| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | 本 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
阪神 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 7 | 0 | 0 |
巨人 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 |
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勝利投手:髙橋 遥人(1勝0敗0S) 敗戦投手:ハワード(0勝1敗0S) | |||||||||||||
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◆阪神が投手戦を制した。阪神は初回、森下の犠飛で1点を先制する。そのまま迎えた8回表には、佐藤の適時打で貴重な追加点を挙げた。投げては、先発・高橋が9回3安打無失点の完封で今季1勝目。敗れた巨人は最終回に2死二三塁の好機をつくるも、あと1本が出なかった。
◆阪神高橋遥人投手(30)が今季初打席で初安打を放った。「9番投手」で3回の第1打席に中前打。巨人ハワードの低め147キロ直球を鋭いライナー性の打球でセンターに運んだ。昨年末の「プロ野球静岡県人会野球教室」では同郷の先輩岩崎優投手(34)から"自エンゴ指令"を受けた高橋。先輩左腕から「自分は(最多でシーズン)4本なので5本打ってください」とノルマを課され、高橋も「いっぱい投げられたら4本は打てるんじゃないかと思っている」と自信を見せた。自己最多は19、20年の3安打。キャリアハイ更新に向けて、まずは今季初登板で1安打目を刻んだ。投げては3回までパーフェクト投球。9年目で初の開幕ローテーション入りを果たした左腕が上々の立ち上がりを見せた。
◆前夜はマグロの圧勝で幕を開けた「すしレース」は、2戦目を迎えた。新メンバーを加えた計9貫が横に並び、スタートを切ると、飛び出したのはコハダとマグロ。両者譲らぬ競り合いで加速していくなか、ラスト5メートルでコハダが抜け出した。最後はマグロに米粒差をつけ、逃げ切りゴールイン。今季初白星を飾った。2着にマグロ、3着にかんぴょうが入った。今季の戦績はマグロ1勝、コハダ1勝。すしレース 4回表終了時にイニング間イベントとして、米国の「ホットドッグレース」のような「すしレース」を開催している。ファン参加型のアクティベーションで出場者は「江戸前スーシーズ」に扮(ふん)して競走する。メンバーはマグロ、コハダ、タマゴ、エビ、アナゴの5貫に加え、今季から新メンバーのイカ、ウニ、芽ネギ、かんぴょうの計9貫。参加対象は公式ファンクラブ「CLUB GIANTS KIDS MEMBER」で当日の開場から1回裏終了まで応募受け付けし、東京ドーム内ファンクラブブースで抽選によって決定する。今シーズンからオフィシャルプレミアムスポンサー「DAZN」が提供する「DAZN presentsすしレース」として開催される。DAZN利用者および新規加入者の中から、毎試合抽選で1名(13歳未満)に、その日のペア観戦チケットとすしレースへの参加券がプレゼントされる。
◆巨人坂本勇人内野手(37)が今季初安打を放った。「6番三塁」で開幕戦に続いてスタメン出場し、5回1死一塁で阪神先発の高橋の変化球を中前に運んだ。チームは4回まで無安打に抑え込まれていた。1死から岸田行倫捕手(29)が内野安打でチーム初安打を放った直後に、連打で好機を広げた。前日の開幕戦で阿部慎之助監督(47)に並んで東京ドーム出場歴代1位の1019試合目となっていた。この日の試合で5回が終了し、数字は1020試合に。歴代最多出場となった。
◆阪神高橋遥人投手(30)が5回まで2安打無失点の好投を見せた。5回1死まではパーフェクト投球。1回、前夜に先頭打者本塁打を放ったトレイ・キャベッジ外野手(28)を三ゴロに仕留めると、打者13人を連続アウト。5回1死で岸田に内野安打を許し、坂本にも安打で1死一、二塁のピンチを背負ったが、後続を断ち切った。高橋は9年目で初の開幕ローテーション入り。前日は「チームが開幕する、そのチームの最初の方にこうやって投げるっていうことが初めて。そういう意味ではちょっとこう、ソワソワするなっていう感じです」と話していた。
◆巨人エルビス・ルシアーノ投手(26)が0-1の7回、2番手で来日後初となる1軍登板を果たした。先頭の小幡を直球で左飛、続く高橋は直球で見逃し三振。1番近本からは変化球を振らせ空振り三振を奪った。最速は153キロをマークし、力強さを印象づけた。ベンチに戻ると、内海投手コーチから記念のボールが手渡された。オープン戦は7試合に登板し、防御率0・00。24日には来日4年目で、支配下登録された右腕は「支配下になるよと聞いた時は、信じられないような、少し受け入れるまで時間がかかりました。それを聞いて、すぐに家族に話をして、妻と一緒に涙を流して。それぐらい本当にうれしかった」と喜んでいた。
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◆巨人スペンサー・ハワード投手(29)が6回1失点で降板。0-1のビハインドでマウンドを後続に託した。自責点0の好投だったが、移籍後初登板で初勝利とはならなかった。初回、2番中野に安打を許すと、盗塁に味方のミスが重なり1死三塁のピンチを迎えた。3番森下に変化球を左翼へ運ばれ、先制の犠飛を許した。2回以降は走者を背負いながらも粘りの投球でゼロを並べた。5回、2つの四球から2死一、二塁のピンチを招いたが、2番中野に対しチェンジアップを振らせ空振り三振。要所で踏ん張った。6回まで97球を投じ、7奪三振。「僅差であり、相手の応援が聞こえていたとはいえ、終始自分の中では落ち着いていられた」と平常心を貫いた。初めて経験した伝統の一戦に「楽しかった。そういう雰囲気の中で野球ができるのは楽しかったし、幸せなこと。大きな声援を受けているバッターと対戦して打ち取るのは気持ちがいい」と満足げに振り返った。
◆阪神中野拓夢内野手(29)が8回までに3安打で気を吐いた。「2番二塁」で出場。初回、1死から2巨人先発ハワードの139キロスライダーを右前へ。俊足飛ばして今季初盗塁を決めた。捕手の二塁送球がそれ、すかさず三塁へ。3番森下翔太外野手(25)の左犠飛で1点を先制した。3回は直球を右前へ。8回には先頭で巨人3番手中川の143キロを左翼線へ二塁打。4番佐藤輝明内野手(27)の右前適時打で一気に生還した。二塁守備では初回、巨人松本の痛烈な打球をジャンピングキャッチ。虎のつなぎ役が走攻守でけん引した。
◆好投を続けていた阪神高橋遥人投手(29)に一瞬ひやりとするアクシデントが起きた。2点リードで迎えた8回1死、迎えた巨人中山の打球が左膝付近を直撃。一ゴロに打ち取るも、いったん治療のためベンチへと下がった。ここまで無失点の快投を続けていた左腕は、数分がたった後、問題ない様子で再びマウンドへ。続く代打丸を一ゴロに打ち取った。スタンドのファンからは大きな拍手が送られていた。
