広島(☆3対0★)ロッテ =オープン戦2回戦(2025.03.14)・MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
ロッテ
0000000000100
広島
00001110X3802
勝利投手:森下 暢仁(1勝1敗0S)
(セーブ:栗林 良吏(0勝0敗1S))
敗戦投手:小島 和哉(0勝1敗0S)

本塁打
【広島】林 晃汰(2号・6回裏ソロ),菊池 涼介(1号・7回裏ソロ)

  DAZN
チケットぴあ 広島戦チケット予約 ロッテ戦チケット予約
◆広島は、先発・森下が5回無失点。7三振を奪うなど、シーズン開幕に向けて順調な仕上がりを示した。対するロッテは、先発・小島が5回1失点と好投するも、打線は西川の1安打のみと振るわなかった。

◆ロッテの新外国人オースティン・ボス投手(32=マリナーズ)が違和感のあるユニホームで登場した。6回から2番手でマウンドに上がったボスのユニホームの背ネームはなぜか「OHTONARI」で背番号は「78」。大隣憲司2軍投手コーチ(40)のユニホームを着用していた。これにはX(旧Twitter)でも「ボス、大隣のユニ着て投げている???」「大隣がいつの間にかに現役復帰して右投げになって厳つくなった」と困惑の声が相次いだ。6回は広島林にソロ本塁打を許し、1失点した。

◆開幕投手の広島森下暢仁(28)は5回1安打7奪三振で無失点と万全な仕上がりだ。1回を3者連続三振で滑り出すと、2回以降はカーブやチェンジアップなどの変化球を増やした。やや制球がばらつく場面もあり、5回まで83球を要した。「少し球数が多かったかなというのがあったけど、しっかり投げられた。中6日で回ってしっかりと調整していきたい」。最終調整となる21日ソフトバンク戦は球数や投球回を減らして開幕に備える。

◆広島ドラフト3位の岡本駿投手(22=甲南大)が開幕1軍入りへアピールした。ロッテ戦でプロ入り初の複数イニングとなる2回を投げ、無安打3三振無失点に抑えた。オープン戦5試合で6回連続無失点。打者21人に対し、許した安打は1本のみだ。「まだ自信はそんなにない」と謙遜しながらも「開幕1軍に入るつもりでどんどんアピールを続けて、いい状態で入れるように頑張りたい」と意欲を示す。大学進学後に投手に転向したばかりの新人右腕は当初、素材型として見られていた。この日は6回に自身最速となる151キロを計測。7回は得意のツーシームではなくチェンジアップを決め球に2者連続三振を奪うなど3人で切った。実戦の中で成長すら感じる右腕が、一気に開幕1軍入りする可能性は十分にある。新井監督も「そういういいものを見せてくれてる」と期待を口にした。

◆広島は開幕投手の先発森下が5回1安打7奪三振無失点と好投した。2、3回とやや制球を乱して球数を要したものの、無失点で切り抜けた。2番手の新人岡本は実戦で初めて複数イニングとなる2回を投げ、無安打無失点。開幕1軍入りをアピールした。5回に秋山の適時三塁打で先制した打線は、林の2戦連発となるソロに続き、菊池にもソロが飛び出して加点した。新井貴浩監督(48)の主な談話は以下の通り。--開幕投手の森下投手が順調新井監督 ナイスピッチングです。問題ありません。あとラスト1回、調整して開幕に備えてもらいたいです。--投手陣では岡本投手が好投を続ける新井監督 落ち着いているし、今日もナイスピッチングでしたね。イニングまたいでどうかなと思って見たけど、落ち着いていたし、出力も落ちなかったし、たいしたものだなと思った。ナイスピッチングでした。--開幕1軍にも近づいてきたように見える新井監督 そういういいものを見せてくれていますよ。--登板5試合で無失点投球だけでなく、被安打も1本のみ。彼のツーシームとは新井監督 変化が分かりづらいよね。打者のより手元で変化するから、区別がなかなかつきづらいと思う。なかなか練習して投げられるような感覚ではないので、彼の素晴らしいところじゃないかな。より打者の手元で変化するから。コントロールもまずまずいいので、四球で自滅するようにも見えないので、イニングまたいでも出力落ちないし、本当にナイスピッチング。--攻撃陣ではベテランの秋山、菊池に結果新井監督 オープン戦だからね。アキとかキクには本人たちに全部任せている。実績も経験もあるので調整の仕方が分かっている。まったく心配していないよ。--林選手が2戦連発新井監督 この間(12日DeNA戦)も途中から出てヒット、ホームランでしょう。今日も途中から出てホームランでしょう。いいものを見せてくれているね。ここ数試合ね。(DeNAの)筒香に見えたよ(笑い)。タム(田村)も前回も途中から出てヒットだし、今日もいいヒットだったと思います。

