オリックス(★0対1☆)ソフトバンク =オープン戦1回戦(2026.03.08)・京セラドーム大阪=
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ソフトバンク
0000010001600
ORIX
0000000000300
勝利投手:スチュワート・ジュニア(1勝0敗0S)
(セーブ:鈴木 豪太(0勝0敗1S))
敗戦投手:寺西 成騎(0勝1敗0S)
  DAZN
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◆オリックスは、2番手・寺西が7三振を奪うなど4回2安打1失点。開幕ローテーション入りに向け、万全の仕上がりをアピールした。一方のソフトバンクは、今宮がマルチヒットを記録。ベテラン内野手が、バットで状態の良さを示した。

◆ソフトバンクのカーター・スチュワート投手(26)が、5回を2安打無失点で開幕ローテ入りへアピールに成功した。文句なしの内容だった。初回、先頭打者の宗に左前打を許すも、後続の太田を見逃し三振。続く西川を二ゴロ、西野を三邪飛に打ち取った。2回はわずか5球で打者3人を料理。3回、4回も3者凡退に仕留めた。5回は1死三塁のピンチを招くも、後続のシーモアを空振り三振、最後は広岡を二ゴロとホームは踏ませなかった。150キロ台の直球は威力があり、カーブ、フォークなどの変化球もストライクゾーンに集め、無四死球と安定したマウンド上だった。前回登板となった1日の西武戦(アイビー)は2番手で3回を1安打1失点、3四球だった。修正し、中6日の先発登板でアピール投球を見せた。現状で開幕ローテは開幕投手の上沢直之投手(32)、大関友久投手(28)、リバン・モイネロ投手(30)が当確。残り3枠を松本晴投手(25)、大津亮介投手(27)らと争うことになる。スチュワートは昨季、左脇腹を負傷し、1軍未登板でシーズンを棒に振った。完全復活に向け、ここまでは順調な仕上がりを見せている。

◆ソフトバンクがオープン戦26イニングぶりの得点を挙げた。0-0の6回だ。先頭の今宮健太内野手(34)が、左前打で出塁し、続く代打正木智也外野手(26)は右中間フェンス直撃の二塁打。無死二、三塁と先制機を演出し、4番山川穂高内野手(34)の遊ゴロ間に1点を奪った。ホークス打線は前カードの阪神2連戦(甲子園)でいずれも完封負けを喫していた。得点は5日の本拠地ヤクルト戦で6回に2点を奪って以来26イニングぶりの得点となった。

◆"侍退治"のオリックス投手陣が、オープン戦初登板で好投した。先発の田嶋大樹投手(29)は3回を4安打無失点。田島の後を受けて4回から寺西成騎投手(23)が登板し、5番栗原から始まる攻撃を3人で片付けた。5回2死からは、昨年の日本シリーズ最終戦で決勝弾を放った野村を三振に。6回、先頭の今宮、代打・正木の連打で無死二、三塁とされ、山川の遊ゴロで1点を失うも、4回を2安打1失点で投げ終えて7三振を奪った。寺西が一躍脚光を浴びたのは、2日の登板。WBCに臨む侍ジャパンとの強化試合に先発し、2回を無安打3奪三振無失点と好投した。ドジャース大谷を左飛、ホワイトソックス村上は三振に仕留めた。田嶋が2番手で登板し、やはり2回を無安打無失点。ともにスキのない投球で、侍ジャパンをWBC連覇の舞台に送り出した。

◆ドジャース大谷を封じた右腕が、自身初の開幕ローテーション入りに前進した。オリックス寺西成騎投手(23)がソフトバンク戦の4回から登板し、4イニングを2安打1失点。6回に今宮、正木の連打から無死二、三塁とされ、山川の遊ゴロで1点を失うも、他の3イニングは完全に抑えた。侍ジャパンを2回完全に封じた2日のWBC強化試合先発から中5日、昨年の日本一打線を相手に成長した投球を披露した。全12アウトのうち、7アウトを空振り三振で奪った。2日の侍退治。大谷は全球直球勝負で左飛に打ち取ったが、村上、佐藤はフォークで空振り三振に。その経験がこの日につながった。「フォークの手応えというか、勝負できたんで。自信を持って腕を振れましたし、ここぞっていうところの今の決め球になってくるんじゃないかなと。さらに精度を見ていきたいなと思います」。落ち方が悪いと感じれば握りを変え、フォークが棒球にならない工夫をして必殺の勝負球に育てていく。「出力も出てましたし、腕もしっかり振れている。ナイスピッチングです」とねぎらい、岸田監督は寺西を開幕ローテを争う存在と認めた。大谷にファウルを打たせた映像をときおり見返す教材にしながら、開幕ダッシュを担う枠を狙う。【堀まどか】寺西成騎(てらにし・なるき)2002年(平14)年10月18日、石川県生まれ。星稜(石川)から日体大を経て、24年ドラフト2位でオリックス入り。昨年5月15日日本ハム戦(エスコンフィールド)でプロ初登板を果たし、同6月13日巨人戦(京セラドーム大阪)でパ・リーグの新人最速でプロ初勝利を挙げた。1年目は11試合で2勝3敗、防御率5・30。186センチ、85キロ。右投げ右打ち。オリックス田嶋(ソフトバンク戦先発で3回4安打無失点と好投し、対楽天の開幕カード先発が有力視)「今は数字とか結果ではなくて、自分のしっかりとした感覚をもうちょっとすり合わせていきたいです。シーズンを完走することが今年の目的です」

