ソフトバンク(☆7対3★)オリックス =リーグ戦3回戦(2022.04.07)・福岡PayPayドーム=
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ORIX
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ソフトバンク
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勝利投手:レイ(1勝0敗0S)
敗戦投手:山﨑 福也(0勝1敗0S)

本塁打
【オリックス】バレラ(1号・6回表2ラン)
【ソフトバンク】三森 大貴(2号・3回裏ソロ)

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◆ソフトバンクは3回裏、三森のソロで先制に成功する。その後逆転を許すも、6回には松田の走者一掃となる適時三塁打などで4点を挙げ、再びリードを奪った。投げては、先発・レイが7回途中3失点の好投で今季1勝目。敗れたオリックスは、投手陣が振るわなかった。

◆ソフトバンクのコリン・レイ投手(31)が先発する。昨季はペイペイドームで2試合投げて1勝0敗、防御率0・53。失点は広島クロンから浴びたソロの1点だけで、以降は14イニング連続無失点を記録中。

◆オリックスのプレイビック・バレラ内野手(30)が、来日1号の逆転2ランを放った。0-1で迎えた6回1死二塁の打席でソフトバンク・レイのストレートを捉え、右翼への逆転弾に。「(内角のまっすぐを)しっかりと捉えることができたし、打った瞬間、入ってくれると思ったよ! (来日初本塁打を打てて)最高だね!」と声を弾ませたバレラを、三塁側ベンチで中嶋監督らが指をぐるぐると回す「パスタポーズ」で出迎えた。

◆ソフトバンクは10試合を消化して9勝1敗。開幕10試合目で9勝以上は、02年阪神以来20年ぶりで延べ16チーム目。新人監督でマークしたのは藤本監督が初めてになる。パでは89年オリックス以来33年ぶり。球団では南海時代の48、55年に次いで3度目となった。過去15チームのうち9チームが優勝している。

◆ソフトバンクは逆転勝ちで、開幕から4カード連続の勝ち越しを決めた。藤本博史監督(58)の試合後の一問一答は以下の通り。-連勝が止まった後の試合で勝利藤本監督 先発のレイがしっかりゲームを作ってくれたというところと、追い込まれながらも各選手が球数を投げさせて、相手投手を6回途中で代えさせたのも大きかったと思います。-今季初の2桁安打藤本監督 打つ人がしっかり打ってくれたというところですかね。バントミスとかもありましたけど、その分、三森が走塁でしっかりとカバーしてくれた。それと、そこで打ってくれた松田ですね。すごく良かったと思います。-7回に追加点藤本監督 1番2番というところが、今日はすごく活躍してくれたかなと思います。特に、ぼくの掲げている1番2番というところはね、今日は機能してくれたかなと思います。-正木が初出場藤本監督 初戦というところでね、バントミスもありましたけど、しっかりバット振れているのでね。これからも使っていきたいと思います。-レイは打球が胸に当たった場面も藤本監督 全然問題ないです。3回目らしいです、当たるの。本人は全然問題ないということで。それよりね、交錯したときに足を蹴られてないか、そっちの方が心配やったですね。-今後もローテーションで期待できる藤本監督 そうですね、後は100球前後で球威が落ちてこないような投球ができれば最高じゃないかなと思います。-和田を登録抹消藤本監督 いやもう、次の(19日からの)オリックス戦って決めてますよ。悪いからとかではない。年齢的なこともあるので、考慮しながら。いい状態で先発させるというのがこちらの考えなので。-牧原大が途中交代藤本監督 足つったらしいです。ちょっと今日は走りすぎたんじゃないですか。三塁打もあったし。-正木がバント失敗藤本監督 一番大事な場面だったんでね。打つだけが野球じゃないんでね。そこはしっかり反省して、明日から練習してね。そのへんがしっかりできないと、本当のレギュラーは取れないですね。-故障者が多い中、松田の存在感は藤本監督 試合に出てないときもしっかりベンチで声を出してくれているし、使いたいなという気持ちにさせてくれますよね。そのへんはベテランで今まで実績もあるし、こういうところでしっかり打てるというのもね。状態はそこまで良くないと思いますよ。でもベンチ内でみんなを引っ張ってくれていますし、使いたいなという気持ちにさせてくれてますし、それがマッチのいいところかなと思います。-ガルビスに安打がなかなか出ない藤本監督 餌まきすぎですね。早く餌を回収してもらわんと。まき餌が多すぎるよ。

