◆ヤクルトは今日14日からハードオフ新潟でDeNA2連戦だが、新潟県内での試合は89年から1分け含む6連敗中。ヤクルトが同県内で勝利すれば、89年5月27日（大洋戦＝柏崎市佐藤池球場）以来となる。鬼門の新潟で勝利できるか。

◆14日に予定されていたDeNA－ヤクルト13回戦（ハードオフエコスタジアム新潟）は雨天のため中止となった。

◆ヤクルトの高津監督は２０１１年から引退するまでの２年間、独立リーグのルートインＢＣリーグ新潟でプレーした。１２年は監督も兼任した思い出の地での試合が一つ雨で流れ「後半戦の開幕だし、新潟開催ということを含めてやりたかった」と残念がった。 先発予定だった２年目の奥川を１５日の試合で初めてスライド登板させる。「登板準備に入る前に中止が決まったので戸惑いはなかったと思う。これも非常に大きな経験の一つ」と成長を願った。

◆ＤｅＮＡは１４日、ヤクルト戦（新潟）が雨天中止となり、後半戦開幕が先送りとなった。三浦大輔監督（４７）は「こればかりは、天気はコントロールできないので、仕切り直して明日からいいスタートを切れるように」と切り替えた。 先発予定だった今永が今季初めてスライド登板する。前夜には食事会場で新潟名物のささ団子をほおばり「試合前日は炭水化物を多くとるようにしているので、会場で２つ食べて、３つポケットに入れて持ち帰った」とパワーの源にする。 チームは新潟で２０１５年以来勝ち星なし。左腕は「（南場）オーナーの故郷でもあるので、何とか勝って、新潟の皆さんの前でヒーローインタビューをしたい」と快投を約束した。（浜浦日向）

◆セ・リーグ３位のヤクルトは１４日、ＤｅＮＡとの後半戦初戦（新潟）が雨天中止。高津臣吾監督（５２）が逆転Ｖへ、ナインを前に約２分間の訓示を行った。 「８、９、１０月は厳しい日程になるが、みんなで手と手を取り合い、スクラムを組んで乗り越えていく。これがわれわれの野球だ。チャンスは絶対、つかむもの。われわれスワローズは、そのチャンスをつかむチームだと思っています」 指揮官にとって、新潟は独立リーグ、ルートインＢＣリーグ・新潟で２０１２年に選手兼任監督として初優勝を飾った思い出の地。〝反攻〟のスタートには最高の舞台だ。 先発予定だった奥川は１５日にスライド登板する。「あまり着飾った野球はやりたくない。やってきたことを、しっかりできるかどうかの繰り返しになる」。高津監督は力強く言い切った。（横山尚杜）