◆虎の4番が目覚めた。佐藤輝明内野手(27)は、1-0の6回1死から巨人先発ハワードの2球目、内角球を右翼へ。ダイビングキャッチを試みた右翼手のグラブを弾く二塁打。今季7打席目で初安打を放った。さらに、1-0の8回。1死二塁で巨人3番手、中川の内角高め直球を右前適時打。先発の高橋遥人投手(30)が7回まで無失点に抑えていた中、貴重な追加点で援護した。続く5番大山悠輔内野手(31)も今季8打席目で右前へ初安打。4番、5番の快音が響いた。
◆阪神が巨人に完封勝ちし、開幕カードを1勝1敗に戻した。プロ9年目で初の開幕ローテ入りを果たした高橋遥人投手(29)が快投を続け、見事な完封勝利を挙げた。初回先頭のキャベッジを初球の148キロ直球で三ゴロに打ち取ると、巨人打線を圧倒。5回1死まで1人の走者も許さない完璧な投球を見せた。阪神に移籍後初出場、初スタメンとなった伏見寅威捕手(35)も好リードし、息もぴったりだった。打線は初回1死から中野拓夢内野手(29)が右前打で出塁すると、相手の悪送球もからみ1死三塁。続く森下翔太外野手(25)が巨人ハワードから左犠飛を放ち、先制に成功した。1点リードのまま迎えた8回には、先頭中野が左翼線二塁打でチャンスをつくり、1死二塁から4番佐藤輝明内野手(27)が右前適時打を放ち大きな追加点。6回に今季初安打となる右翼への二塁打を放ってから、この日はマルチ安打をマークした。前夜は惜敗し2年ぶりに開幕戦黒星となるも、守り勝つ野球でやり返し、第3戦へつながる一戦となった。
◆巨人が完封負けを喫した。阪神先発の高橋に4回まで無安打に抑えられる劣勢。5回には1死から岸田行倫捕手(29)、坂本勇人内野手(37)の連打で一、二塁の好機をつくったが、後続が打ち取られた。3-1で勝利した前日の開幕戦からの連勝はならなかった。阿部慎之助監督(47)は「チャンスは作ったんでね。そこで1本出るか、だけなんで。もういいピッチングをされた。そのままです」と受け入れた。先発のスペンサー・ハワード投手(29)は6回1失点。初回に2番中野に安打を許すと、盗塁に味方のミスが重なり1死三塁のピンチ。3番森下に左翼への犠飛で先制点を許したが、以降は要所を締めて踏ん張った。移籍後初登板で初勝利とはならなかったが、自責点0の好投だった。指揮官も「我慢して我慢して投げてくれたんで、次につながると思います」と次戦も期待した。接戦の展開は、8回に3番手で登板した中川皓太投手(32)が1死二塁から4番佐藤輝に適時打を許して追加点を献上し、白星が遠くなった。開幕戦から2試合連続で6番三塁スタメン出場した坂本は東京ドーム出場数で歴代1位の1020試合に到達。前日に並んだ阿部監督を抜き、プロ20年目で金字塔を打ち立てた。
◆巨人田和廉投手(22)が0-2の9回、4番手でプロ初登板を果たした。先頭の高橋から直球で見逃し三振を奪うと、1番近本にはシンカーを振らせ、空振り三振。2死から中野に四球を許したが、森下を147キロ直球で三ゴロに打ち取り、1回無失点の上々デビューを果たした。早大からドラフト2位で入団したルーキーは開幕1軍入りに「緊張の中でどれだけ自分がパフォーマンスを発揮できるか、いつも通りのメンタルで挑めたら」と話していた。
◆阪神高橋遥人投手(30)が21年以来5年ぶり、3度目の完封勝利を収めた。初のセ・リーグ連覇を目指す王者阪神に今季初白星をもたらした。5回1死までパーフェクト。その後も最速150キロの速球と変化球を制球よく決めて巨人打線を封じた。2-0の9回2死二、三塁で岸田をツーシームで空振り三振に打ち取ると両手を握っておたけびを挙げた。「アドレナリンが出ていたのでめっちゃ叫んじゃいました。最終回が一番いいボールを投げられたので。すごい自信になりました。力を入れて腕を振り切れたなって。岸田選手でしたし、声援もあって、本当に気持ちが入りました。今はほっとした感じです」8回1死では中山の打球が左ひざを直撃。一度ベンチに下がったが続投した。最後まで全力で腕を振り、112球を投げ抜いた。9年目で初の開幕ローテーション入り。21年から左肘、左肘、左前腕、左肩、左前腕と手術を繰り返した。年間通して働けず、悔しい思いをしてきた。「普通は野球選手は最初からいるものなので。8年間(開幕に)いなかったのが、そもそもよくないこと。1年間、どんな形でも投げきって頑張ります」。本領発揮を期したシーズンで、これ以上ない開幕となった。
◆統一ベースを巡り、珍しいシーンがあった。阪神が初回の攻撃を終えると、球場スタッフが一塁に走った。一塁ベースを1度抜いて、もう1度さし込んだ。NPBでは今季から、1辺が7センチ超広くなった「統一ベース」を導入している。一方でアマのベースは旧来通り。各球場では、ベースのさし棒を可動式にしたり、ベースを入れる穴を2つにする、のどちらかで対応している。今回は間違って旧ベース仕様にしてプレーボールがかかったという。ファウルエリアに数センチ、ベースがはみ出しているのを、一塁塁審の川口亘太がすぐに気づいた。プレーを止めるタイミングを図っていたが、流れを止めないように配慮。イニング終了後に速やかにスタッフを呼んだ。NPB32年目の大ベテランは「もちろん、初めて見ました」と苦笑いだった。ファウル側にはみ出した部分にボールが当たっていたらどうなっていたのか。公認野球規則の5・09「アウト」の(b)(4)「規則説明B」には以下のようにある。「あるプレー中に塁のバッグまたはホームプレートが定位置から離れたとき、引き続いて、次の走者が進塁してきて、元の塁が置かれていた地点に触れるか、またはその地点にとどまれば、その走者は正規に塁に触れたもの、または正規に塁を占有したものとみなされる」バッグ(ベース)が何らかの理由でずれた場合は、本来あった位置をベースとしてみなすという規則。その逆は明記されていないが、ファウル側にはみ出した部分は「本来ないはずの場所」のため、ファウル部分はあくまでファウル。かりにその同部分に打球が当たったとしてもファウルとして扱われていたことになる。大小さまざまな影響が伝わってくる拡大ベース。開幕2戦目で起きた、まさかの珍事だった。【柏原誠】
◆阪神高橋遥人投手(30)が5年ぶり3度目の完封勝利を挙げ、雄たけびを上げた。プロ9年目で初の開幕ローテーション入り。5回1死まではパーフェクト投球。8回1死では打球が直撃するアクシデントにも見舞われながら、最後は空振り三振。チームに今季初勝利をもたらした。
◆日本ハムからトレードで加入した伏見寅威捕手(35)の阪神デビュー戦は、しびれる展開になった。開幕2戦目で先発マスクをかぶり、高橋遥人投手(30)とコンビを組んだ。球威、変化球のキレ味、制球とも文句なしだった左腕を丁寧にリードした。高橋の5年ぶりの完封がかかった9回。リードは2点。連打を浴びて1死一、二塁のピンチを招いた。前日本塁打を打っている4番のボビー・ダルベック内野手(30)はツーシームで三ゴロに打ち取った。ただ、なおも2死二、三塁。打者は5番の岸田行倫捕手(29)。引き続き、1発だけは避けなければならない。逆に本塁打以外なら長打でも単打でも同点どまりだ。もちろんこのまま逃げ切りたい。完封ならなおベスト...。そんな状況で、伏見は色気を出さず「現実」を見ていた。サヨナラさえ回避すればまだ勝つチャンスは残る。うまく当てられても同点だ。最悪、延長でも仕方ないと考えていた。「まずはチームが勝つことなので。同点になっても次の回に点が入るかもしれない。ちょっと先を見ながら。自分の中であそこのチョイスは落ち球(ツーシーム)だったなと」本塁打のリスクが低いのはこの日の高橋ならツーシームだ。