◆途中出場のソフトバンク正木智也外野手(26)が6回無死一塁で右中間フェンス直撃の二塁打を放った。オリックス寺西の外角高め直球に逆らわず打ち返した。自身9打席ぶりの安打は、チーム26イニングぶりの長打。続く山川の遊ゴロで同じく26イニングぶりの得点を刻み、これが1-0決勝点となった。「直球に振り負けないことを意識していた。自主トレでやってきたことで、キャンプでも逆方向へ飛ぶようになってきた」と納得の一打だった。

◆ソフトバンクのドラフト2位、稲川竜汰投手(22=九州共立大)が、オープン戦3戦連続無失点で開幕1軍を猛アピールした。8回に4番手で登板。1イニングを無安打、2奪三振で0封した。全17球のうち、変化球はカーブの2球だけで、あとの15球は直球で押しまくった。1死一塁からサインミスで走者を二塁に進めたが、紅林弘太郎内野手(24)を外角150キロで見逃し三振、続く横山聖哉内野手(20)は高め149キロで空振り三振を奪った。「狙っていました」とにやり。「ラインをしっかり意識して投げている。縦回転のいいスピンを利かせるように」。184センチの長身から伸び上がるような直球を投げ込み、オリックス打線を封じた。小久保裕紀監督(54)も「真っすぐの質がいいんですかね。ちゃんと調べてないけど、横から見るとホップ成分が強いのかなという印象」と高評価。オープン戦3試合投げ、すべて1イニング無失点。9個のアウトのうち5つが三振で奪三振率は15・00を誇る。小久保監督も開幕1軍へ「可能性はある」と明かす。稲川本人も「もちろん狙います」と気合十分だ。藤井皓哉投手(29)が右肘手術で今季絶望となっただけに、即戦力ルーキーへの期待は日に日に高まっている。【石橋隆雄】

◆ソフトバンク小久保裕紀監督(54)がオリックス2番手の寺西成騎投手(23)を警戒した。4回から登板し4回2安打1失点、7つの三振を奪われた。2日の侍ジャパンとの壮行試合での登板を映像で見て注目していた。この日実際に対戦し「あのフォークは横から見ていても『振るやろうな』というぐらいの腕の振り。要警戒しないといけない投手の部類に入ってきている」と対策を練っていく。

◆ソフトバンクの正木がチームで唯一の長打となる二塁打。六回無死一塁、代打で寺西の直球を逆方向の右中間へ運び、好機を広げた。オープン戦は打率1割台に沈んでいただけに「シンプルにやってきたことを信じた結果。気持ちがだいぶ楽になった」と晴れやかな表情で話した。昨季は左肩を手術。オフは故障予防に重点を置きながら打球速度や飛距離を伸ばしてきた。快音から遠ざかっていたが、試合前にコーチから「取り組みは変えなくて良い」と伝えられ、思い切りバットを振った。定位置争いが激化する中「欲は出し過ぎずにやりたい」と強調した。

<オープン戦順位表推移>

順位チーム名 勝数負数引分勝率首位差 得点失点本塁打盗塁打率防御率
1
(-)
DeNA
412 0.800
(-)
-
(-)
32
(-)
26
(-)
1
(-)
6
(+2)
0.265
(↓0.015)
3.480
(↑0.6)
2
(3↑)
日本ハム
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(↓0.5)
21
(+5)
20
(+4)
5
(+1)
6
(+2)
0.257
(↑0.036)
2.830
(↓0.23)
2
(1↓)
西武
420 0.667
(↓0.133)
0.5
(↑0.5)
27
(+2)
16
(+4)
1
(-)
6
(+1)
0.300
(↓0.022)
2.720
(↓0.27)
2
(3↑)
巨人
420 0.667
(↑0.067)
0.5
(↓0.5)
13
(+3)
15
(+2)
0
(-)
10
(+1)
0.263
(↑0.008)
2.550
(↑0.11)
5
(2↓)
阪神
321 0.600
(↓0.15)
1
(↓0.5)
23
(+2)
10
(+3)
2
(+1)
5
(-)
0.273
(↓0.014)
1.530
(↓0.3)
6
(1↑)
中日
431 0.571
(↑0.071)
1
(↑0.5)
37
(+8)
21
(+1)
5
(+1)
8
(-)
0.262
(↑0.014)
1.670
(↑0.1)
7
(1↑)
ヤクルト
440 0.500
(↑0.071)
1.5
(↑0.5)
19
(+4)
33
(+2)
1
(+1)
4
(+1)
0.202
(↓0.002)
3.250
(↑0.18)
7
(3↓)
ORIX
220 0.500
(↓0.167)
1.5
(↓0.5)
12
(-)
4
(+1)
0
(-)
0
(-)
0.215
(↓0.035)
0.750
(↓0.08)
9
(-)
ソフトバンク
340 0.429
(↑0.096)
2
(↑0.5)
17
(+1)
23
(-)
5
(-)
3
(+2)
0.243
(↓0.01)
3.100
(↑0.53)
10
(1↓)
楽天
243 0.333
(-)
2.5
(-)
15
(-)
26
(-)
1
(-)
5
(+1)
0.181
(↓0.002)
2.590
(↑0.33)
11
(-)
広島
260 0.250
(↓0.036)
3.5
(↓0.5)
21
(+1)
29
(+8)
6
(-)
3
(-)
0.245
(↑0.002)
3.440
(↓0.69)
12
(-)
ロッテ
151 0.167
(↓0.033)
3.5
(↓0.5)
15
(+4)
29
(+5)
3
(-)
7
(-)
0.224
(↑0.003)
4.100
(↓0.24)