巨人(★2対7☆)ヤクルト =リーグ戦4回戦(2022.04.08)・東京ドーム=
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ヤクルト
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巨人
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勝利投手:原 樹理(1勝1敗0S)
敗戦投手:菅野 智之(2勝1敗0S)

本塁打
【巨人】岡本 和真(4号・7回裏ソロ)

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◆ヤクルトは2回表、長岡の適時打で1点を先制する。その後は、4回にオスナの適時打で1点を加えると、5回には村上と宮本の連続適時打で3点を奪い、リードを広げた。投げては、先発・原が7回途中2失点の好投で今季初勝利。敗れた巨人は、投打ともに精彩を欠いた。

◆ヤクルト塩見泰隆外野手(28)が、先発メンバーを外れた。 試合前練習には参加していたが、シートノックには加わっていなかった。塩見は今季ここまで全試合で1番中堅で先発し、打率2割7分3厘、1本塁打、4打点。3盗塁をマークしていた。1番中堅には太田賢吾が入った。

◆高卒3年目のヤクルト長岡秀樹内野手が、巨人菅野から先制の適時二塁打を放った。 2回1死二塁、5球目の低め126キロカーブを逆らわず左中間へ。リーグ屈指の右腕からの先制打に二塁上で手をたたいて喜んだ。「先制のチャンスだったのでチームに勢いを、という気持ちで打席に入りました」と振り返った。

◆巨人菅野智之投手(32)が、アクシデントに見舞われた。0-2の5回無死一塁、ヤクルト青木の打球が、止めようと伸ばした右足の甲付近に直撃。立ち上がることができず、そのままマウンドにひざまずいた。自力で歩けず、トレーナーに支えられながらベンチへ。そのまま交代を告げられた。2番手には平内がマウンドに上がった。?▽巨人桑田投手チーフコーチ(菅野の負傷について)「骨折が一番心配だったが、打撲だったので良かった。来週、次回登板については本人の状態を確認してから決めたい」▽巨人山口(5点を追う6回から3番手で今季初登板。2回を無安打無失点)「まだまだ球速の部分であったり、力の部分で1つも2つも上げないといけないと思っています」

◆巨人岡本和真内野手(25)が飛距離130メートルの特大アーチをかけた。0ー5と5点を追う7回先頭、3ボールからヤクルト原の高く浮いた139キロ直球を強振。左翼バルコニー席まで運ぶ4号ソロ。「ボール気味でしたが、しっかりと捉えることができ、ホームランになって良かったです」と振り返った。 ヤクルトのサンタナに並んでリーグトップタイとなる1発は打球角度34度、打球速度174キロ、飛距離130メートル。確信の一打、4番の意地を見せた。

◆ヤクルト原樹理投手が7回途中6安打2失点の粘投で今季初勝利を挙げた。100キロ台のスローカーブを効果的に使い、持ち味の打たせて取る投球を披露。 「前回登板はランナーを出して投げ急いだりしたところがあった。今回はランナーが出ても1球1球、1人1人という気持ちで投げました」と振り返った。

◆巨人菅野智之投手(32)が、アクシデントに見舞われた。 0-2の5回無死一塁、ヤクルト青木の打球が、止めようと伸ばした右足の甲付近に直撃。立ち上がることができず、そのままマウンドにひざまずいた。自力で歩けず、トレーナーに支えられながらベンチへ。そのまま交代を告げられ、2番手には平内が緊急登板した。試合中に都内の病院で精密検査を受け、骨に異状はなく「右足部外側の打撲」と診断された。桑田投手チーフコーチは「骨折が一番心配だったが、打撲だったので良かった。来週、次回登板については本人の状態を確認してから決めたい」と説明した。

