ロッテ(★5対10☆)ソフトバンク =リーグ戦5回戦(2024.04.24)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
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ロッテ
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勝利投手:大関 友久(2勝0敗0S)
敗戦投手:高野 脩汰(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆ソフトバンクが降雨コールド勝ち。ソフトバンクは3回表、山川の犠飛などで2点を先制する。続く4回に今宮の適時打などで4点を加えると、5回には牧原大の適時打などでさらに4点を追加した。投げては、先発・大関が5回1失点で今季2勝目。敗れたロッテは、投打ともに振るわなかった。

◆ソフトバンク川村友斗外野手(24)が、プロ初の3安打をマークした。7-0の5回1死三塁。ロッテ二保から中前へ追加点のタイムリーを放った。フルカウントからの6球目、外角低め141キロ直球を仕留めた。この日3本目となる安打でプロ初の猛打賞となった。1回に右前打を放ち、3回の第2打席では中前打と2試合連続で1番起用に応える働きぶり。前日23日の同戦では剛腕・佐々木から左越え適時二塁打を放っていた。シーズン前に支配下登録を勝ち取った背番号61が堂々と躍動している。

◆ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が通算5000打数の大台に達した。試合前時点で4999打数。この日は「3番右翼」で出場し、2打席連続四球で迎えた第3打席に二ゴロ。3点リードの1死満塁で三塁走者をホームに生還させ、リードを4点に広げる打点つきで節目を飾った。この時点で柳田の通算打率は5000打数1563安打で3割1分2厘6毛。5000打数以上の通算打率ランキングでは歴代5位だ。4位は「打撃の神様」と称された川上哲治。7500打数2351安打、打率3割1分3厘4毛。打数こそ少ないが川上哲治とは8毛差で、現時点で柳田は"神様の領域"。落合博満、小笠原道大、長嶋茂雄といった名打者よりも高い打率を残している。現役選手に限ると、ヤクルト青木宣親の3割1分4厘に次いで2位。ホークスの顔、球界のミスターフルスイングの偉大ぶりを改めて示す数字になった。5001打数目となった5回の第3打席は中越えの2点適時二塁打。降雨ノーゲームが心配されたが、5回が終わって試合成立。正式な記録に残った。<5000打数以上の通算打率10傑><1>若松勉 3割1分9厘1毛8糸 6808打数2173安打<2>張本勲 3割1分9厘1毛5糸 9666打数3085安打<3>青木宣親 3割1分4厘 6158打数1935安打<4>川上哲治 3割1分3厘4毛 7500打数2351安打<5>柳田悠岐 3割1分2厘6毛 5000打数1563安打<6>落合博満 3割1分0厘8毛 7627打数2371安打<7>小笠原道大 3割1分 6828打数2120安打<8>長嶋茂雄 3割0分5厘 8094打数2471安打<9>篠塚和典 3割0分4厘 5572打数1696安打<10>大下弘 3割0分3厘 5500打数1667安打

◆/フェンス一直線\柳田悠岐が守備で魅せる???#プロ野球(2024/4/24)??ロッテ×ソフトバンク??Live on DAZN #DAZNプロ野球 #sbhawks pic.twitter.com/fGvTxKabhx

◆新星が連夜の躍動だ。開幕前に支配下昇格をつかんだソフトバンク川村友斗外野手(24)が、プロ初の3安打をマークした。前日23日にロッテの剛腕佐々木からタイムリー二塁打を放った状態の良さを変われ、2試合連続「1番中堅」で出場。第1打席で高野脩の初球を右前に運んだ。2打席目以降は中前打、四球、中前打、空三振で4度の出塁。「まずは結果が出たので良かったかなと思います」とほっと一息ついた。特に小久保監督がうなずいたのは中前打を放った第2打席。0-0の3回に先頭打者として出塁し、今宮、柳田が四球。無死満塁の絶好機を呼び込み、4番山川の犠飛で決勝のホームを踏んだ。指揮官は「先頭バッターでセンター前。あそこからのつなぎだったのでね。良い働きでしたね」とニンマリ。2軍監督時代、手塩にかけて育ててきた若鷹の活躍に笑顔だった。前日23日の同戦では1点差の7回に貴重な適時打。その後は9回に犠打失敗があったが、ミスを一夜で取り返した。「1週間ちょっと(打席に)立っていなかったので、日頃のバッティング練習をしっかり取り組んできた結果で打てたかなと思います。指導してくださっているコーチのおかげです」。プロ3年目の24歳は謙虚に喜んだ。リードオフマン周東が家庭の事情により欠場が続く。川村は「(周東)佑京さんの代わりになれるとは思ってないです。でも先発で出ている以上、結果的にチームが勝てればいい。求められているのはバッティングではなく守備とかだと思う。しっかりやっていきたいです」。初々しく口元を締めた。【只松憲】

