◆楽天は日本ハム4回戦が、悪天候のため中止になったことを発表した。振替試合は未定。予告先発の岸孝之投手（39）は25日の同戦にスライドし、25日に先発予定だった内星龍投手（22）は、27日からのロッテ3連戦（ZOZOマリン）に回る見込みだ。青山浩二投手コーチ（40）は岸のスライドについて「今日もそこまで悪くなかったですけど、こういう天候でずっと霧雨で投げるよりかは、スライドして明日の方がよりいいと思いますし、キャッチボールの状態は全然良かったので、状態はキープしてくれてると思います」と話した。前日23日の日本ハム戦は、リリーフ陣6人を投入したが、延長12回の末に競り負けた。青山コーチは「（中継ぎ陣が）行けるとは言ってくれてるんですけど、やっぱり（疲労が）蓄積してるものがあるので。1つ空いたのは中継ぎにもすごい恵みの雨だと思います」と語った。

◆日本ハムが6連勝を狙う一戦は、雨天中止となった。新庄剛志監督（52）は、今後の投手起用プランを語った。この日に先発予定だった田中瑛斗（24）は、明日の中継ぎへ回すことを明言。先発の鈴木健矢投手（26）と「2人でゲーム作ってもらえたらいいかなあ」と話した。現在セットアッパーとして奮闘している金村尚真投手（23）には「6連戦、6連戦でつながっていく時に、今から先発の準備をさせていかないと」と、6連戦が4週続く5月21日以降に向けて先発調整を進めることも明かした。金村は23日楽天戦、1点リードの7回からリリーフ。回をまたいで8回も登板したが、楽天茂木に同点弾を被弾していた。今後は中継ぎでイニング数を伸ばしながら先発調整を行う。【新庄監督の一問一答】－明日は鈴木健矢くんでいって。田中瑛斗くんを中に入れようかなあ。2人でゲーム作ってもらえたらいいかなあ。あとはロドリゲスも投げてないし、マーフィーの状態も確認したいし。金村くんも「今日マジで投げさせてください」って言ってたから。－昨日のリベンジそうそう。でも6連戦が続くから、昨日ちょっと2回投げさせて。やっぱり先発の準備もさせていかないと。だから次2回、次3回とか、こっちで先発の準備をさせて。向こう（鎌ケ谷）に行ったってね、もう彼はもう全然調整とかでもないし、こっちでゲームに参加しながらの方が僕はいいと思うんで。バーヘイゲンもだいぶ上がってきたし、（先発）7枚になってくるから、全員がいいっていうわけじゃないと思うから、7枚、8枚。あともう上原くんもだいぶ調子よくなってくると思うし。だから、金村くんはこの中継ぎの経験をして。昨日ね、山崎くんが投げてて、自分が打たれて。先発に戻った時に、中継ぎの気持ちもね、やっぱ分かると思うし、それがチームワークにも〓（繋の車の下に凵）がってくるのは間違いないから、いい経験をしてると思いますけど。彼はもう将来的には間違いなく先発なんで。でも中にいてくれたら、この1点差というゲームをモノにしたいときにね。でも、金村くんのポジションは誰かを作っていこうかな。－まだ決めてない決めてない。－金村は今後先発にいや、まだちょっと。6連戦、6連戦でつながっていく時に、今から準備させとかないと。やっぱり急にはできないんで。遅れると取りこぼしてしまう。前もってするタイプなんで、僕は。－交流戦くらいからかもっと前から。交流戦じゃちょっと遅い気はしますね。－昨日の2イニングはそうそう、今日の雨ってのもありましたけど。でも本人は投げたいと。－先発とリリーフどちらもできる昨日のボール自体、追い込んで、伏見くんもね、あまり茂木くんが調子が良くないっていうデータはあって、3球勝負でいいかな。あれがファウルになったらね。ファウルになったら全然ああだこうだ言われる心配はないと思うし。結果論でね。全国に監督はいっぱいいますからね。－金村は中継ぎでイニングを伸ばしていくそうそうそう。－今日は恵みの雨まあまあまあ、俺がね、雨をコントロールできるなら雨を止ませてますけど。いやいや、もう1年間いろんなことありますから。みんなも休養できるんじゃないですか。牛タンでも食べ行って。明日雨じゃない？－前日に右手に死球を受けて交代した伏見は全然大丈夫。