直球2球で追い込んでからはツーシームを連続で要求した。140キロ台前半で鋭く沈む得意球を、左腕は要求通り、間違えることなく低めに投げ込んできた。3球目からの5球のうち4球がツーシーム。岸田もバットを投げ出すように必至についてきた。両応援団の割れるような大声援が重なり合うクライマックス。最後7球目、低く沈んだ142キロについにバットが空を切った。バッテリーは解放されたようにその場でこぶしを握り、声を上げた。藤川球児監督(45)もベンチで喜びを表現していた。「高橋と伏見が本当によく頑張ってくれました。相手の岸田選手は非常に左投手に強いのですが、うまくバッテリーでいってくれましたね」とほめたたえた。伏見はオリックス、日本ハム時代から投手の良さ、強みをうまく引き出すリードを得意としてきた。まさに面目躍如のインサイドワークだった。「今日は特別な試合だって自分に言い聞かせていて、すごく緊張感のある中で野球ができました。昨日負けていたので、今日は絶対勝つんだと、チームみんながそう向いていた。今日の勝ちは、個人的にも大きいし、チームとしても大きいかなと思っています」初めてセ・リーグに戦いの場を移したベテランが胸を張った。【柏原誠】
◆日本ハムからトレードで加入した伏見寅威捕手(35)の阪神デビュー戦は、しびれる展開になった。開幕2戦目で先発マスクをかぶり、高橋遥人投手(30)とコンビを組んだ。球威、変化球のキレ味、制球とも文句なしだった左腕を丁寧にリードした。高橋の5年ぶりの完封がかかった9回。リードは2点。連打を浴びて1死一、二塁のピンチを招いた。前日本塁打を打っている4番のボビー・ダルベック内野手(30)はツーシームで三ゴロに打ち取った。ただ、なおも2死二、三塁。打者は5番の岸田行倫捕手(29)。引き続き、1発だけは避けなければならない。逆に本塁打以外なら長打でも単打でも同点どまりだ。もちろんこのまま逃げ切りたい。完封ならなおベスト...。そんな状況で、伏見は色気を出さず「現実」を見ていた。サヨナラさえ回避すればまだ勝つチャンスは残る。うまく当てられても同点だ。最悪、延長でも仕方ないと考えていた。「まずはチームが勝つことなので。同点になっても次の回に点が入るかもしれない。ちょっと先を見ながら。自分の中であそこのチョイスは落ち球(ツーシーム)だったなと」本塁打のリスクが低いのはこの日の高橋ならツーシームだ。直球2球で追い込んでからはツーシームを連続で要求した。140キロ台前半で鋭く沈む得意球を、左腕は要求通り、間違えることなく低めに投げ込んできた。3球目からの5球のうち4球がツーシーム。岸田もバットを投げ出すように必死についてきた。両応援団の割れるような大声援が重なり合うクライマックス。最後7球目、低く沈んだ142キロについにバットが空を切った。バッテリーは解放されたようにその場でこぶしを握り、声を上げた。藤川球児監督(45)もベンチで喜びを表現していた。「高橋と伏見が本当によく頑張ってくれました。相手の岸田選手は非常に左投手に強いのですが、うまくバッテリーでいってくれましたね」とほめたたえた。伏見はオリックス、日本ハム時代から投手の良さ、強みをうまく引き出すリードを得意としてきた。まさに面目躍如のインサイドワークだった。「今日は特別な試合だって自分に言い聞かせていて、すごく緊張感のある中で野球ができました。昨日負けていたので、今日は絶対勝つんだと、チームみんながそう向いていた。今日の勝ちは、個人的にも大きいし、チームとしても大きいかなと思っています」初めてセ・リーグに戦いの場を移したベテランが胸を張った。【柏原誠】
◆もう、ガラスのエースじゃない髙橋遥人3安打完封初の開幕ローテに応える快投??巨人×阪神#阪神タイガース #だったらDAZNDAZNならキャンプ・オープン戦も見られる??? 月々2,300円(年間プラン・月々払い)? 初月無料キャンペーン中(?4/19まで)? 視聴はこちらhttps://t.co/onr1xZUtuG pic.twitter.com/Dh7DhuFs3E
◆阪神藤川球児監督(45)は、初の開幕ローテ入りを果たした左腕に最終回までを託した。この日先発マウンドに上がったのは、プロ9年目の高橋遥人投手(30)。5回1死まで1人の走者も許さない完璧な投球で、巨人打線を圧倒した。2点リードで迎えた8回1死、巨人中山の打球が左膝付近を直撃。いったん治療のためベンチへと下がったあと、再びマウンドに戻り続投となった。高橋は直後の9回表に先頭で打席に立ち、そのまま続投。終わってみれば112球、3安打完封勝利だった。藤川監督は試合後、9回続投を決めたことについて問われ「膝にボールが当たって、それが大山のファーストのところに行ってアウトになるという意味では、野球に対する運であったり、というところがこちらに向いているようにも感じましたから」と説明。「球数と相手の岸田選手とか、非常に左投手に強いのですがうまくバッテリーでいってくれましたね」と続けた。指揮官と左腕の思いが実っての今季初勝利だった。
◆阪神小幡竜平内野手(25)が歩み寄った。1-0の7回2死。先発の高橋遥人投手(30)が巨人5番、岸田行倫捕手(29)にこの試合初めて四球を与えた瞬間だった。口元にグローブを当て、小幡が高橋に声をかける。高橋はうなずいていた。「焦ってはなかったと思いますが、声をかけることで少しでも時間を取れたらいいなと思って」。間合いを作り、快投していた左腕を落ち着かせた。高橋は2死一塁で続く坂本勇人内野手(37)を初球で三ゴロに仕留めて切り抜けた。かけた言葉は一言「ゆっくりいきましょう」だった。小幡自身、開幕遊撃スタメンこそ勝ち取ったが、2試合を終えて7打数無安打。バットで結果は出なくとも華麗な守備、送球と凡事徹底で貢献する。グラウンドの動作1つ1つを首脳陣や虎党はしっかり見ている。【只松憲】
◆阪神高橋遥人投手(30)が21年以来5年ぶり、3度目の完封勝利を収めた。初のセ・リーグ連覇を目指す王者阪神に今季初白星をもたらした。高橋が21年10月2日中日戦以来、プロ3度目の完封勝ち。開幕カードで完封勝ちした阪神の投手は、08年3月30日福原が横浜戦で記録して以来、18年ぶり。福原は開幕3試合目で、2試合目以内では90年4月7日に開幕の広島戦でマークした中西以来になる。阪神が開幕で巨人と対戦したのは1リーグ時代を含め今年で16度目だが、開幕カードの巨人戦で完封勝ちは高橋が球団史上初めてだ。
◆巨人が完封負けを喫した。阪神先発の高橋に4回まで無安打に抑えられる劣勢。5回1死から岸田、坂本の連打で一、二塁の好機をつくったが、後続が打ち取られた。最終回も1死一、二塁と粘ったが、ダルベック、岸田が倒れ、開幕戦からの連勝はならず。阿部慎之助監督(47)は「チャンスは作ったんでね。そこで1本出るか、だけなんで。いいピッチングをされた。そのままです」と受け入れた。先発のハワードは6回1失点。初回に2番中野に安打を許すと、盗塁に味方のミスが重なり1死三塁のピンチ。3番森下に左翼への犠飛で先制点を許したが、以降は要所を締めて踏ん張った。移籍後初登板で初勝利とはならなかったが、自責点0の好投。初めて経験した伝統の一戦に「楽しかった。大きな声援を受けてるバッターと対戦して打ち取るのは気持ちいい」と振り返った。指揮官は「我慢して我慢して投げてくれたんで、次につながると思います」と次戦も期待した。開幕前に育成選手から支配下登録されたルシアーノ、ドラフト2位の田和が公式戦初登板を果たし、ともに1回無失点。大勢、マルティネスを欠く救援陣の中、明るい材料だった。