◆ヤクルト太田賢吾内野手(25)が超美技と2安打で、チームの今季巨人戦初勝利を呼び込んだ。ここまで全試合で1番を務めた塩見に代わり「1番中堅」で今季初先発。2点リードの4回無死、ポランコの大飛球を186センチの長身を伸ばし、フェンスに激突しながらジャンピングキャッチ。「身長が大きかったので捕れました(笑い)。フェンスを怖がらずにいけたのが、捕ることにつながったのかなと思います」というビッグプレーでチームを勢いづけた。 超美技の直後の5回無死では、菅野からこの日2本目となる中前打で出塁。その後1死一、三塁から村上の適時打で3点目のホームイン。「すごくいい投手なので積極性だけ忘れないようにいきました」と、納得の表情で振り返った。高津監督は欠場した塩見について「詳しくはちょっと言えないですが、そういう理由があると思ってください。ケガでもないかもしれないので」と明言しなかったが、代役の攻守にわたる活躍を「(4回の守備は)すごかったですね。今日は1番としてすごく機能してくれた」と評価した。【鈴木正章】▽ヤクルト長岡(2回に菅野から先制適時二塁打)「先制のチャンスだったので、チームに勢いをという気持ちで打席に入りました」▽ヤクルト宮本(5回に今季初安打となる2点適時打)「昇格後にすぐにチャンスをいただいたので、何とか1本出したかったので、チャンスで打つことが出来て良かったです」

◆巨人が痛すぎる1敗を喫した。先発菅野の直球に、本来の力強さが見られない。2回以降は毎回走者を背負うと、4回までに2失点。最大の悪夢は5回無死一塁で起きた。ヤクルト青木の打球が、伸ばした右足の甲付近に直撃。マウンドに崩れた。自力では動けない。トレーナーに支えられて降板となった。5回途中6安打4失点で今季初黒星。開幕から自身3連勝へ「カードの初戦ですので何とか勝てるように頑張ります」と意気込んだマウンドでアクシデントに見舞われた。 エースの負傷交代で漂った重い雰囲気は、4番の特大アーチでも振り払えなかった。7回に2点をかえしたが、後が続かなかった。9回にも2失点し、とどめを刺された。原監督は「先発投手が早めに点を取られるとなかなかリズムは出てこないけど、その中でも打線はつながっていかないとね」と振り返った。今季初の2連敗。菅野が大事に至らなかったのは、不幸中の幸いだった。試合中に都内の病院で検査を受け、右足部外側の打撲と診断され、骨に異常は見られなかった。原監督が「神様じゃないから分からないよ」と話すように、次回登板は経過次第で判断する見込み。9日の先発は、新助っ人のシューメーカー。原監督は「思い切ってね、初戦だしね。過度の期待値というよりも、日本の野球をどこかに楽しみながら投げてほしい」と連敗ストッパーの重圧を取り除いた。地に足を着け、次なる戦いに臨む。【浜本卓也】

◆巨人ナオマツ&ハタケが苦戦を強いられた。 6日広島戦で決勝の1号逆転2ランを放った吉川尚輝内野手(27)は三塁内野安打のみ。7回2死一、二塁の得点機は二ゴロに沈んだ。3戦ぶりのスタメンに抜てきされた松原聖弥外野手(27)もポテン安打のみで4打数1安打で打率1割8分5厘。8回から4番手で登板した畠世周投手(27)は、今季7戦目の登板で1回2/3を1安打2失点とダメ押しを許した。

◆巨人をアクシデントが襲った。2点ビハインドの五回、3勝目を狙った菅野智之投手(32)が、打球の直撃を受けて緊急降板した。五回無死一塁、青木の放った痛烈な打球がエースの右足首付近に当たり、内野安打となった。菅野は膝を折って立ち上がれず、ベンチから出てきたトレーナーに体を支えられ、痛む足を引きずりながら一塁側ベンチに下がった。ほどなくして平内への投手交代がアナウンスされた。

◆〝お得意様〟に不覚を取った。「カードの初戦、何とか勝てるように頑張ります」。短い言葉に決意を込めていた巨人・菅野が、昨季日本一のヤクルト打線に痛打を浴びた。二回1死二塁で長岡にカーブを拾われ、先制の二塁打を許した。四回2死一、三塁ではオスナに中前打を浴び、2点目を献上。さらに五回、青木の打球が右足首に直撃するアクシデントが起きた。トレーナーに肩を担がれ、足を引きずりながら降板。五回途中6安打4失点に終わった。この試合までのヤクルトとの対戦成績は通算21勝7敗。とりわけ本拠地の東京ドームでは15勝1敗と抜群の相性を誇る。昨季は4試合に投げて2勝0敗、防御率0・39と封じ込めていた。開幕から自身2連勝を飾り、3度目の登板を迎えた。過去2戦は走者を背負いながら粘投。投球内容には満足できず「勝たせてもらった感じがしている」。不動のエースとして王者をねじ伏せる投球を追い求めていた。チームの先発枠6人の平均年齢は、開幕時点で24・3歳。若き投手陣を引っ張るのが最年長32歳の菅野だ。20歳の堀田がプロ初勝利を挙げるなど新戦力が台頭。「まだ年だとは全く思っていない。まだまだ彼らに負けていられない」。柱の自覚を示していた背番号18の状態が不安視される。(鈴木智紘)