◆ロッテは今季ワーストの10失点で5連敗となった。継投に失敗し、吉井監督は「今日の敗戦はこちらの責任です」と振り返った。プロ初先発となった2年目左腕高野脩が、3回に乱れた。この回、2つの四球などで2点を奪われ降板。「四球が絡むと失点につながるのでゾーンで勝負できなかったのが反省点です」と悔やんだ。4回から登板した右腕二保も、相手の勢いを止められなかった。味方失策をきっかけに打者一巡で4点を奪われると、5回も3本の長打を浴び、さらに4失点。雨脚が強まる中、悔しさをにじませながら5回途中でマウンドを降りた。吉井監督は「向こうは左に苦労していたので右に代えたら逆に打ちやすくなるのかなと、代える直前に気づいたんですけど、失敗したなと。選手たちはよくやってくれた。(二保には)恥かかせたので申し訳ないことをした」と謝罪した。打線は直近5試合で6得点と苦しんでいるが、指揮官は「彼らが何をするかも明確にして試合に出てもらっている。若いチームなので、その中でできないことはある。そこができるようになってくれたら、打線もつながってくる」と期待する。雨の中、悔しい敗戦。それでも「ここでやり方を変えると彼らも混乱すると思う。連敗前はうまくいっていたので継続して今まで通りやっていきたい」とブレずに戦っていく。

◆降雨コールドにより、ソフトバンクがカード勝ち越しを決めた。6回裏のロッテの攻撃が終わり、試合が中断。その後、審判が試合終了を告げた。3回に山川の犠飛、近藤の内野ゴロ間に先制。4、5回にも打線がつながり4得点ずつ奪った。先発の大関は5回1失点で今季2勝目を挙げた。小久保監督の一問一答は以下の通り。-悪天候を考慮し、初回からバントを仕掛けた小久保監督 (雨雲の)レーダーを見ながら今日は7イニングかなと思ってたので。7イニングなりの戦い方をね。-先制点が大事だった小久保監督 今日はそうやった。20時ぐらいから(天気が)悪くなるっていうのは分かってたので。-3回、山川の犠牲フライで一、二塁の走者もそれぞれ進塁小久保監督 走塁はホークスの武器。4軍までの手本にならないといけないので。今のところはそういうところをしっかりやってくれていると思います。-牧原大も3安打小久保監督 牧原は1回スタメンを外れる日がありましたけど、そのあたりぐらいからしっかりバッティングコーチとも話をしながら。どういうプレーヤーを目指すのか、今は表現できていると思います。

◆ソフトバンク大関友久投手(26)が雨中のマウンドで2勝目を挙げた。2日のホーム開幕戦で勝利したロッテ相手に5回5安打1失点の粘投。「初回からいいリズムで投げることができた」と悪天候でも踏ん張った。直球とスライダー、カーブなど変化球もうまくミックスさせて的を絞らせず。大量10点の援護ももらい「楽な気持ちで投げることができました。また次に向けて頑張ります」と感謝していた。

◆ソフトバンク今宮健太内野手が10試合ぶりの打点をマークした。2点リードの4回1死満塁で右前適時打。11日の日本ハム戦(北九州)以来となるタイムリーに「ここのところチャンスで結果がでていなかったので、何とか1本と集中しました。結果を出すことができて良かったです」と一息ついた。犠打1つに2四球と全打席で2番の役割を果たした。

◆ソフトバンク4番山川穂高内野手(32)が2安打3打点で大勝に貢献した。0-0の3回無死満塁でロッテ先発高野脩から左翼へ犠牲フライ。雨中の試合で欲しかった先制点をもたらした。4回には二保から左前に2点タイムリーも放ち「大きい追加点を取るバッティングができてよかったです」と会心だ。打点25は2位柳田に9差をつけ、リーグトップを独走中だ。

