1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロッテ | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 6 | 0 | 1 |
西武 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | X | 3 | 10 | 0 | 1 |
勝利投手:髙橋 光成(2勝1敗0S) (セーブ:ヒース(0勝0敗1S)) 敗戦投手:ブランドン(0勝1敗0S) 本塁打 |
◆西武は先発・高橋光が7回を投げ、5安打1失点の好投。開幕ローテーション入りへ大きく前進した。対するロッテは加藤が先制ソロを含む2打数2安打の活躍。レギュラー獲得へ連日のアピールに成功した。
◆ロッテ新加入ブランドン・マン投手(34=レンジャーズ)の開幕ローテ入りが当確となった。開幕2カード目の西武相手に4回5安打2失点。変化球を有効に使い5三振を奪った。「ベストな投球じゃなかったかもしれないが相手打線を知るという上ではよかった」。 井口監督も「三振も取れてたしローテーションで行けるんじゃないですかね」と評価した。西武2戦目の先発が見込まれる。
◆5年目の真価見せる! 西武高橋光成投手(22)がロッテ戦に先発し、7回を93球、5安打1失点と好投。開幕ローテ入り確実の本格派右腕が、登板有力となる開幕2カード目ロッテ戦の「予行演習」で上々の結果を示した。 早打ちの相手打線に対し、最速149キロの直球を軸に制球よく攻めた。「テンポよくストライクゾーンで勝負できた。ピンチもあったけど粘り強く投げられました」。1回は先制本塁打こそ浴びたが7球、2回を9球、3回をわずか6球で抑えてリズムをもたらし、4回の逆転を呼び込んだ。 2-1で迎えた7回1死一、三塁では、ロッテ・バルガスを得意のフォークボールで一ゴロ併殺。「三振を取りにいったけど、結果オーライです」。一打逆転のピンチを粘り強く切り抜けた。 14年ドラフト1位。高卒1年目から5勝を挙げたが故障などに苦しみ、年々、勝ち星を減らした。昨季はわずか3試合の登板に終わった。「この4年間何もできなかった。今年こそはチームに貢献できるように頑張りたい」。背番号を「13」に変更して心機一転で臨む今季こそ、期待に応えてみせる。【鈴木正章】
◆西武木村文紀外野手がオープン戦1号を含む2安打3打点と活躍した。2回2死、ロッテ・ブランドンの初球スライダーを左翼へ同点ソロ。「うまく反応して打てました」。 4回1死一、三塁、8回1死一、三塁では、ともに内野ゴロで打点を稼いだ。「大振りせずコンパクトにいった。ああいう1点の取り方ができてよかった」と納得の表情を見せた。
◆開幕スタメン入りへ1歩前進した。ロッテ加藤翔平外野手(27)が20日、西武とのオープン戦に「2番左翼」で出場。 先制ソロを含む2安打を放ち、19日の西武戦第2打席から続く連続安打を5に伸ばした。オープン戦打率は4割9厘。2年連続の開幕スタメンが見えてきた。 初回1死、1ストライクからの2球目。高橋光の137キロのスライダーに迷わず振り抜いた。「スコアラーの行木(なめき)さんと毎日『どうしていこうか』という話ができている。自分のイメージしていたより(空振りした)初球のスライダーが速くてキレのあるスライダーだったので、自分の中でイメージを修正して打てたんじゃないかなと思います」と1球で修正し、右翼席へ運んだ。 準備と復習の積み重ねが今の結果を招いている。「何も準備せず打てるほど技術は高くない。その中で打撃コーチであったり、行木スコアラーであったり、自分の意見を交えながら話し合いができている。1打席1打席、準備と反復というか反省ができているのがいいのかなと思います」。強制されるわけではなく、自分の考えも伝えながら準備することが好調の要因だ。 今季の外野の定位置は、オープン戦打率4割6分7厘の角中は当確。