◆下半身のコンディション不良から1軍復帰したヤクルト・宮本丈内野手(27)が、昇格即結果を残した。「5番・右翼」で先発出場すると、3点リードの五回1死二、三塁から右前2点打。2番手右腕・平内のカットボールを捉え「すぐにチャンスをいただいたので、何とか1本出したかった。チャンスで打つことができてよかったです」とうなずいた。

◆3月29-31日の神宮3連戦で巨人に3連敗を喫したヤクルトが、敵地で雪辱した。20歳の若武者の存在感が試合を重ねるごとに増してきている。二回1死二塁。ヤクルト・長岡が、菅野の126キロの真ん中低めカーブにうまく合わせ左中間へ先制の適時二塁打を放った。「チャンスだったので、チームに勢いをつけたいという気持ちで打席に入った。先制することができて良かった」千葉・八千代松陰高から入団3年目。初の開幕スタメンを勝ち取ると、ここまで全試合に先発出場。試合前の時点で打率・310、3打点と結果を残している。ただ、得点圏打率は・143。チャンスでは「配球も変わるので、簡単に初球からいかせてくれない」と苦戦していたが、沢村賞を2度受賞した日本を代表する投手から打点を挙げ、自身の成長を証明してみせた。この一打で3試合連続安打とした長岡。活躍の裏には〝長岡流〟のルーティンがあった。試合前練習では、その日のグラウンド状況の確認から始まり、ノックを受けて球の跳ね方をチェック。スローイングの強さとスイングの軌道も念入りに確認する。入念な準備があるからこそ万全の状態で試合に臨むことができている。試合前の時点でいずれもリーグトップの4本塁打、10打点を記録していたサンタナが7日に下半身のコンディション不良で離脱する中、若手の注目株である長岡はポジション定着へ一つずつ課題を克服し、チームに勢いをもたらしている。「やっぱりレギュラーとしてやりたいという気持ちがすごくある。打つほうで頑張って結果を残したい」と意欲を見せた。(森祥太郎)

◆ヤクルトが勝率5割とした。二回に長岡の適時二塁打で先制し、四回にオスナの適時打、五回は村上の適時二塁打と宮本の2点適時打で加点。原が6回?を2失点で今季初勝利。巨人は菅野が五回途中に負傷降板し、今季初の2連敗。

◆ヤクルトが大勝した。「6番・遊撃」で先発した高卒3年目の長岡が二回に先制打を放つと、2点リードの五回は村上、宮本の連続適時打で3点を奪いリードを広げた。先発の原は7回途中6安打2失点で今季初勝利(1敗)を飾った。高津臣吾監督(53)の主な一問一答は以下の通り――巨人のエース菅野投手を攻略して巨人戦初勝利「前回神宮で3連敗して、すごく悔しい思いで今日入って来ました。選手たちも同じような気持ちで、朝から元気ありましたし、(菅野投手は)すごく難しい投手ですけど、しっかり対策を練って、よく頑張ってくれたと思います」――今日は1番に太田選手、5番に昇格したばかりの宮本選手を起用して左バッターを多く並べ期待に応えた「サンタナのけがはチームにとってすごく大きいですけど、彼らにとってはチャンスだと思いますし、逆にバントだったり、足を使った野球であったりいろいろな作戦を使って、菅野投手から点を取りたいなと思っていた。そういう面ではすごくいい攻撃ができた」――原投手も7回途中までしっかり試合を作った「非常に安定していたとは思います。ただ最後の七回ですか、途中で変わってしまったんですけど、あの辺をひとつ乗り越えてほしかったな。次にまた期待したいと思います」――石山投手は頭に打球が当たりましたが状態は大丈夫か「まだ確認できていないので、今はなんとも言えないです」