◆ギータがレジェンドの域に達した。ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が、4回の第3打席でNPB通算5000打数の大台に到達。節目の打席は打点つきの二ゴロで、5回はダメ押しの中越え2点二塁打を放つなど計3打点で10得点大勝に貢献した。5000打数以上の通算打率は歴代4位の"打撃の神様"川上哲治に7毛差に迫る同5位の3割1分2厘7毛で落合博満、長嶋茂雄らも上回る。チームは連勝で貯金は今季最多の7、首位がっちりだ。高い打率を残せる柳田の原点は、広島経大時代にある。監督を務め、大学1~3年時まで指導した小桜高誌さん(58=現大学職員)が当時を振り返った。「素直にアジャストする打撃を指導してきました」。高校時代の金属バットは芯が外れても飛ぶが、木製はそうはいかない。大事なのはバックスピンをかけながら芯で捉えること。基本への忠実さをティー打撃から伝え続けた。広島6大学で4度の首位打者を獲得。無名だった高校時代から一転、才能は一気に開花した。指導には例え話も交えた。「ゴルフの打ちっぱなしですね」。入学時に身長が184センチあった。「きちんと打てば飛距離は出るんです。(練習場の)1階と2階で打ちっぱなしをすれば、2階の方が打点の位置が高いのでボールは飛んでいきますよね。背が高かったので、それと一緒です」。プロ入り後も連絡を取り合う間柄。昨季は居酒屋の席で打撃指導も行ったという。球界を代表するスラッガーに成長した姿を頼もしく見守っている。【佐藤究】

◆ギータがレジェンドの域に達した。ソフトバンク柳田悠岐外野手(35)が、4回の第3打席でNPB通算5000打数の大台に到達。節目の打席は打点つきの二ゴロで、5回はダメ押しの中越え2点二塁打を放つなど計3打点で10得点大勝に貢献した。5000打数以上の通算打率は歴代4位の"打撃の神様"川上哲治に7毛差に迫る同5位の3割1分2厘7毛で落合博満、長嶋茂雄らも上回る。チームは連勝で貯金は今季最多の7、首位がっちりだ。柳田が並み居る強打者の領域に足を踏み入れた。3点リードの4回1死満塁で迎えた第3打席。二保の変化球を一、二塁間に運ぶ二ゴロで三塁走者を生還させリードを4点に広げた。この打席でNPB通算5000打数の大台に到達。「いやいや。まだまだ。まだ野球人生はあるので」と満足することはなかったが、堂々の数字が光り輝く。5000打数以上での通算打率3割1分2厘7毛は歴代5位。あの落合博満、長嶋茂雄らの上を行く。さらに同4位の"打撃の神様"川上哲治にわずか7毛差に肉迫する。現役選手でもヤクルト青木に次ぐ2位。ギータのすごみをあらためて証明する1日になった。10年ドラフト2位で広島経大から入団し、数々の記録を打ち立ててきた。2軍での英才教育を経て13年から主力に成長。15年には打率3割、30本塁打、30盗塁の「トリプルスリー」を達成した。2度の首位打者や5年連続7度の3割、サイクル安打などホークスの顔としてチームを引っ張り続けてきた。妥協なき姿がある。プロ14年目の35歳。ベテランと呼ばれ、チーム最年長野手の立場になった。実績を積み上げ続けるが、慢心は一切ない。オフの自主トレでは例年以上に瞬発系のメニューを取り入れ、36歳シーズンの体にムチを入れた。ここまで全21試合に先発出場。オフにウォーカーと山川が加入し、昨季以上に「指名打者」ではなく外野守備に就く機会も増えた。「体は全く大丈夫。ピッチャーを助けていきたいので」。5回の守備ではファウル飛球を追いかけ、フェンス際でスライディングキャッチ。雨の降りしきる試合だったが、ガッツあふれるプレーでチームを鼓舞した。8-0の5回には二保から中越えの2点適時二塁打を放ち、勝負を決定づけた。13安打10得点の打線をけん引し、敵地でロッテに2連勝。貯金は今季最多の7に増やし、単独首位をがっちりキープだ。「シーズンは長いんでね。1戦1戦の気持ちでやっていきます」。4年ぶりのV奪回へ、背番号9はまだまだ打ち続ける。【佐藤究】

◆ロッテ・高野脩汰投手(25)がプロ初先発し3回3安打2失点。当初から早めの交代を予定しており、四回から2番手・二保にバトンを託した。「初回はランナーを背負いながらも自分の思っていたアウトの取り方で無失点に抑えることができたのはよかった。四球が絡むと失点に繋がるのでゾーンで勝負できなかったのが反省点です」小雨が降りしきる悪条件の中で毎回走者を許す展開。一回は1死一、二塁から山川を空振り三振、近藤を二ゴロに抑えた。だが三回は先頭の川村に中前打を浴びると四球も絡んで無死満塁となり山川に左犠飛、柳田の二ゴロの間に失点し、2点を奪われた。高野脩は関大を経て日本通運からドラフト4位で入団。ダイナミックなフォームが魅力で主に救援として投げており、今季は2試合に登板し0勝0敗、防御率4・50。13日に出場選手登録を抹消されると、18日のイースタン・リーグ、オイシックス戦に先発して3回1安打無失点に抑えていた。抜擢された期待に応えたかったが、悔しい結果となった。

