ソフトバンク(2対2)日本ハム =オープン戦1回戦(2025.03.14)・みずほPayPayドーム福岡=
このエントリーをはてなブックマークに追加

 123456789
日本ハム
0100010002911
ソフトバンク
1001000002500
勝利投手:-
敗戦投手:-

本塁打
【日本ハム】万波 中正(1号・2回表ソロ)

  DAZN
チケットぴあ ソフトバンク戦チケット予約 日本ハム戦チケット予約
◆ソフトバンクは、先発・有原が6回途中1失点の好投。開幕戦の登板に向けて準備を進める右腕が、上々の仕上がりを見せた。対する日本ハムは、万波がソロを放つ活躍。若きスラッガーに待望のオープン戦1号が飛び出した。

◆日本ハム万波中正外野手(24)がオープン戦1号を放った。1点を追う2回1死、カウント1-1からソフトバンク先発有原の高めスライダーを左翼スタンドに放り込んだ。台湾シリーズでは1、2日と2戦連発。中華民国の初代総統、蒋介石の本名と同じ「中正」を背負い注目を浴びる中、台湾ファンを喜ばせたが、国内のオープン戦は、出場5戦目でこれが1発目。「打ったのはスライダーです。いいスイングができたと思います」とコメントした。試合前のティー打撃では、米国自主トレで仕込んだ、犬の訓練用フライングディスクをバットと一緒に持って、手首の返りが早くなる悪癖を矯正する意識付けを徹底。最初の打席で、どでかい一打を放った。

◆ソフトバンクにまた、アクシデントが発生した。正捕手候補の海野隆司捕手(27)が7回裏の走塁で右太もも裏を痛めた。海野は患部を抑えながら、ゆっくりと歩いてベンチに下がった。海野は「8番捕手」でスタメン出場し、7回の第3打席で四球。1死一、二塁で二塁走者だったが、牧原大の左前打で三塁へ進塁した際に違和感を覚えた模様だ。代走には嶺井が送られた。チームはアクシデントが続いている。9日ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)では中堅の周東が、左翼の正木と衝突。大事には至らなかったが、腹部付近を強打した。11日巨人との同戦(長崎)では正三塁手の栗原が飛球を追いかけた際に三塁側フェンスに激突。右脇腹を負傷し、当面の間は別メニュー調整となっている。

◆「開幕4番」に指名されている日本ハム野村佑希内野手(24)が、オープン戦初打点を挙げた。1点を追う6回1死二塁、ソフトバンク杉山から左中間フェンス直撃の適時二塁打を放った。野村の実戦での打点は、1日の台湾シリーズ統一戦以来。オープン戦は8試合連続4番で出場し初のタイムリーとなり「打ったのはストレートです。(二塁走者の)レイエスがよく走ってくれました。こういう打席を続けていきたいです」と仲間への感謝の思いも込め、コメントした。

◆ソフトバンク小久保裕紀監督(53)が、負傷交代した正捕手候補の海野隆司捕手(27)について言及した。7回裏の走塁中に右太もも裏を痛めて苦悶(くもん)の表情。指揮官は「あの痛がり方だったら厳しいでしょうね。もうおらんもんと思って次の手を考えています」と開幕は絶望だ。15日にも病院で正式な診断を受ける。代わって2軍降格となっていた渡辺陸捕手(24)が1軍に合流する。海野は「8番捕手」でスタメン出場し、7回の第3打席で四球。1死一、二塁で二塁走者だったが、牧原大の左前打で三塁進塁した際に違和感を覚えた。代走には嶺井が送られた。チームはアクシデントが続いている。9日ロッテとのオープン戦(ZOZOマリン)では中堅の周東が、左翼の正木と衝突。大事には至らなかったが、腹部付近を強打した。11日巨人との同戦(長崎)では正三塁手の栗原が飛球を追いかけた際に三塁側フェンスに激突。右脇腹を負傷し、当面の間は別メニュー調整となっている。小久保監督は「いるメンバーでどうするかだけです」と話した。