◆阪神高橋遥人投手(30)の球威は9回まで落ちなかった。こんな日が来るとは、なかなか想像できなかった。約6年前から暗いトンネルに入り込んだ。故障や原因不明の違和感なども重なり、ボールをうまく投げられなくなった。21年、自暴自棄になり、あてもなく寮から往復20キロの"散歩"に出たことが、のちに話題になった。「僕の暗黒期ですね。迷走していました。やっぱり投げられていないとメンタルが落ちる。また投げられなくなったら、同じことになると思います...結局、あんまり成長していないですね」と笑わせた。あてもなく遠くに行くことは嫌いではない。唯一と言っていい趣味はロングドライブ。何時間もハンドルを握り、自宅のある関西から長崎や新潟など、驚くほど遠くまで足を伸ばす。「長時間運転して、知らないところを見るのが楽しくて。気分転換になります」。運転ができる夫人も助手席にいるが、ほとんど運転席を譲ることがない。ほぼ「完投」するのが普通で、そのタフさに驚かれるという。シーズン中にはできない趣味ではあるが、来年のオフはどこに行こうかと考えることも楽しい。同じ場所にいても面白くない。自分が動けば、次々と新しい景色が見えてくる。苦しすぎたこれまでのプロ野球人生も決して悲観的にはとらえていない。もがいて、苦しんで、たくさん動き続けてきた高橋は、これから「見たことのない景色」にどんどん出会うことだろう。【柏原誠】
◆巨人坂本勇人内野手(37)が本拠地に名を刻んだ。三塁で開幕2試合連続スタメン出場し、東京ドーム通算出場数を1020試合とし、歴代単独1位となった。前日に阿部監督と並んでいた。今季初安打で20年連続安打とした日に達成。「まだプロの世界でやっているんだなという実感は、こういう成績の数字が出るときは自分で思います」。感慨深げに話した。東京ドーム初出場はプロ1年目、07年7月12日の阪神戦だった。12回に当時選手の阿部監督と交代する代走だった。「すごく覚えてますね」と思い返す。現在は監督と選手という立場だが、いまもともに勝利を目指す姿は縁を感じさせる。それから数々の偉業を遂げてきた。ただ、変わらぬ感謝をいまも抱く。「やっぱり東京ドームのジャイアンツファンは毎年、たくさん入ってますし。その中で当たり前のようにプレーしてますけど、当たり前じゃないんだなって」。この日も大声援を浴びた。ドームで応援してくれるファンの姿が、いつも原点を思い出させてくれる。
◆日本ハムからトレードで加入した伏見寅威捕手(35)がデビュー戦で大仕事をした。高橋の5年ぶりの完封がかかった9回。リードは2点。1死一、二塁のピンチで4番ダルベック内野手(30)は三ゴロ。なおも2死二、三塁で打者岸田。引き続き、1発だけは避けなければならない。逆に本塁打以外なら長打でも単打でも同点どまりだ。伏見は色気を出さず「現実」を見ていた。サヨナラさえ回避すればまだ勝つチャンスは残る。うまく当てられても同点だ。最悪、延長でも仕方ないと考えていた。「まずはチームが勝つことなので。同点になっても次の回に点が入るかもしれない。ちょっと先を見ながら。自分の中であそこのチョイスは落ち球(ツーシーム)だったなと」。直球2球で追い込んでからはツーシームを連続で要求した。3球目からの5球のうち4球がツーシーム。最後7球目、低く沈んだ142キロで空振り。その場でこぶしを握った。「特別な試合だって自分に言い聞かせていて、すごく緊張感のある中で野球ができました。今日の勝ちは、個人的にも大きいし、チームとしても大きいかなと思っています」。初めてセ・リーグに戦いの場を移したベテランが胸を張った。【柏原誠】
◆阪神森下翔太外野手(25)が初回に先制点をもたらした。1死三塁で巨人先発ハワードの低め変化球をきっちりと左翼へ運び、犠飛。「勝ったことがよかった。先制点取れたので(先発の高橋)遥人さんが粘ってくれるかなという思いもありました」。左腕を初回から援護した。27日の開幕戦でも3安打をマーク。WBCで3ランを放った若き主軸が、26年シーズンを幸先良くスタートしている。
◆4番が打てば勝つ。阪神佐藤輝明内野手(27)が今季初安打&初打点で26年チーム初白星に貢献した。2打席連続空振り三振で迎えた6回の第3打席。巨人ハワードの内角高め直球を右翼へ運び、ダイビングキャッチを試みた中山が捕球できなかった。佐藤は隙を見て二塁まで到達。開幕から7打席目で待望の初安打が長打となり「とりあえず1本出たんでね。それは良かった」とうなずいた。気分よく迎えた8回1死二塁の第4打席では右前適時打を放った。リードを2点差に広げる値千金の初打点に「しっかりいいところで回してくれたので良かったです」と主軸の役割を全うした。先発高橋は5年ぶりの完封勝利をあげたが、高橋にとっても精神的に楽になる2点目だった。昨季は40本塁打、102打点をマークし、リーグ2冠とMVPを獲得した。例年よりも注目が集まる今季は27日の開幕戦で4打数無安打。1三振、1併殺と悔しさが募った。佐藤が凡退すれば敵地でも虎党が大きなため息を漏らすが、それはスターの証拠でもある。「また明日も頑張ります」と帰路についた4番。2年連続開幕カード勝ち越しだけを見据えた。【只松憲】
◆今年も爆発の予感がする。阪神佐藤輝明内野手(27)は開幕2戦を終えて8打席に立ち、3三振。全て空振り三振だったが、振り返れば昨季も同じような走り出しだった。25年は開幕戦の初打席で右翼越え本塁打をかっ飛ばした。しかしカード3試合を終えると12打席中7打席が三振だった。さらに2カード目の初戦まで見ると16打席中、10三振。4試合を終えて打率0割6分7厘だったが、レギュラーシーズンの最終成績は言わずもがな。キャリア最多を大幅に更新する40本塁打、102打点でリーグ2冠とMVPを獲得した。同時に163三振は12球団で断トツ。三振はネガティブな結果だが、佐藤の魅力でもある。この日も2打席連続空振り三振から初安打&初打点で勝利に貢献した。29日の開幕3戦目、巨人はドラ3ルーキー山城が先発する。初物と対戦も積極的なフルスイングで勝利に導けるか。「ファンの方も注目していると思うのでいい結果を残したい」と話していた伝統の一戦の開幕カード。「K」が並んでも佐藤には期待しかない。【只松憲】
◆阪神中野拓夢内野手(29)が猛打賞の活躍で白星に貢献した。初回1死で右前打を放ち、森下の犠飛で先制のホームイン。3回にも右前打を放つと8回先頭で左翼線二塁打を放ち、佐藤の右前適時打で2点目のホームも踏んだ。得点につながる安打が続き「それが自分の役割ですし。もちろん近本さんが出ない時は自分が塁に出るという意識をより強く持ってるので。得点に絡んだことは良かったかなと思います」と胸を張った。
◆阪神高橋遥人投手(30)が21年以来5年ぶり、3度目の完封勝利を収めた。阪神高橋一問一答-最後は岸田にツーシームついて来られていたが、怖さはなかったか「結構、ついてきていたんですけど、前の打席も。その中で、自分じゃ選べなかったボールを、伏見さんが出してくれたので。本当に信じて投げ切れて良かったし。1人じゃ絶対に無理だなっていう。今日は伏見さんとだったですけど、いい(ピッチングの)時はキャッチャーの仕事で、引っ張ってくれているので。キャッチャーの人には日々感謝っていう気持ちです」-けがで苦しんだ期間が長かった。初めてつかんだ開幕ローテーションで今年にかける思いも大きい「いろんな人のおかげでまた投げられているし、ローテーションに入れたので、頑張りたいと思います」-5年ぶりの完封でスタート「出来過ぎな部分もあるし、本当に危ない打球もあったので。みんなに守ってもらって、あとは伏見さんに引っ張ってもらって、みんなのおかげかなと思います」-ヒーローインタビューは周りへの感謝を言っていたが、どんな思いから「ローテーション開幕から入ったって言われるんですけど、入れていない時も、本当にいろんな人に背中押してもらって、治療とかもそうですけど。本当に、みんなのおかげです」