◆ロッテの開幕投手を務める先発の小島和哉投手(28)はテンポ良く投球し5回5安打1失点に抑えた。「ぼちぼち。失点した回は反省しなくちゃいけない」と開幕を2週間後に控え、課題をつぶしていく。新外国人オースティン・ボス投手(32=マリナーズ)は2番手で登板し2本のソロ本塁打を被弾し3回2失点。吉井監督は「捕手との兼ね合いがあるが、教訓にしてほしい」と話した。

◆自身初の開幕投手に内定している広島・森下暢仁投手(27)がオープン戦2度目の先発に臨み、5回を投げ1安打無失点、7奪三振と好投した。一回は三者連続三振と抜群の立ち上がり。二回には2死二塁から2者連続四球で満塁のピンチを招くが、後続を投ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。得点圏に走者を背負う場面もあったが、計7奪三振の力投を披露した。28日の開幕戦(マツダ)で迎え撃つ阪神戦は昨季3試合の登板で1勝1敗、防御率1・13と好相性。登板後、取材に応じた森下は「開幕に向けていい準備をして臨みたい。しっかり調整してやりたい」と力を込めた。

◆広島の秋山は五回に適時三塁打を放ったが、一回の凡打への反省が口を突いて出た。初球を振って一ゴロに倒れた打席に「もう少ししっかりとした打球を打ちたい。打ちに行くと決めた球をもっと的確に捉えられるように」と話した。オープン戦は打率1割5厘と低調ながら、新井監督は「オープン戦とシーズンは別物。心配していない」と信頼を寄せる。4月に37歳となるベテランは「引き出しを探しながら、増やしながらはこの時期にできること」と本番へ着々と準備を進めている。

◆ロッテのドラフト1位ルーキー西川(青学大)がチーム唯一の安打を放った。二回に森下の変化球を捉えて左越え二塁打に。初球に同じ変化球を空振りしたが、それで軌道を見切ったという。「どういう軌道か打席に入る前から聞いていたし、1球目にスイングしたので、それがヒットにつながった」と平然と言ってのけた。試合後には筋力トレーニングを行うなど、向上に余念がない。「アマチュアの時はなかなかできなかったトレーニングもしっかりとできている。そういうのは技術に直結してくる」と充実の表情だった。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
522 0.714
(-)
-
(-)
25
(+2)
23
(+2)
6
(+1)
6
(-)
0.233
(↑0.006)
2.280
(↑0.16)
2
(-)
ヤクルト
730 0.700
(↑0.033)
-0.5
(↓0.5)
33
(+6)
24
(+1)
5
(+1)
8
(-)
0.229
(↓0.003)
2.090
(↑0.13)
3
(-)
ソフトバンク
533 0.625
(-)
0.5
(-)
42
(+2)
35
(+2)
7
(-)
14
(-)
0.251
(↓0.008)
2.660
(↑0.07)
4
(-)
巨人
641 0.600
(-)
0.5
(-)
41
(-)
38
(-)
6
(-)
4
(-)
0.245
(-)
2.850
(-)
5
(-)
中日
542 0.556
(-)
1
(-)
40
(+4)
38
(+4)
6
(+2)
11
(+1)
0.228
(↓0.007)
3.400
(↓0.06)
6
(2↑)
DeNA
552 0.500
(↑0.056)
1.5
(↑0.5)
30
(+1)
35
(-)
3
(+1)
8
(-)
0.202
(↓0.004)
2.570
(↑0.24)
6
(-)
西武
331 0.500
(-)
1.5
(-)
21
(+4)
19
(+4)
2
(+1)
4
(-)
0.248
(↑0.008)
2.510
(↓0.26)
8
(2↑)
広島
452 0.444
(↑0.069)
2
(↑0.5)
26
(+3)
25
(-)
7
(+2)
2
(-)
0.220
(↑0.003
2.160
(↑0.22)
8
(2↓)
ロッテ
451 0.444
(↓0.056)
2
(↓0.5)
33
(-)
31
(+3)
7
(-)
7
(-)
0.205
(↓0.016)
2.250
(↓0.11)
10
(1↓)
阪神
341 0.429
(-)
2
(-)
35
(-)
36
(-)
6
(-)
4
(-)
0.293
(-)
3.930
(-)
11
(-)
楽天
262 0.250
(↓0.036)
3.5
(↓0.5)
35
(-)
32
(+1)
3
(-)
10
(-)
0.227
(↓0.007)
2.830
(↑0.17)
12
(-)
ORIX
271 0.222
(↓0.028)
4
(↓0.5)
24
(+1)
49
(+6)
0
(-)
3
(+2)
0.220
(↓0.004)
4.550
(↑0.01)