ロッテ(★0対3☆)ソフトバンク =リーグ戦15回戦(2022.08.09)・ZOZOマリンスタジアム=
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ソフトバンク
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ロッテ
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勝利投手:石川 柊太(4勝6敗0S)
(セーブ:モイネロ(0勝1敗16S))
敗戦投手:ロメロ(8勝6敗0S)
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◆ソフトバンクは3回表、今宮の適時二塁打で先制する。そのまま迎えた5回には今宮と柳田の適時打で2点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・石川が8回3安打無失点9奪三振の快投で今季4勝目。敗れたロッテは先発・ロメロが試合をつくるも、打線が無得点と沈黙した。

◆ロッテは2連敗で、6月12日以来の借金4となった。打線がソフトバンク石川を打ちあぐねて散発3安打に沈黙。2回と8回は先頭が出塁したが、後続が進塁打を打てずに凡退した。西武が敗れて自力優勝消滅は免れたものの、井口監督は「どんどんストライクを投げ込んできて打たされた。(本拠地で勝てないのは)しっかり打ててない、守れない、そういうところ」と0封負けを嘆いた。▽ロッテ・ロメロ(6回3失点、今季最多の10奪三振も6敗目)「相手にうまくチャンスをものにされてしまった。最低限の仕事はできたと思うが、もう少し長い回を投げたかった」

◆ソフトバンク石川柊太投手(30)が、8回無失点の好投で7月3日西武戦以来、約1カ月ぶりの今季4勝目を挙げた。「風が味方してくれた」と、常時、風速10メートルを超える強風の中で無四球の安定した投球を見せた。千賀、大関が離脱するなど苦しい先発陣を、石川が引っ張っていく。相手打者がふらつくほどの強風は、むしろ追い風になった。石川は「今日はどちらかというと、風が味方してくれたような気もします。打者も風を嫌がっているな、打ち損じているなという感じがあった」。レフトからホーム方向への、常時風速10メートル超の風がスタンドで跳ね返り、石川にとっては向かい風のような形。その強風が、持ち味のパワーカーブの変化量、ブレーキを増す後押しをしてくれた。初回からポンポンと、テンポのいい投球でアウトを積み重ねた。先頭を出したのは2回と8回のみ。走者を二塁に進めたのも、二塁打を浴びた3回と8回だけだった。「ベンチで松田さんが『テンポ、テンポ』とうるさく言っていた。みんなが『テンポ、テンポ』と言うので、そのおかげでテンポよく行けました」。石川の登板試合が3時間を切ったのも、完封した7月3日西武戦以来だった。約1カ月ぶりの白星に、率直な思いも吐露した。「ホッとしたというところはありますね。いろいろ試したりする中で結果が出ていないと、年齢的にもまだまだこれからだぜ、というほどでもない。このまま尻すぼみになっちゃうんじゃないか、引退しちゃうんじゃないかという危機感もあった」。勝っても負けても、投球フォームを修正するなど模索しながらマウンドに立つ右腕だ。自分が今、進んでいる道が正しいと実感できる安堵(あんど)の勝利になった。先発陣はエース千賀や大関が離脱する苦しい状況。6連戦以上が続く8月に、カード頭を託されている。首位西武に2差。藤本監督は「千賀と2本柱」と表現する右腕の好投に「風をうまく利用してくれた。テンポも良かったよね。すばらしい」とほめちぎった。【山本大地】○...今宮が後半戦初安打を放った。3回2死一塁では左中間を破る先制の適時二塁打。5回1死一塁でも一塁走者周東とのエンドランを見事に成功させ、右前打適時打とした。球宴以降は下半身コンディション不良のため、5試合を欠場。今月7日楽天戦で先発復帰していた。「休んでいる余裕はない。川瀬の活躍だったりに刺激を受けて、負けないようにやっていきたい」と、取り返していく意気込みだ。○...三森が実戦復帰した。ウエスタン・リーグ中日戦(タマスタ筑後)に「1番二塁」で出場。初回先頭の1打席目に中前打を放ち、3打数1安打だった。7月10日の日本ハム戦(ペイペイドーム)で左手親指を骨折していた。藤本監督は「(実戦復帰が)早くなったよね。全治3カ月と聞いていたから。試合に出られるくらいに回復したというのはいいことですね」と話した。▽ソフトバンク柳田(5回に右前適時打)「インコースの真っすぐに詰まりましたが、いいところに飛んでくれたと思います。効果的な追加点を取ることができて良かったです」

◆ソフトバンクの石川が8回3安打無失点で、約1カ月ぶりの4勝目。無四球と制球が安定し、9三振を奪った。打線は三回に今宮の適時二塁打で先制し、五回は今宮と柳田の適時打で2点を加点。ロッテは打線に工夫がなかった。

◆ソフトバンクの今宮がロメロから2打席連続の適時打を放ち、勝利に貢献した。三回は2死一塁から速球を捉える。「風が強いのでコンパクトに低い打球を打つことを意識した」という一打は、ライナー性でぐんぐん伸び、左中間を破る先制二塁打となった。さらに五回は前打者の周東がバント安打で出塁。3球目にヒットエンドランを仕掛けると、スライダーを捉えた打球が二塁ベースに寄った二塁手の横を抜けて右前へ。周東は快足を飛ばして一気に生還し「とにかくよく走ってくれた。周東が取った得点」と後輩をたたえた。下半身のコンディション不良で7月30日から5試合連続で欠場し、先発に復帰したのは今月7日から。復調を印象づけ「残り2カ月、けがなく突っ走る」と言葉に力を込めた。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
西武
55462 0.545
(↓0.005)
-
(-)
40349
(+3)
303
(+5)
86
(+1)
50
(+1)
0.229
(↓0.001)
2.500
(↓0.01)
2
(-)
ソフトバンク
50452 0.526
(↑0.005)
2
(↑1)
46359
(+3)
322
(-)
67
(-)
56
(+1)
0.255
(-)
3.060
(↑0.03)
3
(1↑)
ORIX
54510 0.514
(↑0.004)
3
(↑1)
38337
(+5)
329
(+1)
54
(-)
47
(-)
0.245
(↑0.001)
2.780
(↑0.01)
4
(1↓)
楽天
49472 0.510
(↓0.006)
3.5
(-)
45369
(+1)
334
(+5)
68
(-)
71
(+1)
0.249
(↓0.001)
3.270
(-)
5
(-)
ロッテ
48521 0.480
(↓0.005)
6.5
(-)
42328
(-)
375
(+3)
62
(-)
93
(-)
0.224
(↓0.001)
3.290
(-)
6
(-)
日本ハム
42591 0.416
(↑0.006)
13
(↑1)
41333
(+5)
375
(+3)
79
(+1)
68
(-)
0.234
(↑0.001)
3.470
(-)