| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ORIX | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 4 | 7 | 0 | 1 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | X | 5 | 6 | 0 | 2 |
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勝利投手:堀田 賢慎(1勝0敗0S) (セーブ:マルティネス(1勝1敗17S)) 敗戦投手:椋木 蓮(1勝2敗1S) 本塁打 | |||||||||||||
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◆巨人が逆転勝利。巨人は0-3の7回裏、ダルベックのソロで1点を返す。再び3点差とされて迎えた8回には、代打・丸のグランドスラムが飛び出し、試合をひっくり返した。投げては、4番手・堀田が2回1失点で今季初勝利。敗れたオリックスは、2番手・椋木が痛恨の一発を浴びた。
◆巨人戸郷翔征投手(26)が危険球退場となった。2回先頭の初球、抜けたフォークが紅林弘太郎内野手(24)の頭部への死球を与えた。審判団が協議の末、危険球退場が宣告された。白井球審は「ただいまの投球を危険投球とし、戸郷投手を退場といたします」とアナウンスされた。戸郷自身の危険球退場はプロ148試合目で初で、チームでは昨年6月10日の井上以来だった。2番手で森田と交代となった。長嶋茂雄終身名誉監督が昨年、89歳で亡くなってから一周忌となったこの日の一戦は「FOR3VER 6・3 ~長嶋茂雄~」として開催されていた。
◆巨人長嶋茂雄終身名誉監督の一周忌にあたる3日、「FOR3VER 6・3~長嶋茂雄~」と題してオリックス戦が行われる。試合前練習では選手らが「FOR3VER」と書かれた追悼Tシャツを着用。試合中は選手らが左袖に「FOR3VER」のロゴワッペンを付けたユニホームを着用してプレーする。試合前から、場内は長嶋色であふれた。球団のダンスチーム「VENUS」は、佐々ノールスターズの桑田佳祐が長嶋氏をモチーフに作曲した「栄光の男」を流してのダンス。最後にはポンポンで「ミ」「ス」「タ」「-」の文字を描いた。ビジョンでは特別映像が流され、ドーム内のコンコースでは長嶋さんにまつわる展示が実施された。
◆オリックス打線にとってヒヤリとする事態が起きた。2回先頭の「4番遊撃」の紅林弘太郎内野手(24)へ巨人先発戸郷の初球131キロの変化球がすっぽ抜け、ヘルメットの左側頭部に当たった。紅林の避ける動作もあり、直撃は回避されたが、紅林はトレーナーに付き添われベンチへ。岸田護監督(45)の球審への確認があり、審判団が協議した結果、戸郷の危険球投球の判定が下された。巨人2番手投手に森田がコールされ、マウンドに上がる頃には、紅林はベンチへ復帰。一塁走者として拍手に包まれながらグラウンドへ戻った。2日の試合前に打線の軸だった森友哉捕手(30)が上半身のコンディション不良で出場登録を抹消されたばかり。オリックスは頓宮裕真捕手(29)が膝の故障で出遅れ。開幕後は大城滉二内野手(32)、広岡大志内野手(29)、杉沢龍外野手(26)らが故障などで離脱している。紅林は打線だけでなく、レギュラー遊撃手として守備の要も務める。頭部死球が大事に至らず、チームにとって幸いだった。
◆巨人長嶋茂雄終身名誉監督の一周忌となったこの日のすしレースを制したのは...。「FOR3VER 6・3 ~長嶋茂雄~」として開催された一戦。ミスターが愛したとされる「マグロ」はスタートから出遅れて首位争いから早々に脱落。エビとかんぴょうの熾烈(しれつ)な争いの末にかんぴょうが抜け出した。メモリアルゲームで今季4勝目。2着にはエビ、3着にはタマゴが入線した。今季の戦績はコハダ5勝、マグロ4勝、かんぴょう4勝、イカ3勝、エビ4勝、タマゴ3勝、アナゴ2勝、芽ネギ1勝、ウニ1勝となった。▽すしレース 4回表終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの5貫に加え、今季から新メンバーのイカ、ウニ、芽ネギ、かんぴょうの計9貫。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。今シーズンからオフィシャルプレミアムスポンサー「DAZN」が提供する「DAZN presentsすしレース」として開催される。DAZNをご利用中の方および新規ご加入いただいた方の中から、毎試合抽選で1名(13歳未満)に、その日のペア観戦チケットとすしレースへの参加券がプレゼントされる。
◆緊急登板の巨人森田駿哉投手(29)が6回につかまった。先頭のオリックス宗にこの日チーム初安打を許すと、西川、中川の3連打で先制された。さらに続く紅林も中前打で4連打。1死満塁から山中を右邪犠飛で2点目を失ったところで高梨雄平投手(33)と代わって降板となった。思わぬ緊急登板だった。2回先頭の初球、先発・戸郷翔征投手(26)の抜けたフォークが紅林弘太郎内野手(24)の頭部に激突。審判団が協議の末、頭部死球で危険球退場が宣告された。白井球審は「ただいまの投球を危険投球とし、戸郷投手を退場といたします」とアナウンスした。戸郷自身の危険球退場はプロ148試合目で初で、チームでは昨年6月10日の井上以来だった。突然のアクシデントで急きょマウンドに上がった森田は、約1カ月ぶりの1軍マウンドにも落ち着きを払ってゲームメーク。5回までは1安打も許さない、安定した投球を見せていたが、6回に相手打線に捉えられた。森田は4回1/3を投げて4安打3失点4奪三振だった。長嶋茂雄終身名誉監督が昨年、89歳で亡くなってから一周忌となったこの日の一戦は「FOR3VER 6・3 ~長嶋茂雄~」として開催されていた。
