ロッテ(☆5対3★)楽天 =リーグ戦23回戦(2023.09.12)・ZOZOマリンスタジアム=
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楽天
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ロッテ
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勝利投手:澤田 圭佑(2勝0敗0S)
(セーブ:益田 直也(2勝4敗35S))
敗戦投手:則本 昂大(7勝6敗0S)

本塁打
【ロッテ】荻野 貴司(1号・7回裏3ラン)

  DAZN
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◆ロッテが逆転勝利。ロッテは1-3で迎えた7回裏、荻野の3ランが飛び出し、逆転に成功する。続く8回には、佐藤都が犠飛を放ち、貴重な追加点を挙げた。投げては、2番手・澤田が今季2勝目。敗れた楽天は、守備の乱れが失点につながり、痛い敗戦を喫した。

◆ロッテのポランコは今季、楽天を相手に10本塁打の好相性で、現在3試合連続本塁打中。ロッテの選手が同一カードで4試合以上続けて本塁打を打てば、20年にオリックス戦で5戦連発したマーティン以来で、このカードでは初めてになる。今日先発の則本には今季16打数6安打の打率3割7分5厘、2本塁打だが、今日も1発が出るか。また、本拠地ZOZOマリンでは今季16本塁打。同球場でのシーズン最多本塁打は99年ボーリック、21年レアードの18本で、最多記録も迫っている。

◆ロッテファン歴32年で嵐の相葉雅紀(40)が、サプライズで始球式を行った。右翼スタンド脇から白いベンツのリリーフカーのハンドルを握り、マウンド近くまで運転して登場。後部座席には撮影役の俳優岸優太(27)が同行した。相葉は白いピンストライプユニホームを着用した。背番号は「9・28」。9月28日放送予定のフジテレビ系「VS魂グラデーション」の収録も兼ねていた。大きく息を吐き、緊張した表情。大きく振りかぶった投球は、捕手を務めた荻野貴司外野手(37)の手前でワンバウンドしたが、球速94キロをマークした。相葉は「ZOZOマリンスタジアムのマウンドで投げることは僕の夢だったので、今日その夢がかなって、すごくうれしかったです。本番は球速100キロを目指していたのですが、目標を達成できなかったのが悔しいですね。またリベンジしたいです」と再登板を誓った。右翼スタンドのロッテファンからは「相葉」コールも湧き起こった。選手たちにもエールを送った。「ここからシーズンも佳境に入っていく中で、マリーンズが好成績の位置にいるのが僕もうれしいですし、選手の皆さんには体調管理に気を付けて、最後まで頑張ってほしいなと思います。応援します」。ロッテファンに向けては「今日の模様は9月28日に放送されますので、VS魂も応援していただけたらうれしいです」と願った。

◆ロッテ「8番三塁」安田尚憲内野手(24)が、3回先頭の第1打席に入ると、場内アナウンスとともに「結婚行進曲」が流れ、ZOZOマリンが祝福ムードに包まれた。前日11日に一般女性との入籍を発表した安田への演出。ファンからは「結婚おめでとう」などのボードも掲げられ、大歓声が沸き起こった。楽天先発則本に対し、2ストライクに追い込まれると、左飛に終わった。X(旧ツイッター)でも「結婚行進曲」がトレンド入り。「安田君おめでとう!末長くお幸せに」「素晴らしい!! シチュエーションですね」と祝福の声であふれ「安田の登場曲、結婚行進曲だったwwwwwみんなで安田の結婚弄っていく感じさいっっっこう、ありがとう角中(角中とは決まってない)」と角中が登場曲変更をイジリで演出したと予想されていた。