◆先発の原樹理投手(28)が7回途中6安打2失点で今季初勝利(1敗)を飾った。打っては二回に長岡が先制打を放つと、2点リードの五回は村上、宮本の連続適時打で3点を奪い原を援護した。 原の主な一問一答は以下の通り――今日はどんな意識でマウンドに向かった前回の反省を活かしてランナーが出ても自分から焦ることなく、ひとつひとつアウトを取ることだけを考えてマウンドにあがりました――7回途中までしっかり試合を作ったが、どんなところがよかったか(内山)壮真がしっかりとリードしてくれて、イニング間もしっかり話し合いをしながら対策を立てられたのでしっかりゲームを作ることができた――野手プレーはどう映っていた非常に助かりましたし、自分もあと2つアウトをしっかり取れればよかったんですが、その分も含めてチームメイトに助けてもらいました――どんなシーズンにしたいか目の前の試合をしっかり戦って、チームの勝利に貢献できるようにがんばりたい

◆巨人の岡本和がチーム単独トップとなる4号ソロを放った。0―5の七回に先頭で打席に向かい、カウント3―0から見逃せばボールという高めを強振。打球は高い弧を描いて左翼席上段に届いた。「ボール気味で来たがしっかりと捉えることができ、本塁打になって良かった」とコメントした。3本塁打で並んでいたポランコを抜く4試合ぶりの一発だったが、反撃及ばず2連敗。原監督は「打線はやっぱりつながっていかないと」と嘆いた。◆巨人・元木ヘッドコーチ(不調のポランコに)「他球団も研究している。そこで打ち返さないと試合に出られなくなる」

◆ヤクルトは打線がつながり、効果的に得点を重ねて今季巨人戦初勝利を飾った。先発の原樹理投手(28)が6回?で100球を投げ6安打2失点と力投し、今季初白星。高津臣吾監督(53)が試合後に取材に応じた。――打線がつながった「攻撃としてはすごく理想的というか、展開としては、すごく点を取るのが難しい投手ですけど、先に点を取って、中押し、駄目押しという風にゲームを有利に進められたのは、すごくいいゲームだったのかなと思います」――二回に長岡が先制打「バッティングコーチからすごくいい指示も出ていましたし、それをしっかりできたという。しっかり強い打球が打てるというのは、彼の特徴なので、本当にいいバッティングができたんじゃないかなと思います」――太田が2安打の活躍「彼もバッティングに関してはすごく期待をしている選手で、振りも強いですし、長打も打てますし、何でもできる選手の一人なので、今日は1番バッターとしてすごくいい機能をしてくれましたし、サンタナの穴を埋めるべき選手の一人だと思っています」――守備でもフェンスにぶつかりながら好捕した「あれはすごかったですね。彼はでかいですから。あれぐらい捕れますよ」――塩見がスタメンから外れた「詳しくはちょっと言えないんですが、まあ試合に出なかったということしか言えないですね。そういう理由があると思ってください」――原が好投「樹理には越えてもらいたい壁というのがいくつもあって、最後の100球前後のところで、やっぱちょっとこうコントロールできなくなってきたというところ。そういう壁を一つずつクリアしていってほしいなと思います。でも、よく菅野くんに投げ勝ったわけですから、よく頑張ったと思います」――石山が頭部に打球を受けて降板「まともに当たってはないので、ただ頭に当たっているのですごく悩んだ。いけるということだったんですけど、代えました」――宮本が1軍に復帰して即適時打「悔しい思いをここまでして過ごしてきたでしょうし、彼にはチームを変える独特のキャラクターであったり、雰囲気であったりというのがある。あのライト前はすごく大きかったですし、勢いづける存在だったと思います」――田口がピンチで好救援「もちろん根拠があって彼をああいう場面で使っているわけで、その通りの期待というか、しっかり応えてくれている。すごく難しいところで登板させて申し訳ないんですけど、本当にいい火消しというか、よく状況を見ながらのピッチングができているなと感じます」

◆得点圏でも結果を残した。千葉・八千代松陰高から入団3年目の長岡が二回、左中間へ先制の適時二塁打。「チャンスだったので、チームに勢いをつけたいという気持ちで打席に入った」と汗を拭った。試合前の時点で得点圏打率は・143だったが、正遊撃手定着へアピール。高津監督は「しっかり強い打球が打てるというのは彼の特長。本当にいい打撃ができた」と評価した。