◆巨人長嶋茂雄終身名誉監督の一周忌にあたる3日、「日本生命セ・パ交流戦」のオリックス戦(東京ドーム)が「FOR3VER 6・3~長嶋茂雄~」と題して行われた。選手らが左袖に特別ロゴワッペンを付けたユニホームを着用し、「長嶋茂雄はなぜスーパースターなのか」をゆかりの人々が回答する特別演出が施された。試合は先発戸郷翔征投手(26)が2回に初の危険球で退場する展開も8回、丸佳浩外野手(37)が代打逆転満塁本塁打を放ち、記念試合を勝利で飾った。あれから1年。東京ドームにいてもいなくても、誰もが「ミスタープロ野球」の姿を思い返す日に、愛した本拠地に、愛した「3」の文字があふれた。「ありがとう!」「みんなが愛した」。スタンドのファンのボードが揺れた。長嶋さんは昨年の6月3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で89歳で死去した。戦後の復興期から高度経済成長時代の日本を照らし、巨人の監督としても5度のリーグ優勝、2度の日本一に輝いた。04年に病に倒れてからも野球界に貢献し、隆盛をもたらした最大の功労者だった。命日を皆で。選手もファンも、球団も問わず、思いをはせる日。「FOR3EVER」の「3」を左右反転して「E」とすれば「永久」になる。ON砲としてプロ野球界を引っ張ったソフトバンク王会長はこの日、語った。「野球界にとってどれほど特別な存在であったか、ますますその思いが強くなります。これからも日本野球界を見守り続けていただきたい」。後輩たちも同じ気持ちだった。この日先発した戸郷は前日2日、故人の「巨人は勝たなきゃいけない」という言葉を胸に、「長嶋さんの日、そういう試合があると特に僕らは強く思い出します。『本当に明日勝ちたい』とチーム全員が思っている」と代弁していた。勝ってファンを喜ばせる。使命感に満ちた今季5度目の登板は、2回にオリックス紅林の頭部への死球で、自身初の危険球退場となった。特別な試合で、まさかの展開。唇を強くかんで、無情な降板となった。球場にも動揺が広がった。ただ、もし長嶋氏がこの場面を見ていたら、きっとこう言うだろう。「成功は失敗のマザー」。独特な言い回しで、聞くものを明るくさせる。それも魅力だった。監督初年度75年の最下位から奇跡のリーグ優勝を果たしたのは76年。その翌年の開幕を控えての抱負で飛び出した語録だった。一周忌の失意深い失敗も、ミスターなら温かく見守っている。そして、明日も野球は続いていく。
◆背番号3のため、今日はどうしても勝ちたい4番が反撃の狼煙をあげるダルベックが9号ホームラン??巨人×オリックス#ジャイアンツ #だったらDAZN pic.twitter.com/kvBLyAM2JE
◆ミスター、感動をありがとうこんなことがあるのか打球の行方は長嶋茂雄さんの笑顔の下へ丸佳浩が逆転満塁ホームラン????巨人×オリックス#ジャイアンツ #だったらDAZN pic.twitter.com/UsZx81sWiT
◆ミスターの一周忌を劇的すぎる逆転勝利で飾った。巨人長嶋茂雄終身名誉監督が昨年、89歳で亡くなってから一周忌となったこの日の一戦は「FOR3VER 6・3 ~長嶋茂雄~」として開催された。試合はいきなりアクシデントが発生した。2回先頭の初球、先発・戸郷翔征投手(26)の抜けたフォークが紅林弘太郎内野手(24)の頭部に激突。審判団が協議の末、頭部死球で危険球退場が宣告された。白井球審から「ただいまの投球を危険投球とし、戸郷投手を退場といたします」とアナウンスされた。戸郷自身の危険球退場はプロ148試合目で初で、チームでは昨年6月10日の井上以来だった。緊急登板の森田駿哉投手(29)は5回まで無安打投球と奮闘するも、6回に捕まった。先頭のオリックス宗にこの日チーム初安打を許すと、西川、中川の3連打で先制された。さらに続く紅林も中前打で4連打。1死満塁から山中を右邪犠飛で2点目を失ったところで高梨雄平投手(33)と代わって降板となった。打線は7回1死、ボビー・ダルベック内野手(30)が右翼ポール際へ18試合ぶりとなる9号ソロで一矢報いると、3点を追う8回、1死から3連打を浴びせて満塁のチャンス。丸佳浩外野手(37)が代打で登場すると、オリックス椋木から逆転満塁ホームランを放った。長嶋茂雄氏のユニホームが飾られている右中間席におつりなしの逆転グランドスラム。バットを放り投げる確信アーチでベンチを指さした。生前には不調で苦しむ丸のもとを訪れ、ミスターから直々の打撃指導をされたこともあった。広島時代の18年、残留か移籍かの決断に揺れた中で1通の手紙が届いた。「一緒に野球ができたらうれしい」。地元千葉の大先輩・長嶋茂雄氏からのシンプルでも熱いメッセージに心を震わせた。「感激しましたし、うれしかったです」と今でも大事に自宅に保管し、言葉はしっかりと胸に刻んだ関係性もあった。「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」と銘打たれた昨年8月16日阪神戦では敗戦を喫していたが、ベテランの劇的な一振りで一周忌に白星を届けた。
◆これがミスターの魔力か。巨人丸佳浩外野手(37)が代打逆転満塁ホームランを放った。3点を追う8回、1死から3連打を浴びせて満塁とすると代打で登場。長嶋茂雄氏のユニホームが飾られている右中間席におつりなしの逆転グランドスラム。バットを放り投げる確信アーチでベンチを指さした。巨人長嶋茂雄終身名誉監督が昨年、89歳で亡くなってから一周忌となったこの日の一戦は「FOR3VER 6・3 ~長嶋茂雄~」として開催されていた。生前には不調で苦しむ丸のもとを訪れ、ミスターから直々の打撃指導をされたこともあった。広島時代の18年、残留か移籍かの決断に揺れた中で1通の手紙が届いた。「一緒に野球ができたらうれしい」。地元千葉の大先輩・長嶋茂雄氏からのシンプルでも熱いメッセージに心を震わせた。「感激しましたし、うれしかったです」と今でも大事に自宅に保管し、言葉はしっかりと胸に刻んだ関係性もあった。
◆オリックス中川圭太内野手(30)が6回無死一、三塁で試合の均衡を破る先制の左前適時打を放った。巨人2番手森田の低めへのフォークを右膝をつきながら拾う技ありの一打。前日まで5試合連続マルチ安打中の好調さを見せた。中川は「低めのフォークにうまく反応することができました。(先発)曽谷が頑張っていたし、先制点になってくれて良かった」と笑顔。主軸の森友が上半身コンディション不良で離脱したが、山中の犠飛などで6回で一挙3点を奪った。
