◆ＤｅＮＡは８日、同日からの中日３連戦（横浜）が中止となったことを発表した。チームで新型コロナウイルスの陽性判定を多数が受けたため。前日７日に戸柱、牧ら６選手と斎藤チーフ投手コーチ、スタッフ３人が新型コロナウイルス陽性判定を受け、阪神３回戦（甲子園）が中止。６日に感染が明らかになった柴田を含めて計１１人が陽性判定を受けている。

◆中日は敵地でのＤｅＮＡ３連戦が中止となり、地元に戻った。９日、１０日はソフトバンク３軍と練習試合などで調整し、１２日から本拠地での阪神３連戦に備える。練習試合には左足首の捻挫で開幕メンバーを外れた高橋周が実戦復帰する見込みで、立浪監督は「調子が上がるまでは２軍で。焦らさずにしっかりとやらせる」と話した。

◆ＤｅＮＡは８日、新型コロナウイルスの感染者が相次いでることを受け、８－１０日に予定していた中日３連戦（横浜）を延期すると発表した。同日、新たに砂田毅樹投手（２６）と楠本泰史外野手（２６）、スタッフ２人の陽性も判明。６、７日には牧ら７選手と斎藤チーフ投手コーチらが陽性となり、７日の阪神戦（甲子園）が延期されたが、さらに感染が拡大した。チームはこの日、遠征先の兵庫県内でＰＣＲ検査を受検。集団行動を避け、横浜到着後に結果が出た。チームスタッフ１人は発熱、喉痛の症状があり、３人は無症状。感染者が計１５人となった。８日から３日間はチームとしての練習は行わない。９、１０日に横浜スタジアムで時間を分けて自主練習とする予定。日本野球機構（ＮＰＢ）と１２球団は同日、オンラインで臨時実行委員会を開き、８－１０日のＤｅＮＡ－中日（横浜）を延期することを決定。ＮＰＢの井原敦事務局長はオミクロン株の潜伏期間が３日程度とされていることを、３連戦を中止にした理由に挙げ、「選手間の接触を自粛して、感染の収束をはかっていく」と説明した。ＤｅＮＡ・三原球団代表は「中日球団さん、ファンの皆さまに関して深くおわび申し上げたい」と陳謝した。実行委員会では定期検査の頻度を、月に１度から２週間に１度に増やす方針を固めた。これまでは２カード以上の遠征に出た場合は本拠地に戻ってから検査を実施することを目安としていたが、今後は遠征の前後の検査を目安とする。また、オリックスは宗佑磨内野手（２５）、頓宮裕真捕手（２５）、黒木優太投手（２７）、水本勝己ヘッドコーチ（５３）の感染を発表。８日のロッテ戦は予定通り開催された。