◆オリックスが再逆転負けで、5割復帰を逃した。 0-1の6回にバレラの来日1号2ランで逆転。その裏1死一、二塁で、そこまで1失点の山崎福に代えて救援させた小木田(こぎた)敦也投手が連続四球を与えて、追いつかれた。なおも1死満塁で、松田に勝ち越しの三塁打を浴びた。小木田はここまで4試合で計4回無失点ながら、リードした場面での登板は初だった。中嶋監督は「もちろん信用して出してますし、そういうところで抑えていかなきゃいけない投手」と期待に応えられなかった新人に奮起を促した。

◆オリックス頓宮裕真捕手(25)が、猛打賞と気を吐いた。 3回2死の初打席でソフトバンク・レイからチーム初安打。6回、先頭の第2打席でも二塁への内野安打で出塁し、バレラの逆転2ランにつなげた。2-5とソフトバンクに再逆転を許した直後の7回は2死一、二塁で中前に適時打を放ったが、反撃もそこまでだった。捕手陣の軸で奮闘する伏見が、新型コロナウイルスの感染の有無を調べるPCR検査で陽性判定を受け、離脱。6日のソフトバンク2回戦から、頓宮がスタメンマスクをかぶった。6日は延長戦で競り勝つも、この日は悔しい逆転負けだっただけに「最少失点で最初は行けてたんですけど、点を取ったあとに全部取られているので。先頭だったり、要所要所で頑張っていかないといけないと思います」と、バットの大当たりにも笑顔はなかった。

◆ソフトバンクが今季初の2桁安打で、球団では77年以来となる開幕から4カード連続の勝ち越しを決めた。 決勝打を放ったのはベテラン松田宣浩内野手(38)だ。同点に追いついた直後、6回1死満塁で右中間を破る3点三塁打。「大型連勝の中でも全く貢献できてなかったので。やっと貢献できた1勝でうれしい」。今季初打点が値千金の一打になった。今季がプロ17年目。開幕スタメンこそつかんだが、結果が出ずにベンチにいる時間が増えた。藤本監督は「試合に出てないときもしっかりベンチで声を出してくれているし、使いたいなという気持ちにさせてくれますよね」と腐らない姿勢を評価。前日6日は5試合ぶり先発で、3番起用も5打数無安打と応えられなかったがすぐにやり返した。ベテランらしい数字も付いてきた。すでに現役最多だった三塁打数は67となり、村松外野守備走塁コーチらを抜いて歴代11位タイとなった。「それが今日、本当に一番言いたかった!村松さんがいつも、三塁打になりそうな時に止めてるんですよ。ずっと。越されたくないから。でも、村松さんめっちゃ喜んでました」。三塁コーチャーとの秘話? も明かして喜んだ。この日柳田が離脱。主力不在の苦境でベテランが光った。「柳田選手、栗原選手はチームの主力やし、そういう意味では大変やけど、それをカバーするには束になることしかない。そこの道しるべみたいなことをできたらいいかなと思っています」。松田が背中で、声で、若きチームを引っ張る。【山本大地】?○...今季初登板となった先発レイが、7回途中3失点ながら初勝利を手にした。5回までは4三振を奪い2安打無失点投球。「前半はすごくいい感じで投げることができたと思う」。6回にバレラに逆転2ランを許したものの直後に打線が逆転。白星を手にした。「最後の2イニングは少し制球に苦しんだけど、全体的には満足のいく投球だった」と納得の表情。昨年は家族の事情もあって途中退団した助っ人右腕は、再加入後の初白星に「昨年の初登板の時よりも内容がよかったので、安心した」と笑顔だった。○...三森が先制弾を含むマルチ安打に四球で3度出塁とリードオフマンとして躍動した。3回、先頭打者で右翼テラス席に2号ソロ。「1打席目に結果を出せなかったので、2打席目こそという気持ちで打席に入りました」。6回にも先頭打者で左前打し大量4得点の口火を切った。7回にはダメ押し点をアシストする犠打。今季初の牧原大との1、2番コンビで計5安打4得点。藤本監督も「1、2番がすごく活躍して機能してくれた」と絶賛した。▽ソフトバンク牧原大(今季初の2番中堅で先発出場。7回、左翼超えの適時三塁打)「真っすぐを捉えることができました。とにかく積極的にいくことと、自然体で自分の打撃をすることを考えて打席に入った。大事な場面で追加点を取ることができて良かったです」▽ソフトバンク・グラシアル(7回の中前適時打に)「真っすぐをしっかり捉えることができた。自分のスイングでいい打撃ができた。チームが勝てるように力になっていくだけだよ」▽ソフトバンク・モイネロ(5試合ぶりの登板で9回を3人で抑え)「久しぶりの登板でしたが、自分の中ではすごく良い投球だったと思います」