◆オリックスがリーグ3位に転落した。3点リードの8回に2番手登板した椋木蓮投手(26)がリリーフに失敗。1死から3連打を浴び満塁を背負うと、代打丸にカウント3-2から、148キロ直球を右翼スタンド中段に運ばれた。中盤まではオリックスペース。先発した曽谷龍平投手(25)が自慢のジェッスラ(ジェットコースターのように曲がるスライダー)を駆使して巨人打線を手玉に取った。坂本、キャベッジには7回までに全6打席奪三振。7回2安打1失点、2ケタ10奪三振。昨年7月11日の日本ハム戦以来、今季初の2ケタ奪三振でマウンドを椋木に託した。「最後(7回)の本塁打は悔いが残りますが、全体的にはストライク先行の投球ができていた。しっかりと打者ひとり一人と勝負できたと思います」。密度の濃い99球を投げきり、ベンチに戻ると汗を拭った。前日2日に主軸、森友哉捕手(30)が上半身コンディション不良で離脱するアクシデントに見舞われた打線も奮起した。中川圭太内野手(30)が6回無死一、三塁で均衡を破る左前先制適時打。6試合連続安打の好調さで打線をけん引した。山中の犠飛などが続き6回で一挙3点。8回には途中出場の野口智哉内野手(26)が2号ソロも空砲になった。オリックス太田(5月20日以来の実戦復帰。9回先頭代打で右二塁打)「(打てて)良かったです。(1打席目で)ライデル(マルティネス)かと思いましたが、いい球も見られて良かった」
◆ミスターの一周忌を劇的すぎる逆転勝利で飾った。巨人長嶋茂雄終身名誉監督が昨年、89歳で亡くなってから一周忌となったこの日の一戦は「FOR3VER 6・3 ~長嶋茂雄~」として開催された。打線は7回1死、ボビー・ダルベック内野手(30)が右翼ポール際へ18試合ぶりとなる9号ソロで一矢報いると、3点を追う8回、1死から3連打を浴びせて満塁のチャンス。丸佳浩外野手(37)が代打で登場すると、オリックス椋木から逆転満塁ホームランを放った。長嶋茂雄氏のユニホームが飾られている右中間席におつりなしの逆転グランドスラム。バットを放り投げる確信アーチでベンチを指さした。ヒーローインタビューでは 「長嶋さんが打たせてくれたと、僕はそう信じてます」と語った。生前には不調で苦しむ丸のもとを訪れ、ミスターから直々の打撃指導をされたこともあった。広島時代の18年、残留か移籍かの決断に揺れた中で1通の手紙が届いた。「一緒に野球ができたらうれしい」。地元千葉の大先輩・長嶋茂雄氏からのシンプルでも熱いメッセージに心を震わせた。「感激しましたし、うれしかったです」と今でも大事に自宅に保管し、言葉はしっかりと胸に刻んだ関係性もあった。「長嶋茂雄終身名誉監督追悼試合」と銘打たれた昨年8月16日阪神戦では敗戦を喫していたが、ベテランの劇的な一振りで一周忌に白星を届けた。
◆これがミスターの魔力か。巨人丸佳浩外野手(37)が代打逆転満塁ホームランを放った。3点を追う8回、1死から3連打を浴びせて満塁とすると代打で登場。長嶋茂雄氏のユニホームが飾られている右中間席におつりなしの逆転グランドスラム。バットを放り投げる確信アーチでベンチを指さした。巨人長嶋茂雄終身名誉監督が昨年、89歳で亡くなってから一周忌となったこの日の一戦は「FOR3VER 6・3 ~長嶋茂雄~」として開催されていた。生前には不調で苦しむ丸のもとを訪れ、ミスターから直々の打撃指導をされたこともあった。広島時代の18年、残留か移籍かの決断に揺れた中で1通の手紙が届いた。「一緒に野球ができたらうれしい」。地元千葉の大先輩・長嶋茂雄氏からのシンプルでも熱いメッセージに心を震わせた。「感激しましたし、うれしかったです」と今でも大事に自宅に保管し、言葉はしっかりと胸に刻んだ関係性もあった。お立ち台では感慨深そうに1発を振り返り「長嶋さんが打たせてくれたホームランだと僕は信じてますので本当に感謝してます。ありがとうございます」と感謝した。さらに「雲の上の存在の方なんですけどそんな方でも僕がジャイアンツにきて、たくさん指導してくださりましたし、一言一言が財産になった。今日の試合は天国からあきらめるなとずっと言ってくださってたと思う。チーム一丸となってあきらめない試合を見せることができてよかったです」と一周忌での劇的アーチを振り返った。
◆巨人橋上秀樹監督代行(60)が劇的勝利後、選手たちの戦いぶりをたたえた。3点を追う8回、1死から3連打を浴びせて満塁とすると丸佳浩外野手(37)が代打逆転満塁ホームランを放った。巨人長嶋茂雄終身名誉監督が昨年、89歳で亡くなってから一周忌となったこの日の一戦は「FOR3VER 6・3 ~長嶋茂雄~」として開催されていた。橋上監督代行は「選手が非常に頼もしく感じますし、誇らしく感じます。長嶋さんが見てくれてこういう試合になったかなと。最高の形で勝利を届けることができた」とうなずいた。
◆ミスターの一周忌を劇的すぎる逆転勝利で飾った。巨人丸佳浩外野手(37)が代打逆転満塁ホームランを放った。3点を追う8回、1死から3連打を浴びせて満塁とすると代打で登場。長嶋茂雄氏のユニホームが飾られている右中間席におつりなしの逆転グランドスラム。バットを放り投げる確信アーチでベンチを指さした。丸が8回に代打逆転満塁本塁打。丸の代打満塁弾は広島時代の13年5月12日中日戦、巨人移籍後の23年6月8日オリックス戦に次いで3本目(満塁弾は代打以外も含めて6本目)。代打満塁弾を通算3本は、町田(広島)と藤井(オリックス)の4本に次ぎ、佐藤竹(近鉄)の3本に並ぶ歴代3位タイ。巨人在籍時に2本打ったのは71、73年広野、84、89年駒田、90、95年吉村、07、11年矢野に次いで5人目だ。また、この日はスコア1-4からの1発。3点差をひっくり返す代打満塁弾は23年9月3日知野(DeNA)以来13本目で、巨人では56年3月25日樋笠、07年5月31日矢野に次ぐ3本目。
◆巨人戸郷翔征投手(26)が自身初の危険球退場を猛省した。1回を3者凡退と上々の立ち上がりも、2回先頭の初球に抜けたフォークがオリックス紅林の頭部に激突。審判団が協議の末、頭部死球で危険球退場が宣告された。プロ148試合目で初の事態となり「紅林選手とチームに申し訳なかったです」と謝罪した。