◆1勝1敗で迎えた王者阪神との開幕カード3戦目。カード勝ち越しを狙う巨人の先発はドラフト3位の山城京平投手(22=亜大)。オープン戦、ファーム・リーグを含め実戦では15回2/3を無失点でシーズンインを迎えた左腕は「しっかりチームのために腕を振って、自分らしく頑張っていきます」と意気込んでいた。プロ初登板で白星を挙げられるか。打線は開幕スタメンと同じオーダー。6番から中山、坂本、浦田の並びで臨む。
◆前日27日の開幕戦で、新人として球団では64年ぶりに開幕投手を務め、6回3安打1失点で球団初、プロ野球の歴史でも1958年の杉浦忠(南海)以来となる新人の開幕戦勝利投手となった巨人のドラフト1位・竹丸和幸投手(24)=鷺宮製作所=が一夜明け、試合前に報道陣の取材に対応。「勝ててよかった。ちょっと寝るのは遅かったけど、時間はそれなりに、という感じです」と冷静に振り返った。祝福の連絡は100件以上届いたといい「まだ返し切れていないですね。(通知が)たまっているまんまです」と明かした。29日に初登板先発が見込まれる同期のD3位・山城(亜大)には「プレッシャーがほしいと言っていたので、なんかちょうどいい感じになったのかなと思います」と笑顔で〝エール〟を送った。次回は中6日で4月3日のDeNA戦での先発が見込まれる竹丸は「(次回登板が)すぐ来るので、次の試合に向けてという感じ」と早くも気持ちを切り替えていた。
◆27日の開幕戦を落とした阪神は、高橋遥人投手(30)が先発する。プロ9年目で初の開幕ローテとなった左腕が、チームに初白星をもたらす。新加入の伏見寅威捕手(34)がバッテリーを組む。打線は、昨年楽天に在籍した巨人先発・ハワードから昨年の対戦で2安打を放っている大山悠輔内野手(31)にも注目。連覇を逃した2024年は巨人戦での連敗からシーズンをスタートしており、V2逸の呪いを払拭すべく試合に臨む。
◆巨人のドラフト3位・山城京平投手(22)=亜大=は、試合前の練習で傾斜を使った投球練習を行うなど最終調整。プロ初登板先発となる29日の阪神戦へ「緊張しています。(阪神は)強力な打線が舞っているので、それに負けじと僕も腕を振って、貢献できればいい」と意気込んだ。開幕前には「開幕で竹丸さんが白星を挙げて、僕にプレッシャーを与えてくれないと。プレッシャーを与えてくれたらより一層頑張れる。竹丸さんに期待です」と語っていた左腕。同期入団の竹丸が前日の開幕戦で球団初の新人開幕戦勝利投手となり「なんか言ってましたね、僕」と苦笑い。それでも「同じルーキーとして、負けていられない。火がつきました。やっぱり何もないよりかは、竹丸さんがプレッシャーを与えてくれたので、このプレッシャーを無駄にしないで頑張ります」と気合を入れた。
◆阪神は一回、森下翔太外野手(25)の犠飛で先制に成功した。「打ったのはチェンジアップ。(中野)ムーさんがチャンスメイクしてくれたので、先制点に繋がってよかったです。ゾーンを上げて、自分のスイングを心掛けました」2番の中野拓夢内野手(29)が1死から今季初安打となる右前打で出塁すると、すかさずこちらも今季初となる盗塁に成功。捕手の送球が逸れた間に三塁まで進むと、森下がしっかりと低めの変化球を中堅に飛ばし、中野をホームに迎え入れた。1-3で敗れた開幕戦では一回に先制を許し、最後まで追いかける展開だったが、この日は幸先よく先手を取った。
◆29日の第3戦に先発する阪神・伊藤将司投手(29)が28日、東京ドームで行われた試合前練習に参加。キャッチボールなどで汗を流した。「気持ちもどんどん上がってくると思うんで、上がりすぎず、冷静に投げられたらいいなと思います」左腕は今春のオープン戦は2月21日の中日戦(北谷)で2回を投げて1安打無失点。3月は2軍戦で2試合、計9回を投げて1失点と安定感を示していた。1-3で敗れた27日の開幕戦を経て、今季の巨人打線を「一発打てるバッターもいるし、状況によっていいバッティングする、考えながら打ってくるバッターもいるんで、仕掛けが多い」と分析。2年ぶりの開幕ローテ入りを勝ち取り「いい状態でいけてますし、ここからスタートなので、しっかり勝てるようなピッチングができたらいいなと思います」と意気込んだ。
◆阪神・中野拓夢内野手(29)が守備でも魅せた。一回1死。松本剛の放った打球にジャンプ。しっかりとグラブに白球をおさめ、満面の笑みを浮かべた。一回1死で迎えた第1打席では今季初安打となる右前打を放ち、二盗も成功。相手悪送球の間に三進すると、森下の犠飛で先制のホームを踏んだ。頼れる2番打者が攻守でアシストし、高橋は一回をわずか6球で三者凡退に抑えた。
◆阪神・高橋遥人投手(30)が三回に今季初安打を放った。二回までわずか16球でパーフェクトに封じた左腕。三回先頭の打席でも輝きを放った。先発右腕・ハワードの3球目、147キロの直球をバットの先でとらえて中前打をマーク。得点にこそ?がらなかったが、昨年8月5日の中日戦(バンテリン)以来、約8カ月ぶりの安打に、スタンドが大いに沸いた。
◆巨人・坂本勇人内野手(37)が「6番・三塁」で2試合連続のスタメン出場。五回1死一塁での第2打席で好投を続けていた阪神・高橋から中前打を放ち、今季初安打をマークした。坂本はこの試合で東京ドームでの通算出場試合数が1020となり、阿部慎之助を抜いて同球場最多出場記録となった。東京ドームが開場したのと同じ1988年生まれの坂本は、青森・光星学院高から2007年に巨人入団。2年目の08年から遊撃のレギュラーをつかみ、今季がプロ20年目。この日が通算2274試合目の出場となった。安打はすべてのシーズンで放っており、20年連続安打も記録した。
◆初めて開幕ローテ入りした阪神の先発・高橋遥人投手(30)が巨人打線を圧倒。五回のピンチも切り抜けた。五回1死までパーフェクトの圧巻の投球。5番・岸田に投手強襲の内野安打で初めて出塁を許すと、続く坂本には中前に運ばれ、1死一、二塁とされた。それでも、増田陸を低めのツーシームで空振り三振。最後は中山を初球で二ゴロに仕留め、ピンチを切り抜けた。
◆阪神の佐藤輝明内野手(27)が六回、今季初安打を放った。1死で打席に立つと、ハワードの内角の直球をはじき返した。右翼手の前に上がった打球に右翼の中山がダイビングキャッチを試みるも届かず。佐藤は一気に二塁を陥れ、記録は二塁打となった。27日の開幕戦では4打数無安打。この日も2打席連続三振に倒れていたが、開幕7打席目にしてHランプをともした。
◆阪神が八回、佐藤輝明内野手(27)の適時打で貴重な追加点を奪った。1-0の八回、巨人は3番手の中川にスイッチ。先頭の中野がこの日3安打目となる、左翼線を破る二塁打でチャンスメーク。1死となって、佐藤が右前にはじき返した。中野が生還し、貴重なダメ押し点に。塁上では手を挙げてベンチからの祝福に応えた。佐藤は開幕戦で無安打だったが、六回の適時打の前の打席で今季初安打をマーク。勢いに乗った2打席連続安打で、昨季の打点王が今年最初の打点を挙げた。