◆左脇腹の張りで別メニュー調整していたソフトバンク牧原大成内野手(32)が実戦復帰した。6回から二塁守備に就き、7回の自身第1打席では左前打で復活をアピールした。昨年は右脇腹を痛めていただけに小久保監督は「慎重にしていた」と説明。正二塁手候補が開幕に向けて前進した。

◆日本ハム万波中正外野手(24)がオープン戦1号を放った。1点を追う2回1死、ソフトバンク有原の高めスライダーを左翼席に放り込んだ。昨季最多勝右腕から、約120メートルの特大弾。「優勝するために必ず打っていかないといけないピッチャー。そういう意味で1本ですけど打てたのは大きかった」。新庄監督は「狙って打ってたら大したもんだね。でも狙ってないやろな」と次なるステップを期待していた。

◆日本ハム新庄剛志監督(53)が「開幕4番」に指名している野村の三塁守備への改善ポイントを挙げた。初回2死一、二塁の場面で三塁ベース際のゴロを適時失策として先制点を献上した。直後のリチャードの三塁線への鋭い打球は横っ跳びキャッチ。指揮官は「野村君はいっぱいいっぱいのところは取る。正面も取る。その間のところが取れない。しっかりボールを見すぎて、肘から先の柔らかさがね」と微妙な打球の際に顔を出す必要以上の慎重さを指摘しながら、今後の成長を期待していた。

◆右膝の違和感で5試合連続欠場となった日本ハム清宮幸太郎について、新庄監督が状況を説明した。この日は走塁練習に参加。指揮官は「(怖がっていた)スライディングの練習もできていたので、大丈夫です」と話した。清宮幸は6日の西武戦で今季1号を放つも、以降の試合を欠場。9日には検査を受けたが問題はなく、遠征に同行しながら状態を整えている。けたが問題はなく、遠征に同行しながら状態を整えている。

◆狙って二塁打が打てるようになりました!? 「開幕4番」に指名されている日本ハム野村佑希内野手(24)が、ソフトバンク戦でオープン戦初打点を挙げた。6回1死二塁、新庄監督の「二塁打指令」に応えるように、左中間フェンス直撃の適時二塁打。この日は3安打の固め打ちで、リーグ制覇への最大のライバルに手ごわさを植え付けた。4番らしくなってきた。野村は1点を追う6回1死二塁、杉山の内角直球を力まずに捉えた。打球は左中間フェンス上部に当たる、大きな二塁打。「(ボールの)見え方はずっと良かった。いいあんばいの力の抜き加減とか、その辺を考えながら、うまくできている」と手応えを口にした。「開幕4番」に指名した新庄監督は、本塁打を目指して力む野村の癖を見越して、「二塁打指令」を出してきた。柵越えにちょっぴり足りない打球に、指揮官は「ホームランを入れられたけど、僕との約束であそこに落としたツーベース。テクニックがついてきました」と大喜び。その上で「落ち着いて打席に立ててますよね。ちょっと後ろ髪が(育成のマイカ)与那嶺君みたいで、たまに間違えるときあるけどね。打席の中では落ち着いてきてます」とジョークまじりにたたえた。コメントにも風格が出てきた。"狙った二塁打"という新庄節に野村は「(二塁打は)監督指示なので(笑い)」と1度乗っかってから「...パワー不足です」と反省。それでも「打点がついたのは良かった。ホームランなら逆転でしたけど、後ろにいいバッターもいる。うまくつないでいければ」と、いたって前向きにまとめあげた。初回の三塁の守備でミスも「そこは反省しましたけど次は切り替えて」と、その後2度の好守で投手を援護。開幕まで約2週間。気持ちとプレーが連動し、着実に「開幕4番」への道を進み続けている。【永野高輔】