◆巨人長嶋茂雄終身名誉監督の一周忌となったこの日の一戦、巨人の攻撃前には毎イニングごとにミスターをよく知るレジェンドたちが「長嶋茂雄はなぜスーパースターなのか」という問いに対する返答が映し出された。合計7人からの回答にスターぶりがにじんだ。1回王貞治「ファンの心に飛び込むというか、次は何をやってくれるのだろうかと思わせるプレーヤーだった」2回堀内恒夫「長嶋さんの常識を越えたプレーも巨人の野球であり、ファンの心をつかんだ」3回松井秀喜「常に前を向いて『自分たちはできる』という姿勢を崩さないんです。そこが本当に魅力的でした」4回高橋由伸「勝つことに徹するという勝負の厳しさに加え、ファンに見せる、あるいは見られているというプロ野球選手としてのあるべき姿」5回張本勲「ファンのための選手なんだと痛感させられました。野球人の神髄を教えられました」6回中畑清「プロ野球人生がスタートしたタイミングでの伊東キャンプだった。あの練習に耐えることができて、野球人生で一番の宝物になった」7回ラッキーセブンの闘魂こめてのためなし8回原辰徳「未来永劫語り継がれる野球人であり、人間長嶋茂雄である」
◆巨人森田駿哉投手(29)が緊急登板で役割を果たした。2回先頭、先発戸郷が危険球退場となってから唯一投手陣で待機していた左腕がブルペンで準備。投球練習もあわせて約20球、肩を作る準備もでき「まさかだったんですけど、1人目からある程度自分のボールが投げられた」と5回まで無安打投球でゲームメーク。6回に3失点も橋上監督代行は「急きょでしたけどしっかり投げてくれた」と感謝した。
◆オリックスは、痛恨の逆転負けで巨人に連敗した。3点リードの8回にセットアッパー椋木蓮投手(26)を投入したが1死から3連打を浴び代打丸に満塁弾を被弾。今季2度目の救援失敗に右腕は「明日リベンジできるように頑張っていきたい」と前を向いた。岸田監督も「あそこまでやられると思わなかった。球自体は出力的に悪くはなかった。切り替えてやってもらう」と椋木への信頼は揺らがなかった。オリックス太田(5月20日以来の実戦復帰。9回先頭代打で右二塁打)「(打てて)良かったです。(1打席目で)ライデル(マルティネス)かと思いましたが、いい球も見られて良かった」
◆オリックスが痛恨の逆転負けで巨人に連敗した。3点リードの8回に2番手登板したのは今季からセットアッパーを務める椋木蓮投手(26)。1死から3連打を浴び満塁を背負うと、代打丸にカウント3-2から、148キロ直球を右翼スタンド中段に運ばれた。「打たれた球はちょっと覚えていないです。明日リベンジできるように頑張っていきたい」と椋木。4月28日のソフトバンク戦以来、今季2度目の救援失敗。9試合連続ホールドが途切れた8回の男は、24時間後の再出発へ切り替えた。岸田護監督(45)も「あそこまでやられると思わなかったですけどね。球自体は出力的に悪くはなかった。やられた原因は何かしらあるんでしょうから。切り替えて、やってもらわないといけない」と、椋木への信頼は揺らがなかった。先発した曽谷龍平投手(25)が宝刀スライダーを軸に7回2安打1失点10奪三振と試合をけん引。打線も中川圭太内野手(30)の6回先制打から3点を奪い、途中出場の野口智哉内野手(26)が2号ソロも放った。「打線は集中して点を取ったところと、野口の1発もものすごく大きかった」。指揮官は連敗の悔しさを4日の3戦目にぶつける。オリックス太田(5月20日以来の実戦復帰。9回先頭代打で右二塁打)「(打てて)良かったです。(1打席目で)ライデル(マルティネス)かと思いましたが、いい球も見られて良かった」
◆ミスターが打たせてくれた-。巨人長嶋茂雄終身名誉監督の一周忌にあたる3日、「日本生命セ・パ交流戦」のオリックス戦(東京ドーム)を「FOR3VER 6・3~長嶋茂雄~」として開催。3点を追う8回、丸佳浩外野手(37)が代打逆転満塁本塁打を放った。広島から巨人に移籍する18年オフに直筆の手紙をもらい、直接指導も受けた。この世を去って1年。いまも見守ってくれていると信じ、劇的勝利に導いた。丸には聞こえていた。「諦めるな!」。ミスターなら何と言うか、どう劣勢に向き合うか-。1人だけではなかった。東京ドームにいた誰もが、日本中で試合を見守った人々が、勝利へ最後まで諦めない「燃える男」を思い返していた。3点を追う8回、1死から3連打を浴びせて満塁とした。丸が代打で打席に入った。カウント3-2からオリックス椋木の直球を捉えた。「いったかな」。長嶋さんの「3」のユニホームが飾られる右中間席への確信弾。さらに、もう1つ、確信があった。「長嶋さんが打たせてくれたホームランだと僕は信じています。感謝したいです」。恩は一生忘れない。18年、広島に残留か移籍かの決断に揺れた中で1通の手紙が届いた。「一緒に野球ができたらうれしい」。地元千葉の先輩であり、幼少期の東京ドーム初観戦時の巨人監督だった長嶋さんからの熱い"恋文"に移籍を決断した。不調で苦しむ中、「夢のような時間だった」と直々の打撃指導をされたことも。この日も教えを思い返し、試合に臨んでいた。「誰も触れられない所に置いてあります」と手紙は自宅で大切に保管する。お立ち台では「今日も本当に最後までたくさんのご声援、本当にありがとうございました」と、何よりもファンを第一にした故人と同じように手を振った。球団職員が「今日は333人です」と意気に計算したファンとハイタッチした。場内を一周し終え、「3」が掲げられた右翼席に深々と一礼した。昨年6月8日、長嶋さんの棺を乗せた車が試合中の東京ドーム場外を一周した。その直後に丸らが本塁打を放った。この日は、選手、指導陣は「永久に不滅です」の名言と背番号をかけた「FOR3VER」のロゴワッペンが付いたユニホームを着用していた。「本当に偉大な方、目に見えないパワーをすごく持ってらっしゃる方だった。今日、選手だけじゃなく、球場の皆さんも何か違った思いでいたのかな」不思議だが、確かなことはある。いまもミスターは野球を見守り、野球は続いていく。【阿部健吾】∇巨人ダルベック(7回1死、無失点投球だったオリックス曽谷から反撃ののろしをあげる9号ソロ。長嶋茂雄氏について)「日本の野球界にとって非常に重要な存在っていうのは心得てますので、命日にこうやって打てたのは、自分にとっても非常に大きい意味を持ってます」∇巨人橋上監督代行(長嶋茂雄氏の一周忌での劇的逆転勝利に)「私もベンチにいながら、鳥肌が立つような感じも受けました。長嶋さんがよくおっしゃっていましたけど、ドラマですよね。なかなかこんなドラマ書きづらいなと。いい形で勝つことができましたのは、ホッとしましたし、良かったなと思います」