◆ヤクルトは8日、巨人4回戦(東京ドーム)に7―2で快勝。勝率を5割に戻した。先発の原樹理投手(28)が七回途中まで6安打2失点で今季初勝利。シュートやカーブなど変化球を効果的に使った投球で菅野智之投手(32)に投げ勝ち、チームは相手エースから約3年ぶりの勝利を挙げた。しなやかなフォームでテンポよく投げ込んだ。原が6回?を投げて6安打2失点。今季2度目の登板で初勝利を飾った。「焦らず丁寧にアウトを取ることだけを考えてマウンドに上がった。しっかりと試合を作ることができた」) 打たせて取る投球が光った。五回1死一、二塁で左の代打・若林を外角シュートで遊ゴロ併殺に打ち取った。七回、岡本和にソロを浴びたのをきっかけに、四球と中前打で1死一、二塁とされたところで降板したが、両コーナーと低めに球を集めて、19個のアウトのうち、12個がゴロアウトと丁寧な投球で強力打線を封じた。菅野との投げ合いを制した。チームが巨人のエースから勝ちを奪うのは、2019年4月25日以来3年ぶり。敵地・東京ドームでは実に7年ぶりだ。高津監督は「菅野君に投げ勝ったわけですから、よく頑張った」と評価したうえで、「ただ越えてもらいたい壁がある。最後の100球前後のところで制球ができなくなってきたところは今後クリアしてほしい」と課題を与えた。恩師に届ける1勝だ。母校の兵庫・東洋大姫路高の藤田明彦監督(65)が今春の選抜大会を最後に退任した。高2の冬から指導を受け、3年夏には甲子園で8強入り。最近2年は故障の影響もあって14試合で5勝(3敗)と納得のいく成績を残せていなかったが「結果が出なくて、なにくそと思いながら、やれている。そういう気持ちの面は(高校時代に)培われた」と感謝している。チームは勝率5割に復帰。背番号16は「目の前の試合を精いっぱい戦って、少しでも勝利に貢献できるように頑張りたい」と誓った。プロ7年目。今季こそ、先発陣の軸としてフル回転する。(森祥太郎)

◆継投がピタリと決まる、ヤクルトらしい勝ち方。それを支えたのは、捕手・内山壮だった。最大のピンチとなった七回1死一、二塁。リードは3点。右の代打・ウォーカーに対したのは、石山のアクシデントで急きょ登板した左腕・田口。内角へスライダー、ストレートと続け、最後もスライダーで空振り三振。一発なら同点。相手は外国人。通常、内角球は投げにくい場面で、果敢に攻め切った。その最後の1球には、内山壮の配慮が行き届いていた。内角ぎりぎりではなく、ミットを真ん中に構えた。つまり、コースより高低に意識を集中させた。計算通り、やや内角低めで仕留めている。内山壮は、先発の原樹理も新鮮なリードで引っ張った。本来の得意球、シュートばかりに頼るのではなく、ストレートを多投させ、要所ではカーブを駆使。特に球速100キロ台の緩いカーブは、カウント球にも決め球にも使っている。原樹理は、こういうスタイルもアリかな...と、自信を深めたのではないだろうか。もちろん、内山壮のリードにしっかり応えた投手陣も、ほめられてしかるべき。「バッテリーの共同作業」がキラリと光っていた。(本紙専属評論家)

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<セ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
巨人
940 0.692
(↓0.058)
-
(-)
13057
(+2)
55
(+7)
16
(+1)
4
(+1)
0.255
(↓0.001)
0.000
(-)
2
(-)
広島
841 0.667
(-)
0.5
(↓0.5)
13063
(+3)
37
(+3)
3
(-)
6
(-)
0.264
(↓0.002)
0.000
(-)
3
(2↑)
ヤクルト
660 0.500
(↑0.045)
2.5
(↑1)
13149
(+7)
51
(+2)
15
(-)
6
(-)
0.241
(↑0.002
0.000
(-)
3
(-)
中日
660 0.500
(-)
2.5
(↑0.5)
13147
(-)
44
(-)
12
(-)
6
(-)
0.239
(-)
0.000
(-)
5
(1↓)
DeNA
550 0.500
(-)
2.5
(↑0.5)
13340
(-)
43
(-)
6
(-)
8
(-)
0.228
(-)
0.000
(-)
6
(-)
阪神
1101 0.091
(-)
7
(↑0.5)
13137
(+3)
63
(+3)
8
(+1)
3
(-)
0.234
(-)
0.000
(-)