◆日本ハムの万波がオープン戦初本塁打を放った。二回、有原の甘くなったスライダーを逃さず捉え、左越えに運んだ。左翼手も早々に追うのを諦めるほどの完璧な当たりに「いいスイングができた」と納得の一打となった。今月上旬に台湾で行われた親善試合でも2試合連続でアーチをかけ「すごく良かった。段階的に前に進んだ」と手応えを語っていた。オフから手首を早く返さない打撃に取り組み、その成果が徐々に表れているようだ。7年目の今季は全試合出場と最優秀選手(MVP)を目標に掲げる。昨季の王者ソフトバンク相手に、あいさつ代わりの一発で順調な仕上がりを見せつけた。

◆開幕戦での4番出場が決まっている日本ハムの野村が、3安打1打点と存在感を示した。六回1死二塁では杉山の内角速球を力強く振り抜き、左中間フェンス直撃の適時二塁打。「今日の打撃練習でうまく力が抜けていた。それの延長と考えていた」と冷静に語った。新庄監督は一発狙いによる力みをなくすため、野村に二塁打を求めている。期待通りの活躍に、監督は「いい感じです。落ち着いて打席に立てている」と目を細めた。

◆ソフトバンクで正捕手筆頭候補の海野が七回に二塁走者として三塁へ走った際、右太もも裏付近を痛めて交代した。苦悶の表情を浮かべて脚を引きずりながらベンチに下がった。移籍した甲斐の後釜として期待されていた中でのアクシデント。小久保監督は「あの痛がり方を見たら(開幕は)厳しいでしょう。いるメンバーでやるしかない」との 見通しを示し、海野は試合後に「自分が決められることではないが、自分としては絶対にやりたい」と話した。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
日本ハム
522 0.714
(-)
-
(-)
25
(+2)
23
(+2)
6
(+1)
6
(-)
0.233
(↑0.006
2.280
(↑0.16)
2
(-)
ヤクルト
730 0.700
(↑0.033)
-0.5
(↓0.5)
33
(+6)
24
(+1)
5
(+1)
8
(-)
0.229
(↓0.003)
2.090
(↑0.13)
3
(-)
ソフトバンク
533 0.625
(-)
0.5
(-)
42
(+2)
35
(+2)
7
(-)
14
(-)
0.251
(↓0.008)
2.660
(↑0.07)
4
(-)
巨人
641 0.600
(-)
0.5
(-)
41
(-)
38
(-)
6
(-)
4
(-)
0.245
(-)
2.850
(-)
5
(-)
中日
542 0.556
(-)
1
(-)
40
(+4)
38
(+4)
6
(+2)
11
(+1)
0.228
(↓0.007)
3.400
(↓0.06)
6
(2↑)
DeNA
552 0.500
(↑0.056)
1.5
(↑0.5)
30
(+1)
35
(-)
3
(+1)
8
(-)
0.202
(↓0.004)
2.570
(↑0.24)
6
(-)
西武
331 0.500
(-)
1.5
(-)
21
(+4)
19
(+4)
2
(+1)
4
(-)
0.248
(↑0.008)
2.510
(↓0.26)
8
(2↑)
広島
452 0.444
(↑0.069)
2
(↑0.5)
26
(+3)
25
(-)
7
(+2)
2
(-)
0.220
(↑0.003)
2.160
(↑0.22)
8
(2↓)
ロッテ
451 0.444
(↓0.056)
2
(↓0.5)
33
(-)
31
(+3)
7
(-)
7
(-)
0.205
(↓0.016)
2.250
(↓0.11)
10
(1↓)
阪神
341 0.429
(-)
2
(-)
35
(-)
36
(-)
6
(-)
4
(-)
0.293
(-)
3.930
(-)
11
(-)
楽天
262 0.250
(↓0.036)
3.5
(↓0.5)
35
(-)
32
(+1)
3
(-)
10
(-)
0.227
(↓0.007)
2.830
(↑0.17)
12
(-)
ORIX
271 0.222
(↓0.028)
4
(↓0.5)
24
(+1)
49
(+6)
0
(-)
3
(+2)
0.220
(↓0.004)
4.550
(↑0.01)