◆巨人は終身名誉監督の長嶋茂雄さんの一周忌で「FOR3VER 6.3~長嶋茂雄~」と銘打ち、特別試合として開催し、選手らが左袖に追悼のロゴワッペンが付いたユニホームを着用する。長嶋さんの定位置だった三塁では坂本勇人内野手(37)が2試合連続で先発起用された。右翼には佐々木が入り、浦田は2番に打順を上げた。
◆4日のオリックス戦(東京ドーム)に先発する巨人・田中将大投手(37)が3日、登板に向けて調整した。直近3試合はすべて3失点以上。5月1日の阪神戦で3勝目を挙げてから約1カ月、白星から遠ざかっており「悔しい結果が続いているので、何とかしたい気持ち」と力を込めた。2日の同戦では古巣楽天でもともにプレーした則本が移籍後初勝利。「どういう状況であれ前向きでい続けたのはさすが」と戦友の好投を励みにマウンドに上がる。
◆巨人は終身名誉監督の長嶋茂雄さんの一周忌で「FOR3VER 6.3~長嶋茂雄~」と銘打ち、特別試合として開催し、選手らが左袖に追悼のロゴワッペンが付いたユニホームを着用した。巨人は戸郷翔征投手が先発。二回先頭の紅林への投球が抜け、頭部をかすめる死球に。オリックスの岸田監督が球審の白井に詰め寄り、審判団で協議を行った後、危険球退場処分に。場内に「球審の白井です。協議の結果、危険投球とし、戸郷投手を退場といたします」と説明した。場内がどよめきに包まれる中、一回を三者凡退でスタートした右腕が、わずか14球でマウンドを降りる非常事態となった。
◆特別な一戦は、まさかの幕開けとなった。元巨人監督の長嶋茂雄さんの一周忌に「FOR3VER 6.3~長嶋茂雄~」と銘打ち開催された特別試合。先発の戸郷翔征投手(26)が危険球退場となり、わずか14球で降板を余儀なくされた。右腕は不振による開幕2軍スタートからはい上がり、5月19日のヤクルト戦で挙げた今季初勝利から2連勝。勢いに乗って迎えた重要な一戦の先発登板に「そういう日に投げられることはすごく光栄に思いますし、何とか勝利をもたらすことができたら一番いい」と決意して臨んだ。一回は強力なオリックスの上位打線を、13球で三者凡退に仕留めた。抜群の立ち上がりに、巨人ファンの期待も高まった中で迎えた二回。アクシデントが発生した。先頭の紅林への1球目、変化球がすっぽ抜け、打者のヘルメットをかすめた。一度は死球の判定のみだったが、オリックス・岸田監督が責任審判の球審・白井に詰め寄り、審判団の協議が行われた。輪が解けると、白井は「協議の結果、危険投球とし、戸郷投手を退場といたします」と説明。戸郷は危険球退場となった。場内はどよめきに包まれ、緊急登板となった2番手森田がグラウンドに姿を見せるまでには時間を要した。そのベンチのばたつきも、非常事態ぶりを物語っていた。(浜浦日向)
◆巨人は終身名誉監督の長嶋茂雄さんの一周忌で「FOR3VER 6.3~長嶋茂雄~」と銘打ち、特別試合として開催した。二回、巨人の先発・戸郷翔征投手(26)がわずか14球で危険球退場となるアクシデントが発生した。0―0の二回表。先頭のオリックス・紅林への投球がすっぽ抜け、頭部のヘルメットをかすめる死球となった。オリックスのトレーナーが紅林のもとへ向かうとともに、岸田監督がベンチを出て球審の白井に詰め寄った。その後、審判団が集まり協議が行われ、危険球退場処分が下った。責任審判でもある白井がマイクを取り、場内に「球審の白井です。協議の結果、ただいまの投球を危険投球とし、戸郷投手を退場といたします」と説明すると、東京ドームのスタンドからどよめきと悲鳴が起こり、一時騒然となった。
◆巨人・森田駿哉投手(29)が危険球退場の戸郷に代わり、0-0の二回無死一塁から緊急登板。4回1/3を投げ、4安打3失点で降板した。5月29日の1軍昇格後初登板となった左腕は、戸郷が二回先頭の紅林への頭部への死球で危険球退場を宣告された緊急事態で急きょマウンドに上がった。5月10日の中日戦以来となる1軍マウンドとなったが、ストライク先行の投球で五回まで無安打で12個のアウトを奪う好投を見せた。しかし、0-0の六回、先頭の宗に初安打を許すと、そのまま4連打を浴びて2失点。なおも1死二、三塁となったところで高梨と交代。高梨の押し出し四球で記録は3失点となった。
◆巨人は橋上秀樹監督代行の采配が裏目に出て、手痛い追加点を与えた。先発の戸郷が危険球退場により二回で降板。緊急登板した2番手森田が好投を見せたが、5イニング目に突入した六回に4連打と犠飛で2点の先制を許した。3番手で投入した高梨が6番西野を左邪飛に抑え、2死二、三塁となった場面で、橋上監督代行がベンチを出て7番若月を申告敬遠した。満塁となり8番渡部との勝負を選んだが、高梨が押し出し四球を与える結果となり、この回一挙3失点を喫した。
◆巨人のボビー・ダルベック内野手(30)=前ロイヤルズ傘下=が「4番・一塁」で先発し、0ー3の七回1死走者なしの場面で左腕の曽谷から第9号ソロを放った。直球を右翼席へ。3試合ぶりの安打は、5月10日の中日戦(バンテリンドーム)以来の一発となった。「いい角度で飛んでくれたね」と六回まで1安打に抑えれこまれていた打線に反撃ののろしを上げた。
◆巨人・丸佳浩外野手(37)が1―4の八回、1死満塁の好機に代打で登場。2番手椋木から逆転満塁本塁打を放った。ベテランの劇的な一打に、場内は大盛り上がりを見せた。この日は、終身名誉監督の長嶋茂雄さんの一周忌で「FOR3VER 6.3~長嶋茂雄~」と銘打ち、特別試合として開催。選手らが左袖に追悼のロゴワッペンが付いたユニホームを着用した。丸は2018年オフにFA宣言し、広島残留を含め、ロッテ、巨人との3球団で迷った末に巨人入りを決断。移籍後の囲み取材で、長嶋さんから贈られた直筆手紙に背中を押されたことを明かしていた。丸は昨年6月7日の楽天戦で、長嶋氏の棺を乗せた車が午後3時13分から24分の間に東京ドームを周回した試合でも本塁打。この日の劇的な代打満塁本塁打もまるで〝奇跡〟のように、右翼席上部にある長嶋さんの「SECOM」の広告看板のもとへと飛んでいった。