◆巨人のドラフト2位・田和廉投手(22)=早大=が0―2の九回に4番手でプロ初登板。1回を無安打無失点、2奪三振のデビューを飾った。先頭の高橋を直球で見逃し三振、続く球界を代表するリードオフマンの1番近本を得意球のシンカーで3球三振に仕留めた。中野は歩かせたが、3番森下を三ゴロに打ち取った。前日27日の開幕戦では、同期入団のD1位・竹丸(鷺宮製作所)が球団史上初の新人で開幕戦の勝利投手に。29日の阪神戦は同じく同期のD3位・山城(亜大)初登板先発する。
◆阪神は中軸が生んだ2点を守り切り、2戦目で今季初白星を挙げた。自身初の開幕ローテとなった高橋遥人投手(30)が先発し、圧巻の投球を披露。五回途中まで一人の走者も許さぬ投球を見せると、五回1死一、二塁も三振、二ゴロで切り抜けた。九回には1死一、二塁のピンチを迎えたが、112球を投じて3安打無失点に抑え込み、2021年9月25日に同じ東京ドームでの巨人戦で記録して以来5年ぶりとなる完封勝利で、虎に今季初白星をもたらした。打線は一回に森下翔太外野手(25)の犠飛で先制すると、八回には佐藤輝明内野手(27)が適時打。中野拓夢内野手(29)が3安打2得点と勝利を呼び込み、自慢の上位打線が機能した。
◆阪神の先発・高橋遥人投手(30)が完封勝利を収め、チームの今季初勝利へ導いた。立ち上がりから圧巻だった。一回先頭、27日の開幕戦で村上から先頭弾を放ったキャベッジを初球で三ゴロに斬ると、わずか6球で三者凡退。その後も巨人打線に満足にスイングさせず、五回1死までパーフェクトに封じた。その五回、5番・岸田、6番・坂本に連打を浴び、1死一、二塁のピンチを背負った場面は後続を料理。八回には中山の打球が左ひざに当たるアクシデントがあったが、ベンチで治療後にマウンドに戻り、代打・丸を一ゴロに仕留めた。九回は2死二、三塁で最後は岸田を空振り三振を奪い、ゲームを締めた。度重なるけがを乗り越え、プロ9年目にして初めての開幕ローテ入りを果たした左腕。最後まで巨人打線を寄せ付けず、プロ3度目の完封勝利を収めた。
◆巨人は阪神・高橋を攻略できず完封負けを喫した。阿部慎之助監督(47)は「もう、いいピッチングをされた。そうですね。なかなか、いいのはみんな知っているんでね。けど、チャンスはああいう形で作れているので。そこは続けていきたい」と脱帽だった。2点を追う九回は安打と四球で2死二、三塁の好機を作った。昨季、高橋を相手に5打数5安打の好相性で、この日も安打を放っていた岸田がファウルで粘った末に空振り三振。あと一歩、及ばなかった。また、二塁のスタメンには前夜の開幕戦で起用した左打者の浦田から右打者の増田陸を起用。安打は出なかったが「右、左で、うまいことね、併用していければ」と方針を示した。
◆プロ9年目で初めて開幕ローテ入りした阪神・高橋遥人投手(30)が先発し、9回3安打無失点、6三振2四球、112球の熱投で自身5年ぶりの完封勝利を飾った。2-0の九回に2死二、三塁のピンチを背負ったが、最後は岸田行倫捕手(29)を空振り三振に斬り雄たけびを上げた。
◆阪神が完封で今季初勝利。高橋遥人投手(30)が3安打6奪三振2四球の圧巻のピッチングで無失点勝利を収めた。打線は一回、森下翔太外野手(25)の左犠飛で先制し、八回には佐藤輝明内野手(27)の右前適時打で加点した。
◆巨人は3安打無得点に終わり今季初黒星。阪神・高橋遥人に完封負けを喫した。2点を追う九回2死二、三塁の同点機をつくったが、好相性の岸田が三振に倒れてあと一歩及ばず。橋上秀樹オフェンスチーフは試合後「対策としては、強い真っ直ぐを打ち返す。本当に質のいい真っ直ぐで、なかなか真っすぐを狙って、真っ直ぐをはじき返せなかったですね。なかなか球威も落ちなかった」と振り返った。
◆現役時代は阪神、南海で活躍し、引退後は阪神で投手コーチやフロントでも尽力したサンケイスポーツ専属評論家の上田二朗氏(78)が、5年ぶりに完封勝利をあげた高橋遥人投手(30)に言及した。表現は良くないかもしれないが、高橋は「前日の村上の敗戦を生かした投球」だった。抜群の制球を誇る村上が、わずかに高めに浮いた球を巨人の外国人選手にスタンドまで運ばれた。東京ドームという球場が、いかに本塁打の出やすい球場か、1球の失投の怖さを再認識したのだろう。伏見とのバッテリーで「徹底して低め」を決めごとにしていたのだと思う。真っすぐも、変化球も、すべての球を膝元に投げ込んで勝負して、最後まで球が浮くことはなかった。オープン戦からの伏見とのコンビも、うまくいっていた。間合いをあけずにドンドンと投げ込むリズムが高橋にも合ったのだろう。逆に巨人打線は常にストライク先行のカウントになるから、必然的に早打ちなった。結果、少ない球数で終盤まで投げられ、完封に結び付いた。打球を左足に当てながらも「投げるんだ」という姿勢が首脳陣にも伝わったはず。この先、どんなローテーションでの起用になるかは分からないが、今年1年の活躍は保証したい。
◆阪神・高橋遥人投手(30)が先発し、9回3安打無失点、6三振2四球、112球の熱投で自身5年ぶりの完封勝利を飾った。?阪神・高橋が完封勝利。チーム開幕2試合目までに巨人から完封勝利を挙げた投手は2リーグ制(50年)以降初めてで、1リーグ時代の40年3月17日のタイガース・若林忠志(2試合目、○3-0、甲子園)、42年3月29日の大洋・三富恒雄(2試合目、○3-0、後楽園)に次いで84年ぶり3人目。阪神では40年の若林以来86年ぶり2人目。?相手が巨人に限らず、阪神の投手がチーム開幕2試合目までに完封勝利を挙げたのは、90年4月7日の中西清起(開幕戦、○9-0広島、広島市民)以来36年ぶり。?高橋の完封勝利は、21年9月25日の巨人戦(○3-0、東京ドーム)、同年10月2日の中日戦(○3-0、甲子園)に次いで5年ぶり3度目。
◆巨人D2位・田和廉投手(22)=早大=が0―2の九回に4番手でプロ初登板。1回無安打無失点、2奪三振デビューした。「マウンドに上がってからはいつも通り、周りを見て投げられた。しっかりゼロで抑えられたのは良かった」とうなずいた。1番近本はシンカーで3球三振に仕留め「自分の得意な球で空振りが奪えたのはよかった」と自信にした。
◆巨人・坂本勇人内野手(37)が「6番・三塁」で2試合連続スタメン出場し、東京ドームでの通算出場試合数を1020として、阿部慎之助監督を抜いて同球場最多記録を更新した。プロ1年目の2007年の初出場から20年目も本拠地で大歓声を浴びるチームの顔は「東京ドームのジャイアンツ戦は毎試合たくさん入っていますし、その中で当たり前のようにプレーしていますけど、これは当たり前じゃないと感じる時もたくさんある。東京ドームのお客さんを見て、いつも思っています」と感謝を口にした。五回1死一塁での第2打席で好投を続けていた阪神・高橋から中前打を放ち、20年連続となる今季初安打をマーク。勝利は届けられなかったが、1000試合以上も浴び続けてきた声援に応えた。また、この日の試合前に、昨季まで巨人でプレーした米大リーグ、ブルージェイズの岡本和真内野手(29)がメジャー初安打と含む2安打をマーク。弟分のめでたい瞬間を映像で確認した坂本は「本当に楽しそうにやっている。すごいレベルの高いところで大変なこともたくさんあると思いますけど、いいスタートを切れたのでよかった。あんな笑顔でインタビューを受けているのは初めて見た」と笑顔で語った。(谷川直之)
