◆広島新井貴浩監督が中日戦の雨天中止を受け、先発ローテを再編した。26日からの同戦は、大瀬良と九里がいずれもスライド。当初27日先発予定のアンダーソンを週末30日の巨人戦に回し、同カードで先発予定だった床田の登板間隔を空ける。右足首骨折から復帰した左腕は今季、ここまで4試合で2勝0敗、防御率1・73。新井監督は夏場以降の戦いを見据え、大瀬良の出場選手登録を抹消している。「天気には逆らえない。ポジティブにとらえたい」と、床田にもリフレッシュ期間を与えることを決めた。

◆広島は大瀬良が２６日にスライド登板することになった。今季の開幕投手を務めたエースはキャッチボールなどで調整し「しっかりといい投球をして流れを持ってきたい」と意気込んだ。１４日のヤクルト戦で２勝目を挙げた翌日に出場選手登録を外れた。長いシーズンを見据え、失速や離脱を防ぐための休養。「いい準備ができた」と心身ともにリフレッシュできた様子だった。（マツダ）

◆中日の立浪監督は先発投手について、涌井を２６日にスライド登板させ、２７日は柳に託す考えを示唆した。両投手とも勝ち星に恵まれておらず、「先に点を取って、頑張ってくれると思う」と打者の奮起を期待した。２６日に対戦する大瀬良には昨季３勝３敗で今季初対戦。「今年は調子が良さそう。広島のエースだし、いい試合になる」と展望した。（マツダ）

◆先発予定だった広島・大瀬良大地投手（３１）は２６日の中日戦（マツダ）に今季初めてスライド登板する。「いい投球をしてチームがいい流れに乗っていけるようにしたい」。午後１時３０分に雨天中止が発表されたこの日は、室内でキャッチボールなどで調整した。前回１４日のヤクルト戦（同）は６回無失点で今季２勝目をマーク。長いシーズンを見据えて翌１５日に出場選手登録を外れ、リフレッシュを図っていた。

◆広島・栗林良吏投手（２６）はブルペンに入り、腕の振りなどフォームを修正した。「シーズン中に練習でブルペンに入ることはない。そういう意味では良い時間を過ごせたと思う」。前回２３日のＤｅＮＡ戦（マツダ）は１回２安打１失点で、プロ３年目で自己ワーストの３敗目を喫した。一方でリーグトップの７セーブを挙げる守護神は「真っすぐを取り戻せばもう一度活躍できると思う」と力を込めた。

◆午後１時３０分に雨天中止が発表され、選手は室内で調整した。この日からマツダでワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）の優勝トロフィーや写真パネル、メダル、栗林のユニホームなどの展示を開始。期間は２７日までで、午前１１時から午後２時まで正面エントランス（入場券不要）、開門時間から七回終了までコンコースショップ横広場（入場券必要）で見学ができる。新井監督の主な一問一答は次の通り。──大瀬良が２６日の中日戦（マツダ）にスライド登板する「早く中止が決まってくれてよかった。選手もリラックスできる。天気には逆らえない。ポジティブにとらえたい」──この日、栗林と会話は「ちょっと話をした。『体調どうだ』。『大丈夫です』と」──右肘の手術から１軍復帰を目指す森下の復帰時期は「どのタイミングか確定はしていない。本人も内容的に納得はしていない。こちらのタイミングは考えているが、本人の感覚、２軍投手コーチの報告を加味してどうしていくか、その都度報告を聞いて決める」──今日から２７日までマツダでＷＢＣのトロフィーなどが展示される「世界一のトロフィーを生で見られる機会は少ない。あれだけ盛り上がった大会なので多くのファンに見ていただきたい」