◆巨人が逆転勝ち。1―4の八回に1死から3連打で塁を埋め、代打の丸が3年ぶりの満塁本塁打を放った。戸郷が二回に危険球退場も継投でつなぎ、4番手で2回1失点の堀田が2年ぶりの白星。オリックスは椋木が誤算だった。
◆巨人は終身名誉監督だった長嶋茂雄さんの一周忌で「FOR3VER 6.3~長嶋茂雄~」と銘打たれた一戦に逆転勝利を飾った。1-4の八回1死満塁で代打起用された丸佳浩外野手(36)が超劇的な逆転決勝の満塁本塁打を放った。橋上秀樹監督代行(60)は「選手を頼もしく、誇らしく感じます。長嶋さんが見ていてくれてこういう試合になったのかな。私もベンチにいながらでしたけど、ちょっと鳥肌が立つような感じも受けました。長嶋さんがよくおっしゃった『ドラマ』ですよね。なかなか、こんなドラマも書きづらい(ほどに劇的)という感じ。きょうの日に勝てたのは非常に良かった」と興奮気味に語った。先発した戸郷が二回先頭のオリックス・紅林の頭部に死球を当てて危険球退場となるアクシデントが起きた。指揮官は「ちょっと不運でしたけどね。仕方ない。緊急登板になった森田投手がしっかり放ってくれた。そこは今日の試合の中では非常に大きなポイントの一つだった」と緊急登板して4回と1/4を3失点だった左腕、森田をねぎらった。
◆巨人は終身名誉監督だった長嶋茂雄さんの一周忌で「FOR3VER 6.3~長嶋茂雄~」と銘打たれた一戦に逆転勝利を飾った。1-4の八回1死満塁で代打起用された丸佳浩外野手(37)が劇的すぎる決勝の逆転満塁本塁打を放った。以下、ヒーローインタビューの一問一答――これは、現実ですよね「多分そうだと思います」――スタメンではない中で、戦況をどのように見守っていた「本当に最後までね、一人も諦めることなく臨めた試合だと思いますし。そういった意味では僕もあの場面、みんながつないでくれたので、しっかり僕もいい形で次の打者につなげられたらと思ったんですけど、本当に最高の結果になってよかったです」――打った後、スキップしているようにも見えたが「そうですね。最近あんまりホームラン打ててないんで、ホームランの感触のときの走り方をちょっと忘れてました。すいません」――打球は長嶋茂雄さんの?笑む看板の方向へ「本当に、今日の試合を天国から諦めるなとずっと言って下さったと思うので。チーム一丸になって、諦めない姿勢をお見せすることができて、本当に良かったです。ありがとうございます」――あの本塁打は、なぜ打てたと思いますか「本当にね、長嶋さんが打たせてくれたホームランだと、僕はそう信じていますので。本当に感謝したいと思います」――直接指導を受けたこともある長嶋さんはどんな存在「本当に雲の上のような存在な方なんですけど、そんな方でも僕がジャイアンツに来たときに、たくさんご指導いただきましたし、本当にその一言一言が、僕の大きな財産になっているので、そういった意味でもこういう結果を出せて本当に良かったなと思います。ありがとうございます」――ホームランボールが手元に。触ってみていかがですか「いや、これどうしたらいいですかね(笑)。僕が持って帰るのもちょっと恐れ多いので、みんなと相談して決めたいと思います」――最後に、ファンの皆さまへのメッセージ「今日も本当に最後までたくさんのご声援、本当にありがとうございました。チームはなかなか苦しい戦いが続いてますけど、今日のように、チーム一丸になって最後まで諦めることなく、戦っていきたいと思います。また明日も頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします!」
◆メークドラマだ!! 巨人は肺炎のため89歳で死去した元監督、長嶋茂雄さんの一周忌となった3日、オリックス2回戦(東京ドーム)を「FOR3VER 6・3~長嶋茂雄~」と銘打ち、特別試合として開催。丸佳浩外野手(37)が八回、劇的な代打逆転満塁本塁打を放った。ミスターが掲げた、最後まで諦めない野球を体現し、5―4で白星を届けた。まるで運命に導かれるように―。白球は長嶋さんがほほ笑む「SECOM」の看板下、ミスターが愛した巨人ファンで埋め尽くされた右翼席の中心へ消えた。一周忌。特別な一戦で、丸が奇跡の代打逆転満塁弾。「長嶋さんが打たせてくれたホームラン。僕はそう信じているので。本当に感謝したい」。深々と頭を下げたヒーローは、万雷の拍手を浴びた。先発の戸郷が二回、14球で危険球退場となる非常事態。それでも、背番号8は静かに出番を待った。1―4の八回1死満塁。代打で登場したベテランは追い込まれても低めの変化球を2球、冷静に見極め、直球を一振りで仕留めた。大逆転劇に「(長嶋さんが)天国から諦めるなとずっと言ってくださったと思うので、チーム一丸になって諦めない姿勢をお見せすることができて本当によかった」と胸を張った。同じ千葉県出身の長嶋さんは、丸にとってずっと偉大な存在。熱狂的な〝長嶋信者〟だった父親の影響もあり、少年時代に長嶋巨人が優勝を決めた際、風呂場で〝祝勝会〟をして母親に怒られたこともある。2018年オフ。広島からFA宣言をしたとき、ミスターから届いた直筆の手紙が巨人移籍の決め手となった。手紙は今も「触ったら駄目。誰も触れないところに置いてある」と読み返すよりも大切に保管している。21年の不振による2軍調整時に『(スイング時に)腹に力を入れろ』などと直接指導を受けた。「本当に夢のような時間だった。きょう、こういう試合に入るにあたって、そのことを思い出しながら練習した。それが本当にここ一番で最高の結果になってくれた」と改めて感謝した。丸は昨年6月にも、長嶋さんの棺が東京ドームを周回したタイミングで2者連続本塁打を記録した。運命的なめぐりあわせに橋上監督代行は「鳥肌が立つような感じ。長嶋さんがよくおっしゃっていましたけど、ドラマですよね。なかなか、こんなドラマは書きづらい」とうなった。脚本なき舞台で主役になった37歳は言った―。「きょうのように劣勢だとしても、最後まで諦めずに戦い抜くというのは巨人軍として欠かせないものだと思う」。長嶋さんの魂は、永久に不滅だった。(浜浦日向)