◆巨人は阪神・高橋を攻略できず完封負けを喫し、3年連続の開幕2連勝を逃した。阿部慎之助監督(47)は「もう、いいピッチングをされた」と素直に脱帽するしかなかった。五回1死で岸田がチーム初安打を放つまで走者すら出せず。四隅を突く左腕の制球力の前に凡打の山を築いた。2点を追う九回、安打と四球で2死二、三塁の好機を作ったが、岸田が空振り三振に倒れた。橋上オフェンスチーフコーチは「真っすぐをはじき返せなかった。球威も落ちなかった」と振り返った。昨季、阪神には7勝18敗と大きく負け越した。最大の要因はセ5球団のチーム別ワーストとなる64得点と投手陣に苦戦したこと。阿部監督は今季も高い投手力の一端を見せつけられ「なかなか...いいのはみんな知っている。けど、チャンスはつくれている」と前を向いた。ドラフト3位左腕の山城(亜大)が先発する29日の第3戦で、カード勝ち越しを狙う。(谷川直之)
◆打って、走って、守って―。阪神・中野拓夢内野手がらしさ抜群の大暴れ。走攻守で輝きを放ち、宿敵を?き回しまくった。「近本さんが出ない時は自分が塁に出るという意識をより強く持っている。『(ボールを)見て、見て』となると差し込まれる打席が多くなるので、なるべく自分から仕掛けながらという意識の中でいった結果が良かった」まずは一回、近本が三振に倒れた後の打席で右前への今季初安打を放つと、即座に二盗を決めて初盗塁もマーク。岸田の送球が逸れたことを確認すると、すかさず三塁まで快足を飛ばし、森下の左犠飛で先制のホームを踏んだ。「(走塁は)自分の持ち味。塁に出れば盗塁であったり、プレッシャーをかけるだけでも全然違う」と納得の表情を浮かべた。三回1死一塁でもしぶとく一、二塁間を破ってチャンスメーク。八回には代わったばかりの左腕・中川の直球を鮮やかに左翼線へ流し打った。技ありの二塁打で猛打賞。佐藤の適時打で大きな追加点につながった。一回の守備でも松本の放った頭上へのライナーに左腕を目いっぱい伸ばしてジャンピングキャッチ。好守で高橋のリズムを崩さなかった。藤川監督も「相手のミス(岸田の悪送球)が1つ絡んでというところでは、こういった勝負に今シーズンはなる。きちっとこちらはディフェンスできた」と手応えを語った。まさにその野球を体現したのが中野だった。今季から坂本が「俯瞰できる選手」と将から全幅の信頼を寄せられて主将に就任したが、坂本不在時の「バックアップ主将」が中野だ。昨季までで2年間の選手会長としての務めは終えたが、変わらずグラウンド内外でリーダーシップは発揮し続ける。どこまでも頼りになる背番号7が、虎に連覇をもたらす。(秋葉元)
◆日本ハムからトレードで加入した阪神・伏見寅威捕手が「7番・捕手」で虎初出場。先発の高橋を最後まで引っ張り、九回2死二、三塁では粘る岸田にツーシームを続けて要求。三振で完封を決めると大きくガッツポーズした。「うれしかったですね。オープン戦からよかったので、その調子のままシーズンに入ってくれた」と左腕をたたえた。チームの今季初白星に貢献し「きょうは特別な試合だと言い聞かせて、すごく緊張感のある中で野球ができた。きょうの勝ちは個人的にもチームとしても大きい」と胸を張った。
◆5番の阪神・大山悠輔内野手が今季初安打をマークした。佐藤の適時打で2―0となった直後の八回1死一塁で、中川の直球に詰まらされながらも右前へ運んだ。守備では八回に高橋の膝に当たって転がってきた打球を素早く処理。スライディングで一塁を踏んで出塁を許さなかった。「またあした勝ち越して帰れるようにしっかりやりたい。(高橋)遥人が頑張ってくれて、勝ててよかった」と5年ぶり完封勝利の後輩をねぎらった。
◆痛烈な打球が東京ドームの外野人工芝で弾む。虎の主砲が目覚めの〝開幕宣言〟。左翼席に陣取った虎党に満開の笑顔をもたらし、阪神・佐藤輝明内野手(27)はホッと胸をなでおろした。「とりあえず1本出たので、それはよかったなと思います」27日の開幕戦は4打数無安打。この日も2三振して迎えた、六回の今季7打席目だった。ハワードの148キロ直球を振り抜くと、打球はスライディングキャッチを試みた右翼手・中山のグラブの下をすり抜け、外野を転々。二塁上で「H」ランプを見届け、ポンっと両手をたたいた。〝開幕〟した主砲は勝負強さも発揮した。1-0で迎えた八回1死二塁の好機では、左腕・中川の142キロを強振し右前に運ぶ適時打。「しっかりいい所で回してくれた」と、チームの今季初勝利をグッと手繰り寄せた一打に胸を張った。オープン戦は5試合の出場で14打数1安打。一抹の不安を抱えてシーズンに臨んだが、今季2戦目でマルチ安打に今季初打点と躍動だ。「去年40本(塁打)打ったからどうというのはあんまり自分の中では関係なくて...。今年は今年。また新しい一年としてやりたいなという思いだけですね」昨季は40本塁打、102打点で本塁打王&打点王。セ・リーグの最優秀選手賞(MVP)にも輝いた。ただ、完全覚醒した2025年シーズンはもう終わったと、頭の中にはない。あるのはチームに勝利をもたらす理想の打撃を完成させること。「無駄なく力を最大限伝えられることができたら、効率のいいバッティングができているなと思って。いまはそれを意識しています」。完璧なスイングを追い求め、バットを振り続けるシーズンがまた始まった。開幕2戦目にして森下、大山、そして佐藤とクリーンアップ全員に打点がついたことは大きい。藤川監督は「いつ起きるのかなというね。そういう意味で(ヒットが出て)開幕をした選手もたくさんいるし、ヒットが出るということでプラス材料になる」とうなずいた。球団史上初のセ・リーグ連覇へ、まず1勝。虎の4番は短い言葉に力を込める。「また明日からも頑張ります」今年もサトテルが猛虎打線の中心。目覚めた主砲の快音は止まらない。(原田遼太郎)
◆阪神・森下翔太外野手が今季初の打点を挙げた。一回1死三塁でハワードの低めのチェンジアップを左翼へ運び、きっちりと先制犠飛だ。昨季佐藤と並び両リーグトップの20度の勝利打点を挙げた勝負師が、今季2戦目で最初の決勝打をマーク。「先制点を取れたので(高橋)遥人さんが粘ってくれるかなっていう思いもありました。勝てたことがよかった。あしたまた勝ち越せるように頑張ります」と3戦目へ向けて力を込めた。
◆プロ9年目で初めて開幕ローテーションに入った阪神・高橋遥人投手(30)が9回3安打無失点、112球の熱投で自身5年ぶりの完封勝利を挙げた。虎番の萩原翔記者が、不屈の左腕の強さの源に迫った。高橋のリハビリを支えてきた一曲がある。Aqua Timezの『決意の朝に』だ。「けがをしているときに、歌詞やリズムを聞いて励まされました」2024年からは登場曲にも設定。「辛い時 辛いと言えたらいいのになぁ」という歌詞が人々の心をつかむ名曲だが、高橋は「僕はうまくいかなかったら態度に出しちゃうタイプなので、真逆ですね」と頭をかく。5度も手術。辛い時は山ほどあった。思わず自身の境遇への不満を漏らしてしまったこともあった。それでも周りは受け入れてくれた。現役時の秋山BA(ベースボールアンバサダー)や日本ハム移籍前の島本ら先輩は、喜怒哀楽を隠さない高橋を見守って包み込んでくれた。苦しむ姿をさらけ出し、それでもはい上がる姿を見てきた分、及川や早川ら後輩たちも尊敬して慕い続けている。辛い時、辛いと言える仲間がいたことが、高橋の強さだ。(阪神担当・萩原翔)
