロ併殺打に仕留めた。8回1失点だった前回登板に続く好投に「次に向けていい準備ができたら」と充実感をにじませた。

◆楽天は延長十二回の末、サヨナラ負け。土壇場の九回に追いついたが力尽きた。三木肇監督(48)は悔しさをにじませた。「負けたということ。今後にどうつなげていくか話し合う」同点に追いつき、なお九回1死二、三塁。指揮官が「一気にいきたかった」という絶好機で村林が左飛、浅村が空振り三振に倒れた。通算2000安打に残り2本で臨んだ浅村は2三振に併殺打と精彩を欠き、5打数無安打。3度対戦した上沢について「いつも多彩な球種を投げる。カーブ、真っすぐの精度がよかった」と脱帽した。大記録に向けて足踏みが続く。15日のロッテ戦(東京ドーム)での左前打を最後に3試合、13打席連続で無安打(3四球)。20、22日の西武戦(盛岡、楽天モバイル)へ「切り替えてやりたい」と前を向いた。収穫は、腰の張りから復帰したヤフーレが43日ぶりに先発し7回3安打1失点(自責点0)、2奪三振と奮闘したこと。指揮官は「ストライク先行でボールも強く、打たせて取った。次回も期待している」とたたえた。(広岡浩二)

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
23161 0.590
(↓0.015)
-
(-)
103150
(+1)
115
(+2)
42
(-)
19
(+1)
0.236
(↓0.003)
2.420
(↑0.03)
2
(-)
西武
22180 0.550
(↓0.014)
1.5
(-)
103112
(+1)
104
(+3)
15
(+1)
33
(-)
0.237
(↓0.003)
2.430
(↓0.02)
3
(-)
ORIX
20183 0.526
(↑0.012)
2.5
(↑1)
102137
(+3)
147
(+1)
29
(+1)
20
(-)
0.263
(↓0.002)
3.270
(↑0.06)
4
(-)
ソフトバンク
20202 0.500
(↑0.013)
3.5
(↑1)
101153
(+2)
128
(+1)
25
(-)
30
(-)
0.246
(↓0.004)
2.630
(↑0.07)
5
(-)
楽天
18220 0.450
(↓0.012)
5.5
(-)
103115
(+1)
133
(+2)
18
(-)
43
(+4)
0.237
(↓0.003)
3.200
(↑0.08)
6
(-)
ロッテ
14230 0.378
(↑0.017)
8
(↑1)
10691
(+2)
131
(+1)
19
(+1)
13
(-)
0.206
(↓0.001)
3.200
(↑0.09)