◆巨人は肺炎のため89歳で死去した元監督、長嶋茂雄さんの一周忌となった3日、オリックス2回戦を「FOR3VER 6・3~長嶋茂雄~」と銘打ち、特別試合として開催。丸佳浩外野手(37)が八回、劇的な代打逆転満塁本塁打を放った。ミスターが掲げた、最後まで諦めない野球を体現し、5―4で白星を届けた。?巨人・丸が1-4の八回に代打で登場し逆転満塁本塁打。3点ビハインドをひっくり返す代打逆転満塁本塁打は、2023年9月3日のDeNA・知野直人(対巨人)以来3年ぶり史上13本目。巨人では1956年3月25日の樋笠一夫(対中日、サヨナラ弾)、07年5月31日の矢野謙次(対ソフトバンク)に次いで19年ぶり3本目。?代打満塁本塁打は、23年9月21日の巨人・大城卓三(対阪神)以来3年ぶり史上194本目。丸自身は広島在籍時の13年5月12日の中日戦、巨人では23年6月8日のオリックス戦に次いで3年ぶり3本目。通算3本は広島・町田公二郎、オリックス・藤井康雄の各4本に次ぐ、近鉄・佐藤竹秀と並ぶ歴代3位。
◆巨人・杉内俊哉投手チーフコーチ(45)が、二回途中で危険球退場となった戸郷翔征投手(26)について「責任を感じているでしょうね」と言及した。14球での降板となり、報道陣から「次回登板は間隔を詰めるか」と聞かれると、「考えます」とお茶を濁した。また、戸郷に代わって緊急登板し、4回1/3を投げ、4安打3失点と粘投した森田駿哉投手(29)には杉内コーチは「よく投げてくれた。先発だと思って投げろと言っていた」と評価した。5月29日の1軍昇格後初登板となったことについては、「本当はもっと楽な場面で投げさせたかった。(本人も)『今日か...』と思っていたと思う」と苦笑いした。森田は今季1軍初先発となった5月10日は五回途中4失点だった一方、ファーム再調整期間中に先発した2試合はいずれもクオリティースタート(先発で6回以上、自責点3以下)を記録している。「本人も先発を目指してやっていると思う。こういうところで結果を出して、いつかはローテーションを回れる投手になってほしい」と期待を寄せた。
◆長嶋さんの一周忌となった一戦で先発した巨人・戸郷翔征投手(26)だったが、二回先頭の紅林の頭部に死球を当てて危険球退場となった。一回を三者凡退で抑えただけに、わずか14球での降板に「紅林選手とチームに申し訳ないです」と謝罪した。杉内投手チーフコーチは「責任を感じているでしょう」とおもんばかった。
◆オリックスは3点リードの八回に椋木が痛恨の逆転満塁本塁打を浴びた。1死満塁で代打の丸を追い込んだが、勝負球の変化球を見逃されてフルカウントに。最後は低め速球を右翼席に運ばれた。「あした、リベンジできるように頑張りたい」と声を絞り出した。抑えのマチャドにつなぐセットアッパーとして、試合前まで防御率1点台と安定した投球を続けていた。岸田監督は「あそこまでやられるとは思わなかった。切り替えてやってくれると思う」と奮起に期待した。(共同)
◆長嶋さんがご健在のときと、亡くなった後で、巨人に変化はあるのか。即答する。ある!「永久に不滅です」の名言通り、巨人にはプライドがあり、イズムが流れていた。それが今は感じられない。他の11球団と横並びになっている。長嶋さんは常に前向きで、悲観的なことを口にしなかった。注目度の高さと、影響力の強さは、他に類を見なかった。それだけに、追悼ゲームで、完全な負けパターンを劇的にひっくり返し、より注目を集める結果になったのは、不思議な力が作用したとしか考えられない。あれは丸のホームランというより、長嶋さんのホームランと呼びたくなるほどだ。緩めの展開を見せられることが多かった巨人で、久々にシビれるゲーム。この1勝を境に、チーム全員で改めて、巨人のステータスを見直したらどうだろう。私は昨年6月3日の追悼文でこう記した。長嶋さんが行くところ、動くところ、カメラのフラッシュがたかれたような感覚になる。長嶋さんご自身も、まさにフラッシュ。スポーツ界を、日本を明るく照らしてくれた-と。今年はサッカーのW杯を間近に控えている。長嶋さんは天国で、スポーツ全般の隆盛を喜ばれているとは思う。同時に、巨人と国内プロ野球が埋没することなく話題の中心にあれ、と願っているとも思う。そう。巨人には突出していてもらいたい。(サンケイスポーツ専属評論家)
<交流戦順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
ソフトバンク |
7 | 1 | 0 | 0.875 (↑0.018) | - (-) |
10 | 37 (+8) | 20 (+5) | 9 (-) | 8 (+2) |
0.265 (↑0.001) | 2.340 (↓0.31) |
| 2 (-) |
西武 |
5 | 1 | 1 | 0.833 (↑0.033) | 1 (-) |
11 | 34 (+3) | 15 (+2) | 7 (+1) | 5 (+1) |
0.260 (↓0.01) | 1.850 (↓0.02) |
| 3 (-) |
ロッテ |
5 | 3 | 0 | 0.625 (↓0.089) | 2 (↓1) |
10 | 26 (-) | 16 (+1) | 3 (-) | 4 (-) |
0.225 (↓0.013) | 1.770 (↑0.09) |
| 3 (2↑) |
巨人 |
5 | 3 | 0 | 0.625 (↑0.054) | 2 (-) |
10 | 29 (+5) | 31 (+4) | 5 (+2) | 6 (+1) |
0.247 (↓0.006) | 3.930 (↓0.01) |
| 5 (1↓) |
日本ハム |
4 | 3 | 0 | 0.571 (↓0.096) | 2.5 (↓1) |
11 | 22 (+1) | 16 (+3) | 4 (-) | 2 (-) |
0.238 (↑0.005) | 2.180 (↓0.18) |
| 5 (3↑) |
ヤクルト |
4 | 3 | 1 | 0.571 (↑0.071) | 2.5 (-) |