◆ソフトバンク・柳田悠岐外野手(33)が登録抹消された。試合前に代表取材に応じた藤本博史監督(58)が説明した。「本人とも話をして。きのうよりきょうの方が(痛みは)軽減しているということで。(1軍に)帯同して休むなら10日間でしっかり治してくれと。3日、4日は何もできないでしょうから」5日の同戦、一回1死一、三塁。一走だった柳田は投球がワンバウンドする間に二塁を狙ってヘッドスライディング。左肩を痛め、6日は欠場。試合後に球団から「左肩腱板炎」と発表された。藤本監督は「違和感がありながらやるのも打撃に影響があるだろうし、10日で治るかわからないけど、19日には戻ってこられるようにお願いしますと。本人も『頑張ります。しっかりやってきます』ということで」と続けた。8日からタマホーム筑後のリハビリ組に合流する予定。加えて野村大が抹消。D2位・正木(慶大)と川瀬が1軍昇格となった。

◆ヒットマンからスラッガーへ。苦しむ鷹を再び上昇させる放物線が、テラス席に消えていった。ソフトバンク・三森が2号ソロ。負けられない一戦で先制した。「1打席目に結果を出せなかったので、2打席目こそという気持ちで打席に入りました。しっかり整理してタイミングを合わせることができた打席だったと思います。先制することができて良かったです」一回先頭では右飛。山崎福の緩急を使った投球が、少しずつドームを支配し始めた三回1死だった。113キロカーブを振り抜くと、右翼テラス席に着弾した。5日の同戦でプロ初アーチとなる3ランを放ったばかり。この時点で栗原と並ぶ2本塁打、7打点でチーム2冠となった。この日、柳田が左肩腱板炎で登録を抹消された。3番にはD2位・正木(慶大)が入るなど、8勝1敗で首位を走っていても、キャプテンを安心させるためにもチームが一丸にならなければいけないときだった。先発・レイが六回に逆転を許した直後の攻撃で、三森は先頭で左前打を放ち、チャンスメーク。その後1死満塁とすると、中村晃が押し出し四球を選んで同点。続く松田が右中間に勝ち越しの3点三塁打を放ち、試合をひっくり返した。(竹村岳)

◆ソフトバンクは1―2の六回に押し出し四球で追い付き、さらに1死満塁で松田の3点三塁打で勝ち越し。七回にも2点を加えた。レイが七回途中3失点にまとめて今季初登板で白星を挙げた。オリックスは救援陣が崩れた。

◆ソフトバンクは逆転勝利。開幕10試合を終えて9勝と開幕ダッシュに成功した。試合後、藤本博史監督(58)が代表取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。--連勝が止まった後の一戦を勝利した「先発のレイがしっかりとゲームを作ってくれたところと、追い込まれながらも各選手がファウル、ファウルで球数を投げさせて相手の投手を六回途中で代えさせたのも大きかったと思います」--打線は今季初の2桁安打「打つ人がしっかり打ってくれたというところ。バントのミスもありましたけど、その分ね、三森が走塁でカバーしてくれたところもありましたし。あとは(決勝打の)松田ですね」--松田が決勝の3点三塁打。存在感がある「試合に出ていないときでもベンチで声を出してくれている。使いたいという気持ちにさせてくれますよね。そのへんはベテランで今まで実績もあるし、こういうところで打てるのもね。状態はよくないと思う。でもチームを引っ張ってくれているのもあるし、首脳陣に使いたいという気持ちにさせてくれるのがマッチ(松田)のいいところですね」 --七回にも牧原大、グラシアルの適時打で2点を追加した「1番、2番がきょうはすごく活躍してくれた。特に僕が掲げている1番、2番がきょうは機能してくれました」--1軍昇格した正木は無安打に終わった「バントのミスもありましたけど、1打席目や2打席目はしっかりバットを振れていたので。これからも使っていきたいです」--レイは6回?を投げて3失点で1勝目「次回も十分、期待できる。80球を超えたところくらいから球威が落ちたところがありましたけど、前回も2軍で100球くらい投げているので。きょうも100球をめどにしていた。走者を出したら代えようと決めていたので。すかさず津森でいきました」--レイは打球が直撃したが「全然問題ないです。それより交錯(一塁のベースカバー)した足の方が心配でした」--今後はローテーションとして計算する「あとはもう少し、100球前後で球威が落ちてこない投球ができれば最高ですね」 --和田が登録抹消「次のオリックス戦と決めていますよ。10日間、空けようということで。悪いからではないです。1年間を考えて、いい状態で先発させてあげるのがこっち側の考えなので」