◆七回表無死降雨コールドゲームでソフトバンクが大勝。三回に山川の犠飛と近藤の二ゴロで2点を先行し、四回は山川の2点適時打などで4点、五回も4点を加えた。大関が5回1失点で2勝目。ロッテは投手陣が崩れ5連敗となった。

◆ロッテは今季最多の10失点し、5連敗となった。試合開始前から小雨が降りしきる悪天候の中で投手陣が踏ん張れなかった。吉井理人監督(59)は「今日の敗戦はこちらの責任」と反省した。指揮官の主な一問一答は以下の通り。――先発の高野脩は3回2失点と最低限の仕事は果たした「そうですね。初先発で緊張したと思いますけども、しっかり彼のピッチングができたんじゃないかなと思います」――三回の交代のタイミングは当初から決めていた「いや、ちょっと引っ張りすぎたかなと。(打者)ひと回りと思っていたので、二回でひと回り来ちゃった。ふた回りは持つかなと思いながら投げさせて、ちょっと向こうに勢いついた状態で(2番手の)二保にも申し訳なかった。交代のタイミングを間違えたと思っています」――高野脩の今後としては先発で調整していく「そうですね。まだ彼も2軍でも3イニング以上は投げたことないので、これからイニングを伸ばせるように修行してもらいます」――二保は2021年途中まで在籍した古巣相手にうまくいかなかった「今日はちょっとこっちが出す場面を間違えたかなと。申し訳ないことした。すごい恥をかかしたので、申し訳ないことしたなと思います」

◆ロッテは七回降雨コールドながら、今季ワーストの10失点と投手陣が崩れて5連敗。吉井理人監督(59)は継投のタイミングを反省した。「(先発を)ちょっと引っ張りすぎた。向こうに勢いがついた状態で(2番手の)二保にも申し訳なかった」この日は救援投手が小刻みに継投する「ブルペンデー」。プロ初先発した2年目左腕の高野脩は二回まで無失点と粘ったものの、三回に2四球が絡み2失点。四回から古巣のソフトバンク相手に登板した二保は1回?を投げて8安打8失点、3四球と崩れた。打線も5安打1得点と、6試合連続で3点以下と湿りがち。指揮官は「今日の敗戦はこちらの責任です」と下を向いた。(森祥太郎)

◆日本通運から入団2年目の高野脩汰投手(25)がプロ初先発で黒星を喫した。三回に2四球が絡み無死満塁とすると、山川に左犠飛浴び、さらに内野ゴロの間に生還を許して2失点。「四球が絡むと失点につながる。ゾーンで勝負できなかったのが反省点」と悔しがった。吉井監督は「しっかりと彼の投球はできていた。これからイニングを伸ばせるように(2軍で)修行してもらいます」と話した。

DAZN

<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
1362 0.684
(↑0.017)
-
(-)
12290
(+10)
54
(+1)
12
(-)
17
(-)
0.256
(↑0.009
2.480
(↑0.03)
2
(-)
日本ハム
1171 0.611
(-)
1.5
(↓0.5)
12455
(-)
60
(-)
11
(-)
13
(-)
0.226
(-)
2.710
(-)
3
(-)
ORIX
12101 0.545
(↑0.021)
2.5
(-)
12074
(+4)
59
(+3)
9
(+1)
5
(-)
0.247
(↑0.002)
2.400
(↓0.01)
4
(-)
ロッテ
9111 0.450
(↓0.024)
4.5
(↓1)
12251
(+1)
69
(+10)
8
(-)
9
(-)
0.238
(-)
2.900
(↓0.2)
5
(-)
楽天
8121 0.400
(-)
5.5
(↓0.5)
12261
(-)
80
(-)
6
(-)
13
(-)
0.226
(-)
3.520
(-)
6
(-)
西武
7140 0.333
(↓0.017)
7
(↓1)
12256
(+3)
65
(+4)
11
(+1)
11
(+1)
0.208
(↓0.002)
2.730
(↓0.05)