10 | 21 (+1) | 27 (-) | 5 (+1) | 6 (+1) |
0.250 (↑0.008) | 2.570 (↑0.34) |
| 7 (2↓) |
ORIX |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↓0.071) | 3 (↓1) |
10 | 30 (+4) | 25 (+5) | 3 (+1) | 1 (-) |
0.271 (↓0.007) | 3.260 (↓0.31) |
| 7 (2↓) |
中日 |
4 | 4 | 0 | 0.500 (↓0.071) | 3 (↓1) |
10 | 26 (+5) | 25 (+8) | 6 (+1) | 3 (+1) |
0.234 (↑0.006) | 3.000 (↓0.49) |
| 9 (-) |
阪神 |
2 | 5 | 0 | 0.286 (↓0.047) | 4.5 (↓1) |
11 | 13 (+2) | 23 (+3) | 6 (+1) | 4 (-) |
0.208 (↓0.003) | 2.610 (↑0.28) |
| 10 (1↑) |
楽天 |
2 | 6 | 0 | 0.250 (↑0.107) | 5 (-) |
10 | 22 (+2) | 30 (-) | 7 (-) | 2 (-) |
0.222 (↑0.003) | 3.780 (↑0.57) |
| 10 (-) |
DeNA |
2 | 6 | 0 | 0.250 (↓0.036) | 5 (↓1) |
10 | 19 (-) | 41 (+2) | 4 (-) | 1 (-) |
0.230 (↓0.017) | 4.890 (↑0.42) |
| 12 (-) |
広島 |
1 | 6 | 0 | 0.143 (↑0.143) | 5.5 (-) |
11 | 14 (+3) | 24 (+1) | 3 (-) | 3 (+1) |
0.192 (↑0.007) | 2.850 (↑0.33) |
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
ヤクルト |
32 | 21 | 1 | 0.604 (↑0.008) | - (-) |
89 | 184 (+1) | 177 (-) | 35 (+1) | 40 (+1) |
0.244 (↑0.001) | 3.010 (↑0.06) |
| 2 (-) |
阪神 |
30 | 22 | 1 | 0.577 (↓0.011) | 1.5 (↓1) |
90 | 202 (+2) | 176 (+3) | 42 (+1) | 34 (-) |
0.252 (↓0.001) | 3.090 (↑0.04) |
| 3 (-) |
巨人 |
29 | 25 | 0 | 0.537 (↑0.009) | 3.5 (-) |
89 | 170 (+5) | 184 (+4) | 42 (+2) | 38 (+1) |
0.230 (↓0.001) | 3.210 (↓0.01) |
| 4 (-) |
DeNA |
23 | 29 | 2 | 0.442 (↓0.009) | 8.5 (↓1) |
89 | 186 (-) | 211 (+2) | 27 (-) | 26 (-) |
0.244 (↓0.003) | 3.420 (↑0.03) |
| 5 (-) |
広島 |
19 | 30 | 2 | 0.388 (↑0.013) | 11 (-) |
92 | 145 (+3) | 164 (+1) | 29 (-) | 32 (+1) |
0.214 (↑0.001) | 2.920 (↑0.04) |
| 6 (-) |
中日 |
19 | 34 | 1 | 0.358 (↓0.007) | 13 (↓1) |
89 | 182 (+5) | 206 (+8) | 39 (+1) | 22 (+1) |
0.238 (-) | 3.590 (↓0.05) |
<パ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
西武 |
32 | 21 | 2 | 0.604 (↑0.008) | - (-) |
88 | 214 (+3) | 169 (+2) | 48 (+1) | 22 (+1) |
0.251 (↓0.001) | 2.580 (↑0.02) |
| 2 (1↑) |
ソフトバンク |
30 | 23 | 0 | 0.566 (↑0.008) | 2 (-) |
90 | 231 (+8) | 191 (+5) | 50 (-) | 27 (+2) |
0.247 (-) | 3.210 (↓0.02) |
| 3 (1↓) |
ORIX |
30 | 24 | 0 | 0.556 (↓0.01) | 2.5 (↓1) |
89 | 194 (+4) | 186 (+5) | 32 (+1) | 19 (-) |
0.245 (↓0.001) | 3.330 (↓0.04) |
| 4 (-) |
日本ハム |
27 | 29 | 0 | 0.482 (↓0.009) | 6.5 (↓1) |
87 | 221 (+1) | 217 (+3) | 64 (-) | 28 (-) |
0.238 (-) | 3.700 (-) |
| 5 (-) |
ロッテ |
26 | 28 | 0 | 0.481 (↓0.01) | 6.5 (↓1) |
89 | 177 (-) | 197 (+1) | 38 (-) | 26 (-) |
0.238 (↓0.002) | 3.300 (↑0.03) |
| 6 (-) |
楽天 |
21 | 32 | 1 | 0.396 (↑0.011) | 11 (-) |
89 | 168 (+2) | 196 (-) | 37 (-) | 27 (-) |
0.241 (-) | 3.510 (↑0.07) |



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