◆１９９１年からロッテで場内アナウンスを務める谷保恵美さんの通算２０００試合達成が、お預けとなった。全体練習後に代表取材に応じたロッテ・井口資仁監督（４７）の一問一答は以下の通り。――谷保さんの場内アナウンスが、通算２０００試合にあと１試合。井口監督も現役時代にお世話になった「そうですね。何十年も、素晴らしいことだと思います。一緒に勝利でお祝いができたらいいなと思います」――日程を考えると恵みの雨になった「どうでしょうね。あした以降の結果次第だと思います」――きょう１６日に先発予定だったロメロの登板機会について「（１７日のソフトバン戦に）スライドします」――２軍はノーゲームになったが、田村が〝本塁打〟を放った「ノーゲームになるまで見ていました。（田村には）調子を上げてもらわないと困ります」――マーティンも２軍で好結果を出している「まだ、引っ張りの打球ばかりなので、修正しながらもう少し広角に打たないと１軍では打てないと思います」――７月に入って、安田を４番に固定「出塁率などを含めて（考え）４番に置いています。チームとしても、ホームランがそこまで出ていないので、しっかりつないでほしいです」――今後の戦い方「まだまだ、チームとして今シーズンは本調子に一回もなっていないと思っている。全員で本当に調子を上げてもらって、しっかりと戦っていけたらと思います」――東條が監督推薦で球宴に選出「彼が頑張って結果を残し、監督推薦を勝ち取った。本当に他球団の監督にも認められたということ。それは素晴らしいことだと思います」

◆ロッテの井口監督は、６月２７日から４番に固定している安田に期待を寄せた。「出塁率だったり、そういうことを含めて４番に置いている。つないでくれることが大事」と口にした。安田はここまで６５試合に出場し、打率２割５分４厘、２本塁打、１４打点。数字としては物足りなくも映るが、井口監督は「チャンスをつくったり、走者をかえしたり、中軸は特にいろいろな役割がある」とさまざまな形での貢献を求めた。

◆ロッテは今季４度目の雨天中止。井口資仁監督（４７）は６月２７日から４番に固定している５年目の安田尚憲内野手（２３）に「出塁率を含めて４番に置いている。つないでくれることが大事」と改めて期待を寄せた。２３歳はここまで出場６５試合で打率・２５４、２本塁打、１４打点。指揮官は「チャンスをつくり、走者をかえしたり、中軸はいろいろな役割がある」と注文した。現在、チームは４１勝４２敗１分で借金「１」の４位。しかし、首位ソフトバンクにはわずか４ゲーム差しかない。初戦は雨で流れたが、３連戦残り２戦の直接対決で叩いておきたいところだ。

◆新型コロナウイルスに感染した正捕手の甲斐が、約２週間半ぶりに１軍に合流した。離脱中にチームは５連敗を喫するなど、４勝６敗と苦戦。体の状態に問題はないといい「離れて見ていて、いろんな思いはあった。できることをやって勝つために戦う」と闘志を込めた。１７日は 予定通りに石川が先発登板する。ロッテ戦は自身の今季初登板だった３月２９日以来と久しぶりで「粘っこいイメージはあるが、打者の特性を見極めて、一人一人と勝負できるようにしたい」と気を引き締めた。

◆ロッテは首位との直接対決が雨天中止。仕切り直しの１７日にはエンニー・ロメロ投手（３１）がスライド先発する。井口資仁監督（４７）が「スライドします」と明言した。ロメロは今季ここまでチーム勝ち頭で７勝（４敗）を挙げている。とくに５月下旬から５連勝中で、防御率も２・３４と安定している。本来は「中９日」での先発予定だったが、この日の雨で「中１０日」になった。「一人でも多くの打者を抑えて、チームの勝利に貢献したい」と気合を入れていた左腕。この日は室内練習場などでスライドに備えた。チームは現在、４１勝４２敗１分で借金「１」の４位だが、ソフトバンクとは４ゲーム差しかない。