移籍2年目の岡が14日の台湾・ラミゴとの交流試合で5安打を放つなど、1番を任されることが多かったが、ここ4試合では11打数1安打と調子を落としている。井口監督は「外野陣の中では角中と(加藤)翔平が調子がいい。加藤の1番も考えられるし、出塁率の高い選手を1番にと考えてる」と加藤の1番起用も示唆。実績の荻野、打撃好調の清田、ルーキー藤原を含め、残り3試合で調子のいい選手を見極める。 これまで先発出場したオープン戦では2番を任されることが多かった加藤は「展開によっては考え方を変えないといけないこともあるが、根本的にはどんどん振っていくことが大事。『初球から振れていないことが多い』という監督のコメントとかを見ている。初球から振っていくスタイルは、1番だろうが、2番だろうが、下位打線だろうが変えずに、どんな打順だろうとやっていきたい」。加藤翔平は準備と積極性で開幕スタメンを射止める。
◆ロッテの加藤翔平外野手(27)が20日、西武とのオープン戦(メットライフ)に「2番・右翼」で先発し、先制本塁打を含む2打数2安打1盗塁と躍動した。 一回1死走者なしから、西武先発・高橋光の甘く入ったスライダーを右翼席へ運び、オープン戦初本塁打を放った。さらに四回先頭の第2打席でも中前打を放つと、二盗にも成功し、チャンスを演出した。六回に代打を送られ、ベンチへ下がった。 これで最近3試合は11打数7安打。打率は・636と猛アピールを見せている。開幕前日の28日に28歳の誕生日を迎える加藤が、経験豊富な荻野、キャンプから好アピールが続く岡、そしてD1位・藤原(大阪桐蔭高)らとの競争を勝ち抜き、開幕スタメンを目指す。
◆ロッテの新外国人左腕のブランドン・マン投手(34)が20日、西武とのオープン戦(メットライフ)に先発し、4回5安打2失点、5奪三振の投球を披露した。 「ベストではなかったけれど、西武を相手に4回、相手を知る上でも投げられてよかった」 開幕前最後となる登板。一回先頭の金子侑に四球で出塁を許すも、得意のスライダーで源田、森から三振を奪うなど無失点で切り抜けた。 「今考えればもったいなかった」と二回に8番・木村に甘く入った初球のスライダーを左翼席へ運ばれ、四回にも併殺崩れの間に失点したが、西武が誇る強力"獅子おどし打線"に対し、中村から2つ、山川から1つを含む5つの三振を奪った。 「スライダーはそんなによくなかったが、真っすぐは走っていたし、チェンジアップもよかった。きょう投げられなかった部分は、しっかりシーズンで出せるように、自分のできることをやって調整したい」と貴重な先発左腕はシーズンでの投球を見据えた。
◆「8番・右翼」で先発した木村が、4打数2安打3打点。二回は左翼席へ同点ソロ、六回は右前打。四、八回の打席では、いずれも内野ゴロで打点を稼いだ。「この状態を継続して、開幕に向かいたいです」と納得の表情。辻監督は、右翼のレギュラーが決定的な男を、「頼もしいよね」と持ち上げた。
◆新外国人のブランドンが先発し、4回5安打2失点。「ベストではなかったけれど、西武を相手に4回、相手を知る上でも投げられてよかった」。強力打線から5三振を奪った左腕に、井口監督は「三振も取れていましたし、ローテーションでいける」と評価。開幕ローテはD3位・小島(早大)、二木、種市らで残り1枠を争う形となった。
◆西武の5年目右腕、高橋光成投手(22)が7回5安打1失点と好投。開幕ローテーション入りを確実にした。「ピンチはあったけど、力を入れすぎず、気を緩めすぎず、粘り強く投げられました」。 ロッテ打線が早打ちと判断すると、ストライク先行でテンポよく球を低めに集めた。最速は149キロを計測。一回1死から加藤に先制ソロを喫したが追加点は許さず、7回を93球で投げ切った。 1月に沖縄・石垣島で菊池(現マリナーズ)らと自主トレを行った。尊敬する先輩は21日、日本でメジャーデビューを果たす。 今季初登板は、4月2-4日のロッテとの開幕2カード目(メットライフ)が有力。2013年夏の甲子園優勝投手(前橋育英高2年時)は「自分の役割を果たすだけです」と静かに牙を研ぐ。(広岡浩二) 高橋光の投球について西武・小野投手コーチ 「いいときの光成。山場を何度か乗り越える投球をした。こんな形が理想です」