◆ロッテ最年長の荻野貴司外野手(37)が、ひと振りで試合を決めた。1-3で迎えた7回2死一、三塁。楽天則本の初球。コンパクトに振り抜き、左翼席に今季1号3ランを放った。2万40000人を超えるファンが総立ちとなって歓喜する値千金の一発。「甘い球は初球から狙っていこうと思っていました。しっかりつないでくれたので、なんとかかえそうと。久しぶりにこんな歓声をもらえてうれしい」。真っ黒に日焼けした笑顔がはじけた。9日にオリックス山本にノーヒットノーランを喫するなど2試合連続完封負けを含め、26イニング無得点、4連敗中だった。CS争いは大混戦となり、負ければ2位ソフトバンク、4位楽天で3チームが2ゲーム差以内となる状況だった。「打つ、打たないの結果を気にせず、しっかり切り替えて次のプレーに」の精神を背中で示す。初回も左翼線二塁打で出塁し、中村奨の右邪犠飛で生還。3戦ぶりの先制点を導き、雰囲気を変えた。試合前には昨年まで嵐や相葉雅紀のソロ曲を登場曲に使っていた縁で、相葉の始球式の捕手役を務めた。「会話はボールでしました」とキャッチボールの練習相手に。「良い運をもらえたかなと思います」と感謝した。今季は4月に右もも裏、8月には左太もも裏肉離れで離脱。それでも不屈の魂で、はい上がってきた。「ここまで野球が出来ていることも幸せ。いつまで出来るか分からないと、頭の片隅に出てくるようになりました。支えてくれる方、使ってくださる監督。恵まれている」。今季楽天戦は4割2分9厘。次戦も荻野が先頭に立つ。【鎌田直秀】

◆楽天則本昂大投手が1発に泣いた。2点リードの7回2死一、三塁からロッテ荻野に初球のカットボールを痛打され、逆転3ランを許した。被本塁打は自身7試合ぶり。初回に1失点した以降は粘り強くゼロを並べていただけに「抑えたかったですけど、実力不足です。勝ちたかったんで悔しいです」。上位との差を詰めるチャンスだったが、初戦を落として2位ロッテとは4ゲーム差に開いた。

◆嵐の相葉雅紀(40)がサプライズで登場し、始球式を務めた。千葉県出身でロッテファン歴32年の相葉は、フジテレビ系ゲームバラエティー「VS魂グラデーション」の企画で来場。元King&Princeの岸優太(27)とともにリリーフカーに乗ってグラウンドに姿を現した。岸が「運転に自信がない」との理由で、登板する本人が自らリリーフカーを運転する〝異例〟の形で登場し、ファンを盛り上げた。「今日はセレモニアルピッチをさせていただきありがとうございました。ZOZOマリンスタジアムのマウンドで投げることは僕の夢だったので、今日その夢がかなって、すごくうれしかったです! 本番は球速100キロを目指していたのですが、目標を達成できなかったのが悔しいですね。またリベンジしたいです。 ここからシーズンも佳境に入っていく中で、マリーンズが好成績の位置にいるのが僕もうれしいですし、選手の皆さんには体調管理に気を付けて、最後まで頑張ってほしいなと思います。精一杯応援します!今日の模様は9月28日(木)に放送されますので、VS魂も応援していただけたらうれしいです!」打者は角中、捕手は荻野が務める中、野球経験のある相葉は、大きく振りかぶって投球。ボールは捕手の手前でワンバウンドした。球速は94キロを計測し、球場は大きな拍手で包まれた。

◆ロッテ・種市篤暉投手(25)が13日の楽天戦に先発する。今季は20試合に登板し、10勝5敗、防御率2・90で、チームの勝ち頭を担う。キャッチボールなどで調整した右腕は「長いイニング投げることを1番に考えている。チームを勝たせるピッチングができるように頑張りたい」と力を込めた。奪三振数143はオリックス・山本の145に次ぐ2位で奪三振のタイトル争いにも注目が集まる。