◆オリックスの頓宮が3安打1打点と気を吐いた。三回にはチーム初安打となる左前打を放ち、六回は内野安打。逆転された直後の七回2死一、二塁ではしぶとく中前に運んで1点を返した。プロ4年目で初の1試合3安打以上の猛打賞を記録し「まず1本出てくれて、気持ちが楽になった」と手応えを口にした。昨季は自己最高の5本塁打を放つなど打撃で台頭し、今季は若月、伏見と正捕手を争っている。救援陣が崩れ、リード面で課題を残しただけに「試合に出たら勝てるように、一生懸命やる」と意気込んだ。

◆ソフトバンクは三回に三森の2号ソロで先制。その後逆転され、1点を追いかける六回に1死満塁の好機を作ると、中村晃が押し出し四球を選んで同点。続く松田は走者一掃となる3点三塁打を放ち、試合をひっくり返した。松田はこの日の三塁打が通算67本目となり、並んでいた村松有人外野守備走塁コーチの記録を上回った。松田の試合後のインタビューは以下の通り。) --ペイペイドームのお立ち台でファンから拍手。今どんな気持ちですか「チームが連勝している中、自分もなんとかチームに貢献したいなという思いがあったんですけど、シーズンに入ってなかなか貢献できることがなかった。今日はチームの勝利に貢献できる1本を打てて、自分自身が嬉しく思います」--勝ち越し打の場面。どんな思いで打席に立った「前の打者の(中村)晃が押し出し四球で同点に追いついた。三塁走者がいて外野フライを飛ばせば勝ち越しのチャンスだったので、とにかく積極的に振りにいって右中間を抜けた。三塁打という形になったんですけど、一番喜んでくれたのが村松コーチ。シーズン始まるときに三塁打の記録が並んでいたので、今日抜くことができて一番喜んでくださりました。村松コーチ、ありがとうございました!」--入団から17年連続三塁打を打ってる「ヒットの延長が三塁打と思ってる。足はまだまだ元気なので左中間、右中間を抜いたらこれからも三塁打目指してカッコイイ走塁をしたいなと思います」--今年で38歳。日々どんな気持ちでグラウンドに立ってる「出たときに自分の持っている100%のものをグラウンドで出す、それしかないと思ってとにかく今必死にやってます。シーズンスタートして調子悪かったので、今日のヒットを機にもっとチームに貢献できる1本を打っていけたら」

◆オリックスは救援陣が踏ん張れず、勝率5割の機会を逃した。2―1と一時逆転した直後の六回、先発の山崎福がピンチを招いて降板。2番手の小木田は制球が定まらず、2者連続四球を与えて追い付かれ、なおも1死満塁で松田に走者一掃の三塁打を浴びた。中嶋監督は「信用して出した。なぜこうなったかを考えて」とルーキーを責めなかった。3番手の張も粘れず、リードを広げられた。開幕から先発投手陣は安定しているだけに、中継ぎ陣の整備は急務だ。監督は「ピンチで急に弱気になって、引いてしまっている」と指摘した。

◆再入団し、今季初登板だったソフトバンクのレイが七回途中まで3失点と粘って白星を手にした。六回に一時逆転の2ランを浴びたが、打線の援護を受け「体の状態も準備でき、ストライク先行でいけた。チームとしていい勝利だった」と満足げに話した。昨季は6試合で完封勝利を含め3勝1敗と活躍したが、米国に残した家庭の事情で昨年8月に退団。今回は家族とともに来日し、私生活の充実も好スタートにつながった。「一試合一試合できることをやって、チームの勝利に貢献したい」とシーズンを通した活躍を期した。

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<パ・リーグ順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差残試合 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
ソフトバンク
910 0.900
(↑0.011)
-
(-)
13340
(+7)
22
(+3)
6
(+1)
5
(-)
0.235
(↑0.012
0.000
(-)
2
(-)
楽天
620 0.750
(-)
2
(↓0.5)
13529
(-)
17
(-)
2
(-)
5
(-)
0.220
(-)
0.000
(-)
3
(-)
ロッテ
550 0.500
(-)
4
(↓0.5)
13332
(-)
22
(-)
3
(-)
16
(-)
0.224
(-)
0.000
(-)
4
(-)
ORIX
570 0.417
(↓0.038)
5
(↓1)
13136
(+3)
37
(+7)
4
(+1)
3
(-)
0.207
(↓0.003)
0.000
(-)
5
(-)
西武
470 0.364
(-)
5.5
(↓0.5)
13232
(-)
49
(-)
8
(-)
2
(-)
0.216
(-)
0.000
(-)
6
(-)
日本ハム
290 0.182
(-)
7.5
(↓0.5)
13222
(-)
44
(-)
9
(-)
3
(-)
0.203
(-)
0.000
(-)