<オープン戦順位表推移>
順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 (2↑) |
ソフトバンク |
8 | 3 | 0 | 0.727 (↑0.027) | - (↓0.5) |
43 (+4) | 37 (+3) | 10 (+1) | 6 (-) |
0.242 (↑0.004) | 3.270 (↑0.13) |
2 (1↓) |
広島 |
7 | 3 | 2 | 0.700 (↓0.078) | 0.5 (↑0.5) |
51 (-) | 40 (+1) | 7 (-) | 5 (+1) |
0.232 (↓0.006) | 3.280 (↑0.17) |
3 (1↓) |
楽天 |
6 | 3 | 1 | 0.667 (↓0.083) | 1 (↓0.5) |
48 (+3) | 33 (+4) | 7 (-) | 7 (+1) |
0.251 (↓0.008) | 2.830 (↓0.16) |
4 (-) |
ORIX |
7 | 4 | 2 | 0.636 (↑0.036) | 1 (↑0.5) |
50 (+2) | 40 (-) | 8 (-) | 15 (-) |
0.262 (↓0.006) | 1.940 (↑0.16) |
5 (-) |
巨人 |
8 | 5 | 0 | 0.615 (↑0.032) | 1 (↑0.5) |
52 (+6) | 51 (+3) | 10 (+1) | 10 (+2) |
0.236 (↑0.004) | 3.790 (↑0.07) |
6 (2↑) |
DeNA |
5 | 6 | 3 | 0.455 (↑0.055) | 3 (↑0.5) |
48 (+1) | 58 (-) | 11 (-) | 4 (-) |
0.247 (↑0.001) | 3.790 (↑0.31) |
6 (2↑) |
西武 |
5 | 6 | 1 | 0.455 (↑0.055) | 3 (↑0.5) |
51 (+3) | 57 (+1) | 6 (+1) | 16 (+2) |
0.254 (↑0.005) | 3.580 (↑0.24) |
8 (2↓) |
ロッテ |
4 | 6 | 1 | 0.400 (↓0.044) | 3.5 (↓0.5) |
46 (+1) | 43 (+3) | 7 (+1) | 10 (+1) |
0.238 (↓0.003) | 3.710 (↑0.03) |
9 (2↓) |
日本ハム |
3 | 5 | 2 | 0.375 (↓0.054) | 3.5 (↓0.5) |
44 (+3) | 38 (+6) | 13 (+1) | 7 (-) |
0.271 (↓0.008) | 3.870 (↓0.29) |
10 (-) |
ヤクルト |
5 | 9 | 0 | 0.357 (↓0.028) | 4.5 (↓0.5) |
59 (+1) | 70 (+10) | 13 (-) | 17 (+1) |
0.249 (↓0.006) | 4.410 (↓0.44) |
10 (-) |
中日 |
5 | 9 | 1 | 0.357 (↓0.028) | 4.5 (↓0.5) |
37 (-) | 49 (+2) | 6 (-) | 6 (-) |
0.205 (↓0.003) | 3.090 (↑0.15) |
12 (-) |
阪神 |
4 | 8 | 1 | 0.333 (↑0.06) | 4.5 (↑0.5) |
43 (+10) | 56 (+1) | 10 (+5) | 13 (-) |
0.231 (↑0.007) | 4.050 (↑0.36) |
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