◆楽天戦が中止となった24日、日本ハム新庄剛志監督（52）が、開幕前に先発からセットアッパーへ配置転換した金村尚真投手（23）を、5月中に先発へ再転向させる方針を明かした。5月下旬から6連戦が本格的に始まる日程を見据え、先発陣の層を厚くする。2軍で先発調整という選択はしない見通しで、1軍でロング救援を重ねて先発準備させる新庄流で「先発金村」を仕上げる。雨天中止が決まった仙台で、新庄監督が金村を再び先発へ戻すと明言した。新庄監督　（5月下旬から4週連続で）6連戦が続くから先発の準備もさせていかないと。彼は将来的には間違いなく先発。やっぱり急にはできないんで。（先発準備が）遅れると取りこぼしてしまう。前もってするタイプなんで、僕は。23日楽天戦では金村を7回から登板させ、続投した8回に同点弾を浴びた。この日の雨天中止も見据えた回またぎだったが、その先も見据えた起用だったという。さらに異例の先発調整プランも披露した。新庄監督　そうそう、昨日も2回を投げさせた。次は2回、3回とか、こっち（1軍）で先発の準備をさせる。向こう（2軍）に行ったって彼にとっては全然調整でもないし、こっちでゲームに参加しながらの方が僕はいいと思う。あくまで1軍にいながら中継ぎとして投げるイニング数を増やし、先発仕様に移行させる考え。金村の力量を認めるからこそ、1軍の戦力となりながら結果と調整の二兎（にと）を追えると信じ、2軍で腰を据えて先発調整させる方法は取らない見通しだ。金村も驚きながら新庄監督の方針を受け止めた。金村　また先発に行くとなると、やっぱり難しくなると思うので、うまく自分の中で調整しながらやっていければ。中継ぎの難しさ、楽しさも分かってきて、もっといろいろ経験したいのはあるけど、先発に戻っても生かされると思う。貯金4と好調な中で1カ月後にやってくる交流戦を含む4週連続6連戦。新庄監督が常識にとらわれず、先手を打つ。【木下大輔】

◆日本ハムの新庄監督は６連戦が続く５月半ば以降の戦いを見据え、先発の層を厚くする方針を示した。勝ちパターンの救援として定着している金村を先発に転向させる意向で「次から（中継ぎで）２回とか３回を投げて先発の準備もさせていく。（先発陣は）全員の調子がいいというわけではないので、７、８枚（が必要）」と語った。２年目の金村はここまで９試合に登板し、防御率０・７９と安定。「うまく自分の中で調整しながらやっていければ」と意気込んだ。

◆楽天は岸が２５日にスライド登板し、同日に先発予定だった内は２７日からのロッテ３連戦（ＺＯＺＯマリン）に回ることになった。延長十二回までもつれた２３日は６人のリリーフを投入していただけに、青山投手コーチは「中継ぎにもすごく恵みの雨。明日に集中していける」と中止を前向きに受け止めた。

◆楽天は日本ハム戦が降雨中止。先発予定だった岸孝之投手（３９）は２５日の同戦にスライド登板することになった。青山投手コーチは「前日から天候が崩れることをにおわせていたので問題ない。雨天の中で投げるより明日の方がいい」と説明。岸は今季初勝利に向けて「自分の投球ができれば」と話していた。延長十二回までもつれた２３日は６人のリリーフを投入した。同投手コーチは、中継ぎ陣が登板過多のため「すごく恵みの雨になる。明日に集中していける」と前向きに捉えた。２５日に先発予定だった内星龍投手（２２）は、２９日のロッテ戦（ＺＯＺＯマリン）に回るとみられる。（広岡浩二）