◆ようやくゼロ行進に終止符を打った。ロッテは一回1死三塁から、主将の中村奨吾内野手(31)が右犠飛をマークし、1点を先制。7日に行われたソフトバンク戦(ペイペイドーム)の一回に3点を奪って以来、27イニングぶりに得点を挙げた。先頭の荻野が左翼線への二塁打を放って出塁。続く藤岡が手堅く送りバントを決めて1死三塁とし、3番の中村奨の右犠飛で三走の荻野が生還した。吉井理人監督(58)はかねて「試合序盤はビッグイニングを狙っていきたいので、初回からバントはあまりしたくない」と話している。しかし、21イニング連続無得点のまま迎えた5月6日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)の一回に、先頭の藤原が二塁打で出塁した際にも、2番・池田に犠打のサインを出している。その際、「ここ最近、点が取れていなかったので、まずは点を取ろうという思いで、あそこはバントの作戦にしました」と意図を説明していた。26イニング無得点の状況で迎えたこの日も同様の策で、1点をもぎ取って先制。なんとか突破口を開いたかに思われたが、勢いに乗り切れなった。先発の小島は粘投したが、三回に同点とされ、六回に勝ち越しを許して6回3失点で降板。2点を追う七回、荻野の左越え3ランで逆転に成功した。ようやく打線が目覚めた。(武田千怜)

◆ロッテが逆転勝ちで連敗を4で止めた。1―3の七回2死一、三塁から荻野が今季初本塁打の3ラン。八回は佐藤都の犠飛で加点した。沢田が2勝目、益田が35セーブ目をマーク。楽天は六回にリードを奪ったが、則本が粘れなかった。

◆楽天の則本は痛恨の一発を食らった。3―1の七回2死一、三塁から、今季本塁打ゼロだった荻野に逆転3ランを左越えに運ばれ「抑えたかった。実力不足です」とがっくり肩を落とした。直前にマウンドを訪れた永井投手コーチからゾーンを広く使うように伝えられていたが、初球の変化球が甘く入ったところを捉えられた。同コーチは「絶対に長打だけは打たれちゃいけないシチュエーション。完全に失投」と指摘した。

◆ベテランの一振りが〝嵐〟を呼んだ。1-3の七回2死一、三塁。ロッテ・荻野貴司外野手(37)が左翼席へ今季1号の逆転3ラン。チーム最年長のここぞの一発で試合をひっくり返し、連敗を4で止めた。「ここ2試合(無得点で)ピッチャーに迷惑をかけていた。きょうは野手が点を取って勝ちたいと思っていたので、よかったです」2位のチームは試合前の時点で、3位ソフトバンクと1・5、4位楽天と3ゲーム差だった。クライマックスシリーズ進出を争う上で重要となる楽天2連戦の初戦。幕張のリードオフマンは一回に左翼線二塁打を放って出塁し、チーム27イニングぶりの得点を演出するなど火付け役も担った。この日は嵐の相葉雅紀(40)がサプライズで始球式に登場。昨季、相葉のソロ曲「Hello Goodbye」など嵐の5曲を登場曲として使用していた荻野は試合前に相葉とキャッチボールを行い、始球式では捕手を務めた。3安打3打点と大活躍し「相葉さんからいい運をもらえたと思います」と笑った。9月は3勝6敗と苦戦しているが、「チームの雰囲気は悪くない。落ち込むことなく、上を向いて戦えている」と荻野。ベテランが引っ張り、嵐を巻き起こす。(武田千怜)

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ORIX
74454 0.622
(↑0.003)
M9
(↑1)
20440
(+8)
355
(+1)
95
(+1)
40
(+1)
0.249
(↑0.001)
2.650
(↑0.01)
2
(-)
ロッテ
61565 0.521
(↑0.004)
12
(-)
21433
(+5)
443
(+3)
88
(+1)
62
(-)
0.240
(-)
3.370
(↑0.01)
3
(-)
ソフトバンク
62602 0.508
(↑0.004)
13.5
(-)
19469
(+8)
447
(+4)
92
(-)
58
(-)
0.249
(-)
3.300
(-)
4
(-)
楽天
59621 0.488
(↓0.004)
16
(↓1)
21435
(+3)
483
(+5)
96
(-)
88
(+1)
0.244
(↓0.001)
3.580
(↑0.01)
5
(-)
西武
56681 0.452
(↓0.003)
20.5
(↓1)
18377
(+4)
410
(+8)
80
(-)
70
(-)
0.236
(-)
2.930
(↓0.04)
6
(-)
日本ハム
53721 0.424
(↓0.003)
24
(↓1)
17411
(+1)
442
(+8)
88
(-)
65
(-)
0.233
(↓0.001)
3.090
(↓0.04)