◆ハルト、満開! 阪神は巨人を2-0で振り切り、開幕2戦目で今季初勝利を挙げた。プロ9年目で初めて開幕ローテーションに入った高橋遥人投手(30)が9回3安打無失点、112球の熱投で自身5年ぶりの完封勝利。九回2死二、三塁のピンチを切り抜けると、普段はシャイな男が思わず叫んだ。何度も手術を乗り越えた不屈の左腕に導かれ、虎が球団初のセ・リーグ連覇への一歩目を刻んだ。あの、ハルトがほえた。同点も、サヨナラ負けも頭をよぎる場面で、指先に全神経を集中させた。最後は代名詞のツーシームで岸田を空振り三振。自身5年ぶりの完封でチームに今季初勝利をもたらした。「アドレナリンが出ていたので。めっちゃ何か叫んじゃいました。最終回に一番いいボールを投げられたので。すごく自信になった」マウンドを降りればいつもの〝照れ屋〟の高橋だ。9年目で初めて開幕ローテの座をつかみ、オフに日本ハムからトレード加入し虎初出場となった伏見とのバッテリーで臨んだ。最速150キロの切れのある直球を軸に巨人打線を五回1死まで完全に封じた。八回1死の場面では中山の打球が左膝に直撃(一ゴロ)。治療で一旦ベンチに下がったが、マウンドは譲らない。八回を終え93球だったが藤川監督は「膝に当たって、大山のところに行って(転がって)アウトになるという意味では、野球に対する運がこちらに向いているようにも感じた」と何かを感じ取り、九回も高橋に懸けた。しかし、簡単にはいかない。九回2死二、三塁で迎えたのは岸田。この日も五回に初安打を許し、昨季5打数5安打と苦手にした難敵だった。「前の打席からついてきていた。自分では選べなかったボールを、伏見さんがサインを出してくれた。信じて投げ切れてよかったし、一人では絶対に無理だった」。ファウルで粘られたが最後も112球目のツーシームで空振り三振。そして、ほえた-。2021年10月2日の中日戦(甲子園)以来で自身3度目の完封は、この日に楽天戦で9回をゼロ封したオリックス・九里を時間差で上回り、12球団一番乗りだ。
◆阪神・高橋に余裕で封じ込まれたね、巨人は。故障がちだっただけで、もともと潜在能力の高い投手が、仕上がった状態で出てきたときに、どう崩すのか。そこも重要なテーマになる。前日27日の開幕戦では松本が村上を相手に、セーフティーバントを試みた。この日は誰ひとり、そうした仕掛けを見せることはなかった。何とかしようという工夫があって、しかるべきではなかったかな。もうひとつ、高橋の完封を導いたのが八回、中川で失った2点目だ。もし1点差のまま運べば、阪神ベンチも高橋続投か交代か、難しい決断を迫られ、すんなり終わることはなかったかもしれないからね。リリーフを細かく投入すればどうしたって、調子の悪い者はどこかに出てくるものだ。その見極めが肝心になる。大勢とマルティネスの2枚ストッパーを欠く現状では、なおさらよ。要するに、開幕2戦目にして巨人の苦しさがさっそく表れた、ということだね。(サンケイスポーツ専属評論家)
◆東京ドームの記者席は三塁側スタンドの中段あたり、大観衆が陣取る座席のど真ん中にある。記者席のすぐ横の通路を、ファンが四六時中、往来する。開幕戦の試合中のことだった。おそらく、おじいちゃんが孫と一緒に観戦に来ていたのだろう。小学校低学年と思われる少年は、森下のレプリカユニホームを着用。おじいちゃんが必死で叫んでいた。「おい、見てみろ。そこに神様が座ってるだろう。見えるか? 神様だぞ。神様が見えるか?」人生で数えきれないほど神社参拝をしてきた。困ったときだけ、都合よく神頼みをしてきた。ただし一度として「神様」を見たことはない。見えないのが「神様」だ。ところが、阪神ファンには身近に神様がいる。実際に見えるのだ。指さす先に座っていたのは、昨年までの日本ハムの打撃コーチで、今季からサンケイスポーツ専属評論家に復活した八木裕氏。言わずとしれた「代打の神様」だ。あの少年は、東京ドームでホントに「神様」を見たことが、一生の思い出になるのかな。開幕2戦目の28日は、その「代打の神様」が東京ドーム名物のレジェンズシートのゲスト解説者だった。
◆「竹丸ちゃん、プロのエース左腕のマウンドってのはこーやでェ!!」と前日64年ぶりの新人開幕投手を白星で飾った竹丸に見せつけるような、見事な阪神・高橋の112球、3安打完封ショー!! 今季は十八番(?)の故障は封印して20勝したれ!!前日、連覇を狙う阪神がよもやのルーキーにひねられる開幕戦ならぬ「カイマケ戦」(怪負け戦)を喫し不安がよぎったけど...。森下の先制犠飛に佐藤の貴重な2点目のタイムリー、中野の3安打と普通に強い虎が戻ってきつつある兆しあり! 後は近本、小幡あたり快音頼むでェ!おっと、高橋の完封を引き出した新加入の伏見の好リードにも拍手なのだ。伏見の入団に「何でとんねん!!」という声があったけど、実はそれこそが球児監督の狙い、つまりは日本一捕手となった坂本にさらなる刺激を与えるためだと俺はよんだのだ。切磋琢磨! これで坂本ももうひとランク上にいくはずである!! 第3戦、まだ出ていないアーチ、森下、佐藤、大山の3連発いったろかー!!
<セ・リーグ順位表推移>
| 順位 | チーム名 | 勝数 | 負数 | 引分 | 勝率 | 首位差 | 残試合 | 得点 | 失点 | 本塁打 | 盗塁 | 打率 | 防御率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 (-) |
広島 |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | - (-) |
141 | 8 (+2) | 6 (+1) | 0 (-) | 0 (-) |
0.227 (↓0.055) | 2.840 (↑1.66) |
| 1 (-) |
ヤクルト |
2 | 0 | 0 | 1.000 (-) | 0 (-) |
141 | 8 (+5) | 4 (+2) | 2 (-) | 1 (+1) |
0.257 (↑0.007) | 2.000 (-) |
| 3 (1↑) |
阪神 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↑0.5) | 1 (-) |
141 | 3 (+2) | 3 (-) | 0 (-) | 1 (+1) |
0.186 (↑0.038) | 1.590 (↑1.79) |
| 3 (2↓) |
巨人 |
1 | 1 | 0 | 0.500 (↓0.5) | 1 (↓1) |
141 | 3 (-) | 3 (+2) | 2 (-) | 0 (-) |
0.158 (↓0.064) | 1.000 (-) |
| 5 (1↓) |
DeNA |
0 | 2 | 0 | 0.000 (-) | 2 (↓1) |
141 | 4 (+2) | 8 (+5) | 1 (-) | 2 (+2) |
0.227 (↑0.033) | 4.000 (↓1) |
| 5 (1↓) |
中日 |
0 | 2 | 0 | 0.000 (-) | 2 (↓1) |
141 | 6 (+1) | 8 (+2) | 0 (-) | 3 (+1) |
0.312 (↓0.066) | 3.570 (↑2.02) |



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